【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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何だか聞き慣れない名前だなあ。何時なんだろう?と思っていたら、今年から4月29日をそう呼ぶようになったんですな。
いいじゃん、今まで通りの「みどりの日」で。

なんでも昭和天皇崩御に際して、4月29日を「天皇誕生日」と呼べなくなった時から、「昭和記念日」というような名称が提案されていたんだそうな。
その後、「昭和の日」の実現を目指す団体や、その運動に共鳴する国会議員が法案を提出するも廃案となり、結局三度目の正直で成立したんだそうだけど、何だかキナ臭い感じもしますなあ。

で、何だか知らないけど、今度は5月4日が「みどりの日」になったんだと。
まぁ休日でありさえすれば名前なんかどうでもいいけど、何が何やらワケわからん。
それに個人的には、4月29日は違う意味で忘れらない日。その話はまた何れどこかで・・・。
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by odin2099 | 2007-04-30 20:00 | 雑感 | Trackback | Comments(4)
e0033570_1255049.jpgホメロスの叙事詩『イーリアス』を豪華キャストで映画化した作品で、『グラディエーター』や『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の成功から量産されるようになったコスチューム・プレイの一本。『キングアーサー』、『アレキサンダー』、『キングダム・オブ・ヘブン』らが後に続くことになった。

登場人物やエピソードは原典に比べるとかなり大胆に脚色、あるいは集約されており、その如何にもなハリウッド・テイストには眉をひそめる人も少なくない。一例を挙げれば、クライマックスで描かれる有名な<トロイの木馬>の件は、実は『イーリアス』ではなく続編となる『オデュッセイア』で語られる部分なのである。

上映時間は2時間43分もあり、決して短いとは言えない長さだが、中だるみはほとんど感じない。
登場人物が多い割りに散漫な印象をあまり受けないのは、シナリオが上手く固められているからだろうか。長大な物語を手堅くまとめているなという印象を受け、個人的にはこの改変も支持したい。ただ、ギリシャ神話のダイジェスト本にでも目を通し、トロイヤ戦争に関する部分に目を通しておいた方がより楽しめるかと思う。
劇場では吹替版、ついで字幕スーパー版と2回観に行っているが、ストーリー展開もキャラクターの相関関係もきちんと頭に入った上で観ると、やはり面白さは倍増する。

映画独自のアレンジの最たるものは、「神」を一切排除した点である。
本来は事件の発端を含めて終始ギリシャの神々が絡んでくる物語なのだが、この映画では登場人物の信仰の対象として以外は全く登場しない。一本の映画としてまとめるにはこの改変は成功で、これにより神話や伝説としてではなく、今を生きる人間ドラマとして結実した。

e0033570_126148.jpgそれを支えたのは豪華なキャスティングで、注目は当然アキレス役のブラット・ピットとパリス役オーランド・ブルームに集まるだろうが、むしろ映画を見た人の印象に強く残るのはヘクトルを演じたエリック・バナか。脇を固めるピーター・オトゥールやブライアン・コックスなどの個性的なアンサンブル・キャストの中でも、独特の存在感を示している。
ただ惜しむらくは、男優陣に比べると女優陣が今ひとつ格落ちなこと。製作予算が全て男優陣に振り分けられた訳でもないだろうが、もう少し華のある女優をキャスティング出来なかったものか。

さて、映画では語り部となっているオデッセウスの冒険はまだまだ続く。
出来うればショーン・ビーン演じるオデッセウスはそのままに、続編となる『オデュッセイア』の映画化も望みたい。その際には是非ともナウシカの出てくるエピソードも添えて。
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by odin2099 | 2007-04-29 12:07 |  映画感想<タ行> | Trackback(12) | Comments(8)
パリーグが、ホームとビジターの対戦が一回りしたところで、26日までの観客動員数を発表した。
それによると1試合平均で、去年の同じ時期に比べると1.5%減(17,807人)だとか。

球団別に見ると、西武が19%の減(11,813人)。松坂がメジャーに移籍し、裏金だ、何だ、と色々騒がれたのが大きく響いたんだろうね。
しかし楽天は7.2%増(12,609人)、日本ハムは10.7%増(21,193人)、ロッテも16.5%増(21,020人)、そしてソフトバンクが14.8%(30,145人)と軒並み好調。
となると・・・?

実はオリックスが、何と37.7%も減っているのだった・・・(11,279人)。
まぁ村松とかラロッカとかローズとか清原とか、それなりに名前の売れた選手もいるものの、チームとして魅力的とはなかなか思えないもんなぁ。
ただ、昨年の覇者とはいえ、このまま日ハムが下位に低迷し続けるとグーンとダウンしそう。リーグのみならず、プロ野球全体を盛り上げるためにももう一踏ん張りして欲しい。一方のセリーグも、そんなに盛り上がっているようにも見えないし。

一方海の向こうに目を転じると、今日はレッドソックスとヤンキースの対戦がTV放映され、レッドソックスの松坂や岡島とヤンキース松井との日本人対決が実現。やっぱり見ているとこちらの方が面白いよなぁ・・・。
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by odin2099 | 2007-04-28 20:57 | 野球 | Trackback | Comments(2)
昨日のこと。
ちょいと帰宅を急いでいたもので、ホームに停車中の電車に飛び乗った。

ところがその直後に「先ほど○○駅と××駅間で、線路上に人が倒れているとの連絡が入りましたので、発車を少々見合わせます」との車内アナウンスが。
焦ってはいたものの、まぁ仕方ないな、と5~10分程度は待つ覚悟。
それでもダメなら、他社線の振り替え輸送を利用しようかな、と思っていると「現在救護活動を行っています」「まもなく運転再開の見込みです」と次々アナウンスが。

ところが、待てど暮らせど一向に動く気配がない。
15分を過ぎた頃だろうか、今度は「これより警察が現場検証を行うとの連絡が入りました」。
は?
「現在、運転再開の見込みは全く立っていません
おいおい、それならもっと早く告知しろよ。

しゃーないから他社線で帰ろうか、と電車を降りたのだが、今度は改札口に長蛇の列!
3箇所くらい廻ってみたけど、どこも5~60メートルくらいは並んでる。
要は自動改札だから、勝手には出られない仕組みなので、脇にある有人対応窓口しか通れないというワケ。
これじゃ身動き取れないじゃん。
電車は動かないし、駅からも出られない。全く便利な世の中になったもんだ。

それでも列に並んでいると、「現在最終的な安全確認を行っていますので、まもなく発車の見込みです」。
ようやく出口まで1メートルくらいのところまで来たんだけど、戻りましたよ、車内へ。
結局、電車は当初よりも40分ほど遅れて動き出した。

線路内に立ち入ったんだか飛び降りたんだかした人も迷惑な話だが、鉄道会社も対応悪いよなぁ。
もっと正確な情報伝達は出来ないもんかね。
第一報の時点で決断して乗り換えていれば、ほぼ予定通りに帰れたんだがなぁ、ブツブツ。
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by odin2099 | 2007-04-22 18:29 | 雑感 | Trackback | Comments(6)
e0033570_23441333.jpg39歳の妻子ある男性と、22歳の女性。歳の離れた不倫カップルのエロティックなドラマ。
登場人物はこの男女二人だけ。

物語自体はありきたりのものだし、その結末も予想通り。だが一つ特徴的なのは、全篇が男性の主観映像のみで展開されるという点にある。一方の主人公である男性は、時折画面に入り込んでくる手やミラー越しにチラっと映る顔を除けば、ほぼ声のみ。そのために観客は自然に主人公に同化していくことが出来る。

女性はは22歳という設定だが、演じたイザベル・カレーは実は撮影当時15歳(!)
22歳で15歳の役を演じるのはさして珍しくもないが、逆のケースは極めて稀。大胆な裸身も披露する熱演で、主人公が溺れていく様にも説得力を持つ。

「言葉によるポルノグラフィー」と評される淡々とした語り口の異色のドラマで、後味も悪くない。

監督・主演はフィリップ・アレル。
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by odin2099 | 2007-04-19 23:54 |  映画感想<サ行> | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_23225224.jpg前作のダイジェストをイラストで見せる洒落たオープニングで幕を明けた第2作は、一人の男としての人生と、ヒーローとしての人生、その狭間で揺れ動くピーターの姿を2時間かけてじっくりと描いている。
ピーターは一度はヒーローとして生きる道を捨て去るが、人生の理想像としていた人物は悲劇的な怪物へと変貌し、伯母の、近所の少年の、そして街の人々のヒーローを必要とする声に支えられ再び苦難の道を選択する。ヒーロー物としては一つの典型の展開ではあるものの、相変らず心にグサッとくる重たい映画だった。ただ、ピーターとMJの関係には新たな展開が見られ、こと二人に関してはハッピーエンドなのが救い。一方で、ピーターと親友ハリーの間にも違った意味で新展開が訪れ、こちらは今後の展開に予断を許さない。続編への伏線張りまくりで(最後の方でアノ人も登場してくるし)、こうなると弥が上にもパート3への期待は高まる。

建物と建物の間から誤って落下したピーターが、「腰が、腰が・・・」としかめっ面で歩き出すシーンには劇場で思わずニヤリとしてしまった。
というのも、この作品の前の『シー・ビスケット』撮影中に落馬して腰を痛めたトビー・マグワイアは本作参加が危ぶまれたが、一方でそれはギャラ釣上げの仮病だとする説も飛び交っているからで、かなりブラックな楽屋落ち的ジョークかなと思ったからだが、さて真相は・・・?

また前作ではエンド・クレジットでチラッとだけ流れたTVアニメ版の主題歌が、今回は本編中で面白い使われ方をしているので、メロディをご存知の方は要注目(エンディングでも新アレンジで流れている)。
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by odin2099 | 2007-04-18 23:24 |  映画感想<サ行> | Trackback(17) | Comments(10)
日曜日はコンサートへ行ってました。
会場であるハーモニーホール座間の大ホールは、キャパが1300人超。それがほぼ満員なのですから、相変わらずちさ子さんの人気は凄いものがあります。
それにしても遠かったよ、座間市は。久しぶりに小田急線なんか乗っちゃいましたけれど、最寄の相武台前駅までは、新宿から急行と各停乗り継いで40分以上あるんですな。おまけに駅から徒歩15分というわけで、単純計算でも自宅から片道1時間半。でも、それに見合っただけの内容でした。

オープニングは12人勢揃いで、モーツァルトの「フィガロの結婚序曲」。その後は曲に応じてちさ子さんが参加したりしなかったり、他にもメンバーに若干の変化があるといった構成でした。
シューベルトの「アヴェ・マリア」、グノーの「アヴェ・マリア」、ベートーヴェンの「交響曲第7番第1楽章」と続いて、ここで”ヴァイオリン講座”のPart.1が入ります。ビブラート、ピチカートといったヴァイオリンの奏法の実演付き解説や、安物ヴァイオリンと例のストラディバリウスとの音色比べ等々、盛り沢山です。
ヴィヴァルディの「4つのヴァイオリンのための協奏曲」、そしてサラサーテの「ナヴァラ」で第一部は幕。

第二部はガラっと雰囲気が変わって、アンダーソンの「タイプライター」からスタート。メンバーの一人が、OLというか秘書のコスプレ(?)でタイピスト役に挑戦。次はヒット曲8曲を、季節を追って構成した「松田聖子メドレー」。メンバーがリアルタイムで松田聖子を知らないというのは今更ながら驚きですが、彼女のデビュー当時は皆まだ生まれてなかった(!)んだろうなぁ・・・。
続いて”ヴァイオリン講座”Part.2。ここでは客席から一人選んでステージに上げ、即興でヴァイオリン教室を開いてしまおうという企画だったのですが、選ばれた年配の女性が思いの外マスターが早く、ちさ子さんのアテが外れたようで。
ガーシュイン「ラプソディー・イン・ブルー」、マスネ「タイスの瞑想曲」と続き、最後はモンティの「チャールダーシュ」で第二部も終了となりました。

e0033570_2311947.jpgアンコールはメンバー一人ひとりが、1/16から始まる分数楽器を持ち(1/10、1/8、1/4、1/2、3/4、7/8、4/4=フルサイズ)、残りのメンバーはタンゴ奏者、アメリカ西部からの留学生(?)、演歌歌手に扮して全員で「キラキラ星」を演奏するという趣向。流石に子ども向けの小さいサイズは演奏しにくそうですが、それがまた爆笑を誘います。そしてそれがタンゴ風、ウェスタン風、演歌調にアレンジされ、同じメロディーでありながら、こうまで雰囲気が変わるのか、という音楽の楽しさ、奥行きの深さを味合せてくれるのです。いやはや皆さん、なかなかの芸達者。これは座長のちさ子さんの指導の賜物なんでしょうね。今後も楽しみです。

ちなみに「高嶋ちさ子12人のヴァイオリニスト」というユニットは、実はちさ子さんプラス14人の計15人で構成されています。この中から12人(ちさ子さん以外は11人)が選ばれてステージに上がっているので、今回のステージも最大12人、ちさ子さん抜きの演奏の場合は11人編成だったのですが、最後のカーテンコールの時には全部で13人いましたね。欠席は一人だけ?
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by odin2099 | 2007-04-17 23:02 | 音楽 | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_22284172.jpg最新の学説に基づいて真実のアーサーの姿に迫るという触れこみの、所謂アーサー王と円卓の騎士たちによる<中世騎士物語>とは一線を隔した、ユニークな最新版<アーサー伝説>。主人公はローマ帝国に仕えたサルマティア傭兵アルトリゥスとその部下という設定で、舞台も中世ではなくローマ帝国衰退期。
ということで熱心なアーサーファンにはこの映画で展開される「真実」とやらが馴染まないだろうし、ジェリー・ブラッカイマー・プロデュース作品に特有な大仕掛けもなく、キャストも地味だった点が一般客にアピールしにくいのだろう。大々的な宣伝の割りに評判も客の入りも芳しくなく、公開から3年近くを経た今となっては半ば忘れ去られた存在になってしまっている。

尤も伝説の基になった物語という割に、円卓の騎士のメンバーには著名な名前が並んでいるのには少々疑問が残る。
ガラハッドは本来ランスロットの息子とされているキャラクターだし、ランスロットも後になって伝説に加えられた人物。トリスタンに至っては、無関係な別の伝承から採り入れられたものだからだ。知名度優先なのだろうが、本来の趣旨からすれば本末転倒ではなかったか。
また、『七人の侍』を意識したのかどうか知らないが、円卓の騎士がアーサー含めて7人しかいないのは如何にも寂しい。

にも関わらず、キャラクターの描き分けも今一つなのも残念。
最強と謳われるランスロットは戦いでの見せ場が殆どないし(せっかく2本も剣を持っているのに!)、ガウェインもガラハッドもただいるだけ。
ダゴネットは仲間内では最初に死んでしまうのでインパクトはあるが、キャラとしてはボースと被る。片や寡黙、片や饒舌と色分けされてはいるものの、基本的には一人の人物を二人に分けたような印象だ。

となると実は一番目立っているのは鷹使いのトリスタン(演じているマッツ・ミケルセンはこの作品で初めて知ったが、最近では『007/カジノ・ロワイヤル』で知名度も上昇中。ちなみにアーサー役のクライヴ・オーウェンはこの作品の007候補に挙げられていたので、もしかすると敵味方に別れての再共演が実現していたかも)。
寡黙で、どこと無く日本のサムライ風のキャラクター造型はなかなか渋くて格好良いが、本来のトリスタンはワーグナーのオペラでも知られている『トリスタンとイゾルデ』の主人公。最近では『スパイダーマン』シリーズに出演しているジェームズ・フランコが演じているが、それを考えれば全くイメージは合わないが。

そしてアーサー。
あちらこちらで叩かれているが、やはりクライヴ・オーウェンは地味すぎる
<伝説の救世主>のカリスマ性が微塵も感じられず、何故騎士達が過酷な任務と知りつつ彼について行こうとするのか、その説得力にも乏しい。主体性にも欠け、周りに流されているだけに見えてしまうのもマイナスだろう。
その分、ランスロット役のヨアン・グリフィズに女性ファンなどは流れているようだが、こちらも特筆するほど魅力的だろうか(その後『ファンタスティック・フォー/超能力ユニット』で一般にも名前を知られることに)。もし仮にこの作品をブラッド・ピット、エリック・バナ、オーランド・ブルームらを揃えた『トロイ』並みのオールスター・キャストで作っていたら、少なくても集客効果はもっとあっただろう。それが作品に相応しいかどうかは別にして。

そこで地味目の男性陣に代ってメインのキー・ビジュアルとなったのが、グウィネヴィア役のキーラ・ナイトレイ
宣材を見るとまるで彼女の主演映画のような扱いだが、実際に姿を見せるのは中盤以降のみ。ドレス・アップした女性らしい部分と戦士としての両面を見せてはくれるが、『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』ほどの活躍はないし見た目の美しさもあまり感じられず、彼女目当てに見ようと思っているファンには物足りないだろう。

と初見の時は不満タラタラだったのだが、再見した時は随分と印象が変わって見えた(字幕版と吹替版、都合2回劇場で観ている)。
ローマ帝国から下された非情な命令、故郷へ寄せる仲間の騎士たちの想い、その板挟みとなって苦しむアーサーの姿は正に中間管理職の悲哀。そう思うと地味で渋めのクライヴ・オーウェンは、適役だったのかも知れない。
そしてそのアーサー中心に作品を追っていると、友を気遣うランスロットの押えた表情が際立って見えてくる。いやランスロットだけではない。ボースもダゴネットもトリスタンもガラハットもガウェインも、皆が皆男としての格好良さに満ちた存在に見えてくるのだ(それを考えればグウィネヴィアは余計だったかとも思えるが、彼女を挟んだアーサーとランスロットの微妙な駆け引きがドラマを転がせていることを考えればやはり必要なのだろう。もっともその描き方には疑問が残るが)。

戦いには勝利したものの、ランスロットとトリスタンを失い悲嘆に暮れるアーサー。だがその後に唐突にアーサーとグウィネヴィアとの結婚式が続く。ここで民衆に「キング・アーサーの誕生だ!」と叫ばせる訳だが、これははっきり言って蛇足である。せっかくのしんみりしたシーンの後で、無理矢理ハッピーエンドにすることはないだろう。特にこの後は、じっくりと聴かせる主題歌が流れるエンド・クレジットだ。もっと余韻に浸っていたいと思ったのは自分だけではないだろう。またこのラストは続編の可能性も探ったもののようにも受け取れるが、ランスロット抜きではそれも難しそうだ。

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余談だが、<伝説の救世主>、<宿命の王妃>、<最強の騎士>、<闇の魔法使い>などのキーワードを散りばめた宣伝展開は頂けない。それでは新機軸を打ち出した作品に対して逆行した行為だ。これに惹かれて来た観客に対しても裏切り行為になる。
そしてこのラスト・シーン。これがハリウッド流ということなのかも知れないが、それさえなければ(もう少し違った表現であったならば)何だかんだありながらも全面的にこの作品を支持したのだが・・・。
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by odin2099 | 2007-04-14 22:33 |  映画感想<カ行> | Trackback(16) | Comments(6)
コンポーザー・ピアニストの加羽沢美濃が全曲クラシックに挑戦したというソロ・ピアノ・アルバムですが、楽譜通りに弾くよりも即興演奏の方が性に合っているらしい彼女のこと、ガチガチな演奏ではありません。
ジャンルとしてはクラシック畑に分類されるであろう彼女ですが、ライナー・ノーツによれば、「ベートーヴェンの「第九」を今まで一度も通しで聴いたことがない」(!)そうですし、そもそも原曲がピアノだという曲が一曲も選ばれていないあたりが彼女らしいですね。

e0033570_12492023.jpg収録されているのは、彼女が司会を務めているNHK-FMの番組「名曲リサイタル」のテーマ曲としても使われているチャイコフスキーの「花のワルツ」(「くるみ割り人形」より)、ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」、フォーレ「夢のあとに」、サン・サーンスの「白鳥」、ボロディン「ダッタン人の踊り」(「イーゴリ公」より)、ブラームスの「交響曲第3番」、スメタナの「モルダウ」(「わが祖国」)、レスピーギ「シチリアーノ」(「リュートのための古風な舞曲とアリア」)、カッチーニ「アヴェ・マリア」、モーツァルト「ラクリモーサ」(「レクイエム」)、ベートーヴェンの「歓喜の歌」(交響曲第9番)、ドヴォルザーク「交響曲第9番『新世界』」等々。
お気に入りは、ある意味原曲以上に魅力的な「アヴェ・マリア」や「シチリアーノ」です。

しかし一番凄いなと思わされたのが、メンデルスゾーン、ブラームス、チャイコフスキーという全く無関係の作曲家による「ヴァイオリン協奏曲」を勝手にメドレーにして、しかもピアノで演奏してしまった「ヴァイオリン協奏曲メドレー」(!!)でしょう。
原曲を知らない人には、おそらく全く違和感を抱かせない一体感を持たせたアレンジなのは流石です。それ以外の曲も、原曲を損なわず、かつ彼女の色に染め抜かれております。

最近は映画音楽の分野に進出したり、イベントやコンサート等でも精力的に活動している彼女ですが、CDのリリースはちょいとご無沙汰気味。オリジナル曲も楽しみなんですが、たまにはポップスのアレンジ曲ではなく、純粋なクラシック・アレンジにもまたチャレンジして欲しいなと願っております。
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by odin2099 | 2007-04-14 12:50 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
e0033570_2395120.jpgあの、”字幕女王”の自伝です。
モチロン、字幕製作の何たるかについても経験と実例を交え、解説を行っております。
初版は1997年6月ですが、元々は1994年に単行本として出版されたものを新書化したもの。ふむふむ成る程と頷ける部分も多々あります。

「字幕は日本語で、その日本語に疑問を感じたら、どんどん口を出してもらいたい。それがよい字幕をつくる。」

――良いこと書いてますね。最近はかなりバッシングが強くなってますが、今でも同じ気持ちでしょうか。
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by odin2099 | 2007-04-13 23:09 | | Trackback | Comments(4)

by Excalibur
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