【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<タ行>( 268 )

e0033570_2249933.jpg引越しを機に、25インチから32インチのワイドテレビに替え、安物とはいえホームシアターサウンドシステムを設置。どんなものだろうなとのテストを兼ねて、DVDのコレクションから選んだのがこの一枚。映画館でも2度見に行ってるし、テレビで放送される度に見ているのに不思議と飽きない大好きな作品の一つである。
スティーブン・スピルバーグのプロデュースの下、オリジナル脚本を書いたのは、『ジュラシック・パーク』のマイクル・クライトンとアン=マリー・マーティン夫妻。そして監督は『スピード』をヒットさせたばかりのヤン・デ・ボン。
竜巻の研究をしている離婚寸前の科学者夫婦が、結果的によりを戻すというメイン・プロットは正直どうでも良く、この映画の魅力は何と言っても夫婦率いる科学者チームの愛すべきクレイジーぶりにある。普通なら逃げ出す竜巻に、果敢に挑戦する<竜巻チェイサー>たち。現代を舞台にした冒険野郎たちには憧れの念を禁じえない

e0033570_16425478.jpg一度はハリウッド版『ゴジラ』の監督に決まりながらも降板を余儀なくされたヤン・デ・ボン監督は、そのスタッフ、キャスト、そしてプロットをこの作品に流用したとも言われているが、実際に完成したローランド・エメリッヒ監督版『GODZILLA』がイマイチどころかイマニ、イマサンだったことを考えると、このノリで作られた『ゴジラ』も是非見たかったな、と思う。
ヒットメーカー揃い踏みの割に、あまり評価は高くないようなこの『ツイスター』。キャラクター造型は結構しっかりしているし、手に汗握る場面とホッと息抜きさせる場面、ちょっとしたギャグなど娯楽作品としての完成度はかなり高いと思っているのだけれども・・・?
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by odin2099 | 2005-12-16 23:47 |  映画感想<タ行> | Trackback(3) | Comments(9)
今年2回目の試写会当選です。

ナポレオンが所有していたという3つのダイヤモンドのうち、2つを盗んで引退した大泥棒ピアース・ブロスナンと恋人のサルマ・ハエック
彼らに出し抜かれ続けていたFBI捜査官のウディ・ハレルソンは、バハマで優雅に暮す彼らの前に現れ、その島に停泊中の豪華客船に最後の一つが展示されていることを告げる。
さらにダイヤを狙う島の犯罪組織まで絡んできて、三つ巴の騙しあいはさてどうなる?
――てな感じの内容です。

e0033570_1742034.jpgこれ、実は去年の作品でして、一時は今秋公開と言われていたのに一向にラインナップに上らず、「こりゃお蔵入りかな?」と思っていた矢先の試写会でした。
ポスターには「陽春ロードショー!」とありましたが、無事に公開されるかな。

笑いあり、どんでん返しあり、となかなか楽しめる作品ですが、公開が先送りになってるのも致し方ないかなぁ、という気もします。
ブロスナンは肩の力が抜けたかのように楽しそうに演じていますが、『トーマス・クラウン・アフェアー』に続いての泥棒役ということで新鮮味はないし(宣伝では、007のブロスナンが泥棒を演じるということを大々的に謳ってますけどね。)、それにちょっと老けた(苦笑)。
相手役のサルマ・ハエックも結構年齢重ねてますけど(汗)、あの美貌とプロポーションを保っているので、二人の間には必要以上に年齢差を感じてしまいます。
その分、ウディ・ハレルソンが頑張っているので良しとしましょうか(笑)。
感想は改めてサイトの方へ。

さぁ、明日は『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の先行だ!
今、サントラ盤聴いているんですが、ジョン・ウィリアムズからパトリック・ドイルに音楽担当が交代しているので、随分雰囲気が変ってますなぁ。

 * * * * *

「しねま宝島」より転載
ナポレオンが所有していたといわれる3つのダイヤモンド。
そのうち2つを盗んだ大泥棒のマックスと恋人でパートナーのローラは、これを機に引退してバハマで優雅なリタイヤ生活を送っていた。
そんな彼らの前に、7年もの間二人を追い続けながら取り逃がしてきたFBI捜査官のスタンが突然姿をみせる。今バハマに停泊中の豪華客船には、残りの一つの展示されていると告げるために。
引退後どことなく空虚なマックスと、そんな彼を心配するローラ。マックス逮捕に執念を燃やすスタン、それに地元の犯罪組織も絡んでの騙しあい。最後にダイヤを手にするのは一体・・・?

あちらでは昨年公開されたおり、日本では当初今秋の公開予定といわれつつも延び延びになっていた作品。ようやく陽春公開とアナウンスされ、お蔵入りにならずに済みそうなのは目出度い。もっとも内容的にはビデオ・スルーになっていても致し方ないかな、という出来栄えでもある。
肩の力を抜いたリラックス演技のピアース・ブロスナンは悪くなく、キャラクター的にははまり役かなとも思えるが、”「007」のピアース・ブロスナンが泥棒を演じる”という宣伝側のアピールには新鮮味がない。というのも既に『トーマス・クラウン・アフェアー』で泥棒役を演じているからで(現在続編企画も進行中)、イメージとしてはマックスもこのトーマス・クラウンと『テイラー・オブ・パナマ』をミックスしたような感じだ。
それに少々老けた。もちろん実際の年齢を考えれば充分若々しいのだが、相手役のサルマ・ハエックと比べると歴然。引退した大泥棒という設定には合致しているようにも思えるが、マックスは年齢的な面で引退を決意したわけではないのだ。先ごろ「007」シリーズの正式降板と後任者の発表があったが、この作品見る限りではそろそろ潮時だったのかも、と思えてくる。
そのサルマ・ハエックも、実際にはブロスナンの相手役として若すぎるという年齢ではない。しかしながら、この美貌とこのプロポーション! サルマ見ているだけで満足出来るという人もいるんじゃなかろうかというくらいで、実年齢以上に年の差カップルに見ててしまうのが残念だ。
この二人の間を上手く立ち回っているのが、FBI捜査官役のウディ・ハレルソン。生真面目でコミカル、お笑いパートを一手に引き受けている感もある彼が、中盤以降は実質的な主人公とも言える大活躍を見せる。最後の最後まで見せ場が用意されているので、目は放せない。

ということで、随所に笑えるポイントも点在し、二転三転のどんでん返しも悪くはないのだが、通して見るとどうにも締まらない印象が残る作品だった。目・鼻・口。一つ一つのパーツは良いのに、並べてみると「福笑い」・・・とまではいかないが、微妙にバランスが崩れてる、そんな感じなのである。
監督は『ラッシュアワー』や『レッド・ドラゴン』のブレット・ラトナー。

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by odin2099 | 2005-11-18 22:18 |  映画感想<タ行> | Trackback(29) | Comments(6)
e0033570_1724243.jpgイルカを追いかけたドキュメンタリー映画、程度の認識しかなかったのだが、実は観客が皆、イルカになれるという幸福な映画だった。

監督・製作のジョージ・グリノーは、『エンドレス・サマー(終りなき夏)』や『ビッグ・ウェンズデー』などの撮影にも携わってきたベテランの”海の男”で、今回はその彼が10年もの歳月を費やし、機材を開発し、撮影方法を工夫し、5年間にも及ぶ撮影をこなした意欲作。
監督曰く「体感映画」とのことだが、カメラは徹底的に”イルカ視点”に置かれていて、イルカを追いかけると言うよりイルカに引っ張られている感じ。殆ど全編に渡ってカメラは水面下にあるため、泳げない人や水が苦手な人は息苦しさを覚えるに違いない。それぐらい圧倒される内容で、その臨場感を表すには「画面を見ているだけで水圧を感じる」とでも言えば良いだろうか。セリフなし、ナレーションなし、音楽のみの至福の21分間だ。

スコット・ウェルッシュの監督・製作による、26分間の『メイキング・オブ・ドルフィン・グライド(『ドルフィン・グライド』が作られるまで)』も同時上映され、こちらではジョージ・グリノーのインタビューをはじめ、撮影秘話が語られ興味深い。
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by odin2099 | 2005-09-15 23:50 |  映画感想<タ行> | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_17184192.jpgロアルド・ダールの原作『チョコレート工場の秘密』も読んだし、ジーン・ワイルダー主演の旧作『夢のチョコレート工場』も見たし、と準備万端整えたところ、思いがけずにMIHOさんから試写会のチケットを譲って頂きましたので、今週末からの公開に先駆けて一足お先に拝見させて頂きました。

しかし会場はサイアク
まず招待状に掲載されている地図が好い加減
重要な目標物が載っていない反面、かなり遠くの建物が記載されていたり、大まかな位置関係はあっているのかも知れないけれど、距離と方位はムチャクチャ。思いっきり迷子になりました。
普段ならこんなことはないのに、貴重な時間をロス。

今度は会場に着くと、建物の周りにぐるーっと大行列。2~300メートルは出来ていたのかなぁ、思わず帰ろうかと思いました
会場のキャパは800名弱ってところみたいですが、もう少し当選人数を考えて欲しいですな。何とか最後列の端っこを確保したので座っては見られたものの、危うく立ち見というか座り見になるところでした。
結局1000人くらい入れたんですかねぇ。
空調もろくに効かず蒸し暑く、座席は前後左右ともにキツキツ。人が座ってると前を全く通れないくらい狭い。

e0033570_1719552.jpgそしてスクリーン・サイズが小さい! 
3インチとまでは言わないけれども、遠くのほうから6インチくらいのモニターを見ている気分です。
字幕は読めないし、アップにならないと誰が誰やらわからないような有様。
混むのはわかりそうなものなのだから、もう少し会場選びは慎重にやってくれないとねぇ。
タダで見られたんだから文句言うな!と言われそうですが(苦笑)、これでは映画をきちんと見たうちに入らないと思いますので、よって無責任発言します!(爆)

ということで、以後はサイトの方で――。

 * * * * *

以下、「しねま宝島」より転載
ティム・バートンがジョニー・デップと組んでいるのだから、とヘンな先入観があったけれども、ストーリーは驚くほど原作に忠実(中盤までは)。ジーン・ワイルダー主演の旧作『夢のチョコレート工場』が、映画という枠に収めるためにかなりアレンジを加えていたのとは大違いだ。
また意外だったのは、チョコレート工場の内部。もっと独創的なモノになっているのかと思いきや、そのテイストは旧作とどっちつかず。もちろんハイテク描写はふんだんにあるので違いは出てはいるものの、これは作られた時代の差、テクノロジーの進歩ゆえの違いだから無いも同然。旧作に敬意を表したというならわからないでもないけれど、オモチャ箱には関心無くなっちゃったのかね、監督は。

といってティム・バートン色が全体として希薄かというとそうでもない。
ちょっぴりダークな導入部から、独特の色使いやらセットのデザインなど、好きな人にはたまらないはず。そして何よりジョニー・デップだ。”ヘンな人だけどカッコいい”という役柄をやらせたら、今のところこの人の右に出る人はいないだろう。今回も怪しさ全開のウィリー・ウォンカを演じている・・・のだけれども、今回に関してはチョイとやり過ぎ。あまりにもわざとらしい。
原作でも旧作でも「ワンカ」氏は、精力的ではありつつも”人生に疲れた老人”という側面を持っているのだけれども、今回の「ウォンカ」氏は”大人になりきれない子ども”で単なるトリックスター。だから「マイケル・ジャクソンもどき」なんぞと呼ばれてしまっているが、これじゃあ比較したくもなろうというもの(MIHOさんはTMRの西川貴教を引き合いに出しているけれど、僕には”つんく”に見えた)。

そしてその「ウォンカ」氏の改変がもたらしたラストの陳腐さにもガッカリ。「父親との確執と和解」というテーマは監督にとっては大事なのかもしれないが、わざわざ原作にない要素を付け加えて声高に主張する必要があったのか。クリストファー・リーを出したかっただけならチャーリーのお祖父さんの役で良いし、同じテーマなら既に前作『ビッグ・フィッシュ』で遥かに感動的に描いているのだから。

まぁ決してつまらない作品じゃないけれども、好き嫌いは結構分かれそう。僕は「旧作と新作、どっちが好き?」と聞かれたら、「旧作」と答えるだろうな、きっと。歌詞は原作に準じていても、ただうるさく聴こえるだけの歌よりも、旧作のウンパ・ルンパの歌の方が遥かに耳に残るし。ただ、気に入った人は徹底的にはまりそう。人を選ぶタイプの作品だと思う。小さい子はトラウマになっちゃうかもしれないし(これは旧作もおんなじだけど)。

なお原作には続編があるけれども、この映画では・・・ないな、きっと。

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by odin2099 | 2005-09-07 23:50 |  映画感想<タ行> | Trackback(22) | Comments(8)
e0033570_2345555.jpgパリの街に、大量破壊兵器を手にしたビンラディンそっくりのテロリストたちが現れた。しかしそこに世界の警察を任ずる<チーム★アメリカ>の面々が登場! エッフェル塔はミサイルの誤射でぶっ壊すし、テロリストの一人が逃げ込んだルーブル美術館は丸ごと破壊するが、正義は何をやっても良いのだ!

『サンダーバード』を模した人形劇だが、やってることは大違い。堂々<R-18>のレイティングとなった問題作である。
世界制覇を企むのは北朝鮮の金正日だし、アレック・ボールドウィン、ショーン・ペン、ヘレン・ハント、ティム・ロビンス、スーザン・サランドン、リブ・タイラー、サミュエル・L・ジャクソン、ジョージ・クルーニー、それにマイケル・ムーアらのソックリさん人形が実名で登場してコケにされる(マット・デイモンは「まっと・で~もん」しか言わない)。e0033570_2352186.jpg「君も僕もみんなエイズ♪」とか、「僕は致命的な間違いを犯した/マイケル・ベイが”パール・ハーバー”を撮ったように」「ベン・アフレックに演技学校が必要なように/僕には君が必要だ」とか、「マイケル・ベイはなんで映画を撮り続けられるのだろう」「”パール・ハーバー”は糞だ」とかそんな歌が全編を彩っている。
「911の100倍凄いテロだ!」「911000?」などというベタなギャグも満載。

”『サウスパーク』のクリエイターが放つ最も過激な最終兵器”ということだが、実は『サウスパーク』見たことないので比較しようがないのだが、よくぞこれが劇場公開されたものだ。
「エロ」「グロ」「ナンセンス」それに「パロディ」のオンパレード!・・・などという表現では生易しすぎるだろう。
まぁ日本じゃ丸一年遅れになったものの、その内容からすれば致し方なし。みんなにお奨めはできないけれど・・・見て欲しいなぁ、コレ。e0033570_2353663.jpg
ちなみにコケにされた面々のうち、ショーン・ペンだけはマジに抗議したらしいが、反対にアレック・ボールドウィンは、自分の役を自ら演じたがったんだとか。スゴイなぁ。
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by odin2099 | 2005-08-27 23:10 |  映画感想<タ行> | Trackback(4) | Comments(0)
e0033570_2140182.jpgスペースシャトルの乗組員を取上げたアイマックスのドキュメンタリー映画。
今から20年も前(製作は1985年)の作品で、ディカバリー号の初飛行の様子も収められているあたりは些か古さを感じるが、今なお色褪せない高画質は流石である。

ただIMAXが宇宙を題材にしたのは今回が初めてとあって、せっかくの素材を活かしきれていない嫌いはある。打ち上げから帰還まで一つのミッションを徹頭徹尾追いかけているわけではなく、複数のフライトから構成されているので一本の作品としては散漫だし、とりあえず生の迫力を味わってくれということなのかも知れないが、素材は一級品なだけに工夫次第ではもっと興味深いものとなったのではなかろうか。

もっともIMAXの楽しみ方といえば、専用劇場の大画面で”体感”することにあり、家庭用のDVDデッキでは自ずと限界もあるだろう。もしその当時に劇場でこの作品を”体感”していたならば、間違いなく感激していたに違いない。その頃の日本に視聴する環境があり、上映されていたかどうかはわからないけれども。

監督はグレアム・ファーガソンで、ウォルター・クロンカイトがナレーションを担当(日本語版は小林清志だと思う)。
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by odin2099 | 2005-07-26 23:17 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19382674.jpg本来なら一年くらい前に見られたはずなのに、公開が伸び伸びになっていた実写版『鉄人』がようやっと公開。『キャシャーン』『キューティーハニー』『デビルマン』『忍者ハットリくん』ら同時期に発表されていた一連の実写映画化作品の中では一番期待していただけに(思い入れがないからだけど)、お蔵入りしなくて良かった良かった。

でも作品そのものは「良かった良かった」とはとても呼べない代物。正直、”『デビルマン』の再来”などという有り難くない評価を耳にしていたので「思ってたよりは面白いじゃん」と言えなくもないのだけれども、どうにもこうにも的外れ。
だいたい現代を舞台にしちゃったのがペケ。第2次大戦中に開発されたロボットが、今の世の中に存在する意義はどこにあるの? 周囲から浮きまくるレトロチックなデザインのロボットがただ殴り合う図なんぞ、ギャグでしかない。
ブラックオックスにしたって、イマドキあんなロボット一体で世界を征服しようたぁ、ちゃんちゃら可笑しいやい、てなもん。それに大騒ぎしてる割には警察が右往左往してるだけで、自衛隊はどーした?!とツッコミを入れたくもなる。

登場人物も妙ちきりんな連中だらけで、有無を言わさず主人公を茨の道に引きずり込み、周囲の人間を煙に巻き続ける中村嘉葎雄扮する謎の老人が、まず怪しさ全開。作品のムードをヘンな方向で決定付けてくれる。
警察側で動き回ってる(はずの)中澤裕子姐さんは全然キャラが立ってないし、無駄に脚線美を強調してるだけの川原亜矢子は存在感ゼロ。
あの髪型と白髪は原作の不乱拳博士を意識したのか?の香川照之と、大塚署長ならぬ大塚課長の柄本明はそれぞれ「私はマンガを演っています!」と声高に主張するも空回り。
肝心要の正太郎クンにしてからいじめられっ子の転校生ときたもんだ。しかもクライマックスではそのいじめっ子たちが正太郎クンを応援し出し、そこで友情が芽生えるなんざ、いつの時代のドラマだよって感じ。
だから現代じゃなく昭和30年代か、せめて40年代にしておけばもっとシックリきたろうに。なんか小学校の道徳の時間に見た、NHK教育のドラマを思い出してしまった

e0033570_19384510.jpg映像表現も頑張ってるのはワカル。ワカルんだけど・・・もうちょい何とかならなかったの?
ロボットの重量感に非常にこだわった演出をしてるのに、何故か鉄人とブラックオックスからは重量感が感じられないんだなぁ。
両者共にツルツルピカピカのボディーで、そこに相手の姿や街並みが映り込むという見せ方へのこだわりも、ボカスカやられても光沢を保ち続けるというリアリティのなさの前にはかえって白ける。便利ではあっても、CGIに頼りきった画面作りは安っぽくなるってことだ。

・・・とここまで書いてきたけど、それでも一連の作品群の中では一番許せる、かな。やっぱり思い入れがない分、寛容になれるというわけで。それにこの作品には一つ、音楽の素晴らしさ、という決定的な要素があることもその理由。アニメ版も手掛けた千住明だけに、スコアを使い回すんじゃないかなという心配をよそに、少年の冒険活劇としては申し分ない曲を書き、映画を救っている。

さて、今度はアニメ版も映画化されるのだが、題名が『鉄人28号/白昼の残月』!!
「はくちゅうのざんげつ」?・・・・・・『ジャイアントロボ』かよ・・・
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by odin2099 | 2005-03-28 21:02 |  映画感想<タ行> | Trackback(6) | Comments(2)
e0033570_028648.jpgネットを見ても雑誌を読んでも、肯定的な感想というものにトンとお目にかからなかったので、さてどうしたものかと。何か一つくらい良い面があるんじゃないかなーと淡い期待を抱いていたんですが・・・・・・ダメでした

まあ強いてあげれば不動明と飛鳥了、この二人を双子に演らせたのはアイディアだったなあというくらいですかね。もっともそのビジュアル面でのプラス要素も、おそるべき滑舌の悪さや驚愕の慟哭演技で帳消し、どころか大きくマイナスへ振られてしまってますが。
そもそもストーリーが原作と違う以前に、ちっとも『デビルマン』になっていません。デビルマンに圧勝して勝ち誇って退場するシレーヌ、出てきた途端に瞬殺されるジンメン、いきなり下っ端デーモンに明の面前で「助けてくれ、サタン!」と頼られる了・・・。原作と変えるなら、変えたなりの面白さを見出せれば、取り合えず評価のしようもあるというもんですが、それもありません。そもそもテーマを背負った主人公が、ミーコとススムに移行しちゃっているのもヘンだし、何なんですか「ハッピー・バースディ、デビルマン」ってのは。

せっかくのT-VISUALとやらも感心しない出来でした。生物感などまるでナシ、ガレージキットをそのままコマ撮りで動かしているようなデビルマンとサタンの対決シーンなど、これだけ実写映画とは言い難いほどCGに頼った画面作りをするのなら、端から全篇アニメーションの大作として映画化してくれた方が、どれだけ良かったのかと夢想してしまいます。それにしても、公開を4ヶ月も延期して手直しした絵がこんなものとは・・・。スケジュール通りに公開されていたとすると、どんな出来映えだったんでしょうかね。

『デビルマン』の大ファンというほどではない僕でさえ、この劇場版を肯定的には捉えられないんですから、古くからの熱狂的ファン諸氏の落胆ぶりには同情を禁じ得ません。もっとも映画化決定の報に、期待したファンの方が圧倒的に少数でしょうけれども。
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by odin2099 | 2004-11-06 21:15 |  映画感想<タ行> | Trackback(9) | Comments(2)

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