【徒然なるままに・・・】

odin2099.exblog.jp

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『超人バロム・1』(1972)

『魔犬ライナー 0011変身せよ!』と『仮面ライダー対じごく大使』をメインにした1972年夏の<東映まんがまつり>は、”へんしん大会”と銘打たれていました。TVシリーズからは『変身忍者 嵐』と共にこの作品も1挿話がプログラムに組み込まれていますが、選ばれたのは派手なアクション満載の第14話「魔人アリゲルゲと13のドルゲ魔人」でした。

e0033570_03255.jpg『ルパン三世』第1シリーズの後を受けて放送された作品ですが、裏番組が『ムーミン』だったことや、同じ東映製作の『仮面ライダー』の亜流だと捉えられ(スタッフも共通していますし)、視聴率はかなり苦戦したようです(後に『宇宙戦艦ヤマト』も苦戦した枠です)。加えてドルゲという名前のドイツ人の子供が学校でいじめに遭ったことなどが大きく取り上げられるなど、どちらかというとマイナス・イメージの方が強いのではないでしょうか。反面、そのユニークで強烈なキャラクターには根強いファンも多く、オモチャはかなり売れたのだとか。南野陽子がこの作品のファンなのは有名な話で、その昔自身のラジオ番組の第一回目で主題歌を流していましたっけ。

e0033570_2313666.jpg僕自身も番組は観たことがなく後になってビデオで数本観ただけで、その中にこのエピソードもあったわけですが、それだけで『バロム・1』がどういう作品なのかわかる訳もありませんが、必殺技の”バロム爆弾パンチ”が通用しない強力なドルゲ新魔人と復活再生された魔人軍団の登場、スケールの大きな(?)ドルゲの新計画、そして特訓の末に新たな技を生み出したバロム・1のリターン・マッチという構成は、子供にアピールする要素は充分にありそうに思えます。
ただ、同じく『仮面ライダー』の亜流と見られがちな『変身忍者 嵐』が、こちらは時代劇という要素もあって判別しやすいのに比べるとやはり不利であるのは否めず、特に併映である『仮面ライダー対じごく大使』を先に観てしまえば、また同じような作品を、と思われてしまうのは致し方ないでしょうね。もし『仮面ライダー』がプログラムになかったならば、作品を広くアピールする場になっていたかもしれません。もっともそうなると興行的価値はガタ落ちだったでしょうが・・・。

余談ですがこのエピソード、ゲスト主役は子役時代の塩屋翼です。丁度『海のトリトン』を演じていた頃ですが、ファンならば声を聴いただけでわかると思います。出番も多く、なかなかしっかりとした演技を披露しております。
[PR]
by odin2099 | 2006-10-20 22:28 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://odin2099.exblog.jp/tb/4386429
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。

by Excalibur
ブログトップ