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『爆竜戦隊アバレンジャー DELUXE/アバレサマーはキンキン中!』(2003)

一万五千年前に封印された爆竜が復活し、日本は氷河に閉ざされてしまう。
伝説の王女フリージアを守って立ち上がるアバレンジャーたち!
戦隊ヒーローの元祖・アカレンジャーこと誠直也をゲストに迎えての、劇場拡大版。
新社屋のお披露目を兼ねて(?)テレビ朝日のスタジオが重要な舞台に。

TVシリーズを見ていないので今一つキャラクターたちの相関関係がわからないのだが(アバレキラーとか)、それでも南極と化した東京のビジュアル・イメージなど見所は充分。
ただ毎度毎度のことだが、終盤のロボット戦が始まるとドラマの流れが寸断してしまうのが残念。
新たなギガノイドを産み出すべく奮闘していたヴォッファだったが、時間切れで映画は終了。
「次は『ファイズ』が始まるよ」とリジェに突っ込まれると、「出してやる~!『ファイズ』の映画に出してやる~!」と叫んで終わるのはお茶目(ビデオ・リリースの時もこのシーンは残るのかな)。
それを受けとめる余裕が『ファイズ』にあれば面白かったのだが。

戦隊シリーズ&仮面ライダーという2本立て興業は今回で3回目だが、併せて2時間近いプログラム。
子どもがターゲットなだけに間に休憩時間を挟む配慮が欲しいと常々思っているのだが…。
「しねま宝島」から転載です。
『爆竜戦隊アバレンジャー DELUXE/アバレサマーはキンキン中!』(2003)_e0033570_19373319.jpgDVDで観直してみたのだけれども、ちょっと複雑な心境が…。

まずは音楽担当が羽田健太郎なこと。
特典映像ではレコーディング風景も紹介されていて、そこでは在りし日の姿が映し出されている。
この時は、まさか4年後に亡くなられるなんて考えもしなかったなぁ。

もう一つは、ゲストヒロインのフリージアを演じているのが小向美奈子だということ。
その後は素行不良で事務所をクビになり、事実上の引退状態。
そして更に追い討ちをかけるように覚醒剤の不法所持で逮捕とはねぇ。
すっかり”堕ちたアイドル”の烙印を押されてしまった。
この映画でも清楚なプリンセスかと思いきや、二面性のある(?)役柄を演じているが、同じく特典映像に収録されている製作発表や試写会、公開二日目の舞台挨拶などでは、そんなことは感じさせない明るい受け応えをしていたのだけれども…。

ちなみに「ファイズに出してやる~」の件は、そのまんま収録。
この作品だけ観た人は何のことやらサッパリだろう。
もっとも舞台挨拶などの映像を観ると、出演者(特にアバレブルーこと富田翔)がさかんに『ファイズ』ネタをやっていたので、同時期の作品だけに『仮面ライダー555』をライバル視していたのかも。

そういや『仮面ライダーアギト』の映画版の時には藤岡弘、がゲスト出演していたが、この作品のゲストは<戦隊ヒーロー>の元祖、アカレンジャーこと誠直也!
でもあんまり話題にはならなかったなぁ…。
by odin2099 | 2009-02-22 19:44 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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