【徒然なるままに・・・】

odin2099.exblog.jp

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<タ行>( 252 )

原生林に住むシマリスの子供と、砂漠に生きるスコーピオンマウス(バッタネズミ)の子供にスポットを当てた、BBCアース製作のネイチャー・ドキュメンタリー。
しかも今回はあのピクサー・スタジオと組んで、新たに<ドラマティック・ドキュメンタリー>という新ジャンルを開拓した、とのこと。

e0033570_22261459.jpgカメラは徹頭徹尾、彼ら体長数十センチの小動物に密着。常に小動物の視点で周囲を捉え、小さな彼らが亜酷な自然の中で逞しく成長していく姿を描いている。
44分の小品乍ら巧みにストーリーは組み立てられ、些か仰々しくはあるもののBGMやSEが効果的に盛り上げていて感動的だ。
とにかく「どうやって撮影したんだろう?」と驚く映像の数々が飛び込んでくるのだが、これは多くのネイチャー・ドキュメンタリーを送り出したBBCならではのノウハウの蓄積の賜物だろう。

ただピクサーが製作に加わっていることからわかるように、やはり純粋なドキュメンタリーではなく、実景とセットを組み合わせた合成ショットや、CGで描かれたシーンもあるらしい。ここまでくると、どこまで実景でどこから作り物か、もうわからない。
作品の完成度を高める上で良かれと思って手を加えているのだろうが、果たして作為的な構築物を「ドキュメンタリー」と呼んで良いものかどうか、判断に悩むところだ。

【ひとりごと】
日本版のナレーションは斎藤工だが、声のトーンや喋り方がちょっと石坂浩二っぽい?


[PR]
by odin2099 | 2016-12-15 22:28 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_18380054.jpgラングドン教授が目覚めたのはフィレンツェの病院だった。
怪我をして運び込まれたようだが、ハーバードのキャンパスに居た筈の自分が何故ここにいるのか、思い出せない。そこへ銃を持った女が乱入してくるが、ラングドンを担当する女医のシエナの機転で難を逃れ、ラングドンは彼女のアパートに身を隠す。

そこで彼は、自分がダンテの「神曲」地獄篇を題材にボッティチェリが描いた「地獄の見取り図」を記録したポインターを持っていることに気付くが、そこに映し出されたのは原画にはないアルファベットが書き込まれたものだった。それは何かの暗号なのか。
アメリカ領事館と連絡を取り、保護を依頼するラングドン。しかし駆け付けたのは怪しげな連中と、病院で襲ってきた女だった。

自分が何を知り、何故、誰に狙われているのか。
その謎を解くべく記憶を探りながら、シエナと一緒に彼女のアパートを逃げ出したラングドンは、やがて数日前に自殺したゾブリストという生化学者の存在を知る。
人口増加が地球を滅ぼすと考えていた彼は、人類を大量殺戮することの出来るウィルスを開発し、ポインターはそれの手掛かりを示しているのではないかと思い至る。

ダ・ヴィンチ・コード」、「天使と悪魔」に続く<ロバート・ラングドン>シリーズの第3弾。
だが、ダン・ブラウンの原作は「天使と悪魔」、「ダ・ヴィンチ・コード」、「ロスト・シンボル」に続く4作目。原作の発表順と映画化順は一致していないのでややこしい。

e0033570_18381145.jpg今回は初めて原作未読で映画を鑑賞。
聞くところによると原作者の許可を得て、ラストシーンを含め犯人像(?)などかなりの改変箇所があったようだが、上映時間は121分とこれまでになくコンパクト。
予備知識なしだったので、誰が敵で誰が味方か、記憶喪失となったラングドンは一体何を知っているのか等々、最後まで興味深く愉しむことが出来た。

前2作に比べると蘊蓄タップリのミステリー物ではなく、アクション満載のサスペンス物になっているのがシリーズの特色を損なっているようでもあり少々物足りなく感じる部分でもあるけれど、ハリウッドの娯楽大作としては丁度手頃な感じ。
シリーズでは一番ハードルが低いものになっている。

その一方、おそらく原作ファンには改変部分が不満だろうことは想像に難くなく、またその所為か否かは不明なれど本国でも興行成績は芳しくないのだとか。
シチュエーションがシチュエーションだけに致し方ない面もあるものの、トム・ハンクスもだいぶ加齢が気になるようになったし、シリーズもそろそろ潮時か。

ともあれ、落ち着いたら原作小説をきちんと読み、映画との違いをじっくり味わおうと思う。

【ひとりごと】
ヒロインとなるシエナ役のフェリシティ・ジョーンズの顔立ちがメチャ好み。
彼女が主役を演じる来月公開『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が本当に楽しみだ。
e0033570_18400533.jpg


[PR]
by odin2099 | 2016-11-03 18:41 |  映画感想<タ行> | Trackback(25) | Comments(4)
e0033570_20064270.jpg「行きは参勤、帰りは交代」ということで帰らなきゃ参勤交代は終わらない、と『超高速!参勤交代』に続編の登場だ。

前作で湯長谷藩の連中に苦渋を飲まされた松平信祝は、恩赦によって蟄居を解かれ老中に復帰。
復讐に燃える信祝は尾張柳生の面々を使い、一揆を装って湯長谷に騒動を起こし、間髪を入れずに目付を派遣。
このままでは失政を理由に内藤家はお取り潰しの危機!

ということで藩主・内藤政醇以下、行きの半分以下の日程で急ぎ戻らなきゃならない羽目に。
しかも金も尽き、道中には信祝の罠が仕掛けられ、そして尾張柳生の一味が一行を亡き者しようと狙っているのだ!

e0033570_20065044.jpg前作のメンバーが全員続投し、物語は一カ月後からスタート。
松平信祝の野望は更にエスカレートし、バックに尾張藩主・徳川宗春を付け将軍吉宗の暗殺さえも企んでいる。
その不穏な動きを察知したのが南町奉行・大岡忠相で、密かに信祝を内偵し…と波乱含みの展開。

その一方で殿さま以下、湯長谷の愉快な皆さんは今回も色々と笑わせてくれる。
前作踏まえた小ネタも多いし、晴れて側室となったお咲ちゃん(=深きょん)も可愛い可愛い。人質になったりで、いじらしい。
もちろん笑いだけじゃなくチャンバラもしっかりと見せてくれるし、これは時代劇として久々のヒットシリーズの誕生か。

しかし前作ほどのインパクトはないし、何より信祝の私怨が発端だけに無理矢理感が漂う。
やっぱり前作は奇跡の一本だったのかな。
[PR]
by odin2099 | 2016-09-12 20:08 |  映画感想<タ行> | Trackback(16) | Comments(2)
e0033570_20370497.jpg英国貴族ジョン・クレイトン卿の元へ、ベルギー国王レオポルド二世から、彼が統治するコンゴへの招待状が届いた。ジョンの別名はターザン、幼少の頃からジャングルの中で動物と共に育った彼にとって、コンゴは故郷だった。
一度はその申し出を断るジョンだったが、レオポルド二世が原住民を奴隷化している疑いを持っている米英両政府からの要請を受け、故郷へと戻る決心をする。
だがそれはジョンを誘き寄せるための罠だった。
国王の腹心レオン・ロムは破綻した国の財政を立て直すべくダイヤを手に入れ、その見返りにジョンの仇敵の族長ムボンガと手を組んでいたのである。
多くの仲間を殺害され、妻ジェーンを浚われたジョンの怒りが爆発する。

エドガー・ライス・バロウズの生み出した古典的ヒーローの、もう何度目になるかわからない映画化作品だけれど、歴史上の出来事を絡めているのは珍しい、というか初めて?
アレクサンダー・スカルスガルドが扮するターザンことグレイストーク卿はワイルドかつセクシーだし、その妻ジェーンを演じるマーゴット・ロビーも気品がありながら行動的でチャーミング、と美男美女の理想的なカップル。
サミュエル・L・ジャクソンが胡散臭くも偉そうでもないターザンの相棒を熱演すれば、クリストフ・ヴァルツが憎々しげに悪役を好演、と役者陣も揃ってる。
ジャングルの動物たちは皆CGの産物のようだが、これまた助演賞モノの怪演。ターザンと動物たちが会話するような陳腐なシーンがないのも良し。

しかし時折挟まれる回想シーンが物語の進行上は邪魔だったり、ターザンとジェーンが暮らす部族がどうやって二人を受け入れてくれたのかがわかりづらかったり、ターザンを目の敵にする族長とは割とスンナリ和解しちゃったり、クライマックス・シーンが意外に盛り上がらなかったり…とちょっぴり残念な出来栄え。
音楽も良かったし、デイビッド・イェーツ監督も手堅くまとめたなとは思うものの、もうちょい何とかならなかったものかなあ。
それに邦題もイマイチ。
”THE LEGEND OF TARZAN”の方がカッコいいじゃん。それに劇中の台詞ともリンクするし。

ちなみにこの作品で、人生初貸し切りを体験した。
そんなにおっきなスクリーンじゃなかったけど、観客一人は流石に淋しい。

【ひとこと】
ターザン役の吹替に桐谷健太を起用したのはどこの誰だ?!


[PR]
by odin2099 | 2016-08-21 20:41 |  映画感想<タ行> | Trackback(10) | Comments(4)
e0033570_18041576.jpg人間世界で暮しているジューマンたちが結成したサーカスがやってきた。
仲間たちの姿に喜ぶジュウオウジャーたちだったが、宇宙大サーカスの団長ドミトルによって客席ごと子どもたちが浚われ、更に大和以外の4人も囚われてしまう…。

<スーパー戦隊>40作記念作品「動物戦隊ジュウオウジャー」の劇場版。
「ジュウオウジャー」に関してはほぼ予備知識ナシだけれども、毎度のことながら<戦隊>は敷居が低い上にシリーズとしての「形」も決まっているので、まあ何とかついていける。上映時間も短いし。

e0033570_18043672.jpgお話も番外編みたいなもので、後々のテレビシリーズで設定拾っていくのかな?
見た目が派手な割に、ジュウオウジャーのメンバーはちょっと没個性な印象を受けたけど、一年経てば彼らも大きく成長するんでしょうね。
今のところテレビ版を見たいな、という気分にはなってませんが…。

【ひとりごと】
相変わらずのお笑い芸人さんのゲスト起用には賛成しかねるんだけどなあ。
話題作りと集客効果はどんなもんなんだろう???


[PR]
by odin2099 | 2016-08-12 18:05 |  映画感想<タ行> | Trackback(2) | Comments(0)
e0033570_10154637.jpg異常気象に地殻変動、そして遂に巨大怪獣が目覚めた。あらゆる電子機器を無力化するその能力に、人類は打つ手がない。
だがかつて万能細胞「セタップX」捏造疑惑で学会を追われた西郷博士とその娘・美和は、密かにそれを完成させていたのだ。
助手の新田に「セタップX」を注入して人体実験を行った結果、新田の細胞は急激に分裂と増殖を繰り返し、彼を強靭な肉体を持つ巨人へと変貌させた!

河崎実監督が「シン・ゴジラ」に便乗して作った巨大怪獣モノ。
ちなみに「モノ」は「物」かと思ったら、なんと怪獣の名前だった!
さすが人の発想の斜め上を行くセンスだ。
ただ「シン・ゴジラ」に便乗していても、その元になってるのはゴジラではなく「フランケンシュタイン対地底怪獣」。ある意味ウルトラマンのルーツとも言える「怪獣対巨人」の構図を現代に蘇らせた。

出演は飯伏幸太、斉藤秀翼、鈴木みのる、真夏竜、河西美希、赤井沙希、古谷敏、きくち英一、筒井巧、堀田眞三それに毒蝮三太夫(本人役)。
斉藤秀翼に万能細胞を注入すると飯伏幸太になり、最後にはパワーアップして鈴木みのるになる…と書くとなんのこっちゃ?と思うだろうけど、そういうキャスティングなのだから仕方ない。プロレスラーに怪獣と戦わせるというビジュアルイメージがそもそもの発端なのだろう。

万能細胞の効力は2分40秒という中途半端なものだが、これは博士役が真夏竜だからこそだろう。また滝を切るなんていう特訓シーンもあり、これに異常に拒否反応を示すというのもお遊びだ。
防衛長官と副長官が初代ウルトラマンと帰ってきたウルトラマンのスーツアクターというのもお遊びで…って、基本この監督の作品はそういったノリで作られてるから、いちいち上げてるときりがない。
その割に「セタップX」に関してはSTAP細胞のパロディ以上の言及がないけれど…これって仮面ライダーXじゃないの?

前作「アウターマン」はかなり面白かったのだけれども、今回はいつもの監督の作風に逆戻り。マムシさんの扱いなんて正にそれ。「ギララの逆襲」の時のビートたけしみたいなもんかな。
それはそれで想定内だったけど、また新しい面が見られるかなとちょっぴり期待した自分がいけなかった。

【ひとりごと】
堀田眞三の存在感(と声のデカさ)は圧巻。もっともっと活躍して欲しいけれど、今のライダーや戦隊にはそぐわない演技なんだろうな。
萩原佐代子と牧野美千子はすっかり隠れレギュラー?
渡洋史も出てたし、真夏竜と筒井巧もお気に入りなのかな。


[PR]
by odin2099 | 2016-08-11 10:16 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21271127.jpg2011年3月11日、東日本大震災発生。福島第一原発は全電源喪失の事態に陥った。
それからの数日間、「原発」というモンスターと戦った人々を、迫真のドキュメンタリータッチで描いたポリティカルサスペンス。
震災発生から時系列を追って進められる2011年のパートと、2012年や2013年、即ち後日の取材部分のパートを時折挟み、「あの時」どうなっていたのかを鮮明に描き出している。

鍋島という新聞記者を主人公に、政府や電力会社とのやりとりは緊迫感溢れるノンフィクションの体裁で、またイチFの作業員や非難させられるその家族、それに留守宅で帰りを待つ鍋島の妻を、状況がわからず不安に駆られる一般市民の代表としてフィクションとして描いた骨太な力作。
流石に東電関係者は別だが、菅内閣総理大臣、枝野内閣官房長官、坂下官房副長官秘書官、寺田首相補佐官、福山内閣副官房長官ら政府関係者が実名で登場するのには驚かされる。

この物語に出てくることが全てではないだろうし、事実と違う部分もあろうし、中立公正な立場で描かれているのかどうかもわからないが、まだ記憶に新しいというかまだまだ風化させてはならない「あの時」をドラマとはいえ、きちんとまとめ得たということは十分に評価してよいと思う。
「まだ何も終わっていない」というラストの台詞が胸を打つ。

北村有起哉、三田村邦彦、袴田吉彦、大西信満、中村ゆり、郭智博、神尾佑、青山草太、菅原大吉ら比較的地味なキャスティングなのも功を奏している。
監督は佐藤太。
e0033570_21272372.jpg
【ひとりごと】
『シン・ゴジラ』から怪獣要素を取り除くとこの作品になるように思う。
あの作品に惹かれる人ならば、こちらも必見。


[PR]
by odin2099 | 2016-08-08 21:29 |  映画感想<タ行> | Trackback(1) | Comments(0)
かつて特殊部隊の有能な傭兵だったウェイド・ウィルソンは、今は金を貰ってチンピラを制裁する自警団のような生活をしていた。そんなある日売春婦のヴァネッサと出会って意気投合、同棲生活を経て結婚を意識するようになる。
しかし突如ウェイドを襲った末期がんの宣告。そんな余命幾許もないことを知ったウェイドに「末期がんを治せる」と接触してくる謎の男。彼はヴァネッサを悲しませまいとしてその誘いに乗り、彼女の前から姿を消す。
ところがウェイドが連れてこられたのは恐るべき人体実験が行われている施設だった。実験のため全身の皮膚が爛れたウェイドはそれと引き換えに不死身の肉体を得たが、ヴァネッサの前に姿を見せる勇気がない。
全身スーツに身を包んだウェイドは「デッドプール」と名乗り、実験の首謀者エイジャックス(フランシス)の行方を追い求める。元の顔に戻せるのはエイジャックスだけという言葉を信じて…。
e0033570_18275988.png
ライアン・レイノルズはこの作品以前に「ウルヴァリン/X-MEN ZERO」でも同じ役を演じているが、この映画でのデッドプールはファンからの評判がすこぶる悪く、その後の「X-MEN/フューチャー&パスト」で歴史改変が行われたことでこれ幸いと「なかったこと」にされてリブートの運びとなった、ということらしい。
本家「X-MEN」シリーズに比べるとかなり低予算らしいが、本家を凌ぐ大ヒットとなり、続編の製作も決まったのは嬉しい誤算だろう。

e0033570_18284361.jpgリブート版「ファンタスティック・フォー」も「X-MEN」シリーズと世界観を共有するという話だったけれど、結局リンクらしいリンクも張られていなかったので、この作品もスピンオフとはいえ匂わせる程度かな、なんて思っていたら、「恵まれし子らの学園」は出てくるし、コロッサスとネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドの二人だけとはいえX-MENも登場。デッドプールと共闘してくれるという具合にガッチリ絡んでいた。

観る前から自分には合わないタイプの作品だなあと思っていたけれど、やっぱり自分好みとは程遠かった。
下ネタ満載で下品なのはともかく、グロいのは苦手。「こんなのグロのうちに入らないよ」という御仁が多いのは承知しているけれど、許容度は人それぞれ、ということで。
ただちょっと煩すぎるきらいはあるけれど、終始軽口を叩いた超ポジティブなデッドプールのキャラは気に入ったので、続編も楽しみだし、本家「X-MEN」への合流も期待したい。
またこれだけお喋りばっかりのキャラクターが主人公なので、吹替版は正解かな。
e0033570_18282666.png
【ひとこと】
ヴァネッサ役のモリーナ・バッカリン、エロくていいね。


[PR]
by odin2099 | 2016-06-04 18:33 |  映画感想<タ行> | Trackback(19) | Comments(2)
4/26は「地球へ…」の公開日。
まだ学校が週休二日なんて夢のまた夢だった時代、学校サボって初日に観に行った友人がいたっけなあ。
自分は真面目だったので(?)二日目の日曜日、朝早くから並んで観た覚えがあります。
といっても7時半とかそれくらい?
そういやセル画貰ったっけ。

e0033570_21125890.jpgそれまでの「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」に比べて、落ち着いた色使い、落ち着いた動き。よりアダルト層を対象にしたかのような演出。
このあたりはアニメ初挑戦の恩地日出夫監督の力量に負うところ大の模様。
アニメは門外漢とはいえ決して遠慮することなく、自己流を押し通したのでしょう。

その反面、残念だったのがその拘りが生んだであろう「タレント吹替」。
中には意外な好演というケースもありますが、大半はその素人臭さが作品の完成度を大幅に貶めているとしか思えません。
キャスト一新して再アフレコしたら現在でも立派に通用する作品になるのに、と妄想は募っていくのですが…。

e0033570_21124625.jpgあと、この作品の上映時間は2時間弱ですが、もう10分か20分、出来れば2時間半の尺があれば、もっと完成度が上がったろうなというのも妄想の一つ。
というのはノベライズや脚本を読むと、本編からカットされたシーンがかなりあり、それが入るか入らないかで作品の理解度、キャクラクターの深みが随分と違ってくるからで、つくづく勿体ない作品だったよなあ、と思うのであります。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/2974538/


[PR]
by odin2099 | 2016-04-26 21:17 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(2)
e0033570_21512828.jpg前後編の後編である第15話「ゴメス!戦場に散る」の短縮版というワケのわからなさ。
<東映まんがまつり>はTV版を観たことのない子どもたちに、番組を宣伝するという役目も負っていたと思われるが、ちょっと不親切である。

またサブタイトルは「まあ内容そのまんま」ではあるのだが、宣材だけで劇中では表記されないし、代わりに(?)TV版のサブタイがそのまんまというチグハグさも。なんだかやっつけ仕事っぽい気がして仕方ない。

「大鉄人17」という作品自体は、十分に魅力的だとは思うのだけれども…。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/18354249/


[PR]
by odin2099 | 2016-02-02 21:53 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)

by Excalibur
ブログトップ