【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『デイ・アフター・トゥモロー』(2004)

e0033570_20463064.jpg異変を察知した主人公、警告に耳を貸さない為政者、予測を遥かに超える速さで危機は迫り、愛する家族がその渦中に!
――正にパニック(ディザスター)映画の王道を行く展開はとりたてて語ることはないし、地球温暖化から氷河期へという設定にどれだけリアリティがあるのかわからないが、雹、ハリケーン、竜巻、津波・・・と畳みかける災害描写は、それだけで一見の価値はある。
幸い自分は公開当時に劇場で観ているが、出来得れば是非映画館の大きなスクリーンで体感して欲しいし、暑い夏場にはお勧めの納涼映画でもある。実際、冷房の効いた映画館じゃ寒気がしてくるくらいの氷河期描写だったし。

e0033570_20465396.jpgエメリッヒ監督は相変らず広げた大風呂敷の畳み方は下手だが、多すぎるかなと思えた登場人物も何とか使いきり、わかってはいてもラストではホッとさせられるので気分良く劇場を後に出来る。
人間ドラマとしてどーのこーのという検討違いの批判もあろうが、何がこの作品の売りなのかを考えれば自ずと評価も変ってこよう。デニス・クエイドが科学者に見えないとか、ジェイク・ギレンホールとの親子関係が今一つ不明確だとか、一瞬中国かと見紛うばかりの、怪しげな日本語が飛び交う”千代田区”の描写だとか、欠点を挙げ出すとキリがないのは百も承知だ。
そもそもデニク・クエイドとジェイク・ギレンホールが、ちっとも親子に見えないのも難だが。

ところでエメリッヒといえば、脚本やプロデューサーとしていつもコンビを組んでいるディーン・デブリンと、音楽担当のデヴィッド・アーノルドの名前がスタッフ・クレジットにはなかった。コンビ解消か?
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by odin2099 | 2007-02-17 20:47 |  映画感想<タ行> | Trackback(7) | Comments(8)
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Tracked from ★YUKAの気ままな有閑.. at 2007-02-17 22:09
タイトル : デイ・アフター・トゥモロー
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Commented by D at 2007-02-17 21:39 x
こちらもTBありがとうございました!

パニック映画の王道!まさにそうですね!!
私も、あの日本の描写だけはどうも・・・・でしたが、父親役№1(個人的にそう思っています)のデニス・クエイドがピッタリの役どころで安心して見ました
Commented by odin2099 at 2007-02-17 21:49
デニス・クエイドは頼れる親父的役どころで良かったですね。
イアン・ホルムも出番少ないながら存在感がありました。

でもヒロイン役のエミー・ロッサムが実は苦手なんです(苦笑)。
彼女、『オペラ座の怪人』のヒロインでもあるのですが・・・。
Commented by jh7hhn at 2007-02-20 23:48
役者に知っている人が多くて、人から借りたDVDを1年以上も返さずにおりました。でも、返してしまった今は、いまさら買う気にもなれずにおります。
Commented by odin2099 at 2007-02-21 23:11
これぞ、というスター俳優はいませんが、なかなかツボを押さえたキャスティングだなぁという感じはしますね。
通好み、とまではいかないと思いますけれど。
特典ナシのヴァージョンだと、廉価版DVDが出ていたように思いますけれど、そこまではお気に召しませんでしたか?
Commented by jh7hhn at 2007-02-22 23:01
同僚から、ただで見せてもらったので、いまさらお金を出してまで、っていうところがあって。
Commented by odin2099 at 2007-02-26 21:59
気に入った作品なら買っちゃうんでしょうけれども、それほどじゃなかったということですね。
Commented by JoJo at 2007-09-12 00:13 x
エクスカリバーさ~ん、こんばんは!
ちょうど、こちらに伺って、最新の記事拝読している間に、来ていただいて、「わあ、以心伝心だ!」とっても嬉しかったです!「笑えるクラシック」に興味を持ちましたので、ぜひ読もうと思います。

本作はホント、おっしゃる通り、欠点を挙げだしたらキリがないですよね(笑)もう、割り切って映像を楽しむパニック映画って感じ!?でも、アメリカ人が国境を越えてメキシコに逃げるシーンは皮肉が効いてて、助け合いは大事というメッセージが感じられ、けっこう好きだったりします。
Commented by odin2099 at 2007-09-12 22:08
JoJoさん、どーも!
では、どこかですれ違ってたということですね♪(←ちょっと違う)

・・・えーと、ハリウッドで大作作り続けながら、結局のところエメリッヒ監督ってドイツ人だから、アメリカに迎合してるようで微妙にずれた作品を作ってるような気がします(笑)。国境云々なんて正にそうなんでしょうね。

話は変りますが「笑えるクラシック」、是非本屋さんででも立ち読みしてみて下さい。
クラシックにちょっとでも興味のある人ならば、「こういう切り口もあるのか」と思うんじゃないでしょうか。

by Excalibur
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