【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『ドラゴン/竜と騎士の伝説』(2004)

原題が”GEORGE AND THE DRAGON”なので、てっきり聖ゲオルギウス(聖ジョージ)の竜退治のお話なのかと思いきや、舞台は古代ローマ期ではなく12世紀のヨーロッパ。
十字軍の遠征から祖国イングランドへ戻り平穏な生活を求めていた騎士ジョージは、行方不明となったルナ姫の捜索を、父の戦友でもあった国王に頼まれ、姫の婚約者であるガース卿らと共に旅立つことに。やがて無事に姫を見つけ出したジョージだったが、ルナ姫は最後の一匹となった竜の卵を守ろうとしており、成り行きで彼は姫に協力する羽目に陥る。
一方、姫と結婚することで王国を手中に収めようとする野心家のガースには、次第にジョージが邪魔な存在となり・・・。

回教徒の戦士と友人になったジョージが海へ乗り出そうとするオープニング部分は、ケビン・コスナー版の『ロビン・フッド』にソックリ。まぁあちらも十字軍帰りという設定だったけれど、だからって真似していいもんじゃないと思うが、全体的には低予算のBムービーながら頑張っている。
・・・と思ったのだけれども、実は総製作費が35億円!
騎士ジョージにジェームズ・ピュアフォイ、ルナ姫にパイパー・ペラーボ、そして脇をパトリック・スウェイジ、マイケル・クラーク・ダンカン、ポール・フリーマン、それにヴァル・キルマーらが固めるなど何気に豪華なキャスト(何故か元F1レーサーのジャン・アレジまで出ている)も頷ける話だ。

e0033570_9361181.jpg表題にもあるドラゴンも、イマドキの作品らしくしっかりとCGで描写。
もっともお話は人間側のチャンバラがメインなので、出番は最初と最後だけ。 ドラゴンと騎士との壮絶な戦いを描いたアクション・アドベンチャー映画を期待するとガッカリするだろう。
それでもキャラクターは意外にしっかりと描けているし、適度なコメディも盛り込まれ、90分間は退屈しない。これで主役がもう少しハンサムで、お姫様が可愛かったら文句のないところだけど、それもまた味だろう。

ただエンドクレジットのNG集、あれは如何なものか。
せっかくファンタジー世界に浸っているのに、一気に現実に引き戻された感じでガッカリ。NGシーンそのものは面白いので、特典映像か何かで別途収録してくれれば良かったのに。
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by odin2099 | 2007-05-05 05:36 |  映画感想<タ行> | Trackback(3) | Comments(6)
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Tracked from ぶっちゃけ…独り言? at 2007-05-09 06:17
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Tracked from 映画鑑賞★日記・・・ at 2007-06-04 21:20
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Commented by Aki. at 2007-05-09 06:22 x
こんばんは~♪TB有難う御座いました♪
何気に豪華キャストでしたよね~!
でもって、何気に結構面白かったですよね^^
めっちゃスケール小さかったですけどw
ただ、ほんとにB級ならではの味があってこれはこれで当たりだとは思えました^^

ではでは~、これからもよろしくお願いします♪
Commented by odin2099 at 2007-05-09 23:16
TB&コメ、有難うございました。

『エラゴン』の原作小説を楽しんだ身としては、あの映画化作品よりもこちらの映画の方が楽しめたかも知れないです(笑)。
今回はDVDをレンタルして観たのですが、今は真剣に購入を検討中。
あのツンデレお姫様も、さして美人だとは思いませんが何か後を引きます(爆)。
Commented by crann at 2007-05-15 10:20
ご無沙汰です!

おもしろそうと触手じゃなかった食指が動くのは、中世オタクのせいでしょうか?
スケールが小さいと我家では「押入れ感覚」とよく批評いたします。
広大な宇宙を描いてもまったく広さを感じさせない「フィフス・エレメント」とか(笑)
ハヤカワFT『ドラゴンになった青年』原題が、「The Dragon and The George」です。
この本ではジョージ=人間という意味です。マンというところをジョージ。
(アニメ映画化されてるようです)
それを思い出して、この映画でもドラゴンといえば、人間側はジョージというのは西洋文化のお約束なのかしらと思ってしまいました。
Commented by odin2099 at 2007-05-15 22:31
いらっしゃいませ!お久しぶりです。
この作品、『ドラゴンハート』みたいな竜メインの作品を期待しなければ、結構楽しめると思いますよ。
BSかなんかで放送してくれれば保存録画決定ですし、DVD購入もまだ迷ってます。

それにしても「押入れ感覚」というのは、なかなか面白い表現ですね。
以前どこかで「箱庭的」という表現を見たことはありますけれど。
この作品はどうかなぁ。ちょっと押入れからはみ出してると思いますね(笑)。

『ドラゴンになった青年』という作品は知りませんでした。
もう30年位前の作品なんですね。今でも入手出来るのかしらん?
Commented by ゆかりん at 2007-06-04 21:25 x
こんばんは☆
35億円もかかってたんですね~びっくり!
ドラゴンはほとんど出てきませんでしたが、期待してないわりには楽しめました。
Commented by odin2099 at 2007-06-05 00:24
>ゆかりんさん

それだけの巨費がどこに投じられていたのか?
――という感じではありましたが(苦笑)、出演者のギャラだとか、CGだとか、セットだとか、色々金かかってるのかも知れませんね。
それなりにエキストラも動員したみたいですし。
なんかホントにDVD欲しくなってきちゃったな。

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