【徒然なるままに・・・】

odin2099.exblog.jp

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2017年 07月 01日 ( 1 )

6年ぶりに作られたシリーズ5作目です。
出番僅かですが、ウィル・ターナー役のオーランド・ブルームとエリザベス・スワン役のキーラ・ナイトレイの二人がシリーズに復帰しました。

e0033570_22285213.jpg以前「ジャック・スパロウは主役であっても主人公に適さないキャラクターだ」と書きましたが、今回はウィルとエリザベスの息子ヘンリー・ターナーが主人公として物語をしっかりと引っ張ってくれています。そして本筋に直接関係なく、無責任に自由気ままに振舞ってこそのジャック・スパロウ。
前作「生命の泉」では若干窮屈そうに見えましたけれど、今回は伸び伸びと羽ばたいています。

彼を取り巻くキャラも、腐れ縁の一等航海士のギブスくんは今回も健在、そして宿敵バルボッサは本作の真の主役ともいうべき大活躍を見せてくれます。

今回ジャックたちの前に立ちはだかる”海の死神”サラザールを演じているのはハビエル・バルデム。メイクというかエフェクトかかった場面での登場が殆どなので、逆に怖さが今一つ伝わってこないような…。
ちなみに前作のヒロインを演じたペネロペ・クルスは奥さんでしたね。夫婦揃ってのシリーズ出演と相成りました。

5作目ではありますが、お話は「生命の泉」の続きというより前々作「ワールド・エンド」の続き。
あのアン・ハッピーエンドが納得できなくてシリーズへの興味をかなり失ったといっても過言ではなかったので、それを救済してくれた本作は久しぶりに楽しませてくれました。

なんだよ、あの感動が台無しじゃん!
――と仰る方がいらっしゃるのは重々承知ですが、いいじゃん、あのラスト、嫌なんだもん
ヘンリー、よくやった。

e0033570_22290541.jpgまた今回のヒロイン、カヤ・スコデラリオ演じるカリーナ・スミスは女だてらに天文学者。魔女だと思われ処刑されかけても自分をしっかり主張するあたり、エリザベスをどことなく彷彿とさせますね。
ヘンリー役のブレントン・スウェイツもウィルとエリザベスの息子として説得力ある風貌なので、純朴な青年と跳ねっ返り娘のカップル誕生は、原典である第1作「呪われた海賊たち」に戻った感じがします。

このカリーナにもちょっとした秘密があり、それがクライマックスの展開を盛り上げてくれるのですが、この流れ、最近どこかで見たような…? 
えーと、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」……???

エンドロール後のオマケシーンを見る限り、ジャックの冒険はまだまだ続くようですが、1作目から続く長いエピソードの大団円とも言える終わり方でもあるので、これで綺麗に終わらせてもいいんじゃないかなあとも思うのですが、全ては興行成績次第でしょうか。
今回チラっと若かりし頃のジャックが画面に登場しましたが、その頃の冒険を描くというのもアリだしなあ、なんてことも思ったりして。

ところで吹替版ではカリーナの声を栗山千明、ヘンリーの声を中川大志が担当しています。
栗山千明は「エクスペンダブルズ2」「スター・トレック/イントゥ・ダークネス」に続く3回目なのでもはや素人とは呼べませんが、声を張ったり叫んだりするのが下手なんですよね、彼女。感情の起伏の激しい役は駄目ですねえ。
一方の中川大志は、これはビックリ。スマートで若々しい声の持ち主で、本職と比べても遜色なしでした。

そういえば今回、音楽担当からハンス・ジマーの名前が外れています。
でもご心配なく、全編に亘り「彼こそ海賊」や「ジャックのテーマ」が(うるさいくらいに)流れますので、ジマーの不在は全くに気にならないでしょう。


[PR]
by odin2099 | 2017-07-01 22:37 |  映画感想<ハ行> | Trackback(17) | Comments(4)

by Excalibur
ブログトップ