【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

e0033570_22042049.jpg「恐竜戦隊ジュウレンジャー」を素材にアメリカ向けにアレンジした作品の完全オリジナル劇場版。
スーツを新調し、映画のみの強敵の登場、そしてクライマックスの巨大ロボ戦を全てCGで表現するなど、なかなか力の入った仕上がり。

キャラクター構成は、ジュウレンジャーの5人と「五星戦隊ダイレンジャー」のキバレンジャーが、「忍者戦隊カクレンジャー」のメカに乗って戦う、といったところ。
今秋からの新シリーズでは「超力戦隊オーレンジャー」へフルモデルチェンジするそうだが。
ストーリーは残念ながらいかにも子供向けという感じになってしまっているが、映画ファンたるもの、こういう作品は見なくちゃいけません。

ところでこの作品、日本では殆ど宣伝らしい宣伝もしなかったが何故だろう?
子供向けだとバカにしてるのか、それとも版権が東映なのに配給が20世紀FOXという腸捻転が災いしたのだろうか。

――というのは公開当時に書いたメモの抜粋。

e0033570_22055077.jpgアメリカではサマーシーズンに公開されそれなりにヒットしたようだが、日本では翌年のゴールデンウィーク期にひっそりと公開。
サバン・エンターテインメントと東映の製作乍ら、20世紀FOXプレゼンツというのはやはり日本での宣伝展開はやりにくかったのだろうか。
またVHSやDVDも長らく20世紀FOXから発売されていて、こちらは最近になってようやく東映ビデオから再発の運びとなっている。

新作映画も公開されることだし、と約20年ぶりに見直してみたけれど、いやあ面白くないなあ、これ。

殆どがノースタントだったという素面のアクションは凄いものの、逆に変身後のパワーレンジャーたちの出番が少なく、日本のように凝った変身ポーズや名乗りもなく、外連味溢れる必殺技もない。
日本の<スーパー戦隊>とは完全に別物で、あちらの子供たちはこれで慣れているからいいのだろうけれど、日本の子供たちには愉しいのだろうか。

e0033570_22053465.jpgまたあちらではどのくらいの年齢層をターゲットにしてるのかわからないけれど、ゲストで出てくる女戦士がエロかっこいい。
半裸のビキニアーマーに身を包んだドルシアという女戦士で、物語の中盤のパートに登場しパワーレンジャーたちの導師的役割を担うのだけれど、なんで一人だけ露出過多?これなら敵方にも顔出しのセクシーな女幹部でも出してくれないと、バランスが悪いんだけど…。
ちなみにこの女戦士が登場するシーンにかかるBGMがやたら格好良く、当時のバラエティー番組などで何度か聴いた覚えがあるのだけれど、その頃CDはリリースされていたのかな。
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# by odin2099 | 2017-07-13 22:08 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(4)
<DCEU>の「ワンダーウーマン」も気になりますが、<MCU>の「スパイダーマン/ホームカミング」も気になります。どちらも評判良過ぎて怖いくらいですが、今夏はアメコミ映画が豊作ですなあ。
いや、これまでに公開された「ドクター・ストレンジ」も「ローガン」も「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」も好評だったし、これから公開される「マイティ・ソー/バトルロイヤル」も「ジャスティス・リーグ」も期待出来そうなことを考えると、今夏だけじゃなく今年は空前絶後のアメコミ映画の当たり年ということになるかもしれません。

e0033570_21305075.jpgさて、この映画でデビューを飾った”ルーキー”スパイダーマン、絶賛されてるトム・ホランドのピーター・パーカーですが、個人的には「とっつあん坊や」みたいでいただけないな、というのが第一印象だったのですが、本編ではどんな活躍を見せてくれるのやら。
病気療養中だった藤原啓治の復帰も間に合い、楽しみが倍増。やっぱり藤原啓治声でないトニー・スターク=ロバート・ダウニーJr.はしっくりこないもので。

それにしてもこの映画、良く出来てますね。
序盤はスティーブ・ロジャース率いるアベンジャーズの活躍を描き、そういや「エイジ・オブ・ウルトロン」のラストで、トニーはアベンジャーズと距離を置くようなことを言ってたっけ、と思い起こさせ、次のパートではしっかりとトニーをメインフューチャー。その後でようやく両雄が顔を合わせ、早くも対立構造が明らかになるという具合。

そしてアベンジャーズを二分しての大激突。
ここまでの経緯から二人の対決は必然、もう相容れることはないのだろうなと観客を追い詰めているだけに、見ている側にも自然な流れに映ります。
その後で一転して和解の可能性が提示され、これはハッピーエンドに向かうのかと思いきや、最後のトドメとして決定的な破局が訪れる…。
しかしながら幽かな希望を示しながら幕。
これは2作目や3作目ではなし得なかった芸当でしょう。13本目という重みがなせる業でもあります。

<MCU>はこの後「ドクター・ストレンジ」で新たなヒーローを登場させ、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」では相も変わらず宇宙の彼方での大冒険を描いているので、この決裂後のアベンジャーズがどうなっているのかが明らかになるのは、今度の「スパイダーマン」が初めて。ということでも色々と期待は高まりますね。
8月が待ち遠しい今日この頃です。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/25227108/


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# by odin2099 | 2017-07-12 21:32 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
まず驚いたのが、路面電車には定義がないということ。

e0033570_22402113.jpgということで、鉄道の成り立ちから解説が始まるのだけれども、これがなかなか難しい。
それでも段々とおぼろげながら、路面電車ってこんなものなんだろうなというのが浮かび上がってくる。
それは結局のところ、普通にイメージする路面電車の姿そのものだ。
定義する法律がなくても、なんとなくこれは路面電車だと思っているものが路面電車なんだと思っていいのだろう。

そして今度は北から南から、路面電車(であろうと思われるもの)が次々と紹介されていく。
その沿革、路線の特徴、車両の特色…。
それを読み進めて行くうちに、あれにもこれにも乗りたくなってくるのではないか。
路面電車の前途は決して明るくはないと思うが、それでも絶滅危惧種というほどの絶望感はない。
全廃に追い込まれた地域もあれば、息を吹き返した地域もある。
見方を変えれば、次世代の新たな乗り物にもなり得る存在。
そんな夢を見させてくれる。


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# by odin2099 | 2017-07-11 22:41 | | Trackback | Comments(0)
<第3次>と呼ばれるブームの際に劇場公開された3本目の「ウルトラマン」映画。
ドラマ重視の実相寺監督版、異国情緒溢れるタイ製といきなり変則的なラインナップで幕を開けたが、3本目にしてようやく正統派、王道を行く「ウルトラマン」映画が誕生。
二頭のレッドキングにチャンドラーにピグモン、マグラー、スフラン、ネロンガ、初代・二代目のバルタン星人、ギガス、それにドラコ、と知名度の高い怪獣が続々登場。
おまけに新撮シーンではウルトラマンジョーを加えたファミリー12人が勢揃い、と初心者向けには格好の「ウルトラマン」映画。なんだか久しぶりに見たくなったので、DVDをセット。

e0033570_21081202.jpg3本目だから何とか付加価値を高めようと努力しているのは認める。
ウルトラファミリー勢揃いや、ウルトラマンとバルタン星人の対決シーンを新規で撮り下ろして挿入しているのもその表れ。最初の「実相寺ウルトラマン」がタイトルバックや各エピソードの繋ぎのカットくらいしか新しく作らず、ナレーションを追加して映画に仕立て上げていたのに比べると、エピソード間にも新作ショットがあり、「新作」としての体裁を整えようとしてるのが痛いほど伝わってくる。

ただし5つのエピソードを繋げ、新撮シーンを加えても100分弱というのはちょっと詰め込み過ぎ。
単純に5話分を棒繋ぎしたって125分。ということは各エピソードは相応に切り詰められているので、それぞれのお話はわかりにくい。何となく怪獣が出てきて何となくウルトラマンがやっつけて終わり、の繰り返しになってしまっている。
色々と営業戦略上の計算もあったのだろうが、どうせならネロンガが出てくるエピソードは削り、その分各エピソードを膨らませた方が、映画としての完成度は高まったんじゃないかと愚考する次第なのだが如何?

それに人気怪獣の出てくるエピソードの羅列ということは、必然的に見慣れた(見飽きた?)映像ばかりが連発するということ。
今みたいにビデオだ、DVDだ、Blu-rayだ、と気軽に見直せる時代じゃなかったけれど、再放送やらこの頃から頻繁に放送されるようになった特番などでも紹介されてるシーンが多いだけに、それはそれでマイナスだったのではないかな、という気はしている。
まあ、それを補うための新撮シーンだったのだろうが。
e0033570_21083408.jpg
<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/2877594/


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# by odin2099 | 2017-07-10 21:10 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
タイトルに偽りありで、既に「ユリアンのイゼルローン日記」は完結。
Disc10には「黄金の翼 前編」、Disc11には「黄金の翼 後編」と「ダゴン星域会戦記 オリジナルキャスト版 前編」、Disc12には「ダゴン星域会戦記 オリジナルキャスト版 後編」と特典として「一言 伝説が終わり歴史が始まる」を収録。

e0033570_00102488.jpg黄金の翼」は外伝としてOVA化されてはいるものの、最初に小説ではなく道原かつみの描く漫画として発表された経緯があったため、通常のシリーズとは別のスタッフ、キャストで「漫画のアニメ化」として作られている。
それを今回はナレーションにキルヒアイス役の広中雅志を起用し、ラインハルト役として堀川りょう、アンネローゼに潘恵子、アレクサンドル・ビュコックに富田耕生という配役で製作。
ファン待望の、といいたいところなのだが、熱心なファンは聞かずに封印しておいた方が良いのかも…。

ダゴン星域会戦記」は「ユリアンのイゼルローン日記」共々アニメ化されていなかった作品を、新規で音源化したもの。
その配役はリン・パオ/鳥海浩輔、ユースフ・トパロウル/津田健次郎、フロリンダ・ウェアハウザー/柚木涼香、国家安全保障委員&銀河帝国皇帝/太田哲治、ジョアン・パトリシオ/中博史、ヤングブラッド&シュミードリン/坪井智浩、バルトバッフェル候ステファン&ビロライネン大将/宗矢樹頼、ヘルベルト大公/石野竜三、インゴルシュタット/酒巻光宏、ハーゼンクレーバー&ムンガイ/金光宣明、アンドラーシュ/新居祐一、ネイスミス・ウオード&通信士官/松原大典、同盟軍兵士/青山桐子、オルトリッチ/白石稔、オズヴァルト・ミュンツァー/下山吉光で、ナレーションは屋良有作

キャストが充実しているので、音楽や効果音はないものの、さながらラジオドラマを聴いているかのよう。馴染みの薄いキャラクターが多数登場し丁々発止のやり取りを繰り広げるので、単純な朗読だったらかなり聴きにくいものになっていた可能性はある。
しかしながらこちらも、肝心のナレーションが…。

今回のこの企画、「夢よもう一度」の高揚感よりも、無情な歳月の流れを強く感じさせるものになってしまったようだ。


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# by odin2099 | 2017-07-09 00:12 | アニメ | Trackback | Comments(0)
<DCフィルムズ>の新作「ワンダーウーマン」は絶賛の嵐。日本公開はまだちょっと先ですが、期待が高まります。
それに続く「ジャスティス・リーグ」も、残念な監督交代劇はあったものの、今のところネガティヴなニュースがあまり流れてこないところをみると、どうやら期待して良い?

ということでこちらもお浚いをはじめてみようと思ってるのだけれど、<DCフィルムズ>って呼称は全然定着しませんな。配給会社が打ち出した公式な名称のはずなのにファンの間では専ら<DCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)>と呼ばれてるし、日本独自のアピール、どうやら失敗みたい。

e0033570_07073097.jpgさて、今までのスーパーマン像とはかなりイメージが違うこともあって、最初の印象はあんまりよくなかったこの作品だけど、何度か見直していくうちに段々と愛着が湧いてきた。
解説役のみならず、結局はストーリーを運んでしまうジョー=エルことラッセル・クロウの出番が多過ぎるのは気になるものの、スーパーマン=クラーク・ケント役にクリストファー・リーヴやブランドン・ラウスのような無名の若手が抜擢されたのとは違うヘンリー・カビルの存在感が、ラッセル・クロウのワンマンショーになりかねない事態を回避。

もう一人のお父さん、ジョナサン・ケントにケビン・コスナーを持ってきたことで、上手くバランスもとれてる感じだし、従来の作品以上に養母マーサにスポットを当てていることで、クラークの周りがガッチリ固められている。
配役を聞いた時にはダイアン・レインがこんな老け役を?と驚いたものだが。

ただクラークの人格形成大となったジョナサンの考え方は理解しづらい。
”能力”を使って友だちを助けたクラークを非難し、「じゃあ見捨てれば良かったの?」との問いに「そうかもな」と答える。そして実際、竜巻に巻き込まれた自分を助けようとしたクラークを制し、自ら犠牲になってみせる。
何が「正解」なのか、結局その答えは永遠に見つからないだろうが、それでも”正義の味方”スーパーマンへの教えとしてそれで良かったのかなという疑問は残る。
また人を護るためというより、私怨によってゾッド将軍を殺してしまったように見えるスーパーマンの選択は、今後のスーパーマンの活動を(地球人として)全面的に信頼していいものだろうか、というのは大いなる問題でもある。

色々な面でモヤモヤが残る展開、そして結末だった。
そして続編「バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生」でも、これは問題提起されている。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/24237421/


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# by odin2099 | 2017-07-08 07:09 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21123231.jpg喘息を患った杏奈は、療養のためやってきた湿地帯でマーニーという不思議な少女と出会う。
ジョーン・G・ロビンソンの同名小説を、舞台を日本は北海道に置き換えてアニメ化したもので、高畑勲、宮崎駿の両名が関わっていない珍しいジブリ作品。

「あなたのことが大すき。」なんていうド直球なコピーが付けられているので、さてどんな作品なんだろう?まさかの百合萌え?
――なんて思っていたけれど、実際はミステリー仕立ての良質なジュブナイルといったところ。
リアルな街並みといい、美しい自然に囲まれた桃源郷のような空間といい、背景美術の美しさには圧倒された。

初登場シーンの杏奈があまりにも美少女然としていたので初めのうちはちょっと違和感があったけれど、段々といつもの(?)ジブリ顔へと変貌していくので次第に気にならなくなる。
強いて言えばマーニーの顔立ちがあまりジブリらしくないとは思うのだが。

e0033570_21125341.jpgそのマーニーが一体誰なのか、杏奈とはどういった関係なのかは途中で予想がつくが、二人の間の物語は杏奈の空想上のものなのか、それとも幼い頃に聞かされていた話を知らず知らずに再構築していたのか、それともそれとも実際に何らかのスピリチュアルな体験をしていたのかは敢えてぼかしているのだろうが、どのように解釈したとしても、この体験が杏奈を変え、彼女が自らの殻を壊して今までの自分と訣別していくという結末へ繋がっていくのに不都合はない。
少女のひと夏の成長譚としてもよくまとまっていて、劇場公開時は何となくスルーしてしまったのが今更ながら悔やまれる。

キャストは高月沙良、有村架純、松嶋菜々子、寺島進、根岸季衣、森山良子、吉行和子、黒木瞳…とジブリならではの顔ぶれ。
声を聴いただけで本人の顔がすぐ浮かんでくる、というほど特徴ある声の持ち主がいない点は救いだが、「声優」としての演技自体は微妙な人が少なくなく、映画全体の完成度という点ではやや不満が残ってしまったのはいつものことだ。

【ひとりごと】
劇場公開時にスルーしてしまった理由の一つは、予告編に使われている杏奈とマーニーの台詞があまりに陳腐に聞こえたから、というのも大きい。
「永久に秘密よ!」とか「許すと言って!」とか…。
まあ本編で聴く限りはそれほどの破壊力はないのだけれど。


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# by odin2099 | 2017-07-07 21:17 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
このシリーズ、1作目と3作目は劇場で見ているけれど、2作目はDVDで、そして4作目は未だに見ていない…。
順番だと今度の5作目は映画館へ行く定めなので(?)、そろそろお浚いを敢行します。

前にこの2作目を見たのは、3作目の観賞直前。しかし1作目のお話をすっかり忘れていたので、サムやミカエラ、それにサムの両親ぐらいしかキャラクターを覚えていなくて、「レノックス?そんな人いたなあ」、「シモンズ?誰だっけそれ」程度の記憶しかなくて、さっぱりお話に乗れませんでした。

e0033570_18222010.jpg今回は2か月くらい前に1作目を見直してるので、流石に「わかる、わかるぞ」。
いやあ、相変わらずミカエラのビッチ、いやセクシーっぷりは良いですねえ。
このルックスながら中身は結構「尽くす女」というギャップが、正に”ヲタクの女神”。
実際、こんな女はまずいないでしょうけどね。
後半はおっぱいをゆっさゆさ揺らしながら、エジプトの大地を走り回ります。
だからミーガン・フォックスはやる気をなくしちゃって、3作目以降は降板しちゃったのかなあ…。

レノックスはひたすらサムを信じるヒーローっぽいポジションの軍人さんですが、出番の多さの割に比重としてはあまり大きくはありません。
一方前作では憎まれ役ながら憎めない役どころだったシモンズ、本作で一番の儲け役でしょう。

本筋に大きく絡まないですが、サムの両親が貴重なコメディリリーフで、特に母親の親バカぶりはちょっと行き過ぎ。しかもこの両親の会話が結構きわどいというか下ネタ全開。
サムの大学の同級生にもミカエラに劣らずのセクシー美女が沢山いるので、もちろん露出なんかありませんが、ファミリームービーとしてはお色気度は高いかもしれません。スピルバーグ印なんですけどね。

しかしどれだけ派手なドンパチやらかそうと、やっぱり肝心のお話はよくわからないので面白くはありませんでした。もっとシナリオをしっかりと構築して欲しいもんです。

ところでクライマックスの舞台はエジプトのプラミッド群なんですが、致し方ないとはいえ躊躇なくピラミッド、バンバン攻撃しちゃってますね。
いくら地球の危機とはいえ、全く葛藤がないのかしらん?


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# by odin2099 | 2017-07-06 18:24 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_23565711.jpg「軽井沢夫人」の一年前、五代高之と根岸由美(吉川由美)はこの作品で共演してるんですよね。
というか、テレビシリーズのクランクアップからこの映画のクランクインまで半年もなかったんじゃないかなあと思うのですが、現場で再会した時はどんな感じだったんでしょうかね。
ともあれオープニングではキュートなビキニ姿を見せてくれる美佐ちゃんですが、まさかその翌年にその中身を拝めるとは当時のファンは想像もしてなかったことでしょう…。

<東映まんがまつり>用の劇場版というと、TVシリーズと並行しての製作となるのでスケジュールがタイト、素面の俳優さんの出番が削られることも少なくないですが、後楽園球場から浜名湖へと大規模なロケも行い、おそらく実際に五代高之がヘリコプターに吊られるスタントもこなし(部分的に、だとは思いますが)、かなり力の入ったものになっているのが特徴です。

e0033570_23563246.jpgこの劇場版と並行して行われたであろうTV版が、主役交代、二代目バルイーグルのお披露目だったり、ブラックマグマ側でも新幹部アマゾンキラーが登場したりというイベント編なので、子どもたちに向けての必死のアピールだったのかもしれません。その反響はどうだったんでしょうか。

ただ前作「電子戦隊デンジマン」の劇場版ほどの予算はかけられなかったので、絵的にはそれほど充実してるようには感じられないのがちょっと残念です。
それにはサンバルカンのメンバーが3人しかいない、ということも影響してるように思いますが…。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/23043760/


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# by odin2099 | 2017-07-05 00:01 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
主演に大映の清純派スターだった高田美和を迎え、通常のロマンポルノ3本分の予算をつぎ込んだという、<にっかつ創立70周年記念作品>と銘打たれたエロス大作。

e0033570_23181644.jpg夏のアルバイトで軽井沢へやってきた苦学生の青年が、女流階級の夫人と出会い、やがて互いに惹かれて一線を越えてしまう、というミステリータッチを織り込んだラブストーリーで、一見スマートに見えながら実は野心家の青年を五代高之が好演。

財閥の社長夫人であるヒロインを演じた高田美和は、撮影時35くらいだろうか。凛とした気品があり、かつ脆さもある佇まい、そして白い肌が実に官能的だ。
その夫である財閥の社長を土屋嘉男、カフェのオーナーに根岸明美、とある事件を追う警察官に江原真二郎と脇も豪華で製作陣の力の入れ具合が窺える。

小悪魔的な魅力を振りまき、もう一人のヒロインと呼べる存在の社長の姪を演じていたのは吉川由美。
上流階級という立場を享受し、刹那的な生き方をしながら青年を隷属させようとするものの、やがて共犯関係になり、次第に主従が逆転していく様は見物なのだが、実は吉川由美=根本由美
その一年前には五代高之(2代目バルイーグル/飛羽高之)と「太陽戦隊サンバルカン」で共演していた仲(太陽戦隊の嵐山長官の娘・嵐山美佐役)なので、「飛葉が美佐ちゃんをレイプ?!」などというシーンも出てきてしまうのが、「大きなお友だち」的には困惑すること必至。

ラストが重苦しいので何度も見たいと思う作品ではないのだが、それを補って余りあるほど高田美和の肢体は魅惑的である。


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# by odin2099 | 2017-07-04 23:19 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
Disc7「第七章 ドールトン事件」、Disc8「第八章 ベンチの秘密会議」、Disc9「出撃前夜」、それに特典としてオリジナルドラマ「忘れられない日」と「四十代に達成したいこと」を収録したBOX3。

これで「ユリアンのイゼルローン日記」は完結。
既に下山吉光による朗読版があるにも関わらず、敢えてアニメ版オリジナルキャストによる新録を試みたのは快挙だろう。
ただ出来得れば十年、いや二十年は前に録音して欲しかったなあと思わないでもない。
本音を言えばもちろん富山敬ご存命の頃なら文句ないのだが、その時点ではアニメ版もまだ完結していなかったのだから、言っても詮無いことは重々承知ではあるものの。

e0033570_23251321.jpgアニメ版全編を見直すのはなかなかの苦行難行ではあるが、このCDなら繰り返し何度でも聴ける。それはやはり「ユリアンのイゼルローン日記」が、本伝・外伝合わせてもっとも明るいストーリーだからというのもあるだろう。
原作小説でも何度も読み返してるのはこの作品だけだ。
その楽しさを今一度思い起こさせてくれただけでも、このCDは価値ある逸品といえよう。

これ以外のエピソードも全てオリジナルキャスト起用による再録版を作って欲しいところだが、諸々を考慮してそれは望むまい。
逆に、ここまでオリキャスで引っ張ってきているだけに、これから作られるリメイク版の「銀英伝」がどういう扱いになるのか、そちらの方が心配になってくる。
新作を作っているのに、旧作におんぶにだっこで良いのか?
それともこれは新作に対する絶大なる自信のなせる業か?


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# by odin2099 | 2017-07-03 23:26 | アニメ | Trackback | Comments(0)
e0033570_19552194.jpg当初は「キング・アーサー/聖剣無双」とサブタイトル付だったガイ・リッチーの監督版、ようやっと見に行ってきました。
しかし何らかのサブタイトルでも付けてもらわないと、ジェリー・ブラッカイマー・プロデュースのディズニー映画と区別がつかないじゃん。

さて、最初にガイ・リッチーがアーサー王伝説を映画化するというニュースが聞こえて来た時、そしていよいよ予告編というか劇中のフッテージが公開された時、いずれも嫌な予感がしたものですが、結論から言うと、控えめに言っても面白くありません。

実在を疑われてる伝説の人物なんだから、どんなアーサー像があっても良いとは思いますが、これ、アーサー王である必要、なくね?
逆に伝説に引っ張られて変な枷が出来ちゃってる分、完全オリジナルストーリーにした方が面白くなったんじゃないのかしらん?

主役をはじめ、登場人物たちにみな華がないし(画面が暗くて表情がよく見えないってこともありますが)、音楽はうるさくがなり立てるだけだし、時代設定がいつ頃なのか知りませんけど「ナポレオン」なんて名前、出しちゃっても良かったのかねえ。
途中でジュード・ロウが渡辺謙に見えてきちゃって、最後の最後までモヤモヤが…。

e0033570_19550931.jpg監督は以前、六部作構想をぶち上げてましたけど、あちらでは大コケしたらしく、全世界の興行成績をかき集めても続編製作にゴーサインは出なさそうな状況だとか。
続編作るなら、グウィネヴィアとかランスロットとか、今回はシルエットのみだったマーリンとかが出てくるのかしらん?
でも黒人のトリスタンとか、アジア系のカンフーマスターは出てくるアーサー王物語ってやっぱり違和感ありすぎ。このまま封印した方が良いんじゃないの?

【ひとこと】
そういやベッカム出てたんだよね。全然わかんなかったけど(というか気にしてなかったけど)。


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# by odin2099 | 2017-07-02 19:57 |  映画感想<カ行> | Trackback(7) | Comments(2)
6年ぶりに作られたシリーズ5作目です。
出番僅かですが、ウィル・ターナー役のオーランド・ブルームとエリザベス・スワン役のキーラ・ナイトレイの二人がシリーズに復帰しました。

e0033570_22285213.jpg以前「ジャック・スパロウは主役であっても主人公に適さないキャラクターだ」と書きましたが、今回はウィルとエリザベスの息子ヘンリー・ターナーが主人公として物語をしっかりと引っ張ってくれています。そして本筋に直接関係なく、無責任に自由気ままに振舞ってこそのジャック・スパロウ。
前作「生命の泉」では若干窮屈そうに見えましたけれど、今回は伸び伸びと羽ばたいています。

彼を取り巻くキャラも、腐れ縁の一等航海士のギブスくんは今回も健在、そして宿敵バルボッサは本作の真の主役ともいうべき大活躍を見せてくれます。

今回ジャックたちの前に立ちはだかる”海の死神”サラザールを演じているのはハビエル・バルデム。メイクというかエフェクトかかった場面での登場が殆どなので、逆に怖さが今一つ伝わってこないような…。
ちなみに前作のヒロインを演じたペネロペ・クルスは奥さんでしたね。夫婦揃ってのシリーズ出演と相成りました。

5作目ではありますが、お話は「生命の泉」の続きというより前々作「ワールド・エンド」の続き。
あのアン・ハッピーエンドが納得できなくてシリーズへの興味をかなり失ったといっても過言ではなかったので、それを救済してくれた本作は久しぶりに楽しませてくれました。

なんだよ、あの感動が台無しじゃん!
――と仰る方がいらっしゃるのは重々承知ですが、いいじゃん、あのラスト、嫌なんだもん
ヘンリー、よくやった。

e0033570_22290541.jpgまた今回のヒロイン、カヤ・スコデラリオ演じるカリーナ・スミスは女だてらに天文学者。魔女だと思われ処刑されかけても自分をしっかり主張するあたり、エリザベスをどことなく彷彿とさせますね。
ヘンリー役のブレントン・スウェイツもウィルとエリザベスの息子として説得力ある風貌なので、純朴な青年と跳ねっ返り娘のカップル誕生は、原典である第1作「呪われた海賊たち」に戻った感じがします。

このカリーナにもちょっとした秘密があり、それがクライマックスの展開を盛り上げてくれるのですが、この流れ、最近どこかで見たような…? 
えーと、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」……???

エンドロール後のオマケシーンを見る限り、ジャックの冒険はまだまだ続くようですが、1作目から続く長いエピソードの大団円とも言える終わり方でもあるので、これで綺麗に終わらせてもいいんじゃないかなあとも思うのですが、全ては興行成績次第でしょうか。
今回チラっと若かりし頃のジャックが画面に登場しましたが、その頃の冒険を描くというのもアリだしなあ、なんてことも思ったりして。

ところで吹替版ではカリーナの声を栗山千明、ヘンリーの声を中川大志が担当しています。
栗山千明は「エクスペンダブルズ2」「スター・トレック/イントゥ・ダークネス」に続く3回目なのでもはや素人とは呼べませんが、声を張ったり叫んだりするのが下手なんですよね、彼女。感情の起伏の激しい役は駄目ですねえ。
一方の中川大志は、これはビックリ。スマートで若々しい声の持ち主で、本職と比べても遜色なしでした。

そういえば今回、音楽担当からハンス・ジマーの名前が外れています。
でもご心配なく、全編に亘り「彼こそ海賊」や「ジャックのテーマ」が(うるさいくらいに)流れますので、ジマーの不在は全くに気にならないでしょう。


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# by odin2099 | 2017-07-01 22:37 |  映画感想<ハ行> | Trackback(17) | Comments(4)
<ディズニーネイチャー>シリーズの4作目になるのかな。アフリカのジャングルの奥深くに住むチンパンジーの生態を追ったドキュメンタリー映画。

e0033570_23503743.jpg赤ちゃんチンパンジー、オスカーの誕生から始まり、最初のうちは母親と仲良く暮らす様がほのぼのと描かれていきますが、やがて森の中では群れ同士の縄張り争いが行われていることが明らかにされ、遂には戦いが起ってしまい、オスカーは母親とはぐれてしまいます。
群れからも孤立し、日に日に衰弱していくオスカー。ところがここで奇跡が起こり、なんと群れのボスがオスカーを自分の子供として育て始めます。これは極めて珍しいことなのだそうです。
他の群れの再度の襲撃を今度は撃退し、過酷な環境の中でもオスカーが逞しく育って行くであろうことを期待させつつ、映画は幕を閉じます。

人間に近い存在だけに、他のネイチャードキュメンタリーよりも動物たちに感情移入しながら見ることが出来る一篇。
ただ可愛いだけの描写だけでなく、過酷な現実も容赦なく映し出されるのがキツイ、という人もいるだろうとは思います。

特に驚いたのが、木の実を食べるイメージはあるのですが実はチンパンジーは結構雑食で、当然のようにヒトのように肉も食べるのですが、その肉というのが…。
ディズニー印の映画ですが、甘いものではありませんでした。

オリジナル版のナレーションはティム・アレンですが、日本語版は谷原章介
ナレーター・タイプの俳優さんではないと思いますが、聴きやすい声質なので悪くはないですね。
監督はアラステア・フォザーギルとマーク・リンフィールド。
エンドロールがメイキング映像になっていますが、撮影そのものもかなり過酷だった様子が窺えます。


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# by odin2099 | 2017-06-30 23:51 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
続いてBOX2を拝聴。

Disc4は「第四章 帝国の提案」、Disc5は「第五章 旧住民VS新住民」、Disc6は「第六章 捕虜交換式」、それに特典として「ローゼンリッター日報」を収録しています。

e0033570_21110342.jpg出演者は引き続きユリアン・ミンツ役・佐々木望を筆頭に、アレックス・キャゼルヌ/キートン山田、ワルター・フォン・シェーンコップ/羽佐間道夫、ダスティ・アッテンボロー/井上和彦、オリビエ・ポプラン/古川登志夫、フレデリカ・グリーンヒル/榊原良子、ライナー・ブルームハルト/難波圭一、オルタンス・キャゼルヌ/松尾佳子、フョードル・パトリチェフ/塩屋浩三、ラインハルト・フォン・ローエングラム/堀川りょう、ジークフリード・キルヒアイス/広中雅志、カスパー・リンツ/小杉十郎太、アレクサンドル・ビュコック/富田耕生らオリジナルキャストが集結しています。

で、懐かしくも愉しく拝聴した訳ですが…
気になるのはオリジナルキャストの「老い」。
当時のイメージそのまま、という人は正直言って数えるほど。
聴いていて一瞬「誰?」と思ってしまうことが多いのは淋しい限り……。


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# by odin2099 | 2017-06-29 21:12 | アニメ | Trackback | Comments(0)
このシリーズ、1作目は何度か見直しているのだけれども、2作目以降は実は全然見てなかったことが、今回の再観賞ツアー?で発覚いたしました。
特にこの4作目なんか、お話全然覚えてなかった…。

いや、全然じゃないけれど、かなり断片的。
ジャックの偽者が出てくるのが導入部だったっけ?
結構気に入ってるシリーズのつもりだったんですが、楽しんだのは1作目だけだったのだな、多分。

e0033570_21152765.jpg今回、ジャックもバルボッサも黒ひげとアンジェリカも、みーんなが目指す「生命の泉」。随分と唐突な設定で作品世界にもジャック・スパロウにも似つかわしくないと思っていたんですが、そうか、3作目のラストでちゃんと伏線張ってたんですなあ。
この4作目はなんか番外編みたいな印象が残ってたんですけど、きちんと3作目ラストの続きになってたんですな。
ジャックとギブス、バルボッサ以外にレギュラーが出てこないのと、前作ラストがいきなり10年後だったので、時系列的に混乱してたというのもあるんですが。

ただ、それで本作が凄く面白いのかというと、やはり微妙。
以前にも書きましたけど、ジャックは主役ではあっても主人公には適さないキャラ。
本筋を進めるキャラクターが別にいて、それにちょっかい出したりして結果的にお話を引っ張る、というのならいいのですが、初めっからジャックありきで進めようとすると色々と制約もありそう。

宣教師と人魚のカップルもバッサリ切ってしまってもお話の進行上は問題ないし、むしろその分をバルボッサと黒ひげの因縁話に費やした方が「海賊映画」らしさが出て骨太な映画になったかも。
あとはアンジェリカを、黒ひげとジャック、どちらともつかず離れずにしておけば、「ルパン三世」における峰不二子みたいに描けたのかなあ?
なんて考えてしまいました。

さて、最新作「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」の日本公開はもうすぐ。今のところ評判は悪くなさそう。
しかし今回で完結なワケじゃなく既に次の作品の話も聞こえてきてるというのに「最後」と付ける邦題や、「さらばジャック」みたいなコピーを使うのは、誇大広告を通り越して詐欺だと思うんですがねえ。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/15030251/


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# by odin2099 | 2017-06-28 21:17 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(2)
e0033570_21363633.jpg朗読配信サイトの「キクボン!」では、「銀河英雄伝説」の正伝・外伝合わせて全15巻を既に下山吉光の朗読によってオーディオブック化していますが、原作の中でも唯一アニメ化されなかった外伝「ユリアンのイゼルローン日記」を、なんとオリジナルキャストで朗読化。そして今度はそれがCDになったというので思わずポチってしまいました。
豪華なブックレットもついた、全15枚組のCD完全版BOXです。

その中でまずはBOX1を聴いてみました。
Disc1は「第一章 偶数年のできごと」、Disc2は「第二章 はじめての給料」、Disc3には「第三章 全員集合」を収録。
あわせて特典として「堀川りょうインタビュー」や、二次創作ドラマの「くたばれ!カイザーに対するラインハルトの返事」、「再会」、「あざといフェザーン商人の要求」も収められています。

ドラマではないので基本はユリアン・ミンツ役佐々木望の朗読で進みます。ユリアンの書いた日記、という形式の小説なので違和感はありません。
その中で引用されている台詞部分、例えばアレックス・キャゼルヌの台詞であればキートン山田が、ワルター・フォン・シェーンコップであれば羽佐間道夫、ダスティ・アッテンボローなら井上和彦、オリビエ・ポプランは古川登志夫、フレデリカ・グリーンヒルは榊原良子が読み上げる、という構成になっているのです。

e0033570_21365046.jpg既に鬼籍に入られているヤン・ウェンリー役の富山敬、イワン・コーネフ役の鈴置洋孝、ムライ役の青野武の部分は代役を立てず、そのままユリアンが読み上げる、というのも朗読ならではでしょう。

音楽や効果音がないのは残念ですが(オープニングでマーラーの3番、流して欲しかったり…)、原作の中では一番明るくて楽しいパートなだけに、朗読でも実に良い雰囲気です。
実は部分的にはアニメ化されてはいるのですが、何らかの形で映像版も見たかったなあ。今ならネット配信の短編アニメ、なんていうのも良いんじゃないかと思いますが。


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# by odin2099 | 2017-06-27 21:39 | アニメ | Trackback | Comments(0)
今年の2月16日から22日まで全10ステージ、シアター1010で上演された<TOEI HERO NEXTステージ>のDVDが先日発売されたので早速観賞。

e0033570_20071577.jpgDVDに収録されてるのは22日の千穐楽公演の模様だけれども、自分が見た回(18日夜公演)とは細かい台詞が随分と違うなあ。
映像特典として千秋楽のアフタートークと、公演別エンディング、それに千穐楽カーテンコールの模様が収録されているけれど、これ見るとエンディングは毎回殆どアドリブの嵐だったようで、そうなると本編もかなりラフな感じで演じられていた様子。
こういうのってリピーターにはたまらないよねえ。

ボーナスディスクには残りのアフタートーク全公演分も収録。相変わらずの自由な空気、良いなあ。
<スーパー戦隊>の絆もあるけれど、若手注目株が揃ってキャスティングされてるだけあって、他の現場でも一緒になったりで元々縦も横も繋がりは密みたい。そういった素の顔が愉しめるのも、こういった公演ならでは。
自由すぎる冨田翔、それにツッコミを入れる林剛史、ヒーローの面影はもはや無いわな。

しかしながら肝心の本編ストーリーは、ちょっとキャラクター増やし過ぎな感があるのと、それに伴って主役が劇団バズーカじゃなくなってるのがちょっと物足りない。
それもあって、今後の予定はまだ発表されていないけれど、「俺たち賞金稼ぎ団」の続編になるかどうかはともかく、次の<TOEI HERO NEXTステージ>も是非やって欲しい。


<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/25398748/
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# by odin2099 | 2017-06-26 20:09 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
e0033570_19441063.jpgスケジュール表をチェックしていて、久々に幸田さんのコンサートに行けそうだ、と思っていたのだけれど、よくよく見たら、え?村治さんとジョイントコンサート?!

ピアノの藤満健さんはわかりますけれど、まさかまさかの「村治佳織」の名前。
そもそもソプラノ歌手とギタリストという組み合わせ自体が珍しいと思いますが、これは想像もしなかった”夢の共演”!

ということで紀尾井ホールへ行ってきました。
ここは座席数が800席くらいらしいですが、SOLDOUTで当日券も出ておりませんでした。
流石に人気者同士の競演だけのことはあります。

プログラムの第1部は
◆モンテヴェルディ:オペラ 『オルフェオ』より“私は音楽”(ソプラノ+ピアノ)
◆ヘンデル:オペラ 『ジュリアス シーザー』より
 “2つの瞳よ”/“それにしてもこう、1日のうちに~わが運命を嘆こう”(ソプラノ+ピアノ)
◆J.S.バッハ/グノー:「アヴェ・マリア」(ソプラノ+ギター)
◆J.S.バッハ:プレリュードとフーガ BWV 998より(ギター)
◆J.S.バッハ:カンタータ第51番『すべての地にて歓呼して神を迎えよ』より
 第1曲アリア”全地よ、神に向かいて歓呼せよ”(ソプラノ+ピアノ)

第2部は 
◆マンシーニ(編曲:藤満健):ムーンリバー(ソプラノ+ピアノ+ギター)
◆E.クラプトン&W.ジェニングス:ティアーズ・イン・ヘヴン(ギター)
◆ハーライン (編曲:藤満健):星に願いを(ソプラノ+ピアノ)
◆R.ロジャース(編曲:藤満 健):『サウンド・オブ・ミュージック』よりメドレー(ソプラノ+ピアノ+ギター)
でした。

ギターの音色と幸田さんの声の相性はなかなかのもの。そしてこれにピアノが加わると無敵です。
最初にこのコラボが実現したのは第2部冒頭の「ムーンリバー」でしたが(これ、最初は藤満さんだけステージに登場してピアノを弾きはじめ、途中から幸田さん村治さんが参加する、という構成でした)、藤満さんのアレンジも素晴らしく、しばらくぼーっと聴き惚れてしまいました。最後の「サウンド・オブ・ミュージック」も圧巻でしたね。

アンコールはドヴォルザークの「家路」。
今回が初コラボだそうですが、次にも期待したいところですね。
なんといっても美女二人のステージは華やかですし。


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# by odin2099 | 2017-06-25 19:46 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
救いを求める未知のメッセージを受け取った旧ヤマト乗組員たち。
繁栄に酔い痴れる司令部は、これをまともに取り合おうとはしない。
宇宙の危機に対し、反逆者の汚名を着ても飛び立つヤマト。
追撃の命令を受け、ヤマトの前に立ちはだかる新鋭戦艦アンドロメダ。
一触即発!
だがヤマトは己が道を突き進んでゆく――

e0033570_19312173.jpgということで物語は「宇宙戦艦ヤマト2」とほぼ同じペースで進んでいきます。
もちろんそれだけではなく「2199」を踏まえた「2202」独自の展開も用意されています。
早すぎる地球の復興、そのからくり。そこにはガミラスの思惑が密接に絡み合っていますし、旧作以上に膨らんだレギュラーキャラクターたちにはそれぞれのドラマが用意されています。
しかし技巧派の躱すピッチングで行くのかと思いきや、時折変化球は交えるものの、基本はストレートでグイグイ押すスタイルなので、すんなりと物語世界に入り込むことが出来ました。

次なる第三章は「純愛篇」と銘打たれ、先が読めません。
普通に考えれば古代進と森雪の関係にスポットが当たるのかなと考えられますが、それならわざわざこんなサブタイトルにはしないでしょうから、もっと色々な意味が込められているのでしょう。

公開は10月14日
この日は「宇宙戦艦ヤマト2」の放送が始まった日なのですが、意図的に合わせたのでしょうか?

それにしても本作でのガミラスは地球やヤマトに対し、妙に卑屈に振舞っています。
「2199」の時はイスカンダルに対して畏怖と崇拝を示していましたが、もしかするとガミラス人というのは、ある種絶対的な存在に対しては盲従する気質の持ち主なのかもしれませんね。


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# by odin2099 | 2017-06-24 19:33 |  映画感想<ア行> | Trackback(4) | Comments(0)
e0033570_22280910.jpg「惑星ロボダンガードA」に「宇宙海賊キャプテンハーロック」、「SF西遊記スタージンガー」ときて、これが<東映まんがまつり>で上映された最後の松本零士原作のアニメ映画。
アニメが「子供のもの」から「若者のもの」へと移り変わっていったことの象徴みたいなものですね。既に2時間クラスの大作として、一般映画枠でヒットを飛ばしているのですから。
それを考えるとブームの末期に放送され打ち切りの憂き目を見た「無限軌道SSX」などは、逆に<まんがまつり>で劇場版を公開し、新たなファン層獲得を目指しても良かったのかも。

e0033570_22275223.jpgお話はテレビシリーズの一挿話として既に映像化されている「ガラスのクレア」のリメイク。キャラクターも設定もテレビ版に準じているものの、キャストやBGMは劇場版からの逆輸入。
元々のお話が良く出来た小品ということもありますが、これがよく効いています。
初期「999」の雰囲気を上手く伝える作品になっているのではないかなあと思います。

大作は大作として、それとは別に<まんがまつり>として小品のリメイクもシリーズとして続けていくのも面白かったかもしれませんね。テレビは反対に「君は戦士のように生きられるか!!」とか「永遠の旅人エメラルダス」みたいなスペシャル版志向に変わって行ってましたから、それらとは棲み分けが出来たらメディアミックスの先駆けになれたように思います。

その際には「蛍の街」なんかどうですか?

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/22779305/


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# by odin2099 | 2017-06-23 22:30 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21560652.jpg天才少年を浚い、フーマの教育を受けさせ、優れた戦士として全宇宙に売り捌こうという遠大な計画が今回の柱。
輸出して資金を確保するのも大切でしょうが、その前にその戦力を持ってシャイダー抹殺に振り向けるとか、地球侵略に使うとか、そっちの方が先じゃないの?
と色々突っ込みたくもなりますが、この時期の子供番組にそこら辺は期待しちゃいけませんね。
窮地の若き宇宙刑事コンビが、如何にこの危難を乗り越えるか、がこの映画の主題。

で、二代目シャイダーこと烏丸舟とタミーのコンビも良いけれど、やっぱり初代シャイダー・沢村大とアニーのコンビの方がいいなあ、と改めて感じた今回の再観賞。
生真面目とか爽やかとか、健気とか可憐とか儚げとか、そんな言葉が浮かぶ初代コンビに対して、軽薄とか凶暴とか凡そ真逆な言葉しか浮かんでこない二代目。
ここまで極端に違うからこそ、まあまあ許せるというところだなあ。

e0033570_20372267.jpg「ガールズ・イン・トラブル」ではタミーにまたまたキスシーン。
しかも今回のお相手はウメコ!
……なんだかどんどんネタキャラにされていく。

そんなこんなでオリジナルの「宇宙刑事」、きちんと最初から見直したくなってきた。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/23314184/


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# by odin2099 | 2017-06-22 21:58 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(2)
シリーズ最新作へ向けてのおさらいは続行中です。
今回はシリーズ3作目の「ワールド・エンド」、最初から三部作構想ではなかったと思いますが、結果的に三部作完結編となりました。
「スター・ウォーズ」のように2作目が「次へ続く」で終わっているので、さてどうなるんだろう?と公開を楽しみにしていたんですが、ちょっと、というよりかなーり期待外れでしたね。

e0033570_22273688.jpgまずキャラクターが多過ぎです。個性豊かな海賊たちが沢山出てきますが、個性豊かに見えたのは外見だけ。
中身は誰が誰やらで、何かあると右往左往するだけの烏合の衆。
その中の一人、サオ・フェンはチョウ・ユンファが演じるということで注目を集めてましたが、正直言ってどうってことないポジションです。
ジャック・スパロウのお父さん役でキース・リチャーズも出てきますけど、これも「悪ノリ」してるだけですねえ。まあ、こちらは大物のお遊び出演ということで許せるところではありますが。

そしてお話がもう何が何やら…。
これは登場人物が多過ぎることも原因ですが、誰が何を考え誰と手を組み、そして真の目的は何なのか?
裏切りに次ぐ裏切りで、落ち着いて大冒険を楽しむゆとりがありません。
それにエリザベスのお父さんとか、ノリントンさんとか、1作目からのレギュラーメンバーがあっけなく退場してしまいます。

それに最後のウィルとエリザベスの運命は…あれで良かったんですかねえ。

今度の5作目となる最新作にはウィルとエリザベスの息子が登場し、この二人も重要な役どころで出演する、と伝えられてますが、そうなると次の4作目はどういう扱いになっているのでしょうか?
まあ期待せずに見に行きます(^^;

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/6260606/


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# by odin2099 | 2017-06-21 22:29 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
出演者が木下あゆ美、菊地美香、森田涼花、桃瀬美咲、川本まゆ、原幹恵、佃井皆美、遊井亮子…って、これって監督念願の「スーパーヒロイン大戦」じゃないですか?!
男性キャラで名前があるのってドギーくらいしか出てきません。
現場、楽しかったんだろうなあ。「こっちがメイン」とか発言してたし。

「スペース・スクワッド」の前日譚ってことですが、ここで既にジャスミンとウメコは紅牙と接触してるんですな。だから「スペース・スクワッド」で紅牙が出てきても驚かない。
また紅牙は紅牙で、この時にシェリーの能力を知ったから「スペース・スクワッド」では彼女をターゲットにする、という具合に繋がっとります。

e0033570_21511401.jpg「幻魔空界」の十二使徒のひとりとして登場するのはヘルバイラ
これは「時空戦士スピルバン」のキャラですが、デザイン以外に共通項は無し。
一応「二面性のあるキャラ」という部分は残してますけど、これはちょっと物足りないかなあ。

「スペース・スクワッド」本編ではあまり出番がなかったジャスミンが、ここではウメコと並んで大活躍。タミーも得意の空手アクションを見せてくれますが、シシーはまたもアクションなし。そしてシェリーはこっちでも徹底的に痛めつけられます…。

原幹恵はここでも監督の寵愛を受けてるようだし、ネオクリン星(なんじゃそりゃ?)担当の宇宙刑事マキ役の佃井皆美もそんなに出番は多くないものの、キレのあるアクションを見せてくれます。
そういや常々彼女でビジンダー、というよりマリ役で「キカイダー01」をリメイクしたら雰囲気出るんじゃないかなあと思ってるんですが、どうでしょう? ちょっとあの頃の志穂美悦子を彷彿とさせるようなルックスだと思ってるんだけど。

銀河連邦警察の新長官ソフィも硬軟併せ持つ掴みどころのないキャラで面白く(でもギャバン教官の方が長官より偉いの?)、こりゃ本編のみならずこっちの外伝の方も、何としても続編頼んまっせ。
で、もし続編作られたとしたら、二役でシンケンイエローやキョウリュウシアン登場、なんてこともあるかな。そして監督が続投なら、ハリケンブルー、イエローバスター、キョウリュウピンク、モモニンジャーあたりは出てくるだろうな。


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# by odin2099 | 2017-06-20 19:45 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
東映版「アベンジャーズ」、日本版「アベンジャーズ」なんていう謳い文句を聞く度に「またそんなこと言って」と思っていたけど、まさかまさか、ひょっとするとひょっとするかもしれない新路線の誕生?

簡単に言うと恐るべき巨大な犯罪組織「邪神教・幻魔空界」に二代目ギャバンとデカレンジャーが立ち向かうというお話なのだが、この両雄の共闘が実にスムーズだしお互いのキャラも立っている。
やっぱり単に仮面ライダーやスーパー戦隊を一杯出して共演させれば良いってもんじゃないよね。

e0033570_21505970.jpg対する敵方、「幻魔空界」十二使徒のひとりとして登場するのが「ギャバン」とも「デカレンジャー」とも無関係のマッドギャラン(「巨獣特捜ジャスピオン」)と、「幻魔空界」諜報員のくノ一・紅牙(「世界忍者戦ジライヤ」)なのも不思議と違和感はないし、ドギー・クルーガーが一乗寺烈と旧知の仲だったり、初代ギャバンのレーザーブレードがエジンの星で鍛えられたものだったりと、小ネタもかなり放り込んできてる。なんせ非公認戦隊ネタまで…?!

ラストは新しく組織された<スペース・スクワッド>のキャップにギャバン=十文字撃が任命され、これからメンバーをスカウトしていく、というところで終るのは、おお、アベンジャーズ! 
<マーベル・シネマティック・ユニバース>!

この時にメンバー候補として映し出されるのがシャリバンやシャイダーは当然として、ジャスピオン、ジライヤ、ジバン、エクシードラフト、ジャンパーソン、ブルースワット、ビーファイター、デンジマン、フラッシュマン、ファイブマン、ギンガマン……本当に呼ぶのか?
そして幻魔空界の次なる刺客はクールギン(!)だそうで、ここまでやったら是非ともシリーズ化して欲しい。

キャストに目を転じると、二代目がすっかり板についてきた石垣佑磨が相変わらずの暑苦しい演技とアクションを披露。この昭和っぽいヒーローっぷり、嫌いじゃないぜ。
デカレンジャーサイドでは、ウメコの菊地美香の出番が多めで今回のヒロイン格。反対にバン役のさいねい龍二はスケジュールの都合かあまり出てこない。
声だけだったけどマッドギャランの春田純一は流石の存在感だったし、元祖ギャバンの大葉健二は今回もキレのあるアクションを見せてくれる。レジェンドだよなあ。

ギャバンの相棒シェリー役の森田すーちゃんは、見ていて可哀想になるくらい徹底的に痛めつけられるし、紅牙の原幹恵、なんか一番目立ってませんか、監督? ちゃっかり生き残ってるから、こりゃ続編にも出演必至でしょう。

ということでこのシリーズ、変に大所帯になって「スーパーヒーロー大戦」みたいに収拾がつかなくならなければ、和製「アベンジャーズ」、行けるかも!

ところでこの映画を見る前に「宇宙戦隊キュウレンジャー」Space.18「緊急出動!スペースヒーロー!」を見たのだけれど、これって映画の前日譚という位置付けなのか。
あんまりうまく繋がってるようには思えなかったけどね。
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# by odin2099 | 2017-06-19 21:52 |  映画感想<サ行> | Trackback(1) | Comments(0)
なんとマッドギャランが遂に復活!と巷の噂に聞いたので(?)、ものすごく久方ぶりに「ジャスピオン」と再会。
これ、ビデオデッキ買ったばかりの頃に放送していたので、リアルタイム視聴だけでなく録画して何度も何度も見てたなあ、途中まで…。

<宇宙刑事>シリーズの後ということで凄く期待していたのだけれど、出来上がった作品は色々とモヤモヤが溜まる作品に。

宇宙刑事じゃないのに、宇宙刑事の色違いのようなジャスピオンのデザイン。
最初のうちは目立った必殺技はなかったのに、中盤からはブレーザーソードをプラズマブレーザーサードにチャージさせてからの「コズミックハーレー!」が登場。
これって「ダイナミック!」とか「クラッシュ!」とか「ブルーフラッシュ!」とかと変わんないよなあ。

巨大怪獣モノが不在の時に敢えて巨大怪獣=巨獣を前面に押し出した意欲は買うけど、巨大ロボットで立ち向かうというのは<スーパー戦隊>との差別化が図られてるとは言い難いもんね。
それにせっかくの巨大戦も走査線剥き出しのビデオ合成で描かれては興醒めもいいとこ。予算面で本格的な特撮シーンを作り出すことが無理なら、変に背伸びしないで身の丈に合った作品作りで良かったような。

e0033570_06445343.jpgまた<戦隊>だと、等身大戦があって一度は決着がついた後、リターンマッチという形で巨大戦があるというフォーマットが定着していたけれど、「ジャスピオン」では巨獣も被害者という立場なので、等身大戦、巨大戦どちらに比重を置くか、バランスを欠いてるエピソードも多かった。肝心要の巨獣が物語展開の枷になっていたんじゃないのかな。
サタンゴースの設定も微妙。
本来なら「宇宙の絶対悪」として、半ば抽象的な存在として描くべきなんだろうけど、ダース・ヴェイダーを彷彿とさせるようなメカニカルなデザインは完全に狙いから外れていたような。
終盤では実はこれが殻で、脱皮して大サタンゴースと化すのだけれど、今度は生物感を押し出し過ぎて潜在的恐怖感を殺してしまう結果に。

マッドギャラン(春田純一、好演!)も四天王(仁礼美佐は可愛かった)もギルザ(高畑淳子)とギルマーザ(賀川ゆき絵)の銀河魔女姉妹も活かしきれていたとは言い難いし、男言葉を喋る女アンドロイド・アンリ(塚田きよみ)も序盤のみで設定変更されてしまい魅力半減だったし、演者自身の都合もあるけれどブーメラン(渡洋史)の扱いの中途半端さ。最終決戦の時ぐらい、戻ってきてくれても良さそうなのに…。

ただ、もっとも大きな問題は主演の黒崎輝の演技に全く乗れなかったこと。
というか「伊賀野カバ丸」見ても「コータローまかりとおる!」見ても「影の軍団」見ても、この時期の黒崎輝がどうして人気あったのか全くわからない。高木淳也共々”第二、第三の真田広之”と持て囃されていたのも納得いかないし、子供番組のヒーローとして相応しかったのかどうか。
スケジュールが多忙だったので変身後の出番が増え、せっかくの本人アクション披露の場もそれほど多くなく、また髪型がしょっちゅう変わっちゃうのもマイナスイメージ。

東映ヒーローとしてはかなりの大冒険をしたつもりなんだろうけど、変えるべき点はそのまま、変えなくて良い部分を変え、やらなくて良いことをやり、やって欲しいことをやりきれなかった勿体ない、残念な作品がこの「ジャスピオン」という作品だった、というのが正直な感想だ。お話も大河ドラマ的構成かと思いきや、最後はやっぱり尻つぼみ…。

今回「スペース・スクワッド」にマッドギャランが参戦したことで、今後「ジャスピオン」という作品そのものにもスポットが当たる可能性が出てきたが、はたして再評価、復権の目はあるだろうか?

このビデオはジャスピオンとアンリの進行で作品を振り返る、放送終了後に発売された1時間足らずの総集編(今はDVD最終巻に特典映像として収録)。これ見るのも発売当時以来かなあ。
ストーリーの順を追って、ではないので、これだけ見てもどんなお話かは分かりづらいだろうけれど、「巨獣特捜ジャスピオン」という番組のプロモーションビデオにはなっている。
ジャスピオンとアンリがダイレオン艦内を歩きながら会話するという新撮シーンは船の科学館で撮影されたらしいが、この部分はビデオ撮りなので本編部分(フィルム撮り)との落差が激しいのはなんだかなあ…。
また巻末には黒崎輝、塚田聖見、春田純一のインタビューコーナーもあるものの、短すぎて淋しい。


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# by odin2099 | 2017-06-18 06:57 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
「忍風戦隊ハリケンジャー」の成功を受けて、「デカレンジャー」も10年後を描いた新作Vシネマが作られた。
残念ながらその後に続く戦隊がないのは、キャスト陣の熱意やスケジュールの問題か、それとも需要がないのか、はてさて…?

10年も経っているから、かつてのメンバーが今でも仲良くチームを組んで活動してる、ってワケもない。それぞれの道を歩んでいて、それでもデカレンジャーは新メンバーを加えて健在、というのはなかなかリアルな設定。私的な民間人の集まりの戦隊ではなく、公的組織な戦隊ならでは、というところ。

e0033570_16340648.jpgそこに新たな犯罪が起こり、今はバラバラになったメンバーはそれぞれの持ち場・立場で事件に挑み、最後は再び一丸となって解決するという正攻法な展開も、それだから余計に盛り上がるというもんである。
時折テレビシリーズの映像が挟み込まれ、否が応でも現役時代と今現在の姿を対比せざるを得なくなるのだが、成長を感じさせることはあってもイメージを損なっているメンバーは一人もいない。極めて幸福な旧友との再会の場と言えよう。

あれから2年、デカレンジャーのメンバーが今回、再び新作で帰ってくる。
ファンに愛され、スタッフ、キャストが誇りを持っている作品の生命は永遠だ。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/23854606/
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# by odin2099 | 2017-06-17 16:34 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
「シャリバン」編に続き、今度はシャイダー=烏丸舟を主人公にした「NEXT GENERATION」の後編。この両作品では別々の事件が描かれるが、ギャバン=十文字撃が追いかけている更に別の事件が二つの物語を繋ぐ、という構成になっている。
このパターン、同じ坂本浩一監督の「仮面ライダーフォーゼ×仮面ライダーオーズ MOVIE大戦MEGA MAX」と似た趣向で、あちらでは「オーズ」の物語と「フォーゼ」の物語を、インターミッションで登場する仮面ライダーWが繋ぐ、という流れになっていた。

シリアスな「シャリバン」編と打って変わり、こちらはかなりのドタバタ劇、気恥ずかしくなるくらいのラブコメを正面切って描いている。シャイダーとタミーのバカップルっぷりは、微笑ましいというより呆れるほど。しかし根底にはハードな隠しテーマも内包されているので、終盤ではお笑い一辺倒ではない熱いドラマも繰り広げられる。

また旧作からの繋がりとしてはアニー役の森永奈緒美と、大山小次郎の鈴木正幸の出演が嬉しい。
特に昔のまんまの「小次郎さん」の姿は、オールドファンには感泣モノ(写真のみ出演の沢村大=円谷浩も…)。ぜひ次の機会には一乗寺烈や伊賀電との再会も描いて欲しいものだ。

e0033570_06400771.jpg最後は「シャイダー」編だけでなく「シャリバン」編から続いていた、大きな事件の黒幕が明らかになる展開が用意され、そこで初めて3人の宇宙刑事が揃い踏み。その鍵を握る少女を演じているのが、坂本組常連の山谷花純で、彼女の狂気に囚われた演技は必見。その後も順調にキャリアを重ねている彼女、監督は見る目があったんだなあ。

せっかく復活した<宇宙刑事>だったが、この2作品に続く新作は作られ仕舞いで残念な思いをしていたが、ようやく「特捜戦隊デカレンジャー」との共演という形で新作が作られることに。今度こそ、本格的に<宇宙刑事>を復活させて欲しいものだ。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/22552824/


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# by odin2099 | 2017-06-16 06:41 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
e0033570_06363993.jpg<X-MENユニバース>はまだまだ続くようですし、水面下では<マーベル・シネマティック・ユニバース>とのコラボも噂されてますが、2000年の「Xーメン」以来全作品(!)でウルヴァリンことローガンことジェームズ・ハウレットを演じ続けてきたヒュー・ジャックマンは、本作をもって勇退です。
加えて、同じく1作目からプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアを務めて来たパトリック・スチュワートも今回が最後になるとのこと。お疲れさまでした。

今回のお話は、殆どのミュータントが既に死んでしまい、また新たなミュータントが誕生しなくなってしまった近未来が舞台です。
ローガンは治癒能力を失い、チャールズは自分のテレパシー能力をコントロール出来なくなり、ひっそりと世間から隠れて暮らしています。
不死身ではなくなった初老の男と、痴呆症の性で時折暴走してしまう老人、かつての超人兵士の末路としては非常に憐れです。

そこへ一人の少女を連れた女性が現れ、ローガンに救いを求めます。
チャールズは少女の存在を予知していましたが、ローガンは取り入りません。しかし武装した集団が少女=ローラを連れ去ろうとした時、遂にローガンは立ち上がるのです。
謎の武装集団の目的は何か、ローガンと似た能力を持つ少女ローラの正体は何か、ローガンの最後の戦いが始まる、というのが大筋です。

時系列的にはシリーズ中で一番の未来、「X-MEN/フューチャー&パスト」後の世界を描いているのかなと思えるのですが、色々と矛盾点も生じているそうなので、これまでとは別のタイムライン、パラレルな世界だと受け取っていた方が良さそうです。

e0033570_06365337.jpg<X-MEN>シリーズどころかアメコミ映画の最高傑作、という声も聞くのですが、残念ながら自分好みの作品ではありませんでした。
ヒュー・ジャックマンもパトリック・スチュワートも、それからローラを演じた撮影当時11歳のダフネ・キーンも素晴らしいと思いますし、アメコミ映画の枠を超えたジェームズ・マンゴールドの重厚な演出も良いとは思うのですが、ただただ自分には合わなかった、ということですね。
これで<X-MEN>シリーズは9作目(「デッドプール」を含めると10本目)ですが、その中で自分が面白いと思えたのは二、三本。つくづく自分とは相性の悪いシリーズだなあと苦笑するしかありません。

シリーズ自体は来年怒涛の新作ラッシュで、4月に「X-MEN/ニュー・ミュータンツ」、6月に「デッドプール2」、11月に「X-MEN/ダーク・フェニックス」が予定されていますが、チャールズの方は既にジェームズ・マカヴォイにバトンタッチしていますけれど、もし別人が演じるウルヴァリンが出てきたらちょっと嫌ですね。

ただ今回の「ローガン」が、全世界で大ヒットながらも3カ月遅れで公開されたわが国では大苦戦と伝えられているので、順当に公開されますかどうか。
同じマーベル陣営が2月「ブラックパンサー」、5月「アベンジャーズ/インフィニティウォー」、7月
「アントマン・アンド・ザ・ワスプ」とぶつけてきますし、他にも強力なライバルがいそうですし、これまた心配…。

【ひとりごと】
「デッドプール」の新作からお呼びがかかれば、再びチャールズ役で出演する可能性が無きにしも非ずなことを仄めかしたパトリック・スチュワートに対し、ヒュー・ジャックマンは復帰を完全否定。
もっとも、もし「アベンジャーズ」参戦の可能性があったら、一作限定でも良いから戻ってきて欲しいですなあ。


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# by odin2099 | 2017-06-16 06:38 |  映画感想<ラ行> | Trackback(10) | Comments(0)
「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」「スーパーヒーロー大戦Z」もギャバンが主役で、シャリバン、シャイダーはゲスト扱いだったが、今度はその二人をそれぞれ主役に据えたVシネマが作られた。
それぞれ独立した作品でありながら、実は裏では繋がっていて実質的には前後編になっているという贅沢な作りで、ソフトは間を開けて別々に発売されたが、試写会で二本続けて見ることが出来たのは幸いだった。

e0033570_21362584.jpg「シャリバン」編はかなりハードな作り。
ネオマドーを名乗る犯罪集団にシャリバンと、同郷の宇宙刑事エステバンが挑むが、その一方でシャリバンには銀河連邦警察内のスパイを暴く別命も与えられていた。
何事も計算づくでクールに振舞うシャリバン=日向快が、計算だけでは解決できないこともあることを悟り、熱い人間性を開放するという成長譚になっていて、初代シャリバン=伊賀電が投げかけた「宇宙刑事って何だ?」という問いかけが全編に重くのしかかる。

シャリバン役・三浦力のストイックな演技、エステバン役・馬場良馬の振り幅の広い芝居、テレビシリーズよりも踏み込んだバイオレンス描写が特徴な<宇宙刑事>版のフィルム・ノワールといった重厚な仕上がりだ。

坂本浩一監督のミューズ(何人いるんだ?)の一人桃瀬美咲がシャリバンのパートナー、シシー役で愛嬌を振りまいている。
本来はアクションの出来る娘だが、今回はそれを封印してるようでちょっと勿体ない。
そして伊賀電役の渡洋史が画面を締めている。

<過去記事>
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# by odin2099 | 2017-06-14 21:44 | ビデオ | Trackback | Comments(0)

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