【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<カ行>( 417 )

従来のシリーズとは一線を画して作られた『仮面ライダーBLACK』は、結構好きな作品でした。
その劇場版の一本目で、放送開始から約半年経って、2台目のバイクであるロードセクターや、ゴルゴムの新幹部・剣聖ビルゲニアが登場するなど、シリーズが一つのターニング・ポイントを迎えている時期の製作・公開です。当然この劇場版にもそれらの要素を詰め込んでいますが、どちらかというと無理矢理組み込んだという感じが強いのは致し方ないですかね。お話もこれといって特筆するほどのこともありません。というか、久々に見たので今なら許せるという気持ちになりましたけれど、当時はボロクソ言ってましたね(苦笑)。

e0033570_237055.jpg見所としては、先ずカメレオン怪人の設定がユニークなことが挙げられます。従来の劇場用作品といえば、オリジナルの新怪人と再生された怪人軍団がタッグを組んでライダーを襲うというものがメインでしたが、このカメレオン怪人は途中で5体に分離してライダーを襲うというシチュエーションがあり、つまり新怪人でありながら怪人軍団(と呼ぶには些か少なすぎますが・・・)を兼ねているのです。これはありそうでなかったパターンです。

二つ目の見所は、原作者の石ノ森章太郎がゲスト出演していること。これまた何とも不可解なキャラクターなんですが、まぁ見てのお楽しみとしておきましょうか。

そして最後は歌。
『BLACK』はアクションシーンに挿入歌が流れるケースが多く、ノリの良い曲が沢山あるのですが、この映画ではラストシーンで主演の倉田てつをの歌が流れます。いや、元々主題歌を歌っているのですからそれはそれで良いのですが、なんとも歌謡曲チックな挿入歌を、浜辺を散歩しながら歌ってしまうのです・・・。
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by odin2099 | 2006-05-01 06:18 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
7年ぶりに復活したゴジラ映画の第3弾は、アメリカからキングコングを招いての日米怪獣王頂上決戦!
――ということで期待して見ると、ちょいと肩透かしを食らった気分になるんじゃないかと思う。そもそもまともに戦わせたら、コングはゴジラの敵じゃないと思うんだけど、如何?

e0033570_11392552.jpgさて、この作品を怪獣映画の最高傑作に推す人は少なくないし、実際映画として面白いことも確かなのだけれども、見終わった後はキングコングとゴジラという二大スターの激突よりも、高島忠夫、藤木悠、有島一郎のトリオ漫才の方が強く印象に残ってしまう。
なにせ初めて見たときは、人間側のドラマが邪魔臭く感じてしまい、ゴジラ映画を見た気にはまるでならなかったくらいだ。当然映画そのものも、ちっとも楽しめなかった。
今は充分に楽しんでいるのだけれども、どうもそれは怪獣映画としてではなく、コメディ映画として面白がってるようだ。それって怪獣映画としては失敗作ってこと?
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by odin2099 | 2006-04-22 07:56 |  映画感想<カ行> | Trackback(3) | Comments(7)
映画『ガンダム』を初めて見たのは、今はなき渋谷の映画館。
公開から既に2週間以上経った春休みのとある日だったのだが、この時に映画館で不快な思いをしたことを今も覚えている。
その映画館があまり大きくなかったこともあるけれど、人気作品ということで劇場は混雑。ただ、こちとらそういう状況は『ヤマト』や『999』で慣れているものだから、人の波を掻い潜ってそれなりの席を確保。で、のんびり見ようとしていたのだが、問題は前の席の母子連れ。幼稚園くらいの子どもだったと思うが、なんと自分の膝の上に子どもを乗せたのだ。

その映画館は元々スクリーンの位置が低く、前に座高の高いヤツが座るとスクリーンがかなり隠れてしまう作りになっている(というか、最近のシネコンはその点改善されているけれど、昔ながらの映画館にはこういうところが少なくない)。そんな状態なのに、膝の上に子どもを乗せられた日にゃ、スクリーンの下半分は隠れたも同然だ。当然こちらとしては「見えないから」と注意をしたのだけれど、「私たちも見えないから」ときたもんだ。
なら隣の座席にクッションでも何でも借りて(貸してくれる所は結構ある)、そこに子どもを座らせろ~!
じゃなきゃ、まだ空いているから最前列へ行け~!!
こういう母親に育てられた子どもって不幸だな、とまで思った瞬間である。
他にも映画館の観客マナーで腹が立ったことは何回かあったが(以前にここでも書いたことがあったけど)、それはまた別の話。

e0033570_11424186.jpgま、そんな環境で見たせいか、この作品にはあんまり良い印象がない。
『ヤマト』も『ガンダム』もTV版はリアルタイムで見てなくて、再放送というよりも映画版で体感したクチなんだけど、『ヤマト』にはすぐにハマったのに『ガンダム』はイマイチ。『ヤマト』の場合は最初からの乗組員(厳密には違うけど)という意識があったけれど、既に映画公開前から盛り上がっていた『ガンダム』には、乗り遅れたという引け目というか負い目があったし、それにアニメ雑誌などで「ヤマト派」「松本零士派」VS「ガンダム派」みたいな対立構図があった際に、なんとなく「ヤマト擁護派」というか、アンチ「ガンダム」に流れてしまったという気分的なものも大きい。それにやっぱりこの映画は、10ヶ月間放送されたTVシリーズの概ね3ヶ月分をまとめた、要するに起承転結でいえば「起」の部分しか描いていないのだから、面白くなりようがないのだ。

ということで、自分がようやっと『ガンダム』を認められたのは、公開から10年ぐらい経って、3本まとめて見る機会があってからだ。
三分の一として見るならばこの作品は良く出来ているし、安易に一本でまとめようとしなかった富野監督の、サンライズの姿勢は立派だ。それが当時、どれだけ無謀なことだと思われていたかを考えれば尚更のこと。
ただ、それならタイトルにパート1であることをしっかり明記すべきだし、宣伝でも強調すべきだったとは思うが、それが限界だったのだろうなぁ。まぁ最近でも『ロード・オブ・ザ・リング』三部作が同じような扱いになっていたが。
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by odin2099 | 2006-04-09 07:41 |  映画感想<カ行> | Trackback(5) | Comments(2)
e0033570_23495370.jpgなんとな~く見てしまいましたが、何度見ても面白くありません(苦笑)。
そのあたり、「しねま宝島」にウダウダ書いてしまいましたが、スケジュールの関係だとか幾つかの外的要因はあっても、つまるところはホン作りの段階に問題があったとしか思えません。キャラクター人気に頼りすぎた結果でしょうか、ホント、勿体無いことです。

そういえばこの時の<東映まんがまつり>は名作モノがなく、メイン扱いは『マジンガーZ対暗黒大将軍』でした。作品の勢い、出来栄えを比較するまでもなく、「仮面ライダー」と「マジンガー」の力関係が完全に入れ替わった瞬間です。e0033570_23251025.jpg
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by odin2099 | 2006-04-06 23:44 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_23534457.jpg『仮面ライダー』ブームのピーク時に公開された作品で、地方ロケを敢行し、復活再生された怪人軍団に加えて、劇場作品限定の新怪人の登場、さらに駆けつけた1号、2号との3人ライダー夢の共演とイベント性にも富んだ娯楽作品。また、こういった仕掛けモノに頼らない宮内洋や小林昭二の熱演も光る。結構回数見ているのだけれど、その都度楽しく見てしまう(詳細は「しねま宝島」を参照 <追記>下記に転載)。

それにしても、この時の<東映まんがまつり>の併映作品は『マジンガーZ対デビルマン』。この組み合わせ、当時の子どもたちにとっては正にキラー・コンテンツ!

  * * * * *

「しねま宝島」より転載
当初は併映の『マジンガーZ対デビルマン』を意識してか、『V3対ダブルライダー』というサブタイトルが付けられていた、’73年夏の<東映まんがまつり>の目玉作品。
TVシリーズ20話・21話と同時撮影で(ゲストの役者も同じ)、フェリーやホテルとのタイアップを盛り込みながら四国ロケを敢行し、映画オリジナルの新怪人や劇場映画恒例の復活した怪人軍団の登場、さらにTVに先駆けて1号・2号との共闘を描いた娯楽編で、案外盛り上がらない劇場版『仮面ライダー』シリーズにあっては上位の完成度。

TVと併行しての撮影だとスケジュール面から素面の役者さんの出番が減り、その分変身後のヒーローのシーンが増えることが多いが、この作品では素顔の風見志郎=宮内洋がしっかりと見せ場を作っているのは流石である。爆発シーンが多いのもこの作品の特徴で、しかもその規模が半端ではない。無人島ロケした前半のシークエンスでは、その影響で島の地形が変わってしまった、という伝説もあるくらいだ。

難を言えば、売り物であるダブルライダーの登場場面が少ないことくらいか。
勿論これは『仮面ライダーV3』の映画だからあくまでも主人公はV3なわけだが、せっかくの<まつり>なのだからもうちょっと活躍しても良かったように思う。しかもその登場シーンが実にあっさりしたものなのも惜しく、もうちょっと劇的効果を狙った演出をしても良かっただろう。

なおダブルライダーは衣裳のみで、藤岡弘と佐々木剛は声のみの出演。「ライダーダブルキック!」などの掛け声がバラバラなのは、アフレコが別々に行われたからだろうか。

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by odin2099 | 2006-03-30 22:43 |  映画感想<カ行> | Trackback(1) | Comments(3)
なんだかまた急に見たくなり、先週廉価版のDVDを買ってきた。『海底2万マイル』という題名でも公開されたようだけれど、ビデオは『海底20000マイル』。これが今の一般的表記なのかな。DVD版は『2万マイル』表記に戻っていたけれど。

e0033570_14314075.jpgジュール・ヴェルヌの”超”有名作品を原作とするSF映画の古典だが、現在の目で見ても何ら劣るところがないのは驚くべきこと。潜水艦ノーチラス号のデザイン、その艦内の美術設定は、50年以上も前の作品とはとても思えないくらいモダンである。
同じ年に我が国では『七人の侍』『ゴジラ』が公開されている。あちらはやはり古臭さを感じさせる部分も少なくないけど、こちらは最近の作品と比べても全く遜色なし。当時のディズニー映画製作陣の底力を、まざまざと見せ付けられた感じだ。

で、昨日は気持ち良くこの映画を見ていたのだけれど、見終わった後で監督したリチャード・フライシャーの訃報を知った。
最近はなんだか妙にシンクロするケースが多くて戸惑うばかり。『バラバ』、『ミクロの決死圏』、『ドリトル先生不思議な旅』、『トラ・トラ・トラ!』、『キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2』、『ジャズシンガー』等々、多くの娯楽大作で楽しませてくれた人。ご冥福をお祈りします。
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by odin2099 | 2006-03-28 22:37 |  映画感想<カ行> | Trackback(3) | Comments(4)
新訳Zガンダムの第三部、すなわち完結編。
ティターンズとエウーゴの抗争に、割って入る形となった旧ジオンの残党アクシズ勢力。その三つ巴の戦争もいよいよ終局へ。
ということで、全篇戦い戦い、また戦い。ちょっと気を抜くと、今はどことどこがどういう立場で戦っているのか、出撃しているのは誰と誰なのか、そういった俯瞰的な視点を見失ってしまうほど。早い段階で、自分にとってのキーとなるキャラクターを掴まえておかないと、物語の流れも捉え損なってしまうくらいだ。

e0033570_1149651.jpgま、そんなことよりも、今回の問題はラスト・シーンだろう。TVシリーズのラストとは変える、それが”新訳”たる所以だということは製作開始当初から広くアナウンスされていたのだが、う~ん、これはあり? 全く新しく付け加えられた旧ホワイトベース・クルーたちの特別出演は兎も角として、カミーユとファの描写の改変が、なんだかひどく安っぽいハッピーエンドに感じられたのは、自分だけではないと思うぞ。
またこの終わり方では『機動戦士ガンダムZZ』には繋がらないし、かといってハマーンの野望にも決着がついていないし、当然『機動戦士ガンダム/逆襲のシャア』にも続かない。こうなったら富野カントクには、”新訳”どころではない完全新作で『ZZ』をも映画化して、ミッシング・リンクを埋めてもらわねばなるまい。・・・・・・やらないだろうけどなぁ。

結局この映画版『Z』は、パート1の出来で大いに期待したものの、パート2、3と徐々に落胆の度合いが大きくなってきた。フォウもロザミアも出番はあれだけだし、そもそもTV版『Z』で一番好きだったシャアのダカールでの演説がない段階で、自分にとっての価値はかなり下がってしまったのだけれど。

ところで今回の映画化にあたっては一部のキャスティング変更が物議を醸したが、どーゆー訳かサラ・ザビアロフのキャストがまた変更になっている。じゃあパート2は一体何だったんだよ~。
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by odin2099 | 2006-03-26 05:51 |  映画感想<カ行> | Trackback(17) | Comments(8)
e0033570_1254595.jpg1980年春の<東映まんがまつり>で上映された短編作品で、『銀河鉄道999』の映画としてはこれが2本目となります。
といっても前年に公開された長編作品とは無関係で、こちらは放映中だったTVシリーズをベースにした作品。TV版第3話「タイタンの眠れる戦士」でも描かれた、「ガラスのクレア」のエピソードをリメイクしています。

ただしクレアの声は劇場版と同じ麻上洋子ですし、<クレアのテーマ>も劇場版のものを流用していますので、TVと映画の中間に位置する番外編だと言っても良いでしょう。
映画化ということで色々と膨らませているのかなと思いきや、意外にあっさりした作りなのがやや残念ですが、ファンならば必見の小品でもあります。

サイト内感想は「しねま宝島」へ。
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by odin2099 | 2006-03-12 20:47 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
アニメーション・ブームに引き摺られるように沸き起こった懐かしヒーロー・ブームに乗っかって、ウルトラマンにやや遅れて仮面ライダーも復活! 題名もそのものズバリの『仮面ライダー』で、主役キャラクターは由緒正しい8人目、空も飛べるその名もスカイライダーである。
TVでの復活と同時に劇場への進出も考えられ、一時は単独上映も、という話もあったらしいが、結局は1980年春の<東映まんがまつり>の目玉に決定。もっともこの”新生”『仮面ライダー』は、関係者の期待するほどの活躍を見せてくれなかったため、この劇場版で早くも9人目のライダー、仮面ライダーV9を登場させてヒーローを切り替えることも検討されていた、というのも有名な話。
結局は、新型エネルギーを入手せんと、宇宙からの侵略者・銀河王と手を組んだネオ・ショッカーの野望を打ち砕くため、8人の仮面ライダーが集合して戦いを挑むというものに落ち着いた。

e0033570_15485989.jpgそんなこんなで予算が潤沢にあったのか、大規模なミニチュア・セットを組むなどこれまでの作品には見られなかったくらい特撮シーンが充実。ネオ・ショッカーの新怪人に大戦車、そして怪人2世部隊の登場! 銀河王と彼の配下の怪人(宇宙怪獣?)も絡む8人ライダーのアクション・シーン! さらに原作者・石ノ森章太郎(総監督を兼任)自身も特別出演!と画面を彩る要素も充実し、上映時間も、30分程度だったこれまでの劇場版とは違って45分近くの尺をもらって見応え充分!
・・・・・・のハズなんだけれど、肝心のお話がサッパリ面白くない
素顔を見せず、声優が持ち回りで台詞当ててるだけの歴代ライダーにかつての面影は皆無だし、中盤以降は芯となる役者がおらず、若手と子役だけになるので(石ノ森章太郎のお気に入りだった歌手の中村ブンだとか)そういった方面でも期待出来ないし。
怪人軍団の猛攻を掻い潜って愛車スカイターボを駆って基地へ乗り込もうとするスカイライダーを、歴代ライダーたちが助けるのだが、1号ライダーが二度も助けに入ったりするのは不自然すぎ。ただバイクに乗ってるだけのスカイライダーよりも、戦いながら追いかける1号の方が素早く動いてるのか?それならお前が基地へ行け!ってなものだ。
掛かったお金と面白さの度合いは反比例。テンポも悪く、ライダー・シリーズの劇場用作品としてはワースト1かも知れない。ファンの方、ゴメンナサイ。

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by odin2099 | 2006-03-10 21:35 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
最近は思い出の作品群を少しずつ見直している、ということを先日書きましたけれど、その中で絶対に避けて通れないのがこの作品ですね。言いたいことは概ねサイトの方に書いてありますのでそちらをご覧頂きたいのですが、今回もまた見直しながら涙してしまいました。自分にとって生涯のベスト1作品だと断言するつもりはありませんが、間違いなくベスト10には入るくらい存在感を持った作品なのです。

e0033570_15554872.jpgただ、だからといって決して『銀河鉄道999』のファンではないのです。

例えば松本零士の描いた原作漫画は、通しで読むと辻褄が合わないところだらけでイライラしますし、何故か2本の劇場用映画でのエピソードやシチュエーションを脳内補完しなければ上手くお話が繋がらないのはどうかと思います。これは再開された新シリーズに、より顕著に見られる点でもあります。
TVアニメ版は、どういうわけか鉄郎が何にでも首を突っ込みたがるお節介屋で、何かと言うと母親の悲劇を持ち出して自分の立場を正当化しようとしているヤなガキにしか見えないのがなんだかなぁ・・・。
またこの作品の続編『さよなら銀河鉄道999』は・・・やっぱり蛇足以外の何者でもないでしょうね。

というわけで、自分にとっての『銀河鉄道999』は唯一無二、この劇場版に始まり劇場版に終る、ということになります。
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by odin2099 | 2006-03-05 16:45 |  映画感想<カ行> | Trackback(3) | Comments(4)

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