【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<カ行>( 415 )

<ファースト・ガンダム>を劇場用にまとめた三部作の第2弾で、春休み興行だった前作に続いて夏休みに公開された。これも一日中映画館で粘って、多分5回くらい観ていた筈。それだけ気に入っていたのか、というと然にあらず、単なる貧乏性だっただけである(苦笑)。

学生だったから時間に余裕があったということもあるのだけれど、この頃は最低でも2回、出来れば3回、4回は観ないと勿体無い、と思っていたのだねぇ。あの『伝説巨神イデオン』劇場版だって、2本立てを2回ずつ観ているし。

e0033570_11111344.jpgその後は時間的余裕がなくなったし、最近はシネコンで観る機会が増えたので入れ替え制が当たり前、それに集中力の限界はせいぜい1時間半という為体。2時間半近くの作品を2回、3回と観るなんて狂気の沙汰である。
今回久々に観直してみたけれど、やっぱり途中で弛れてしまったくらいだし、我ながら堕落したもんだなぁ・・・(爆)。

さてこの第二部、物語は地球上を舞台に進んでいくが、メイン・キャラ、ゲスト・キャラが次々と死んでいくのも特徴。
そこで付いた副題が「哀・戦士」という訳だが、TVシリーズのエピソードの順番を色々と入れ替え、繋ぎ合わせた結果、多くのキャラがまとめて死んでいく羽目になってしまっている。その為に一人一人の印象はかなり薄まってしまった。
それに元々が序章と完結編のブリッジとしての役割に徹しているため、独立した映画としての構成にはなっていない。やはり三本まとめてじゃないと評価出来ない作品だと言えるだろう。
ただ、三本まとめてなら「起承転結」の「承」のパートとして上手く機能したと評しても良い、かな。

なお、回数を観られたのにはもう一つ理由があって、これが三部作で一番上映時間が短いということもあったのを付け加えておこう。
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by odin2099 | 2006-06-27 22:57 |  映画感想<カ行> | Trackback(4) | Comments(2)
『仮面ライダーBLACK RX』を題材にした夕張・石炭の歴史村で上映された3D映画で、「なんで仮面ライダーと石炭の歴史村?」という気もしますが、前年に放送していた『仮面ライダーBLACK』で、TVと映画両方で夕張ロケが行われた際の繋がりでしょう。
その『BLACK』は2本もの劇場用作品が作られましたが、それに続く『RX』では劇場用作品が作られなかったので、これは貴重な映像でもあります。その後は各種イベントでの目玉作品として度々上映され(自分もその時に初めて見ています)、後に(3Dではありませんが)LDでソフト化されました。

e0033570_2320252.jpgRXに苦戦するクライシス帝国は、過去に戻ってRXにパワーアップする前のBLACKを倒そうと目論みます。その計略にはまってピンチを迎えるBLACKの元に、RXが、ロボライダーが、そしてバイオライダーが時空を超えて駆けつけ、デスガロンを始めとする復活怪人軍団と4大ライダーの激闘が繰り広げられる、というストーリーです。
本来は同一人物ですから有り得ない4大ライダーの共闘が売りで、全篇アクション、アクション、またアクションの展開ですが、20分程度の小品なので飽きません。
復活したゴルゴム三神官のうちダロムの声は残念ながら飯塚昭三ではなく依田英助みたいですが、ビシュムを演じているのはオリジナル・キャストの好井ひとみだと思いますし、デスガロンの声はやはりオリジナル・キャストの森篤夫のようですので、スタッフのこだわりも十分に感じ取れる出来です。
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by odin2099 | 2006-06-11 19:56 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
田中芳樹のベストセラー小説初の映像化。TVシリーズ化を前提に企画され、そのプロモーションを兼ねて作られたビデオ用作品だったが、結果的には劇場公開へと昇格。『宇宙戦艦ヤマト』や『機動戦士ガンダム』と比較されて論ぜられることが多く、確か劇場公開やビデオ発売時の謳い文句は”『宇宙戦艦ヤマト』に続く壮大な規模で描かれる宇宙興亡史”というようなものだったと記憶している。
残念ながら劇場では見る機会がなく、ビデオ・リリースされてから程なくして鑑賞。何処もレンタル中で、何日も何軒も足を運んで、やっと借りることが出来たことを思い出す。この時点では原作は興味は持っていたもののまだ読んではおらず、予備知識も殆ど持ち合わせてはいなかったので、『銀英伝』とのファースト・コンタクトはこの作品ということになった。

e0033570_22452222.jpgストーリーは敢えて外伝に材をとって構成。これは正解だったろう。数多くのキャラクターがひしめき合う『銀英伝』の中で、主要なキャラクターの多数が顔を揃え尚且つその立場を明確に表している部分を抽出しているので、パイロット版としては理想的な作り。これにより予備知識無しでもすんなりと物語世界に遊ぶことが出来た。なまじ本編を直接映像化したならば、60分という限られた時間内ではとても消化し切れなかっただろう。また脚本作りもしっかりとしており、60分を短くも長くも感じさせない充実ぶり。作画のレベルも高く、久々に本格的な宇宙を舞台にしたSFアニメを堪能することが出来た。その意味では『ヤマト』『ガンダム』の後継者という扱いも、まんざら的外れではない

その一方で人間ドラマになりすぎているが故に、アニメーションとしての楽しさ、絵で観る面白さというものが欠けているのが惜しまれる。セリフがメインで、大きなアクションもない。絵は勿論綺麗なのだが、綺麗過ぎてリアリティというか重量感が感じられないのが残念で、むしろアニメではなくライブ・アクション作品であったのならば、個々のキャラクターの息遣いまでをも感じ取れたのかもしれないとも思う。それで『銀英伝』という作品の映像化として相応しい作品に仕上がるかというと、ファンからの反応は厳しいものだっただろうが、一つの選択肢として考えてみてもいいだろう。

この作品で特筆すべきはBGMである。全てクラシックの既成曲を用いているのだが、これが抜群の効果をあげている。正直言って後のシリーズ化作品では、無理に曲を画面に合わせようしていると感じることもあるだが、少なくともこの段階ではそれはない。よくこの曲に合わせた場面を構成したな、また、よくこのシーンに合う曲を選んだものだな、と感心する次第である。そして今作品の白眉、<第四次ティアマト会戦>シーンに流れるラベルの「ボレロ」に関しては、SEも抑え、音楽を聴かせるように努力した演出自体がなかなか新鮮であった。

結果的にこの作品はファンに受け入れられることとなり、また多くの新規ファンを開拓するに至った(当然私もその一人であるが)。既にアニメ・ブームは過去のものとなり、ファンの価値観も多様化したために、かつての『ヤマト』や『ガンダム』といった特定作品に人気が集中し社会現象化するということはなかなか起こりにくい時代になってしまっていただけに、過少評価されている作品だと思うのだが、シリーズ化にあたって打ち出した新機軸をはじめ、エポック・メーキング的作品だったことは認めてもよいだろう。
  ×  ×  ×  ×

e0033570_12334343.jpg手抜きして(汗)「しねま宝島」から転載しましたが、この10年以上前(というより20年近く前)に見た時と、今回も殆ど同じ感想を抱くに到りました。
メインサイトである「CHAOS ∞」では『銀英伝』のコンテンツを扱っているくせに、自分の中では最近ちょっと遠い存在になっていたのですが、改めて見ても感動出来るものですねぇ。やっぱり『銀英伝』、好きなんだなぁ。
この機会にシリーズ全話を見直そう!
・・・とはなかなか気力体力それに時間の関係で難しそうですけれど、相方さんの全話レビューも止まってることですし(苦笑)、お任せしっぱなしでは申し訳ないから頑張ろうかな。
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by odin2099 | 2006-06-07 06:13 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(4)
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TVシリーズ37話と同時進行と思われる、北海道は夕張ロケを敢行した劇場用新作第2弾。

ゴルゴムに占領された夕張市を取り戻すために抵抗を続ける地下組織のリーダー役として、夕張市長の中田鉄治(当時)がTVに続いて特別出演し堂々たる存在感を見せている。<劇場用仮面ライダー>お約束の「再生怪人部隊」も登場、レギュラーシリーズに先駆けての「もう一人の仮面ライダー」シャドームーンとブラックとの宿命の対決も描かれるなど、お祭りムードは満点。
劇場版ライダーとしてもかなり上出来の部類。
   ×  ×  ×  ×

ということで、これまた「しねま宝島」から転載。今見ると当時ほど熱気が感じられないものの、やはり面白い。
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なお、ノンクレジットだがシャドームーンの声を演じていたのは寺杣昌紀。
この作品以降、東映のヒーロー番組では一部で顔出し出演もあるが声の仕事が増え始め、今では洋画や外国テレビドラマでは主役級として欠かせない存在である。
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by odin2099 | 2006-05-24 06:17 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(2)
e0033570_2335336.jpgこの頃、どういう訳か空飛ぶ円盤やらUFOやらのブームが起こっていた。
映画の世界に関して言えばパニック映画のブームからオカルト映画へと興味が移り、やがてそれがSF映画へと移行しようとしている時期なのだが、考えてみればUFOというのはそのどれもに該当する素材であるのだから、ブームからブームへの橋渡しというか潤滑油の役目を果たしていたのかも知れない。

そして<東映まんがまつり>でも、真正面からUFOを取り上げた作品を作り上げた。
スチール写真も織り交ぜ、正にアニメーションで描くドキュメンタリーというべき大真面目な作品で、あのUFO研究家・南山宏がスタッフに名を連ねている。盛んに放送されていたTVのUFO特番と同工異曲と言ってしまえばそれまでだが、それを敢えて映画で、しかもアニメでやろとした意図がわからない。

e0033570_23113844.jpgわからないと言えば、これが「マジンガー THE MOVIE」というDVD-BOXに収録されているのも謎である。
確かにこの作品を元にして『宇宙円盤大戦争』という作品は生まれたようだが、この作品自体は永井豪ともダイナミックプロとも無関係なはず。もっともそのお陰で今でもこの作品を見ることが出来るのだが。

そういえば最近、イギリスの国防省が「UFOは存在しない」とする報告書を作成していたことが報じられていたが、何故今の時期にそんな話題が出てきたのだろう?逆に何かあるんじゃないかと勘繰りたくもなってくる。
しかしこの作品から30年経っているが、UFOに関してはここで描かれている以上の新情報が殆どないのが寂しい限りだ。e0033570_1056966.jpg
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by odin2099 | 2006-05-23 06:20 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(4)
e0033570_16223166.jpgタイ版の「ゴジラ」と異名をとる作品ですが、ゴジラの如き巨大サイズの怪獣が暴れまわるわけではありません。
確かに等身大ではありませんが、闇に潜んで次々と獲物を狙うという、どちらかというと「エイリアン」や「プレデター」タイプのモンスター映画だと思います。
80メートルだ、100メートルだ、といった巨大怪獣では大きすぎてなかなか実感が湧きませんが、5~6メートル、10メートルくらいですとより身近な恐怖を感じます。

登場人物に共感出来ないので前半はイライラさせられる部分もないではありませんが、CGも良く出来ていてクライマックスはなかなか盛り上がりを見せます。
見所を尋ねられて、「怪獣と人間の対決」と言い切る監督は大変頼もしく、「これからも怪獣映画を作ります」と宣言しているのは嬉しいですね。
既に続編の脚本も脱稿しているそうですし、今後も期待出来そうです。
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by odin2099 | 2006-05-15 21:40 |  映画感想<カ行> | Trackback(4) | Comments(0)
e0033570_10551256.jpgテレビシリーズ第6話「恐竜!東京ジャック作戦」を、ブローアップしてワイド版に仕立てたもので、夏の<東映まんがまつり>上映作品の一つです。この時はメインプログラムが『マジンガーZ対暗黒大将軍』でしたから、劇場でマジンガーZ、グレート・マジンガー、それにゲッターロボと、永井豪&ダイナミック・プロの3大ロボットを堪能出来たわけです。

しかし当時の記憶は結構いい加減でして、実は割りと最近まで劇場で上映されたのは別のエピソードだと勘違いしていたくらいです。それくらい印象に残らないお話だったとも言えますが(苦笑)。

些細なことでいがみ合うゲッターチームの3人、リョウ、ハヤト、ムサシ。皆の気持ちがバラバラな故にピンチを迎えるのですが、結局はなんとな~く勝ってしまいます(笑)。仲直りしたんだかしないんだか、どうも釈然としない終わり方なんですが、これも初期エピソードならではの迷走なんでしょうか?e0033570_23504877.jpg







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by odin2099 | 2006-05-10 06:02 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_22354414.jpgTVシリーズの第5話・第6話の前後編を再編集して<東宝チャンピオンまつり>で上映したもの。以前ならこの手の作品はリアルタイムで劇場に行かない限り見ることが叶わなかったものだが、最近ではこういったものでもDVD化され見るチャンスが出来た。良い時代になったものである。『帰ってきたウルトラマン』には後2本劇場版が存在しているが、願わくばそちらもDVD化されんことを。

最近始まったシリーズ最新作『ウルトラマンメビウス』にも出ているグドンとツインテールが大暴れする娯楽編で、ウルトラマンも叶わない強敵、MAT内での隊員同士の確執、怪獣退治か人命優先かを巡っての上層部と対立などなど、一本の映画としても見応えあり。ゲストが藤田進と佐原健二なのも、往年の怪獣映画ファンには嬉しいところだろう。
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by odin2099 | 2006-05-03 19:04 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(2)
従来のシリーズとは一線を画して作られた『仮面ライダーBLACK』は、結構好きな作品でした。
その劇場版の一本目で、放送開始から約半年経って、2台目のバイクであるロードセクターや、ゴルゴムの新幹部・剣聖ビルゲニアが登場するなど、シリーズが一つのターニング・ポイントを迎えている時期の製作・公開です。当然この劇場版にもそれらの要素を詰め込んでいますが、どちらかというと無理矢理組み込んだという感じが強いのは致し方ないですかね。お話もこれといって特筆するほどのこともありません。というか、久々に見たので今なら許せるという気持ちになりましたけれど、当時はボロクソ言ってましたね(苦笑)。

e0033570_237055.jpg見所としては、先ずカメレオン怪人の設定がユニークなことが挙げられます。従来の劇場用作品といえば、オリジナルの新怪人と再生された怪人軍団がタッグを組んでライダーを襲うというものがメインでしたが、このカメレオン怪人は途中で5体に分離してライダーを襲うというシチュエーションがあり、つまり新怪人でありながら怪人軍団(と呼ぶには些か少なすぎますが・・・)を兼ねているのです。これはありそうでなかったパターンです。

二つ目の見所は、原作者の石ノ森章太郎がゲスト出演していること。これまた何とも不可解なキャラクターなんですが、まぁ見てのお楽しみとしておきましょうか。

そして最後は歌。
『BLACK』はアクションシーンに挿入歌が流れるケースが多く、ノリの良い曲が沢山あるのですが、この映画ではラストシーンで主演の倉田てつをの歌が流れます。いや、元々主題歌を歌っているのですからそれはそれで良いのですが、なんとも歌謡曲チックな挿入歌を、浜辺を散歩しながら歌ってしまうのです・・・。
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by odin2099 | 2006-05-01 06:18 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
7年ぶりに復活したゴジラ映画の第3弾は、アメリカからキングコングを招いての日米怪獣王頂上決戦!
――ということで期待して見ると、ちょいと肩透かしを食らった気分になるんじゃないかと思う。そもそもまともに戦わせたら、コングはゴジラの敵じゃないと思うんだけど、如何?

e0033570_11392552.jpgさて、この作品を怪獣映画の最高傑作に推す人は少なくないし、実際映画として面白いことも確かなのだけれども、見終わった後はキングコングとゴジラという二大スターの激突よりも、高島忠夫、藤木悠、有島一郎のトリオ漫才の方が強く印象に残ってしまう。
なにせ初めて見たときは、人間側のドラマが邪魔臭く感じてしまい、ゴジラ映画を見た気にはまるでならなかったくらいだ。当然映画そのものも、ちっとも楽しめなかった。
今は充分に楽しんでいるのだけれども、どうもそれは怪獣映画としてではなく、コメディ映画として面白がってるようだ。それって怪獣映画としては失敗作ってこと?
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by odin2099 | 2006-04-22 07:56 |  映画感想<カ行> | Trackback(3) | Comments(7)

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