【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2015年 10月 19日 ( 1 )

e0033570_20530690.jpg主演したドラマはヒットしたものの、そこで演じた熱血漢のキャラクターイメージが強すぎ、今は落ち目となってしまった俳優の杉崎(藤原竜也)。
新境地を開拓するべくオファーを受けたのは、異国の地で未確認生物(UMA)を探し出すという冒険ドキュメンタリー「探検サバイバル」という特番だった。
政情不安な発展途上国へと飛び、ストイックに探検隊の隊長という役柄を演じようとする杉崎だったが、プロデューサー(ユースケ・サンタマリア)もディレクター(小澤征悦)もノリを大切にする軽い男で、他の同行メンバーも無口なカメラマン(田中要次)、UMAオタクの音声&照明担当(川村陽介)、番組のバカバカしさを冷めた目で見ている紅一点のAD(佐野ひなこ)、それに怪しげな現地ガイド(岡安章介)など風変りな連中で、杉崎の熱意は空回りするばかりだった。
しかしその一方で、大の大人が真剣にバカバカしいことに取り組む姿に、忘れかけていた何かを思い出していく杉崎。
撮影は順調に進みいよいよ佳境へさしかかろうとした時、なんと探検隊一行は反政府ゲリラたちと遭遇してしまう。更にそこへ政府軍が攻撃を仕掛けてくるという情報が!
果たして彼らは無事に撮影を終え、戻ってくることが出来るのか――?!

この設定はどうしてもあの「川口浩探検隊」(後に藤岡弘が隊長に)を思い出させる。
最初のうちは「これは本物だ」と思って観ていたけれども、段々と「あれ?」と思うようになり…あの番組の裏側もこんなスタッフの熱意に支えられていたのかなあ。

ともあれ、最初から最後まで笑わせて頂きました。
途中途中で実際の(?)番組を挟むという構成もなかなか秀逸。今こうやって撮影している風景が、出来上がった番組ではこんなBGMをバックにこんなナレーションやテロップが被さって放送されてるんだなとか、逆に番組ではこう映っているけれど、実際の現場はこうなっているんだとか、そういった番組作りのウソというかアイディアというか、そういう部分でも楽しませてくれる。

途中でゲリラが出てきたり政府軍が出てきたりと大風呂敷を広げ始めたあたりから、おいおいどうするんだよという気持ちになったものの、それを何とかクライマックスの盛り上がりに上手く連動させ、力技で乗り切った感じ。
安心できるハッピーエンドで、これで第二弾とか作ってくれたら嬉しい。
ちなみに舞台は南国設定だが、ロケは春先の千葉あたりで3週間程度で行われた模様。これまた映像マジックである。

【ひとりごと】
撮影済みのビデオテープが踏みつぶされ杉崎がブチ切れるシーンがあるけれど、その後番組は無事に放送されてるってことは、なんとか復元できたのかバックアップがあったのか。撮り直してる時間はないはずだから、それが気になっている。

【ひとこと】
佐野ひなこちゃん、ちょっとだけサービスショットが。
もっとサービスしてくれてもいいのに…。
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by odin2099 | 2015-10-19 21:52 |  映画感想<タ行> | Trackback(13) | Comments(2)

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