【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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    旧年中はお世話になりました。
        新年も宜しくお願い致します。


            2017→2018

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by odin2099 | 2017-12-31 17:52 | 雑感 | Trackback | Comments(6)
週末に「ジャスティス・リーグ」の2回目を鑑賞。
前回は吹替版、今回は字幕スーパー版でしたが(もう吹替版上映してなかった)、一度見てお話が頭に入ってるということもあって、より画面に集中出来たように思います。

e0033570_22265067.jpg前回は色々と気になったりもしたのですが、今回は素直に愉しみましたね。
スーパーマンの能力が特出してるので全体のパワーバランスは悪いのですが、それでもバットマン、ワンダーウーマン、アクアマン、フラッシュ、サイボーグそれぞれ良いキャラしてます。

バットマンは実はあんまりいい場面がないんですが、素顔のブルース・ウェインの時はチームのまとめ役、引っ張り役のみならず、映画全体の水先案内人としての務めは立派に果たしていますし、やっぱり光っているのはワンダーウーマン。
素顔のダイアナの時は髪型からしてあんまり好きになれないんですけど、ワンダーウーマンとなると俄然輝きます。見惚れてしまいます。ダイアナの時の衣装でも、例えばサイボーグと対面する際のパンツ姿。キュッと上がったヒップがカッコいいのなんのって。このショットだけでも何度も繰り返し見たくなります。

まあ欠点としてはお話の、というかヴィランの弱さ。
ステッペンウルフやパラデーモンの威勢が良いのは最初だけ。最後は腰砕けに終わってしまいますし、何といってもマザーボックスの設定がチンプンカンプン。
2時間というコンパクトさは買いますが、次回作はヒーロー大集合に相応しい盛り上がりを期待したいところです。

しかし、本国ではやはり失敗作の烙印を押されそうな状況のようですし、日本じゃお客さんがあんまり入っていないようで…。アメコミ映画は当たらない、という言葉が久々に蘇りつつあります。
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  ×  ×  ×  ×

比べてみたくなって、その後で「アベンジャーズ」を再観賞。
ただしお手軽に見たかったので、2015/6/26に放送された「金ロー」版で。
元の映画も面白いんですが、この時の編集は本当に凄いんですよね。140分強の作品を90分強に短縮して、それでも見せ場は損なっていないのですから。
この時の放送で初めて「アベンジャーズ」を、<MCU>を見た、という人でも、どうにかついていけるんじゃないかな、と思えるほどです。

e0033570_22263799.jpgそれはさておき、ヒーロー大集合映画としての出来は、「ジャスティス・リーグ」より「アベンジャーズ」に軍配はあがりますね。
「ジャスティス・リーグ」は「マン・オブ・スティール」から始まる<DCFU>の5本目、「アベンジャーズ」は「アイアンマン」から始まる<MCU>の6本目ですから条件としては概ね同じ。
しかし一本一本でキャラクターをじっくり描き、満を持して集結させた「アベンジャーズ」と違い、ストーリーの連続性はあるものの、キャラクターの集合とお披露目を兼ねた「ジャスティス・リーグ」ではワクワク感が足りませんし、遊びの部分も少なくなります。
<DCFU>は当然<MCU>を研究して戦略を立て、二番煎じにならない工夫を凝らしたことと思いますが、今までのところその方法は必ずしも成功してるとは言い難いようです。

現在17本目まで公開されている<MCU>は、2020年公開の22本目で一区切り。
しかしその後も年に2~3本ペースで五年後十年後を睨んだスケジュールを組んでいるようですが、対する<DCFU>は企画だけは10本前後持ち上がっているものの、どこまで決まっているのか、どの順番に作られるのかも定かではないのが現状です。

2019年に<MCU>は「ブラックパンサー」、「アベンジャーズ/インフィニティウォー」、「アントマン2」の3本が公開予定ですが、<DCFU>は「アクアマン」のみ。
DCとマーベルには良きライバル同士として映画界を盛り上げて行って欲しいのですが、このままだと大きく水を開けられてしまいかねないのが何とも淋しいところです。
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by odin2099 | 2017-12-26 22:29 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
実生活がちっともクリスマス気分ではないので、せめて空想と妄想の中でクリスマスに浸りたいなあ、とDVDをセット。

e0033570_21541596.jpgベルギー、フランス、スイス、ドイツのヨーロッパ4か国7都市をじっくりと回ります。
でも期待していたのとはちょっと違いました。
これ、クリスマスマーケットを巡る旅なんですね。
もっとクリスマスの風景を収めたものなのかと思っていました。失敗失敗…。

でも夕暮れ時や夜景中心の映像は綺麗ですし、BGMとして使われているクリスマス・オラトリオや讃美歌も耳に心地よいもの。
クリスマスに限らず、これを流しながらだと良い夢を見られそう。

では、来年のクリスマスまでおやすみなさい――。
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by odin2099 | 2017-12-25 21:54 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
e0033570_23273211.jpg”Merry Christmas!”
…とは言わないようですね、近ごろのアメリカでは。
キリスト教だけじゃなく、ユダヤ教やイスラム教の人もいるから、という理由だそうで、ポリティカル・コレクトネスの観点からこういう言い方が増えてるそうです。

”Happy Holidays!”
――なんか味気ない気がするのは自分だけでしょうか。

それはさておき、思いっきりクリスマスのアルバムを紹介します。題名からして「クリスマス・ファンタジー」です。
これ、去年買ったCDで、とっくに記事にしてるかと思いきやスルーしてました(^^;

収録曲は、というと――

 1. ジングル・ベル
 2. 牧人ひつじを
 3. 「ひいらぎ飾ろう」による演奏会用変奏曲
 4. 天なる神には
 5. 天は栄え
 6. 荒野の果てに
 7. 「もみの木」による演奏会用変奏曲
 8. 世の人忘るな
 9. 飼葉の桶でI
 10. 「神の御子は今宵しも」による演奏会用変奏曲
 11. サンタが街にやってくる
 12. ママがサンタにキスをした
 13. ウィンター・ワンダーランド
 14. アンダーソンの「そりすべり」
 15. ザ・クリスマス・ソング
 16. 赤鼻のトナカイ
 17. 「クリスマスおめでとう」による変奏曲
 18. 「ウェンセスラスはよい王様」による演奏会用変奏曲
 19. ああベツレヘムよ
 20. 我らはきたりぬ
 21. 飼葉の桶でII(「アフトン川の流れ」のメロディによる)
 22. 御使いうたいて(グリーンスリーヴス)
 23. ロンドンデリーの歌
 24. ブラームスの子守歌
 25. 聖しこの夜

全てハープによる演奏です。
ハープのクリスマス・アルバムそのものが珍しいのではないかと思います。

クリスマスらしい明るく楽しい曲もありますけど、ハープによる演奏ということで全体的に大人しめ。
ワイワイと騒ぐパーティーのBGMではなく、のんびりまったり過ごすクリスマス向きですね。

e0033570_23274482.jpgこの人の前作(デビューアルバム)『風と愛/日本のハープ音楽80年』もなかなかユニークな内容で、冒頭から伊福部昭作曲の「ビルマの竪琴組曲」で始まるといういうもの。

他にも冬木透編曲による「赤とんぼ」、「もみじ」、「グリーンスリーブス」や、冬木透オリジナルの「かがりの風と愛/姉と弟」、更には伊福部センセの「モスラ宇宙へ」(「ゴジラVSモスラ」)なんかが収録されているという隠れた名盤、特撮マニア要チェックな仕様になっているのです。

皆さん、知らないんだろうなあ。


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by odin2099 | 2017-12-23 23:31 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
e0033570_22225434.jpg週末の深夜放送枠で「未知との遭遇」というタイトルを見かけ、ひょっとしたら?と録画してみたら、これが大当たり!
その昔「日曜洋画劇場」で放送された吹替版でした。
樋浦勉、金内吉男、藤田叔子、小原乃梨子、仲村秀生、大平透…と豪華な顔触れですねえ。
まだビデオデッキを持っていなかった頃なので、リアルタイムで見た記憶があります。
今DVDやBlu-rayで聴くことの出来る吹替版はどうも小粒でしっくりこなくて。

しかし3:15~5:00という放送枠は流石にキツイです。
CMカットすると本編正味はどれくらいでしょう?
90分あるかないか?
オリジナルが130分以上あるので、サクサク物語が進む半面、キャラクター描写がサッパリです。

それでも光と音の洪水とでも表現すればいいんでしょうか、殆どカットされなかったクライマックスシーンは圧倒されます。
デビルズタワーのロケーションも良いですし、やっぱりこの映画、好きなんですね。
異星人と音楽でコミュニケーションを取るというのは誰のアイディアか知りませんが、映画的ウソであっても妙に説得力があります。

シーンによって宇宙人の姿が違って統一感がないとか、日焼けのあとを見せるジリアンの胸元がザックリと開きすぎてる(!)とか色々気になる場面もありますけど、マイベスト10を選ぶならば未だにこの作品は外せません。

ところで先ほど「クライマックスはほぼノーカット」と書きましたが、実はロイがマザーシップに乗り込んだあとのシークエンスが丸々カットされていました。
この「日曜洋画劇場」放送版は明らかに<オリジナル劇場公開版>ではなく<特別編>の方なのですが(砂漠で船を発見する件もあります)、放送時間の関係だろうと思いますけどセールスポイントの場面をあっさり切り捨てるとはなかなか大胆。
ただ明らかに蛇足なのも確かなんですけれどね、これ。

【ひとりごと】
e0033570_22230854.jpgデビルズタワーに築かれた秘密の施設。何かに導かれるかのように侵入するロイとジリアン。
マザーシップの着陸に合わせロイは近づいて行くが、ジリアンはその場に留まる。
「まだバリーがいないから」という理由で。
しかし結局は彼女もまた近づくことになるのだが、何故最初から二人は行動を共にしなかったのだろう?
あるいはバリーが姿を見せてからジリアンが近付いて行くのならわかるのだが、その前に彼女は行動に移す。
ロイとジリアンの別れを強調したかったのかどうか。
ちょいと不思議だ。
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by odin2099 | 2017-12-19 22:26 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
最新作「最後のジェダイ」公開に合わせ、日テレ「金曜ロードSHOW!」では「3週連続スター・ウォーズ祭り」が開催された。
12/1は「帝国の逆襲」、12/8には「ジェダイの帰還」が21:00~22:54の通常枠、そして12/15には「フォースの覚醒」が「ノーカット地上波初放送」と銘打ち21:00~23:39の拡大枠でそれぞれ放送された。

何故「新たなる希望」から放送しなかったんだ?!というファンからの声も番組スタッフには届いていたが、枠が取れなかったとのこと。
「ハリー・ポッター」が4週連続で放送されたことを考えると、ファンとしては納得いく答えにはなっていないが。

それはさておき、正直言うと「フォースの覚醒」は本編は切らなかったのかもしれないが、エンドロールをバッサリ切り捨て余韻もへったくれもない状態だった。
しかし感心したのはその前の「帝国の逆襲」と「ジェダイの帰還」。
大雑把に言うと2時間枠だとCMを除いた正味の本編時間は1時間半強。
ということはどちらも30分は本編カットされてるのだけれど、これが殆ど違和感なしの”超編集”。

勿論こちとらファンだから、あれがない、これもない、ということは気になったし、特に「ジェダイの帰還」はCMクレジットを本編映像に被せるという苦肉の策を用いていたのにはガッカリしたのだが、それでもCMタイムを本編中の場面転換、時間経過に上手く活かし、おそらく予備知識なしの初見の人でもシリーズの全体像は把握でき、楽しめたのではないかと思うのだ。

そこで引っ張り出してきたのが前回の「2週連続スター・ウォーズ祭り」の録画。
2015年に「フォースの覚醒」に合わせて12/8に「新たなる希望」、12/25に「ファントム・メナス」と2週連続で開催されたのだ。

実際は「映画天国」枠や特別枠を使って12/29に「帝国の逆襲」と「ジェダイの帰還」を、12/31に「クローンの攻撃」、1/2に「シスの復讐」を深夜に字幕版で放送しており、順番は兎も角として一応は全作の放送を実現させている。

で、その時は「ながら見」だった2本を今回改めて見たのだけれど、これまた2時間枠に収めるために巧みな編集が施されていた。
ジャー・ジャー・ビンクスの出番が減ると「ファントム・メナス」はどんなに見やすいことか(それでもまだウザかったけれど)。

カットされた地上波の放送版なんて邪道だ、というのが従来の自分のスタンスで、実際無残に切り刻まれた作品も多いのだが、一方で稀にオリジナル版よりも楽しめる”超編集版”も存在する。
ソフトを買ったり借りたり、BSやCSでの放送に配信と、オリジナル版に触れる機会は多いが、地上波の放送版は一期一会。二度とお目にかかれないかもしれないし、次の放送の際には更に手を加えられる可能性もある。ということは、こちらの方がレア度は高いということになる。

自分の好きな作品がブツ切りにされ、目も当てられない状態になってしまうのは耐えられないけれど、また最近は予算の関係もあるのだろうが少なくなってきたけれど、ソフト版とは違うキャストによる新録の吹替版の可能性もある。
初めから毛嫌いせずに、ちょこっと覗いてみるのも悪くないな、と思えるようになった今日この頃であった。

で、何を言いたいかというと、早く「フォースの覚醒」と「最後のジェダイ」の”超編集版”が見たいなあということ。どちらも結構饒舌だと思うので、どれだけ枝葉を落としてシンプルな内容になるのか、お手並み拝見といきたい。
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【ひとこと】
…と言っても地上波の放送枠は減り、自分も殆ど見ることはない(苦笑)。
近年で、「これは”神編集”だなあ」と思ったのは、やはり「金ロー」で放送した「アベンジャーズ」。あれは凄かった。
また今は亡き「日曜洋画劇場」枠で放送した「ライラの冒険」みたいに、公式な吹替版よりもしっくり来る吹替版なんていうのもあるので侮れない。
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by odin2099 | 2017-12-18 19:49 | 映画雑記 | Trackback | Comments(0)
*** ネタバレ注意! ****

新たな三部作のブリッジとなるエピソード8。
今回はシリーズ初、前作のラストシーンから直結。
何年後とか何十年後とか必ず時間を置いていたこれまでとは一線を画しているのが大きな特徴だ。

e0033570_19034563.jpgといってもいきなりレジスタンスはファーストオーダーの攻撃を受け、さあ大変!――というところから始まるので、あれ?「フォースの覚醒」のラストってそんなに切羽詰まってたっけ?と違和感アリアリではある。
それに早速「帝国の逆襲」の焼き直しっぽくて、またか、と不安に駆られる出だしでもある。

一方ようやくルークを探し当てたレイ。
ライトセーバーを差し出すものの、それをポイっと捨ててしまい、「とっとと帰れ」とすげなく追い返そうとするつれないマスター・スカイウォーカーであった。
そのあまりにそっけない仕草に、これはギャグだと思っていいのか判断に悩む。
マスター・スカイウォーカーはその後でも葉っぱでコチョコチョとかやるので、なんだか監督のセンスを疑うな。

ファーストオーダーの攻撃に大混乱のレジスタンスの基地では、「フォースの覚醒」の思わせぶりなラストは何だったんだ?というくらいあっけなくフィンは目覚め、どうやって逃げようかとかそういう話が展開されるのだけど、正直言うとこっちのエピソード、いらなかった。

これがないとフィンの活躍が描けないとか、キャプテン・ファズマやマズ・カナタを再登場させられないとか色々あるんだろうけど(どっちも大した出番じゃない。このままだとファズマさんは見掛け倒しの”第二のボバ・フェット”になりかねない)、こっちのパートを削れば少なくてもシリーズ最長の上映時間にはならなかったはず。

フィンもフィンで、彼にとっちゃレジスタンスはどうでもよく、単にレイが心配なだけ。前作でもそうだったけど、彼の場合は動機やら方法に問題があっても結果オーライで済んでるから運が良い。
ポー・ダメロンは前作では”大人なキャラ”(あくまでレイやフィンやカイロ・レンに比べれば、だけど)だったのに、今回はヒーロー度は上がったけど、何故か熱血バカに。これじゃレイアのお怒りもご尤も。
またこの熱血バカ具合が、レイアが倒れた後でレジスタンスを指揮するホルト提督への疑念を強める効果を狙ってはいるのだろうけど、それもイマイチ決まらない。

ルークは完全に世捨て人になっていてレイの説得にも耳を貸さないのだけど、そこでR2-D2の必殺アイテム登場。
「助けてオビ=ワン・ケノービ!あなただけが頼り!」のレイアのホログラムをルークに見せるのだ。
よく取っておいたな、R2。

ルークが隠遁生活を送っていたのはベン・ソロという有望な少年を導きそこね、ダース・ベイダーのフォロワーたるカイロ・レンを誕生させてしまったから。
かつてオビ=ワン・ケノービは弟子アナキン・スカイウォーカーがダークサイドに堕ちた時、自らケリをつけようとしたけれど、ルークはベンに襲われ、逃げ出して殻に閉じこもったということなんですな。

ところがベン君に言わせると、この経緯はちと違う。
何故かレイとベン(カイロ・レン)の間にフォースの繋がりが出来て即時通話が可能、二人は共鳴し合う状態になるのだけど、ベンがダークサイドに堕ちた切っ掛けはなんとルークに殺されかけたから?! 
さあ、嘘を吐いてるのはどっちだ?

e0033570_19035608.jpgここでレイとベンの間に共闘する未来が提示され、実際それは後で実現するのだけれども、それは思いもかけないシチュエーションで。なんとベン君、スノーク最高指導者をあっさりと瞬殺!
で、ライトサイドへ戻ってくるかと思いきや、自らが最高指導者に地位に就く。

前作で誓った「あなた(ベイダー)が始めたことを終わらせる」というのは、ベイダーが出来なかった師匠(ダース・シディアス=パルパティーン)を殺して自分がシスの頂点に立つこと?
という以前にスノーク、お前は何者なんだ?
大言壮語してるうちに弟子に足下掬われて…いや、まだ実は死んでないとか、ワンチャンあるのかな。

何者?といえばレイ。
ルークの娘だとか、ハンとレイアの娘(ということはベンの妹?)、スノークの娘? はたまたアナキン同様「無原罪の御宿り」?とヤキモキさせながら、実は名もなき庶民の子どもってねぇ…。
個人的にはルークとレイアの間に生まれてしまった罪深き子供、という線をずっと考えていたのだけれど、それってエロゲやラノベの世界ですか?いや、兄妹婚って神話や英雄伝説にはよくある話だと思うのだけれど。

結果的にルークとは理解し合えないまま、レイは仲間の元へ。
やっぱりこれまた「帝国の逆襲」みたいな展開だけど、そんなルークの前に現れるのがマスター・ヨーダ。出てくるの遅いよ。もっと早くに出てきて、ルークを助けてやれよ。ジェダイって保守的というか、いつも後手後手に回ってる印象があるなあ。
それに役者の都合とか色々あるんだろうけど、ここでルークを見守るのはオビ=ワンの役目じゃないのかねえ。そしてアナキン、ベンのことで助言してやれよ。

「フォースの覚醒」はこれまでのシリーズから多くのシチュエーションを借り、パターン演出に押し込めて作られていたが、この「最後のジェダイ」はそれを逆手に取り、パターン破りでミスリードを誘い、すべてをぶち壊す。いみじくもルークが語ったように「ジェダイ(過去のシリーズ作品)は滅び」た。
そういう意味では「”衝撃の”スター・ウォーズ」だったかも知れない。

それでもなお従来のパターンに当てはめて今後を予想するなら、ルークは霊体となってレイや場合によってはベンの前に姿を見せ助言するだろうし、ベンにもライトサイドへ還る最後のチャンスが用意されているかもしれない(でないとスカイウォーカー家の血筋は絶える)。
ラストの方に出て来た子供たちが次世代のジェダイとして覚醒するかもしれないが…もはやそれも意味あることとは思えない。レイが従来のシリーズの延長線上にいない主人公だからだ。

レイアが直接フォースを操るシーンがあるのはシリーズで初(で最後?)。
「フォースの覚醒」でハン・ソロ、「最後のジェダイ」ではルーク、となれば次のエピソード9はレイアがメインフィーチャーされ、息子ベンとの決着がつくものと期待したいところだけれど、それも叶わぬ夢か。
監督交代劇を踏まえ、全米公開が(「インディアナ・ジョーンズ」シリーズ5作目を翌年に追いやって決めた)2019年5月から12月へと先延ばしされてしまった完結編となるエピソード9、現段階では期待よりも不安が大きい。

【ひとりごと】
本作で描かれるルーク・スカイウォーカー像に納得している訳ではないが、それでもマーク・ハミルの演技は素晴らしい。
オスカーに値すると思うが、「クリード」でのシルベスター・スタローンの扱いを見る限り、娯楽作品での受賞はおろかノミネートさえ難しいのだろうな。
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by odin2099 | 2017-12-17 19:09 |  映画感想<サ行> | Trackback(3) | Comments(4)
創立10周年を記念して東映オールスターキャストで作られた2時間半の大作。
原作は大佛次郎、大石内蔵助に片岡千恵蔵、脇坂淡路守に中村錦之助、堀部安兵衛に東千代之介、浅野内匠頭に大川橋蔵、立花左近に大河内傳次郎、清水一角に近衛十四郎、片岡源五右衛門に山形勲、堀田隼人に大友柳太朗、吉良上野介に月形龍之介、千坂兵部に市川右太衛門、監督は松田定次。

e0033570_22340707.jpg原作小説では堀田隼人が主人公だからなのか序盤では彼がメインを張っているが、やがて堀部安兵衛ら赤穂藩士が徐々に登場。吉良上野介の苛めに悩む浅野内匠頭を励ます脇坂淡路守との友情を織り交ぜながら、遂に刃傷に及ぶまでを丁寧に描いて行く。内匠頭切腹から上杉家家老・千坂兵部の紹介、そしてようやく大石内蔵助が登場するまでが約1時間。赤穂城受け渡しの使者として脇坂淡路守が内蔵助と対面し、皆が去っていくところまでが1時間半ほど。
その後は遊興を経ての内蔵助の東下り。立花左近の名を騙っての道中で何と本物が現れるというスリリングな場面があり、ようやく江戸入り。ここまでが2時間。
概ね30分ごとに物語に区切りをつけ、全体的に長さをあまり感じさせない配慮がなされているようだ。

ただ有名な物語だから周知のことと判断されたのか、それとも東映としては1956年からの5年間という短期間に3度目のオールスターキャストによる「忠臣蔵」映画ということで差別化を図ったのか、有名ではあっても本筋にあまり関係しないエピソードを省いたり、あるいは取り入れたもののさらっと流す程度に留めたりということが目立ち、これ一本だけ見た場合には何となくわかりづらいものになっているように思える。

例えば序盤に出てくる畳替えのエピソードにしても、大騒ぎする場面はなく既に事後として処理されているので、事の重大さがわからないのではないだろうか。
堀田隼人の素性やその心情の移り変わりも釈然とせず、堀部安兵衛とも友情を結ぶまでには至っていないのは勿体ないし、浪士たちが脱落していく様も台詞で語られるのみ。

その一方で、討ち入りを決意した内蔵助が瑤泉院を訪ねる場面では、彼女は全てを悟って決して内蔵助を責めない、というのはパターン崩しで目新しいし、また吉良邸討ち入りのシーンも割とあっさりしていて、赤穂浪士たちが吉良を討ち取るシーンよりは、それと並行して挿入されている上杉綱憲と千坂兵部とのやり取りに力点が置かれているのも面白い。

斯様に「忠臣蔵」映画の決定版とは言えないだろうが、やはり豪華キャストの熱のこもった演技合戦は見応え十分である。
特にかつて山鹿門下で龍虎と称されていたという内蔵助と千坂兵部が、全編で唯一直接に対峙する場面。
知恵蔵と右太衛門は台詞なし。互いのアップをカットバックし、その表情の変化だけで全てを語ってみせる。今の日本映画では成立しない演出だろう。
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by odin2099 | 2017-12-13 23:18 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
ケネス・ブラナーの監督・主演、トム・ベイトマン、ペネロペ・クルス、ウィレム・デフォー、ジュディ・デンチ、ジョニー・デップ、ジョシュ・ギャッド、デレク・ジャコビ、レスリー・オドム・ジュニア、ミシェル・ファイファー、デイジー・リドリー、マーワン・ケンザリ、オリヴィア・コールマン、ルーシー・ボイントン、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、セルゲイ・ポルーニンと豪華キャストを揃えたお正月に相応しいゴージャスな一篇。

e0033570_21014505.jpg既に決定版とも言えるシドニー・ルメット監督版が存在するので、ケネス・ブラナー版は自ずと異なるアプローチを試みている。
まずは車内や車窓を映してるショットを多用し豪華列車の旅ムードを演出し、次に鉄道会社の重役にしてポアロの友を若返らすとともに、アンドレニ伯爵やアーバスノットをアクティヴなキャラクターに替え、更にポアロにもちょっとしたアクションシーンを用意してテンポをアップ。これはポアロ役がアルバート・フィニーでは考えられない改変で、本作でのポアロの独自色を出すことにも繋がっているが、一方で映画がある意味で”軽く”なってしまった感があるのも否めないところ。

そして本作のポアロは自分で「おそらく世界一の探偵だ」と言ってしまう反面、事件解決の糸口がなかなか掴めず、激高し取り乱し苦悩するという未熟な一面も見せる。
鼻持ちならない変人でありながら、一方で”灰色の脳細胞”を駆使し事件を解決へと導く超人的なキャラクターは現代では受け入れられないと考えたのだろうか。その分ポアロらしさは希薄になってしまっているが。

またシドニー・ルメット版では、ポアロが手掛かりを掴む容疑者からの尋問シーンを丁寧に見せてくれたが、本作では幾つかの省略もあってこれでどうやってポアロが真相に辿り着いたのかが不明確な点があるのだが、どうやら謎解きの妙味は初めから二の次で、ポアロの”人間性”を描くことに主眼が置かれていたような節がある。

ということでミステリー映画としては多少もどかしさが残るものの、全体的な雰囲気は悪くはない。
ラストにポアロはエジプトで起きた殺人事件の為に召還されるが、続編として予定されている「ナイル殺人事件」のリメイク映画版の実現も期待したい。

ところで今回は吹替版を見たが、俳優たちが丁々発止のやりとりを見せる本作のような作品は、吹替版でじっくり見たいもの。
ところがポアロ役で起用された草刈正雄は元々特徴のある声の持ち主であるだけでなく、癖のある個性的な喋り方。それが更に役を作り込んで喋るので、聴いていてポアロにもケネス・ブラナーにも見えずに落ち着かなかった。優劣とは別に吹替に向かない人なのだ。
二枚看板のもう一人、山村紅葉は特別問題がなかっただけに残念だ。

【追伸】
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」ではあまり女性らしさを感じなかったデイジー・リドリーだったが、改めて美人女優なんだなと感じた。吹替は「スター・ウォーズ」同様に永宝千晶で、このまま彼女で固定化されそう。


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by odin2099 | 2017-12-10 21:09 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(2)
『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL/ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』(2017)

e0033570_23471091.jpg仮面ライダーがお正月映画の顔になって本作が9作目。
タイトルは「MOVIE大戦」から「平成ジェネレーション」へと変わったけれど、現役ライダーと先代ライダーの共演が売りなのは変わらず。しかし今回「FINAL」と銘打っちゃったけれど、譲位は再来年だから予定通りなら来年末もまだ「平成」なんだけど、どうする気なんだろう。

それはさておきこの映画、何と夏映画からの続き。以前にも夏映画の事件に絡めたお正月映画はあったけれど、ここまで直結してるのは初めてだ。
幸い夏映画は見ているものの、TVの「仮面ライダーエグゼイド」と「仮面ライダービルド」を見たことない自分には相変わらずハードルが高いが、今回は夏映画も見てない一見さんにはチンプンカンプンかも。
夏映画の時は思い止まったけれど、やはりライダー映画からの引退も近いかも。

e0033570_23472356.jpgそれでも見始めると、なんとなーく右往左往してるだけのキャラクターたちの最低限の識別が付くようになり、各人の関係性もわかったようなわかんないような、で、とりあえずストーリーを追うのに支障がないくらいの理解度も得られたような気になってくる。
ビルドに変身するお兄ちゃんがゴーオンレッドに見えたり、小野Dに見えたりしたのは内緒だ。

そしてレジェンドライダー。
渡部秀、三浦涼介、福士蒼汰、佐野岳、西銘駿…は全員揃うシーンもないし、各人の出番も撮影にあたっての拘束は数時間かせいぜい一日か二日程度だろうと思うけれど、ただの顔見せに終わってないだけの存在感は醸し出してる。特に映司とアンクは隠れ主役といってもいいくらい比重が大きい。それに売れっ子になった福士蒼汰が仮面ライダーの現場に帰って来てくれたのは素直に嬉しい。

e0033570_23473816.jpg場内では笑いが起ったり歓声が上がったりしたので、各作品を見続けてきたファンには十分アピールする作品になっていたようだ。大槻ケンヂには失笑も漏れていたようだけれど。
アクションばかりで疲れてしまったけれど、半分は門外漢みたいな自分でもそれなりに愉しめたくらいだから、まだまだライダー映画は続くのだろうな。


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by odin2099 | 2017-12-09 23:49 |  映画感想<カ行> | Trackback(1) | Comments(4)

by Excalibur
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