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『さいえんす?』 東野圭吾

『さいえんす?』 東野圭吾_e0033570_2313355.jpgへぇー、この人ってこういう本も書くんだー?
…というのが第一印象。
なんせこの人のバックボーンを知らないし、どんな本を書いているのかも知らない。
ただ幾つかの題名だけ聞いたことがあるだけだし、それもTVドラマや映画の「原作」として認識してる程度。
漠然と「ミステリー作家」としてだけ認識していただけだったのだけれども、一度興味を持つと色々と手を広げたくなるのが自分の悪い癖。
で、小説以外のものにも手を出してしまいました。

この原稿は「ダイヤモンドLOOP」と「本の旅人」という雑誌に連載されたものをまとめたということですが、題名ほど”科学エッセイ”という内容じゃあないですね。
プロ野球やオリンピックの話題、血液型性格判断やダイエットや少子化問題とか、取り上げてる題材はかなり多岐にわたってます。
ただ、逆に言うとこういうのも”サイエンス”の範疇に入るんかなぁ、と認識を改める必要があるのもか知れないなぁ。
Tracked from itchy1976の日記 at 2008-12-07 20:31
タイトル : 東野圭吾『さいえんす?』
さいえんす?角川書店このアイテムの詳細を見る 今回は、東野圭吾『さいえんす?』を紹介します。本書は、雑誌で収録されているものを文庫化した科学エッセイです。本書を読んで、うなずけるところが多かったですね。意外と面白いなあという感想ですね。 著者は、理系出身の作家みたいだ。理系だからといって、実際には科学技術に強いこと以外ではそんなにメリットはないようだ。科学的整合性にこだわるあまりに、思い切った発想ができないということだ。発想の間口を自ら縮めているともいえる。 出版業界についても書いてある。図書館...... more
Tracked from 心の音 at 2008-12-08 23:55
タイトル : さいえんす?/東野圭吾
さいえんす? 内容(「BOOK」データベースより) 「こいつ、俺に気があるんじゃないか」―女性が隣に座っただけで、男はなぜこんな誤解をしてしまうのか?男女の恋愛問題から、ダイエットブームへの提言、野球人気を復活させるための画期的な改革案、さらには図書館利用者へのお願いまで。俗物作家ヒガシノが独自の視点で綴る、最新エッセイ集。 ... more
Tracked from みかんのReading .. at 2008-12-09 10:49
タイトル : 『さいえんす?』 東野圭吾 角川文庫
さいえんす? 雑誌「ダイヤモンドLOOP」(03’4月〜05’5月)と「本の旅人」(04’8月〜05’11月)で書かれたエッセイをまとめた本。 『ちゃれんじ?』では、東野さんの趣味の部分が殆ど?というか、いつ仕事してるんだろうって思うぐらいエンジョイしている姿が見れたのですが、今回は理系+社会風刺を前面に出したエッセイとなってました。 理系がゆえに書ける小説、理系なゆえに書けないものなど、誰にも書けない東野さんならではの小説のバックグラウンドが見えます。 「科学技術はミステリを変えたか...... more
Tracked from 月灯りの舞 at 2008-12-29 01:29
タイトル : 「さいえんす?」
「さいえんす?」   東野圭吾:著 ?  角川書店/2005年12月/420円 「この女、俺に気があるな」男はなぜこんな誤解をするのか? 「こいつ、俺に気があるんじゃないか」  ―女性が隣に座っただけで、男はなぜこんな誤解を  してしまうのか? 男女の恋愛問題か... more
by odin2099 | 2008-12-02 23:22 | | Trackback(4) | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


by Excalibur