【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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『仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイドMOVIE大戦2010<ディレクターズカット版>』(2009)

ちっとも年末気分になりませんので通常営業で行きます(苦笑)。
今日観た映画はコレ。
『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010<ディレクターズカット版>』

DVDは9月に出たのですぐ入手したんですけど、観るタイミングを完全に失ってました。
大晦日に相応しいのかどうかわかりませんが(いや、クリスマスイヴから物語は始まるので、ちょっと遅いな、きっと)、丁度一年位前に観に行っていた作品の再編集版です。

今回は「劇場公開版に約9分間の未公開シーン&カットを加えた」とありますけど、やっぱり9分ぐらいだとこれといった違いは浮かび上がりませんね。そういやこんなやりとり、なかったよなあ、てな程度。
ところが今回は更なるサプライズが用意されておりました。

e0033570_20151911.jpgご存知の通り、この映画は三部構成。
『仮面ライダーディケイド/完結編』『仮面ライダーW/ビギンズナイト』、そして2本の作品がドッキングする『MOVIE大戦2010』となってるワケですが、その順番が違うのです。
劇場公開版は『ディケイド』→『W』→『MOVIE大戦』となってましたが、この<ディレクターズカット版>では『W』→『ディケイド』→『MOVIE大戦』の順。
これで印象がガラっと変わります。

『W』で始まり、ラストカットも『W』篇の続きなので、通しで観るとこれは「仮面ライダーW」の映画なんだなあという印象が強くなりますし、派手な『ディケイド』を後回しにしたことでイベント・ムービー色は薄れますけど、その分”大人向け”の、要は”ハードボイルド”な映画になった感があります。
まあ途中で『ディケイド』篇が始まると、何か凄く邪魔に感じるのも事実ですけど・・・(苦笑)。

ところが『ディケイド』篇が始まると、今度は分断されることなく物語が一気に進んでいくので、よりストーリーにのめり込みやすくなるというか、感情移入がしやすくなってくるのです。それにやっぱり士や夏海、ユウスケ、海東らはキャラが立ってるし。
劇場公開版ではウザったさも感じたユリコにも、今度はしっかり泣かされました、というか、ウルウルきてしまいました・・・。

ただそうはいっても、『ディケイド』と『W』は水と油。
DVDの特性を活かし、どちらか一方「だけ」を再生する機能を付けても面白かったかも知れませんね。
つまり『W』か『ディケイド』、どちらかを選び、そのまま『MOVIE大戦』まで続けて再生する、というもの。チャプター選択だと続けて再生できないし、或いは途中でリモコン使って飛ばすのも面倒くさいし、それにそれぞれのパートの繋ぎがスムーズに行くようにちょっとした手直しもして欲しいし・・・ってそれは欲張りか。
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by odin2099 | 2010-12-31 20:18 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(4)
ヴァイオリンの磯絵里子、チェロの水谷川優子、チェンバロの水永牧子という、それぞれ実績のあるアーティストがトリオを組んで活動を開始、それが軌道に乗ってきたのでしょう、満を持してのアルバム・リリースとなりました。
ユニット名は3人とも「水」に縁のある名前だったからとのことですが、イメージも凄く良いですね。

e0033570_9405947.jpgルクレールの「トリオ・ソナタニ短調」とかラモーの「クラヴサン・コンセール第5番」だとか、知らない曲も結構あるんですが、一曲目に収録されているビゼーの「ファランドール」、続くモーツァルトの「魔笛」やら、お終いの方に収められているピアソラの「リベルタンゴ」やらが凄く格好良く、またヴァイオリンとチェロとチェンバロという組み合わせも個人的には新鮮で、全体としては充分満足でした。是非一度は生で聴いてみたいものです。

ただ音のバランスからすると、チェンバロってあまり大きな音が出せないんだそうで、他の楽器に比べるとやや埋没してしまっているのが残念。
チェンバロの音色って凄く好きなんですけど・・・。
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by odin2099 | 2010-12-31 09:41 | 音楽 | Trackback | Comments(2)
「ガンダム」とか「ナウシカ」とか「エヴァンゲリオン」と違って、「宇宙戦艦ヤマト」を論じたサブカルチャー本って、意外にありそうであんまりないような気もします。多分そういったものが語られるようになってきた頃には、「ヤマト」は既に過去のものという扱いになっていたからでしょうね。

e0033570_21523824.jpgそれでも何点かは出ていて幾つか読んではいますが、そんな中では一番ファン寄りの内容かなあと思います。
兎に角この手の本は誤字脱字レベルではない著者の勘違い、記憶違い、調査不足による事実誤認が多くて、その時点で読んでいて嫌になっちゃうものも少なくないのですが、この本はそのあたりは比較的まともですし、パート1だけ、あるいは「さらば」までしか「ヤマト」として認識されない風潮の中で、とりあえず「復活篇」まで網羅(一応は「2520」の存在にも言及)しているのは好感が持てます。

それに西崎寄りでも松本寄りでもない、ほぼ中間の立ち位置で語っているのも良いんじゃないでしょうか。
角川映画(角川春樹事務所時代の)との比較なども面白いとは思いますがさほど深入りはせず、また書名ほど「70年代ニッポン」を強調したものでもないので、何となく薄っぺらな、というか中途半端な印象も受けます。
もっとひたすらに「宇宙戦艦ヤマト」を語り、その流れの中で70年代、80年代、90年代、そしてゼロ年代の文化に触れていく方が良かったのでは?

そして「完結編」以降、「復活篇」までを語るのならば、「ヤマト」だけではなく、他の西崎作品にも触れるべきだし、松本零士の存在感を語る上でもやはりもう少し他の作品の考察を盛り込むべきだったのでは、という気もしますが、当時の気分を知らない人には新鮮な情報が満載だと映るでしょうね。
「宇宙戦艦ヤマト=70年代文化批評」と帯にありますけれど、それほど大上段に構えず、リアルタイム世代の「ヤマト」に対する感想文としては一読の価値があるんじゃないかと思います。
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by odin2099 | 2010-12-30 21:53 | | Trackback(1) | Comments(2)
e0033570_20512773.jpg「指揮者って何してるの?」
「指揮者って必要なの?」
といった疑問を抱いたことがある人ならば、読んでおくと面白いんじゃないかと思います。

オーケストラの団員たちは指揮者をどう見てるのか?
指揮者は演奏者たちをどう捉えているのか?
指揮者によって演奏がガラっと変わるケースがあるのは何故か?
――そんな疑問にも答えてくれます。

結局、つまるところは指揮者も人間、演奏家も人間、要はその関係をどう構築していくのか、っていうことですね。
小難しい芸術論はナシで、人間臭いエピソードが色々詰まってます。
こういう本、今までありそうでなかった、カナ?
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by odin2099 | 2010-12-29 20:51 | | Trackback | Comments(0)
e0033570_22203459.jpgこれは結構大胆な本です。
古代史の謎解きをしていく内容なのですが、「謎なんかない」とバッサリ切り捨てていきます。

実際は「謎なんかない」というわけではなく、ヘンな見方・読み方をしなければ「謎」と呼べるほどのものはない、誤った先入観や価値観に囚われるな、といったような啓蒙書の類だと思えば良いでのかな。

 「神武東征」は記紀には書かれていない。
 継体天皇が新王朝を創った可能性はない。
 聖徳太子架空説は空論。
 日本人の主流は渡来人etcetc・・・。 

読んでると「なーんだ、そういうことか」、「そうだよなあ、考えすぎだよねえ」ナドナド、目からウロコ。
でも全部読み終わった後では、「でも、ホントにそうなの?」、「ちょっと飛躍しすぎじゃない?」という疑問も首をもたげてきます。
トンデモ本ではありませんが、”常識”、”定説”よりもちょっと斜めから見てみたい人向け、でしょうね。
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by odin2099 | 2010-12-28 22:22 | | Trackback | Comments(0)
ウルトラマンシリーズ45周年記念作品。
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』の続編で、前作で死んだと思われたウルトラマンベリアルが、カイザーベリアルとなって復活。別宇宙での異変を知った光の国では、ベリアルの野望を阻止すべくウルトラマンゼロを送り込む。

e0033570_22235938.jpg別宇宙ではゼロは長時間の活動が出来ないため、辿り着いた惑星アヌーで出会ったランという青年と一体化し、その弟ナオと行動を共にすることになる。
更に二人はベリアルの侵略から逃れてきた惑星エスメラルダの王女エメラナと出会い、ベリアルを倒す鍵となる伝説の<バラージの盾>を求め、宇宙船ジャンバードで旅を続ける。

そんな彼らの前に現れたのは”炎の海賊”たち。彼らが<バラージの盾>の在り処を知っているというのだが、海賊の用心棒グレンファイヤーが戦いを挑んでくる。ゼロに変身してグレンファイヤーと戦うラン。そこへベリアル帝国の艦隊が出現。ゼロたちを”仲間”と認めたグレンファイヤーと”炎の海賊”たちは、<盾>は鏡の星にあると告げるとベリアル艦隊へ立ち向かっていった。

一方、鏡の星に辿り着いたランたちだったが、鏡の星の”二次元の民”は滅びゆくのも運命だと語る。そしてそこには惑星エスメラルダでエメラナ姫を守って戦い、ベリアルに敗れたミラーナイトが自らを封印していた。
ベリアルによって闇に魂を犯されてしまったミラーナイトを、自らの光で浄化するゼロ。その行為が”二次元の民”の心を動かし、遂に<バラージの盾>を見つけ出すランたちだったが、時既に遅く、そこにもベリアル軍の魔手が伸びてきていた・・・!

前作は、レイたちZAPクルーの話と、メビウスをはじめとするウルトラ戦士たちの話と、そしてウルトラマンゼロの話とに分断されてしまっていたので柱が揺らいでいる印象だったが、今回はゼロを主人公にし、更にゼロがランと一体化することで他のキャラクターたちとのやり取りもスムーズに行っているので、見易さという点では前作以上。
そしてミラーナイト、グレンファイヤー、ジャンボットといった非ウルトラの新ヒーローたちの登場も、作品世界の幅を広げた感があって好感触である。

この彼ら、それぞれミラーマンファイヤーマンジャンボーグAのオマージュ、リファイン・ヒーローで、その登場シーンには其々の主題歌のメロディーをアレンジしたBGMが流れるという凝りよう。
声は順に緑川光、関智一、神谷浩史が担当し、ゼロ役の宮野真守含めて全員が<ガンダム>シリーズの主演経験者というのは狙っていたのだろうか。

本音を言うと其々オリジナルのまま登場して来て欲しかったものだが――特にジャンボーグAを生み出したエメラルド星は、一部児童書籍ではウルトラの星の兄弟星とされていたこともあるし、前作そして本作にも登場するその他大勢のウルトラ戦士たちのデザインは、ウルトラマンやセブンよりもエメラルド星人をモティーフにしているのだから――、今後の展開を考えてのことなのだろう。扱いが、どことなく『仮面ライダー電王』のイマジンのように思えるのが気にはなるのだが。

その一方で、ウルトラ戦士の出番は少ない。
ウルトラマンの黒部進、セブンの森次晃嗣、ジャックの団時朗、エースの高峰圭二とオリジナルの役者を揃え、ウルトラの父の西岡徳馬、ゾフィーの田中秀幸、タロウの石丸博也も続投だが、セブンを除けば殆どが二言三言。特に80の長谷川初範、ユリアンの萩原佐代子の出演は大きく報じられていただけに、この扱いは残念だった。またレオやアストラ、キング、母、ネオス、マックス、メビウス、ヒカリらは姿は見せるものの台詞はなしで、その他大勢扱いなのもお気の毒。良くも悪くもゼロの映画で、「ウルトラマン」の映画を観たという気分にはあまりならない。

しかしながら映画は最初から最後まで燃える展開で、ウルトラブレスレッドの設定が上手く活かされていないとか、アイアロンやダークゴーネら、せっかく『ミラーマン』、『ジャンボーグA』の怪獣を模してデザインされたベリアル軍の幹部たちも見せ場がないとか、前作で強烈な存在感を示したベリアル、そしてOVで圧倒的な強さを見せたダークロプスも影が薄いとか色々と不満はあるものの、エメラナ姫は可愛いし、”二次元の民”の声はミラーマン=鏡京太郎の石田信之で渋いし、手に汗を握り、ゾクゾクしながら1時間半を堪能した。

アッと驚くウルトラマンノアの降臨(「バラージ」に「ノア」とくれば、これはひょっとすると・・・?)、そしてクライマックスのベリアル軍と”炎の海賊”、惑星アヌー、鏡の星らの連合軍との一大決戦の迫力は『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を凌ぐ?! ちなみにこの連合艦隊の旗艦はマイティスター号という、あのMJ号のオマージュメカなんだとか。
そういえばベリアル軍が繰り出すレギオノイドの大軍との交戦は、どことなくモビルスーツ戦を彷彿とさせ、これなら「ガンダム」の実写化も問題ない・・・?

最後には45周年記念作品の第2弾が来年末に公開される旨の告知が出て終わるが、素直にラストで誕生した”新たな宇宙警備隊”<ウルティメイトフォースゼロ>(ゼロ、ミラーナイト、グレンファイヤー、ジャンボット)の活躍を描くものになるのか、はたまた新たな展開が待ち受けているのか、来年が楽しみでならない。
またOV作品も作られるのではないかと思うが、出来ればミラーナイトたちが単独で活躍するスピンオフ作品も作って欲しいものだ。


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by odin2099 | 2010-12-27 22:24 |  映画感想<ア行> | Trackback(14) | Comments(0)
ロビン・フッドがドラゴンと戦うというカナダ製のアクション映画で、時期から考えるとリドリー・スコット&ラッセル・クロウ版『ロビン・フッド』の便乗作品、ということになるんでしょうかね。

e0033570_19364785.jpg十字軍の遠征でリチャード王が不在で、国政は弟のジョン王子が執っていた頃、謎の怪物が出現し、それを追った代官は殺されるが、怪物も深手を負う。何とその怪物は美しい女性の姿に変貌していた。
その強大な力を目にしたマルコムは怪物を捕えて我が物にしようとし、王に報告すべきとするロバートの父を殺して自ら新しい代官に収まる。
数年後ロバートはシャーウッドの森を根城に、富裕層から財宝を奪っては貧困に苦しむ民に分け与える義賊、”ロビン・フッド”として人気を博していた。
業を煮やした王弟ジョンは更に重税を課してロビンを民衆から引き離そうとし、その命を受けたマルコムは遂にあの怪物を解き放つのだった。

ジャケット等の解説によると、この怪物をドラゴンと記述しているけれど、どっちかというとガーゴイルのイメージに近い。作品中でもドラゴンではなく、単に怪物としか呼ばれていない。
実は”彼女”、シャーウッドの森の更に奥にある”ダークウッドの森”と呼ばれる森の住人である母と外界の人間との混血児で、太陽の光を浴びると怪物に変身してしまうという悲劇のヒロインという属性も併せ持つ複雑なキャラクターで、当然のように(?)変身前後は全裸なのだけれども、残念ながら見えない(見せない)。特にお子様向けの作りじゃないんだけど、TV作品なのかな。結構可愛い女優さん(キャサリン・イザベルという人で、フィルモグラフィーを見ると『フレディVSジェイソン』とか『ウルフマン』とか『ゲド/戦いのはじまり』とか『インクレディブル』とかいった作品名が並んでるけどジャンル女優さんなのかな)なので勿体ないことだ(何が?)。

また彼女と森の住人たちとの因縁話の比重が結構大きいので、肝心の主人公二人、ロビンとマリアンの恋愛模様はかなり唐突。
まあマリアンはそこそこの美人だけど(エリカ・デュランス、『ヤング・スーパーマン』でロイス・レーンを演じてるそうな)、ロビンはヘタレなイモ兄ちゃん(『クルーエル・インテンションズ2』や『スピーシーズ3/禁断の種』のロビン・ダン)だから、何れにせよなかなか盛り上がらないんだけどね。

ともあれ、想像していたよりもファンタジー要素は少なめで、ごくごく普通に剣劇映画になってるのは他作品との差別化という意味じゃマイナスだろう。もっとトンデモ映画になっているかと期待していたのに・・・。
あ、タック修道士が中盤で死んじゃうのは、これは差別化になるのかな。

出演は他にマーク・ギボン、ケイナン・ウィーブ、リチャード・デ・クラークらで、ジュリアン・サンズが悪役を演じ、画面を締めている。監督はピーター・デルイーズ。
スタッフやキャストの顔触れからすると、やっぱりこれはTVドラマかな。


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by odin2099 | 2010-12-26 19:37 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
”獅子心王”リチャード1世がフランスとの争いの最中に斃れ、王の親友ロバート・ロクスリー卿は王冠を故国へと送り届けようとするが、待ち伏せに遭ってしまう。フランス王フィリップと密かに通じていた重臣ゴドフリーが、リチャードを亡き者にしてより御し易い王弟ジョンを王位に就けようと画策していたのである。だがリチャードの遠征軍に参加していた弓の名手ロビン・ロングストライドがその場に駆けつけたことで、すんでのところで王冠は守られる。

今際の際のロバートに後事を託されたロビンは、彼の故郷ノッティンガムへと向かい、ロバートの父ウォルター・ロクスリー卿とロバートの妻マリアンと出会うことになる。
息子の最期を見届けたロビンをねぎらったウォルターは、そこで意外な提案を持ちかけてきた。跡取りのいない今となっては、自分の死後この領地は没収されてしまう。その為ロビンに息子ロバートの身代わりになって欲しいというのだ。ロビンはそれを承諾するが、マリアンにとっては到底受け入れられるものではない。
だが、ロビンの意外な一面を垣間見たことにより、次第にマリアンとロビンは打ち解けていく。

その頃、新王ジョンの命を受け、過酷な税を課し民衆を苦しめていくゴドフリー。それはジョン王に対する反抗勢力を育てることでもあった。今まさに国を二分した内乱が勃発しようとしているのだ。
その隙にフランス兵を率い、更にジョン王に対する反感を強める行動に出るゴドフリーは、かつて自分の邪魔をした男が、ロバート・ロクスリーを名乗ってノッティンガムにいることを知り、その矛先を向けんとしていた・・・!

e0033570_20161780.jpgラッセル・クロウがリドリー・スコット監督と組んで、ロビン・フッド伝説を映画化した一篇。
第三回の十字軍遠征からの帰路から物語が始まるので、かつてリドリー・スコットが監督した『キングダム・オブ・ヘブン』の姉妹編的位置付けにもなるのだけれども、二本の作品を続けて観ても同じ時代のお話だとはなかなか思えない。やはりそれなりの知識がないと、この手の作品は面白さが半減するのだなあと痛感した。

とはいうものの、そんな知識はなくても一本の作品として楽しむ分には大丈夫。
ロビンの本名だったり変名として使われることもある”ロバート・ロクスリー”が別人として登場したり、リチャード王があっけなく序盤で死んじゃったり、”森の無法者”ではなく”傭兵”のような立場のロビンだとか、悪代官より更に悪い奴が出てきたりとか、今まで自分が知っていた<ロビン・フッド伝説>とはかなり違う設定、展開なので最初のうちこそ随分と途惑ってしまったのだけれども、観ているうちに迫力ある攻防戦、雄大なロケーションに心を奪われて行く。

元々は<伝説>なのだから、ヴァリエーションは幾つかあっても良い。
最後はロビンが”無法者”となることで幕を閉じ、これから皆が知っている<伝説>が始まって行くのだという”エピソード0”でもあるのだけれども、この続き、描かれることはあるのだろうか。
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by odin2099 | 2010-12-25 20:16 |  映画感想<ラ行> | Trackback(36) | Comments(4)
『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ/STAGE II ゼロの決死圏』

多次元宇宙を支配しようとするサロメ星人の恐るべき企み。ニセウルトラ兄弟、そしてダークロプスゼロの攻撃により、ウルトラマンゼロは次元の狭間に飛ばされてしまった。
一方、メカゴモラによりゴモラ、そしてリトラを倒されてしまったレイも囚われの身となってしまう。だがレイは、もうひとりの自分――別次元のレイとヒュウガ隊長によって助け出され、そして絶体絶命のゼロの前に現れたのは、なんとウルトラマンレオ!

e0033570_22322494.jpg『ウルトラマンゼロ THE MOVIE』へ続くプロローグという位置付けの新作OVシリーズの後編(前編はこちら)。
昨年のOVシリーズはメビウスを主人公に、エースやタロウも活躍。ゾフィーやマン、セブン、ジャック、ヒカリらも顔を見せるという内容だったが、今回はニセウルトラ兄弟(ゾフィー、マン、セブン、ジャック、エース)は出てくるものの、メインはゼロのみ。
そこへ颯爽と現れるのがゼロの師匠であるレオで、声も真夏竜本人と言うのが嬉しい。
しかも主題歌2曲(「ウルトラマンレオ」と「戦え!ウルトラマンレオ」)のアレンジBGMに乗せて、かつてウルトラマンキングに貰ったマントを翻し、ニセセブンにやられそうになってるゼロを助け、そのニセセブンに止めを刺すという役回りなのが何とも・・・。
最後はアストラではなく、ゼロと組んでダブルフラッシャーをお見舞いする場面もあり。

お話の方はゼロが主役と言いつつも、一方ではレイも主人公になっているのでバランスが悪いし、割り振りというか構成も上手く行ってるとは言い難いのだが、OVとしては破格の画面作り故にファンなら充分に楽しめる出来になっている。
しかし映画版にはレオが登場しない(少なくてもセリフはない)らしいのが残念。

来年はウルトラシリーズ45周年ということで映画版の製作も決まり、おそらくTVシリーズも動き出しているのではないかと思うものの、まだ今後の展開は不透明。新たなヒーローの誕生はあるのか、それともウルトラマンゼロ、あるいはZAPクルーでまだまだ引っ張って行くつもりなのか。

もし今後もゼロやZAPクルーに頼った作品作りをして行くのであれば、そろそろレイとゼロを一体化させたらどうだろうか? 
主人公が二人、しかも別々に活躍するのでは話がまだるっこしいし、せっかく「ゼロ」に「レイ」と、何やら関連性をうかがわせるネーミングがされているのだから。


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by odin2099 | 2010-12-24 22:33 | ビデオ | Trackback(4) | Comments(2)
父を亡くし、叔父のベンジャミン・メリウェザー卿が住む深い谷にあるムーンエーカー館へ引き取られることになった少女マリア。彼女はその館で不思議な体験をすることに。
その地は何百年も前に、メリウェザー家とド・ノワール一家との醜い確執から、”月姫”と呼ばれたマリアの祖先によって呪いが掛けられていたのだ。その呪いを解くことが出来るのは真の”月姫”だけだという。しかし、もし5000回目の満月までに呪いを解くことが出来なければ、谷は滅びてしまうという。
マリアは自分こそが”月姫”だと教えられるのだが・・・。

e0033570_22505429.jpgエリザベス・グージの『まぼろしの白馬』の映画化作品で、原作者自ら脚本作りには参加している模様。
しかしながらお話はかなり趣きを異にするものになっていて、これは果たして納得の上での改変だったのだろうか、という疑問符が付く。

ただ映画としては充分にまとまりがあるものになっていて、多くを語りたがらない、思わせぶりな態度を取る大多数の登場人物たちにイライラさせられることはあるものの、美しいロケーション(ハンガリーが中心だったとのこと)やセットなど、ファンタジー映画としては及第点かと思う。

『ライラの冒険』の続編が頓挫し、ヒロインを演じていたダコタ・ブルー・リチャーズはどうしたのかと思いきや、この作品では堂々の主演。ライラの時の小生意気さは残しつつ、美少女ぶりに磨きのかかった成長した姿を見せてくれている。
共演はヨアン・グリフィズ、ナターシャ・マケルホーン、ティム・カリー、監督はガボア・クスポ。
原題は”THE SECRET OF MOONACRE”とシンプルなのにゴテゴテした邦題は気に入らないが、ファンタジー好きにはお勧めしたい一本。
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by odin2099 | 2010-12-23 22:51 |  映画感想<マ行> | Trackback(3) | Comments(0)

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