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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『怪獣総進撃』(1968)

キラアク星人の地球侵略に対抗して、11大怪獣が激突するという「東宝怪獣映画」の集大成!
実際、昭和29年の『ゴジラ』に始まり約15年、人気にもかなり陰りが見えてきたところなので、この作品で打ち止め、という予定だったそうだ。この2年前にはTVに『ウルトラQ』が登場し、以後も『マグマ大使』や『ウルトラマン』など怪獣の活躍の場もスクリーンからブラウン管へと移ってきており、それも更に下火になってきていたところだったので、その判断もやむを得なかったのだろう。
そこで最後に、と派手な花火を上げたところ、皮肉なことに大ヒットとなって「怪獣映画」路線は続行されることになった、という経緯がある。まぁそれが良かったのか悪かったのか・・・(苦笑)。

e0033570_14505155.jpg20世紀も終わりに近付き、人類に脅威をもたらした怪獣たちも小笠原諸島のとある島に集められ、集中管理されていた。ところがキラアク星人がその島を占拠し、怪獣をコントロールして世界各国の主要都市を攻撃。自らの圧倒的な科学力を背景に、地球への一方的な移住を宣言した。はたして人類は、キラアク星人の野望を打ち砕くことが出来るのか――?!・・・というのがお話。

出てくる怪獣は、ゴジラ、ラドン、モスラ、アンギラス、ミニラ、クモンガ、ゴロザウルス、バラゴン、バラン、マンダ、そしてキングギドラ。なかなか豪華な顔触れではあるものの、バランなんか殆ど映っていないし、角のないマンダはマンダに見えないし、バラゴンはゴロザウルスに取り違えられてるし、という具合にちょっと無謀な集め方。むしろ怪獣の存在感は作品全体の中でかなり希薄である。それは殆どのシーンで、キラアクの手先か人類の味方、つまり操り人形としてしか出て来ないからだろう。一番活躍してるのも、空に地中にと大活躍するスーパー・ウェポンSY-3号だし(月ロケットの割りに活躍の場が広すぎるけど)。

それでもやはり怪獣が一杯出てくるのは楽しいし、伊福部音楽も健在。キャストも久保明、田崎潤、佐原健二、土屋嘉男、田島義文、伊藤久哉らが顔を揃えているので安心感がある。
そういえば今回三度目のお勤めとなったキングギドラは、憐れ地球怪獣連合軍にタコ殴りにされて、敢無く絶命してしまうのでありました・・・。
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by odin2099 | 2008-07-12 14:52 |  映画感想<カ行> | Trackback(2) | Comments(2)
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Commented by モイラ2007 at 2008-07-14 08:23 x
トラックバックありがとうございます!

本作品では怪獣ももちろん、人間も熱演しています。
海辺のホテルの窓から飛び降り自殺する土屋さん。
その死体の争奪戦。(ちょっと笑えました)
小林夕岐子のピアスをムリヤリむしりとる久保明。
何回観てもあきません。
Commented by odin2099 at 2008-07-15 22:45
わざわざのコメント、ありがとうございました。
最近は以前ほど熱中して観られなくなってるなぁと思いつつ、やっぱりこの作品好きですね。
コントロール装置が埋め込まれている人と、ピアスに仕込まれている人の差はなんなんでしょう?(苦笑)
そういえば、他の職員は結局助けてもらえなかったんでしょうかねぇ???

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