【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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ジェット・リー、もといリー・リンチェイが、少林拳の使い手・方世玉に扮した古装片。
e0033570_11244120.jpg時は清の時代、正義感溢れた武術の達人・方世玉は武術大会に参加するが、それは他所からやってきた富豪の娘婿を決めるものだった。戦う相手はその母親。しかし、別人を娘と勘違いした世玉は試合を放棄する。
それを聞いて黙っていられないのは世玉の母。やはり少林拳の達人である彼女は、息子の不甲斐なさに怒り、男装し世玉の兄と名乗って参加、見事に勝利を収めるのだが、今度は無理矢理花婿にされそうになったり、正体を知らないその母親に惚れられたり、とのドタバタが。
そうこうしているうちに、富豪の娘が実は世玉が悪漢から助けた娘で、お互いに好き合っていたことがわかってメデタシメデタシ。
・・・と思いきや、世玉の父が実は反清復明を掲げる秘密結社”紅花会”の一員だったことがわかり、一転してきな臭いムードに、と先の読めない展開が続く。
基本的に映画は明るくコミカルなムードで進行していくのだが、その根底にあるのはかなり重く、主要人物の死も描かれ、単なるコミカル・アクション映画にはなっていない。

見所はやはり世玉を演じるリンチェイと、敵対する九門提督を演じているチウ・マンチョクとの対決シーン。
この対決、実は新旧の”黄飛鴻”役者の激突(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズのこの役で、長く燻っていたリンチェイは復権したが、3作目で監督・プロデューサーのツイ・ハークと袂を分かって降板、4作目以降はマンチョクが引き継いだ)なのだが、やはり本物の持つ迫力はごまかしが効かない。

しかし!
e0033570_22424756.jpgアクション一辺倒ではないこの作品のイコンは、なんといっても世玉の母を演じたジョセフィン・シャオだ。肝っ玉母さんのくせに、ダンナに詩を詠まれるとメロメロ、というのは素敵過ぎる。
富豪の妻を演じたシベール・フーも、いつものクール・ビューティだけではない女のいじらしさを垣間見せてくれるし(勿論ジョセフィン・シャオとの対決シーンも”魅せて”くれる)、ヒロインである娘のミシェール・リーもひたすら可憐。
危機一髪ハラハラドキドキで盛り上げ、アクション満載で良い女も沢山。そして泣かせどころもしっかりあり、でも全体的には明るくコミカル、と娯楽映画のいいとこ取り
今回観直してみても、全く色褪せる部分はなかった。
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by odin2099 | 2006-05-31 06:22 |  映画感想<ラ行> | Trackback(1) | Comments(4)
e0033570_19252973.jpg『ウルトラマンコスモス2/ブループラネット』の併映作で、15分の短編。
ウルトラ28ヒーローがスクリーンに総結集!」がウリである。ウルトラマンの活躍を応援していた親子が、見ていたTVの中へ吸い込まれ各ウルトラ戦士たちと遭遇するという形でシリーズを紹介。最後にオリジナル怪獣が出現しこれに28大戦士が一斉にスペシウム光線(?)を放つという見せ場がある。

各作品から抜かれたシーンには、その世界の親子を合成するなど単なるダイジェストにはしていない工夫は凝らされているが、全体的に画質が悪く(しかもフィルム撮り有り、ビデオ撮り有りでマチマチ)大画面で見るのは辛い。おまけにノンストップでダンサブルな音楽が流れ(シリーズの主題歌のアレンジ・メドレー)それに合わせてウルトラ戦士たちが踊るシーンが失笑を買う。とはいえ、やはり28人ものウルトラ戦士が一同に会するシーンは、それだけで興奮もの。劇場へ足を運んだファンへの何よりの贈り物だろう。
次回は是非、もっとストーリー性のあるオール・ウルトラマン物を期待したい。
  ×  ×  ×  ×
e0033570_2225622.jpgという具合に「しねま宝島」を引用してみたけれど、確かに楽しい映画ではある。
オリジナル怪獣に立ち向かう28大戦士の描写では、ゼアスとナイスが負傷してウルトラの母の治療を受けるシーンだとか、ガイアとアグルの息の合った合体光線だとか、全員がスペシウム光線を放つ際に、周りを見回してワンテンポ遅れて逆ポーズのスペシュシュラ光線を放つゼアスだとか、短い中にも小ネタを織り込んでいるのでなかなか飽きない。
これが翌年の『新世紀2003ウルトラマン伝説/THE KING’S JUBILEE』になると、ウルトラ戦士と怪獣たちがダンスバトルを繰り広げるという、全く付いていけない内容(爆)になってしまうのが残念なのだが。
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by odin2099 | 2006-05-30 22:59 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_2062369.jpgこちらはぶんか社文庫から出ている一冊で、『ダ・ヴィンチ・コード』の物語に即してキーワードを解説したものです。
取り上げている項目は宝島社文庫の『ダ・ヴィンチ・コードの雑学大辞典』に比べると少ないですが、その分解説は充実していますし、脱線する部分も少ないので純粋に物語のガイドブックとして役に立ちます。
ただあくまでも小説版のガイドですので、映画だけしか観ていない人には知らない単語や要素もあるでしょうし、原作と映画との改変部分ではある意味でネタバレになってしまうかもしれません。
それにしても、宝島社文庫のものと本書は著者名が同じ「ダ・ヴィンチの謎研究会」となっていますが、同じグループなのでしょうか?
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by odin2099 | 2006-05-30 06:14 | | Trackback(1) | Comments(0)
ゴヤの描いた「裸のマハ」のモデルは一体誰なのか? 
そしてモデルとされていたアルバ公爵夫人の不可解な死は、はたして自殺か、それとも他殺なのか?
19世紀のスペインを舞台にしたミステリー仕立ての作品で、脚本・監督はビガス・ルナ。日本では2002年になってから公開された。

e0033570_11253534.jpgスペインの宮廷画家のゴヤ、ゴヤと愛人関係にあった社交界の華アルバ公爵夫人、公爵夫人のもう一人の愛人ゴドイ宰相、そのゴドイ宰相が政略結婚した相手であるチンチョン伯爵夫人、それにゴドイのもう一人の愛人ペピータ、そしてゴドイは更に公爵夫人と対立する王妃とも関係を持ち・・・という具合に複雑な人間関係が描く色模様は、多少なりとも世界史や美術史の知識がないと辛い面もあるが、何となく見ているだけでも画面の美しさには惹き込まれてしまう。
ミステリーとして見るならば、謎解きの部分が曖昧にぼかされすぎているが、観客一人一人の中にはその人なりの答えが用意されているものと思われる。

なお、日本ではペピータを演じたペネロペ・クルスの主演扱いだが、実際の主演はアルバ公爵夫人を演じたアイタナ・サンチェス=ギヨン
またペネロペ・クルスのヌード・シーンに期待している向きもあるかと思うが、露出はかなり抑え気味なのでエロティックさは殆ど感じられない。そうはいっても、本作のペネロペ・クルスはかなり妖艶ではあるのだが。
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by odin2099 | 2006-05-29 23:45 |  映画感想<ハ行> | Trackback(3) | Comments(0)
e0033570_2374811.jpg<東映まんがまつり>で上映された『聖闘士星矢』劇場版の第2弾です。
たまたま前作を観て『星矢』に興味を持った、ということは以前にも書きましたけれども、実際にTVシリーズを観だし、原作コミックも揃えて読んで、となったのはこの作品以降のことです。
その割にシリーズが完結してからは、自分の中では「過去の作品」という扱いになりつつあったのですが、昨今の再ブームの兆しを受けて、またまた関心が戻ってきました(笑)。

以下、「しねま宝島」から公開当時の思い出を含めて抜粋で転載しますが、あの頃のファン層は凄まじいものがありましたね、『キャプテン翼』然り。
この『星矢』の亜流作品(ですよね、ハッキリ言って)の『鎧伝サムライトルーパーズ』や『天空戦記シュラト』も含めて、キャラクターのみならず演じた声優さんへのミーハーな熱狂振りは色々話題になりましたけれど、今のファンは当時に比べるとどうなんでしょうか? やはり少なからず排他的なファンは存在するんでしょうかね。

   ×  ×  ×  ×
『聖闘士星矢』はギリシャ神話をモチーフとしているが、この番外編では北欧神話をとりあげ、サンクチュアリのアテナの<聖闘士>(セイント)に対抗する、アスガルドの<神闘士>(ゴッドウォーリアー)を登場させている。ファンからの評判が良かったのか、或いはスタッフがこの設定を気に入ったのか、後にテレビシリーズが原作に追いついてしまった時に、つなぎとしてこれを再構成したオリジナルの<アスガルド編>を生み出すことにもなった。

e0033570_225093.jpg瞬のピンチに現れる一輝、皆の友情の小宇宙(コスモ)によって黄金聖衣をまとう星矢、という展開は劇場作品全てにパターン化されて用いられているが、各キャラクターに見せ場が用意され、ファンには堪えられないものとなっている。女子中高校生の歓声で包まれた<東映まんがまつり>上映館は異様な光景ではあるが、内容的には原作やテレビを知らなくてもそれなりに楽しめる作りではある。

アバン・タイトルから流れる混声合唱を用いた横山菁児の重厚な音楽も、劇場作品ならではの荘厳さを醸し出している。

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by odin2099 | 2006-05-29 06:15 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(2)
先週、作家の寺村輝夫さんの訃報が届きました。
寺村さんといえばン十年前、幼稚園か小学校の頃だったと思いますが、この『ぼくは王さま』を夢中になって読んでいたことを思い出します。
そんなに何度も繰り返して読んだという記憶はないのですが、最近その中の1エピソードがやたらと思い出され、もう一度読んでみたいなと思っていた矢先のことでしたので驚きも一入。さっそく本屋に行ってみたのですが、ところがなかなか見つからなく、何軒も探し回る羽目になったのはちょっぴり寂しかったですね。

e0033570_14155670.jpgそして再読。
この本には「ぞうのたまごのたまごやき」、「しゃぼんだまのくびかざり」、「ウソとホントの宝石ばこ」、「サーカスにはいった王さま」の4つのお話が収められているのですが、そのどれもにしっかりと覚えがあって、我ながら記憶力の良さに感心・・・というか、それだけ何度も読み返したのでしょうね、やっぱり。
また、どのお話も面白く、何か小さい頃にタイムスリップしたかのような気分を味わいました。

それにしてもシリーズ化されていたことは知っていましたが、10何冊もの長大なものになっていたとは知りませんでした。
あの王さまが、その後はどんな冒険(?)を繰り広げているのかはちょっと興味ありますが、かといって揃えるところまではいかないでしょうね。

また、寺村さんは77歳だったそうですが、意外に若いんだなぁというのが率直な思いです。なにせ自分にとっては大昔(!)に読んだ本の著者ですから、もっと年配の方なのかな、なんて勝手に想像していたのです。
ともあれ、幼い頃の自分に多大な影響を与えた寺村さんのご冥福をお祈り致します。
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by odin2099 | 2006-05-28 21:36 | | Trackback(2) | Comments(4)
e0033570_10172391.jpgお祭りで賑わう街に、時ならぬ流星雨。そのうち隕石が雨あられと降り注いできたために、街中が大パニックに見舞われるというTVムーヴィ。

謎の爆発事故を調査するうちに、次第に真相に肉薄していく元爆破処理のスペシャリストだった主人公に、最初に異変に気付く学校の理科教師であるその妻、変わり者の天文マニアの老人、観光資源である祭りを優先し、警告に耳を貸さない市長、主人公の友人である保安官、反抗期の主人公の息子、大人しいその妹、ガールフレンドである市長の娘等々、パターン通りのキャラ、パターンを若干ずらしたキャラなどが右往左往するというもので、スケール感は感じられないがTVで見るにはそれなりに楽しめる一品。

全く知った顔がない出演陣も、こういう場合は誰が助かり誰が死ぬかわからない、妙なリアリティを醸し出してくれるのでOKだろう。ユニバーサル映画がバックについているから、それほど低予算でもないはず。
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by odin2099 | 2006-05-28 07:28 | テレビ | Trackback | Comments(0)
来年暮れに予定されていた『ナルニア国物語』第2弾の公開が、再来年の夏へと延期になってしまいました・・・。
その理由は、『ナルニア』と同じウォルデン・メディアの製作、ディズニー配給で製作される『The Water Horse』の公開が来年暮れになったため、同じ児童書を原作としたファンタジー映画を2本同時期に封切るのは得策ではないと判断したからのようです。
だったら『The Water Horse』の方を延期してくれよ・・・と思うのは私だけでしょうか?(苦笑)

ちなみにこちらはディック・キング=スミスの『おふろのなかからモンスター』の映画化とのことですが、どんなお話なのかチェックしてみようっと。
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by odin2099 | 2006-05-27 21:34 | 映画雑記 | Trackback | Comments(0)
e0033570_2073621.jpg映画公開に合せて宝島社文庫から発売された一冊です。

レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯、その作品、ルーヴル美術館、イエス・キリストやキリスト教、秘密結社など取り上げているカテゴリーは多岐に亘り、なおかつ映画製作の裏話や著者であるダン・ブラウンにも触れているという、なかなかツボを心得た構成で、流石に若者向けに雑学本、ハウツー本の類を沢山出している出版社らしい内容になっています。

もう少し詳しい情報を知りたいという人もいるでしょうが、『ダ・ヴィンチ・コード』という作品限定の話題だけではなく手軽に多くの雑学を知りたいという人には最適かと思います。初心者向け、入門編といった趣きですので、これを読んで更に興味を惹かれたならばステップアップして行けば良いでしょう。
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by odin2099 | 2006-05-27 13:20 | | Trackback(1) | Comments(2)
Vシネマの<スーパー戦隊>シリーズもこれで12作目となるようだ。
e0033570_14171651.jpg今回も、小津家の母親・美幸とスワンが友人同士だった(しかもドギーの行きつけのカレー屋で知り合ったということは・・・「恐竜や」?)という、リンク要素が加えられている。

プロフェッショナルなデカレンジャーと、家族で戦うマジレンジャーの組み合わせも比較的スムーズで、『デカレンジャー』の後日談としても小ネタが効いている。

それにしても、やっぱりジャスミンとウメコはキャラが立っているなぁと感心。演じている二人の魅力でもあるのだけれども。
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by odin2099 | 2006-05-27 09:11 | ビデオ | Trackback(4) | Comments(0)

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