【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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もう一回映画館へ観に行こうかな、と思ってはいたものの、何だかんだで行けなくなっちゃったもので、DVD発売を心待ちにしてました~。

e0033570_9302115.jpg今公開中の『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』で、ようやく藤岡弘、佐々木剛、宮内洋の三氏を招いて歴代戦士にオリジナル・ヴォイスを起用した「仮面ライダー」シリーズですが(『仮面ライダーディケイド/オールライダー対大ショッカー』で、倉田てつを・賀集利樹を顔出しありで呼んできてますが、あれはちょっと・・・)、「ウルトラマン」はここ数年、顔出し含めて結構オリジナルキャストの起用率が高いです。

年齢的にはかなりキツイ方もいらっしゃいますけれど、やはり”本物”ならではの迫力は何物にも代えがたいものがあり、この作品でもウルトラセブンが森次晃嗣の声で喋ってくれると、それだけで「おお、セブンだ!」という感じになります。まあ黒部ヴォイスの初代ウルトラマンというのは、これは逆に違和感ありますけれどね。

e0033570_238268.jpgそれとは別に、ウルトラマンゼロをはじめ、ミラーナイト、グレンファイヤー、ジャンボットにはアニメ畑の人気声優を起用するなど、台詞を聞いているだけでも特色があって面白いもんです。
こちらは『仮面ライダー電王』のイマジンっぽくもありますが。というより、意識してるんじゃないかなあと思うんですが、どうなんでしょ?

前作『ウルトラ銀河伝説』はハリウッド映画っぽくもあり、「うーん、なんだかスケール感があって凄え!」と感じましたが、一方でメビウス=ミライ、ZAPクルー、そしてウルトラマンゼロと主役格のキャラクターが多すぎてお話が散漫になっちゃってるのが難。
そこへ行くと今回は徹底的にゼロが主役だし、余計な脇筋がないのでお話も追いかけやすく、ミラーナイト、グレンファイヤー、ジャンボットという従来のウルトラヒーローと毛色の違ったヒーローの登場も新鮮味があります。エメラナ姫は可愛いし。

結構批判的な意見も耳にしますけど素直に楽しめたので、個人的にはウルトラシリーズの劇場用作品の中で、ベストとは言わないまでもトップ3ぐらいには入れたいところなんだけどなあ。
それだけに興行的に辛かったというのは残念です。
ウルトラマンって、もう現役ヒーローじゃなくなってるんでしょうか。

しかし今年末の新作映画はどうやら作られるようで、今度はダイナやコスモス、ネクサスがメインフューチャーされるとかいう噂が出回ってますね。
小野寺丈がスーパーGUTSの隊員服に身を包んだ写真が紹介されたり、削除されたりと何やら慌ただしくなってきましたが。
更に児童誌では『ウルトラマンゼロ&オールスターウルトラマン/超絶!!ウルトラリーグ』とかいうシリーズが始まるらしいですけど、「45周年記念」と銘打つお祭り映画のはずなので、いよいよオールウルトラマン物実現かなあ???
ライダー、戦隊とアニバーサリーイヤーだけに、どこもかしこもヒーロー総動員が流行りそう。
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そんなアニバーサリーイヤーに、水を差す報道記事がありました。
例の円谷VSチャイヨー問題の続きです。

チャイヨーの権利を持つユーエム社が、香港とタイの会社と契約。
香港の会社を通じて韓国、フィリピン、台湾とも契約を交わし、近々日本とタイ以外のアジア諸国でTVシリーズが放送、キャラクターグッズやDVDなどの商品展開も行われるとか。

当然円谷プロとしてはそんなことは認めらられないところですが、タイではチャイヨー敗訴したものの、日本では円谷が敗訴しちゃってるもんだから、権利関係が複雑になり過ぎてるようですね。

一個人としては両者に和解が成立し、正式にウルトラマンのアジア進出を進めて欲しいものですが。
『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』のDVD化(再ソフト化)もして欲しいし、『ウルトラマンミレニアム』も観たいんですがねえ・・・。
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by odin2099 | 2011-04-30 09:39 |  映画感想<ア行> | Trackback(1) | Comments(0)
ようやっと、今のところのシリーズ最新作まで到達。
ブログを始めた頃に観に行った作品で、その後シリーズを順番に追いかけてきましたけど、この作品をもう一度取り上げることで一先ず終了。
まだコンプリートじゃないですし、めでたくシリーズ再開の暁には付いて行く予定ですが、うーん、なんだかホッとしたかな。

実はこの作品をもう一度観たい!
・・・というところからシリーズ再見を始めたのですが、全作を順番にお浚いしてから、なんて制約を自ら設けてしまったもので、結局5年以上経ってしまいました。
これで「まい・ふぇいばりっと・む~び~ず」が(一応)完結して以来の、2つ目の大きな柱が終了。
他にも自分に変な枷を幾つか設けており、何か観たい時に観たい作品が観られなかったりとか色々あったりするもんで、これからはもう少し自由に作品観ようかな。

e0033570_21453632.jpgさてこの作品、今のところシリーズ最長の上映時間で、ざっと2時間越え。しかも冒頭部分を除くとゴジラが出てくるのは1時間ぐらい経ってからなんですが、他にも怪獣てんこ盛りな関係であまりそういう感じはしません。
まあ平成版の『怪獣総進撃』ですね。
あちらも「ゴジラ」最終作を意図して企画され、結果的に好成績だったので続行が決まったそうですが、こちらは残念ながらシリーズのワースト3に入る成績だったとかで、予定通りに眠りに就いてます。

今観ても、なかなか面白いと思うんですがねえ。
怪獣以外の人間側のアクションシーンに時間を割いていたり、松岡昌宏に菊川怜という主演コンビも意外性があったりで、これまで「ゴジラ」に興味がなかった人でも楽しめると思います。
というか、「ゴジラ」ファンじゃない方がより楽しめそう。
ゴジラがムチャクチャ強いし(前作がちょっと弱すぎたかな)、色々な面で贅沢な感じを味わえます。洋画ファン向きというか。

e0033570_239650.jpgそれにしてももう公開から6年以上かあ。
生誕55周年もスルーしたので、次のチャンスは2014年の生誕60周年。
何か既にゴジラが忘れ去られた存在になっている感がありますが、そろそろ復活して欲しいもんですね。
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by odin2099 | 2011-04-29 21:46 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
通算で3回目か4回目の鑑賞。

『ガオレンジャー』は結構変則続きで、このVシネが前番組との共演ではなく選抜チームになったことは前にも何度か書いてますが、発売が8月というのも初めて。この作品以外はみんな番組終了前後の3月頃のリリースなのに。
TVシリーズは中盤に差し掛かろうという時期なので、まだ追加戦士のガオシルバーはいません。

e0033570_21513759.jpgおまけに直後の9月には久々の劇場版が作られているのだから、何だか随分と詰め込んだスケジュールになっとります。
そのせいか素顔の5人が揃うシーンは少ないし、特にガオレッドは変身後の方が多い印象。その分、なんか勝負賭けてる感じはしますね。

同時期の『仮面ライダーアギト』も、劇場版公開の直後にTVスペシャルを放送したりしてるので、かなり製作スケジュールはタイトだったと思うけど、せっかく盛り上がってきたイケメン変身ヒーローブーム、逃してはならじ、と勢いをつけたかったのかな。

ともあれ、この企画は画期的。
これまで「ウルトラ」や「ライダー」のような明確なシリーズ作品であれば先輩戦士の客演も珍しくないところだったけれども、シリーズとはいうものの「戦隊」は基本的に全て独立した別世界のお話(一部例外あり)。それが作品の枠を超えて出てくれるなんて・・・。
特に宮内洋なんて23年ぶりだかのビッグワン・番場壮吉役なんだから涙もんです。

その後の平成ライダーシリーズでも歴代戦士との共演やってますけど、いずれも出てくるだけ。今やってる映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』が辛うじて藤岡弘、佐々木剛、宮内洋をヴォイスキャストとして呼んできたのでオリジナルっぽさが出てますけど、それ以外は偽物同然なのが残念。
二度とこういう”お祭り”感は味わえないのかなあ・・・。

・・・と思っていたら、現在放映中の『海賊戦隊ゴーカイジャー』はなかなかやってくれてます。
マジレッド/小津魁の橋本淳、ドギー・クルーガーの声の稲田徹、デカレッド/赤座伴番の載寧龍二、デカイエロー/礼紋茉莉花の木下あゆ美、ゲキレッド/漢堂ジャンの鈴木裕樹、マスター・シャーフーの声の永井一郎、ガオレッド/獅子走の金子昇を呼んでくれましたが、今度の放送ではシンケンレッド/志葉薫の夏居瑠奈が登場。
その次はレッドレーサー/陣内恭介役の岸祐二が出番を待っていますが、劇場版の『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』が半端ない。

e0033570_21365482.jpgゴセイジャーのメンバーが全員素顔で登場するのを始めとして、アカレンジャー/海城剛を誠直也、ビッグワン/番場壮吉を(再び)宮内洋、デンジブルー/青海大五郎を大葉健二、ゴーグルブラック/黒田官平を春田純一、ダイナピンク/立花レイを萩原佐代子、レッドワン/郷史朗を坂元亮介、レッドターボ/炎力を佐藤健太、リュウレンジャー/天火星・亮を和田圭市、デカピンク/胡堂小梅を菊地美香、ボウケンレッド/明石暁を高橋光臣、ゴーオンイエロー/楼山早輝を逢沢りな、シンケングリーン/谷千明を鈴木勝吾、同じくゴールド/梅盛源太を相馬圭佑がそれぞれ演じるとのこと。

更にウルザードファイヤーの声は磯辺勉、デカマスターの声を稲田徹、黒騎士ヒュウガの声に小川輝晃、シグナルマンの声が大塚芳忠!

うーん、凄い。よくぞ揃えました。
大半のキャラがちょびっとしか出番ないんだろうし、他にも出て欲しかった人たちは一杯いますけど、特に70年代、80年代のヒーローたちが再び帰って来てくれるのは嬉しい限り。
しかしこれが最後かなあ・・・。


過去記事はこちら

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by odin2099 | 2011-04-28 21:55 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
TVアニメ『勇者ライディーン』生誕35周年記念企画、と銘打たれた長谷川裕一の新作マンガ。
作品世界もライディーンと妖魔との戦いから35年後の世界が舞台。
突如出現した化石獣により、街が破壊されてしまう。中学生の女の子・囁晶は謎の声に導かれ、ライディーンと一体化し、甦った妖魔と戦うことになる、というのが発端。

e0033570_2128345.jpgかつての仲間たち――荒磯ダンや猿丸太郎も再登場するが、ひびき洸は35年前に突然クリスタルの中で眠りにつき、桜野マリもその直後に行方不明になっているという設定。ただ洸の意識はあって、今回晶を導いたのも彼である。何らかの血縁関係にあるか、彼女もまたムー帝国の子孫ということなのだろうか。

しかしこの作品が凄いのは、単に『勇者ライディーン』の続編ではなく、長谷川オリジナル作品である『超電磁大戦ビクトリーファイブ』の続編にもなっているということだ。

『ビクトリーファイブ』とは、『超電磁ロボ コン・バトラーV』、『超電磁マシーン ボルテスV』、そして『闘将ダイモス』のクロスオーバー作品で、3作品を同一世界の出来事とし、その後の出来事を描いた傑作なのである。
この3作品の総監督を務めたのは、故・長浜忠夫。そして3作品を総称して”長浜ロマンロボ・シリーズ”などとも呼ぶのだが、確かに共通のテイストを持っていたとはいえ、各作品の融合ぶりは驚嘆の一言。
二部構成になっており、第二部では『未来ロボ ダルタニアス』ともクロスオーバー。この作品は放送局や放送時間が違うものの『ダイモス』からの流れを汲んでおり、引き続き長浜忠夫が総監督を務めるが途中降板。そういった事情もあってか上記3作品とは別世界に設定され、次元の歪みから邂逅することになっている。

そしてその第三部と言うべきなのがこの『ゴッドバード』で、今度は長浜忠夫が後半のみ総監督を務めた『ライディーン』(前半のみで降板させられたのが、富野由悠季である)とも世界観を共有していることが明らかにされ、遂に長浜忠夫が関わったロボットアニメが一大サーガへと昇華したのだ。
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また今回の敵役は復活した妖魔大帝バラオだが、当然のように(?)プリンス・シャーキンも復活したのをはじめとして、大将軍ガルーダ、プリンス・ハイネル、リヒテル提督も再登場。もしアニメ化でもされた日には市川治の四役を楽しみたいところだが・・・近年鬼籍に入られ、その願いが叶うことはない。『スーパーロボット大戦』のゲームでも、この四人が一堂に会すことはなかったのではないか。
実は前作『ビクトリーファイブ』にはガルーダとハイネルが既に登場しており、それぞれに決着が付いているのだが、この作品での再登場でどのような役割を与えられているのか、今後の展開が楽しみだ。
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by odin2099 | 2011-04-27 21:30 | | Trackback | Comments(0)
俳優の田中実さんが亡くなりました。
自殺の可能性が高い、とか。

他の作品はあまり知りませんが、『ウルトラマンメビウス』のサコミズ隊長(&総監)は良かったですね。
最後はゾフィーと一体化して戦うし。
最近ではOV『仮面ライダーアクセル』にも出てましたし、仕事のオファーも色々あったようですが、何があったのでしょうか。

とにかく残念です。
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by odin2099 | 2011-04-26 21:45 | タレント | Trackback | Comments(0)
「Twitterで話題騒然!!」
「ヒーローアニメのサントラ顔負けの、破壊力抜群のサウンドが目白押し!」
という宣伝文句に釣られて、ついつい購入してしまった1枚。

収録曲は――
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47「革命」―第4楽章(抜粋)
 ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」―ワルキューレの騎行
 ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第1組曲― 戦いの踊り
 ヴェルディ:レクイエム―怒りの日
 ワーグナー:歌劇「ローエングリン」―第3幕への前奏曲
 芥川也寸志:交響管弦楽のための音楽―第2楽章
 ハチャトゥリアン:組曲「ガイーヌ」―剣の舞
 ウォルトン:スピットファイアの前奏曲とフーガ
 クニッペル:ポーリュシュカ・ポーレ
 マーラー:交響曲第1番 ニ長調 「巨人」―第4楽章(抜粋)
 プロコフィエフ:スキタイ組曲「アラとロリー」 Op.20―邪神チュジボーグと魔界の悪鬼の踊り
 ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 ハ短調 Op.65―第3楽章
 オルフ:カルミナ・ブラーナ―おお、運命の女神よ
 ホルスト:組曲「惑星」―火星(戦争の神)
 ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」―終曲
 エルガー:行進曲「威風堂々」 第1番(合唱編)
――以上、16曲。

e0033570_6365494.jpg配信直後に話題になり、CD化されたという代物なのだが・・・自分のような中途半端なクラシック・ファンにはあんまり面白い内容じゃなかったなあ。
勿論みんな格好良い曲ばかりだし、盛り上がるのは確かだけど、聴いたことのない曲というのはないし、というよりも「何を今更」的な有名曲ばかりの印象。
もうちょっと「掘り出し物満載!」なセレクトだったら、素直に「おお~っ!こんな曲があったのかあ?!」と感激したんだろうけどね。

ディープなクラシック・ファン、マニアならば別の愉しみ方を見出すことも出来るんじゃないかと思うし、「クラシックなんて知らん」という人なら新鮮じゃないかと思うし、ヒーロー物のサントラ・マニアなら「あれ?あのテーマ曲ってこれが元ネタ?」なんて発見もあるんじゃないかと思うんだけど。
ちょっと期待し過ぎたか・・・。
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by odin2099 | 2011-04-26 06:37 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
e0033570_22551928.jpg特生自衛隊は海底から引き上げた初代ゴジラの骨をベースに、対ゴジラ兵器<3式機龍>(メカゴジラ)を完成させ、見事ゴジラを撃退することに成功した。そんな時インファント島の小美人から、ゴジラの骨を海に返すようにとのメッセージが届く。機龍の代りにはモスラがゴジラと戦う、だがもし骨を返さなければ、モスラが人類の敵に廻る、と。

昨年公開された『ゴジラ×メカゴジラ』の続編で、今までも<平成シリーズ><VSシリーズ>と呼ばれた『ゴジラ』(1984)から『ゴジラVSデストロイア』までの7作品のようにストーリーに連続性をもたせた展開はあったが、完全直結した「続編」はシリーズ初。
また『モスラ』(1961)の続編でもあり、『モスラ対ゴジラ』のリメイク的要素もあり、なおかつ『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』のカメーバまでもがチョイ役で登場し、さらに各所に旧作に対するオマージュが散りばめられているため、初心者には些か世界観がわかりづらいかもという懸念はある。

物語の構成からすると、セールスポイントである筈のモスラの存在が邪魔。
興行面からの要請で出てくることになったのかもしれないが作劇上では大きなマイナスで、もっとドラマをゴジラと機龍(の中の初代ゴジラ)に絞り込むべきだったろうと思う。

ただ久々の男性主役、しかも熱血系ヒーローのドラマとあって感情移入はしやすく、最後までだれずに見せてはくれる。やはり「カイジュウ映画」は男の子のものということだろうか。
金子昇の起用は女性客(お母さん層)への目配せだという声もあるが、その分かりやすい演技はむしろ男の子への配慮だと思う。

一方で吉岡美穂の抜擢は完全にお父さん層へのアピールだろうが、全く存在感がなくこちらは完全な空振りに終わった。
むしろ特別出演の釈由美子の方が、短い出番ながらキラリと光る結果となった。本来なら彼女主役でもう一本作るべきだったのだろうが、スケジュール等でそれも叶わず前作との橋渡しに終始したが、前作よりも一回り大きく成長した感じである(チョイ役といえば、友井雄亮も良い感じだ)。

これで『ゴジラ2000/ミレニアム』(以降の通称<ミレニアムシリーズ>にも一応の幕が引かれ、次回作は<ゴジラ誕生50周年記念>のオールスター大作となるようだが、興行的にはともかく作品の質的には安定期に入ったようなので、ここで安住することなく今後も斬新な作品作りを期待したい。

『ゴジラ・モスラ・キングギドラ/大怪獣総攻撃』では『仮面ライダークウガ』の一条薫役だった葛山信吾、『ゴジラ×メカゴジラ』では『仮面ライダーアギト』で仮面ライダーギルスこと葦原涼を演じた友井雄亮を抜擢したのに続き、本作では『百獣戦隊ガオレンジャー』のガオレッド・獅子走の金子昇を起用。
イケメンヒーロー・ブームに迎合した形だが、その結果従来の東宝カラーというか、「ゴジラ」シリーズとはちょっと違った色合いが出ていたように思えるのは結果オーライか。

反対にヒロインの人選にはかなーり疑問が・・・。
釈ちゃんの格好良さに比べると、ねえ? 
棒読み台詞を含めて、演技力というか表現力に光るものは感じられないし、そもそもこのキャラクターに”癒し系”と持て囃された彼女の持ち味は適さないんじゃないかと思うけど。

ヒロインとはちょい違うかも知れないけれど、モスラと切っても切れない関係である”小美人”を演じるのは、長澤まさみと大塚ちひろ(現・大塚千弘)の東宝シンデレラ・コンビ。
こちらはアップになるショットも少なく、遠目で見るとどっちがどっちなのかわからない。まあオリジナルのザ・ピーナッツの如く双子という設定はないけれど、これまた結果オーライなのかな。
ただ並んで立つと、ちょっと背の高さが違うんだなあ、これが。背が高い方が長澤まさみ、だよね?

てなワケで、シリーズ初の前後編として作られた二部作の後編ですが、それなりに愉しみました。
ただ出来は前作の方が上ですし、中途半端に前作のヒロイン・家城茜の物語を挟みこんだ結果、一本の作品としてはまとまりが悪くなっちゃってますね。
金子昇の整備士が主人公で良いけれど、何とかスケジュール調整して釈ちゃんをヒロインに据えるべきだったよなあ。
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by odin2099 | 2011-04-23 22:56 |  映画感想<カ行> | Trackback(1) | Comments(0)
公開2日目と最終日の前日、計2回劇場へ。
興行的には前作『GMK』には及ばないながらとりあえず及第点ということらしいが、公開当初は活気がありながらも、併映の『とっとこハム太郎』が終わるとこちらを見ずに帰る親子連れが続出。そして公開終盤ではガラガラの場内という実情を、関係者はどう受けとめているものやら。

さて、シリーズ26作目となった今回の対戦相手はメカゴジラ。前作で人気のモスラやキングギドラを使ってしまったため、残る大物は限られている。
にしても前回の登場から9年ぶり4度目の登場、ちょっと消費のサイクルが早すぎやしないか。悉く新怪獣で失敗しているだけに知名度で勝負なんだろうが、過去の遺産で食いつないで行くジリ貧のシリーズ、というイメージは持ちたくない。

監督は前々作(『ゴジラ×メガギラス/G消滅作戦』)でデビューした手塚昌明。
過去の対ゴジラ戦において挫折を味わったヒロインが、新たな戦いの中で成長し再起を遂げる、というプロットも共通しており新鮮味には欠ける上に、この家城茜という新ヒロインが魅力薄。『×メガギラス』のヒロイン辻森桐子に比べても独自性を打ち出すに至っていない。

更に脇を固めるキャラクター群も今一つ描き切れず。特にメカゴジラ開発担当者の一人湯原博士の娘・沙羅との関り合いは中途半端。製作サイドではWヒロインを標榜していたのだが、無理矢理接点を持たせているかのように見える。二人の対立から和解に至る流れが不自然で、これならいっそオミットしてしまった方が茜のキャラが立ったのではないか。

これらの要因としては一時間半を切るという上映時間の短さもあるだろう。その反面弛れることなく一気に見せてくれるというのも利点で、単純に見ていて面白い映画には成り得ている。
ヒロイン茜は魅力に乏しいとは言っても、演じる釈由美子は充分に魅力的。珍しく3枚目を演じた宅麻伸や、渋い上官役の高杉亘、憎まれ役を嬉々として演じた友井雄亮、ビシっと締めて美味しい所を持っていく中尾彬・・・と役者は揃っていてそれなりに見せ場も用意されている。それだけに人物描写の浅さが余計気になる、というか惜しいのだ。

e0033570_2244352.jpgその映画をテンポ良く盛り上げた音楽は、同じく『×メガギラス』から復帰した大島ミチル。
何といっても今回は、『ゴジラVSビオランテ』以降初めて伊福部昭のメロディが流れないが全く問題なし。伊福部昭の呪縛を完全に断ち切った!とまでは言わないものの、実に堂々たる風格を見せ今後のシリーズへの新たな展望を感じさせた。はたして<21世紀版ゴジラのテーマ>として定着なるのか、続投を希望したい。

新たな展望としてはもう一つ、メカゴジラ(正式名称を”機龍”という)のキャラクター及び作品の世界観が挙げられる。第一作目の『ゴジラ』の存在を除いて毎回設定をリセットしている<ミレニアム・シリーズ>(『ゴジラ2000/ミレニアム』以降は便宜上こう呼ばれている)だが、今作品では『モスラ』『フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ』などゴジラ以外の作品ともリンクさせている。
ということはこの機龍をメインにした、対ゴジラに拘らない物語が構築出来得るわけで、続編もしくはスピンオフ作品の可能性が見えてくる。一つの岐路に立っているゴジラ、そのシリーズ活性化の一案として検討に値するのではないだろうか。

久しぶりに観直してみたら、すっげえ面白いでないの。
当時は毎年「ゴジラ」の新作が見られることを当たり前のように思っていたし、続けて見ていることから来る”飽き”もあったのだろうけれど、今は新作が絶えてトンと久しいだけに”餓え”があるからかも知れないが。

一定の興行成績を収めた<VSシリーズ>に比べるとあまりパッとせず、併映作『とっとこハム太郎』におんぶにだっこの状態だったこともあってあまり評価されていない<ミレニアムシリーズ>だけれども、連続ストーリーじゃないこともあって一本一本の完成度は結構高いと思う。

<VSシリーズ>はラストが投げやりというかお座なりというか、物語の途中でどういうわけかゴジラが去って行ってオシマイ、でも実は何も解決してないよん、というパターンが目立つのだけれども、<ミレニアムシリーズ>はゴジラを退治(?)するか、少なくても撃退して終わっている。まあ最初の『ゴジラ2000』だけは<VSシリーズ>の悪癖を引き摺ってる部分が無きにしも非ずだけれども。
シリーズとしての連続性は連続性として、やはり一本一本はきっちりと終わらせて欲しいので、その点だけでも<ミレニアムシリーズ>は買っているのだがなあ。

それにしても釈ちゃん、格好良い。
エネルギー切れの機龍に、東京中の電力を供給するシーンは、次々と停電になって行く描写も含めて今はドキッとさせられる場面になっちゃっているけれど。
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by odin2099 | 2011-04-22 22:46 |  映画感想<カ行> | Trackback(3) | Comments(0)
女優・田中好子・・・というより、やっぱり”元キャンディーズのスーちゃん”という方がシックリくるかと思いますけれど、何と乳がんの為にお亡くなりに・・・。

闘病中だったなんて知りませんでした~。
キャンディーズの中では彼女が一番好きでしたね。
実は『突撃!!ヒューマン』見ていた割に、ヒロインが彼女だったのはしばらく気付かなかったり・・・。
『ゴジラVSビオランテ』ではヒロイン、『ゴジラVSモスラ』にもゲスト出演してましたっけ。

55歳とは・・・ショックだなあ。。。
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by odin2099 | 2011-04-21 23:15 | タレント | Trackback | Comments(2)
e0033570_21234727.jpgインド洋に浮かぶセシェル島へ移住して3年。夫ジャンや仲間たちと自由気ままに暮らすエマニエルの前に現れた映画監督のグレゴリーという青年は、彼女の”愛の哲学”を真っ向から否定する。強い憤りを覚えた彼女だったが、一方で夫や仲間たちにない魅力を持ったグレゴリーに惹かれ始めて行くのだった・・・。

相も変わらず訳のわからないストーリーが展開されるのだが、最後の最後でジャンと破局。新しい生き方を求めて旅立って行く、というところでエンド。
じゃあ今までの愛の遍歴は一体何だったのか?と思わないでもないけれど、シリーズ最終作ということで綺麗にまとめたかったのでしょう。もっともその後もシリーズは継続されてしまうのだが。

1作目から3年、流石にシルビア・クリステルも薹が立った、というのは言い過ぎかもしれないけれど、ちょっとお疲れ気味。
といってもこの頃、まだ24~5歳のはずなんですがねえ。


 『エマニエル夫人
 『続エマニエル夫人
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by odin2099 | 2011-04-21 21:24 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

by Excalibur
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