「ほっ」と。キャンペーン

【徒然なるままに・・・】

odin2099.exblog.jp

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<マ行>( 112 )

謎の言葉を残し、不可解な死を遂げた祖父。ジェイクは残された祖父の言葉を頼りにとある島を訪れる。
その島の森の奥深くひっそりと佇む屋敷には、ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちが暮らしていた。祖父が生前度々ジェイクに語っていた不思議な物語は、作り話ではなく事実だったのだ。
閉ざされた空間の中で、永遠の一日を繰り返し繰り返し送る子供たちにジェイクはどんどん惹かれて行くが、一見平和に見える屋敷での暮らしにも密かに恐るべき脅威が忍び寄っていた…。

e0033570_19170167.jpgランサム・リグズの小説「ハヤブサが守る家」をティム・バートンが監督。
原作は未読、それに予告編は奇妙な感じだったし、ティム・バートン作品との相性もあまり良くないので観ようかどうしようか悩んだのだが、多少毒のある描写には辟易しながらも最後まで愉しく見ることが出来た。

それは多分にヒロイン格のエマという少女の魅力に負うところ大で、その可憐さにはジェイク少年ならずとも一目惚れ。
タイトルロールにもなっているペレグリンを演じているエヴァ・グリーンは妖艶でキツメの顔立ちだが、それと対照的なルックスはひときわ映える。

で、演じているエラ・パーネルのプロフィールを見てみると――
そうか、「マレフィセント」でアンジェリーナ・ジョリーの少女時代を演じてた娘か。
あの作品でも実に可愛かったけれど(その更に幼少期を演じたイソベル・モロイも)、美少女から美女へと堂々たる変貌ぶりは頼もしい限り。それに「ターザン:REBORN」でジェーン(演:マーゴット・ロビー)の少女時代を演じていたのも彼女だったんだなあ。

バートン監督作品の中では「ビッグ・フィッシュ」にちょっと似た感じを受けた。
あちらでは父と子、こちらでは祖父と孫の絆が軸になっているが、時間を超越した描写があって、更にホラ話だと思っていたものが実は…という件にも何やら共通性が。
お得意のダークファンタジーではあるもののコミカルな部分も多く、当初受けたイメージよりは敷居が低い作品だった。

最後もハッピーエンドで満足なのだが、おそらく原作小説では、映画ではさらっと流してしまっている第二次大戦時の暗部などをもっと描き、違った意味でダークな部分が多いのだろうと思うのだがそちらにも興味を惹かれた。

【ひとこと】
サミュエル・ジャクソンはともかくジュディ・デンチは勿体ない使い方だ。


[PR]
by odin2099 | 2017-02-14 19:24 |  映画感想<マ行> | Trackback(7) | Comments(2)
e0033570_11115832.jpg金を採掘し、町を牛耳っている資産家バーソロミュー・ボーグ。遂に町の住民たちはなけなしの財産をかき集め、ボーグ一味に対抗する用心棒を雇うことに。
集められたのは保安官にして賞金稼ぎのサム・チザム、ギャンブラーのジョシュ・ファラデー、伝説の狙撃手グッドナイト・ロビショー、孤高の暗殺者ビリー・ロックス、インディアン・ハンターのジャック・ホーン、流れ者のバスケス、それにコマンチ族のはぐれ者レッドハーベストの7人。
チザムは住民たちを指揮し、ボーグを挑発。
ボーグはそれを知り、大軍を率いて町へと戻ってきた。

以前から何度か噂は流れていた「荒野の七人」のリメイクがとうとう実現。
ガンマンを演じるのがデンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、イ・ビョンホン、ヴィンセント・ドノフリオ、マヌエル・ガルシア・ルルファ、マーティン・センズメアー、それに一行を集める実質的な主人公が夫をボーグに殺された未亡人のエマ(演:ヘイリー・ベネット)、という具合に女性が重要なポジションにいたり、メンバーが黒人や東洋人、ネイティブ・アメリカンらを含めて構成されていたりというのが、如何にも現代風のアレンジで、強大な敵に対する多国籍軍の様相。

もっとも20年ほど前だったかに第一報が流れた時は、クリント・イーストウッド、ブルース・ウィリス、シルベスター・スタローン、トム・クルーズ、ケビン・コスナー、キアヌ・リーブス、ブラッド・ピットの名前が挙がっていたので、これはこれで見たかった。

e0033570_11114589.jpgオリジナルの「七人の侍」や「荒野の七人」を見ていないとわからないのでは?と敬遠している向きもあるだろうが、特に予備知識はいらない。
最初のうちは多少混乱するかもしれないが、7人のキャラクターはきちんと描き分けられていて、それぞれ見せ場も割り振られている。
オリジナルと同じキャラは一人もいないが、旧作を知っていれば「このキャラクターのこの要素は、今度はこのキャラクターに割り当てられたんだな」という楽しみ方も出来るが、それはこの作品が気に入ったら後でオリジナル版を見ればいいだけのこと(ちなみに「七人の侍」と「荒野の七人」もキャラクターはかなり変えられている)。
オリジナルに比べて7人と町の住民たちとの交流が描かれてないとの声もあるが、むしろそれがないことで彼らの立ち位置がよりハッキリしているのではないだろうか。
義侠心や同情から彼らは集まっているのではなく、言ってみれば男が男に惚れるという「美学」で繋がっているからだ。

むしろ先日見直したところだが、アントワーン・フークワ監督の旧作「キング・アーサー」を見ておくと、その類似性が愉しめるかもしれない。
あれもリーダーに惚れた男たちが、強大な相手に命を投げ出して立ち向かっていくというドラマで、作戦の組み立て方などにも共通点が見て取れる。
つまり監督にとって好きな題材だったということなのだろう。

音楽のジェームズ・ホーナーはこれが遺作。完成前に事故死した彼の作業はサイモン・フラングレンが引き継いで完成させた。
時折オリジナル版のテーマ曲を彷彿とさせるメロディが流れてきてニヤッとさせられるが、エンドロールではそのエルマー・バーンスタイン作曲のオリジナル版テーマがしっかりと流れ、幸福な気持ちに包まれ劇場を後にした。

ところでこの作品、日米共に興行成績があまり宜しくないらしい。
特に日本ではあまり宣伝されているようにも感じないのだが、それにこの邦題が頂けない。
覚えにくいし、言いにくい。
本国から原題のカタカナ化を厳命されたのかもしれないが、ここはストレートに「新・荒野の七人」とか、「○○○○/荒野の七人」とか、徹底的にリメイクだということを前面に押し出した方が良かったんではなかろうか。


[PR]
by odin2099 | 2017-02-12 11:18 |  映画感想<マ行> | Trackback(12) | Comments(6)
e0033570_20041171.jpg先日、いきなり「マジンガーZ」の新作劇場アニメ製作が発表されてビックリ!
「マジンガーZ」といえば、漫画では「マジンサーガ」「Zマジンガー」と二度のリメイクが行われ、他の作家による作品もあるし、アニメ作品としても他社から「マジンカイザー」や「真マジンガー/衝撃!Z編」としてリメイクされているが、今度の作品はオリジナルのTVアニメ版を手掛けた東映アニメーションが製作ということで非常に気になっている。

といっても自分にとっての「マジンガーZ」はTVアニメ版及びそれに準じた<東映まんがまつり>版に尽きるので、どんな作品であろうと満足することはなさそう。
もしこのアニメ版の「その後」ということから感泣モノだが、変に世代交代して主人公が兜甲児の子供とかいうのであれば願い下げだ。

まあそんなことより、この作品をもう一度スクリーンで見たいなあ。

e0033570_09592416.jpg――と思うほど色褪せない傑作(当社比)。
コメディパートを担いながらも漢気を見せるボス。
甲児の身を案じながら、何も言えずに走り去るさやか。
弟シローのために大量の輸血をし、更に満身創痍なマジンガーZを駆って出撃する甲児。
そしてミケーネの戦闘獣軍団の前に、なすすべもなく崩れ落ちる鉄の城…
ここで号泣。

そこで満を持して颯爽と駆けつける偉大な勇者。
「マジンガーZが斃れる。見殺しには出来ん!」
…って、自分の息子なんだからとっとと助けろよ、と予言者(実は死んだ筈の甲児のお父さん)にツッコミをいれつつも、ひたすら格好良いグレートマジンガーの姿に見惚れてしまう。
この作品を凌ぐロボットアニメは未だに作られていない。

【ひとこと】
事件は甲児の誕生日に始まるが、公開時期からすると甲児は7月下旬の生まれ、しし座なのかな?
また甲児とシローは同じ血液型らしいが、公式設定?によると甲児はAB型だそうな。
あれ?「グレンダイザー」ではO型って言ってなかったっけ?
e0033570_10001609.jpg
<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/22781650/


[PR]
by odin2099 | 2017-02-02 19:27 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19433521.jpg「マジンガーZ」と「デビルマン」を共演させようと考えた人は誰なんでしょうね。
「激マン!」などを読む限り、少なくても永井豪&ダイナミックプロ側からの持ち込みじゃないようですし、後々までの影響を考えると凄いことだったんだなあ、と。
「キングコング対ゴジラ」「座頭市と用心棒」ともちょっと趣きが違うし。

この作品はテレビで「マジンガーZ」が始まって9カ月近く経過した時期に公開されてますが、ようやく自分も「マジンガーZ」を見始めた頃でした。
この時間帯、裏で「アイアンキング」を見ていたんですよね。
なのでこの作品だけ劇場で見てません…。

e0033570_09592416.jpgワイド画面を意識したレイアウトが多々飛び出すだけに、是非ともおっきなスクリーンで見たいもんですが、何かそういう機会がこないもんですかねえ。
え?ドリパスでリクエストしろ?

それにしてもこの作品、デビルマンもデーモン族も大口叩く割に弱い弱い。
どっちも双方にとってあまり役に立ってるようには見えません。
ドクターヘルも余計なことをせず、ひたすら物量作戦で光子力研究所とマジンガーZを攻めた方が勝機があったんじゃないのかなあという気もします。

なんか「生身より鉄の方が信頼できる」という、某トニー・スターク氏の発言を思い出しました。
e0033570_10001609.jpg
<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/22771769/
[PR]
by odin2099 | 2017-01-22 10:02 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(6)
e0033570_19043280.jpgヒマラヤ山脈のメルー中央峰にそびえる「シャークスフィン」と呼ばれる岸壁。多くのトップクライマーたちの挑戦をはねのけてきた難所に、今3人のクライマーが挑戦する。

この3人に密着したドキュメンタリー映画ではあるものの、第三者の視点で描かれたものではない。
実は3人のうちの1人はナショナル・ジオグラフィック誌で活躍する山岳カメラマンでもあるからだ。これは彼の監督作品である。

一度目はあと少しのところで涙を飲んだ3人は再度の登頂を期すが、その前に多くの試練が降りかかる。
それを乗り越え3人は大きな決断を下す。
そこに至るまでの彼ら3人のバックボーン、そしてかれらを支える家族たち。
宣伝コピーの中に「登山の映画ではない、登山家の映画だ」というものがあったが、まさにその通り。
過酷な環境下でのギリギリの挑戦、肌に伝わる臨場感。
従来の山岳ドキュメンタリーとは一線を画す作品である。


[PR]
by odin2099 | 2017-01-13 19:06 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19194201.jpgニューヨーク赴任となった谷口正義と入れ違いに、留学先のインドネシアから帰国した弟の英雄は、兄の勤め先であるジャパンテレビでアルバイトを始め、そこで今はアナウンサーになっている憧れの先輩・五十嵐梨奈に再会する。しかし失敗ばかりの英雄はいつも叱られてばかりだった。
ある日、兄の部屋で隕石のかけらを手にした英雄は、それが何かを知らずに梨奈への想いを爆発させてしまい、兄同様にマックスマンへと変身してしまう。
その能力に恐れ慄く英雄だったが、正義からヒーローの心得を伝授され、マックスマンとして活動することを誓う。
だがその頃、獄中の海東議員は恐るべき計画を企んでいたのだった…。

『Mr.マックスマン』の続編で、今度の主人公は「獣電戦隊キョウリュウジャー」のキョウリュウレッド/桐生ダイゴ役だった竜星涼に交代。
随分と似てない兄弟もあったものだけど、それ以前に「弟」を出すこと自体が如何にも取って付けたようで無理矢理…。
ヒロインは前作の脇役から昇格した内田理央
うむ、だーりおは可愛い。アナウンサーにしては滑舌がよろしくないけれど、カワイイは正義だ。

その正義役の千葉雄大、前作のヒロイン辻村祐子役の山本美月の二人は「スペシャルサンクス」とクレジット。といっても正義の出番は思ったよりも多いし、英雄のピンチに颯爽と駆けつけクライマックスは兄弟W変身!
アナウンサーらしくないといえば山本美月もそうだったけれど、こちらもカワイイは正義。
出番は最初と最後だけでいかにも特別出演という感じだけれども、実は前作のラストを受けてのシーンもあるのでファンには嬉しいところ。

その他に前作から再登場しているのは久保田悠来、青木玄徳、丸山敦史、田村亮、なだき武、要潤、鈴木杏樹、大和田伸也。新規で加わっているのは松島庄汰、ケンドーコバヤシ、高橋裕二郎。
といっても前作からのフッテージの流用が多過ぎるのは予算の都合かスケジュールの問題か?
久保田悠来、青木玄徳はそれなりに出番が多いけれども、要潤なんておそらく台詞を二、三追加で収録しただけじゃなかろうか。

そんなB級テイスト満載の作品ではあるけれど、特別料金だし、前作が楽しめた人ならOKだろう。
期間限定の公開で、上映館も上映回数も少ないとハンデも多いので、興味がある人は劇場へ急げ~!

【ひとりごと】
公開初日に観に行ったのに、劇場が貸し切り状態だった…(+_+)


[PR]
by odin2099 | 2017-01-11 19:22 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21352383.jpg映画の冒頭の回想シーンには、オーディンの父である「アスガルドの王ボー」というキャラクターが登場している。
はて、北欧神話にそんな神様いたっけな?と思って探してみると、オーディンの父親はブルとかボルとかそういう表記が一般的みたい。何をした神様なのかもよくわかっていないらしく、「オーディンの父」としての重要なだけなのかもしれない。
そこで、そういえば北欧神話との違いってあまり気にしてなかったなあと改めて調べてみると、結構違うんですなあ。

マーベル世界ではオーディンと妻フリッガの間に生まれたのがソーで、ヨトゥンヘイムで拾われたロキはソーの弟として育てられた、となっている。
ところが神話ではソー(トール)はオーディンの子供ではあるものの、母親はフリッガではないし、ロキは巨人の血は引いているが元々は火の神様だったらしいのは正反対の設定といえそう。
オーディンとの関係も親子ではなく義兄弟の間柄。でもソーとは仲が良かった、というのはマーベル世界に反映された部分かも。
ちなみにラウフェイはロキの父ではなく母の名前だったりするのがややこしいが、気になるのはその最後。ラグナロクにおいてロキはヘイムダルと相討ちになるのだ。
映画第3弾のタイトルは「ソー/ラグナロク」、はたして神話を踏まえた展開があるのだろうか?

さてこの映画、主役のソーを差し置いて最初に出てくるのはロキ。
真の主役はロキなのかなあ。
そのロキがキャプテン・アメリカに化けるシーンでは当然クリス・エヴァンスのカメオ出演が愉しめるが、吹替版でも声が中村悠一なのは嬉しい配慮。<MCU>、そこら辺は抜かりない。
そして今回気付いたけど、このシーンでは「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」の音楽がチラっと流れるんだね、ふむふむ。
で、この後はソーがロキを連れ出すのだが、この時の二人のやりとりが好きだねぇ。
対立する前の二人は、いつもこんな感じだったのかなあ。

ただ、ここで死んだ方がロキは格好良かったな。
でもこ狡く立ち回っていけしゃあしゃあとしてるのもまたロキらしいけれど。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/24090149/


[PR]
by odin2099 | 2016-12-08 21:36 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_22510510.jpg「アイアンマン」のラストにニック・フューリーが出てきたり、「インクレディブル・ハルク」のラストにトニー・スタークが出てくるのは、次につながる「何か」を期待させる役目を担ってましたが、「アイアンマン2」のラストはモロに本作のワンシーン。ワクワクはしたものの、その一方であんまりフェアではないなあ、という気もしていました。予告をおしまいに付けるのとはワケが違いますしね。

本編開始後、約30分経つとこの「アイアンマン2」のラストに繋がるシーンが出てきます。
既に「アイアンマン2」を見ていて、特にこれといって情報を仕入れていない観客ならば「おおっ!」と思うところでしょう。
いや、そんな人は少数派かな。
事前にガンガン情報入れてる人か、逆にそういうことに無頓着だったり前作見てない人の方が多くて、「ふーん」と流されてしまったかも…?

そして物語が進むと、最後に盛り上がるのがソーが自らビフレストを破壊するシーンでしょうか。
アスガルド救い、ロキの野望を防ぐための最後の手段。しかしそれは同時に、ジェーンと二度と会えないかもしれないという苦渋の決断。
でも案外あっさりとソーは行動に移っちゃいますね。もうちょっと葛藤があるかと思いましたが。

それにその後の「アベンジャーズ」にしろ「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」にしろ、ソーは何事もなかったかのようにミッドガルド(地球)へとやってきちゃいますが、なんだ、勿体ぶってるけどぶっちゃけビフレストって大したもんじゃないんじゃん。ヘイムダルの任務もそんなに重たくなさそうだねえ…。

そのジェーンですが、「スター・ウォーズ」見た後だと流石にナタリー・ポートマンが老けて見えますね。
まあ「エピソード2」の頃からでも10年近く経っているので致し方ないですが、声は同じ坂本真綾で安心。
そのジェーンからデータを取り上げるコールソンさん、いくら何でもやりすぎでしょう。
基本コールソンさん好きなんですが、この一件だけは本気で憎ったらしく思えます。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/24039557/


[PR]
by odin2099 | 2016-11-18 06:05 |  映画感想<マ行> | Trackback(1) | Comments(0)
これも続編準備中でしたっけ、ディズニーアニメ実写化シリーズ(?!)です。

『スノーホワイト/氷の王国』はこの作品を参考にしてる部分もありそう、ということで観直す気になったんですが、そういや
「マレフィセント」「アリス・イン・ワンダーランド」製作スタッフが贈るアクション・アドベンチャー大作!
というのが宣伝文句でしたっけ。
あちらを監督したセドリック・ニコラス=トロイヤンって、1作目の『スノーホワイト』とこの『マレフィセント』の第二班監督を経ての監督デビューだったそうな。
しかし『アリス・イン・ワンダーランド』もこの『マレフィセント』もディズニー作品ですが、『スノーホワイト』は違うんですよねえ、なんかややこしいですが。

e0033570_22160413.jpgで、公開時に劇場で観て以来なんですが、「眠れる森の美女」をどうアレンジするんだろう?と違いばかり気にしていた時と違い、素直に画面に集中出来たので前よりも面白く感じられました。
ステファン王のクズっぷりもなかなかのもの。

そしてアンジェリーナ・ジョリーは魔女顔ですなあ。
子役時代のマレフィセントは愛嬌があって可愛いのに、長ずるにしたがってなんでこんなにキツイ顔立ちになるのやら。丸顔もすっかりシャープになっちゃったし。

でもオーロラとの間に疑似母子関係が芽生えると、徐々に刺々しさが消えて少女時代の面影が甦ってきます。
ララ・クラフトも良いですけれど、これまた彼女のはまり役と言えそうです。
当初続編への登板はないと見られていましたが、最近になってディズニーサイドが続投を明言。でも公開時期もまだ未定なんですよね。引退騒動もありましたが、本当に彼女は引き続き出演するんでしょうか?
それよりも何よりも、このお話に続編が必要なのかしらん? 
そして早く作らないとエル・ファニングの顔立ちがどんどん変わってしまいそう。

それにしても「ディズニーアニメの実写化とはバトルヒロイン物への改変なり」か?
原典にも王子さま(と妖精たち)による魔女退治はありましたけど、何か違う方向へ行っているような気がしますねえ…。

【ひとりごと】
上戸彩の声って結構甘ったるいんですねえ。
美味い下手は別にして、キャラクターには一応合ってたと思います。
福田彩乃ってどういう人だか全然知りませんが、一人三役には脱帽。これはなかなか気付かないのでは?
アンジェリーナ・ジョリーの深見梨加は、こちらは安定してますね。
[PR]
by odin2099 | 2016-06-03 19:22 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
イアン・マッケランが年老いた名探偵に扮したシャーロック・ホームズ譚で、原作はミッチ・カリンの「ミスター・ホームズ/名探偵最後の事件」

e0033570_18533103.jpg93歳になったホームズは海を臨む田舎町で、家政婦のマンロー夫人とその息子ロジャーと共にひっそりと暮らしている。しかし彼の想いは30年前、探偵家業から足を洗う切っ掛けとなった未解決事件へと向けられていた。
ある男が持ち込んだ調査依頼、それは二度に亘る流産の結果、奇怪な行動を取るようになってしまった妻のこと。ホームズは見事にその謎を解いてみせた筈だったのだが、事態は思いがけない方向へと進み、彼は取り返しのつかない失敗を犯したと悟る。
ワトソンはそんな彼を慮り、形を変えて事件を発表したのだが、ホームズは死ぬ前にどうしても真相を書き残さなければならないという焦燥感に突き動かされる。
聡明で、また自分を慕うロジャーをあたかも新たな助手とするかのように、ホームズは事件を振り返ろうとするのだが…。

親友ワトソンもハドソン夫人も既に亡く(過去のシーンで兄マイクロフトが出てくるが、後に死去したことが語られる)、老い――特に記憶障害と戦うシャーロック・ホームズの姿が、美しくはあってもどこか殺風景な田舎街の中で言いようのない寂蒔感を掻き立てる一篇。
未解決事件の謎解きに挑む姿よりも、誰よりも明晰な頭脳の持ち主だったシャーロックが、その知力の衰えと対峙し、如何に過去の記憶を呼び起こすのかというサスペンスの方が遥かに興味深い作品だった。

ワトソンとは別れたもののまだ颯爽たる姿を見せる過去(60代)のシャーロックと、年老いた今のシャーロック、イアン・マッケランのその演じ分けも見事で、大切なことを忘れてしまわないように身近なところに書き残したり、それでも思い出せない事柄について困惑する表情には身につまされる思い。
終盤が急転直下で、しかもラストシーンが甘すぎる気がすることを除けば極上の小品を味わった気分である。
だが、シャーロック・ホームズの映画を見た、という気持ちには到底なれなかった。


[PR]
by odin2099 | 2016-03-22 19:32 |  映画感想<マ行> | Trackback(9) | Comments(0)

by Excalibur
ブログトップ