【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2017年 10月 30日 ( 1 )

e0033570_21200831.jpg東西冷戦末期のベルリン、MI6の諜報員ガスコインがKGBの暗殺者バクティンに殺害され、世界各地で暗躍するスパイの名前を記したリストを奪われてしまう。バクティンはKGBをも裏切り、闇ルートでリストを捌こうとしていた。
もしこのリストが明るみに出れば、国際情勢は大きく揺らぎかねない。MI6はCIAの協力を仰ぎ、リストを奪還すべく凄腕のエージェント、ロレーン・ブロートンを派遣、ベルリン支局のエージェント・パーシヴァルと共同で任務にあたらせる。
しかし極秘のはずのロレーンの到着は同じくリストを狙うKGBに筒抜けで、おまけにパーシヴァルも不可解な行動を見せる。実はロレーンにはもう一つ、二重スパイを探し出すという極秘任務も帯びていたのだ。

女スパイが主人公のスタイリッシュなアクション物かと思いきや、ハードで泥臭いサスペンスタッチの映画。誰が敵で誰が味方か、二転三転のどんでん返しが売りで、イアン・フレミングかと思ったらジョン・ル・カレだった、といったところ。
シャーリーズ・セロンはセクシーではあるものの、「女」の部分を強調したお色気サービスなシーンは皆無に近く(一応ヌードシーンは用意されてはいるものの)、ひたすら逞しいクール・ビューティーぶりを発揮している。

e0033570_21201983.jpg登場人物がやたらと多く、それも皆腹に一物ありそうな胡散臭い連中ばかりな割に外見的な特徴に乏しく、途中で誰が誰やら混乱してくる。
混乱と言えばクライマックスの怒涛の展開。裏切り者である二重スパイは、他人に罪を着せて始末し高跳びを図ろうとしたということなのか、あるいはそもそも二重スパイなどは存在せず、それさえも敵味方を欺くための周到に用意された罠だったということなのか。
今一つ得心がいかずに思っていたほど愉しめなかった。

ところでこの作品、シャーリーズ・セロンとジェームズ・マカヴォイは終始タバコをスパスパ。
おかげで見ていて気持ち悪くなってしまった。


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by odin2099 | 2017-10-30 21:21 |  映画感想<ア行> | Trackback(14) | Comments(0)

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