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『奥村愛・近藤嘉宏 デュオコンサート』

2週続けて奥村愛のコンサートへ出掛けてきました。昨日の会場は光が丘のIMAホール。キャパは500席だったと思いますが、だいたい9割くらいは埋まっていましたので、先週のことを考えてちょっと安心(?)。
ただ今度は自分の方に問題があって、風邪だか何だか知りませんけれど体調がサイアク。正直コンサートなんか行ってる場合じゃなかったんじゃないかと思いつつ、ちょいと無理してしまいましたので終始ボーっとしてましたが、それでもなんとな~く演奏を聴いて元気を貰ったような気分でもありました。これも音楽の効用なのかな。

『奥村愛・近藤嘉宏 デュオコンサート』_e0033570_916696.jpg演奏曲は前半がアイルランド民謡の「サリーガーデン(柳の庭)」、ブルッフ「スコットランド幻想曲」から第3楽章、マスネの「タイスの瞑想曲」、クライスラー「愛の悲しみ」、ベートーヴェン「ピアノソナタ 第14番 嬰ハ短調op.27-2『月光』」、それにバルトークの「ルーマニア民族舞踊」。
このうちベートヴェンの「月光」のみが近藤嘉宏のソロでした。「月光」というとどうしても第1楽章の緩やかなメロディーが有名でしょうが、実は第2楽章以降はかなりアップテンポで激しいもの。生で通して聴いたのは初めてだったのですが、その格好良さには改めてしびれましたね。この曲聴けただけでも「来て良かった」と思いました。

休憩時間を挟んで後半はドビュッシーの「夢」、リストの「パガニーニ大練習曲」から第3番「ラ・カンパネラ」、この2曲がピアノのソロです。そしてフォスター「金髪のジェニー」、黒人霊歌の「深い河」と続いて、最後はブラームスの「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ニ短調op.108」という構成。
ドビュッシーの「夢」は大好きな曲ですが、こういうなかで聴いてしまうと周囲に埋没してしまうというか、あんまり目立たない曲なんだなぁということがわかり、ちょいとショック。ブラームスの「ヴァイオリン・ソナタ」は今回初めて聴きましたが、難曲だとのことですが、なかなか格好良いですね。

5時から始まったコンサートでしたが、終わったのは7時20分近く。奥村愛曰く「私たちが喋りすぎた」とのことですが、二人のトークも音楽のことから脱線することもしばしばですけれど、かえってその方が面白かったりして。次回も機会があれば足を運びたいと思います。
なお、アンコールではフォーレ作曲「夢のあと」が演奏されました。
Commented by イトウ at 2006-11-26 23:55 x
奥村さんと近藤さんも風邪をひいていたようですね。
僕も群馬県のコンサートへ行った時、会場に着いたと同時に風邪が
悪化して演奏も集中して聴くこともできず、帰りフラフラの状態で車を
運転して長野まで帰った思い出があります。
やはり地元のコンサートの方が気楽でいいですね。
帰りの心配もなく。風邪はやく治るといいですね。
Commented by odin2099 at 2006-11-27 22:44
演奏中にクシャミがでないかと、そればかり気になってました。
休憩時間やトークの時にはクシャミも咳もやってしまいましたが、本当は周囲に迷惑かけちゃうから良くないんですがねぇ(汗)。
少しずつ体調は上向きになってきましたが、これだけ辛い状況で演奏聴いたのは初めてでした。反省・・・。

そういえば以前このIMAホールでコンサートをやった際も、奥村さんは風邪気味だったような・・・?
Commented by crann at 2006-12-01 20:19
風邪蔓延してますね~
電車のなかでもごほごほがいっぱいです。
ひいてない自分がマスクして予防するありさまです(爆)

近藤嘉宏さんって、私のなかでは「のだめカンタービレ」の千秋真一だったんですが・・・(笑)
『月光』を近藤さんで聞いてみたいです、エクスカリバーさんがうらやましい~
Commented by odin2099 at 2006-12-03 20:55
基本的にマスクはしない人なんですが、この日ばかりはヤバイと思ってマスクを着用。
でも、し慣れないからか、かえって体調が悪化しかけたので外しちゃいました(笑)。

近藤さんは写真と実物とのイメージが結構違いますね(苦笑)。
その落差が面白かったりもするのですが。
by odin2099 | 2006-11-26 09:17 | 音楽 | Trackback | Comments(4)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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