【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

最近出た本のつもりでいたけれど、奥付を見ると一年半以上放置していたっぽい…。

e0033570_19182332.jpgこの著者の名前を覚えたのはダン・ブラウンの「天使と悪魔」、「ダ・ヴィンチ・コード」、「デセプション・ポイント」などの作品を立て続けに読んだ頃で、人気翻訳家のエッセイということで興味を持ち、手に取った次第。
どんな人が翻訳家に向いているかや、具体例を挙げた翻訳のテクニック紹介もあるが、どちらかというと翻訳書好き、ひいては読書好きを増やしたい、というのが主眼に思える。
全国で開かれている読書会や、読書感想文コンクールにページを割いているのもそのためだろう。

もう少し翻訳作業における裏話的なものも読みたかったが、こういう形で情報発信していただけるのは有難い。もっと「言葉」に敏感でいたいものだと強く感じた。
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# by odin2099 | 2017-10-03 19:19 | | Trackback | Comments(0)
そもそもの企画段階の話が詳細に語られているのは珍しいこと。
「西遊記」が下敷きになっているのは知っていたが、「ラジェンドラ」と「イスカンダル」というネーミングにもその影響があるとか、初めて知る話も多く興味深い。「シャルバート」の名付け親が氏だとは知らなかった。

e0033570_21150731.jpgしかし帯に御大のイラストが使われていることから予想はついたが、内容はプロデューサーに対する悪口のオンパレード。
僕はこれまで、どちらかというとこの人はプロデユーサー寄りの人だと思っていたのでやや意外ではあったのだが、こういった扱いを受けたとあっては致し方なかろう。
そうであっても、このプロデューサーの人たらしぶり、人間的魅力は認めており、裁判では支持に回ったものの完全な御大派とも言えない微妙な立場が窺える。なんだかんだで確か「オーディーン/光子帆船スターライト」あたりまで付き合っていた筈だが。

残念なのは貴重な当事者の証言ではありながら、作品内容、固有名詞、時系列などに誤りが少なくはないこと。
今のうちに誰か勇気ある人が、可能な限り関係者の証言を集め、公明正大、中立な立場で「宇宙戦艦ヤマト」製作の物語をまとめてくれないものだろうか。
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# by odin2099 | 2017-10-02 21:17 | | Trackback | Comments(0)
こういう本が読みたいな、と以前から思っていました。
フェリックス・メンデルスゾーン、フレデリック・ショパン、ロベルト・シューマン、フランツ・リスト、リヒャルト・ワーグナーら同世代の音楽家たちは、互いに交流を持ち刺激し合っていましたが、各人の伝記で断片的に触れられるだけ。それを総括した立場で語ってくれる本が出ないかなあ、と願っていたのです。

e0033570_09152657.jpgこの5人に、後にシューマンの妻となるクララ・ヴィークを交え、時系列で交友関係を綴ったのがこの一冊。彼らに共通しているのは年齢だけでなく、ベートーヴェンの影響を大きく受けた「ベートーヴェン・チルドレン」だということもあるとのことです。
エクトル・ベルリオーズやジョルジュ・サンド、フェルディナント・ヒラーも重要な役回りで出てきますし、他にもサリエリ、チェルニー、ケルビーニ、シューベルト、ヴェーバー、パガニーニ、ゲーテ、デュマ、アンデルセン、ドラクロワ、ハイネ、ベッリーニ、ロッシーニ、ヴェルディ、ユゴー、フランク、ブラームスら錚々たる面々が顔を覗かせます。

この中でショパンとワーグナーだけが直接に顔を合わせていない、というのが何とも勿体ないのですが、彼らの交流にスポットを当てた映画やドラマが見てみたいものですね。
しかしそうなると彼ら彼女たちの出会いと交友が、あまりにも出来過ぎでフィクションのように思われてしまうでしょうか…。


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# by odin2099 | 2017-10-01 09:16 | | Trackback | Comments(0)
有村藍里写真集「i」
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新井ゆうこ改め有村藍里の写真集です。
兄弟姉妹で芸能活動している人は多いですが、彼女の妹は今や国民的女優の有村架純。
といってもあまり似てないので、初めて知った時はビックリでした。
その後に改名して今度は「姉妹」を全面的にアピールするようになりましたが、これはどうやら妹人気に便乗してるようにも、彼女自身が迷走してるようにも見え、どっちのファンにもあまり良く思われていないようで。
清純派の妹(実はブレイク前にスキャンダルが持ち上がったことがありましたが)に対抗してか、彼女はセクシー路線へ舵を切り、局部は隠してるもののほぼフルヌードを披露しています。
そのプロポーションは見ごたえあるものの、ルックス面では妹より数段落ちる、というのが一般的な評価でしょうか。もう少し違った選択肢はなかったものかなあという気もします。

黒木メイサ写真集「INCARNATION」
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スキャンダルで失速するかなあと思ったりもしましたが、突然の結婚・出産を経てもその人気に陰りはないようです。
今回が2冊目、そして20代最後の写真集ですが、ビキニ姿や手ぶらショット満載で、これでもかとスレンダーボディを見せつけています。撮影時期を考えると第二子の出産直後?だとしても、その影響は全く感じさせません。
妻であり母であり、同時に一人の独立した「女性」というポジションが、今は同性憧れのロールモデルになっているのでしょうか。

十枝梨菜写真集「RINA」
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ここ一、二年で急に雑誌のグラビアで見かけるようになった、という印象なんですが、かれこれ三年近いキャリアがあるようですね。テレビのバラエティ番組を一切見ていないと、こういう時は情報弱者になってしまうようで…。
それはそうとファースト写真集でこの露出。キャッチコピーは「横乳プリンセス」だそうですが、それだけにとどまらずにボディーを惜しみなく全開にしています。
そうなると次は…と心配になりますが、最初からこのぐらいのインパクトを与えておかないと、群雄割拠するグラドル界では生き残っていけないのでしょうね。シビアだ。


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# by odin2099 | 2017-10-01 00:15 | | Trackback | Comments(0)
「徳川家康は大坂夏の陣で死んでいた?」
「豊臣秀吉には闇に消された側室の子があった?」
「坂本龍馬の暗殺を命じた黒幕は誰か?」
「天草四郎は架空の存在だった?」
「実在したのか?超能力者か?聖徳太子の予言とは」
「怨霊だったはずの菅原道真が学問の神になるまで」
「文豪・夏目漱石が詳細に記した不思議な臨死体験」
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等々、日本史上に残るミステリーや、怪異現象などを取り上げた一冊で、取り上げられている内容も比較的著名なオーソドックスなもので、その解釈も奇を衒ったものや新説、珍説の類ではない。
また題名ほど「おどろおどろしい」印象も受けないので、日本史の知られざるエピソードを愉しみたい人向けだ。
帯には「これまでの”日本史観”が、ひっくり返る!」とあるけれど、さすがにこれは言い過ぎな気がするのだが、はてさて…?


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# by odin2099 | 2017-09-30 16:13 | | Trackback | Comments(0)
成り上がり者で子供もおらず、古くからの忠臣、股肱之臣もいない秀吉が、弟の秀長はじめ親類縁者をかき集め、片っ端から「羽柴」姓を連発して作り上げた一大(疑似)ファミリー、という程度の認識でしたけど、徳川家康ら有力大名、織田家中時代からの同僚、ひいては主家筋にあたる織田一族に至るまで悉く「羽柴」一族に取り入れていたのは知りませんでした。

e0033570_19263263.jpg「五大老」として知られている面々も、公式には「羽柴(徳川)家康」「羽柴(前田)利家」「羽柴(宇喜多)秀家」「羽柴(毛利)輝元」「羽柴(上杉)景勝」で、それ以外の主要メンバーも「羽柴」のオンパレードだったのですねえ。
弟・秀長や嫡子・秀頼を除くと、一時は後継者として関白の地位にあった秀次や、せいぜい小早川秀秋や宇喜多秀家、結城秀康ぐらいまでが「羽柴」一族という認識だったのですが。この「羽柴」を名乗った時期によって、その大名が「羽柴(豊臣)政権」に取り込まれた時期がわかりますし、書状の署名順や官位によって公的な立場や、秀吉からどれだけ重んじられていたかもわかる、という仕組みになっています。

後に徳川幕府は有力な大名に「松平」姓を与えて一族化していきますが、それと同じことを既に秀吉がやっていたということなんですが、当然のように徳川政権になって以降、例えば関ケ原の合戦や大坂の陣を境目に「羽柴」姓を捨てる大名が続出するのも頷けるところ。
大名の改名は当たり前でしょっちゅう名前の変わる人も少なくないですが、それによって政権の移り変わりも窺える、というのは面白いと思います。


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# by odin2099 | 2017-09-27 19:27 | | Trackback | Comments(0)
「タケダアワー」と呼ばれているのは、TBS日曜夜7時~7時半の武田薬品一社提供だった放送枠のこと。
この時間帯は「月光仮面」に始まり、「豹の眼」、「泣き笑いさくらんぼ劇団」、「夕やけ天使」、「隠密剣士」、「新隠密剣士」、「ウルトラQ」、「ウルトラマン」、「キャプテンウルトラ」、「ウルトラセブン」、「怪奇大作戦」、「妖術武芸帳」、「柔道一直線」、「ガッツジュン」、「シルバー仮面」、「決めろ!フィニッシュ」、「アイアンキング」、「へんしん!ポンポコ玉」、「GO!GO!アイドル」、「隠密剣士」、「隠密剣士 突っ走れ!」と17年間子供たちを熱狂させ続けた。

e0033570_18494021.jpgシリーズ物や製作会社単位で諸々の作品を総括する試みは多いものの、TBSという放送局、宣弘社という代理店、それに武田薬品というスポンサーという括りで取り上げるのは珍しい。当時の宣弘社大阪支社営業:佐多直文、宣弘社東京営業:渡辺邦彦、TBSプロデューサー:栫井巍、橋本洋二諸氏にインタビューを敢行し、従来とは一味違った視点からの番組制作の裏話は希少である。

執筆陣は他に泉麻人、河崎実(「タケダアワー」の放送時期を、長嶋茂雄の巨人入団から現役引退までの時期に符合する、と指摘しているのは氏ならでは)、樋口尚文。
個人的にはこの時間帯は「アイアンキング」以外は見たことがないので思い入れはないのだが、宣弘社の自社制作作品から円谷プロ、東映など番組制作会社の変遷など興味深く拝読した。


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# by odin2099 | 2017-09-26 18:50 | | Trackback | Comments(0)
なんだかんだでノムさん、巨人軍大好きなんですねえ。
ノムさんの”巨人愛”がひしひしと伝わってくる一冊です。
ヨシノブ監督への批判が目立ちますし、中心選手として挙げられてる阿部、長野、坂本への苦言も多いですが、結果が出てない以上それも致し方ないでしょう。

e0033570_19382691.jpgデータは8/15現在となってますので、執筆も一カ月ほど前?
まだセリーグの優勝は決まってない段階ではありますが、その後も大きな変化はなく。
WBCや他球団の事情についても触れてますけれど、一番ショックなのは「はじめに」に書いてある「野球評論家を引退しようかと思ってる」発言。
「最近の野球がわからなくなってきた」とは何とも寂しく、悲しいお言葉。
まだまだノムさんにはボヤいてもらわないとねえ。

笑ったのは自分が出てるテレビ番組を見るぐらいなら、某番組名物「喝」のコーナーを見ながら「何を抜かしとるんじゃ。おまえは選手批判をできるようなプレーをしとったのか!」とヤジを飛ばしてる方が、よっぽど面白い、という一文。
毎週毎週のように炎上し「老害」扱いされながらも健在の御仁。
ノムさんぐらいのキャリアじゃないと、面と向かってそうは言えませんやね。


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# by odin2099 | 2017-09-25 19:39 | | Trackback | Comments(0)
従来の「織田信長像」を大きく変えてくれるんじゃないかという一冊です。

信長は恐ろしいほど戦には弱く、それもあって権威を大いに利用し、強い者には媚び諂い、自分が率先して働いて部下を引っ張る努力の人で、身内には甘く、服従してきた者にも寛大で、人がいないから出自に構ってられずにチャンスをバンバン与え、先例を巧みに取り入れて活用し…と列挙していくだけで「あれ?」と思います。

権威の破壊者とか、革新的な天才児とか、冷酷残虐な魔王、それこそ「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」のイメージとは大きくかけ離れています。
そしてそれこそが「織田信長の魅力」だと言い切っているのですから読んでいて痛快ですね。
ただ晩年の信長だけは、それまでとは随分と違ったキャラになってたようで、そこに「本能寺の変」が起る要因があったのかもしれませんね。
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# by odin2099 | 2017-09-24 20:31 | | Trackback | Comments(0)
e0033570_19112586.jpg飛行機は苦手です。
耳悪いもんで常に痛みに悩まされるし(耳抜きが出来ないヤツです)、飛んでる最中ずっと「ゴーッ!」とウルサイのも嫌ですし、なんつっても気流が悪いとガタンガタンと揺れたりガクンと落ちたりが決定的にダメ。
乗り物酔いしやすいし、ジェットコースターも敬遠するタイプです。

でも飛行場の雰囲気は好き。
昨年、実に久しぶりに羽田空港へ行かざるを得ない事態となったのですが、色々なものが一か所に集中しているゴタゴタ感や機能美みたいなものは大いにそそられました。
行先だった新千歳空港も、時間があればもっとゆっくり見て回りたいなあと思ったくらいだったんですけど、そんな羽田空港の楽しみ方が書いてあるのがこの本です。

単に飛行機乗る場所だけじゃなく、ショッピングモールというかアミューズメントパークというか、総合娯楽なんですね、空港は。
この一極集中ぶりはターミナル駅を凌ぐ?
飛行機も眺めてるだけは好きなので、今度はのんびりと羽田に遊びに行ってこようかな。
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# by odin2099 | 2017-09-23 19:18 | | Trackback | Comments(0)
これまたかなり気が早いですが、最新作となるエピソード8「最後のジェダイ」に向けて、こちらもおさらいを。

その「最後のジェダイ」は誰なのか、ということで様々な意見が飛び交ってますが、この作品の冒頭で「最後のジェダイ」=「ルーク・スカイウォーカー」と明言されております。監督のライアン・ジョンソンもそうコメントしてましたから、今更奇を衒った戦法は使わないのではないかと思います。

ただ今後、レイなりフィンなりがジェダイとして覚醒する可能性は当然ある訳で、これは二通りの意味があるのかも知れません。
つまり物語が始まる時点ではルークが「最後のジェダイ」だということ。
そしてレイたちは従来とは違う「新たなジェダイ」になる、即ちルークが旧い世代の「最後のジェダイ」である、という意味と掛けているのかな、ということです。

e0033570_22105940.jpgそれにしてもエピソード6の時点でのルークは、決して一人前のジェダイと言えるほどの活躍は見せませんでした。少なくともプリークエル・トリロジーにおけるオビ=ワン・ケノービやアナキン・スカイウォーカーには遠く及びません。
その彼が「フォースの覚醒」の中では「神話の人物」と呼ばれるほどの存在感を持つとは、この二つのエピソードの間にはどのような物語が繰り広げられたのでしょうね。

この「フォースの覚醒」は再三書いた通り、過去の作品の良いとこどり、パッチワークした二次創作作品みたいだな、というのが正直な感想です。
プリークエル・トリロジーにはなかった、ファンの見たい「スター・ウォーズ」の新作がこれだ、という意見も多く見かけましたが、自分には決してそうは映りませんでしたね。借り物の世界で新しいキャラクターたちが窮屈そうにしてるようにしか見えなかった、といえば言い過ぎでしょうか。
その点で「最後のジェダイ」は期待よりも不安の方がより大きな作品と言えます。願わくばそれが杞憂に終わらんことを。

ところで映画本編とは直接関係ないですが、最近「スター・ウォーズ」製作現場に関しては監督降板劇が相次いでいます。それもまた杞憂の一つです。
この「フォースの覚醒」のJ.J.エイブラムズと今度の「最後のジェダイ」のライアン・ジョンソンは無事に完走出来ましたが、「ローグ・ワン」ではギャレス・エドワーズが降板まではしてないもののトニー・ギルロイが再撮影と仕上げの陣頭指揮を執り、実質的にはトニー・ギルロイ監督作品なのでは?と言われましたし、スピンオフ作品に携わっていたジョシュ・トランクは解任され、プロジェクト自体も凍結されてしまいました。

来年公開予定の「ハン・ソロ」からは撮影終了を目前に突如フィル・ロード&クリス・ミラーのコンビが首を切られベテランのロン・ハワードに交代、そして今度は撮影開始を前にしてエピソード9からコリン・トレボロウが放り出されました。
より良い作品を生み出すためのやむを得ない措置だと信じたいところですが、聞こえてくるのは不協和音や温度差ばかり。このまま製作体制が崩壊しないことを願うばかりです。

<過去作品>
http://odin2099.exblog.jp/25022948/


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# by odin2099 | 2017-09-15 22:12 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
これ、劇場用の新作だと思って劇場に見に行きました。
騙されました。
これが自分の<東映まんがまつり>初体験。
小さく書いてある<劇場用カラー長編まんが(劇場用新作カラーまんが)>と<カラーまんが>との違いを学び、一歩大人に近づいた小学生の頃…。
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<東映まんがまつり>では他にあまりこういった例を知らないのですが、<東宝チャンピオンまつり>でも既成作品を改題、再編集して公開することはよくやってましたね。
それだけその作品の人気が凄かった(集客力があった)ということなんでしょうし、新作を求められても応えられない大人の事情もあるんでしょうけど、子どもを騙してるという後ろめたさは微塵も感じなかったんですかね。

ま、お話の方は再三書いてますが、劇場用作品として相応しいイベント編。
ドクターヘルによって光子力研究所が襲われ、ジャパニウム合金が奪われ、それを使って全身超合金Zに身を包んだ機械獣が出現。頼みのマジンガーZは罠にかかって囚われの身。はたして日本は?!
という娯楽編です。

宙明サウンドのみならず伊福部センセの「わんぱく王子の大蛇退治」やら小杉太一郎先生の「サイボーグ009」の音楽も駆り出しての総力戦!(違うか)
「マジンガーZ」を知らなかったり、たまたまこの回を見逃してしまっていたちびっ子に訴えかけるものは大きかったと思います。

前作のタイトルが「対デビルマン」と変則的ですが、次回作は「対暗黒大将軍」ですから、間に並べても遜色のないタイトル。
実際にこのタイトルで新作作ってくれても良かったよなあ。

来年1月にはTVシリーズの「続編」だという新作劇場用映画「マジンガーZ / INFINITY」も公開されますが、この頃の興奮は二度と戻ってくることはないんだろうな…。
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<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/23792087/
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# by odin2099 | 2017-09-15 20:35 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
東京駅、新宿駅、渋谷駅、池袋駅…主に首都圏のターミナル駅を中心に、ホームの位置、階段や改札、乗り換え通路等々の構造を解説してくれている本です。
そしてなぜ迷うのか、その理由についても考察しているのですが、この中にも書かれているように複雑な構造になってるから迷う、単純な構造だから迷わない、というのとは違うんですよね。

e0033570_22203657.jpgもちろん「慣れ」というのも大事でしょうし、とりあえず自分が今どこにいるのか把握しやすい駅であれば、多少階段の位置が変でも通路が長くても、案外迷わないものです。
個人的には小さい頃から慣れ親しんでる関係上、新宿駅はあまり迷いません。どっちへ行けば何があるか、大体頭に入っているからでしょう。
もっとも最近は南口周辺が激変してしまったので、ちょっとアチラ側は苦手になりつつありますが。

小さい頃からよく行ってたということであれば渋谷駅もそうなんですが、こちらは未だに慣れません。ここは駅だけじゃなく、その周辺含めてどっちへ行けばどこへ出るのかサッパリです。
池袋駅なんかはすんなりと把握できましたけどねえ。

こう考えると駅もなかなか魅力的な建物っていうことになりますね。
普段よく利用する駅でも、探検してみるとなかなか面白そうです。


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# by odin2099 | 2017-09-14 22:21 | | Trackback | Comments(2)
平成ゴジラシリーズ(VSシリーズ)の中では、人気評価共に高い(らしい)この作品。
しかし個人的には全く納得がいっていないのは以前も書いた通り。
自分の中ではむしろワーストとして名前が上がるケースが非常に多い「VSスペースゴジラ」の方がよっぽど好ましいくらいだ。

この世界のゴジラは昭和29年に東京に出現、オキシジェンデストロイヤーで退治されている。
その後昭和59年に二匹目のゴジラが出現、先年再度出現しビオランテと交戦、抗核エネルギーバクテリアによって活動を押さえられている、という状況だ。
ところがこの作品では昭和20年、ラゴス島に恐竜の生き残りが生存、昭和29年のビキニ環礁での水爆実験によってゴジラが誕生したとされている。
このゴジラ、どっちのゴジラだ?

e0033570_21302090.jpgまた、♪過去と未来を行ったり来たり~と「タイムボカン」状態のこの作品、繰り返せば繰り返すほど矛盾点が生じてくる。
過去に戻ってゴジラを消滅させたら、戻った未来は出発したのとは別の時間軸上の世界、つまりゴジラの存在を誰も知らないはず。急にゴジラが消えました!なんてことがあるはずがない。

またキングギドラを未来の技術で再生して過去に送り込むのもナンセンス。
どうせ送るならあんな絶体絶命のシチュエーションに送り込まないで、もっと有利な状況(時)を選べば良いだけのことだし、そもそもそんな必要のない世界(時)へ行けばいいんじゃないの?
一度訪問したら、その時点へしか行けない(戻れない)とか、そういった枷を作っておかないと全く説得力が無くなる。

未来人もゴジラを抹殺してキングギドラを誕生させる意味がわからない。単にゴジラを起こせばいいじゃん。
またゴジラが復活したらわざわざキングギドラと戦わせる必要もない。二大怪獣を暴れさせておいた方が目的はより早く達成できるはず。

そんなこんなを考えてると、画面にちっとも集中出来なくなる。
自分は「ターミネーター」モドキの映画を見に来たんじゃない、という思いも募るし。

ただ、土屋嘉男の存在感は別格。
実は今年の二月に亡くなっていたことが先日明らかになったが、もう一度スクリーンで、願わくばゴジラや東宝特撮作品でお目にかかりたかったものである。

<過去作品>
http://odin2099.exblog.jp/10576107/


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# by odin2099 | 2017-09-14 21:32 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
2010年4月20日にメキシコ湾沖の石油採掘施設ディープウォーター・ホライズンで起きた、アメリカ史上最悪の石油災害事故をベースにしたパニック映画。

e0033570_22022403.jpgスケジュールがかなり遅れ、経費の節約も兼ねて会社はテストを省略。現場は安全第一を掲げてそれに反対するものの、強引に押し切られて作業を開始。ところが案の定トラブル続きで、遂に施設は大爆発! 後は如何に逃げだすか、という展開に絞っているのはパニック映画の王道だ。

それに先立ち、仕事に出かける前の平穏な家族の営みを見せ、愛車のエンジンが掛からないといったちょっとしたトラブルを描き、現場に向かうヘリコプターがバードストライクに遭遇したり、会社の人間の締めてるネクタイの色が不吉だとイチャモンをつけ、「後で云々」「帰ったら云々」といった台詞で入念にフラグを立てることも忘れない。どこまで実話に基づいているのかはわからないが。

尊い犠牲者は出たものの、多くの人命が助かったという結末はまずまずのハッピーエンドだろうが、原因究明や責任の追及といった部分に触れないのは些かあっさりしすぎで、実話ベースの重みには欠ける。
まだ事故からさほど時が経ってない中では舌鋒も鈍るということか。


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# by odin2099 | 2017-09-13 22:04 |  映画感想<ハ行> | Trackback(12) | Comments(0)
e0033570_23565711.jpg「ダイナマン」劇場版も春興行。
上映が始まったのは第6話の放送日だから、製作はパイロット版と同時かセカンドパイロットと一緒だろう。まだスタッフ、キャスト共に作品を掴んでいない時期なのはいつものこと。

その後で短縮再編集版が第32話として放送されたのは異例中の異例だが、放送開始から半年以上経っている頃だから、リアルタイムで見ていた人は前後のエピソードに比べて芝居も違っていただろうことに違和感を感じなかったのだろうか。
またこの異例の措置、当初から予定されていたのか、それとも何らかの理由(製作スケジュールの遅れ等)で急遽行われたものなのか、そのあたりもちょっと気になる。

e0033570_20284653.jpgともあれシリーズ序盤の製作ということもあるのか劇場版としてのイベント性はあまりないが、唯一ヘリコプターを使った大掛かりなアクション撮影は劇場版ならではと言えそう。
春田純一、卯木浩二の二人はJACならではの派手なアクションを披露しているが、他のメンバーも容赦なく動かされているのもスペシャルなのか?

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/23160463/


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# by odin2099 | 2017-09-13 20:31 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
ちょっと気が早いと言われそうですが、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」に向けての予習と復習です。
この映画のポストクレジットシーンの一つで、ストレンジの元をソーが訪ねてますが、これは間違いなく「バトルロイヤル」にも組み込まれるでしょう。
こうやって<MCU>は密接に絡みあい、次を見なければ、という気持ちにさせるのです(^^;

e0033570_21283225.jpgこの作品、上映時間は2時間弱ですが、ほぼ30分ごとに物語の山というか区切りのシーンが来るという、ハリウッド映画の教科書に沿った構成になってますね。
ストレンジがカーマタージに受け入れられるまでが30分、サンクタムに侵入したカエシリウスとストレンジが初めて対決するのが60分後、そしてエンシェント・ワンが死ぬのが90分後、という具合。この配分はなかなかお見事です。
だから色々とゴチャゴチャしたシチュエーションがありながらも、比較的混乱せずに見やすいのかも。

見やすいと言えば、画面そのものも魔法で何度もグニャグニャ歪みますが、不思議と酔わなかったですねえ。
特に最初は3Dで見たんですが、自分にとっては珍しいこと。むしろ「アントマン」の巨大なアリ軍団(いや、アントマンが縮んだだけだけど)の方が気持ち悪かったです。

最後に吹替の話。
今回いわゆる本職でなかったのはクリスティーン役レイチェル・マクアダムスの松下奈緒と、エンシェント・ワンを演じたティルダ・スウィントンを吹き替えた樋口可南子の二人ですが、これはどちらも合格点。特に松下奈緒は割と感情の起伏の激しいキャラクターを自然にこなしているので驚きでした。多彩な人ですね。
本職の方で意外だったのはモルド(演:キウェテル・イジョフォー)の小野大輔とカエシリウスことマッツ・ミケルセンの井上和彦で、聴いていてもなかなか気付かないほど(特に小野D)。これまた演技の幅、広いですなあ。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/25335866/


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# by odin2099 | 2017-09-12 21:30 |  映画感想<タ行> | Trackback(1) | Comments(2)
地方都市のみで上映された「グレンダイザー」の劇場公開版で、「グレンダイザー」の映画としてはこれが一本目。
存在は知っていたものの周辺では上映されず、どんな内容なのかは当時からずーっと気になっていた。
まあ「劇場用新作」表記がないからテレビからのセレクトなのは見当ついたものの、何せ情報のない時代だたのでヤキモキしたものだ。
e0033570_21122001.jpg
お話はちょっと番外編っぽいというか、業を煮やしたベガ大王の親衛隊から打倒グレンダイザーの命を受けてゲストキャラがやってくるというもので、後に公開された劇場用新作「グレンダイザー対グレートマジンガー」と似たようなもの。
毎回ベガ星連合軍の刺客と戦うというのがシリーズのフォーマットだから、似てしまったのは偶然だと思うけれど、それがかえって劇場版っぽいのは怪我の功名?

e0033570_21112701.jpgそれにしても兜甲児の役立たずっぷりったら。
これでなんで大介や宇門博士の信頼を勝ち得ているのか不思議。
毎週毎週マジンガーZに乗ってグレンダイザーを助けなくても良いから、Zに乗らない枷を作るなりして違った活躍を見せて欲しかった。
序盤からTFOじゃなくダブルスペイザーで補佐役に徹していれば…。

<過去記事>http://odin2099.exblog.jp/20674951/


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# by odin2099 | 2017-09-12 21:14 |  映画感想<ヤ行> | Trackback | Comments(0)
渡辺宙明、伊福部昭、佐藤勝に続いて今年4本目のスリーシェルズ企画のコンサートへ。
会場は新宿文化センター、演奏は松井慶太指揮のオーケストラ・トリプティーク(コンサートマスター:三宅政弘)、特別ゲストが前川陽子、トークゲストが藤田純二、司会は貴日ワタル、アシスタントが向井理絵

オープニングは前川陽子の歌う「キューティーハニー」
この人のパワフルヴォイスは衰え知らず。歌い方の変化は致し方ない面もあるものの、それほど崩すことなく当時のイメージ通りに歌ってくれるのはファンとしては嬉しいことだ。

続いて「白い巨塔」組曲
何度か映像化された作品だが、渡辺兵夫が担当したのは1978年に田宮二郎主演で作られたドラマ版。ただ残念乍ら一度も見たことがなく、よってこの音楽も今回初めて聴いた。時期的には「機動戦士ガンダム」の前年ということもあり、ちょっと似た感じのフレーズもあるなと感じた。

e0033570_21542531.jpg次が「バカ田大学校歌」(♪都の西北 早稲田の隣り~というアレ)、そして「天才バカボン」組曲
再放送で見てはいたけれど、どちらかというと「元祖天才バカボン」世代なもので音楽には殆ど聴き覚えなし。

そして一部のラストは「巨人の星」組曲
今回のコンサートで演奏される組曲の中ではおそらく最長。構成者の趣味剥き出しといったところだが、途中に青雲高校の応援歌「青雲健児の歌」も挟み、ドラマティックに盛り上がる曲あり、リリカルでセンチメンタルな曲あり、緊迫感溢れる曲あり、と聴いているだけで場面が浮かんでくる。外連味溢れる大仰な演出は、これらの名曲が支えていたのだと改めて感じた。

第二部は渡辺兵夫が手掛けた主題歌の数々からスタート。
「アルプスの少女ハイジ」の主題歌「おしえて」「フランダースの犬」「よあけのみち」をそれぞれインストルメンタルで演奏した後は、再び前川陽子登場で「魔女っ子メグちゃん」
欲を言えば「ハニー」も「メグちゃん」も、オープニングテーマだけじゃなくエンディングテーマも歌って欲しいところだけれども、それは次回のお楽しみにとっておこう。

そして「機動戦士ガンダム」組曲
この作品は弟子にあたる松山祐士との共作なので、当初は渡辺兵夫の曲のみで構成する予定だったらしいが、作品全体から選曲することに方針転換。
結果、割合としては殆ど松山祐士の曲ばかりになったものの、「ガンダム」の代表曲は概ね網羅されていると言えそう。こちらもいつか完全版の組曲を聴きたいものである。

アンコールは例によって皆で歌おうという趣向。
「機動戦士ガンダム(翔べ!ガンダム)」、「巨人の星(ゆけゆけ飛雄馬)」、「天才バカボン」を歌った後で、前川陽子を迎えて「魔女っ子メグちゃん」と「キューティーハニー」。
最後まで元気一杯、トークもノリノリの前川さんだった。

演奏は相変わらず素晴らしいものだったが、気になったのは客の入り。
このホールは1800席ぐらいあるのだが、どれくらい入っていたのだろうか? 二階席の様子はわからないが、一階席は半分も埋まってなかった印象。
アンコールもいつもは総立ちだが今回は斑でノリも悪く、アンケートによれば二回目開催の可能性もあるようだが、これでは実現は難しそうだ。

都合がつき、無事にチケットが取れれば、年内にもう一度スリーシェルズのコンサートに行く予定。こちらは満員盛況となるかどうか。

そういや今回も宙明先生いらしてましたな。


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# by odin2099 | 2017-09-03 21:57 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
e0033570_19164493.jpg当初の「シャア・セイラ編」四部作が好評のうちに完結し、延長され「ルウム編」二部作がスタート。
これも支持されれば更なる延長、本編の映像化も予定されているとか。

遂にジオン公国は地球連邦に対して宣戦布告。月面都市グラナダ次いでフォン・ブラウンを制圧し、次なる標的はサイド2・ハッテ。ここを虐殺にも等しいやり方で鎮圧した後、地球に対してコロニー落しを敢行する。

段々と”皆が知ってる”「ガンダム」世界へと近づいて行く。
ビリングトップはシャアのままだが、単純にシャアが主役の物語ではなく、セイラ、ドズル、ランバ、アムロ…といったキャラクターたちの群像劇となり、物語は一気に加速。
お馴染みの歴史劇の再構成という意味では、国営放送の大河ドラマのような趣きも出て来た。

e0033570_19165653.jpgそして丁寧に刻まれた人々の生き様、流麗な作画、ハイレベルな演技、重厚な音楽、そして紡がれる骨太の物語。一本の映画として堂々たる風格を備えた力作となっている。

六作目となる「誕生 赤い彗星」は明年5月5日に公開予定。「機動戦士ガンダム」直前の物語を愉しみに待ちたい。
しかしその後に「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」本編をも映像化するとなると、完結まで果たして何作、そして何年かかることやら――?


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# by odin2099 | 2017-09-02 19:18 |  映画感想<カ行> | Trackback(5) | Comments(2)
休み中、最後の登城は小田原城。
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去年の夏にも行ってますので一年ぶりです。
幾つかお城を見て回りましたが、土塁や空堀のお城ばかりだと、やはり例え鉄筋コンクリート製であっても堂々たる天守を拝みたくなります。
ただ今回はまっすぐお城を目指すのではなく、駅の反対側へ出てみました。
城山公園というところへ行こうとしたのですが、アレレレレ…?
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とりあえず上を目指してみます。
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やっと天守が…見えた!
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今度は山を下って、いわば裏手からお城へ。
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懐かしいロマンスカー!
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門、工事中でございました。
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発掘調査も終ったようですね。
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天守には登らず、下から眺めるのみ。
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意外に近くじゃないと天守って見えないんですよねえ、ここ。
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小田急線、二階建て車両あったのね。
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# by odin2099 | 2017-09-01 19:52 | 史跡 | Trackback | Comments(0)
製作部門が解体されたことで、スタジオジブリを飛び出したスタッフたちが設立した新会社スタジオポノックの第一回作品で、「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」の米林宏昌監督が、三度イギリス文学(原作:メアリー・スチュアート)に材を採った。

e0033570_21291379.jpg不思議な花を見つけた少女メアリが魔女の国へ彷徨いこみ、そこで自分は魔女だと嘘を吐いたことで大事件を巻き起こしてしまうというお話は、キャラクターデザインや美術設定、音楽の使い方に至るまでジブリの後継者足るに相応しいもの。周囲からは当然それを期待されていただろうし、おそらく当人たちも自負していたものと思う。

ジブリのコピーだとかパクリだといった評は幸いにしてあまり耳にしなかったが、逆に「ジブリ作品ではなくポノック作品であることの独自性」や、「何故この作品がジブリの名を冠していないのか」といったそもそもの製作に至る経緯が一般には浸透してはいなかったことから生じる誤解によって、不当に評価されることはなかったものの、観客に違和感や戸惑いの感情を引き起こしたことは誤算だったのではないだろうか。

そういった色眼鏡抜きで観れば、普通に愉しめるアニメーション映画。
時代設定がハッキリせず(舞台は現代?)ファンタジー世界にすんなりと入り込めなかったり、悪役ポジションの登場人物が特に改心もせずそのまま放置されたり、原作がどの程度原型を留めているかは知らないが気になる箇所が何点かあるものの、”所謂ジブリ映画”を求めて来たファミリー層の受け皿にはしっかりなっていたと思う。

となるとスタジオポノックの次回作が気になるところだが、皮肉なことにジブリが宮崎駿監督の下で新作映画の製作を再開。ポスト・ジブリの座を本家と分家で争う事態になってしまった。
お互いに切磋琢磨して共存共栄を願いたいところだが、パイは大きくはないのだろうな。

最後に余計なお世話だが、ポノック作品がジブリ作品を踏襲して欲しくないのは、素人中心のキャスティング体制。もちろん巧い人もいるし、思わぬ逸材に出会える可能性もあるが、先ずはキャラクター優先の適材適所をお願いしたい。
今回も台詞の聞き取り辛い人が何人か。これは作品の完成度を著しく損なってしまう残念な結果に。


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# by odin2099 | 2017-08-31 20:07 |  映画感想<マ行> | Trackback(17) | Comments(0)
他の惑星への移住を目指した宇宙船アヴァロンは、5000人の乗客と258人のクルーを人口冬眠状態に置き、自動航行で120年の旅へ出た。
しかし予期せぬトラブルが起き、乗客の一人が目覚めてしまう。目的地まで90年を残して。
それは船内で孤独な死を迎えることを意味していた。

e0033570_18210712.jpgその男ジム・プレストンは自分の置かれた状況を知るや、現状を打破するためのあらゆることを試すが上手くいかない。唯一の話し相手はアンドロイドのバーテンダー、アーサーだけだったが、やがて広い船内でたった一人だけという境遇に耐えられなくなり、ふとした切っ掛けから見かけた冬眠ポッドに眠る女性オーロラ・レーンを、悪いと知りつつ起こしてしまう。
初めは戸惑い、絶望するオーロラだったが、やがてジムと打ち解け二人は恋仲になる。しかしそれも長くは続かず、オーロラは自分の人生を奪ったのがジムだということを知ってしまう。
だが最初にジムが目覚めたトラブルは実は深刻な事態を引き起こしており、このままではアヴァロンは爆発の危険がある。二人は何とかしてこの危機を回避しようとするのだったが…。

舞台は宇宙船の船内だけ、主要キャストはジム役のクリス・プラット、オーロラ役のジェニファー・ローレンス、アーサー役のマイケル・シーン、それに後半に唐突に出てくる”第三の男”ガス・マンキューゾ役のローレンス・フィッシュバーンのみ、という映画です。
ビリングトップはクリス・プラットではなくジェニファー・ローレンス、彼女の主演映画ということになりますね。

宇宙船のセットは綺麗で、シチュエーションがシチュエーションだけにきわどいシーンも多く、ジェニファー・ローレンスだけでなくクリス・プラットも結構サービスショットを披露してくれてますので、全体的に美しい映画になってます。

ご都合主義的な設定や展開が多く(アヴァロンの危機管理態勢の甘さ、ガスの存在意義、オーロラの心の揺れ具合等々)、特に後半の怒涛の展開はやりすぎな感もありますが、全体的にはラブストーリーを絡めた心理ミステリーといったところでなかなか楽しめました。
問題はジムの行動を許せるかどうか、でしょう。
倫理的には当然許すべからざる行為であることは間違いないですが、極限状態に置かれた一人の男の行為として完全に否定できるかというと…難しいですね。
最後は、この状況下で考え得る範囲でのハッピーエンド。後味も悪くありませんでした。

ところで仮死状態のジムを目覚めさせるのがオーロラのキス、というのは「眠れる森の美女」の逆パターンということで良いのでしょうか。


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# by odin2099 | 2017-08-30 18:23 |  映画感想<ハ行> | Trackback(13) | Comments(0)
佐倉城址を後にして向かったのはこちら。
佐倉藩最後の藩主堀田正倫の邸宅として明治時代に建てられ、今は国の重要文化財。
お殿様のお住まいだから平地にあるのかと思いきや、実は丘の上。
JRの佐倉駅からも京成の佐倉駅からも歩いて20分ぐらいの距離にあるんですが、なかなかキツイです。
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こちらが門。
そしてこちらが玄関。
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ん?どっかで見たような…?
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そう、これです!
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ここ、「侍戦隊シンケンジャー」の志葉家の屋敷として撮影に使われていたんですな。
前から行きたい行きたいと思っていて、今回やっと訪れることが出来ました。このシーンに近いアングルを求めて庭園を彷徨います。
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このあたり?
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以前は「シンケンジャー」出演者の色紙も飾られていたようですが、流石に放送終了から7年半も経てば片づけられてしまったようで…。
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もっと早く行けば良かったよ~。
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「志葉」という表札が掲げられてたのはここね。
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他にも「坂の上の雲」「JIN―仁―」「TRICK」などでも使われてるようです。
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ああ、今回は武家屋敷へ行けなかったなあ。今度また来ようっと。
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# by odin2099 | 2017-08-29 08:09 | 史跡 | Trackback | Comments(0)
e0033570_22334461.jpgテレンス・マリック監督の40年来のライフワークなんだとか。
宇宙の誕生に人類の誕生を重ね合わせた壮大な映像叙事詩。

実景を用いたネイチャー・ドキュメンタリーと、役者に演技させCGも駆使したフィクションとの融合。
その境界線は既に曖昧だ。
「未踏の映画体験」というコピーも強ち間違いではなく、凄いものを見たな、という気分にさせられる。

ただオリジナルだとケイト・ブランシェット、日本語吹替版だと中谷美紀が担当した、詩的というか観念的なナレーションに、めくるめく光の乱舞、睡魔を呼び込むには十分だ。

睡魔には屈しなかったものの、散文的に映し出される映像の美しさには驚嘆させられるものの、それをどう解釈したものか戸惑い、次第に画面を注視することも難しくなってきた。
この断片的な映像の羅列、この中から強烈なメッセージを読み取れる人が羨ましい。


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# by odin2099 | 2017-08-28 19:49 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
この日は京成線に乗って佐倉へやってきました。
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お目当ては二カ所あって(いや、ホントはもう何か所かあったんだけどグロッキーしてリタイヤ)、まず向かったのは佐倉城址公園。
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駅から遠い方へ先へ行って段々と駅へ戻ってこようと思ったんですけど、着いたのが予定よりかなり早くて(そのお蔭で電車は空いていたけれど)、開いているのがこっちしかなかったから…。
それでも開館前だったから歴史民俗博物館へは寄れなかったんですけどね。
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ここは石垣のないお城。
遺構として残っているのは土塁と空堀、水堀です。
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石垣のない天守跡というのもなんか微妙…。
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櫓とか門とかが残ってないので、知らない人からすると「ここお城?」という感じかもしれませんが、なかなか良い感じ。
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しかし起伏に富んでいるので足に来ます。
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それにしても長閑でした。
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# by odin2099 | 2017-08-27 11:12 | 史跡 | Trackback | Comments(0)
躑躅ヶ崎館は甲府駅の北側にありますが、この城は南側。
以前中央本線に乗っていて、こんな線路際にお城があるのか?!と驚いて以来、ずっと気になっている場所でした。
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住宅案内のチラシ風に言えば、駅歩0分ってとこですね。
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駅の南側には武田信玄の像があるんですが、この城は武田氏関係ないですね。
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武田氏滅亡後に躑躅ヶ崎館に代わって建てられたのがこのお城ということになるはずです。
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立派な天守台があり今は天守の復元計画も進められているようですが、実は甲府城に天守があったという決め手がない。
ということでなかなか進展しないようです。
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今は昔と違って簡単にトンデモ天守を建てることが出来ないんですよね。
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また駅歩0分はいいんですが、ぶっちゃけ城跡を線路が分断しちゃってます。
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だから北側に舞鶴城公園とは別に歴史公園というのを設けて門を復元したりしてます。
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苦労の後は窺えますが、なんだかガッカリですねえ…。
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# by odin2099 | 2017-08-26 19:49 | 史跡 | Trackback | Comments(0)
e0033570_20142784.jpg<DCフィルムズ>という日本独自の呼び名は一向に定着しないようなので、改めて<DCEU>と呼びますが、それの第三弾!
「バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生」で鮮烈なデビューを飾ったワンダーウーマンのオリジンを描く、単独主演作がこちらです。

この第三弾という表現にも馴染めなくて、「マン・オブ・スティール」、「バットマンVSスーパーマン」、「スーサイド・スクワッド」に続く4作目だろ?!
…とツッコミを入れたくなるんですが、どうも「マン・オブ・スティール」はノーカウントで、「バットマンVSスーパーマン」から始まったと捉えてるようなんですね。
そりゃ<DCEU>という括りを使い始めたのはそうですけど、お話は「マン・オブ・スティール」が起点でしょ?なんだか頭が固いですなあ。

というわけで、誰が何と言おうとユニバースの4作目です。
オープニングとエンディングは現在で、ここでダイアナとブルース・ウェインとの繋がりが描かれ、その後はダイアナの回想で一挙に物語は第一次世界大戦の頃へ飛びます。この辺り、ちょっと「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」みたいな感じではあります。
ゼウスとアレスとの確執、アマゾン族の誕生、戦い…といった謂れがダイアナの幼少期と並行して語られ、閉ざされた島にスティーブ・トレバーが招かれざる客として現れると、物語は神話、幻想の世界から現世へと移っていきます。

e0033570_20143862.jpgここから先は人間世界を初めて訪れたダイナアのカルチャーギャップも織り込まれ、ややコメディ色が濃くなりますが、一方で戦争状態という悲惨な”現実”も見せつけられます。
ただここで、スティーブ=イギリス軍=善、そして軍神アレスが背後にいて操っているとはいえドイツ=悪、と規定されてしまうのはちょっと違和感ありました。
ダイアナ、もうちょっと世界を俯瞰的に、バランス良く見て欲しいんだけど…?

ともあれ、ガル・ガドットのダイアナ=ワンダーウーマン(とは劇中では呼ばれませんが)は強くて美しくて格好良いです。
「バットマンVSスーパーマン」の時は、この人は顔立ちキツイしあんま美人じゃないしぃと感じていたのですが、今回は「こんな表情するんだ?」というくらい綺麗というより可愛い面も沢山見せてくれます。
手足もしなやかでスローモーションでもアクションシーンが凄く映えて、今となっては彼女で正解でしたね。スティーブ役のクリス・パインとのコンビも良く、クライマックスのとあるシーンではちょっとホロっとさせられました(これでちょっとでもお色気サービスがあれば……)。

これまでどちらかというと酷評の方が目立った<DCEU>作品が、この作品で一気に持ち直し、というのはちょいと甘い評価かなあと思いますけれど、今までで一番見やすいしわかりやすいお話かなあとは思います。これで上映時間が141分もなければ…。
それに11月公開の「ジャスティス・リーグ」へ向けての伏線というかオマケのシーンでもあるのかなあと期待していたのですが、意外にもなにもなし。<MCU>と違って潔いというか、勿体ないというか。
まあ、考えは各社それぞれなんでしょうけれどねえ。


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# by odin2099 | 2017-08-25 20:18 |  映画感想<ワ行> | Trackback(15) | Comments(2)
今度は手軽な場所、ではなくちょっと足を延ばして甲府までやってきました。
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人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり
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――で、武田氏にはお城がなかった、なんて誤ったことを教わった気もするなあ、遠い昔に……
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さて、ここは信虎、晴信、勝頼の三代に亘った武田家の本拠地です。
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ただ城址としてよりも、地元ではやはり武田神社として認識されてるような気がします。
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案内板の表示も「武田神社」となっていて、それが国指定史跡「躑躅ヶ崎館跡」にある、ということのようです。
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武田氏館跡」という呼び名もあって、「日本100名城」へはその名前で登録になっています。
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さて、甲府駅から北へ一本道、距離2.2km、というので楽勝だと思ったのですが、然にあらず。
ずーっと緩やかな登りになっていて、しかも目的地が見えないので自分がどのくらい歩いたのかがわからないのです。
通りには色々案内が出てるんですよね、ここは誰それの屋敷跡だとか。
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でも肝心の城跡(武田神社)まであとどれくらい、とかは書いてなくてひたすら真っ直ぐ進みます。
途中で山梨大学が左右に現れ、やれやれあともう少し、と思ったのですが、その後も結構ありました。
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目的地に着くと神社はほぼスルーして境内の外へ。
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発掘調査された大手門東史跡公園を堪能。
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ぐるっと周囲を廻ってみましたが、思っていたよりも広い範囲が確保されてるみたいですね。
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そうはいっても周辺は殆どが民家でしたけど。
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あまり「お城を見た」という気分にはならないところかも知れないです。
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はてさて、これはなんじゃろう???
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# by odin2099 | 2017-08-25 08:55 | 史跡 | Trackback | Comments(0)
最近はすっかりお城見物もご無沙汰。
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というワケで手っ取り早くお城成分補給のため、皇居へ。
夏休みなんでブーラブラしております。
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夜は雨、なんていう予報が出ていたのに、いきなり朝から雨!
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まあそれにもめげずにざっと桜田門から大手門あたりまで歩きました。
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この日は月曜日だったから東御苑には入れなかったんですが、それでも平日の朝から多くの人が詰めかけてますねえ。
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外人さんも多かったけれど、今日が休みってことを知らないのかな。
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富士見櫓がバッチリ。
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天守代用の櫓だけあって、江戸城跡のシンボルマークになり得ると思ってるんですが、もっと近くまで行けるようにしてもらえないですかねえ。
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天守復元計画もありますが、こちらはハードルが高くて実現の可能性が低いですが、そうなればなおのこと、これをもっとアピールして欲しいのですが、ダメなのかなあ。
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帰り、将門首塚に寄ってみました。
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周囲は工事中ですが、ここだけはアンタッチャブルなんですね、相変わらず。
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# by odin2099 | 2017-08-24 19:12 | 史跡 | Trackback | Comments(0)

by Excalibur
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