『恐竜100万年』(1966)
2008年 05月 30日
未だきちんとした言語を持たず、文明の曙の頃の我々のご先祖様と、それよりも時代を遥かに遡った太古の時代に地球上を闊歩したと思しき恐竜さんたちが共存しているという図は、一般的には「ありえねー」の一言で片付けられてしまうだろうけれど、それを示唆するオーパーツも存在することだし、これは”定説”の方が間違ってるんじゃないの? 少なくてもスクリーンの中では、そうじゃなくちゃつまらない。ということで楽しく鑑賞。
ちっちゃい頃にTVで放送されたやつを何度か観ていると思うけれど、ちゃんとした形(?)で観るのは今回が2度目か3度目。
実は最初の方は結構だるいのだけれども、映画が始まって三分の一ぐらいが経った頃にラクエル・ウェルチが登場すると一気に目が覚める。
この映画、確かに見せ場はハリーハウゼンの魔法の手によって生き生きと描き出される恐竜さんたちにあることは間違いないのだけれども、全編通して楽しめるのは、半裸で動き回るラクエル・ウェルチのグラマラス・ボディ。”20世紀最高のグラマー”とは良く言ったものだ。前作『ミクロの決死圏』では助演扱いだった彼女も、この作品ではビリング・トップの堂々たる主演女優。出世したもんである。
というわけで、恐竜大好きな良い子のみんなにも、恐竜好きなフリをしてるだけの悪い子のみんなにも、等しくお勧めの一本。
ただ、あまりにも邦題から過剰な期待をしてしまうと、恐竜さんたちはそれほど出番が多くはないのでガッカリしてしまうかも・・・?
レイ・ハリーハウゼンの特撮で有名な1966年の作品。「ジュラシック・パーク」が世に出る前は恐竜といえば本作か「ロストワールド」かという伝説の作品である。 で、内容はというと…、怪獣映画と思って楽しむべきものである。 最初の山場は巨大なイグアナに追われて逃げ惑うトゥマク(ジョン・リチャードソン)、次は不毛の大地では体を養えないだろうにブロントサウルス(あの顔はアパトサウルスではない(^^;)、そして何故かウミガメ(人々は「アーケロン!」と叫んでいた)が陸に現れて襲われるところを他の部族の娘ロアナ(ラクウ...... more
2010年5月5日(水) DVD 恐竜100万年 [DVD]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンメディア: DVD ラクエル・ウェルチさんの昔の中学生には目に毒な姿のポスターで有名な作品。 ハリー・ハウゼン先生の特撮でも有名である。 名前と「ウララ」とか「オララ」とか「ウンバ」とかしか話さないので、サイレント映画みたいなものである。 ストーリーは、黒髪の野蛮人に、金髪の優れた部族が、文明を伝授するというアジア人やネイティブアメリカンを蔑視し馬鹿にしたよ...... more
ラクエル・ウェルチ、素敵でした。
本当にナイスバディでほれぼれしました。
太古の薄い衣装がまたお似合いなのです♪
こちらからもTBお願いいたします
いらっしゃいませ、こちらこそ有難うございました。
”肉体派女優”などというと蔑称に受け止められてしまいそうですが、彼女の場合はむしろ褒め言葉になりそうです。
時代を超越した魅力を持った女優さんだと、改めて思いました。
今でも熱を出したりすると、洞窟から見上げるカットを夢に観ます。
言葉がないのがかえって子供にも良かったんですね。テレビで放映されたときは矢島さんのナレーションがありましたけど。
なんといってもチラノVSトリケラトプス!そしてプテラノドン!
自分から杭に向かってくるアホな(あれもチラノ?それともアロサウルス?)恐竜さんの断末魔の声。
今も忘れない、ウェルチが叫ぶ“トマク!”の名前。
どれもすごかったなあ。ハリーハウゼン作品では『アルゴ』や『シンドバット』よりずっと好きでした。もう一度観たいなあ。
トゥマクに倒される小型の恐竜はアロサウルスのようですよ。
ちょっと小さすぎるような気がしますけどね。今ならヴェロキラプトルかなんかの役回りでしょう。
最初の方ではホンモノのトカゲを”恐竜”と言い切って使ってますけど、全編がこの調子じゃなくて良かった良かった♪