【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<ハ行>( 246 )

e0033570_8292981.jpg題名からどんな作品を想像するだろうか?
美術館のガイド的なもの? それとも昨今流行りの美術品や美術史に秘められた謎を解くといったミステリー調の物語だろうか?
実際はそのどちらでもなく、ルーヴル美術館で働く1200名ものスタッフを追ったドキュメンタリーである。

倉庫の中で目当ての作品が見つからず途方にくれるスタッフ、展示スペースをどう活用しようかと悩むスタッフ、人海戦術で美術品を搬入・掲示するスタッフ、展示品を補修するスタッフ、消火訓練や救急医療訓練を受けるスタッフ、厨房や食堂、トレーニング・ルームまで、一般人には窺い知れない巨大な美術館の裏側は一見の価値はある

1990年の作品だが、日本では一昨年の暮れから昨年にかけてようやく公開され、見に行きたかったのだがなかなか時間が合わずに断念したのだが、ただナレーションもなく美術品の直接的紹介もなし、無作為に映し出される映像の羅列は1時間半弱という上映時間にも拘らず、かなり辛い。眠れない夜には最適の一本と言えるかも知れない。
監督はニコラ・フィリベール。
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by odin2099 | 2005-04-29 23:05 |  映画感想<ハ行> | Trackback(1) | Comments(2)
e0033570_22475246.jpg前作同様に、こちらもジャンル・クロスオーヴァーな作品である。前半は麻薬犯罪に対するダニー・グローバーの奮闘ぶりが中心で、後半は再び襲来したプレデターとの対決がメインとなる。

アーノルド・シュワルツェネッガーの後任がダニー・グローバーでは些か心もとないというか力不足かなぁというイメージが強いが、これがどうしてなかなかのタフネスぶりを発揮。メル・ギブソン抜きの一人『リーサル・ウェポン』という感じで頑張っている。その理解者なんだか敵対してるんだかわからない上司がロバート・ダビ(出番少ないぞ)、新たに配属されたお調子者の部下(実は結構優秀?)が『エイリアン2』でエイリアンとも戦ったビル・パクストン、そして全てを知るCIAの男がゲイリー・ビジーと脇も曲者が揃っており、変わり映えしないジャングルよりも大都会でのアクションの方が見せ場も派手に作れる、ってんで実は前作よりも単純には面白く見られる。

続編を匂わせるラストだったが、『プレデター3』の企画は頓挫。ただ最近また企画が動き出した、との情報も。

e0033570_821862.jpgところでラストバトルではプレデターのマスクを脱がし、「なんて醜いんだ」と言わせるのがシリーズのお約束になっているが、シュワルツェネッガーやダニー・グローバーの顔を見たプレデターたちも同じことを思ってたりして
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by odin2099 | 2004-12-20 23:55 |  映画感想<ハ行> | Trackback(3) | Comments(0)
南米のジャングルで行方不明となった大臣の救出に、CIAの命を受けて特殊コマンド部隊が出動する。だが彼らを待ちうけていたのはゲリラだけでなく、宇宙から来訪した恐るべきハンターだった。

e0033570_8215340.jpgオープニングは地球に飛来する謎の宇宙船の映像で、SF映画らしい開巻だなと思っていると、タイトル後は荒くれ男たちによるゲリラ掃討作戦が始まり、一体何の映画なんだろうと狐につままれたような気分になる。『コマンドー』『ゴリラ』に続くシュワルツェネッガーの主演作でその延長線上の雰囲気を漂わせているのだが、やがて真の相手である宇宙人が全面に出だすと一転してモンスター・ムービーのムードが高まるというジャンル・クロスオーヴァーな、一粒で二度美味しい作品

透明に偽装して襲いかかる宇宙狩人と、追いつめられ一人また一人と狩られていく特殊部隊員との知力体力駆使しての息詰まる対決を描いている・・・はずだが、結局最後にはシュワちゃんと宇宙怪人が素手で殴り合いをおっぱじめるという、知能指数の低い体育会系映画になってしまった。これがシュワちゃんの持ち味といえばその通りで、変身も特殊装備の強化服も纏わずに怪物に立ち向かえるのはこの人ぐらいなものだろう。もっとも当初は、先ごろ亡くなった『スーパーマン』ことクリストファー・リーヴ主演で用意されていた企画だったそうなので、完成作品とはかなりイメージが違うものだったのだろう。

プレデターのアイディア、アクション・シーンの演出など見るべき点は多いのだが、今一つ盛りあがらない。カール・ウェザースがシュワちゃんのかつての相棒で、部隊を結果的に死地に送ることになるCIAのエージェント役で出ており、よくある裏切り者的キャラクターになっているが、それも実は大臣が行方不明ではなくて機密書類が持ち出されそうになっていた、という程度の可愛いもの(?)で、プレデターの存在を知っていて隠蔽していたとかいうヒネリもないのでかえってまだるっこしい。

プレデターのアイディアといえば、彼らは生体の熱反応を感知して襲ってくるという設定らしいが、途中でシュワちゃんは相手に感知されなくなる。てっきりその直前に水に落ちたので体温が下がったのが原因なのかと思っていたのだが、どうやら偶然身体に付着した泥のおかげらしい(?)というのはちょっとヘン。

尚このプレデター、着ぐるみの中に無名時代のジャン=クロード・ヴァンダムが入っているというのは広く知られているようだが、関係者の証言によればそれはテスト撮影の段階のみで、本編撮影時には解雇されていたということだそうである。また、このデザインの元ネタは、やはりファンからの指摘通り『電撃戦隊チェンジマン』に出てくる大星団帝国ゴズマの副官ブーマだそうだ。
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by odin2099 | 2004-12-19 23:30 |  映画感想<ハ行> | Trackback(6) | Comments(2)
e0033570_8172679.jpg1999年にアメリカ・コロラド州、コロンバイン高校で起こった二人の学生による銃乱射事件をきっかけに、何故アメリカにはこんなに銃犯罪が多いのかを突撃取材したドキュメンタリー。

世間の評判の良さ、それに友人知人から好意的な感想を聞き、『華氏911』はなかなか興味深かったからこちらも見ておかなきゃ、と期待しながら見たのだが、ウ~ン、今一つ。

題材があまり身近じゃないということもあるのだが、色々なネタをつめ込み過ぎて焦点がぼやけてしまってる印象だ。切り口などユニークで面白いと思えるのだけれども・・・。
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by odin2099 | 2004-11-27 22:01 |  映画感想<ハ行> | Trackback(1) | Comments(0)
映画『ジュマンジ』の原作者としても知られるC・V・オールズバーグの絵本『急行「北極号」』を、俳優のしぐさだけでなく表情までも取り込む<パフォーマンス・キャプチャー>という技術を使い、全篇CGで映画化。少年や車掌、サンタなど5役に挑んだトム・ハンクスだけでなく、主要な少年少女も皆、大人の役者が演じているのがミソ。

e0033570_818256.jpgたかだか数十ページの絵本をどういう風に長編映画にしているのか非常に興味があったが、原作のビジュアル・イメージを上手く掴んで置換えている反面、ストーリー面では水増ししている印象は拭えなかった。ただ、クリスマスを題材にした映画は、それだけで夢があって好き。
にしても、CGアニメはリアル過ぎてちょっと気持ちが悪い。これに拒絶反応示す人も多かろう。

リアル過ぎて気持ち悪いと書いたけれど、表情がリアルになっていても「目」が死んでるんですよね。例えて言えば、蝋人形を見た時に感じるような違和感。ソックリでも不気味でしょう?ああいう感じ。これがCGの限界なのかな。主人公の少年の目付きが悪いのも気になったし。悪いというか、目を細める描写が多いのが悪く見える要因。これってオリジナルのトム・ハンクスの癖なんだろうか。
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by odin2099 | 2004-11-21 12:18 |  映画感想<ハ行> | Trackback(1) | Comments(0)
『風の谷のナウシカ』以降の宮崎駿監督作品は、『となりのトトロ』を除いて全て劇場で見ているのですが、公開初日に足を運んだのは今回が初めてでしょう(もっとも『もののけ姫』の時のように、あまりの大行列に諦めて帰ったというのもありましたが)。といっても期待に胸を膨らませてということではなく、単に巡り合わせの産物です。それぐらい今回の作品には期待しておりませんでした。

e0033570_17374066.jpgにしても、原作を読んだ時も大して面白いとも思いませんでしたが、この映画版の方もさっぱりです。もしかすると宮崎監督作品中、一番つまらない作品かもしれません。原作にない戦時下という設定を付け加えたのも意味不明ですし、キャラクターが全くといってよいほど立っていません。呪いをかけられ90歳の老婆にされてしまったヒロインのソフィーは、原作と違いしょっちゅう18歳の姿を披露してしまっていますし、ハウルは支離滅裂の分裂症。ラブ・ストーリーとしての運び具合も唐突過ぎます。これなら当初の予定通り御大は口を出さずに、若手スタッフにまかせっきりの方が良かったのではありますまいか。

キムタクの声優挑戦は、頭抱えるほど下手ではないものの演技の幅が狭いことを露呈。倍賞千恵子は老婆のソフィーと内面描写などの時のニュートラルなソフィーは兎も角、少女役には些か無理があったようで聴いていて気の毒になりもしました。一番巧かったのはマルクル役の神木隆之介クンですね。『仮面ライダーアギト』に出ていたあの子が、と考えると感慨も一入です。そういえば本編上映前に、彼と上戸彩が主演している『インストール』の予告編が流れていましたが、なかなか期待できそうでした。
あ、久石譲の主題曲は大変素晴らしい出来でした。この旋律、何度でも聴きたくなります。

ハウルにしろソフィーにしろ、作画が不統一というか、カットによって絵柄が随分違いますね。最初の頃のソフィーは、かなり眉が太いんですけど。
それにソフィーに関しては、少女の姿と老婆の姿の切換が不自然。演出上の狙いが色々あるんだろうとは思いますが。そしてその中間形態(?)も気になりましたねえ。
結局監督は「動く城」がやりたかったのだと思いますが、あんな気持ち悪い機械仕掛けの虫みたいな城になるとは、原作読んでる段階では想像すら出来ませんでした・・・。
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by odin2099 | 2004-11-21 12:18 |  映画感想<ハ行> | Trackback(7) | Comments(4)

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