【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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間に合うように原作を読んで、今日は汐留は四季劇場「海」へ、2回目の『ウィキッド』鑑賞に出掛けてきました。
何度も観たくなるほど気に入るお芝居に出会えるのはなかなかないし、かといって公演期間中に何度も行けるほどのお金もなし。また観たいな、と思っても再び巡り合えるチャンスも・・・。その点、劇団四季は自前の劇場を持っているのでロングランや再演も頻繁に行われているので、有り難い話です。なんにせよ、一年も経ってから同じお芝居を観に行くなんて初めての経験でした。

今日の出演者は
 グリンダ/沼尾みゆき  エルファバ/濱田めぐみ
 ネッサローズ/山本貴永  マダム・モリブル/武 木綿子
 フィエロ/李 涛  ボック/金田暢彦
 ディラモンド教授/前田貞一郎  オズの魔法使い/飯野おさみ
となっていました。

e0033570_21224243.jpg流石に去年の6月にスタートし、一年以上のロングランを続けているのですから、キャストも何人か変っています。
それでもグリンダ、エルファバ、フィエロ、ボックの4人は去年観た時と同じです。というよりも復帰されたようですね。
まぁグリンダとエルファバが初演の二人に戻ったからこそ、今回観に行く気になったというのもあるのですが、相変わらず圧倒されました

沼尾さんはグリンダというキャラを完全に自分のものにしている感があって、振幅が激しいにも関わらず自然です。ちょっと小芝居が増えたかな、という気もしましたけれど。
エルファバの濱田さんの豊かな声量も健在。それに前回観た時よりも、エルファバというキャラクターが遥かにチャーミングに感じられました。

残念だったのはフィエロ・・・・・・。
前回も台詞回しが若干気になりましたが、今日は2回も台詞をトチってしまったのは仕方ないにしても、全体的に聞き辛くて聞き辛くて・・・。ネイティブじゃない人としては綺麗な日本語だとは思いますが、なんかちょっと台詞が荒れてしまっているようです。

それにしても改めて感じたのは、あの原作小説からよくぞここまで物語を再構成したものだなぁということです。
グリンダ、エルファバ、フィエロの三角関係も舞台用のオリジナルなら、ボックとネッサローズの関係も舞台用のオリジナル。そもそもフィエロもボックも殆ど別人です。
案山子もブリキの木こりの正体も舞台用のオリジナルですし、エルファバの出生の秘密も舞台用のオリジナルの設定。当然、ラストシーンも全く違うものです(舞台版の方がハッピー・エンドに近いでしょう)。
・・・と書くと、それじゃ一体原作小説からは何が残ってるのだろうか?と不思議に思う人もいるでしょうね。

で、普通なら「原作尊重派」「原作擁護派」にまわることの多い自分なのですが(笑)、殊この作品に関しては舞台版を推します
音楽も素晴らしいですし、単純に笑えて、泣けて、そして感動出来る作品に仕上がっていることもポイント高いですね。
今回2回目を観に行きましたが、何れまた観に行きたいとも考えています。その際には、今度は別キャストでも観てみたいものですね。沼尾グリンダと濱田エルファバは素晴らしいですが、果たして他のキャスティングでも楽しめるかどうか。その時に本当に自分がこの作品を好きなのかどうかがわかると思いますので。
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by odin2099 | 2008-08-31 21:23 | 演劇 | Trackback(1) | Comments(2)
e0033570_10225093.jpg劇団四季がロングラン上演しているミュージカル『ウィキッド』の原作、ということで読みました。以前は『オズの魔女記』という題名で翻訳があったようですが、既に絶版と言うことで新訳がミュージカル上演に合せて出版されました。
先に四季の舞台を観ているのですが、今回もう一度観に行くことになり、それではと原作に手を伸ばしたのですが・・・ビックリ!

お話、全然違うじゃありませんか?

共通しているのは、緑色の肌を持って生まれてしまった醜いエルファバと、美人でチヤホヤされているグリンダという正反対の二人が、ルームメートとなってシズ大学で共に学ぶうちに奇妙な友情に結ばれるということと、後にグリンダが”善い魔女”、エルファバが”西の悪い魔女”と呼ばれるようになること。
そして勿論、『オズの魔法使い』の裏話になっているということぐらいでしょうか。

原作でも舞台でもキーとなるフィエロは、180度とは言わないまでも120度くらいは別キャラクターになってますし、舞台版では影の薄いボックは小説では結構重要な役割を担っています。
e0033570_10233499.jpgオズの魔法使いにしたところで、舞台版はともかく原典とも別のキャラですし、舞台版と違って、脳みそのない案山子や心臓のないブリキの樵、そして臆病なライオンの出自は明らかにされません(ライオンに関しては匂わせる部分もありますし、案山子や樵には想像の余地は残されていないとも言えないのですが)。
うーん、これは・・・。

出てくるキャラクターが癖のある面々ばかりですし、思い込みや勘違いで物語が転がって行ったりで、読んでいてしばしばイライラとさせられました。
結局作者が何を言いたいのか、よくわからないまま結末を迎えてしまったという感じです。
逆に舞台版の脚色者は、この原作から良くあんな物語を紡ぎ出したなぁと感心しきり。単純化されていて深みはないものの、素直に感動出来る舞台版の方が自分は好きですね。
舞台を観て感激した方は、無理してまでこの原作を読む必要はないでしょう。
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by odin2099 | 2008-08-31 09:40 | | Trackback | Comments(4)
e0033570_2047540.jpgリック・オコーネルの、というよりもオコーネル・ファミリーのアドベンチャー・ムービーの第3弾。
1作目はリックの冒険と言っても良かったけれど、2作目ではリックとエヴリンのバディ・ムービーと化し、今度は成長した息子アレックス(前作でも何気に活躍してますが)も加わっての、完全なるファミリー・アドベンチャー。このご一行様にはエヴリンの兄ジョナサンも勿論参加、相変わらずの惚けた味を見せてくれます。
そういや昔、『アドベンチャー・ファミリー』とか『サバイバル・ファミリー』なんて映画がありましたねぇ。正にオコーネル・ファミリーにピッタリですな。

しかし舞台はとっくに「ハムナプトラ」でも何でもなくなってるんだけど、シリーズ物とはいえ、この邦題は辛いね。1作目の時はシリーズ化されるなんて夢にも思わなかったんだろうけど、2作目の時にちょいとヒネっておけば良かったものを。

で、最新作の舞台は前2作のエジプトから、一気に中国に移ります。
今年は北京オリンピックの年だし、きっと注目度も上がってんだろうなー、タイムリーだし、程度の判断かと思いきや、プロデューサー・サイドは「かなり早い段階から温めていたアイディアだ」と発言、ホントかいな。
その中国で、忌まわしきイムホテップに替わって復活するのは、悪辣を極めた皇帝のミイラ。
この皇帝、クレジットは「シー・ホワンディ」なので、所謂「秦の始皇帝」ですな。でもパラパラっとめくったノベライズだと二世皇帝の「胡亥」とされていたような・・・?

その皇帝役に選ばれたのは、悪役は珍しいジェット・リー。
未だに「リー・リン・チェイ」という名前の方がしっくりくるんだけど、『HERO/英雄』では始皇帝の暗殺者を演じていたので、この作品では当の皇帝本人を演じてるってのも面白い。
また変身能力も持っていて、いきなりキングギドラ(!)に変身しちゃうのがビックリ。

皇帝と因縁の対決をする謎の女性役には、もうこの人しかいないでしょう、のミシェール・ヨー姐さんが登板。
かのジェームズ・ボンドを手玉に取り、ジャッキー・チェンやジェット・リーを向うに廻して互角に渡り合える女優さんなんて、彼女だけでしょう。
その対決シーンは流石の迫力ですが、残念ながら短い! 
『ドラゴン・キングダム』のジャッキーとジェット並み、とは言わないけれど、もうちょっと見せて欲しかった・・・!

とはいっても、これは本筋じゃないんだよね(苦笑)。
主役はあくまでオコーネル・ファミリー。回を重ねるごとに逞しく、頼りがいのある感じが出てくるブレンダン・フレイザーは頼もしいし、ジョン・ハナ演じるジョナサンも絶妙。でも残りのファミリーがねぇ・・・。

e0033570_2047279.jpg成長したアレックス役は、新人のルーク・フォードというイモ兄ちゃん。
まぁリックとエヴリンの子供だから(?)イケメン俳優でなくてもいいんだけれど、ならばもっと愛嬌のある、親しみやすいタイプの若手はいなかったのかなぁ。見ていてちっとも感情移入出来ないぞ。

そしてもっと残念だったのは、エヴリンがマリア・ベロに交代しちゃったこと。まー、エヴリンってばすっかり老けちゃって・・・。
実際彼女はレイチェル・ワイズより4つ年上で、ブレンダン・フレイザーよりも一つ上。アクション・シーンも頑張っているし、別のキャラクターだったら問題なかったんだけど、どー見てもエヴリンには見えない!
スケジュールが合わなかったとか、彼女の方から断ったとか色々と噂はあるものの、このシリーズはレイチェル・ワイズがいてこそだと言うことが、今回ハッキリわかりました。えーん・・・。

ラスト・シーンの雰囲気からすると4作目実現の可能性も高そうだし、思わせぶりに「ペルー」なんて地名まで出してるけど、エジプト、中国、南米と舞台が移り変わると、なんか本家「インディ・ジョーンズ」シリーズをトレースしてるみたい。時代も追いついて来てるしね(笑)。
それにインディアナ・ジョーンズ博士にも息子が登場し、なんか世代交代を匂わせているけれど、こちらも次回作はアレックスがメイン?
もっともハリソン・フォードと違ってブレンダン・フレイザーはまだまだ若いし、そうそう簡単に息子に主役の座は譲らないだろうな。それよりも次回作実現の暁には、無理だろうけれどアレックスとエヴリン、特にエヴリンのキャストは変えて欲しい。というか、レイチェル・ワイズに戻して欲しい。それならば、どんなにつまらなくても観に行くぞ!(をいをい)

そうそう、訳あって(?)今回は吹替版を鑑賞したんですが、ベテランの堅実な仕事ぶりの中で、一人だけ素人が混じっているので著しくレベルがダウン。
こういうのは、オリジナル作品に対する冒涜以外の何者でもないと思うのですが、如何?
DVDをリリースする際には、別キャストで録り直して欲しいぞ、と。
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by odin2099 | 2008-08-30 20:49 |  映画感想<ハ行> | Trackback(26) | Comments(8)
主演アーノルド・シュワルツネッガー、という時点で何か間違ってる気がするシリーズ第4弾。監督はジョエル・シューマッカー続投だが、遂にクレジットからティム・バートンの名前が消えた。

e0033570_23445517.jpgのっけからシュワちゃん扮するMr.フリーズが大暴れ。そこへ駆けつけたのが、前作ラストでコンビ結成となった我等がバットマン&ロビン!
・・・というのがタイトルバック。
もうオープニングから胃もたれ必至の濃厚さである。そして最後までこの調子で、スピーディーなのはいいけれど詰め込みすぎなんである。

名コンビ誕生か、と思われたバットマンとロビンは序盤からギクシャク。
バットマンってば「スーパーマンが一人でいたがる気持ちがわかる」なんて暴言を吐いちゃうし、新登場の悪女キャラ、ポイズン・アイビィの策略に嵌って、女の取り合いで仲違いしちゃうなんて、ヒーローもただの男とはねぇ・・・トホホ。
そういやスーパーマンといえば、当初この作品にTVドラマ『新スーパーマン/ロイス&クラーク』に主演していたディーン・ケインが、そのまんまクラーク・ケント役でゲスト出演と言われていたけれど、このセリフはその名残なのかな。
またそれと同様に、ティム・バートンの監督、ニコラス・ケイジの主演で企画されていた『スーパーマン・リボーン』(『スーパーマン・リヴス』のタイトルでも)には、初代バットマンのマイケル・キートンがやはり同じブルース・ウェインの役で出演する、なんて言われていたっけ。

それはさておきその一方で、重病で死の床にある執事のアルフレッドとブルース・ウェイン、あるいはディック・グレイソンとの情感溢れるやりとりもあり、そこへまたアルフレッドの姪バーバラも絡んでの家族ネタも描かれていて、ちょいとホロリとさせられる。

家族ネタといえばMr.フリーズも、重病の妻の命を救うための研究資金が必要で、それで悪事に手を染めたという過去があるという設定で、大スターのシュワちゃんに遠慮したのか、根っからの悪人じゃないんだよん、という卑怯な(?)キャラ。
せっかくターミネーター以来の悪役なんだから、同情される悪役なんかじゃなく、徹底的な悪役を演じさせなきゃつまんないと思うんだケドな。

で、その分ワリを食ったのがユマ・サーマン演じるポイズン・アイビィで、本来なら彼女こそ悲劇的な出自を持ってるはずなのに、シュワちゃんを陰で操る黒幕扱いにされてしまってる。その誕生の経緯は殆どキャット・ウーマンと同じなのに、その差はナンなんでしょう?

そしてもう一人の新登場キャラがバットガール。
バットマンにとってはロビンに次ぐ新たな仲間で、その正体は当然のようにバーバラだけれども、彼女がバットガールになる過程だってじっくりと描いて欲しかったもの。せっかくアリシア・シルバーストーン起用してるんだから。

かように具材は揃えたのに、味付けもそこそこに全部鍋にぶっこんでしまいました~!
という中途半端さが全編を覆っているのがこの映画だって気がしますね。
その最たるものが、いつのまにか3代目となってしまったブルース・ウェイン=バットマンを演じるジョージ・クルーニーかも。
プレイボーイの独身貴族というのはハマリ役(地?)かと思うけれど、億万長者のヒーローには見えないし、暗い過去があるようにも受け取れない。ということは、これはミス・キャストってことでしょうかね。

まぁなんだかんだで美味しく食べられることは食べられるんだけど、その後にはなーんにも残らないのが残念。
それでも癖のあるティム・バートン監督の1、2作目よりは、味は薄いけれどこっちの方が自分にとっては食べやすい。今回観直してみてもやっぱりそう思えた。

ただヒットはしなかったので、予定されていた5作目は凍結。アリシアのバットガール、もっと観たかったんだけどなぁ。
もっともバットマン役はまたもや交代という話で、4代目としてジョン・トラボルタとかカート・ラッセルとかピアース・ブロスナンとかブラット・ピットとかベン・アフレックとかの名前が取り沙汰されたりしたものの、結局は仕切り直しで『バットマン・ビギンズ』が製作され、4代目を襲名したのはクリスチャン・ベイルだったのはご存知の通り。
また残念ながら、シリーズ全てに出演していたアルフレッド役のマイケル・ガフと、ゴードン本部長のパット・ヒングルの二人も、仕切り直しということでお役御免に・・・。

ちなみにこの作品、ビデオやDVDは『BATMAN&ROBIN/Mr.フリーズの逆襲!!』『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲!』やら微妙に違ったタイトルで発売されとります。
いい加減、統一してくんないかなー?
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by odin2099 | 2008-08-29 23:43 |  映画感想<ハ行> | Trackback(5) | Comments(0)
ピューリッツアー賞を受賞した、ダニエル・J・ブアスティンという人の書いた『大発見/未知に挑んだ人間の歴史』をベースに、マゼランの大航海や、金星の探査、オーロラの研究、アルタミラ洞窟の壁画の発見、ニュートンの光のスペクトル分析(プリズム)、イルカの知性の研究といった、好奇心と探究心がもたらした人類史上の大きな発見の数々を、再現ドラマとドキュメンタリー映像で構成したIMAX用の映画です。

映像が実に美しいですねぇ。
こういった作品は是非ともIMAXのでっかいスクリーンで堪能したいものですが、どうやら日本では未公開に終わり、DVDのみのリリースのようです。残念・・・!
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by odin2099 | 2008-08-28 21:27 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21244751.jpg「アニメージュ」の編集部からスタジオジブリへと転身し、数々のジブリ作品にプロデューサーとして携わってきた著者が、創造の現場を語った一冊。
ジブリといえば宮崎駿、高畑勲という二枚看板について語られる、スポットが当たるのが常でしたが、最近では「プロデューサー鈴木敏夫」をも取り上げるようになってきているようですね。

日本ではまだ作家、監督を中心に作品を語る傾向が強いですが、プロデューサーという立場の人がいなければ当然映画は作れません。
角川春樹西崎義展、山本又一朗、徳間康快ら、ワンマン型で注目されているプロデューサーはいましたけれど、それとも違ったタイプの鈴木プロデューサーの存在は、アニメーションのみならず日本映画界でもユニークな存在ではないでしょうか。

また「プロデューサー鈴木敏夫」(それ以前に、雑誌「アニメージュ」編集者としての鈴木敏夫)の目を通して語られる高畑・宮崎像も、なかなか興味深いものがあります。
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by odin2099 | 2008-08-27 21:25 | | Trackback | Comments(0)
ティム・バートン監督作『バットマン』が大ヒットしたことから、ワーナー・ブラザーズはTVアニメ・シリーズもスタートさせたところこちらも好評。ならば、ということで作られた劇場用オリジナル作品がこちら。
日本では劇場公開はナシで、ビデオとDVDのみでリリース。
ビデオ発売の時は、字幕スーパー版はこのタイトルだったけれど、日本語吹替版は『バットマン/マスクの怪人』というタイトルだった。

e0033570_23401665.jpgゴッサム・シティのギャングが次々と謎の殺し屋に襲われた。マスクとマントに身を包んだ姿から、人々はバットマンの仕業だと噂していた。
そんな時、ブルース・ウェインの前に、かつての恋人アンドレアが姿を見せていた。
悪と戦う使命に燃えていた若き日のブルースは、アンドレアとの出会いによって、自分の幸せを追い求めることは果たして罪なのかと悩む。しかし遂にはアンドレアとの結婚を決意、彼女もそれを承諾するのだが、何故かその晩、彼女は突如としてブルースに別れを告げ、姿を消してしまっていた。
ブルースは失意の中、コウモリを意匠にしたコスチュームを身に纏い、悪と戦う決意をしたのである。
それから10年、再びブルースの心は揺れるが、謎の殺し屋のターゲットがアンドレアの父親と繋がりがあることが分かり・・・。

アメリカのアニメなんて子ども向けばっかりだと思っていたが、意外や意外、かなりアダルトなストーリーになっていてビックリ。
バットマン誕生秘話ではあるのだけれど、中心に据えられているのはブルースとアンドレアのラブ・ストーリーだし、復讐は何をもたらすのかという重いテーマも盛り込んでいる。これは劇場版ならではなのかなぁ。
ノーテンキなその昔のTV版『バットマン』はイヤだけれども、ティム・バートン監督版ほどクレイジーなのもゴメンだし、『バットマン・ビギンズ』ほど重いのもなぁ。とはいえジョエル・シューマッカー監督版は軽すぎる、なんて人にはオススメの一本。アニメだからってバカにしたものじゃない。今回観るのは三度目かな、やっぱり面白い作品だ。

声の出演はブルースにケビン・コンロイ(このシリーズ以降、最新作までバットマンの声はずっとこの人らしい)、アンドレアにダナ・デラニー、そしてジョーカーはルーク・スカイウォーカーことマーク・ハミル。
吹き替え版だと順に、玄田哲章、佐々木優子、そして青野武という配役。
主題歌を歌っているのは、何故か女優のティア・カレル。結構好きな女優さんでした。
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by odin2099 | 2008-08-26 23:48 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_2041183.jpg織田信長をはじめ、豊臣秀吉、徳川家康、武田信玄、上杉謙信、毛利元就、、松永久秀、真田幸村、北条早雲、竹中半兵衛、加藤清正、山本勘助・・・
戦国武将たちは夫々、誰それは名将だとか、愚将だとか、姦雄だとかいったイメージを持たれ、評価されているけれども、こういったイメージは後世になって付け加えられたり、勝者によって書き換えられたりしている場合も少なくない。
果たしてその実像はどのようなものだったのか、といったことを検証しようと試みた一冊。

この著者の本は他にも読んだことがあるけれど、専門家ではないアマチュアの研究家という立場で、所謂”歴史的常識”に挑むというスタイルが楽しい。
この本にも一読して「なるほどね」と思わせる箇所が多々散りばめられている。
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by odin2099 | 2008-08-25 20:42 | | Trackback | Comments(2)
今日は横浜は関内ホールへとやってきました。
ウチからはちと遠いんですが(スムーズに電車を乗り継いでも1時間半近く掛かる)、まぁ彼女のためなら・・・(笑)。
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今回のコンサートは”CD「ポエジー」発売記念”という冠が付いているんですけど、CD出たのっていつだ?(爆)
ざっと5ヶ月は前なので、ちょっとタイミング外しすぎですけど、ま、いいか。
共演のピアニストは加藤昌則。

e0033570_20182076.jpgプログラム前半の曲は、ヨハン・シュトラウスII世の「こうもり『序曲』」に始まり、ショーソンの「詩曲」、サンサーンスの「ハバネラ ホ長調 作品83」、マスネ「タイスの瞑想曲」、そしてモンティの「チャルダーシュ」。
「タイスの瞑想曲」や「チャルダーシュ」は定番曲ですけど、ショーソンって誰?
・・・と思って調べてみたら、マスネのお弟子さんでした。代表曲はこの「ポエム」(と彼女は曲紹介していましたね)だそうですが、日本じゃあまり知られていない作曲家らしい。こういう曲が入っていると、なんだか得した気分になります。

後半は、彼女のコンサートではお馴染みのエルガー「愛の挨拶」から。これは彼女のテーマ曲ですね。
続いて加古隆「ポエジー」、ジョップリン「エンターテイナー」、クロール「バンジョーとフィドル」と来て、最後はピアソラを2曲。「タンティ・アンニ・プリマ」と「ル・グラン・タンゴ」で、「リベル・タンゴ」以外にも格好良い曲が沢山あるんだなぁと再認識。遅いですか?(汗)

アンコールは加古隆の「黄昏のワルツ」。
その後、最後アンコールに応えてソロで一曲披露してくれましたが(「シェトランド・エア」)、これはもしかすると予定外だったのかな、という雰囲気でしたが、さて・・・?

そういえば全体的に、いつもの演奏とは雰囲気が違う気がしました。ピアノの入り方もちょっと変っている箇所があったり、演奏にタメがあったり。これもライヴならではですね。
トークもかなりスムーズで(後半での、二人のトークの噛み合わなさも含めて)、一番最初にコンサートに行った頃(もう4年も前です)のぎこちなさは最早ありません。
それに毎度のことながら、写真で見るより実物の方が遥かに綺麗ですねぇ。
本人も「写真が苦手」というようなことをどこかで言っていましたが、CDのジャケットやパブリシティ用の写真はちょっと勿体無いです。
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by odin2099 | 2008-08-24 20:19 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
ジャッキー・チェンとジェット・リー、夢の共演作!!

e0033570_9303533.jpg物語の舞台は現代アメリカ、主人公はアメリカ人のカンフーオタクのボンクラ少年ジェイソン。
ひょんなことから不思議な棒を手にしたところ、ジェイソンは気がつくと古代の中国へとやってきてしまう。いきなりその棒を狙った軍隊に襲われるジェイソンだったが、酔拳の使い手である旅の学者に助けられる。
その学者ルー・ヤンの話によると、その棒は孫悟空の如意棒で、卑劣なジェイド将軍の手によって如意棒を奪われた孫悟空は封印され、国は将軍の圧政に苦しめられているという。元の世界に戻るためにも孫悟空に如意棒を返し、復活させるしかないのだ。
そこへまたしても将軍の部下たちが襲いかかってくるが、将軍を親の仇と付け狙う女剣士スパロウの助けによって難を逃れ、三人は旅に出る。
だが途中で謎の僧侶が現れ、如意棒を奪い取ってしまう・・・!

金集めに苦労したのか、それとも世紀の共演に一枚噛もうとした出資者が多かったのか、映画が始まる前に配給会社を始めとする製作プロダクションのトレードマークが沢山流されるが、この二人の共演作となるとその中に「でんでんでんでん、ぱぱらぱー」で御馴染み(?)ゴールデン・ハーベスト社のものも見たかったなぁ、なんて思ってしまうのは、一頃”香港映画”をちょこっとでも齧っていた者の性でしょうかね(苦笑)。

それはさておきこの映画、正直言ってお話はあんまり面白くないですし、いきなり孫悟空出されてもなかなか設定に付いて行けるもんじゃありません。全体の構成も、どことなく『ネバーエンディング・ストーリー』風
でもジャッキーとジェットのアクション観てるだけで、大抵の観客は満足でしょう。観客が見たいのは、何といっても両雄の激突なんですから。
その点この映画では、二人ともセルフ・パロディ的なアクションも披露してくれますし、アクション監督がユエン・ウーピンなだけに文句なし。そしてそれぞれが二役演じるサービスも。もっともこの二役、単なるサービスじゃなく、しっかりと伏線にもなってるんですがね。

また主人公を演じたマイケル・アンガラーノも、当初のオタクから、後半は二人のマスターの教えによってそれなりに戦えるようになる成長ぶりを好演。ジェイド将軍のコリン・チョウは、悪辣な将軍としてはイマイチ貫禄に欠ける嫌いはあるものの、白髪魔女のリー・ビンビンはなかなかセクシーな悪女ぶりだし、スパロウのリュウ・イーフェイも可愛い可愛い。チャン・ツィイーに次ぐ国際女優の目もあるかも?

てな訳で、ホントにもうちょっとお話が面白ければなー、というのが残念ではあるけれど、それは次回作に期待しましょう。
鳴り物入りな割りに、結局は大したヒットはしなかったみたいなので続編は難しいかも知れないけれど、両雄の再共演の可能性はまだあるはず。二人が元気なうちに是非やって下さいな。

ところでこの映画のパンフには、石丸博也池田秀一の対談、なんつー企画が載ってるのですが、それなら何でこの二人による吹替版、作らなかったのかなぁ。DVD化の際には、この二人による吹替版の搭載は決定?
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by odin2099 | 2008-08-24 09:33 |  映画感想<タ行> | Trackback(31) | Comments(10)

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