【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『クライマックス・ストーリーズ ウルトラマンティガ』

バンダイビジュアルから、いわゆる<平成ウルトラシリーズ>の再編集DVDが発売されています。その第1弾は最新作『ウルトラマンメビウス』でしたが、第2弾として発売されたのが<平成シリーズ>では第1作となる『ウルトラマンティガ』。

e0033570_11584934.jpg『ティガ』は1996年9月から一年間放送された番組で、『ウルトラマン80』放送終了以来、約15年半ぶりに復活したTVシリーズです。その間に番外編的な『アンドロメロス』が短期間ですがTV放映されたり、『ウルトラマンZOFFY/ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』『ウルトラマン物語』といった再編集+新作映像付きの劇場用作品、アメリカとの合作TVアニメ『ウルトラマンUSA』(日本では劇場公開)、オーストラリアとの合作『ウルトラマングレート』、アメリカで製作した『ウルトラマンパワード』などのビデオ・シリーズ、そして劇場用完全新作の『ウルトラマンゼアス』等々、新しいウルトラマンを見ることが出来なかったわけではありませんが、やはりウルトラシリーズのホームグラウンドはTVでしょう。シリーズ誕生から30周年という節目の年に、ようやく戻ってくることが出来ました。

正直言って最初の頃の『ティガ』は、幾つかハッとさせるエピソードもあったものの、全体的には低調だったと思います。必ずしも毎週毎週楽しみに観ていたというほどではありませんでした。ところが従来ならば1話限りのゲストで終ってしまうキャラクターが再登場し、レギュラー・キャラクターと絡んでくるに至って、シリーズとしての大きなうねりのようなものが感じられるようになりました。そして中盤以降はもう一話も見逃せない、と思わせるものになっていったのです。そして最終回三部作の盛り上がりは、既に伝説的な存在だった第1期シリーズ(『ウルトラQ』、『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』)を完全に凌駕したと言っても過言ではないのではないでしょうか。そしてこの『ティガ』人気が、後に『ウルトラマンダイナ』、『ウルトラマンガイア』とシリーズを続行させ、更には番組終了から2年半以上も経てから完結編としての映画化も実現させているのですから、ウルトラシリーズにとっては”中興の祖”的存在だとも言えます。

その『ティガ』の物語を、このDVDでは60分で一気に見せます。
観る前はこれだけの物語を60分でまとめるのは絶対に不可能だと思っていたのですが、ナレーションも廃し、要所要所にはテロップを挿入するだけのシンプルな形式で、第1話から最終回までを単に順番に棒繋ぎするのではなく、エピソードの順番を前後入れ替えたりするなど、大河ドラマ『ティガ』の連続性を強調した構成になっていました。
いきなりこの作品だけ観て『ティガ』の全てがわかる!と乱暴な意見を言うつもりはありませんが、もし知らない人が観てもその世界観、キャラクターの一環には触れることが出来、引き込まれるのではないでしょうか。

構成原案は小中千昭、構成・編集は松木朗、そして監督は村石宏實。
もっともっと収録して欲しかったエピソードやシークエンス、強調して欲しかったキャラクターも当然いますが、「先ず収録時間ありき」の企画の中では、ほぼ満足のいくものでした。
それにしても改めて『ティガ』の面白さを認識しましたね。この作品を観てから劇場版『ウルトラマンティガ/THE FINAL ODYSSEY』を観れば、一層『ティガ』世界にのめり込めることでしょう。
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by odin2099 | 2008-03-16 11:59 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
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