【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<ハ行>( 243 )

e0033570_08242495.jpgブレイドの活躍に業を煮やしたヴァンパイアたちは、ヴァンパイアの始祖=ドラキュラ復活を目論む。
併せて周到な用意をもってブレイドを罠にかけることに成功。ヴァンパイアではなく手下の人間を殺してしまったことでブレイドは指名手配され、FBIと警察の連携作戦の最中に相棒のウィスラーは殺され、自らも囚われの身となってしまう。
だがそんなブレイドの窮地を救ったのは、<ナイトウォーカー>と名乗るヴァンパイアハンター集団だった。

元々ブレイドは「吸血鬼ドラキュラ」を原作とするコミックの登場人物だったんだっけ?
劇中でも(何故か)そのコミック誌がチラっと登場するけれど、最大の敵役登場!という感じでオープニングから期待も高まる。予算も増えたのか画面作りも派手になったような気もするし。

しかし復活したドラキュラ(=ドレイク)は態度こそでかいものの、さしたる見せ場もナシ。
ブレイドも相変わらず強いんだか弱いんだかわからないと来ているので、全体としてなんだか盛り上がらない。
一作目からずっとコンビを組んできたウィースラー老人もあっけなく退場させちゃうし、三作目に来てシリーズもとうとう息切れか?

e0033570_08214624.jpgその一方で、これまでウェズリー・スナイプスのワンマン映画の色が濃かったシリーズにも新風が吹きこまれ、ジェシカ・ビール演じるアビゲイルと、ライアン・レイノルズ演じるハンニバル・キングの二人が助っ人参戦。
アビゲイルはウィースラーの娘という設定のようだが、特殊な弓を武器にヴァンパイアたちをバッタバッタとなぎ倒す。この強さ、ブラック・ウィドウを凌ぐかも。
ハンニバル・キングはお喋り好きで、説明係とコメディリリーフを兼ねた役回りで少々ウザイものの、意外にタフで美味しいところは浚っていく。こちらは原作準拠のキャラクターのようで。

ということで、愉しさという点ではシリーズ随一かもしれないけれど、映画の出来としては有終の美は飾れなかったかな。金は掛けてるんだろうけど。
あ、それに「有終の美」と書いたけれど、宣伝では「これが最後の戦い」「シリーズ完結編」を謳い文句にしていたけれど、映画そのものは特に「最後」を意識した締めくくりにはなっていないし、実際この後で続編としてTVシリーズが作られているのだから、単なる方便だったのかな。
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【ひとりごと】
現在は映画化権がマーベル・スタジオに戻ってきていて再映画化の噂もあるものの、「アベンジャーズ」の世界観と上手く馴染むかどうか。
ただウェズリー・スナイプス自身はやる気満々なので、下手にキャストの変更は出来なさそう。となると既存の映画シリーズ(とTVシリーズ)との整合性をどう取るのかも気になるね。
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by odin2099 | 2015-11-23 08:25 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

『秘密戦隊ゴレンジャー』三本目の劇場版で、TVシリーズ36話「真赤な猛進撃!動く要塞無敵戦艦」のブローアップ版。


e0033570_22445424.jpg軍艦仮面の弱点はキレンジャーの武器YTCが発する超低周波。ということでターゲットをお人好しの大岩大太に絞って罠を仕掛ける。黒十字軍に追われる謎の美女を助け出した大太は、その正体を疑う他のメンバーに対して最後まで彼女を信じるのだが、案の定、彼女は黒十字軍のスパイサイボーグだった…というお話。
しかし大太の真心が通じたのか、最後は組織を裏切って弱点を教えその命を散らせてしまう、という悲劇で終わるのは、主役が大ちゃんなだけに余計グッとくる、といったところ。


それにしても黒十字軍も、YTCを使えなくさせるためにキレンジャーの目を焼き切る、なんてまどろっこしいことをせずに、さっさと始末してしまえばよいのに。
結局一時的に大太は目を負傷するものの、その後は何ともないようだし、キレンジャーのアイマスクもすぐに修理が出来た模様。まあ子供番組の限界ですかね、ここらあたりが。


【ひとこと】
冒頭のロケット研究所のシーン、黒十字軍に襲われる研究員たちは、素顔の大野剣友会の面々だ。


【ひとりごと】
黒十字軍が用意した催眠薬入りの大盛りカレーを食べて任務に失敗する大ちゃん。どんだけカレーが好きなの?


<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/15073556/
http://odin2099.exblog.jp/20819807/


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by odin2099 | 2015-11-05 20:02 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_13290619.jpgFBIの潜入捜査官フランク・キャッスルは犯罪組織の密輸取引現場を抑えることに成功するが、その際の銃撃戦によって裏社会を牛耳るハワード・セイントの息子が殺されてしまう。
ハワードとその妻リヴィアはその報復としてフランクの両親や妻、幼い息子ら家族を惨殺。重傷を負いながらも辛くも一人生き残ったフランクは法の限界を知り、自らその制裁を科すことを誓うのだった。

マーベルコミックのダークヒーロー「パニッシャー」の二度目の映画化作品。
フランク・キャッスルをトム・ジェーン、その妻マリアをサマンサ・マシス、父フランク・シニアをこれが遺作となったロイ・シャイダー、裏社会の大物ハワードをジョン・トラボルタ、妻リヴィアをローラ・ハリング、ハワードの腹心グラスをウィル・パットン、フランクを援けることになる潜伏先の隣人たちをエディ・ジェイミソン、ベン・フォスター、それに「X-MEN」のミスティーク役で知られるレベッカ・ローミンらが演じている。
脚本・監督はジョナサン・ヘンズリー。

e0033570_13284416.jpg全てを喪ったフランクは単に復讐に燃えているのではない。数少ない心を許せる腹心グラスと、溺愛している妻リヴィアとの浮気を疑わせ、ハワード自ら二人に手を下させるなど、そのやり口はなかなかえげつない。
また当然ながら暗く重たいストーリーが展開され、直接的描写は少ないもののバイオレンス・シーンも多いのだが、その反面で作品のトーンを揺るがしかねないほどのコミカルなシーンも挟まれているのは、観客のターゲットを絞り切れなかったのだろうか。総じてバランスが微妙に狂っているように感じられるのが惜しい。

最後に事を成し遂げたフランクは自殺を思いとどまり、法で裁けぬ悪を討つ”制裁者(パニッシャー)”として生きることを決意して幕となるが、その直接の続編は作られることがなく数年後にリブートされることに。
そして現在はこれまたリブートされたネットドラマ『デアデビル』のシーズン2へゲスト(準レギュラー?)出演中で、<マーベル・シネマティック・ユニバース>の仲間入り。更に単独主演作の製作も噂されている。

【ひとりごと】
メイン格で出てくる女性陣は総じてエロエロなのだがサービスショットは皆無に近く、また至近距離で撃たれても死なないフランクの不死身ぶりには些か閉口する。
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by odin2099 | 2015-11-03 13:32 |  映画感想<ハ行> | Trackback(3) | Comments(0)
e0033570_10150003.jpg「ピーターパン」の前日譚で、主人公のピーター役は「今もっとも美しい少年」と言われているリーヴァイ・ミラー。
ネバーランドを支配する海賊・黒ひげにヒュー・ジャックマン、プリンセス・タイガー・リリーにルーニー・マーラ、ピーターの母にアマンダ・サイフリッド、そしてピーターの相棒として登場する若きフックにギャレット・ヘドランド。
監督はジョー・ライト。

本国では大コケと伝えられる本作、一方わが国では試写会での評判がなかなか好評、ということで期待と不安が入り混じった状態での鑑賞。
そうだなあ、お話は割と平板だし、あちらで酷評されたのもわからないでもないかな。

まずジェームス・マシュー・バリーの原作は20世紀初頭に書かれているが、この作品では時代設定を明確に「第二次大戦中」としてしまったのにはガッカリ。ファンタジーはファンタジーとして、もっと”夢”のある世界にしようよ。
それに悪役として原作にはない「黒ひげ」が出てくるけど、こちらはあまりにも手あかのついた存在で、作品全体が思いっきり安っぽくなってしまった感がある。

e0033570_10151358.jpgピーターは孤児たちのリーダー格かつ問題児として描写されているものの、意外に小心者でウジウジしているし、冒険好きで女好きで皮肉屋で所謂「チョイ悪」系のヒーロー然としたフック(ちょっとインディアナ・ジョーンズっぽい)は、後の姿と結びつかないんだよなあ。

ピーターが覚醒するのが最後の最後だし、悪役のはずの黒ひげがあまり「悪」に見えないので観終ってもカタルシスが得られない。子供向けならもっとスカっとしたお話にした方が良かったんじゃないのかな。ピーターと母親のエピソードで涙を誘おうとしてるんだろうけど、そちらもやや不発。
ビジュアルと音楽は素晴らしいけれど、全体的には残念な出来。リーヴァイくんも大騒ぎするほどの美少年とは思えないし。

そしてそして吹替版。
今回はフックとタイガー・リリーがタレント枠だけど、ピーター役の子役よりも酷いっていうのはどうなの?
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【ひとこと】
空を飛ぶ爽快感がもっと欲しい!
え?ピーターって高所恐怖症だったの?!


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by odin2099 | 2015-11-01 10:17 |  映画感想<ハ行> | Trackback(18) | Comments(0)
e0033570_19543139.jpgヴァチカン美術館のアントニオ・パオルッチ館長を案内役に、ダ・ヴィンチ、ジオット、カラヴァッジオ、ミケランジェロ、ラファエロ、ゴッホ、シャガール、ダリらの代表的な作品を3D映像で見せてくれるという逸品。
残念ながら劇場公開時にタイミングを逸し、今回WOWOWでオンエアーされたものを観たので2Dだったのだが、それでも従来は写真、静止画としてしか見たことのなかった作品を動画で見られるというのは貴重な体験だった。

いつ頃誰が、という諸作品に対する基本的情報は与えられ、特にラファエロとミケランジェロに関しては創作時の逸話も紹介されてはいたものの、美術館全体としてどんな収蔵物があるのかとか、美術史的にはどうなのかとか、その辺りも含めもう少し初心者向けの解説が加えられているとなお嬉しかった。

上映時間66分は美術ファンからすると物足りないだろうが、一般観客には退屈しない適度な長さかと思う。


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by odin2099 | 2015-10-27 19:59 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

『ピクセル』観る前にこちらを観てゲームの知識を仕入れておけばおけば良かったなー、と思ったのだけれども、実際想像していたのとはちょいと(かなり?)違いました。

e0033570_22432098.jpgアーケードゲームに始まり、プレイステーション、ドリームキャスト、X-BOX…とゲームの歴史を追いかけたドキュメンタリーであることには違いないですが、ハードの歴史もほどほど、ソフトの歴史もほどほど。しかもそれを時系列で紹介してくれるのかと思いきや、ハードの歴史が終わったらソフトの歴史、という具合に行ったり来たり。ハードとソフトの発展、進展は切り離せないと思うんですけどね。

それにハードにしろソフトにしろ、こういうのが出ました、これがヒットしましたと列挙するだけで、何が画期的だったとか、どんな社会現象を巻き起こしたかといったあたりには触れず仕舞い。なんだかフラストレーション溜まってしまいました。

これ、ゲームマニアには納得の内容なんだろうか、それともゲーム初心者向けに作ってあるんだろうか。
そのどちらでもない自分は戸惑うばかりでした。

【ひとりごと】
「ビデオゲーム」という呼称って一般的なんだろうか。
自分の中では「ビデオ」と「ゲーム」という単語がどうしても結びつかなくて。
「ビデオ」というと録画する機械(ハード)だったり、その機械で再生するソフトだったりという認識で、「ゲーム」というと遊ぶための機械(ハード)や、それで遊ぶためのもの(ソフト)という感覚。
「ビデオゲーム」で一つの単語なんだろうけど、なんか「ハード+ハード」もしくは「ソフト+ソフト」で、そんな組み合わせあるかい?!と思ってしまう。ビデオデッキでゲームソフト再生できるかよ!というのとはちょっと違うけど、なんかそんな感じ。上手く言えないけれど。

これが「テレビゲーム」という呼び方ならしっくりくる。
「テレビ」というハードを使って「ゲーム」というソフトを遊ぶ、のならば自然。
それに昔は「テレビゲーム」って言ってたんだよなあ。


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by odin2099 | 2015-10-17 07:36 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

TVシリーズ第15話「青い大要塞!大暴れバリブルーン」を再編集した『秘密戦隊ゴレンジャー』劇場版2作目。


e0033570_20310603.jpg日輪仮面が(レギュラー幹部として)登場し、今回のメインゲスト、虹仮面と対立。
太陽と虹だから何らかの因縁があるのかと思いきや、この二怪人の名前は単なる偶然? 
ライバル心剥き出しにするならそこら辺を絡めればもっと面白くなりそうなんだけれど、そこまで求めるのは酷かな。


今回はアオレンジャーのメイン回。
奪われたバリブルーンを取り戻すべく新命明が孤軍奮闘。

宮内洋がロープウェイで片手宙吊りアクションを披露するのはこれが初めてじゃない(!)が、急にロープウェイが止まったので落下しかけたという恐怖のスタント。
もしかすると「ゴレンジャー」が遺作になっていたのかも…?

ただこのシーン、顔があんまりハッキリ映っていないのが残念。
今はCGで誤魔化せちゃうし、そもそも撮影許可が下りないかな


<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/14400850/


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by odin2099 | 2015-10-14 19:51 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

おそるおそる…という感じで観てきました。


e0033570_09442344.jpgそもそも「ファンタスティック・フォー」をリブートする必要があったのかなあ、というところから不安は始まっています。
2本作られた旧作は、製作サイドが思い描いていた大ヒットではなかったかも知れませんが、決して失敗作ではなかったと思います。役者さんの都合とかもあるのかもしれませんが(なにせヒューマントーチは今やキャプテンアメリカですから)、素直に続編作ってくれればいいのに、というのが素朴な意見。
それとも「X-MEN」とのコラボありきで、世界観を近づける必要性からトーンを調整する必要があったんでしょうかね。


そして伝わってくる製作中の数多のトラブルに、本国公開時や試写会での酷評の数々……
もう完全に腹をくくって観に行きましたとも。


見終わった感想は、というと不安は杞憂に終わったとは言いかねますが、こぞって酷評されるほどではないかな、というところで、マーベルの作品としては標準的な出来ではないでしょうか。
「X-MEN」や「デアデビル」よりつまらないか?と問われれば個人的にはノーですね。


もちろん不満点は多々あります。
まずキャストが地味。元々F4のメンバーはマーベルヒーローでは古参ですから派手さには欠ける部分がありますが、人間ドラマ重視という趣向だったのでしょうが、ヒーロー物にはハッタリも必要。
その点で主役の4人以外の全員に言えますが、ちょっとオーラに乏しいのかなあ、と。


e0033570_09443398.jpgそしてDr.ドゥームを含めてメインは癖のあるメンバー揃い(の割に没個性ですが)で、序盤から中盤にかけてはいがみあいや葛藤があるのですが(リチャードに才能の面でもスーを巡っても嫉妬心を抱いているビクター、ジョニーと父Dr.フランクリンの確執などなど)、中盤以降は急に結束したり離反したりと目まぐるしいので一貫性を書いています。
元のシナリオからしてそんな描写だったのかどうかはわかりませんが、容赦なくハサミが入れられた結果なのかも知れません。


肉体が変化してしまったメンバーの苦悩はちょいとホラーテイストでなかなか面白く、このあたりはミュータントを社会的弱者、マイノリティとして描いている「X-MEN」と共通する部分ですが、その路線で押し通すわけでもなく終盤はごくごく普通にヒーロー映画と化します。
といってもアクションシーンの爽快さや一件落着のカタルシスは全くなく、なんとなーくあっさりと解決しちゃうのは残念というか勿体ないというか…。


なので結果としては「わざわざリブートしなくても良かったのでは」というところに落ち着きます。
早々に続編の製作が発表されていた本作ですが、今のところ実現するかどうかは微妙なようで情報が錯綜しています。
再々度のリブートは(少なくてもすぐには)ないと思いますが、「X-MEN」たちとの共演作も作られるのかどうか。アメリカ以外の興行成績やDVDなどソフトの売り上げ次第といったところでしょうか。


そういえば「X-MEN」とのコラボは当初からアナウンスしていたように記憶していますが、今回特に伏線を張っている様子はなかったですね。
<マーベル・シネマティック・ユニバース>の方がその点では上手いというか、あざといというか。製作裏側のゴタゴタが表面化してしまったのなら、今後の「X-MEN」とのコラボを前面に押し出して宣伝するという選択肢もあるのではないかなと思いました。

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【ひとりごと】
堀北真希の吹替、思いの外違和感ありませんでした。
彼女の声質は自然に入ってきますので、意外に向いているのかも。


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by odin2099 | 2015-10-11 09:48 |  映画感想<ハ行> | Trackback(13) | Comments(2)

e0033570_20310603.jpg2年に亘って放送された人気作品となった『秘密戦隊ゴレンジャー』は、劇場作品も5本公開(といっても地方のみ公開の冬興行作品が2本あるが)。
その1本目がこの第6話「赤い謎!スパイルートを海に追え」の再編集版。


アカとミドだけ先行して出動し残りはお留守番なのはいいけれど、それが失敗しても次の手を打たなかったり、秘密を守る部屋にしてはセキュリティがザルだったり(これならわざわざ設計図を手に入れるまでもないんじゃ?)、色々とツッコミどころはあるものの、「ゴレンジャー」のキャストは子供番組などの経験者が多く年齢も上なせいか、プロフェッショナルというか節度ある大人の集団という雰囲気がある。
近年の「若さ」を売りにしている戦隊とは一線を画していて、そちらに慣れてしまうと異質ではあるが新鮮。
そして困っている時に助けてくれそうだという信頼感にも溢れていると思う。


<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/3393864/


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by odin2099 | 2015-10-07 20:32 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_00072032.jpgソニーの「スパイダーマン」、20世紀FOXの「デアデビル」「X-MEN」、それにユニバーサルの「ハルク」と製作・配給会社が違っていても、例のパタパタというマーベルのトレードマークが冒頭に出ると何となく統一感が出るのはいいもんですね。
しかしこの「ハルク」だけマーベルロゴが赤地でなく緑地なのが芸コマ。


さてこの作品、堂々たる大作の風格に溢れてます。
主役はブルース・バナーですが、真の主人公はその父デヴィッドといっても過言ではなく、ブルースは父の行動に翻弄されるだけです。
ちなみにデヴィッドというのは、ハルクがTVドラマ化された時の主人公の名前なので(原作ではブライアンというそうな)、端からW主人公という含みがあったのでしょう。


ただその風格が邪魔をしたのか、期待していただけの成績は上げられなかったようで、マーベル・サイドはリブートを決めたわけですが、もしこの作品が大ヒットしていたら、少なくても今見るような形での<マーベル・シネマティック・ユニバース>の展開はなかったわけですから、残念なような結果オーライのような…。


リブート版の『インクレディブル・ハルク』に比べると、ブルースはある程度怒りをコントロールしているようですし、ハルク化しても知識や記憶を失うこともないようです。
それにベティが傍らにいることが多く(実はブルースとベティは元恋人同士ということになってますが)、軍に囚われてるシーンが長いこともあって、孤独な逃亡者という側面は殆ど感じられません。そして基本的には受動的なキャラクターです。


どちらが人間的に深みのあるキャラクターになるか、というのは難しいところですが、この重さを反省して軽快なアクション映画としてリブートした作り手側の考えもわからないではないですね。
能動的・行動的になったからこそ、ブルースが他のキャラクターたちと関わるシーンも自然に感じられますし。


このままで行っても良かったような気もするし、リブートして正解だった気もするし…
う~ん、難しいところです。
ただ、どちらが好きかと言われれば……リブート版の方かなあ、やはり。

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<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/8779042/


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by odin2099 | 2015-09-25 00:09 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

by Excalibur
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