【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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「徳川家康は大坂夏の陣で死んでいた?」
「豊臣秀吉には闇に消された側室の子があった?」
「坂本龍馬の暗殺を命じた黒幕は誰か?」
「天草四郎は架空の存在だった?」
「実在したのか?超能力者か?聖徳太子の予言とは」
「怨霊だったはずの菅原道真が学問の神になるまで」
「文豪・夏目漱石が詳細に記した不思議な臨死体験」
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等々、日本史上に残るミステリーや、怪異現象などを取り上げた一冊で、取り上げられている内容も比較的著名なオーソドックスなもので、その解釈も奇を衒ったものや新説、珍説の類ではない。
また題名ほど「おどろおどろしい」印象も受けないので、日本史の知られざるエピソードを愉しみたい人向けだ。
帯には「これまでの”日本史観”が、ひっくり返る!」とあるけれど、さすがにこれは言い過ぎな気がするのだが、はてさて…?


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by odin2099 | 2017-09-30 16:13 | | Trackback | Comments(0)
成り上がり者で子供もおらず、古くからの忠臣、股肱之臣もいない秀吉が、弟の秀長はじめ親類縁者をかき集め、片っ端から「羽柴」姓を連発して作り上げた一大(疑似)ファミリー、という程度の認識でしたけど、徳川家康ら有力大名、織田家中時代からの同僚、ひいては主家筋にあたる織田一族に至るまで悉く「羽柴」一族に取り入れていたのは知りませんでした。

e0033570_19263263.jpg「五大老」として知られている面々も、公式には「羽柴(徳川)家康」「羽柴(前田)利家」「羽柴(宇喜多)秀家」「羽柴(毛利)輝元」「羽柴(上杉)景勝」で、それ以外の主要メンバーも「羽柴」のオンパレードだったのですねえ。
弟・秀長や嫡子・秀頼を除くと、一時は後継者として関白の地位にあった秀次や、せいぜい小早川秀秋や宇喜多秀家、結城秀康ぐらいまでが「羽柴」一族という認識だったのですが。この「羽柴」を名乗った時期によって、その大名が「羽柴(豊臣)政権」に取り込まれた時期がわかりますし、書状の署名順や官位によって公的な立場や、秀吉からどれだけ重んじられていたかもわかる、という仕組みになっています。

後に徳川幕府は有力な大名に「松平」姓を与えて一族化していきますが、それと同じことを既に秀吉がやっていたということなんですが、当然のように徳川政権になって以降、例えば関ケ原の合戦や大坂の陣を境目に「羽柴」姓を捨てる大名が続出するのも頷けるところ。
大名の改名は当たり前でしょっちゅう名前の変わる人も少なくないですが、それによって政権の移り変わりも窺える、というのは面白いと思います。


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by odin2099 | 2017-09-27 19:27 | | Trackback | Comments(0)
「タケダアワー」と呼ばれているのは、TBS日曜夜7時~7時半の武田薬品一社提供だった放送枠のこと。
この時間帯は「月光仮面」に始まり、「豹の眼」、「泣き笑いさくらんぼ劇団」、「夕やけ天使」、「隠密剣士」、「新隠密剣士」、「ウルトラQ」、「ウルトラマン」、「キャプテンウルトラ」、「ウルトラセブン」、「怪奇大作戦」、「妖術武芸帳」、「柔道一直線」、「ガッツジュン」、「シルバー仮面」、「決めろ!フィニッシュ」、「アイアンキング」、「へんしん!ポンポコ玉」、「GO!GO!アイドル」、「隠密剣士」、「隠密剣士 突っ走れ!」と17年間子供たちを熱狂させ続けた。

e0033570_18494021.jpgシリーズ物や製作会社単位で諸々の作品を総括する試みは多いものの、TBSという放送局、宣弘社という代理店、それに武田薬品というスポンサーという括りで取り上げるのは珍しい。当時の宣弘社大阪支社営業:佐多直文、宣弘社東京営業:渡辺邦彦、TBSプロデューサー:栫井巍、橋本洋二諸氏にインタビューを敢行し、従来とは一味違った視点からの番組制作の裏話は希少である。

執筆陣は他に泉麻人、河崎実(「タケダアワー」の放送時期を、長嶋茂雄の巨人入団から現役引退までの時期に符合する、と指摘しているのは氏ならでは)、樋口尚文。
個人的にはこの時間帯は「アイアンキング」以外は見たことがないので思い入れはないのだが、宣弘社の自社制作作品から円谷プロ、東映など番組制作会社の変遷など興味深く拝読した。


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by odin2099 | 2017-09-26 18:50 | | Trackback | Comments(0)
なんだかんだでノムさん、巨人軍大好きなんですねえ。
ノムさんの”巨人愛”がひしひしと伝わってくる一冊です。
ヨシノブ監督への批判が目立ちますし、中心選手として挙げられてる阿部、長野、坂本への苦言も多いですが、結果が出てない以上それも致し方ないでしょう。

e0033570_19382691.jpgデータは8/15現在となってますので、執筆も一カ月ほど前?
まだセリーグの優勝は決まってない段階ではありますが、その後も大きな変化はなく。
WBCや他球団の事情についても触れてますけれど、一番ショックなのは「はじめに」に書いてある「野球評論家を引退しようかと思ってる」発言。
「最近の野球がわからなくなってきた」とは何とも寂しく、悲しいお言葉。
まだまだノムさんにはボヤいてもらわないとねえ。

笑ったのは自分が出てるテレビ番組を見るぐらいなら、某番組名物「喝」のコーナーを見ながら「何を抜かしとるんじゃ。おまえは選手批判をできるようなプレーをしとったのか!」とヤジを飛ばしてる方が、よっぽど面白い、という一文。
毎週毎週のように炎上し「老害」扱いされながらも健在の御仁。
ノムさんぐらいのキャリアじゃないと、面と向かってそうは言えませんやね。


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by odin2099 | 2017-09-25 19:39 | | Trackback | Comments(0)
従来の「織田信長像」を大きく変えてくれるんじゃないかという一冊です。

信長は恐ろしいほど戦には弱く、それもあって権威を大いに利用し、強い者には媚び諂い、自分が率先して働いて部下を引っ張る努力の人で、身内には甘く、服従してきた者にも寛大で、人がいないから出自に構ってられずにチャンスをバンバン与え、先例を巧みに取り入れて活用し…と列挙していくだけで「あれ?」と思います。

権威の破壊者とか、革新的な天才児とか、冷酷残虐な魔王、それこそ「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」のイメージとは大きくかけ離れています。
そしてそれこそが「織田信長の魅力」だと言い切っているのですから読んでいて痛快ですね。
ただ晩年の信長だけは、それまでとは随分と違ったキャラになってたようで、そこに「本能寺の変」が起る要因があったのかもしれませんね。
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by odin2099 | 2017-09-24 20:31 | | Trackback | Comments(0)
e0033570_19112586.jpg飛行機は苦手です。
耳悪いもんで常に痛みに悩まされるし(耳抜きが出来ないヤツです)、飛んでる最中ずっと「ゴーッ!」とウルサイのも嫌ですし、なんつっても気流が悪いとガタンガタンと揺れたりガクンと落ちたりが決定的にダメ。
乗り物酔いしやすいし、ジェットコースターも敬遠するタイプです。

でも飛行場の雰囲気は好き。
昨年、実に久しぶりに羽田空港へ行かざるを得ない事態となったのですが、色々なものが一か所に集中しているゴタゴタ感や機能美みたいなものは大いにそそられました。
行先だった新千歳空港も、時間があればもっとゆっくり見て回りたいなあと思ったくらいだったんですけど、そんな羽田空港の楽しみ方が書いてあるのがこの本です。

単に飛行機乗る場所だけじゃなく、ショッピングモールというかアミューズメントパークというか、総合娯楽なんですね、空港は。
この一極集中ぶりはターミナル駅を凌ぐ?
飛行機も眺めてるだけは好きなので、今度はのんびりと羽田に遊びに行ってこようかな。
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by odin2099 | 2017-09-23 19:18 | | Trackback | Comments(0)
これまたかなり気が早いですが、最新作となるエピソード8「最後のジェダイ」に向けて、こちらもおさらいを。

その「最後のジェダイ」は誰なのか、ということで様々な意見が飛び交ってますが、この作品の冒頭で「最後のジェダイ」=「ルーク・スカイウォーカー」と明言されております。監督のライアン・ジョンソンもそうコメントしてましたから、今更奇を衒った戦法は使わないのではないかと思います。

ただ今後、レイなりフィンなりがジェダイとして覚醒する可能性は当然ある訳で、これは二通りの意味があるのかも知れません。
つまり物語が始まる時点ではルークが「最後のジェダイ」だということ。
そしてレイたちは従来とは違う「新たなジェダイ」になる、即ちルークが旧い世代の「最後のジェダイ」である、という意味と掛けているのかな、ということです。

e0033570_22105940.jpgそれにしてもエピソード6の時点でのルークは、決して一人前のジェダイと言えるほどの活躍は見せませんでした。少なくともプリークエル・トリロジーにおけるオビ=ワン・ケノービやアナキン・スカイウォーカーには遠く及びません。
その彼が「フォースの覚醒」の中では「神話の人物」と呼ばれるほどの存在感を持つとは、この二つのエピソードの間にはどのような物語が繰り広げられたのでしょうね。

この「フォースの覚醒」は再三書いた通り、過去の作品の良いとこどり、パッチワークした二次創作作品みたいだな、というのが正直な感想です。
プリークエル・トリロジーにはなかった、ファンの見たい「スター・ウォーズ」の新作がこれだ、という意見も多く見かけましたが、自分には決してそうは映りませんでしたね。借り物の世界で新しいキャラクターたちが窮屈そうにしてるようにしか見えなかった、といえば言い過ぎでしょうか。
その点で「最後のジェダイ」は期待よりも不安の方がより大きな作品と言えます。願わくばそれが杞憂に終わらんことを。

ところで映画本編とは直接関係ないですが、最近「スター・ウォーズ」製作現場に関しては監督降板劇が相次いでいます。それもまた杞憂の一つです。
この「フォースの覚醒」のJ.J.エイブラムズと今度の「最後のジェダイ」のライアン・ジョンソンは無事に完走出来ましたが、「ローグ・ワン」ではギャレス・エドワーズが降板まではしてないもののトニー・ギルロイが再撮影と仕上げの陣頭指揮を執り、実質的にはトニー・ギルロイ監督作品なのでは?と言われましたし、スピンオフ作品に携わっていたジョシュ・トランクは解任され、プロジェクト自体も凍結されてしまいました。

来年公開予定の「ハン・ソロ」からは撮影終了を目前に突如フィル・ロード&クリス・ミラーのコンビが首を切られベテランのロン・ハワードに交代、そして今度は撮影開始を前にしてエピソード9からコリン・トレボロウが放り出されました。
より良い作品を生み出すためのやむを得ない措置だと信じたいところですが、聞こえてくるのは不協和音や温度差ばかり。このまま製作体制が崩壊しないことを願うばかりです。

<過去作品>
http://odin2099.exblog.jp/25022948/


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by odin2099 | 2017-09-15 22:12 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
これ、劇場用の新作だと思って劇場に見に行きました。
騙されました。
これが自分の<東映まんがまつり>初体験。
小さく書いてある<劇場用カラー長編まんが(劇場用新作カラーまんが)>と<カラーまんが>との違いを学び、一歩大人に近づいた小学生の頃…。
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<東映まんがまつり>では他にあまりこういった例を知らないのですが、<東宝チャンピオンまつり>でも既成作品を改題、再編集して公開することはよくやってましたね。
それだけその作品の人気が凄かった(集客力があった)ということなんでしょうし、新作を求められても応えられない大人の事情もあるんでしょうけど、子どもを騙してるという後ろめたさは微塵も感じなかったんですかね。

ま、お話の方は再三書いてますが、劇場用作品として相応しいイベント編。
ドクターヘルによって光子力研究所が襲われ、ジャパニウム合金が奪われ、それを使って全身超合金Zに身を包んだ機械獣が出現。頼みのマジンガーZは罠にかかって囚われの身。はたして日本は?!
という娯楽編です。

宙明サウンドのみならず伊福部センセの「わんぱく王子の大蛇退治」やら小杉太一郎先生の「サイボーグ009」の音楽も駆り出しての総力戦!(違うか)
「マジンガーZ」を知らなかったり、たまたまこの回を見逃してしまっていたちびっ子に訴えかけるものは大きかったと思います。

前作のタイトルが「対デビルマン」と変則的ですが、次回作は「対暗黒大将軍」ですから、間に並べても遜色のないタイトル。
実際にこのタイトルで新作作ってくれても良かったよなあ。

来年1月にはTVシリーズの「続編」だという新作劇場用映画「マジンガーZ / INFINITY」も公開されますが、この頃の興奮は二度と戻ってくることはないんだろうな…。
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<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/23792087/
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by odin2099 | 2017-09-15 20:35 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
東京駅、新宿駅、渋谷駅、池袋駅…主に首都圏のターミナル駅を中心に、ホームの位置、階段や改札、乗り換え通路等々の構造を解説してくれている本です。
そしてなぜ迷うのか、その理由についても考察しているのですが、この中にも書かれているように複雑な構造になってるから迷う、単純な構造だから迷わない、というのとは違うんですよね。

e0033570_22203657.jpgもちろん「慣れ」というのも大事でしょうし、とりあえず自分が今どこにいるのか把握しやすい駅であれば、多少階段の位置が変でも通路が長くても、案外迷わないものです。
個人的には小さい頃から慣れ親しんでる関係上、新宿駅はあまり迷いません。どっちへ行けば何があるか、大体頭に入っているからでしょう。
もっとも最近は南口周辺が激変してしまったので、ちょっとアチラ側は苦手になりつつありますが。

小さい頃からよく行ってたということであれば渋谷駅もそうなんですが、こちらは未だに慣れません。ここは駅だけじゃなく、その周辺含めてどっちへ行けばどこへ出るのかサッパリです。
池袋駅なんかはすんなりと把握できましたけどねえ。

こう考えると駅もなかなか魅力的な建物っていうことになりますね。
普段よく利用する駅でも、探検してみるとなかなか面白そうです。


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by odin2099 | 2017-09-14 22:21 | | Trackback | Comments(2)
平成ゴジラシリーズ(VSシリーズ)の中では、人気評価共に高い(らしい)この作品。
しかし個人的には全く納得がいっていないのは以前も書いた通り。
自分の中ではむしろワーストとして名前が上がるケースが非常に多い「VSスペースゴジラ」の方がよっぽど好ましいくらいだ。

この世界のゴジラは昭和29年に東京に出現、オキシジェンデストロイヤーで退治されている。
その後昭和59年に二匹目のゴジラが出現、先年再度出現しビオランテと交戦、抗核エネルギーバクテリアによって活動を押さえられている、という状況だ。
ところがこの作品では昭和20年、ラゴス島に恐竜の生き残りが生存、昭和29年のビキニ環礁での水爆実験によってゴジラが誕生したとされている。
このゴジラ、どっちのゴジラだ?

e0033570_21302090.jpgまた、♪過去と未来を行ったり来たり~と「タイムボカン」状態のこの作品、繰り返せば繰り返すほど矛盾点が生じてくる。
過去に戻ってゴジラを消滅させたら、戻った未来は出発したのとは別の時間軸上の世界、つまりゴジラの存在を誰も知らないはず。急にゴジラが消えました!なんてことがあるはずがない。

またキングギドラを未来の技術で再生して過去に送り込むのもナンセンス。
どうせ送るならあんな絶体絶命のシチュエーションに送り込まないで、もっと有利な状況(時)を選べば良いだけのことだし、そもそもそんな必要のない世界(時)へ行けばいいんじゃないの?
一度訪問したら、その時点へしか行けない(戻れない)とか、そういった枷を作っておかないと全く説得力が無くなる。

未来人もゴジラを抹殺してキングギドラを誕生させる意味がわからない。単にゴジラを起こせばいいじゃん。
またゴジラが復活したらわざわざキングギドラと戦わせる必要もない。二大怪獣を暴れさせておいた方が目的はより早く達成できるはず。

そんなこんなを考えてると、画面にちっとも集中出来なくなる。
自分は「ターミネーター」モドキの映画を見に来たんじゃない、という思いも募るし。

ただ、土屋嘉男の存在感は別格。
実は今年の二月に亡くなっていたことが先日明らかになったが、もう一度スクリーンで、願わくばゴジラや東宝特撮作品でお目にかかりたかったものである。

<過去作品>
http://odin2099.exblog.jp/10576107/


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by odin2099 | 2017-09-14 21:32 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

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