【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『ミイラ再生』(1932)

恋仲だった王女アンクスナーメンを喪った高僧イムホテップは、死者を生き返らせようとして禁忌に触れ、生きながらミイラにされ地中に埋められた。そして3700年後、英国の調査団がそれを発掘し、あろうことか呪われた死者を甦らせてしまう。復活したイムホテップは、アンクスナーメンをも甦らせようとし、彼女の転生である女性に魔の手を伸ばした・・・。

e0033570_2312589.jpgこれが『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』のオリジナルで、原題も同じく”THE MUMMY”、主演はボリス・カーロフ、監督はカール・フロイント。

物語上の悪役となってしまう高僧イムホテップの設定はそのままに、『ハムナプトラ』でのアナクスナムンは王女ではなく王の愛人に変えられているが、二人の”純愛”が悲劇の幕開けとなっているのは同じ。また『ハムナプトラ』では砂漠を守る秘密結社のリーダーの名前になっている”アーデス・ベイ”が、意外な形で使われているのも面白い。
そして時代設定が1920年代な点も踏襲されているが、その頃は丁度ツタン・カーメン王の墓の発掘調査が行われていた時期。そして発掘に携わった関係者が次々と謎の死を遂げ、”ツタン・カーメンの呪い”が騒がれていたのがこの映画が作られた頃なので、実にタイムリーな話題を取り上げていたことになる。

しかし流石に今観ると古臭さを感じてしまう。
この映画を観るのはこれで2度目か3度目だと思うが、前回鑑賞した際の印象も何も残っておらず、今回もこれと言って・・・。
ただ、ボリス・カーロフの独特の存在感は、テクニックに頼らずとも現在でも充分に怖い。
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by odin2099 | 2008-06-10 23:17 |  映画感想<マ行> | Trackback(2) | Comments(0)
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