【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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最初に”声”を聴いたのは、まず間違いなく『巨人の星』だろう。
では”古谷徹”という名前を覚えた作品は?というと、これは『鋼鉄ジーグ』。自分にとって古谷徹は「アムロ・レイの人」ではなく「司馬宙の人」なんである。
そしてその次に挙がるのは『グロイザーX』とか『氷河戦士ガイスラッガー』、そして『新・巨人の星』での星飛雄馬に『宇宙空母ブルーノア』、異色なところでは『宇宙戦艦ヤマト/新たなる旅立ち』でシリーズ初登場の徳川太助、もうちょっと経って『1000年女王』の夜森大介といったところか。
世間一般では飛雄馬にアムロ、それに『聖闘士星矢』だろうけれど、そのあたり、ちょっとずれていたりする。

e0033570_619739.jpgただ自分にとって古谷徹は、決して好きな声優さんではなかった。
あの”声”も演じるキャラクターも好きにはなれず、たまに自分好みのキャラに古谷徹がキャスティングされるとガッカリしたものである。
唯一納得出来たのが、従来のイメージとは大きく異なる「徳川太助」だけだという、完全な”アンチ古谷”だったワケだが、それがコロっと変わったのはほんの数年前。
何の気なしに聴いていた「飛雄馬の声」「アムロの声」が、昔のイメージ通りだったことに驚かされたのである。
「星矢の声」も然り。他の声優さんが明らかに衰えを感じさせる中で、唯一本物の「星矢」。これがプロなんだなぁという衝撃だった。

この本は、そんな古谷徹が自分の半生を振り返って綴ったもの。
子役時代の話から、『巨人の星』終了後に一度引退(?)したこと、『ガンダム』との出会い、『星矢』降板騒動、小山茉美との結婚・離婚、間嶋里美との再婚、他の声優仲間とのこと・・・
プロの役者としての発言と並んで、そういったプライベートなことまでが「ここまで?!」というくらい赤裸々に語られているのだ。
プロとしての矜持、それに人柄なのだろうか。
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by odin2099 | 2009-07-30 06:20 | | Trackback(1) | Comments(4)
この日は『新・宇宙戦艦ヤマト/復活篇』『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』の公開日なワケですが、なんと同日に劇場版『仮面ライダーW』も公開決定?!
ディケイドとも共演するんだとか(超・電王は?)。

・・・一日中映画館かな、こりゃ・・・・・・。
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by odin2099 | 2009-07-29 08:26 | 映画雑記 | Trackback | Comments(2)
80年代から90年代にかけて何度か噂には上がっていた「ガメラ」が、<平成ゴジラ>シリーズのヒットの影響を受けてか遂に復活。先行して「大魔神」復活プロジェクトが動いていたが、結局「大魔神」よりは「ガメラ」ということになったようだ。

プルトニウムの輸送船が太平洋上で”動く環礁”に遭遇、一方九州のとある島では島民が消息を絶ち、人を食う巨大な怪鳥が目撃される、という導入部からハラハラドキドキ。やがて環礁から謎の碑文や勾玉が発見されるや、失われた超古代文明への興味を引き、更に環礁が巨大な生物であったことが判明。怪鳥と巨大生物には何らかの因果関係があることが碑文から推測され、それぞれギャオスとガメラと名付けられたあたりから、物語は一気に対決ムードへ。
これに、最初に環礁に遭遇したことから一連の事件に首を突っ込むことになるヒーローと、怪鳥調査を依頼されたことから巻き込まれてしまうヒロインとの仄かな交流が描かれ、勾玉を通して”巫女”に選ばれてしまった少女が絡むなど、最初から最後まで弛れ場が殆どない傑作。

e0033570_637165.jpg巨大なカメという基本デザイン、口から火を吐き回転ジェットで空を飛ぶ能力を持つこと、それにアトランティス大陸との因縁があるらしいことなどは旧作から踏襲しているものの、世界観はまるで別。通算ではシリーズ9作目になるが、新シリーズの1作目と呼ぶ方が相応しい。
過去の柵を断ち切り、良くも悪くも馬鹿馬鹿しさに満ちていた旧作に対して、かなりリアルな世界観を構築していて、リメイクとも呼べないぐらい旧シリーズとは色合いが異なっている。

もし現実社会に巨大怪獣なるものが出現したら、という状況下でのリアルなシュミレーションを行い、初めて本格的に組織としての自衛隊を描いたことが、本来の怪獣映画ファン以外にもアピールし、怪獣ファンは怪獣ファンで、<平成ゴジラ>にない要素に過剰に反応し、かなりの盛り上がりを見せていたのは記憶に新しい。

時には必要以上に<平成ゴジラ>を貶めて評価する姿勢には疑問を感じるが、マニア心を擽る出来であったのは事実。かれこれ15年ほど前の作品になるが全く古びておらず、後の世には”新古典”という扱いをされるのではなかろうか。
そういった高評価が直接興行成績に結び付かないあたり、眼前には悲しい現実が横たわっているが、それでも後に三部作としてまとめられたのは僥倖。
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by odin2099 | 2009-07-28 06:37 |  映画感想<タ行> | Trackback(8) | Comments(8)
e0033570_2255387.jpg父親がイキナリ再婚したため、美人の義姉二人と同居することになった高校生のドタバタを描いた”ジュブナイルポルノ”の一冊。
上の姉は通学している高校の非常勤講師で、下の姉は二カ月早く生まれた同級生で生徒会長、という設定。

この人の本を読むのは2冊目ですが、キャラクター造形が可愛らしいですね。女性ならでは、ということでしょうか。
まー、パターン化されたシチュエーションですし、驚きの展開というのもこれといってありませんが、ほのぼのとして明るく、楽しく読めるのは最大の長所でしょう。
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by odin2099 | 2009-07-27 22:56 | | Trackback | Comments(0)
e0033570_2304162.jpg
この作品、大抵のファンからもソッポを向かれボロクソ言われとります。
『ゴジラ対メガロ』とか『ゴジラ・ミニラ・ガバラ/オール怪獣大行進』といった作品群を押え、堂々とシリーズ・ワースト1に推す人も少なくない。
でも、「そいつがどうした!」

シリーズの集大成を目論んだ設定の破綻・・・。
権藤一佐に妹? 
スペースゴジラ誕生の遠因はビオランテとモスラ? 
対ゴジラ兵器のモゲラはちっともスーパーXやメカゴジラを踏襲してないし、ストーリーもご都合主義だ。
リトルゴジラ(劇中ではチビゴジとかベビーとしか呼ばれていない)のあざとさは女性層を掴むためのもので、一歩間違えれば第二のミニラになる危険性ギリギリ。
そして音楽が伊福部昭じゃない、
と否定要素は山ほどある。
しかし再び「そいつがどうした!」

軽いんだか暗いんだかわからない新城とその相棒・佐藤のコンビは、それでもかつての高島忠夫・藤木悠コンビを彷彿とさせる部分があるし、5本目にして遂に正ヒロインの座を掴んだ三枝美希は、これまでになかった女性らしい一面を見せる。まぁ柄本明はミスキャストだなとは思うけど。

そしてゴジラとスペースゴジラの激突は久々の怪獣プロレス! 
音楽が伊福部昭じゃないのもかえってプラスだ。服部隆之の音楽は、最初のうちこそ「?」という感じだったが、CDを繰り返して聴くうちに納得。要所での伊福部メロディのポイント使用も効果的である。
モゲラが弱すぎるとか、アステロイドの描写が「あちゃー」だったり、ゴジラが再び正義のヒーロー化しつつあるとか、不満をあげればキリがない。
シリーズ物の宿命で、どう作っても文句の声は出る。どこかで変えて行かなけりゃならないもんである。

ということでこの作品、結構お気に入りである。まぁ、好みは人それぞれということで。


e0033570_225992.jpg・・・てなことを以前書いたのだけれども、ホント、その通り。
前作『VSメカゴジラ』でシリーズは一旦休止の予定だったので、従来のスタッフは『ヤマトタケル』に流れ、こちらには新顔がチラホラ。
ゴジラにスペースゴジラ、リトルゴジラにモゲラにフェアリーモスラ、と物量作戦に臨むものの、純粋な新キャラクターが皆無というお手軽さ。
気恥ずかしくなるくらい甘々の歌詞で綴られた主題歌が流れるエンディング・・・とマイナス要素は決して少なくないのだが、シリーズで一番陽性な作品、好きなんです。

それに、これまではどちらかというと無機的な、記号的な存在だった”三枝未希”というキャラクターが、等身大の、可愛らしい女の子として描かれているのもプラス。
服部版「ゴジラのテーマ」も「モゲラのテーマ」も異様に格好良く、画面には全然合ってないけどOK!
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by odin2099 | 2009-07-26 23:01 |  映画感想<カ行> | Trackback(3) | Comments(2)
e0033570_22454479.jpg2006年夏の甲子園というと、早実の斎藤と駒大苫小牧の田中との投げ合い、というのが今も記憶に残ってますが、その大会には沖縄の離島勢として初めて、日本最南端にある八重山商工が春夏連続出場を果たしています。
社会人になってから高校野球はとんとチェックしなくなってしまったので、この時に八重山商工がかなり話題を集めていたはずなのにも関わらず、自分の記憶には全く残っていませんでしたが・・・。


これはその八重山商工に監督、選手たちへは勿論のこと、家族や島民、そして沖縄における野球そのものに対して徹底的に取材したノンフィクションです。
この本を読んで一番驚いたのは、監督や選手の個性や学校(チーム)としての特色よりも、”沖縄”という世界の特殊性でしょうか。
沖縄に憧れる気持ちはありますが、もしこの通りの社会だとすれば、自分には住めないでしょうね。沖縄出身の方で、本土になかなか適応出来ない人も少なくないとは聞きますが、それも何となくわかるような気がします。どちらが良い悪いではなく、生まれ育った環境の違いからくる価値観や”常識”のズレ、ということになるのかも知れませんが。
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by odin2099 | 2009-07-25 22:46 | | Trackback | Comments(0)
高久進さんの訃報が届きました。
『マジンガーZ』や『グレートマジンガー』に熱中した一人としては、思い入れのある脚本家です。
他にも<宇宙刑事>や<戦隊>シリーズでも活躍されましたし、一般的には『Gメン’75』が知られているでしょうか。

昨日はアニメーターの金田伊功さんの訃報が届きましたが、第二次怪獣ブーム、変身ブーム、それにアニメブームの真っ只中で育った身としては寂しい限りです。
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by odin2099 | 2009-07-24 22:55 | ニュース | Trackback | Comments(2)
ヤマトの国に双子の王子が誕生した。だがそれは不吉な兆しであるとの祈祷師ツキノワの進言を入れ、オオキミは弟のオウスを廃しようとするのだが、アマテラスオオミカミの使いであるアマノシラトリに助けられ、叔母であるヤマトヒメの元で育てられることとなる。

ある日オウスは、洞窟の中で「お前はやがて三つの光を手に入れることになる」という不思議な声を聞くのだった。
成長したオウスは許されて帰参するが、間もなく母が病死し、それを弟オウスが呪い殺したのだと誤解した兄との口論のさなか、弾みで兄を殺してしまう。激昂したオオキミはオウスに、強大な敵クマソ征伐を命じ、それを果たすまでは帰るなと厳命する。

旅の途中でオウスは、妖術を使う巫女のオトタチバナと出会う。二人はまだ知らなかったが、これは運命に結び付けられていたものだった。
オトタチバナの協力もあって首尾よくクマソを征伐したオウスは、クマソタケルより”ヤマトタケル”の名を贈られ凱旋するが、父であるオオキミはオウスを許そうとはしなかった。

そんな頃、オウスはヤマトヒメの頼みで宮中からアマノムラクモノツルギを運び出そうとしていた。かつてアマテラスやスサノオに反旗を翻し、父であるイザナギ神によって宇宙の彼方に追放されていたツクヨミが再び戻ってくることを察知したヤマトヒメは、その力の源であるツルギを隔離しようとしたのだが、それと気付いたツキノワがオウスを襲う。
ツキノワはかつてツクヨミが変身したヤマタノオロチの分身だったのだ・・・。

e0033570_23575240.jpgお正月の「ゴジラ」映画が定着してきたので、もう一つ特撮映画を、ということで夏休みに公開された作品。それにハリウッド版「ゴジラ」にバトンタッチする際の、柱としても期待されていた。
そこで平成「ゴジラ」シリーズのスタッフがそのまま移行し、TVアニメとのメディアミックスなども展開。
主演に高嶋政宏と沢口靖子、その脇にベンガル、石橋雅史、麿赤児、篠田三郎、杜けあき、目黒祐樹、阿部寛、藤岡弘、宮本信子らを配し、シリーズ化も念頭に置いた意欲作だったのだが、興行的には思わしくなかったようだ。公開二日目に観に行っているが、満員だったという記憶はない。

殆ど期待しないで観たのだが、これは面白かった。「古事記」が題材であっても、他の、例えばギリシャ神話の要素を取り入れ、それをRPG風の味付けをする。元々RPGはヒロイック・ファンタジーを素材にしたものが多く、またそもそもこの”剣と魔法の物語”は人工の(という表現は変だが)神話とも言うべきものなのだから、正しくこれは換骨奪胎、本歌取り、じゃないな、原点回帰とでも言うべきものか。良い意味で日本神話らしくないストーリーとなった。
ヤマタノオロチなどはいるが、ゴジラ等と違って特別のキャラクターのいない人間ドラマとやらが、はたして子供受けするかどうかは別にして。

その人間ドラマ部分でも欠点はいくつか見受けられる。特にオトタチバナの設定。
神話におけるタケルの妻であっても、所詮は脇役。これをヒロインに昇華させるにあたって色々な要素を付け加えているのだが、それでもまだ重さがない。ただ、ヒロインとしては良く描かれている方だろう。沢口靖子が初めて美人に見えたものだ。
役者陣は総じて好演。
スサノオの目黒祐樹にやや貫禄がないが(ここは一つ、『日本誕生』とのダブルイメージで三船敏郎はどうだろうか)、藤岡弘の重量感など良し。阿部寛の出番が少なく、高嶋政宏との対決など物足りなさはあるが、そこは続編での再登場に期待しよう。


e0033570_23564111.jpg当時のメモを引っ張ってきたが、思いのほか(?)気に入っていたことがわかる。
他人に読ませようという文章ではないので、全体を通すと意味不明だが、その分”生”に近い心情が綴られているんじゃないかと思う。
・・・という好印象を持ちながら今回観直してみたのだが、何だかガッカリ。
もっと面白いんだと思っていたのだがなぁ・・・。

沢口靖子が儚げで可愛く見える、というのは良いのだが、高嶋政宏の一本調子の演技は、自分とリズムが合わないのか見ていて辛い。そういえば『ガンヘッド』も『ZIPANG』も『ゴジラVSメカゴジラ』もそうだったなぁ。
あと、スケールの大きなアクション大作のはずなのに、何故か画面がせせこましい。
ロケ撮影があまりなく、セットが小さい(そう見えるだけなのか、実際にスタジオが狭いのかはわからないが)。そのため、大冒険活劇に相応しい解放感が全く感じられないのだ。
それに音楽が、テーマ曲など非常に格好良く、当時のTV番組などでかなり流用されていた記憶があるのだが、画面に全くと言って良いほど合ってない。
○か×か、ならば間違いなく○なんだけれども、他人に勧められる映画かというと、「NO!」・・・だろうなぁ、やっぱり。
色々と惜しい作品ではあるんだな。
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by odin2099 | 2009-07-23 23:55 |  映画感想<ヤ行> | Trackback(1) | Comments(3)
今日は皆さん、大騒ぎでしょうねー。
お天気の方はムムム・・・といった感じですし、大雨の被害でそれどころじゃない!てな人も少なくないでしょう。
そういや昨夜、TVに松本センセがご出演されて、「肉眼で見ることが大切です!」と力説しておられましたが、その時画面の隅には「肉眼で見ると危険です。グラスをかけて見ましょう」とテロップ出されてましたなぁ。

・・・何やってんだか。
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by odin2099 | 2009-07-22 06:22 | 雑感 | Trackback(2) | Comments(2)
昨日は「海の日」でしたが、アポロ11号の月面着陸から40年という節目の日でもあったんですね。
以前にも書きましたが、そう遠くない将来、月面を歩いたことのある人は一人もいなくなる日が来るでしょう。
奇しくも宇宙ステーションに日本の実験棟「きぼう」の完成した日でもあるわけですが、また人類が月や火星、その他の天体に降り立つ日が来るのでしょうか。

また昨日は栗本薫さんの「お別れの会」が開かれていたんですねぇ。
参加希望者は事前に応募すること、という条件があり、どうしようかなぁと思いつつ応募しなかったのですが、今になってちょっと気持ちが・・・。
ニュース映像をチラっと見ましたが、田中芳樹さんが悼辞を読んだようですね。
お二人とも好きな作家ではありますが、交流があったとは存じ上げませんでしたが。
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by odin2099 | 2009-07-21 06:33 | 雑感 | Trackback(1) | Comments(0)

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