【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2014年 07月 26日 ( 1 )

e0033570_19405061.jpg日米合作で「ゴジラ」の3D映画の企画が持ち上がってると聞いたのはいつ頃だっただろうか。『ゴジラ対ヘドラ』をベースにした一種のリメイク・ストーリーということもあって期待度は低く、そもそも実現性も高くないだろうと静観を決め込んでいたが、その企画が廻りまわって製作されたのが今回のハリウッド版である。

アメリカ製の「ゴジラ」といえば既に1998年に公開されたトライスター版があり、興行的にも悪くはなく一本の娯楽映画としても決して駄作だとは思わないが、如何せん多くの人が考える「ゴジラ」像とは隔たりが大きく、日本のみならずアメリカでも評判は芳しくなかった。
今回は権利がレジェンダリー・ピクチャーズに移り、さてどうなりますことやら。

小さなディティールを積み重ね、それが次第に形を露わにしていく。その見せ方は定石通りで、いきなり大きな謎をバン!と見せ、その興味で引っ張って行った前回作に比べると東宝特撮モノの雰囲気に近い。また人知を超えた怪物の恐怖感、巨大感の表現も悪くなく、何よりもゴジラのフォルムが本家に敬意を表したものだったことも嬉しい。


e0033570_19410481.jpg「モンスター映画」ではなく立派に「怪獣映画」になっている本作、煩型のファンも納得、というのは何となくわかるのだが、ただ個人的には今回も「ゴジラ」映画を観た!という興奮と感動は味わえなかった。前回と違い、今回は速やかに続編の製作が決定したようだが、高揚感はあまりない。


【ひとりごと】
鳴き声をオリジナルの物と差し替え、登場シーンに伊福部メロディを流せば、「ああ、ゴジラ映画だ」と感じられたのだろうか?
いや、答えはノーだろう。
ゴジラ自体に主体性が感じられず、その出自もムートーとの因縁も得心行くものではなく、ただいるだけ。しかも人類は何故「救世主」などと崇め奉ろうなどと考えたのだろうか。


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by odin2099 | 2014-07-26 19:44 |  映画感想<カ行> | Trackback(47) | Comments(4)

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