【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<カ行>( 386 )

ゴジラシリーズ29作目、今日から公開なので早速見てきました。
庵野+樋口でゴジラ?と製作発表の段階で期待値は低かったのに、試写や最速上映では絶賛の嵐。
かえって不安に駆られていたのですが……。

e0033570_23085717.jpg2作め以降の「ゴジラ」は直接間接問わず1作目の続編としての位置付けでしたが、今回初めて1作目はなかったことになってます。これは大英断ですね。
そして「もし現代に怪獣が現れたら」というシミュレーション映画になっています。

怪獣のシミュレーション映画としては、1984年版「ゴジラ」を皮切りに「ガメラ/大怪獣空中決戦」「ガメラ2/レギオン襲来」といった秀作がありますが、今回はよりシミュレーション度合いが強く、怪獣を描くことよりも怪獣出現に右往左往する政府首脳を描くことに主眼が置かれてるようです。
事件発生から次々と情報が集まり、それが錯綜し誤った判断を下し、それに対してあたふたと対応する閣僚メンバーなどはポリティカル・サスペンスの趣き。
その辺りが好物の自分にとっては、正に「どストライク」な展開でした。

首都を舞台にした戦争映画の側面もあります。
これもポリティカル・フィクションの範疇かと思いますが、特に近年の作品としては「パトレイバー/首都決戦」に近いというか、同じような匂いを感じます。
庵野総監督は次に「機動警察パトレイバーREBOOT」を手掛けるそうですが、然もありなん。
日本で戦争映画をやりたければ怪獣映画にするしかない、と言っていたのは金子修介監督でしたっけ。

e0033570_23090906.jpgその怪獣が起こす災害描写は、阪神淡路や東日本、最近の熊本といった実際の災害を経てよりリアルに進化しています。もはやこれらを単なる絵空事として割り切って表現することは許されないのだろうと思います。
ここら辺もディザスター・ムービー好きの自分にとってはツボでした。

「ゴジラ」だけでなく数々の東宝特撮映画へのオマージュ、意外にも大量に流用された伊福部昭メロディー。
いや東宝特撮だけじゃないですね。多分この監督&総監督コンビと同世代で趣味趣向が近い人なら、見ていて大笑いするかもしれません。あ、こんなとこから持ってきてら~という感じに。
そして、それを知らない人には新鮮に映るんだろうと思います。
「エヴァンゲリオン」からの音楽流用は、セルフパロディとはいえやりすぎだと感じる人も少なくないでしょうが。

ただ、怪獣映画としては面白いと思うんですけど、ゴジラ映画としてはかなーりの疑問符。
ゴジラ映画のベストに挙げる人がいる一方で、ワースト扱いする人がいるのも頷けます。
ぶっちゃけこの映画、ゴジラそのものの描写をオミットし、人間側の受けの芝居だけでも十分に成立しちゃうんです(その方がカルト映画として後年まで残るかも)。
ゴジラが出てくるのに、ちっともゴジラ映画を見た気分にならない。
ーーそれがこの映画の最大の欠点でした。

公開初日なので、まずはこれまで。
もう一回見に行く気になったら補記するかも。

【ひとこと】
これ、政治風刺コメディにもなってるのね。


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by odin2099 | 2016-07-29 23:15 |  映画感想<カ行> | Trackback(39) | Comments(10)
「グリーンのコスチュームはやめて!」と俺ちゃんが言ってたけど、その緑のヤツを再観賞。
ライアン・レイノルズは「ウルヴァリン/X-MEN ZERO」といい「ブレイド3」といい、アメコミ映画に縁が深いですなあ。
前の記事はこっち

この映画、公開当初は「続編決定!」と景気の良い話も聞こえていたのに、そのうち「続編じゃなくてリブートになりそう」とどんどんトーンダウンしていったのだけれど、そんなに酷かったかなあ。
「興行的にはイマイチだった」から「作品内容が不評だった」に代わり、しまいには失敗作の烙印を押されるに至っちゃったけど、個人的には詰まんなかったという印象はないんだけど。

e0033570_00083224.jpg硬軟自在のレイノルズは良かったし、ヒロインのブレイク・ライヴリーも悪くなかったし(スカーレット・ヨハンソンと離婚したレイノルズは、この作品が縁でライヴリーと再婚したんだっけ)、もし気に入らない点があったとすれば、グリーン・ランタンそのもののビジュアルイメージくらいなもの。あ、悪役もひっくるめてね。

原作コミックは良く知らないけど、能力的なものや世界観が受け入れられなかったとしてもそれは原作のせいだろうし、「スーパーマン」や「バットマン」級のヒットを期待していたとしたら、それは宣伝の仕方やら潜在的な作品のパワー(知名度を含めて)をも鑑みなきゃいけないところ。続編がポシャったのは実に勿体なかったなあと思う。

で、リブート版のグリーン・ランタンはどうやら「ジャスティス・リーグ」でデビューし、その後で単独作品も作られるようだけど、この作品よりもヒットするという保証はないんだし。

まあ、終わったことをグチグチ言っても詮無いことなので、今後の<DCフィルムズ>のお手並み拝見。
そういやこの映画には<エクステンデッド版>もあったんだっけ。今度はそっちも見てみようっと。


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by odin2099 | 2016-06-05 00:12 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_20164100.jpgキャスバルがテキサス・コロニーを出て、ジオンへ入国しようとしているとの情報を得たキシリアは、密かにキャスバル暗殺を計画する。だがエドワウことキャスバルは、自分と瓜二つのシャアと入れ替わることで危地を脱し、シャアになりすまして士官学校へと入学する。
士官学校では学科、実技ともトップの成績を残すシャア。ザビ家の末子ガルマにはそれが面白くない。が、やがて自分を特別扱いしないシャアに好感を抱き、信頼を寄せるようになる。
しかし本物のシャアを知っていた同級生のリノは、旧友シャアのあまりの変貌ぶりに違和感を抱き、やがて驚愕の真実に辿り着く。

コロニー周辺で連邦軍の戦艦とジオンの物資輸送船が衝突し、コロニーに甚大な損害を与えるという事件が起こり、ジオンでは連邦政府からの独立運動の機運が高まってきていた。
鎮圧に乗り出した連邦軍によって人民に犠牲者が続出、両者は一触即発の状態に陥ってしまう。ザビ家でもこれを軍事的に利用しようと画策するギレンと、戦争を回避しようとするデギンとの間の温度差が浮き彫りになっていた。
そんな中シャアは学生を集め、連邦軍基地を急襲して武装解除する計画を立案、ガルマに持ち掛ける。逡巡するガルマだったが、「自分の手で歴史の歯車を回したくはないのか」とのシャアの言葉に武装蜂起を決断する。

「シャア・セイラ編」の第三章。時代は少しずつ戦争へと動き始めてゆく。
シャアがジオンに入国したことで新たな人間関係が生まれ、今回もドラマ部分、アクション部分ともに見応えあり。
今後「機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)」を語る上での新たなスタンダードになりそうな勢いである。
今秋公開予定の第四章「運命の前夜」にて「シャア・セイラ編」は完結。来年からは新章となる「ルウム編」の製作が決定したとのことである。

今回はシャアとガルマの初めての出会い、その後も続く二人の友人関係の発端が描かれているが、まあガルマがヘタレなことヘタレなこと。
成績はそこそこみたいだけれど体力はからきしダメ。それでもプライドが高く、いつも取り巻きを連れているという、原典から想像する以上のお坊っちゃんぶりを如何なく発揮。原典では線の細い部分はあるものの、それなりの才能を備えた実力者のように思えたんだけれどもねぇ…。
それでも性格は割と素直で人は良さそうだし(早くもシャアに良いようにあしらわれている)、これから軍人として如何に成長していくのか、も楽しみだ。

ヘタレといえばもう一人、”ホンモノの”シャア・アズナブル。
ぶっちゃけ第二章の最後の方に出てきて、この第三章の冒頭で死んでしまうから掘り下げも何もないのだけれども、その短い出番の中でもメンタルが弱そうな面が強調されるだけ。
瞳の色を除けば容姿はキャスバル(=エドワウ)と瓜二つという特徴だけの、出落ちみたいな存在だから尚更だった。

ジオンでのお話が中心ということで、セイラの出番は少なく、第一章から陰の主役的存在だったランバ・ラルやハモンは一切登場しないのがちょっと残念。いよいよ戦争が始まるから第四章ではセイラはともかく、ランバの出番はあるだろうね。
アムロは今回も顔見せ程度だけど、ファンサービス以外に必要なシーンなのかなあ。ま、次では親父のテム・レイがRX-78開発について力説するらしいから、それの伏線なのかな。
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by odin2099 | 2016-05-21 20:19 |  映画感想<カ行> | Trackback(6) | Comments(8)
e0033570_21132727.jpg多くの人々を救いながらも、その裏では決して少なくない犠牲者も出してしまったアベンジャーズの行動。世界中から非難の声が上がる中で、アベンジャーズを国連の管理下に置くという”ソコヴィア協定”が立案される。
逸早く賛同の意を表したトニー・スタークに対し、スティーブ・ロジャースはあくまで反対を主張し、2人は激しく対立する。更に協定の調印式の日に大規模なテロ事件が発生し、かつてのスティーブの親友”ウィンター・ソルジャー”ことバッキーが犯人として追われることになってしまう。
スティーブ(キャプテン・アメリカ)はバッキーを助け出し、ファルコン、ホークアイ、スカーレット・ウィッチ、それにアントマンを新たな仲間に加え自分の意思を貫こうとし、対するトニー(アイアンマン)はウォーマシン、ブラック・ウィドウ、ヴィジョン、それにバッキーによって父王を殺されたと信じるワカンダ国王子ブラックパンサー、更にはスパイダーマンと共にこれを阻止しようと立ち塞がり、ここにアベンジャーズは大きく分断されることになる。

<マーベル・シネマティック・ユニバース>の13作目で、<フェイズ3>の第1弾ともなる作品。
「バットマンVSスーパーマン」でもヒーローの活躍の裏での惨事とそれに起因するヒーロー同士の対立が描かれていたが、途中でレックス・ルーサーの陰謀が前面に押し出されてくるが故に有耶無耶になってしまったが、こちらの作品ではもう一歩踏み込んだ世界が描かれる。

スティーブとトニーの意見の相違は単純にどちらが良いか悪いかでは測れないし、また両者ともに己の”正義”を振りかざすものの、どちらも自身のエゴから発せられているという点で根深い。
また生粋の愛国者で軍人、規律を重んじるタイプのスティーブと、傲慢で尊大、個人プレーを好むトニーが、真逆とも思える決断を下すあたりの居心地の悪さというか窮屈感が、ドラマを、二人の対立の深刻さをより際立たせている。
そしてそれぞれのチームを構成するメンバーの選択にも意外性と説得力の両方が感じられ、よく練られたストーリー、シナリオだと感心させられる。

ブラックパンサー、スパイダーマン、新規参入のキャラクターたちも単なる顔見せでも、またオリジンを描くでもなく、既にある存在としてスティーブとトニーと関わっていく。それによって起る化学変化も興味深く、早くそれぞれの単独主演作が観たいと思わせてくれる。
新たな「スパイダーマン」映画にはトニーの登場が決定し、それはこの作品での二人の関係を考えれば必然と思えるし、未だ何の発表もないが「ブラックパンサー」映画にはスティーブが出てくるのではなかろうか。

今回の作品でキーとなっているキャラクターは、ペギー・カーターとハワード・スターク、それにペッパー・ポッツ。ペギーは写真のみの登場で本人は出ず、ハワードは過去の回想シーンのみ、ペッパーに至っては名前が取り沙汰されるだけだ。
しかしペギーはスティーブの心の拠り所として大きな位置を占めていたし、過去と現在を繋ぐ唯一の絆。これを失ったスティーブの精神的動揺は大きいだろう。またスティーブがよりバッキーを必要とする根拠にもなっている。
ハワードは今もなおトニーにとってのトラウマ。そして自分の知らない父ハワードを知るスティーブに対する対抗意識の源でもある。今回その死の真相が明らかにされることで、トニーの中の何かが確実に壊れた。そしてペッパーとの破局は言わずもがな。

ただの意見の相違に留まらず、バッキーに対する想いの強弱、更には感情的なしこり。
多重的かつ多層的に織り込まれ練り込まれた対立軸の糸。
両雄の激突は不可避であり修復は不可能と思わせながら、その根底にあるのは相手への信頼感。
この構成は見事だ。
<MCU>の最高傑作かどうかは置くとして、<フェイズ3>は開巻するや否やまたもハードルを高く上げた。
続く「ドクター・ストレンジ」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2」「スパイダーマン/ホームカミング」「ソー/ラグナロク」「ブラックパンサー」「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」等々の健闘を期待したい。

【ひとこと】
遂にペギーの姪だと判明した”エージェント13”シャロン・カーター。
フィル・コールソンといい、マリア・ヒルといい、最初は小さな役かと思われたキャラクターの比重がどんどん大きくなっていくのは、正に大河ドラマ的で嬉しい。
今後スティーブとどのようなドラマが繰り広げられるのかも楽しみだ。
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by odin2099 | 2016-04-30 21:15 |  映画感想<カ行> | Trackback(32) | Comments(2)
e0033570_17241143.jpg1人の女子高生がショッカーに狙われた。少女の名前は立花麻由、あの立花藤兵衛の孫娘だ。
不屈の男・立花藤兵衛の血を受け継いだ彼女こそ、偉大なる英雄アレキサンダー大王の眼魂を宿すのに相応しい。ショッカーは地獄大使復活の依代として彼女を欲していたのだ。
一方、ショッカーを見限った者たちによって結成されたノバショッカーも、その力を求めて彼女を狙っていた。
麻由を助けようと駆け付けた天空寺タケル=仮面ライダーゴーストらは、その両者の争いに巻き込まれ苦戦を強いられる。
だがそこに一人の男が現れ、怪人たちをなぎ倒してゆく。
その男の名は本郷猛、またの名を仮面ライダー1号!

『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』に続いて藤岡弘、が本郷猛を演じた、仮面ライダー生誕45周年記念作品。
劇中では何の説明もなく、マッシブにリニューアルされたデザインの1号ライダーが登場しているが、今の藤岡弘、の貫録に合わせた強化ヴァージョンと考えるべきか。
また現行の『仮面ライダーゴースト』の主要キャストが顔を揃え、物語の進行上は彼らが主人公だが、従来の春興行の作品のように他の歴代ライダーやスーパー戦隊の登場はない。

e0033570_17240083.jpgお話は決して良く出来たプロットとは思わない。ショッカー内部の世代抗争という発想は面白いとは思うが、本郷猛とのライバル関係が宙ぶらりんになってしまった地獄大使の存在意義は薄いし、数多の戦いの中で傷つき余命幾許もないという設定の本郷がクライマックスで復活を遂げるのは唐突過ぎる。もちろんこちらの好みの問題でもあるのが、せっかくの大テーマである「生命」というものの受け取り方が本郷からタケルへと上手くリレーされているとも言い難い。

それに”1号ライダー”を強調するのであれば、その存在とは不可分であろう菊池俊輔メロディを一切使わない音楽演出(ゴーストやスペクターが眼魂でフォームチェンジすることで登場する「W」や「鎧武」など平成ライダーのBGMは使っているのに!)にも承服しかねる。
それでも全編を貫く”熱さ”は肯定したい。

とにかくこの作品は藤岡弘、の圧倒的な存在感に尽きる。
撮影時に69歳だった藤岡弘、は年齢を全く感じさせない現役のヒーローぶりを如何なく発揮。一歩間違えばギャグにしかならない嘘偽りのない男の生き様をまざまざと見せてくれる。
これはもう「本郷猛=藤岡弘、」としか言いようがない。
ハリウッドにクリント・イーストウッドがいるならば、わが国には藤岡弘、がいる。
そういうことだ。
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by odin2099 | 2016-03-27 17:26 |  映画感想<カ行> | Trackback(7) | Comments(4)
e0033570_22071455.jpg春のプレイバックシリーズ、次は「幻魔大戦」。1983年の3月12日に公開されました。

この日は「クラッシャージョウ」も公開され、本来ならば「宇宙戦艦ヤマト/完結編」も公開される筈でしたが、製作スケジュールの遅れから一週間延期となり、同日対決は回避されました。
角川映画がいよいよアニメーションに参戦するということで、時代が変わって来たなあと感じたものです。
そしてこの2年後、角川書店はアニメ専門誌の「NewType」を創刊という運びとなります。

さてさてこの映画を見て、面白いからと平井和正の小説に手を出した人は当時、どのように感じたのでしょうね。
フロイに導かれたルナとベガの出会い、東丈の覚醒あたりは概ねそのままですが、ヨーギンだのアサンシだのタオだのサラマンダーだの、ソニー・リンクス以外のサイオニクス戦士とやらは一人も出てきませんし、最初のうちこそ派手なアクションもありますが、次第にどんどん地味になって行きます。
久保陽子?井沢郁江?杉村由紀?…誰それ?

一方で石ノ森章太郎の漫画に手を出すと、こちらはストーリー展開もかなり近いものがありますが、しかし石ノ森キャラと大友克洋キャラのイメージが違いすぎるので、これはこれでかなり違和感があるのではないかと思います。
それに絶望的な、あまりに異様なラストシーンを知ってしまうと、映画版があまりにあっさりしてるのにガッカリするのかも。

それにしても、何度見てもこの映画の良さが自分にはわかりませんねえ。
監督りんたろうの”作家性”が、正続二篇の「銀河鉄道999」より色濃く出ているとは思いますが、これは両作品における原作者の関与の度合いの差から来るものでしょうが、自分が「銀河鉄道999」を好きなのはその”作家性”故ではないことは確かなようです。

e0033570_22072240.jpg「幻魔大戦」は今、Web上で『幻魔大戦Rebirth』という続編が連載中ですが、「サイボーグ009」の完結編(2012 009 conclusion GOD'S WAR)に続く大胆な試み、その着地点が非常に気になっています。
最初の平井和正+石ノ森章太郎の共作に始まり、やがてそれぞれが単独で独自にシリーズを展開したものの、何れも未完のまま作者が鬼籍に入ってしまっただけに、両方のファンを唸らせるだけのものになり得るでしょうか。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/7256776/

【追記】
この作品で青木望と共同で音楽を担当したキース・エマーソンの訃報が今朝ほど届きました。
偶然とはいえビックリ…


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by odin2099 | 2016-03-12 08:06 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
昨夏は公開日にアニメの過去作を振り替えるという企画(?)をやったんですが、それに味を占めて春映画でもちょこっとやってみようかなと。
先日の「北斗の拳」に続きまして、今日は「風の谷のナウシカ」。

e0033570_22335139.jpg3・11はもちろん東日本大震災の日なんですが、1984年のこの日は「ナウシカ」の公開日だったんですねえ。
そういや忘れてたけど、この作品って日曜日公開だったんだ?!
「少年ケニヤ」は前日の土曜日公開だったのに、なんでずらしたんだろう?
製作が遅れたわけでもないんだけど。

最初に観た時はイマイチに感じられた「ナウシカ」ですが、見直す度に好きになるなー。
「カリオストロの城」や「ラピュタ」以降の作品と比べると、宮崎タッチとはちょっと違う「絵」の連続ですが、それはそれで味があります。
普段あまり一緒に仕事をしたことのない寄せ集めのメンバーを統率しきれなかった、その歪さがかえって枠にはまり切れない作品のパワーになっている感じ。

音楽も使い方があんまり上手くなく、オープニングのタイトルバックは尺が合ってないみたいで気になって仕方ないけれど、それも粗削りの魅力を生み出してるような。
贔屓の引き倒し?

まあ、なんだかんだで最後、ナウシカが復活する場面は毎度のことながら泣けます。
ただ大ババ様の「その者蒼き衣をまといて…」と暗唱する件の台詞回しが、昔っから不自然に思えて気になってるんですよね。
もっと感情に流されながらの方が良いなあと思いつつ…

【ひとりごと】
風の谷の人たちが立て籠もるのは、嘘かホントか「星まで行ってた艦」ってことですが、潜水艦のようにも、それこそ宇宙戦艦ヤマトのようにも見えますな。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/7885588/


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by odin2099 | 2016-03-11 05:56 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19525445.jpgこれまた<MCU>の最高傑作との呼び声も高い通算10作目。ところが個人的にはこの作品が一番ノレなかった。
サノスが出たりコレクターが出たりインフィニティストーンの争奪戦があったりできちんと<MCU>世界であることはアピールしているものの、地球とほぼ無縁の大宇宙を股に掛けた大活劇というのがピンと来ないんだなあ。

ただし全くもってつまらないと思っているワケではなく、はみ出し者が集まって銀河を救い、最後はみんなに認められるという展開はワクワクするし、そのクライマックスシーンはピーター、ガモーラ、ドラックス、ロケットがただ手をつなぐだけなのに”超”燃える。

主演のクリス・プラットには「次のインディアナ・ジョーンズ」を期待する声もあるが、実際にこの映画は「インディをスター・ウォーズ風にしたら」こんな感じになるんじゃないかな、なんて夢を見させてもくれる。
マーベル・スタジオもルーカス・フィルムも今やディズニー傘下だけど、この作品でキルン刑務所に投獄されてる連中が、そのまんまモス・アイズリーのカンティーナにいたとしてもさほど違和感は感じないに違いない。

ま、<MCU>と<SW>の直接のコラボはないだろうけど(レゴ・ムービーなんかだと十二分にあり得るが)、エンドロール後に唐突に出てきたハワード・ザ・ダックとのコラボならどうだろう?
公式には「お遊び」とされているけれど、今までの<MCU>作品には「お遊び」のシーンはなく、何れも次回作以降とのリンク込みだっただけに、もしかすると…?

【ひとこと】
グレン・クローズ演じるノバ軍警察のお偉いさんの傍らに控えている女の子が可愛い。
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<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/22388050/
http://odin2099.exblog.jp/22830340/


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by odin2099 | 2016-02-03 19:54 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_17543657.jpg前作「ザ・ファースト・アベンジャー」もペギーやらバッキーやらの仲間に囲まれ、集団ヒーロー物のリーダー然としていたスティーヴですが、今回もナターシャやサムらと組んで行動しています。
次の「シビル・ウォー」も売りが「キャプテン・アメリカVSアイアンマン」ですから、トニーやソーのように押し出しの強いキャラとはいえないキャップの単独主演映画というのはなかなか難しいのでしょう。

さて、<MCU>最高傑作などとも呼ばれていたこの作品、ウィンター・ソルジャーの設定にはSF性を感じますが、他の部分は地に足の着いたというか、それでも他の作品に比べると現実世界に即したリアリティを感じます。
次の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が地球が殆ど出てこない宇宙の大冒険活劇ですから、ユニバースと呼ぶに相応しい世界観の広さがありますね。
まあ仮にこの作品と「ガーディアンズ~」しか見てない人がいたら、二つの作品世界が繋がってるとはとても信じられないでしょうが。

しかしこの作品のナターシャはかなり積極的。
敵の目を欺くためとはいえ、人前で堂々とスティーヴとキスするし、やたらと「あの子を誘いなさい」「この子とデートしなさい」と世話焼きたがるのはなんでだろう。
まあそれとは関係なくスティーブは、エージェント13ことケイトとくっつくかも?だけど。

ところでペギー・カーターって何歳?
スティーヴより年上だろうから100歳くらいなのかな。
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【ひとこと】
ゲイリー・シニーズが出演してるらしいけど何の役だろうと思っていたら、スミソニアン博物館のナレーターだったとは…!
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<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/21908585/
http://odin2099.exblog.jp/22388034/
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by odin2099 | 2016-01-30 17:57 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
ちいっとも知らなかったのだけれども、今日1月18日は「クマのプーさんの日」なんだそうで。
なんでも原作者アラン・アレクサンダー・ミルンの誕生日に因んでいるんだとか。

なので急遽ディズニー版「くまのプーさん」を見ることに。
この映画見るの、20年ぶりくらいだなあ。
その時は、どこが面白いのかさっぱりわからなくて困惑したもんだけど、今回はどうかな。

e0033570_22314890.jpgこの作品は長編版「プーさん」の第1作目ということになってますが、実は「プーさんとはちみつ」(1966)、「プーさんと大あらし」(1968)、「プーさんとティガー」(1974)の3本の短編に、それぞれのエピソードを繋ぐシーンやオープニングとエンディングを追加して再構成したオムニバス映画。
まあ知らなければ別々に作られた作品、しかも製作期間にはかなり開きがあるものをひとまとめにしたものだとは気付かんでしょう。

「プーさんとはちみつ」は、なんとかしてはちみつを食べようと蜂の巣へ忍び込もうと何度か繰り返すも失敗。ラビットの家ではちみつをご馳走してもらうことになったものの、今度は食べ過ぎて玄関につっかえてしまうというお話。
「プーさんと大あらし」は、風の強さを最初は楽しんでいたプーやピグレットだったが、やがてそれが大あらしになってしまい、100エーカーの森も大洪水になってしまってサア大変、というお話。
「プーさんとティガー」は、いつも飛び跳ね廻っているティガーに迷惑しているラビットが、プーやプグレットと共にティガーにお仕置きをしようとする、というお話。

いずれもキャラクターの可愛さで持っているけれど、やっぱり面白いの?と聞かれると答えに窮する。
「となりのトトロ」と同じで、持て囃されてるのはストーリーの面白さじゃなくてキャラクターの造形ゆえでしょ?と言いたくなってしまうのは自分が純粋じゃないからなんだろうなあ。

【ひとこと】
プーさんってディズニーのオリジナルキャラだと思ってる人って結構多いんだねー、びっくり。
キャラクターの使用権を巡っては、原作者や原作の挿絵画家の権利を継承している人たちとディズニーとの間で何度か裁判沙汰にもなっていて、ディズニーが権利を喪う可能性が割と最近もあってニュースにもなっていたんだけどね。


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by odin2099 | 2016-01-18 22:34 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

by Excalibur
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