【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『バーバレラ』(1967)

西暦4万年の未来、凄腕の宇宙船パイロットのバーバレラは、地球国大統領から行方不明となった科学者デュラン・デュランの捜索を依頼された。デュラン・デュランは恐るべき破壊光線の発明者であり、彼の研究が悪用されれば、地球のみならず宇宙は大いなる脅威に見舞われることになる。早速デュラン・デュランの後を追ってタウ・セティ星系に向かったバーバレラだったが、磁気嵐によってその第16番惑星に不時着してしまった。そこで彼女を待ち受けていたものとは・・・?!

e0033570_8301569.jpgオープニングのタイトルバックから、ジェーン・フォンダ扮するバーバレラの無重力ストリップが楽しめるSF映画で、プロデューサーはディノ・デ・ラウレンティス、監督は当時のジェーン・フォンダの夫だったロジェ・ヴァディムという、一癖も二癖もある組み合わせ。
原作はフランス製のコミックだそうだが、ファッショナブルというかサイケデリックというかなんとも不思議な映画で、これ観るの二度目か三度目かなんだけれど、ちっとも面白くない。というか、自分の趣味・趣向、感覚とは全く合わない。「SFというより政治絡みのファンタジー」と評した人もいたけれど、それは深読みのしすぎじゃないかなぁ。スペースオペラ好きな人でも、メリハリのない緩い展開は辛いんじゃないかと思う。
それに科学者の名前がデュラン・デュランっていうのはどうなのよ?――という人もいるかもしれないが、それは逆。バンドの方がこの作品から名前を頂いたのだ。

ただ、映画そのものはつまらなくても、ジェーン・フォンダ=バーバレラのキャラクターだけは100%肯定する。
本来はスーパーヒロインとして設定されているんだろうけれど、実際の彼女はやられてばかりでちっとも活躍しない。ただ、そのやられっぷりはお見事で、かなりエロイ。結局この映画は、ジェーン・フォンダを観るためだけにあるってことだ。自分もそのうちまた、彼女を観るためだけに映画を観直すことになるだろう。

ところでこの作品、結構前からリメイクの声が挙がっていて、古くはシェリリン・フェンに始まり、ケイト・ベッキンセールやハル・ベリー、リンジー・ローハン、シエナ・ミラーら色々な女優の名前が取り沙汰され、確かドリュー・バリモアは自身のプロデュース作としてぶち上げていたはずだが、最近になってロバート・ロドリゲス監督、ローズ・マッゴーワン主演で正式に動き出したという話。さーて、ジェーン・フォンダを凌ぐバーバレラが、スクリーン上で見られますかどうか。あんまり期待しちゃいけないか。
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by odin2099 | 2008-05-17 08:32 |  映画感想<ハ行> | Trackback(1) | Comments(6)
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Tracked from ☆彡映画鑑賞日記☆彡 at 2008-05-17 18:01
タイトル : バーバレラ
 コチラの「バーバレラ」は、Kaz.さんのご紹介で観させていただいたエロティックなSFコメディです♪  エロティックって言っても、嫌味がないと言うか悪気がないと言うか、健康的なエロティシズムって感じです。でも、誰にでも楽しめる内容ではないかもしれないですね。 ...... more
Commented by samurai-kyousuke at 2008-05-17 23:13
まったく同感です。映画的にはつまらないですよね〜。
しかし、バーバレラのキュートさには悩殺されます。(笑)
Commented by odin2099 at 2008-05-18 00:57
samurai-kyousukeさん、いらっしゃいませ~♪

興行的にも成功しなかったようですが、この作品、意外なほど(?)評価高いんですよね(苦笑)。
キャラクターの魅力はわかるんですが、作品としてそんなに良いですかねぇ・・・。

そういえばこの作品に出演していたジョン・フィリップ・ローが、13日に亡くなられたそうです。
有翼人のパイガーを演じていた人ですね、ご冥福をお祈り致します。
Commented by よろづ屋TOM at 2008-05-18 04:13 x
こらまたコアなネタですな〜〜〜。公開当時私は小学校低学年で、ディズニー映画以外で劇場へゆくなど考えられなかったんですが、これの特集が少年サンデーだかマガジンだかに載ってて、それが敵の基地の見取り図だの、出てくるクリーチャーだか怪人だかとかエラく微に入り細に入ったイラスト解説だったので印象に残ってまして。

テレビで観た映画の内容で憶えてるのは盲目の天使とイカレタ博士と『セックスマシン』。あとは小原乃梨子さんのいろっぺー声だけ。でもたしかにオールドSFファンは必ずタイトルを口にしますよね。思うに『フラッシュ・ゴードン』『バックロジャーズ』みたいないわゆる“懐かしのB級作品”なんでは?
Commented by miyu1234 at 2008-05-18 21:47 x
ローズ・マッゴーワンはいいと思うのですが、
映画会社としては彼女よりも、もっとビッグネームを使いたがってるとか、
でもロドちゃんは彼女じゃなきゃイヤ!とゴネてるとか(´▽`*)アハハ
無事製作されるといいなぁ~と思うのですが、
今の時代にコレを忠実にリメイクするのは難しいように思うのですが、
ど~なんでしょうね。
でも、フツーの男性だったら妻にこの役をやらせたくはないようにも思うのですけど、
やっぱりロドちゃんってフツーじゃないのでしょうかね(;・∀・)
Commented by odin2099 at 2008-05-18 22:54
>TOMさん

TV放映版を観たことないんですよ・・・。まぁご幼少のみぎりに家族で鑑賞、というにはちょっとヤバいネタではありますが(苦笑)。
今なら心置きなく観られるんですけど、やってくれないですかねぇ。DVDにも未収録だし。

『超人対火星人』に『原子未来戦』でしたっけ。SF冒険活劇の元祖格ということですね。
これがなければ『スター・ウォーズ』は誕生しなかった・・・というと違う話になってしまいますが、戦前戦中の人にとってはバイブル的存在。そしてその後の人にとっては、この作品や同時期の『ミクロの決死圏』、『2001年宇宙の旅』、『猿の惑星』などがそうなんでしょうかねぇ。
Commented by odin2099 at 2008-05-18 22:58
>miyu1234さん

むしろ手垢のついていない女優さんの方が、キャラクターになりきれるような気もしますがね。

>フツーの男性だったら妻にこの役をやらせたくはないようにも思うのですけど
ロジェ・バディム監督と同じで、ロドリゲス監督も嫁さん自慢をしたいんじゃないですか?(笑)
というか、映画監督にはそういうタイプの人が少なくなさそう。
そしてそういう役柄を嬉々として演じる女優さん(奥さん)も・・・。

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