『炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』(2009)
2009年 02月 12日
・・・といっても、多分去年の『仮面ライダー電王&キバ』のように、「売れる」と判断して急遽映画館へ掛けることを決めたのだろう。冒頭に素顔のゴーオンジャー5人が出てくる挨拶部分と、ラストには昨夏のイベントから歌を2曲、そして『仮面ライダーディケイド』と『侍戦隊シンケンジャー』新番組予告を付け、間に本編を挟んで劇場版としての体裁を整えた形だ。
早くも(?)来月には発売されるDVDには、このフォーマットのまんま収録されるのかな。
しかしムチャクチャ少ない公開劇場数の割りに好評みたいなので、多分来年からは最初から劇場版として作るようになるかも知れない。そうなったら2大戦隊に拘らず、もっと<スーパー戦隊>の歴史を垣間見させるような内容にして欲しいなぁ。
この映画の完成披露イベントでは、さとう珠緒が『オーレンジャー』時代のコスチュームを着て登場してきたけど、作品中にも(変身しなくてもいいから)アドバイスを与える先輩とか情報提供者のような存在で出てきてくれたなら、シリーズの繋がりが伺えて夢が広がったのに・・・。
臨獣殿の生き残りとガイアークが手を組み、臨獣拳アクガタを使う蛮機獣が出現。ゲキレンジャーと遭遇したゴーオンジャーは協力して立ち向かうが、炎神ソウルと慟哭丸が奪われてしまう。
意気消沈する彼らだったが、ゴーオンジャーはゲキレンジャーに弟子入りを志願。果たしてゴーオンジャーは獣拳を身に着けることが出来るのか?!
ということで、本編はのっけからゲキレンジャーのアクションからスタート。
というより全体的にゲキレンジャー寄りのストーリーで、どっちかというとゴーオンジャーの方がゲストっぽい扱い。大ボスは復活した無間龍ロンだし、理央とメレも参戦するし、これは従来のVSシリーズにはなかった展開。ゲキレンファンは大喜びかな。
ゴーオンファンにはちょっと物足りなさが残っちゃうかも知れないけれど、最初からお互いの存在を知っていたらしい2大戦隊の共闘はごくごく自然で、クライマックス・バトルはかなり盛り上がる。両戦隊に対する知識の乏しい自分でも充分楽しめた。
VSシリーズでは作品同士の秘かなリンクが披露されるのがお約束のようになっているが、今回はゴーオンウイングスの二人が、かつて獣拳を学んでいたという、多分TVシリーズでは伏線なんか全くなかったであろう”過去”が明らかに。ゴリー・イェンの弟子だったようだ。
また前作『獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー』で、あの”恐竜や”の常連だったことが判明した真咲美希だったが、今度はゴーオングリーン城範人がかつて”恐竜や”でバイトしていたことがあり、その際に美希にアタックしてフラれたという”過去”があることも判明。
<スーパー戦隊>はどこまで世界観を共有しているものやら・・・?
ところで本編が始まる前に『ヤッターマン』の予告をやっていたのだけれども、この作品でケガレシアを演じている及川奈央、これぐらいキャリアのある人がドロンジョを演ったら結構面白いものが出来るんじゃないかな、とふと思ったりして。
元AV女優だったこともあるし、彼女ならば”お色気シーン”も問題なさそうなんだけど、さてフカキョンはどうなんでしょ。
あと、休日に映画館へ行ったので、場内には当然のようにチビっ子たちが沢山いたんだけど、上映前はうるさかったのに、映画が始まると意外に静か。
画面に集中していたのかねぇ。
で、代わりに(?)うるさかったのが、多分20代後半くらいかなーと思われるお姉さん軍団。OLさんかな。
まー、イケメンヒーローにお熱を上げるのもいいけど、少しは節度をわきまえろよ。
映画を見てきました。恒例のvsシリーズは小ネタと見せ場を詰め込むだけ詰め込むというのが定番となっていますが、定番をきちんと踏まえていましたし、両戦隊がいい形で融合していましたね。ゴーオンジャーがある意味成り行きで戦うようになったというのと、ゲキレンジャ...... more
DVDは3月にレンタル、そして発売されますので、映画館で見逃したのであれば是非そちらでお楽しみ下さい。
素直に懐かしく観れたのは、何よりでした。
ゴーオンジャーがゲスト扱いだった感は歪めないですね。
両雄揃って「スーパー戦隊!」というのは、字足らず感じで・・・。(笑)
『ディケイド』や『W』と合わせて今年の、ぢゃない去年の(苦笑)ヒーローたちは、例年のヒーローよりも頑張ってる印象があります。
近所のTSUTAYAでは。
ただ『シンケンVSゴーオン』は、出来ればレンタル版じゃなく、セル版がお勧めなんですが・・・(苦笑)。
メイキングなどの特典映像は一見の価値あり、だと思います。