【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<ナ行>( 53 )

1945年7月26日にポツダム宣言が発令、この対応を巡って日本は大きく揺れる。
そして8月14日の御前会議でのポツダム宣言受諾決定から、宮城事件を経て、翌15日に玉音放送が行われるまでの「長い一日」を描いている。
原作クレジットは大宅壮一だが、後に実際の著者は半藤一利であることが判明した。
監督は岡本喜八。

e0033570_19080113.jpg宮口精二、戸浦六宏、笠智衆、山村聰、三船敏郎、小杉義男、志村喬、高橋悦史、井上孝雄、中丸忠雄、黒沢年雄、加藤武、川辺久造、江原達怡、土屋嘉男、島田正吾、伊藤雄之助、児玉清、小林桂樹、中谷一郎、田島義文、加東大介、田崎潤、平田昭彦、中村伸郎、藤木悠、北村和夫、村上冬樹、天本英世、神山繁、浜村純、佐藤允、久保明、藤田進、田中浩、佐田豊、勝部演之、加山雄三、新珠三千代、宮部昭夫、井川比佐志、小泉博、仲代達矢(ナレーター)、松本幸四郎(初代松本白鴎)……

<東宝創立35周年記念作品>ということでオールスターキャストが集結。
こんな小さな役なのにこの人が、というくらい見知った顔が次々と登場。それだけで邦画マニアにはたまらないだろうが、クーデターの場面を除けば殆ど動きがなく、終始役者同士の生のぶつかり合いによる台詞の応酬劇が炸裂し、日本映画黄金期の底力をまざまざと見せつけられる。

時間経過が若干わかりづらい面があるのと、どの程度史実や実在の人物に基いているのかがわからないが、ギリギリの緊張感の中で2時間半強を一気に駆け抜けてみせる。
四半世紀ぶりに見直したが、以前よりより深く愉しめた気がした。

【ひとこと】
「シン・ゴジラ」はこの映画を参考にしているので、興味がある人は併せてどうぞ。


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by odin2099 | 2017-08-14 19:09 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_11570010.jpgアメリアという女性の調査を行っていた私立探偵のマーチは、彼女の依頼を受けたという腕力でトラブルを解決している男ヒーリーにボコボコにされる。ところがアメリアを探す二人組に襲われたことから彼女の身を案じたヒーリーは、逆にマーチを強引にパートナーにしてアメリアを探すことに。
押しかけ助手となったマーチの娘ホリーを加えて捜索を進めていくと、何故か連続不審死事件へ行きつき、いつしかアメリカ国家の根幹を揺るがしかねない巨大な陰謀劇へと繋がってゆく…

場内が爆笑の渦に包まれてる中、結構きょとんとしている時間が長かったです。
ラッセル・クロウとライアン・ゴズリングの凸凹コンビのやりとりにはニヤニヤさせられっぱなしでしたが、コメディかと思えばドシリアスな展開が待っていたり、途中で登場人物の関係がわからなくなったり、お話の肝が理解出来なくなったり……読解力なくなったなあ。

しかし何といってもホリー役のアンガーリー・ライスが超絶カワイイ
最初から最後まで彼女が輝いてます。
マーチは元々娘のホリーのために頑張ってますが、やさぐれた荒くれモノだったヒーリーを「改心」させたのも彼女の存在ゆえ。
単なる紅一点ではなく(実際セクシーな女性キャラは沢山出てくるし)、真の主人公は彼女だったのです。
次は「スパイダーマン/ホームカミング」で彼女に再会できそうで楽しみ。

キーパーソンかと思ったら意外に出番の少なかったアメリア・カットナーってアンディ・マクダウェルのお嬢さんだったのね。この娘もネクストブレイク候補。
そしてその母親役のキム・ベイシンガー、相変わらず綺麗だなあ。60代には見えない。

【ひとこと】
ラッセル・クロウ、もう少し痩せてくれ。
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by odin2099 | 2017-02-19 11:57 |  映画感想<ナ行> | Trackback(8) | Comments(2)
煉獄天魔王と四魔神が復活!その圧倒的な力前にヤツルギが敗れた。
ヤツルギを救い魔王を倒すため、日本中のローカルヒーローたちが力を合わせて立ち向かう!

さてさて、一体どんなヒーロー映画になっているのか興味津々で観に行ってきた。
全国から80名以上のヒーローが集まっているということは、数字的にはあの『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』にも決してひけを取らない?

e0033570_19272142.jpgどうやってローカルヒーローたちを関連付けるのかなと思っていると、事件の発端がローカルヒーローたちが集うイベント会場。つまり皆さん元々面識あり、ということになってるんですな。上手いというかズルいというか。
そして中心になっているのが映画の製作母体にもなっている『鳳神ヤツルギ』、千葉県は木更津市のローカルヒーローで、このレギュラーキャストたちが一応映画の主人公となってるので事実上は『ヤツルギ』の劇場版ってことなんだろう。

といっても最初にヤツルギがやられてサア大変。
てなワケで悪の魔王の手下どもに対してローカルヒーローたちが立ち向かうんだけど、この大乱戦では動けるヒーロー、動けないヒーロー、体型に問題のあるヒーロー、造形に問題のあるヒーローも等しく頑張ります。
撮影は大変だったかも知れないけど、やってる連中はみんな楽しんだんだろうなあ。

その中でも何組かがピックアップされ、準主役級の見せ場が与えられます。
時空戦士イバライガー(茨城県)、甲州戦記サクライザー(山梨県)、パワーシティオーイタ(大分県)、坂東武人武蔵(埼玉県)、安芸戦士メープルカイザー(広島県)、ハルサーエイカー(沖縄県)、横浜見聞伝スター・ジャン(神奈川県)、聖霊法士トチノキッド(栃木県)、サーモンファイタールイベ(北海道)、浪速伝説トライオー(大阪府)、超耕21ガッター(新潟県)、ダルライザー(福島県)、電撃!!ライデンマル(東京都)らが出番の多い連中。
ふう、見ていて誰が誰やらサッパリなので、一応パンフで確認しながらだったけど合ってる?

なんで彼らだったのか、そこらへんの選定基準はよくわかりませんけど(あ、「ライデンマル」は「ヤツルギ」と同じスタッフが作ってるからだろう)、それぞれ四魔神に苦戦するものの何とか協力して必殺技を見舞って勝利。
そしてクライマックスは天魔王とヤツルギの一対一の対決。
大ピンチを迎えるが、最後の最後にはみんなのパワーを貰って逆転勝利!
という王道のヒーロー映画になってたのでメデタシメデタシ。

上映時間は70分くらいだと思うけど、その大半がアクションシーン。そのアクションも各キャラクターで見せ方の差異があるワケでもなく、またその技量にも格差ありなのでスタントそのものは凄くても流石に延々とだと飽きてくるし(CG合成とか頑張ってるんだけどね)、ドラマ部分にしたってプロの俳優さんが何人いるのか知らんが素人臭い演技ばかりで学芸会レベルの自主映画。
――ではあるもののその辺は端から期待してないし、「何かをやろう」という熱意だけは伝わってくるので良しとしよう。

クラウドファンディングでの製作資金集めや、興行収益の一部をポリオワクチンを送る活動へ支援するといったやり方が結構賛否両論らしいが、好きなことをみんなで集まって熱中しながらやる、ということ自体は悪いことじゃないと思う。
後に続く作品企画があるかどうかはわからないけど、「新たなヒーロー伝説が生まれる」というコピーに偽りのない作品にはなっているんじゃないかな。

【ひとりごと】
「日本ローカルヒーロー大決戦」を謳うなら、47都道府県から最低一組ずつヒーローを呼ぶとかしても良かったと思う。
それに有名どころのヒーローが結構いないけれど、権利関係とか面倒くさいんだろうか。


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by odin2099 | 2015-11-16 19:44 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)

元祖忍者戦隊!
今年の『手裏剣戦隊ニンニンジャー』は、春にニンジャレッドとハリケンレッドをゲスト出演させ、秋には世界忍者のジライヤまで引っ張り込んできたけれど、キャプターとの共演はやらないのかなあ。
あ、放送局が違うから無理?


e0033570_15070917.jpg直接の共演が無理なら、例えば火忍キャプター7/出雲大介を演じた伴大介をゲストで呼んでくるとか、変身忍者嵐ことハヤテ役の南城竜也や青影の金子吉延、ついでに他社作品ながらライオン丸/獅子丸の潮哲也あたりも呼んでくれたりすると嬉しいんだけど。まあ<戦隊>的には、忍者の子孫だというダイナブラック/星川竜を演じた春田純一が妥当なところかな。


さてこの映画はTV版第5話「キャプター皆殺し作戦」のブローアップ版。
雷忍キャプター1/袋三郎兵衛がメインフューチャーされたお話で、孫娘を人質に取られながら悪に屈しない天堂無人の毅然たる態度が立派…と言いたいところだけれど、どっちかというと風魔の側に問題があって人質が人質として役立ってないのが何とも…。
それにしても天堂美樹(演:野川愛)を逆さ磔にするとはスタッフも鬼だ。


【ひとこと】
これだけ年齢構成に幅がある<戦隊>は空前絶後かも。


<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/13854218/


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by odin2099 | 2015-10-24 08:14 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_10105721.jpg石板の魔法が消えかけている?その秘密を知るのはアクメンラーの父であるエジプト王のみ!ということでラリーはじめお馴染みの一行は、エジプト王の眠る大英博物館へ!――というシリーズ第3弾で、今回が完結編という触れ込み。

1作目から2作目が3年だったのに対し、2作目から3作目までが5年かかったのは何かあったのかな。
ただ1作目からは8年経ち、ラリーの息子役が交代(子役を引退?)した以外は、主要メンバー一人も欠けることなく続投なのは嬉しい限り。


既に3本目なので、魔法によって展示物が動き出すという要素よりも、セオドア・ルーズベルト(テディ)、アクメンラー、ジェデダイア、オクタヴィウス、サカジャウィア、アッティラ、そして猿のデクスター(他にもレクシーやモアイ像、はてはマクフィー館長など挙げだすとキリがないが)らレギュラーメンバーの掛け合いに重点が置かれるようになっているが、これもまた旧友との再会の如くで楽しい。


アクメンラーの両親、円卓の騎士ランスロット、大英博物館の女性警備員デイリーら新顔たちもそれぞれ個性的でキャラ立ちしているし、限定された空間(今回は街中へと繰り出すが)を舞台にしたオモチャ箱をひっくり返したような面白さは健在。


e0033570_10110576.jpg結局魔法は消えることなく、また石板が壊れたりすることもないので続編はいくらでも作れるだろうが(デイリーを主人公にしたスピンオフ企画、なんていうのもあるらしい…?)、なんだかんだでシリーズの柱となっているのがラリーとニックの親子関係の確立。この二人に関しては、もうそっとしておいてあげても良いんじゃないかなとは思う。


主要メンバーが一人も欠けることなく…と書いたけれど、撮影後に1作目に続いて老警備員の一人ガスを演じていたミッキー・ルーニー、それにテディ役のロビン・ウィリアムズの二人が鬼籍に。
最後に二人への献辞が出るが、これが完結編を一段と強めてしまっているようで非常に寂しい。


また今回は吹替版で鑑賞したが、そちらでも1作目でミッキー・ルーニーを吹き替えた永井一郎、そして前2作で主演のベン・スティラーをアテた檀臣幸は既に亡く、余計淋しさが募る。
なお今回はタレント吹替枠があるが、及第点を上げても良いだろう。


【ひとりごと】
ヒュー・ジャックマンのカメオ出演にはビックリ(一応は事前に知ってたけど)。
しかもウルヴァリンのマネまで披露してくれるのは20世紀フォックス・プレゼンツだから?


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by odin2099 | 2015-03-22 10:15 |  映画感想<ナ行> | Trackback(13) | Comments(0)

e0033570_21415433.jpgあの大騒動から2年後、ラリーはアメリカ自然史博物館の警備員を辞め、自分の発明品を売る会社を立ち上げて大成功を収めていた。そんな時自然史博物館が改装の為に休館となり、展示物たちはスミソニアン博物館の地下にある保管庫に移されることになる。
ところが猿のデクスターのいたずらで、自然史博物館に残される筈だった石板までもがスミソニアンへ移されてしまい、命を得たアクメンラーの兄カーメンラーは世界征服を企む。
カウボーイのジェドからの知らせを受けたラリーは、仲間を助け出して石板を取り戻すためにスミソニアン博物館へと乗り込むのだが…。


今度公開される新作の予告編を何度も何度も観ているうちに、どーしても観たくなったので前作、前々作を続けてチェックしております。
e0033570_21420295.jpg魔法の石板の力によって展示物に命が吹き込まれ、博物館が大混乱に陥るという基本構造はそのまま。
で、同じパターンを踏襲しながら新鮮味を出そうとするなら、手っ取り早いのは目先を変えてしまうこと。
というワケで今回はスミソニアン博物館が舞台になり、新たなキャラクターも続々登場。それにプラスして前作でお馴染みのキャラクターたちも再登場させるために、動けない彼らを理由を付けて新しい場所へ「移送」させるというのも上手い手ではある。


前作でのダメ男ぶりはどこへやら。今やサクセスストーリーの主となったラリーが、すっかりヒーロー然とした姿になっているのに違和感を覚えるけれども、前作でいがみ合っていた連中が今作ではラリーを中心にした同じチームのメンバーとして助け合ってる姿にはワクワクさせられる。
前作の焼き直しだと言われればそれまでだが、一定の水準をキープした娯楽作品であることは評価出来る。


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by odin2099 | 2015-03-19 21:43 |  映画感想<ナ行> | Trackback(7) | Comments(2)

e0033570_21590263.jpgバツイチのラリーは何をしても長続きせず、今度は紹介された自然史博物館での夜警の仕事に就くことに。来場者減の煽りでリストラされる3人の老警備員たちから引継ぎを受けたラリーだったが、夜になると突然展示物たちが動き出し、館内は大騒動。慌てて連絡するものの、老警備員はさも当然と言わんばかりに全てをラリーに任せてしまう。実はこの博物館に収められている古代エジプトの秘宝「アクメンラーの石版」が、彼らに命を吹き込んでいたのだ。
一人ではとても対処できないとラリーは仕事を投げ出しかけるが、離れて暮らす息子の為にもと考えを改め、展示物に関する知識を会得して、少しずつその対処法を身につけて行った。
ところがそんなラリーを巻き込んだ恐るべき陰謀の企てが…!


ダメダメなお父さんと一途な息子との絆。
どうもこういうお話は一般家庭ではなかなか成立させにくいのか、崩壊した家庭が中心になることが多いなあ。現実にアメリカ社会では離婚・再婚が当たり前、子供は二つの家を行ったり来たり、が普通になってきているのかもしれないけれど。


ともあれ、この映画は楽しめました。
導入部が長いので最初のうちはアレアレ?と思いながら観ていたけれど、一旦物語が加速しだすとあとは一気呵成。好意を抱きかける同僚、無理解な上司、そして意外な(?)悪役たち、それに博物館の展示物たちも個性的でキャラが立っているし、正におもちゃ箱をひっくり返したかのような大騒動に、ラストの絵に描いたようなハッピーエンドまで上手くまとめてある。


夜の博物館なんて本当に不気味だろうなと思うけれど、そこをファンタジーの舞台にしてしまったのはお見事。絵本が原作らしいけれど、これはアイディアの勝利だな。


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by odin2099 | 2015-03-16 22:00 |  映画感想<ナ行> | Trackback(14) | Comments(2)
e0033570_20583046.jpgボリュームに圧倒された映画でした。

英国国立美術館に密着したドキュメンタリー映画で、展示されてる作品の紹介は勿論のこと、展示会の企画立案から修復作業などなどの舞台裏も余すところなく掬い取ったものになっています。

出ている人たちも、カメラ目線のインタビューよりミーティングの一齣だったり、観客への説明風景だったりが中心で、「現場」に拘った見せ方は徹底しているので如何にも「お仕事中」の雰囲気が漂っています。

ただ出てくる人たちの名前や肩書が紹介されないので、どういう立場で何をやってる人なのかがわかりづらいのと、181分は些か長すぎたかと。上映中に何度も睡魔に襲われ大ピンチ!
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by odin2099 | 2015-01-29 06:35 |  映画感想<ナ行> | Trackback(1) | Comments(2)

シャルル・ペローの童話を基に、チャイコフスキーのバレエ音楽で彩を添え、製作期間6年、製作費600万ドルという巨費を投じ、70mm映画として作られたディズニーアニメの超大作。


e0033570_21005805.jpg時は14世紀、ヨーロッパのある国に女の子が生まれ、オーロラ姫と名付けられる。その祝いの席で隣国の王子フィリップとの婚約が調い、招かれた3人の妖精たちがそれぞれ姫に贈り物を授けている中、招かれざる客である魔女マレフィセントは、16歳の誕生日に姫は糸車の針に刺されて死ぬと呪いをかける。妖精たちは、姫はただ眠るだけで、愛する人のキスで目覚めると呪いの効力を弱め、姫を護るために密かに森の中で育てることを王に進言する。
そして16年後、輝くばかりの美しさに成長したオーロラだったが、3人の妖精が自分を子ども扱いにすることに不満を抱いていた。そこへハンサムな青年が現れ、2人はたちまち恋に落ちる。それがフィリップであることを姫は知らず、フィリップもまた彼女が自分の許嫁のオーロラであることを知らない。運命的な出会いを果たした2人だったが、その存在はついにマレフィセントの知るところとなり、針に刺されたオーロラは深い眠りに落ち、フィリップもまた囚われてしまうのだった…。


20年近く前に一度観ているのだが(いやもしかするともっとご幼少の砌に、TVなどで観ていたかも?)、素晴らしいことに全く記憶に残っていない。
ということは、少なくても面白くは感じなかったのだろう。
古臭くて退屈で……自分にとってのディズニーアニメのイメージは、長らくそういうものだったから。
今回は割と愉しく見られたのだが、よくよく考えるとちょっと不思議な構成のお話だねえ。いや、そもそもおとぎ話ってそういうもの?


魔女のマレフィセントは大言壮語している割に詰めが甘くて大物感はないし、タイトルロールのオーロラ姫は(時代故でもあるが)受け身のヒロインだし、対するフィリップ王子もヒーローと呼ぶには物足りない。クライマックスにアクションシークエンスが用意されているものの、常にアシスト付だ。
結局のところ、この映画は徹頭徹尾フローラ、フォーナ、メリーウェザー、3人の妖精たちのお話だったのだ。


姫を護るためといって森へ匿ったのも妖精たちなら、不注意から魔女にその居場所を知られてしまったのも、姫を一人きりにしてしまってまんまと浚われてしまったのも、これ皆妖精さんたちのせい。そして姫を救い出すのも、妖精さんたち(に操られてるといっても過言ではない王子)だし、最初から最後まで彼女たちの独壇場。
マレフィセントとの力関係が今一つわからないのだが――3人の力でも魔女には敵わないということらしいけれど、終盤はむしろ圧倒してるように見える――、姫は象徴に過ぎないし、王子はただの道具。出ずっぱりなのは3人の妖精さんたちだけなのだった。


で、この3人の妖精さんたちが、吹替だと麻生美代子、京田尚子、野沢雅子のお三方なので、それだけでニコニコしてしまう。
さて、もうじきこの作品の実写リメイク版『マレフィセント』が公開されるけど、どうかなー、面白いのかなあ?


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by odin2099 | 2014-06-27 21:06 |  映画感想<ナ行> | Trackback(2) | Comments(0)
e0033570_15164060.jpgもう何本目になるのかわからないイギリスはBBC製作のネイチャー・ドキュメンタリーの新作を鑑賞。
宣伝文句によれば、『ディープ・ブルー』『アース』『ライフ/いのちをつなぐ物語』に続く4本目ということになっているようだけど。
それにしても『ネイチャー』とは何のひねりもない邦題ですな。原題の”Enchanted Kingdom” が訳しにくかったんだろうけどねえ。

今回の舞台はアフリカ。
ジャングルに暮らすマウンテンゴリラ、有毒ガスが立ち込める火山湖に現れるコフラミング、灼熱の砂漠に適応したシャベルカナヘビ(4つ足なんだけど「ヘビ」なの?)、サバンナを旅するアフリカゾウ、幻想的なサンゴ礁、凍てつく高地に住み着いたゲラダヒヒ、激流の下流で獲物を狙うナイルワニ……。
この作品は3Dがウリだというのでそっちを選びましたが、確かに水しぶきとか波とか迫力ありますな。

e0033570_15164953.jpgただBBC EARTH以外が製作してるものもあるし、これだけネイチャー・ドキュメンタリー系映画(だけじゃなくTV番組やDVD作品も)が世に氾濫してると、ちょっとやそっとの切り口変更ぐらいじゃ、なかなか感動を与えるまでには行かなくなってきてるのが辛いとこ。
ちょこちょこ睡魔に襲われかかると…脅かし映像が流れてくるのは新演出?

日本語版のナビゲーターは滝川クリステル
この手の作品は何故か俳優さんとかタレントさんとか、喋りが本業とは言えない人を起用する傾向が目立つのが気になります。
彼女はアナウンサーだけど、それでも聴きやすい日本語ってワケじゃあなかったし。
原語版はイドリス・エルバ(『マイティ・ソー』シリーズのヘイムダルや『パシフィック・リム』のペントコスト司令官で注目の人。最新作ではマンデラ大統領役!)だから、これは違う作品になってそうな予感。

【ひとこと】
ワニすげーぞワニ。

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by odin2099 | 2014-05-03 15:23 |  映画感想<ナ行> | Trackback(2) | Comments(0)

by Excalibur
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