【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<ハ行>( 243 )

e0033570_20374104.jpg手にした不思議なトランクの中に保護した沢山の魔法動物を入れ、魔法使いニュート・スキャマンダーがニューヨークへやってきたのは1926年のこと。折しもNYには不可解な事件が起こり、ノー・マジ(魔法を持たない普通の人間)に魔法使いの存在が知られようとしている時だった。
ノー・マジのジェイコブ・コワルスキーは誤ってニュートのトランクと自分のとを取り違え、街中に魔法動物を放ってしまい、人間界と魔法社会の緊張は更に高まるばかり。ニュートはジェイコブと一緒に逃げた魔法動物の行方を追うが、事態は益々混乱の一途を辿る。
マクーザ(アメリカ合衆国魔法議会)の元捜査官ティナ・ゴールドスタインは真相を探るべくニュートに付き纏うが、議長のセラフィーナ・ピッカリーや魔法保安局長のパーシバル・グレイブスからは、逆にニュート共々危険人物としてマークされてしまう。
ティナの妹クイニーやジェイコブによって辛くも危地を脱したニュートたちは、逃げ出した動物の保護と事件の真相究明に乗り出すのだが…?!

e0033570_20372551.jpg「ハリー・ポッター」新シリーズ、と宣伝していますが、時代背景が70年ほど昔ということを考慮しても、テイストはかなり違います。
「ノー・マジ(マグル)」とか「ホグワーツ」とかの単語や、「オブリビエイド」「アクシオ」などの呪文の響きは懐かしいですし、音楽担当がジェームズ・ニュートン・ハワードに代わっても「ヘドウィグのテーマ」が流れたり、と地続きであることは協調されているんですが、あのムードの「続き」を期待すると「あれあれ?」と思うかもしれません。

その一方で、てっきりこれは「ハリー・ポッター」のスピンオフという立ち位置だとばかり思っていたのですが、どうやらダンブルドアが鍵を握るキャラクターになりそうなこと(今回は名前だけで、2作目から登場するとのこと)や、闇の魔法使いグリンデルバルドの存在が思ったより大きく、シリーズ通じてニュートたちの前に立ちはだかりそうなことなど、スピンオフではなく前章としてのポジションに重きを置かれている様子。
「スター・ウォーズ」のプリクエル・トリロジーや、「ロード・オブ・ザ・リング」三部作に対する「ホビット」三部作のように、続編ではなく前日譚としてシリーズの新作を作るのがハリウッドのトレンドなんでしょうか。

そのグリンデルバルド、ネタバレしますけど先ごろ続編への出演が発表された某スターが最後にチラッと顔を見せてくれます。吹替版だとそのシーンのためにわざわざ平田広明を起用する念の入れようで、これは吹替ファンには嬉しい配慮ですね。

e0033570_20380166.jpg映画そのものは可もなく不可もなく、という印象。終始オドオドした表情の主人公に、華のないヒロインたち、見るからに胡散臭い悪役陣、バラエティに富んでいて可愛いヤツ、綺麗なヤツ、おどろおどろしいヤツと多種多様乍ら、あまりに種類が多過ぎてその能力と名前がなかなか覚えられない魔法動物たち…
個人的にはこの辺りに物足りなさを感じました。

また今後のシリーズはこの4人組を主役として展開していくのかなと思っていたのですが、次回作はアメリカではない別の国が舞台だそうですし、ラストシーンを見る限りニュートは毎回違うキャラクターと絡むのかもしれません。
といっても4人とも次回作の出演契約は結んでいるようですし、色々と仕掛けを施しているのでしょう。
そして三部作の予定が五部作に。
二年に一本の計画らしいので完結するのは八年後。
その後にあの『ハリー・ポッターと呪いの子』の映画化が実現するんでしょうか?
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by odin2099 | 2016-11-23 20:44 |  映画感想<ハ行> | Trackback(24) | Comments(8)
e0033570_21583575.jpg遂に「ハリー・ポッター」も最終章。
前後編に分けたのは正解で、色々な描写がゆったり・じっくり描かれ、堂々たる大作の風格。
これを従来通り一本でまとめようとしていたら、かなり駆け足で忙しなくなっていたことだろう。
ハリー、ロン、ハーマイオニー、ネビル、ルーナ、スネイプ、それにヴォルデモード以外のキャラは大幅に削られてしまっていたのでは?

ポリジュース薬でベラトリックスに変身したハーマイオニー。
変身が解けても衣装はそのままなので、前半では胸元がちょっと大胆なエマ・ワトソンにドキドキ。
中盤以降はハーマイオニー以上に活躍してる(ハリーの役に立ってる)印象が強いのがルーナ。ハリーのパートナーとしては、実はルーナもありなんだよなあ、なんて思いながら見てました。
映画版では原作と違い、ネビルと結ばれるんでしょうか?

そのネビルが終盤にきて大活躍。
原作ではハリーと同じような運命を担う重要キャラクターではあるものの、映画ではその存在が軽んじられてきた傾向がありましたが、最後に美味しいところを持って行く儲け役に。
演じるマシュー・ルイスは、最初のうちこそ「いじめられっ子のおデブちゃん」のイメージを保っていましたが、ドンドンとイケメンに変貌。1作目とはまるで別人になっちゃいましたね。
逆にドンドンと劣化していったのはドラコ…。

この映画で一番の見どころは、スネイプ先生の真実がわかる件。
スネイプの純愛…。
リリーはジェームズのどこが良くて結婚したんだ?スネイプの方がよっぽど人間的に優れてるのに。
そしてダンブルドア先生はあまりに酷すぎ。
スネイプの弱みを握って味方につけ、ハリーを捨て駒としか考えていないとは。
少なくても映画を見てる人は、そう感じるんじゃないのかなあ???
そして自ら命を捨てる決心をしたハリーの前に現れる、父ジェームズ、母リリー、そしてシリウス・ブラック、リーマス・ルーピンの揃い踏み。このシーンにスネイプもいたら更に胸熱だったことでしょう。

e0033570_22003700.jpg最終決戦は「ニワトコの杖」「透明マント」「蘇りの石」の三種の神器、もとい「死の秘宝」を手にしたハリーとヴォルデモードの直接対決。しかし映画見る限りではせっかく集めたこのアイテム、たいして役に立ってるように見えませんね。
原作では色々と曰く因縁が語られてるんですが、尺の都合ですかね。その辺りはちょっと残念でした。
しかも最後にハリー、ニワトコの杖折って捨ててるし…!

ラストシーンは19年後。
それぞれ老けメイクを施したハリー、ジニー、ロン、ハーマイオニー、それにドラコが出てきますが、皆さん見事にイケてない。
まあハーマイオニーはまだまだ十分かもしれませんが、なんか妙にリアルでもあります。
ちなみにこの19年後というのは、作品世界の年表によると2017年――来年のこと!
来年の9月1日に、キングスクロス駅に行けばハリーに会える!
…かもしれません。

舞台版として作られた”8番目の物語”とされる新作「ハリー・ポッターと呪いの子」の発端も、このラストシーンと同じ。
そしてこの度公開されるスピンオフ三部作改め五部作となる「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」は、シリーズを遡ること70年前、1926年が舞台になるとか。
実はこの年って後のヴォルデモード、トム・リドルが生まれた年でもあるんですな、ふむふむ。
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<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/15152637/
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by odin2099 | 2016-11-20 22:09 |  映画感想<ハ行> | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_23074731.jpgせっかくだから「”ハリー・ポッター”シリーズ最新作」と宣伝している『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の公開までには、おさらいをすませておこうっと。

ところでこの『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は当初三部作とアナウンスされていたのが、先日ローリング女史が「五部作で」とぶち上げてしまったけれど、そこまでのパワーを持ってるんだろうか。
それに続編のタイトルはどうなるのかなあ。

単純に『~2』にはしないだろうし、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの~』とか『ファンタスティック・ビーストと~』にするのか、『~と魔法使いの旅』と後ろを残すのか、なんてくだらないことを色々と考えちゃったりして。

先ずはこの作品がヒットしなければ「次」はない話なんだけど、でもワーナーは2作目の公開は2018/11/16と発表しちゃったし、何の役かはわからないけれどジョニー・デップの出演もバレちゃったし、大ヒット間違いなしと決めつけてるようなんだけどね。

e0033570_21211559.jpgま、その前に『死の秘宝PART1』。
前作でダンブルドアがお亡くなりになったと思ったら、今度はマッドアイにドビーとお馴染みキャラが次々と…。
またもハリーとロンの仲違いからの友情復活ネタもありまして(今度はハーマイオニーを巡っての三角関係?!)、ドンドン暗く重たくなってきとります。

ただロンには悪いけど、基本的にウザくて好きになれないし、ロン抜きで旅するハリーとハーマイオニーのコンビはある意味最強。イメージシーン(というかロンの妄想?シーン)だけど、全裸で抱き合い激しくキスを交わすハリーとハーマイオニーは様になってるので、彼女にはロンじゃなくてハリーとくっついて欲しかったなと思わないでもなかったり(ジニーも好きなんだけどね)。

また前作辺りから一気に登場キャラが増えてきて、油断してると「あれ?この人誰だっけ」状態になりかねないという危険な兆候。
まあその分画面は賑やかになってるし、英国演劇人総登場なんて揶揄されるくらいなのは豪華で良いんですけどね。
でもスネイプ先生やネビルなんて出番少なすぎるし、マクゴナガル先生出てこないし…。

それもこれも二部作の前編だから、後編とセットで楽しんでねってことでひとまず了解。
さて、いよいよ大団円へ――!

【ひとこと】
「死の秘宝」のデザインを使ったグッズってなんかあったっけ?
結構オシャレだと思うんだけどな。
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<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/13955133/


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by odin2099 | 2016-11-05 21:25 |  映画感想<ハ行> | Trackback(2) | Comments(0)
これも新作公開前の「おさらい」シリーズですな。
「ハリー・ポッター」の6作目、前作のシリウスに続いて遂にダンブルドア校長が~!

e0033570_23074731.jpg今までハリーたちが暮らしていた世界は、我々の棲むのとは別の世界という感じで進んできましたが、今回は現実世界というか人間界(マグルの世界)にも堂々と死喰い人(デス・イーター)が出現。
ヴォルデモードの復活で、いよいよのっぴきならないところまで来てるんだなあというのを冒頭から見せてくれます。

それにいつになく暗く昏いドラコ・マルフォイ。
今まではハリーにちょっかいを出すものの、結局は逆にやり込められていた情けないマルフォイが、いよいよハリーの好敵手に?!という雰囲気を醸し出してきています。
やるなあ、マルフォイ。でもどことなくめそめそしてるのが気になるぞ。

e0033570_23064696.jpgその重たく「どシリアス」なお話とバランスを取るためなのか、やたら派手で複雑怪奇なハリーたちの恋愛模様。
くっ付いたり離れたり、ハリーって今何歳の設定だっけ?

ともあれ、原作小説を離れ独立した映画作品としての見応えはかなり増してきた本作、結末までを知ったうえで見直すと、アラン・リックマンの深みのある演技は素晴らしいものがありますなあ。

【ひとりごと】
映画の序盤でハリーとデートしそこなった女の子、ちょっと気になるな。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/13917716/


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by odin2099 | 2016-10-21 23:10 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21591035.jpgロアルド・ダールの「オ・ヤサシ巨人BFG」をウォルト・ディズニー社が映画化、しかも監督はスティーブン・スピルバーグ。
ファンタジー映画としてはこれ以上ないくらいのコラボレーションで、これをスピルバーグの”同志”フランク・マーシャル&キャスリーン・ケネディがサポートし、「ナルニア国物語」以来のウォルデン・メディア社も一枚噛み、音楽はもちろんジョン・ウィリアムズ。
脚本はこれが遺作となった「E.T.」のメリッサ・マシスン(献辞が出る)とくれば正に盤石の体制。

養護施設で暮す少女ソフィーは、眠れないある晩に巨人を目撃してしまい、「巨人の国」へと浚われてしまった。
初めは激しく反発するソフィーだったが、次第にその巨人――BFGと心を通わせるようになる。
だが他の巨人はBFGと違って凶暴で、子どもを捕まえては食べてしまうという恐ろしい存在だった。
何とかしなくては。一計を案じたソフィーは英国女王に援けを求めることをBFGに提案する。
はたしてソフィーは凶暴な巨人たちをやっつけることが出来るのか?!

手堅くまとめてあるなあという印象は受けるものの、この手の作品に欠かせないワクワク感がどこにも感じられなかった。
おそらく往年のスピルバーグなら少女ソフィー(演じているのは新人のルビー・バーンヒルでとっても可愛い。吹替の本田望結も最初のうちはアレレと思っていたけれど、全体的に悪くない)をしっかり中心に据えて、ハラハラドキドキの冒険活劇として描いてくれたのではないかと思うのだけれども、もう彼の視点は自分に近い年齢のBFGに移ってしまっているので、異世界の異生物(人間と似てはいるけれども別種の巨人族)との交流を描くのではなく、単に老人と少女の交流に留まってしまっていて面白みがない。
しかも少女のエロティシズムを感じさせる描写が付け加えられているのが何ともはや。

思えば大人になったピーター・パンを描いた「フック」も傑作とは言い難かったので、スピルバーグにとってファンタジーは実は鬼門なのかも知れない。
意図せず(もしくはそれを主眼とせず)作った「未知との遭遇」「E.T.」は素晴らしいと思うが、結果的にファンタジー映画になった作品に比べ、正面からファンタジー映画に挑んだ作品は今一つ。

それともこれがスピルバーグの「老い」なのだろうか。


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by odin2099 | 2016-10-04 06:07 |  映画感想<ハ行> | Trackback(8) | Comments(1)
『バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生<アルティメット・エディション>』(2016)

e0033570_13090112.jpg何かと評判の良くない「バットマンVSスーパーマン」ですが、152分の劇場公開版に対し、この<アルティメット・エディション>は183分とボリュームアップ!
さて、その出来栄えは如何に?

まずは「マン・オブ・スティール」と劇場公開版の「バットマンVSスーパーマン」を再観賞。
これ、なかなかキツかったです。
この2本だけで5時間。
<MCU>のイッキミならやる気はあっても、<DCフィルムズ>はゴメンだな…。

ただ今回改めて見て思ったのは、「マン・オブ・スティール」を無理して予習せずに「バットマンVSスーパーマン」を単独で見ても、案外大丈夫なのかな?ということ。
バットマン=ブルース・ウェイン視点で「スーパーマンは何者だ?」は色々語られますからね。

そしていよいよ<アルティメット・エディション>ですが、結論から言ってしまうと
こっちの方が良い!

劇場公開版に不満のある人・わかりづらいと感じた人は是非ともこちらを観るべし!
もっともお話自体がダメだったという人には、いくら補足があるとはいえ同じものですからねえ。

まず発端部分でジミー・オルセンの出番が増えてます。
公開版だとロイスとずっと行動を共にしていたような印象を受けましたが、ロイスとは現地で初対面なんですね。おそらく本来同行するはずだったカメラマンの代わりに、CIAが送り込んだ人材かと。
そして正体の知られたジミーが殺されると、民間人の救出を進言する現場と、構わず攻撃命令を下す軍の上層部との対立があり、発射されたミサイルの撃墜がスーパーマンの初登場シーンとなります。
いきなりロイスを助けに来たスーパーマンも如何にもヒーローっぽくて格好良いですが、これによって何者かによって罠にはめられたことが既に明確になりますのでその後のストーリー展開はスムーズになります。

クラークがゴッサムを訪れ、市民はバットマンをどう考えているかを取材するシーンが追加されたことで、彼が何故バットマンを危険視し、執拗に記事にしようとしていたのかの理由がわかりますし、砂漠の一件で非難を浴びて揺れる心情を養母マーサに電話して吐露する場面も加わり、クラークの人間臭さが強調されてもいます。

レックス・ルーサーの周到ぶりも協調されています。
砂漠の一件はルーサーの罠ですが、冒頭で証言する女性も実はルーサーに脅迫されて偽証していたことが判明。公聴会の前にフィンチ議員にそのことを話しますが(つまり公聴会開催の時点で、フィンチはルーサーの陰謀に気付いていたということ)、そのために彼女は始末されてしまいます。
またバットマンの仕業に見せかけて犯罪者を処刑するなど、スーパーマン、バットマン双方の不信感を募らせていくのです。
またルーサー邸でのパーティーの取材にデイリー・プラネット社からはクラークを指名したのも彼自身で、何故二人の正体を掴んでいたのかはともかく、ここで両雄を引き合わせることも目的だったようです。

砂漠でロイスたちを襲った銃弾の調査には謎の美女?の協力があったり(銃弾とウォレスが乗っていた車椅子には同じ金属が使われていたことや、スーパーマンの透視を防ぐために鉛が使われていたことも彼女の調べでわかります)、追加シーンの重要性を上げて行ったらキリがありません。
個人的にはラストの葬儀のシーンで、ペリー編集長やクラークの元クラスメイトの姿が見られたこと。編集長ってばこのシリーズではガミガミ怒鳴ってるだけの分からず屋に見えてしまうこともしばしばなので、こういうシーンは貴重。

――とまあ「良い良い」言ってきましたが、やはりネックは上映時間。
3時間は長すぎます・だれます・疲れます。
なのでシーンを追加した分、他を削って頂きたいですね。

例えば、バットマンがレックス・コーポレーションの連中からクリプトナイトを奪おうと追跡するシーン。あれ、しつこすぎません?
それにバットマンとスーパーマンの対決シーンももっと短くても良いと思うし、バットマンがマーサを救出する件やクライマックスのドゥームズデイとの戦いも。
バットマンの役立たずっぷりとワンダーウーマンのチートぶりはある意味快感ではありますが、この3人のパワーバランスが上手く描けていないので何がどうなってるのかサッパリなんですよね。ここらへん、本当に「アベンジャーズ」をもっと研究しろよ!と言いたいところです。

そして、細かくつまんで行けば、元の上映時間に少しは近づけるんじゃないですか。
といっても2時間半でもまだ長いと思いますけど。

さて、<DCフィルムズ>の次回作「スーサイド・スクワッド」の日本上陸まであと一カ月弱。
こちらも賛否両論というか否の方が多い印象ですけど、大丈夫なんでしょうか。
第四弾「ワンダーウーマン」は撮影終了で、第五弾「ジャスティス・リーグPART1」は現在撮影中だからここまではやるでしょうが、その後が続くのかどうか少々心配になってきましたぞ。

一方で「フラッシュ」、「アクアマン」、「シャザム」、「ジャスティス・リーグPART2」、「サイボーグ」、「グリーン・ランタン・コアズ」と当初発表されていた作品群の他に、バットマンの単独作、「マン・オブ・スティール2」、それに「スーサイド・スクワッド2」等々を追加という景気の良い話も聞こえてきて…?


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by odin2099 | 2016-08-14 13:15 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_23273288.jpgシリーズの5作目で、あれ?劇場で見て以来かな。
「金曜ロードショー」で4週連続「ハリー・ポッター祭り」をやるようですが、それとは関係なく再観賞。
年末のスピンオフ新作公開に向けて、さあ折り返しの後半戦突入。

前にも書いたけれど、この辺りから”小説「ハリー・ポッター」の映画化作品”という頸木からようやく離れ、”「ハリー・ポッター」という映画シリーズ”として愉しめるようになってきた。
個人的に、小説読んでから映画を見る、というパターンから逸脱してきたということもあるのだけれども、小説のダイジェストではない独立した一本の映画として見応えのあるものになってきた、という部分が大きい。

そして”お子様向けのファンタジー”という枠からはみ出し、直接的な人の生き死を描くのも厭わない”攻めの姿勢”に入って来たということもあるのだろう。
子どもたちがハラハラドキドキワクワクの冒険を繰り広げるという段階から、生と死は紙一重、殺るか殺られるかのギリギリの部分を描くようになってきているのだ。
少ない出番にも贅沢な起用、錚々たる英国俳優陣の演技合戦、これも見事に当たった。

ということは、この辺りでシリーズから脱落したという人も少なくないんだろうな。
健全な、愉快で楽しい子どもたちの遊び仲間としてのハリーの姿はもうない。

【ひとりごと】
e0033570_23281409.jpgルーナ可愛い、とあの頃は思ってたけど、今見るとそうでもない。
まあそれよりも問題はチョウ・チャンだなあ。
もうちょっと可愛い娘、いなかったのかなあ。大切なハリーの初恋の相手なのに。
いやそれともヒロインであるハーマイオニーやジニーを食わないため?

また当時はこれといった印象が残らなかった(というよりも自分がジョン・ウィリアムズの呪縛に囚われていたから)ニコラス・フーパーの音楽だったけど、なかなかいいね。


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by odin2099 | 2016-06-02 20:13 |  映画感想<ハ行> | Trackback(1) | Comments(0)
週末再び劇場へ。
まだ入場者特典のクリアファイルを貰えたけど、作り過ぎて余ってるのか、それとも思ったより客足が伸びてないのか、どっちだろ?気になるなあ。

さて前回は<3D吹替版>で見たので、今度は<2D字幕版>を選択。
字幕も吹替翻訳もどちらも担当者が同じなので、双方のイメージの乖離はない。
ただ字幕だと一言足りなかったり、微妙なニュアンスが落ちてしまっている部分があるので、オリジナルの俳優さんの声がどーしても聞きたい、日本語で喋りだされたらイメージダウン、というんじゃなければ吹替版をオススメ。
それに字幕版だと、せっかくのロイスの入浴シーンがちょいちょい隠れるという弊害が…!

e0033570_21550168.jpg二度目ということで気負いもなく、かなりリラックスした状態で鑑賞。あまりにリラックスしすぎたのか、途中で若干睡魔に襲われかけたが何とか回避。
スーパーマンとバットマンの対決がやっぱり無理矢理っぽいのと、色々なことをやりすぎて結局何をやりたかったのか不明確になっちゃったレックス・ルーサーとか、ドラマ部分にはかなり不満あり。
それに唐突に挿入されるイメージシーン、幻覚シーンetcにはかなり閉口。
しかもそのショットは予告編でも幾つか使われ、観客をあからさまにミスリードしようとしているのも興醒めだ。

ワンダーウーマンの登場が唐突過ぎるという声も多いが、ピンチのバットマンの前に颯爽と立ちはだかる初登場シーンは鳥肌が立つほどの格好良さ(バーバリズムに彩られたテーマ音楽の妙!)。
それにドゥームズデイに対してバットマンはあまりに非力だから、パワーバランスを取るためのワンダーウーマン投入と考えれば得心がいく。
そういやドゥームズデイが「ハリー・ポッター」や「ロード・オブ・ザ・リング」、「ホビット」に出てくるトロールに見えてしまうの自分だけ?

前作の「マン・オブ・スティール」も本作も、自分好みかというとちょっと違う。
今のところ<マーベル・シネマティック・ユニバース>には満足できても、<DCフィルムズ>にはちょっと不満が残る状態だけど、これで作品数を重ねて行ってパズルのピースが埋まっていけば最終的には納得出来るかも。

ところで、スーパーマン=クラーク・ケントは、アルフレッドとの無線のやりとりからバットマン=ブルース・ウェインに気付いたと思われるが、レックス・ルーサーはどうやって二人の正体に勘付いたんだろうか。

【ひとこと】
幼いブルース・ウェインが両親と観に行った映画は、なんで「エクスカリバー」なんだ?


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by odin2099 | 2016-04-25 21:58 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19361608.jpgゾッド将軍の野望を阻止したスーパーマンは救世主として崇められたが、一方で多くの犠牲者を出すことにもなった。
その戦いによって何人もの部下や友人を喪くしたブルース・ウェインも、スーパーマンを危険視する一人。正義を追求するあまり過激な手段を取ることもある<闇の騎士>バットマンの顔を持つ彼は、地球を滅ぼしかねない力を持つスーパーマンを阻止するべく立ち上がる。
またスーパーマン、クラーク・ケントも自らの行動が与える影響力について戸惑いを覚えていた。そしてスーパーマンの存在の是非について、遂に公聴会が開かれることになる。
だがその陰で巨大企業を率いるレックス・ルーサーは、クリプトン人がもたらした未知のテクノロジーに強い関心を寄せ、政府に働きかけ独自の研究を続けていた。果たして彼の真の目的は何か――?

『マン・オブ・スティール』の続編で<DCフィルムズ(DCエクステンディッド・ユニバース)>の第一弾。
今後『スーサイド・スクワッド』、『ワンダーウーマン』、『ジャスティス・リーグPart1』、『ザ・フラッシュ』、『アクアマン』、『シャザム』、『ジャスティス・リーグPart2』、『サイボーグ』、『グリーン・ランタン』と2020年までに年二本のペースでの新作公開が予定されており、他にも「バットマン」の単独作なども噂されている。
ライバルとなるマーベル・コミックの<マーベル・シネマティック・ユニバース>に対抗して、こちらでも複数の作品を連携させて一つの世界を構築しようという試みだ。

『マン・オブ・スティール』の続編ではあるものの、今回の主人公はスーパーマンではなくバットマン。
勿論クラークの恋人ロイス・レインやクラークの養母マーサ・ケント、編集長のペリー・ホワイトらは続投だが、物語の比重はブルースや執事のアルフレッドの方に移っている。
更に謎の美女ダイアナ・プリンスも登場し、物語世界が一気に拡大。「次」への期待を嫌でも掻き立てるものになっている。

ただ最初からバットマンとスーパーマンの対決ありきで、その理由付けも弱い。
そもそも両者の力の差は歴然なのだが、バットマンは武装強化とクリプトナイトで優位に立とうとし、スーパーマンは手加減することでパワーバランスを取ろうとしているのだが、それを上手く画で見せてくれていない。
これはクライマックスのドゥームズデイとの対決における共闘シーンでもそうなのだが、2人が別々の場所で別々の相手と戦っているように見えてしまうのだ。

またバットマンがあの世界でどの程度認知されているのかが不明確なので、せっかくの両者の激突も「世紀の一戦」には見えない。バットマンの活躍が広く喧伝され、スーパーマンを快く思わない人たちがバットマンに期待しているというようなシーンでもあれば別なのだが。
それとも人知れず戦ってきた、一般には知られざる存在なのだろうか。もしくはゴッサムでは有名でもメトロポリスでは無名なのか。

全体的に重苦しいトーンに覆われていることも二大ヒーロー激突というビッグイベントが盛り上がらない一因で、しかもあっけない理由で両者が和解から共闘へと至るのでカタルシスも得られない。
ただその後、突如として参戦してきたワンダーウーマンが場を見事に浚っていくので、映画としてのボルテージは一気にヒートアップするので結果オーライではあるのだ。

そのワンダーウーマン、普段のダイアナの姿の時はさほど魅力的とも思われなかったのだが、アクションシーンとなると俄然輝いて見える。ただワンダーウーマンの能力はスーパーマンに匹敵するほどなので、ここでもバットマンが矮小に映ってしまうという欠点も。
こういったパワーバランスの見せ方はやはり<マーベル・シネマティック・ユニバース>に一日の長があり、特に「アベンジャーズ」であれだけ戦力比のある連中を一堂に会した上で過不足なく出番を割り振った手腕は敬服に値すると改めて思う。

しかしスーパーマン、バットマンとワンダーウーマンとの邂逅、フラッシュ、アクアマン、サイボーグらのさり気ないどころか堂々たる出演宣言、そして衝撃的な結末を経て高まる「次」への期待感。
決して秀作ではないどころかもしかすると壮大なる失敗作なのかも知れないが、<DCフィルムズ>のブリッジとして見事に襷を渡したとは言えるだろう。
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【ひとりごと】
前半に出てくるロイス・レイン=エイミー・アダムスの入浴シーンが良かったなぁ…


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by odin2099 | 2016-03-29 19:39 |  映画感想<ハ行> | Trackback(20) | Comments(2)
昨年夏に公開された「ひつじのショーン/バック・トゥ・ザ・ホーム」に続く劇場版第2弾!
…ではありません。
本国では昨年のクリスマスに放送された30分弱の新作スペシャル版です。
「シャーロック/忌まわしき花嫁」に続いて、イギリスはBBC製作のTVスペシャルを劇場で鑑賞とは不思議な感じではあります。

e0033570_20222980.jpg牧場主とビッツアーは賑やかな見本市へ。そこでは3匹のラマが売られていました。
密かに同行していたショーンの策略によって、牧場主はラマを買い取る羽目になってしまいます。
一緒に遊べると喜んだのも束の間、いたずら好きのラマたちによって牧場は大混乱。
最初のうちは喜んでいたひつじたちも大迷惑で、ショーンは責任を感じ何とかして牧場に平和を取り戻そうと奮闘するのですが…というお話です。

相変わらず台詞はナシというか、何を言ってるのかわからないようになっていますが、それでも伝わる感情表現。
そしてキャラクターたちが動く動く。そのダイナミックな表現がキャラクターたちに命を吹き込み、それが国境を越えて愛される由縁なのでしょう。

本編の上映時間が短いので、その前に「テレビシリーズ ベストセレクション」がオマケについています。

牧場主が処分した古いレコードプレイヤーを使ってダンスパーティを企画する「サタデー・ナイト・ショーン」
自分の誕生日に仮装パーティを企画する牧場主。ところがその招待状を汚してしまい、配達できなくしてしまったビッツァー。ショーンは一計を案じ、皆で仮装して牧場主に友達だと信じ込ませようとする「パーティをしよう」
牧場の近くを通りかかったトラックから振り落とされた汚らしい一匹のひつじ。ところが実はとっても可愛らしい女の子でショーンは一目惚れ。ラブラブの二匹を周りは冷やかすものの、ビッツァーは飼い主を捜しに出かけて…という「ショーンの恋」
こひつじのティミーお気に入りのぬいぐるみを持って行ってしまった牧場主。代わりのぬいぐるみを与えてもティミーは泣き止まない。困ったショーンたちはぬいぐるみを取り戻そうとするが、猫のピッツリーが邪魔をするという「ティミーのぬいぐるみ」
暖炉にくべる薪がなくなり、牧場の大きな木を切り倒そうとする牧場主。この木はひつじたちにとって大事な遊び場。ショーンたちはあの手この手でそれを妨害しようとするものの…という「おもいでの木」

ファン人気の高い名作5編ということなんですが、さて誰が選んだんでしょうか?アードマン側からの指示だったんでしょうかね。
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by odin2099 | 2016-03-14 20:25 |  映画感想<ハ行> | Trackback(2) | Comments(4)

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