【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『視線のエロス』(1997)

e0033570_23441333.jpg39歳の妻子ある男性と、22歳の女性。歳の離れた不倫カップルのエロティックなドラマ。
登場人物はこの男女二人だけ。

物語自体はありきたりのものだし、その結末も予想通り。だが一つ特徴的なのは、全篇が男性の主観映像のみで展開されるという点にある。一方の主人公である男性は、時折画面に入り込んでくる手やミラー越しにチラっと映る顔を除けば、ほぼ声のみ。そのために観客は自然に主人公に同化していくことが出来る。

女性はは22歳という設定だが、演じたイザベル・カレーは実は撮影当時15歳(!)
22歳で15歳の役を演じるのはさして珍しくもないが、逆のケースは極めて稀。大胆な裸身も披露する熱演で、主人公が溺れていく様にも説得力を持つ。

「言葉によるポルノグラフィー」と評される淡々とした語り口の異色のドラマで、後味も悪くない。

監督・主演はフィリップ・アレル。
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by odin2099 | 2007-04-19 23:54 |  映画感想<サ行> | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from 虫干し映画MEMO at 2007-04-23 18:02
タイトル : 視線のエロス (1997/フランス)
LA FEMME DEFENDUE 監督: フィリップ・アレル 出演: イザベル・カレ     フィリップ・アレル   39歳の妻子持ちの男が22歳のミリュエルを口説き落として、もめた末に別れるまで。  映像が、ずっと男の視線です。  はじめにいきなり車の助手席にのったミリュエルを口説くところから始まるのだが、見事にず~っと見つめてます。運転してるんでしょうに。まあ、私のようにいつまで経っても必死にならないと運転出来ないへたっぴドライバーだからそんなとこに感心しちゃうんですが。  それ...... more

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