【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『キューティーハニー』(1974)

e0033570_88533.jpg佐藤江梨子主演の実写版映画の前に、既にアニメーション版の映画化作品が存在していました。
・・・というとちょっと違うかもしれませんが、1974年春にはTVシリーズの第12話「赤い真珠は永遠に」が<東映まんがまつり>の一本として上映されています。
この劇場公開版のソフト化は未だされていないはずですが、作品そのものは『ダイナミック・コンピレーションDVD』という、『デビルマン』や『マジンガーZ』、『ゲッターロボ』に『鋼鉄ジーグ』、『グレートマジンガー』、『ドロロンえん魔くん』、『UFOロボ グレンダイザー』ら、永井豪・原作、東映動画(現・東映アニメ)製作作品から傑作エピソードを集めたDVDにも収録されていることですし、ここはちょっと拡大解釈ということで。

e0033570_2133116.jpgパンサー・クローの刺客シーパンサーは、ファッションショーで披露された赤い真珠を狙っていた。モデルに扮したハニーはその真珠を守ろうとするが、その真珠には哀しい伝説が伝えられていた。
昔、漁師の網にかかった一人の人魚が、命乞いをするときに流した涙が赤い真珠となった。欲に目が眩んだ漁師たちは人魚を痛めつけ、更に真珠を手に入れようとするが、暴行された人魚は死んでしまい、残されたのは一粒の真珠だけだった、というものだったのである。人魚の運命に涙するハニーはふと、その人魚には家族はいなかったのだろうか、と思う。
そんな時、再びシーパンサーが真珠を狙って襲い掛かってきた・・・!

『ハニー』のキャラクターデザインを担当した荒木伸吾が作画監督を務め、流麗な画面が楽しめるのに加え、お涙頂戴モノに偏り過ぎることなく、アクション面とのバランスも絶妙な作品ですので、このエピソードが<まんがまつり>にセレクトされたのも納得です。シリーズ中の最高傑作と言っても過言ではありませんし、独立した作品としても充分に楽しめますので、機会があれば是非ご覧になっていただきたいと願います。

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by odin2099 | 2006-09-08 08:08 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
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