【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2014年 07月 14日 ( 1 )

e0033570_20360188.jpg太秦にある映画撮影所に所属する香美山清一は、「斬られ役」一筋のベテラン俳優。しかし折からの時代劇減少に伴って出番が減り、今また国民的人気の長寿時代劇ドラマ『江戸桜風雲録』までもが打ち切られ、「斬られ役」も仕事がなくなっていく。番組の主役である大御所スター尾上清十郎は香美山に「いつかまた斬らせてくれ」と声をかけ撮影所を去ってゆく。そんななかで香美山は新人女優・伊賀さつきと出会い、香美山の生き方に惹かれたさつきは、彼に殺陣の稽古をつけてもらうようになる。そして時代劇の殺陣からチャンスを掴んださつきはスター女優への道を歩んでゆく。
やがて『江戸桜風雲録』の映画化が決定し、さつきは尾上と共に主演に抜擢。懐かしの撮影所に顔を出したさつきだったが、既に香美山をはじめとしたかつての仲間たちの姿はなかった。
さつきは、体調を崩して引退し、故郷へと帰っていた香美山を訪ね、頑なに復帰を拒否する彼に映画の出演を懇願する。
クランクインの日、かつての仲間たちが顔を揃える中に香美山の姿もあった。尾上との約束を果たし、さつきと剣を交えるために…。


主演は「日本一の斬られ役」福本清三
ということで、どうしても主人公と実際の福本さんを重ねて観ちゃいましたが、元々福本さんありきの企画でしょう。ドラマでありながら半分ドキュメンタリーを観ているような気分でした。時代劇を撮っている現場の雰囲気も味わえます。


また主人公を支える周囲の人物も好演です。
撮影所の演技課長の本田博太郎、かつて時代劇のお姫様女優として活躍し今は小料理屋の女将の萬田久子、撮影所の殺陣師・峰蘭太郎、時代劇スター尾上清十郎こと松方弘樹、時代劇嫌いなTVプロデューサー合田雅吏、時代劇に無理解な若手監督・市瀬秀和、他にも小林稔侍、栗塚旭 etcetc…。


なかでも出色なのが伊賀さつき役の山本千尋で、彼女は太極拳の選手でもあるんですね。ちょっと柴咲コウや武井咲に似た感じのカンフー美少女で、まだ17歳?! 随分と大人びて見えるなあ。
ここのところ女の子がメインのアクション映画が少しずつ増えているので、彼女もこれから大ブレイクするかも知れません。というかして欲しいものです。


映画の出来そのものはちょっとアマチュアっぽかったり、時間の経過がわかりづらかったり、ムードに流された演出が気になったり…と色々ありましたけれど、時代劇ファン、美少女アクション映画ファンのみならず、邦画好きなら観ておいて損はない一本かと。


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by odin2099 | 2014-07-14 20:38 |  映画感想<ア行> | Trackback(14) | Comments(4)

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