【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<カ行>( 410 )

オーディオブック版を聴いていたら、やはり昔のアニメ版が見たくなってきた。
少しずつ新作アニメの情報も出てきてはいるものの、未だにイベントで当時のキャストが呼ばれるのは、それだけ素晴らしい出来だったということ。
始まるとやっぱり見入ってしまう。

e0033570_14111626.jpg全体的に説明口調の台詞が多かったり、特にこのアニメ版オリジナルのシーンやオリジナルのキャラクターの会話など、物語の背景をわからせ進行をスムーズにさせるためのものなのだなということがあからさまで、後になって原作小説を読んだりアニメシリーズを見たりすると若干気になる部分ではあるものの、「銀河英雄伝説」という作品そのもののプロモーションを兼ねた作品の作りとして悪いとは言えない。
一言二言の為に集められた豪華なキャスティングも、いわゆる腹芸が要求される台詞の応酬には不可欠な要素だったかと。
未だ全貌が明らかにされていない新アニメ版が、果たしてこれを越える、今作り直す意義を見出せる作品になっていることを切に願う。

ところで現行のDVD等は「銀河英雄伝説/わが往くは星の大海」ではなく、「銀河英雄伝説外伝/わが往くは星の大海」となっているが、確かに物語は本編ではなく外伝のもので、かつ30分シリーズのフォーマットに適していないので区別は必要なんだろうとは思うが、後になって題名を変更されるのはあまり気分の良いものではない。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/3584764/


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by odin2099 | 2017-07-17 14:12 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
<DCEU>の「ワンダーウーマン」も気になりますが、<MCU>の「スパイダーマン/ホームカミング」も気になります。どちらも評判良過ぎて怖いくらいですが、今夏はアメコミ映画が豊作ですなあ。
いや、これまでに公開された「ドクター・ストレンジ」も「ローガン」も「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」も好評だったし、これから公開される「マイティ・ソー/バトルロイヤル」も「ジャスティス・リーグ」も期待出来そうなことを考えると、今夏だけじゃなく今年は空前絶後のアメコミ映画の当たり年ということになるかもしれません。

e0033570_21305075.jpgさて、この映画でデビューを飾った”ルーキー”スパイダーマン、絶賛されてるトム・ホランドのピーター・パーカーですが、個人的には「とっつあん坊や」みたいでいただけないな、というのが第一印象だったのですが、本編ではどんな活躍を見せてくれるのやら。
病気療養中だった藤原啓治の復帰も間に合い、楽しみが倍増。やっぱり藤原啓治声でないトニー・スターク=ロバート・ダウニーJr.はしっくりこないもので。

それにしてもこの映画、良く出来てますね。
序盤はスティーブ・ロジャース率いるアベンジャーズの活躍を描き、そういや「エイジ・オブ・ウルトロン」のラストで、トニーはアベンジャーズと距離を置くようなことを言ってたっけ、と思い起こさせ、次のパートではしっかりとトニーをメインフューチャー。その後でようやく両雄が顔を合わせ、早くも対立構造が明らかになるという具合。

そしてアベンジャーズを二分しての大激突。
ここまでの経緯から二人の対決は必然、もう相容れることはないのだろうなと観客を追い詰めているだけに、見ている側にも自然な流れに映ります。
その後で一転して和解の可能性が提示され、これはハッピーエンドに向かうのかと思いきや、最後のトドメとして決定的な破局が訪れる…。
しかしながら幽かな希望を示しながら幕。
これは2作目や3作目ではなし得なかった芸当でしょう。13本目という重みがなせる業でもあります。

<MCU>はこの後「ドクター・ストレンジ」で新たなヒーローを登場させ、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」では相も変わらず宇宙の彼方での大冒険を描いているので、この決裂後のアベンジャーズがどうなっているのかが明らかになるのは、今度の「スパイダーマン」が初めて。ということでも色々と期待は高まりますね。
8月が待ち遠しい今日この頃です。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/25227108/


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by odin2099 | 2017-07-12 21:32 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
主演に大映の清純派スターだった高田美和を迎え、通常のロマンポルノ3本分の予算をつぎ込んだという、<にっかつ創立70周年記念作品>と銘打たれたエロス大作。

e0033570_23181644.jpg夏のアルバイトで軽井沢へやってきた苦学生の青年が、女流階級の夫人と出会い、やがて互いに惹かれて一線を越えてしまう、というミステリータッチを織り込んだラブストーリーで、一見スマートに見えながら実は野心家の青年を五代高之が好演。

財閥の社長夫人であるヒロインを演じた高田美和は、撮影時35くらいだろうか。凛とした気品があり、かつ脆さもある佇まい、そして白い肌が実に官能的だ。
その夫である財閥の社長を土屋嘉男、カフェのオーナーに根岸明美、とある事件を追う警察官に江原真二郎と脇も豪華で製作陣の力の入れ具合が窺える。

小悪魔的な魅力を振りまき、もう一人のヒロインと呼べる存在の社長の姪を演じていたのは吉川由美。
上流階級という立場を享受し、刹那的な生き方をしながら青年を隷属させようとするものの、やがて共犯関係になり、次第に主従が逆転していく様は見物なのだが、実は吉川由美=根本由美
その一年前には五代高之(2代目バルイーグル/飛羽高之)と「太陽戦隊サンバルカン」で共演していた仲(太陽戦隊の嵐山長官の娘・嵐山美佐役)なので、「飛葉が美佐ちゃんをレイプ?!」などというシーンも出てきてしまうのが、「大きなお友だち」的には困惑すること必至。

ラストが重苦しいので何度も見たいと思う作品ではないのだが、それを補って余りあるほど高田美和の肢体は魅惑的である。


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by odin2099 | 2017-07-04 23:19 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19552194.jpg当初は「キング・アーサー/聖剣無双」とサブタイトル付だったガイ・リッチーの監督版、ようやっと見に行ってきました。
しかし何らかのサブタイトルでも付けてもらわないと、ジェリー・ブラッカイマー・プロデュースのディズニー映画と区別がつかないじゃん。

さて、最初にガイ・リッチーがアーサー王伝説を映画化するというニュースが聞こえて来た時、そしていよいよ予告編というか劇中のフッテージが公開された時、いずれも嫌な予感がしたものですが、結論から言うと、控えめに言っても面白くありません。

実在を疑われてる伝説の人物なんだから、どんなアーサー像があっても良いとは思いますが、これ、アーサー王である必要、なくね?
逆に伝説に引っ張られて変な枷が出来ちゃってる分、完全オリジナルストーリーにした方が面白くなったんじゃないのかしらん?

主役をはじめ、登場人物たちにみな華がないし(画面が暗くて表情がよく見えないってこともありますが)、音楽はうるさくがなり立てるだけだし、時代設定がいつ頃なのか知りませんけど「ナポレオン」なんて名前、出しちゃっても良かったのかねえ。
途中でジュード・ロウが渡辺謙に見えてきちゃって、最後の最後までモヤモヤが…。

e0033570_19550931.jpg監督は以前、六部作構想をぶち上げてましたけど、あちらでは大コケしたらしく、全世界の興行成績をかき集めても続編製作にゴーサインは出なさそうな状況だとか。
続編作るなら、グウィネヴィアとかランスロットとか、今回はシルエットのみだったマーリンとかが出てくるのかしらん?
でも黒人のトリスタンとか、アジア系のカンフーマスターは出てくるアーサー王物語ってやっぱり違和感ありすぎ。このまま封印した方が良いんじゃないの?

【ひとこと】
そういやベッカム出てたんだよね。全然わかんなかったけど(というか気にしてなかったけど)。


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by odin2099 | 2017-07-02 19:57 |  映画感想<カ行> | Trackback(5) | Comments(2)
e0033570_22280910.jpg「惑星ロボダンガードA」に「宇宙海賊キャプテンハーロック」、「SF西遊記スタージンガー」ときて、これが<東映まんがまつり>で上映された最後の松本零士原作のアニメ映画。
アニメが「子供のもの」から「若者のもの」へと移り変わっていったことの象徴みたいなものですね。既に2時間クラスの大作として、一般映画枠でヒットを飛ばしているのですから。
それを考えるとブームの末期に放送され打ち切りの憂き目を見た「無限軌道SSX」などは、逆に<まんがまつり>で劇場版を公開し、新たなファン層獲得を目指しても良かったのかも。

e0033570_22275223.jpgお話はテレビシリーズの一挿話として既に映像化されている「ガラスのクレア」のリメイク。キャラクターも設定もテレビ版に準じているものの、キャストやBGMは劇場版からの逆輸入。
元々のお話が良く出来た小品ということもありますが、これがよく効いています。
初期「999」の雰囲気を上手く伝える作品になっているのではないかなあと思います。

大作は大作として、それとは別に<まんがまつり>として小品のリメイクもシリーズとして続けていくのも面白かったかもしれませんね。テレビは反対に「君は戦士のように生きられるか!!」とか「永遠の旅人エメラルダス」みたいなスペシャル版志向に変わって行ってましたから、それらとは棲み分けが出来たらメディアミックスの先駆けになれたように思います。

その際には「蛍の街」なんかどうですか?

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/22779305/


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by odin2099 | 2017-06-23 22:30 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
「テルマエ・ロマエ」を意識したのかなあというオープニングに続き、いきなり始まるギャバン対ウィザード! 
世界観の違うヒーロー同士の出会いというのは燃えますな。
その後もウィザード対キョウリュウジャーといった異種格闘戦が描かれ、ライダーと戦隊が潰し合うだけの前作「スーパーヒーロー大戦」よりも期待が高まります。

ところがワクワク感があるのもここらあたりまで。
ギャバンは一貫して出番があるので、この映画は実質的に「宇宙刑事ギャバン2」と言っても良いくらいの内容になってますが、ウィザードもキョウリュウジャーも途中で退席。どっか行っちゃってクライマックスまで帰ってきません。

e0033570_21294543.jpg代わりに頑張るのがゴーカイシルバーの鎧くんとイエローバスターのヨーコちゃん。
ヒロムとリュウさんも出てきますがすぐにやられちゃうし、宇宙海賊は終盤になってマベちゃんだけがオリジナルの声で出て来るだけなので、二人とも孤軍奮闘。
一見豪華で華やかな映画に見えながら、実は案外地味なメンバーが頑張ってるのがこの映画なのです。

先代ギャバンの烈隊長はトンデモな性格になっちゃってるし、シャリバンも頑固で融通が利かないし、イナズマンやキョーダインの登場も、メタルヒーローのレンジャーキーもなんだかなあという感じ。物語にちっとも活かされてません。
オリキャスの出演も少ないし、音楽も歴代ヒーローの流用曲なんて殆どないし、でクライマックスも盛り上がらず。そもそもレイダーがマドー復活に尽力してる段階で嘘つけ、てなもん。
春映画はつまらないもの、という評価はこの段階ですっかり定着しちゃいましたね。

ラストに思わせぶりに出てくるキカイダーはなんだったのか。この年にリメイクしたかったのかなあ。
実際はこの一年後に実現し、見事に轟沈…(だよね?)

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/22366508/
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by odin2099 | 2017-06-14 21:37 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21103896.jpg15分程度の短編とはいえ、こんな映画が作られたということは、如何に当時のUFOブームが凄かったのかの傍証になるでしょう。
ドキュメンタリータッチのアニメ映画、というのもその特殊性を際立たせています。

以前にも書いたかもしれませんが、この映画から得たUFOの知識って多いですね。
まあ実際はこの映画から直接、ではないんですが、定番中の定番の情報は短い時間ながら詰め込まれています。
マンテル大尉事件、ケネス・アーノルド事件、ヒル夫妻誘拐事件などの有名エピソードや世界各地に残された宇宙人?の壁画や遮光器土偶などの紹介と、ハッタリも効いていて実に夢がありました。

あれから40年以上の年月が過ぎましたが、UFOを取り巻く状況はあまり変わっていないような…?
むしろ、マンテル大尉事件は宇宙人とは何の関係もない、軍の秘密兵器絡みの事故だった、というのが公式見解として定着するなど、一歩も二歩も後退してしまってる気がします。

物語のラストには新作映画として「宇宙円盤大戦争」の告知付き。
そのためこの作品は、本来何の関係もなかったはずの劇場版<マジンガー>関連のソフトに収録されるようになり、一時の流行の仇花的な存在でありながら、比較的今日でも目にする機会が多いものとなっています。
e0033570_21105556.jpg
<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/3487664/


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by odin2099 | 2017-06-13 21:18 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
本来ならVSシリーズは「ゴーカイジャーVSゴセイジャー」か、あるいは「ゴセイジャーVSスーパー戦隊」になってたんだろうけど、先行して「ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」というどっちの要素も盛り込んだ作品を作っちゃっていたので、さてどうするのかなあと思ってると、まさかまさかの宇宙刑事ギャバンの参戦!
まあ何となくそんな噂は流れてきてはいたんだけれどねえ。

e0033570_21072479.jpgそしてこれが紛れもないギャバンの復活だったから二度ビックリ。
銀河連邦警察ではなく宇宙警察所属だったりという意味不明の改変もあったけれど(もしかしてスタッフが設定知らなかった?)、一乗寺烈のコスチュームも変わらないし、ギャバンのデザインも装備もそのまんま。
変にパワーアップしたりせずに電子星獣ドルを駆り、レーザーZビームやスパイラルキック、それにもちろんレーザーブレードで戦う姿の圧倒的な現役感。

そして渡辺宙明BGMに乗せて一乗寺烈=大葉健二が、あの頃と変わらぬアクションを見せてくれる。それだけでこの映画は大成功だ。
ゴーカイジャーだって大先輩のギャバンに遠慮して大人しくしてる、なんていうこともなく、丁々発止、がっぷり四つに組んでの大暴れ。だからこそより作品が盛り上がるという寸法。

更に悪ノリなのが”スーパー大葉健二大戦”とでも呼びたくなるくらいの一人三役。
ギャバン=一乗寺烈だけでなく、バトルケニア=曙四郎、デンジブルー=青梅大五郎も演じ、最後には三人同時変身!
…メインターゲットのはずの子供たちに、その面白さは伝わったのかなあ。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/22361175/


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by odin2099 | 2017-06-13 21:16 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
ウィーン美術史美術館改装の舞台裏を描いたドキュメンタリー映画。
てっきり美術館やその収蔵物を紹介している映画なのかな、と思い込んでいたので、いきなり無造作に床に穴を開け、壁をむしり取り、天井をはがす様が映し出されたりで、その点はちょっと面喰いました。

e0033570_20441545.jpg館長だけでなく、学芸員や美術史家、修復家、運搬係や清掃員にまでスポットを当てているのはユニークではありますが、そこで描かれているのは美術館としてのプライドとお金とにまつわる理想と現実のギャップ、待遇面での不満等々、どこの組織でも見られるであろう組織の暗部。
プロフェッショナルの矜持といえば聞こえはいいが、実際のところは我の押し通しに終始しているようで、その生々しさというか淡々とした描写は、時に睡魔を呼び込むことに…。

ちなみに副題に「ハプスブルク家からの招待状」とありますが、この美術館にはハプスブルク家歴代君主の収集品が多く収められているということから付けられたものでしょう。
主体はハプスブルク家にはありませんし、映画の内容は「招待状」という言葉から受ける優しいイメージとは程遠いものです。厳しい仕事の現場が映し出されたものになっています。


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by odin2099 | 2017-06-12 20:51 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_22110032.jpg本編とは関係ありませんが、「ゲッターロボ」のオープニング映像って良く出来てますねえ。
まず主題歌が格好良いのは当然として、ゲッターロボの特色である3つの形態への変型、その特徴ある戦いぶり、そしてそれぞれを繰る3人のメインパイロット(リョウ・ハヤト・ムサシ)たちを過不足なく紹介し、その上でヒロインであるミチルの存在もきっちりフォロー。
どなたがコンテを切ったのかは存じ上げませんが、小松原さんの流麗な絵の魅力と相俟って、番組の顔としては申し分ない出来です。

e0033570_20414896.jpgこの<東映まんがまつり>上映版はテレビの第6話。
リョウは学級委員とか生徒会長タイプでちょっと融通が利かなそう。ハヤトは自信過剰で自己中心的、尊大で本当に嫌な奴。ムサシもリョウとは違うものの曲ったことは大嫌いでピュア、と三者三様で、こりゃぶつかるのも仕方ないなあと思えるくらい仲が悪い。いやリョウとムサシは良識的な常識人だから、ハヤト一人で輪を乱してる。
この三人が抜群のチームワークを見せるのって何話くらいからだったんだろう?
この映画が公開された時は17話あたりを放送していたはずだけど、この頃はもう抜群のコンビネーションを見せていたんだっけ?

そういえばパンフレットなどの宣材を見ると当初は、爬虫類嫌いのムサシに代わって早乙女博士が出撃しようとする第2話の上映が予定されていたのかな、と思えるのだけれども宣伝のミスなのか、それとも急遽差し替えられたものなのかな?
斯く言う自分も、映画館で第2話を見た、という記憶があったんだけれども…。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/23757386/


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by odin2099 | 2017-06-12 20:47 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

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