【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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エーゲ海に浮かぶ小島には、ドイツ軍の誇る鉄壁の要塞ナヴァロンがあった。その要塞に備え付けられている巨砲の前に、連合軍は夥しい犠牲を強いられていた。近隣の小島ケロスには今なお1200名のイギリスの将兵が留まっているが、もはや全滅は目前。彼らを救出するには、ナヴァロンの要塞を沈黙させる以外にはない。そこでキース・マロリー大尉以下、5名の精鋭たちに密命が下されることになった。
マロリー自身、戦前は世界最高のロック・クライマーと呼ばれた男であり、ミラーは爆発物を扱う天才、ケイシー・ブラウンは生まれながらのエンジニア、アンディー・スティーヴンズは若き登山家、そしてマロリーの片腕であるアンドレアは、巨体の持ち主でありながら敏捷果断な人間凶器。彼らは敵の意表をつき、登攀不可能とされる断崖絶壁を乗り越え、要塞へと忍び込もうと言うのだ。
知力、体力の限りを尽くし、任務遂行に賭ける彼らだったが、その行く手にはドイツ兵だけではなく、自然の驚異や仲間の裏切りも待ち構えていた・・・!

e0033570_2255074.jpgグレゴリー・ペックやアンソニー・クィン、デビッド・ニーヴンらが出演していた映画『ナバロンの要塞』の原作です。
アリステア・マクリーンの作品は、映画化されたものは何本か観てますけど、肝心の小説は一冊も読んだことがありません。
その昔、デビュー作にして最高傑作との呼び声も高い『女王陛下のユリシーズ号』を勇んで読み始めたことがあったのですが、ものの数十ページで挫折したという苦い思い出があります。
ただ先日イアン・フレミングの『カジノ・ロワイヤル』を読み終えたときに、同じ時代に同じイギリスで活躍していた冒険小説の雄であるところのマクリーン作品を是非読みたくなり、『女王陛下~』の再チャレンジとどちらにしようか迷った末にこちらを選びました。

いやぁ、それにしても読みにくい。
マクリーンの描写が自分の肌に合わないのか、それとも翻訳の文体に馴染めないからなのかはわかりませんが、随分と手こずりましたね。
しかも長い。
描写が綿密なのはいいんですけど、なかなか進展しないのは辛かったです。その分、読み終わったときには達成感がありましたが。

そういえばJ・リー・トンプソンが監督した映画版も「戦争映画の傑作」と呼ばれてますが、以前観た時はあまり楽しめなかった記憶がありましたっけ。メンバーの描き分けが上手く行っておらず、ただ長かったことに閉口した覚えがあります。
まぁ今観ると受け止め方も違ってるかもしれませんので、そのうち観直そうかなと思ってますが。
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by odin2099 | 2009-02-25 22:06 | | Trackback | Comments(2)
ドイツで貨物列車が乗っ取られた。テロリスト集団はプルトニウム爆弾を搭載したまま、スイスを抜け、イタリアを越え、イラクを目指していた。ヨーロッパ消滅の危機を前にして、事態を収拾すべく国連犯罪対策機構(U.N.A.C.O.)が対策に乗り出す。果たして彼らの真の目的は一体何か? やがて彼らの背後に極右思想を持つ旧ソ連軍の将軍の姿が浮かび上がって来た・・・。

e0033570_18555948.jpg『女王陛下のユリシーズ号』や『ナヴァロンの要塞』、『荒鷲の要塞』などで知られる冒険小説の大家アリステア・マクリーン。
彼が生前残していたプロットを元に、『バーチャル・ウォーズ』、『ライブ・ワイヤー』と主演作が相次いで公開され、我が国でも認知されつつあったピアース・ブロスナンを主人公マイク・グラハム役に起用し、U.N.A.C.O.の指揮を執るフィルポット部長にパトリック・スチュワート、マイクの相棒となる女性エージェントのサブリナ・カーバーにアレクサンドラ・ポール、ハイジャック集団の首謀者アレックス・ティアニーにテッド・レヴィン、そして黒幕の狂信的ロシア軍人ベニン将軍にクリストファー・リーを迎えて作られた、走る”ダイ・ハード”と称されたアクション映画。

ブロスナンはこの頃既に次期ジェームズ・ボンド候補として取り沙汰されていたので、こちらもそれを意識して観たものだが、少々線が細いもののアクション物を充分こなせることを実証。その前に観た『ライブ・ワイヤー』の印象があまり良くなかったので、ほっと胸を撫で下ろした記憶がある。
その後ブロスナンは『ファイナル・ゲーム』や『ミセス・ダウト』を経て、めでたく5代目007を襲名することになった。

特殊部隊とテロ集団との銃撃戦、ヘリコプターを使ってのアクションと見せ場は色々とあるものの、全体的にこじんまりした印象を受けるのは元々がTV映画(CATV用)に作られたものだからだろうか。
ただ出演者の顔触れもなかなかツボを押さえたものなので、007級のスケールを持った超大作を期待しなければ充分に楽しめるし、ブロスナンが007を降板してしまった今、改めて観直してみるとなかなか新鮮に感じられる。

ところで劇中、パトリック・スチュアートはずっと腕を吊ったままだが、何の必然性もない。
これはひょっとすると、単に本人が実際に骨折していただけのことなのだろうか。
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by odin2099 | 2009-02-18 18:56 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)

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