【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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<スーパー戦隊Vシネマ>に新たな風が!
TV放送後10周年を記念して「ハリケンジャー」帰還!

e0033570_21411395.jpg『デカレンジャー』のVシネマを先に観ちゃいましたけど、それもこれも『ハリケンジャー』の成功あればこそ!
ハリケンブルー役の長澤奈央、ハリケンイエロー役の山本康平の二人が中心になって(アソシエイト・プロデューサーとしてもクレジット)レギュラーキャストに声を掛け、台本を書き、製作サイドに働きかけ、その努力が実って見事に完成したのがこの作品。
ファンからの熱い要望とかではなく、出演者側からの熱意で製作が実現したというのも凄いところです。

お話は、世界各地の宇宙統一忍者流の支部が何者かによって次々と襲われているところからスタート。
捜査に乗り出した野乃七海と尾藤吼太の前に現れたのは、なんと椎名鷹介だった。
そしてジャカンジャの復活!
「10年前の戦いは間違いだった」と告げる鷹介の真意はどこにあるのか――?!

いきなりハリケンレッドは敵になってるわ、七海のシャワーシーン、からのバスタオル1枚でのアクションシーンがあるわ、なんだなんだ?!と思っているうちにドワーッと畳みかける展開の1時間弱。
ハリケン&ゴウライの5人に、館長、おぼろさん、御前さま(モドキ)、フラビージョにウェンディーヌ…とオリキャス勢揃いがやはり壮観。特に芸能界を引退して結婚・出産を経たウェンディーヌ役の福澄美緒改め松田佳代が、本作限定とはいえ復帰しているのか”絆”の強さですなあ。

新たなシュリケンジャーの登場だとか、「続編としての」新作ならではの見せ場も色々と用意されているんですが、やっぱり『ハリケンジャー』という作品そのものにあまり馴染みがないもんで、熱心なファンに比べるとおそらく半分も楽しめなかったのかな。そのために総集編も見て予習したのだけれども…残念!
ま、仕方ないか。

【ひとりごと】
『ハリケンジャー』の成功に『デカレンジャー』が続き、今は『マジレンジャー』に何やら動きが…?
まあ全部の戦隊がアニバーサリーで復活するのは現実的じゃないですが、ちょこちょこ盛り上がるのはいいことだと思います。
そしてその流れの中で――『侍戦隊シンケンジャー』は色々制約あるでしょうが是非とも復活して欲しいなあ


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by odin2099 | 2015-11-12 21:42 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
e0033570_22365169.jpg10年ぶりにVシネマで新作が作られるのに合わせて、TVシリーズの総集編も発売された。
ハリケンジャーとゴウライジャー、その一年に亘る戦いを、ハリケンレッド役・塩谷瞬の新録ナレーションに乗せて70分で一気に見せる(魅せる)。

またオーディオ・コメンタリーでは塩谷瞬に加えてブルー役の長澤奈央、イエオロー役の山本康平を加えた3人が、撮影当時を振り返ろうという趣向。

――なのだけれども番組をろくすっぽ観ていなかったので、短い時間じゃ『ハリケンジャー』という作品がどういうものなのか、イマイチわからず。
おそらくちゃんと観てれば面白かったんだろうけどね。

e0033570_22370068.jpg【ひとりごと】ウェンディーヌ役の福澄美緒、もっとブレイクしてくれればなあ。
『仮面ライダーアギト』に出ていた娘と同一人物とはしばらく信じられなかったけど…。

【ひとこと】
『デカレンジャー』も新作Vシネに合わせて総集編出して欲しかった。
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by odin2099 | 2015-11-11 22:39 | ビデオ | Trackback | Comments(0)

e0033570_21353436.jpgあれから10年、バンはファイヤースクワットに転属、ジャスミンは結婚して一線を退き、ホージー、セン、ウメコに新人2人を加えた新編成となった地球暑の指揮を執っているのは署長代理のテツだった。
ドギーは宇宙マフィアと結託した罪で捕えられ、逃亡を図った際の怪我が元で意識不明となり入院していたのだ。
そんな時デカレンジャーに、その事件の目撃者である少女キャリーの護送任務が下る。
あくまでもドギーの無実を信じるウメコたち。だがそんな皆の前に姿を現したバンは、キャリーの証言によってドギーの有罪が確定する可能性が高いと話す。
複雑な思いを抱きながら任務に就くデカレンジャーだったが、キャリーを狙う謎の一団が現れる。


TV放送10周年を記念した完全オリジナル新作のVシネマ。しかもオリジナルキャストのさいねい龍二、林剛史、伊藤陽佑、木下あゆ美、菊地美香、吉田友一に石野真子とレギュラーメンバーが一人も欠けることなく全員集合し、ドギー役の稲田徹、ナレーターの古川登志夫、それにささきいさお、中尾隆聖、中井和哉らヴォイスキャストも勢揃い。


これまで<ウルトラマン>や<仮面ライダー>など継続するシリーズ物に先輩ヒーローがゲストという形で共演することはあったが(近年では<スーパー戦隊>も)、独立したタイトルとして「続編として」新作が作られるというのは画期的なこと。
先に『忍風戦隊ハリケンジャー』が先鞭をつけてくれたからこそ実現した企画だが、<宇宙刑事>の新作然り、リメイクや客演だけではない新たな可能性がヒーロー物のジャンルに生まれたのは喜ばしい。


お話は<宇宙刑事>の新作同様に「組織内部に裏切り者」パターンなので新鮮味には乏しいものの、当時の雰囲気を保ったまま良い感じに年齢を重ねたキャラクターたちは魅力たっぷりで、ファンには嬉しいプレゼントだろう。
収録されているオーディオコメンタリーやメイキングでもキャスト陣の仲の良さが伺えて、これまた愉しい。


【ひとりごと】
放送終了の翌年にはVシネで『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』が作られているし、4年前の『海賊戦隊ゴーカイジャー』のTVシリーズ及び劇場版にバン、ジャスミン、ウメコ、ボスが出ているので「デカレンジャー」そのものが10年ぶりというワケではないが、単独作品としての復活はやはり快挙。
撮影現場には『マジレンジャー』のキャストも訪れていたが、『ハリケンジャー』『デカレンジャー』に続けるか?!


【ひとこと】
キャリーを演じた小林里乃って撮影時に13歳だったのか。大人っぽいなあ。


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by odin2099 | 2015-11-09 21:38 | ビデオ | Trackback | Comments(0)

e0033570_20590562.jpg死斗!仮面ライダーは三度死ぬ!!」「対決!!スカイサイクロン空襲」「決斗!ショッカー首領の正体」の全3話からなる『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』の続編。
劇場の入場者プレゼントとして1話を収録したDVDが先行配布され、その後でdビデオで順次配信された。
Blu-ray&DVDソフトはそれをまとめてリリースしたもの。

居眠りをしていた泊進ノ介は、詩島霧子からの電話で叩き起こされる。剛と3人で映画を観る約束だというのだ。
急ぎ待ち合わせの場所へ向かおうとする進ノ介の前に乾巧と桜井侑斗が現れ、街がショッカーに襲われていると知らせる。霧子との約束に覚えがなく巧と侑斗にも見覚えのない進ノ介だったが、暴れるショッカー怪人に変身して立ち向かい、途中で合流した剛と共にこれを倒す。
だが最後の瞬間、剛が怪人の道連れとなって命を落としてしまう。


気が付くと進ノ介は霧子からの電話で起こされた。そして現れた巧と侑斗と共に怪人と戦い、剛は…。
またもや霧子からの電話で起こされる進ノ介。デジャヴを覚えた進ノ介はその謎を解こうとする。
剛の死を契機に巻き戻される時間、それは恐るべきショッカーの「4号計画」だったのだ…!


『仮面ライダー3号』では仮面ライダーマッハ/詩島剛は死んだままで幕を閉じたが、もちろんそのままにしておく訳がなく、この作品でめでたく復活。
キャラクターが絞り込まれ話があっちこっち行ったりしない分、前編となる『仮面ライダー3号』よりも単純に面白い。


e0033570_21020452.jpgしかし主人公は剛でも進ノ介でもなく、実は巧だったりするのがかなり曲者で(隠れ主人公は霧子かも)、自分のように『仮面ライダー555』はおろか『仮面ライダードライブ』さえ見てない人間には、その面白さが上手く伝わってこないだろうことは明らか。タイムスリップを繰り返すというSFチックなシチュエーションも、子供には分かりづらいのでは?


そしてタイトルロールの仮面ライダー4号だが、出番は2話の終盤から。
その正体は不明のままで、3号のように自立しているわけでも1号2号と因縁があるでもなく、ただの悪役でキャラも立っていないし、そもそも仮面ライダーである必要は全くないので、その点は残念だ。


【ひとりごと】
誰かが死ぬ度にリセットしてたら、いつまで経ってもライダーは倒せないんだけど、それでいいのか、ショッカー首領?


【もうひとこと】
だーりお、可愛いなあ。


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by odin2099 | 2015-09-24 21:06 | ビデオ | Trackback | Comments(0)

e0033570_21441054.jpgレックス・ルーサーが作ったスーパーマンのクローン、ビザロは、周囲に迷惑かけてばっかりの困りもの。そこでスーパーマンは別の星へ連れて行き、ビザロワールドを作りあげた。そして一年後、突然ビザロが地球に舞い戻りレックスのコピー銃を奪い取り、バットマン、ワンダーウーマン、グリーンランタン、フラッシュ、サイボーグら<ジャスティスリーグ>のコピーを作りだした!
混乱を食い止めようとする本家の<ジャスティスリーグ>の活躍や如何に。そしてビザロの真の目的は何か?!


レゴの長編アニメ作品(といっても50分程度だけど)で、新作映画ってことになってるみたいだけど多分ビデオ用作品。
<ジャスティスリーグ>には他にホークマンとかいるんだけど、ランタンとサイボーグは新加入メンバーらしく半人前扱いだし、バットマンは終始スーパーマンを疑ってるし、でどうにもこうにもまとまりが悪い。
複製ヒーローたちの<ビザロリーグ>も個人的には悪趣味だなあとしか思えず、ちょっと期待して観ていただけにガッカリ。
これなら先日観た『LEGOバットマン』の方が遥かに面白かった。


【ひとこと】
スーパーマンの花田光、バットマンの山寺宏一はどうやら定番キャストみたいだね。


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by odin2099 | 2015-04-07 21:46 | ビデオ | Trackback | Comments(0)

MV復刻シリーズもようやく完結。パート1のあとは『完結編』→『永遠に』→『新たなる旅立ち』そして『さらば』と降順ではなく昇順に復刻されましたが、一体どういう理由があったのやら。

e0033570_19440699.jpgこれもまた色々と不思議な構成です。
ヤマトの発進シーンに『新たなる旅立ち』の曲、都市帝国への突入シーンに『永遠に』の曲(「未知なる空間を進むヤマト」!)とか、まあこの辺りは許しましょう。画面に合う曲をシリーズのストック曲の中から選んだ、ということで。


でも発進シーンに『完結編』の映像混ぜたり、コスモタイガーの飛行シーンに『永遠に』の映像を使うのは、これは如何なものでしょう。
だってコレ、『さらば』のMVなんですからねぇ。看板に偽りあり、じゃないでしょうか。


時系列も最後の方はかなり無視してますし、台詞やSEの多用も効果的とは言えないし……総じてこのシリーズ、自分好みじゃなかったですねぇ。


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by odin2099 | 2014-11-27 19:45 | ビデオ | Trackback | Comments(2)

レックス・ルーサーがジョーカーと手を組んだ。立ち向かうバットマンとロビンだったが苦戦は続き、スーパーマンの手助けで何とか難を逃れる。彼らの野望を阻止するためにはスーパーマンの協力が必要だと説くロビンだったが、「頼れるのは自分だけだ」とバットマンは頑として受け入れない。しかしバットマンを罠に嵌めたルーサーとジョーカーは、遂に秘密基地バットケイブを突き止め襲撃、二人は絶体絶命の危機に陥る…!


e0033570_22561503.jpgタイトルに「ムービー」とあるが(原題も”LEGO BATMAN:THE MOVIE DC SUPER HERO UNITE”)おそらくOVA作品。登場するヴィランは他にリドラー、トゥーフェイス、キャットウーマン、ペンギン、ベイン、ハーレークィンらで、終盤ではバットマンからの要請を受けたマーシャン・マンハンターの命令の下、ワンダーウーマン、グリーンランタン、フラッシュ、サイボーグら<ジャスティス・リーグ>も勢揃いとキャラクター面は充実。


レゴということからコミカルなものを想像しがちだけれど、意外にも物語は結構シリアスでハード。頑固一徹のバットマン、親切だけどお節介焼のスーパーマン、子ども扱いに反発するロビンらの会話が微笑ましく、一方の生真面目なルーサーに悪ふざけなジョーカーというコンビも面白い。


そして何といっても特筆すべきは、ダニー・エルフマン作曲のバットマンのテーマと、ジョン・ウィリアムズ作曲のスーパーマンのテーマが全編を彩っていることだろう。この2曲は正にヒーローテーマとして名曲。そしてオープニングタイトルは、ティム・バートン監督作品『バットマン』のものをそっくりレゴで再現したものになっている。


ラストシーンからすると今度はグリーンランタンを中心にした(?)続編の構想もありそうだが、これとは別に長編劇場用映画として「レゴ バットマン」の企画も『LEGOムービー』の続編共々上がっているようなのでそちらも楽しみ。
それと、ゲームだけじゃなく映像でも『LEGO マーベル スーパー・ヒーローズ』を作って欲しいもの。アベンジャーズにスパイダーマン、シルバーサーファー、X-MENにファンタスティック・フォーまで共演してるのだから。


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by odin2099 | 2014-11-25 22:59 | ビデオ | Trackback | Comments(0)

せっかくBlu-rayが2作品揃ったので、試写会以来の連続鑑賞。
別々のお話を一つに繋げたというよりは、一つのお話を二つに分けて膨らませた、のでしょう、多分。

『シャリバン』編単独で観た場合、日向快とセイギの確執、快と伊賀電の関係、銀河連邦内に潜入しているスパイの正体というものには一応の決着がつくものの、やはり背後に存在する大きな陰謀の行方は気になるところ。


『シャイダー』編はそれに比べると独立した作品として楽しめる余地は大きいが、それでも一見すると本筋にあまり関係なさそうな割に出番の多い十文字激や快が、一体何をやっているのだろうとの疑問が残る。


ということで2作品を続けて観るのが、やはり正しい鑑賞方法というのものだろう。2作品トータルでも2時間強だし、間にインターミッションが入ると考えれば、観るのも楽だ。
そして見終わった後は、オーディオコメンタリーでもう一度。本編との落差のあるバカ話っぷりに、もう一度観直したくなる…?

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「赤射版」「焼結版」は特典ディスクとCD付き。
特典ディスクのメイキングは1時間くらいあるので見応え十分だし、CDはそれぞれの音楽集。
リマスターならぬニューマスターされた両作品のオリジナルBGM(『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』からの流用曲もあり)に、御年89歳の渡辺宙明大先生書下ろしの新曲まで網羅したファンなら必聴の一枚だ。


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by odin2099 | 2014-11-13 17:24 | ビデオ | Trackback | Comments(0)

ギャバン=十文字激(演:石垣佑磨)は、シャリバン=日向快(演:三浦力)が逮捕したガイラー将軍から、一連の模倣犯の背後にはホラーガールという共通の存在がいることを聞き出し、そのアジトへ乗り込むが、そこは既に蛻の殻だった。


そんな激にバード星への帰還命令が下る。銀河連邦警察のゴードン長官(演:藤堂新二)の娘ヒルダ(演:山谷花純)が、ホラーガールと結託した神官ポーにより誘拐されたというのだ。秘書官エリーナ(演:穂花)は激に、ホラーガールの捜索中止を命じる。


一方地球ではシャイダー=烏丸舟(演:岩永洋昭)が、運び屋である不思議獣ピタピタを単独で追っていたが、その積荷は何と誘拐されたヒルダだった。しかし自分を外した舟に納得のいかない相棒の女宇宙刑事タミー(演:川本まゆ)とのコンビネーションはかみ合わず、逆にピタピタの策略によりヒルダと繋がれてしまった舟は焼結もままならず、囚われの身となってしまう。


激は命令を無視し、今は銀河連邦警察のサイバー犯罪対策課に所属している大山小次郎と共にホラーガールの捜査を続行。手掛かりをつかんだ激は、快を巻き込んで地球へと向かい、真犯人に繋がる重要な手掛かりを入手。舟の態度にショックを受け混乱しているタミーも、シシー(演:桃瀬美咲)のアドバイスを受けて舟の行方を追う。


舟と繋がれたヒルダには、彼が受けたダメージが伝わってしまい危険な状態に。舟はピタピタを説得して医者に診せることを承知させ、とある診療所へと向かう。そこで一行を出迎えたのは、かつて初代シャイダー=沢村大のパートナーを務めていたアニー(演:森永奈緒美)だった。エジプトで考古学を学んだ彼女は、難民キャンプの実情に触れて医学へ転身していたのだ。


舟と切り離されたヒルダを連れてピタピタは不思議時空を発生させそこへ逃げ込み、舟はそれを追って不思議界へ。診療所へと駆けつけたタミーも、アニーの励ましを受け舟を援けるべく後を追う。二人の絆に、自分と大との姿を重ねるアニーだった。
舟は何故タミーを任務から外したのか、そして激と快が辿り着いた事件の真相とは――?!


e0033570_20544072.jpg二代目シャイダー=烏丸舟とタミーのバカップルぶりが楽しめる『宇宙刑事シャイダー』の新作Vシネマ。とはいうものの、事実上「宇宙刑事NEXT GENERATION」という前後編の「後編」なので、単独で観ることはお勧めしない。


ギャバンの活躍で幕を開け、「シャリバン」編「シャイダー」編と並行してギャバンのエピソードを見せ、クライマックスで3人の宇宙刑事が揃うという構成は、同じ坂本監督の『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGAMAX』が7人ライダーのエピソードで始まり、狂言回し的にWのエピソードを挟みながら「オーズ」編と「フォーゼ」編の橋渡しを行い、最後に勢揃いという構成なのに酷似している。


ハードボイルドなタッチで描かれた『シャリバン』とは違い、こちらはかなりのコミカルテイスト。『シャリバン』から続けて見ると、その落差に愕然となるのも確か。
烏丸舟は『シティーハンター』の冴羽獠や『コブラ』、タミーは『うる星やつら』のラムちゃんがモデルだというこの二人、アニメならいざ知らず実写では成立しづらいキャラクターだが、岩永洋昭の硬軟の使い分けが見事で辛うじて見られるものに。
後半では一転して重く熱いドラマが繰り広げられるだけに、この二人を温かい目で見守ることが出来るかどうかで、この作品を愉しめるかどうかも決まってくる。


川本まゆは『ハイキックエンジェルス』の時はもう少し可愛いイメージがあったのだが、役柄のせいかちょっとキツイ印象。もう少し愛嬌があると、バカップルぶりがもっと引き立つと思うのだが…。
今回のキーキャラクター、ヒルダ役の山谷花純は、監督が全幅の信頼を置くだけあって振り幅の広い難役を好演。これが3本目の坂本組参加だが、既に4度目となる次回作『白魔女学園2』の公開が待っており、また最近は他のドラマでも大いに注目されている若手の有望株だ。


出演者の中で最大の注目は、約20年ぶりに現場復帰となったアニー役の森永奈緒美だろう。伊賀電役・渡洋史の現役感とは比較にならないものの、その存在感は流石。沢村大役の円谷浩の出演が叶わない今となっては、二代目との引継ぎには欠かせないポジションで、メイキングで撮影風景を見た後だと、沢村大の写真に語り掛けるシーンは余計グッとくる。


復帰と言えばもう一人、「宇宙刑事」全作に出演した大山小次郎役・鈴木正幸の登場も嬉しい。『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』では唐突に名前だけ出てきていたが、今回は独特の訛りや十文字激を「激ちゃん」と呼ぶ口調など正に当時のイメージ通りの小次郎さん。ブランクを全く感じさせないのはプロの仕事だ。


『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』や『スーパーヒーロー大戦Z』には希薄だった「宇宙刑事」愛に満ちたこの二部作、受け止め方は様々でこれでもリスペクトが足りないとか、まるで別物で承服できないという人がいることも承知しているが、これを足掛かりとして更なる「宇宙刑事」の活躍を観てみたいと素直に思わせてくれるだけの熱のこもった作品にはなり得ていると思う。


3大宇宙刑事の母艦は今回も出てくるが、ブルーホークとかシャイアンといった乗り物は出てこないし、バトルフォーメーションだけで、最大のインパクトを与えるシューティングフォーメーションの出番は今回はなし。『シャリバン』編含めてそのあたりは次回作へ期待したい部分だ。
またコンバットスーツ含めて、3人とも装備が旧作のままなのも気になる。30年も経てば改良を加えたり、新兵器・新装備の類が登場してもおかしくないと思うが。


【おまけ】
ブックレットによれば、タミーは上原正三が好んで使う名前「民」「民子」(ギャバンの母親も一乗寺民子)から、シシーは上原正三が書いた『ウルトラセブン』の没脚本「300年間の復讐」に登場するトーク星人の妹シシー(アンヌと瓜二つという設定)から、ということで共に上原正三へのオマージュとのこと。
『ウルトラセブン』といえば、ピタピタが使った超絶興奮剤「メトロニア」は、メトロン星人由来だとか?!


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by odin2099 | 2014-11-08 20:55 | ビデオ | Trackback(1) | Comments(0)

e0033570_16473759.jpgかつて銀河連邦警察が壊滅させたマクー、マドー、フーマとの関連が疑われる事件が頻発。これを追っていたギャバン=十文字激(演:石垣佑磨)は、一連の事件は模倣犯(コピーキャット)の犯行である可能性に思い至る。その背後には共通する何者かの存在が…。


一方銀河連邦警察は、ネオマドーの最高幹部ガイラー将軍(演:西興一朗)が宇宙マフィアのガマゴンを相手に、人間を不死身の戦闘マシーンに変えてしまう薬物ハイパーMの取引を地球で行うという情報を掴み、シャリバン=日向快(演:三浦力)と相棒の科学捜査官シシー(演:桃瀬美咲)を派遣する。地球で快は、同じイガ星出身の幼馴染である宇宙刑事エステバンことセイギ(演:馬場良馬)とその上官アイリーン(演:矢吹春奈)と合流し取引現場へと向かうが、その捜査の情報は漏れておりガイラーを取り逃がしてしまう。


実は快はシシーにも知らせず、ニコラス・ゴードン新長官(演:藤堂新二)から特命を受けていた。それは銀河連邦警察内部に潜入したネオマドーのスパイの正体を突き止めること。そしてその疑惑の眼は、不審な行動をとるアイリーンに向けられていた…。


『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』に始まり、『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』、『特命戦隊ゴーバスターズ』#31・32を経て『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』と続く一連の作品群を<平成宇宙刑事シリーズ>と呼ぶ動きもあるようだが、その系譜に連なる最新作がこれ。
試写会では箝口令が布かれていたが、ようやくソフト版がリリースされたのでここでレビュー。


出演は他に、アイリーンのかつての相棒ジェンサーに富田翔、ニュースキャスターに西嶋美幸、『ギャバン THE MOVIE』に引続いて登場の秘書官エリーナに穂花、二代目シャイダー=烏丸舟に岩永洋昭、そして初代シャリバン=伊賀電は勿論この人、渡洋史! 
脚本は荒川稔久、監督は坂本浩一。


セイギ役の馬場良馬は『ゴーバスターズ』のブルーバスター/岩崎リュウジでお馴染み、西、富田、西嶋の3人は『爆竜戦隊アバレンジャー』の主要キャスト、桃瀬美咲は『獣電戦隊キョウリュジャー/ガブリンチョ OF ミュージック』『赤×ピンク』に続いてこれが3本目の坂本監督作品への出演、矢吹春奈はかねてより監督がラブコールを送っていた相手とのこと。


コム長官を演じた西沢利明が亡くなった後、『スーパーヒーロー大戦Z』では不在だった長官役(初代ギャバン=一乗寺烈がコム長官に代わる役回りを演じていた)に起用された藤堂新二は、日本版『スパイダーマン』に主演した後は悪役に転じ、『電子戦隊デンジマン』のヘドラー将軍や『超人機メタルダー』では桐原剛造=帝王ゴッドネロス役でも知られているが、山城拓也はスパイダー星人ガリア(演:西沢利明)によってスパイダーマンになった、という経緯を知っているとこのキャスティングは感慨深いものがある。


物語は前回も書いたかと思うが、刑事モノらしいハードかつ熱いストーリー。香港ノワールや韓国映画を多少意識しているのかも知れない。
誰がネオマドーのスパイかというサスペンス風味もあるが、オーソドックスな作りなのでミスリードを排して行けば自ずと見当はつく。
ということで馬場良馬が振り幅の広い、ブルーバスターとは一味違ったヒーロー像(と言って良いものか)を好演している。


そしてこれを相手に、クールな計算で動く男から熱い感情的な男への豹変を三浦力が熱演。
オリジナルの『シャリバン』とは若干違う違うベクトルながらも、赤いコンバットスーツを纏うに相応しい新たなヒーローを誕生させた。


物語はこれで終わらず、次作『宇宙刑事シャイダー/NEXT GENERATION』へ続き、全ての謎が解き明かされる。


オーディオコメンタリーは三浦・岩永・石垣の3人の宇宙刑事プラス坂本監督。
男4人が集まって、これだけはしゃぎっ放しでうるさいコメンタリーも珍しいかも。必聴!


【ひとこと】
宇宙刑事ジェンサー」は『宇宙刑事シャイダー』の仮題の一つ。古くからのファンには懐かしい名前だ。


【ひとりごと】
桃瀬美咲はメチャクチャ可愛い


【もうひとこと】
三浦力、髪型が全然違うから『ギャバン THE MOVIE』や『スーパーヒーロー大戦Z』のキャラとは別人に見えるぞ。


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by odin2099 | 2014-10-13 16:53 | ビデオ | Trackback | Comments(0)

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