【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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e0033570_20515636.jpg前作ラストでオプティマスは故郷の星へ向けて旅立ってしまったので、オートボットのリーダーとなったのはバンブルビー。着実に出世してるな。
しかし破壊大帝メガトロンが完全復活、オートボットは劣勢に。そして相変わらず人類は「対トランスフォーマー部隊」なんぞを作って内乱状態。
あれ?ガルヴァトロンじゃなくてメガトロン?

前作の主人公、マーク・ウォールバーグ演じるしがない発明家ケイドは、今回はオートボットに協力するマッチョなタフガイの戦士に。なんか違うキャラクターになってないか?
前作のヒロインでもある娘のテッドとは別居中で、演じたニコラ・ペルツは1シーンの声だけ出演。
お尋ね者の自分と会えば彼女にも危険が及ぶということで、電話するシーンのみ。しかも音声認識されちゃいけないと、自分からは一言も話せないという泣かせるシチュエーション。吹替版ではちゃんと前作同様しょこたんがアテていた。偉いぞ、しょこたん
でもイザベラという少女と知り合って疑似家族を作ったり、反発し合っていたヴィヴィアンというオックスフォードの教授と最後は好い仲になったりと、なかなかのリア充ぶりを見せてくれる。

このイザベラという女の子、予告編で見せた胸を揺らしながら逃げるシーンが強烈に印象に残っていたのだけれども、そのシーンだけちょっと露出度高めの衣装なんだね。
演じてるイザベラ・モナーは撮影時15歳のなかなかの美少女。前半のヒロインなんだけど、後半は殆ど登場せず。終盤にちょっと見せ場があるけれど、ちょっと勿体ない。
そしてこの吹替を担当してるのが”岡山の奇蹟”桜井日奈子ちゃんなんだけど、流石に荷が勝ち過ぎだ。可愛くて好きなんだけどね、日奈子ちゃんは。でも残念ながら合格点はあげられない。

e0033570_20520595.jpg入れ替わるように後半のヒロインとなるのがヴィヴィアンで、設定としては伝説の魔術師マーリンの直系の子孫というトンデモな重要人物なんだけど、序盤に顔を見せた後は中盤まで出てこないので、再登場した際に「あれ、この人誰だっけ?」となるのが玉に瑕。
イザベラがティーンエイジャーの少女な分、彼女がお色気担当かと思いきや、胸元がザックリ開いたドレスを纏うシーンはあるものの、ずーっとその格好で押し通してくれるわけではないのでなんだか物足りない。存在そのものがエロかったミーガン・フォックスの時代が懐かしい。
ちなみに演じてるローラ・ハドックは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でピーターのお母さんを演じてた女優さんなんですな。言われてもわかんないだろうけど。

そして人類の歴史の陰にトランスフォーマーあり。
前作では恐竜絶滅の原因がトランスフォーマーに求められていたけれど、今度はアーサー王と円卓の騎士たちが登場。
クライマックスバトルの舞台となるのはストーンヘンジで、ここらへんの因縁話に説得力を持たせる存在として起用されたのが、アンソニー・ホプキンス。お茶目な英国紳士という役どころを実に楽しそうに演じているし、このパートはなんだか「ダ・ヴィンチ・コード」みたいでなかなか楽しい。でもそうなると今度はトランスフォーマーが邪魔に感じられちゃうんだよなあ。

で、ここでオプティマスが故郷の星から帰還してくるのだが、なんと彼は創造主クインテッサによって洗脳され、サイバトロン星を復活させるために人類を滅ぼそうとする刺客となっていたのだった…!
そして始まるオプティマスVSバンブルビー!
最近ヒーロー同士で戦わせるのがトレンドなのか?日本じゃとっくにテンプレート化されてるけどね。

前作には登場しなかったレノックスやシモンズ、モーシャワー将軍らが復帰。サムも写真だけで登場するとシリーズの連続性を感じさせてくれるが、その一方で色々な矛盾点も気になってくるし、毎度毎度のオプティマスの判断力や行動力には疑問を感じざるを得ないし、もういい加減シリーズ打ち止めでもいいんじゃないの?

ラストは次回への伏線張ってるし、バンブルビーを主人公としたスピンオフ(公開は来年の暮れ)の撮影も始まっちゃってるんだけど、どうやらこの作品そのものの評判はあんまりよろしくないようだし、興収も期待外れだったようだし、観客もそろそろ飽きてきたっぽい。
毎度毎度ダラダラと長くガチャガチャとウルサイこのシリーズ、この辺で綺麗に幕引き…する気なんかさらさらなさそうだな。世界観を共有したアニメ映画のシリーズも立ち上げるみたいだしね、あ~あ。

【ひとりごと】
そういや劇中で派手にオスプレイ墜落してたな。


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by odin2099 | 2017-08-07 20:55 |  映画感想<タ行> | Trackback(10) | Comments(2)
e0033570_19552194.jpg当初は「キング・アーサー/聖剣無双」とサブタイトル付だったガイ・リッチーの監督版、ようやっと見に行ってきました。
しかし何らかのサブタイトルでも付けてもらわないと、ジェリー・ブラッカイマー・プロデュースのディズニー映画と区別がつかないじゃん。

さて、最初にガイ・リッチーがアーサー王伝説を映画化するというニュースが聞こえて来た時、そしていよいよ予告編というか劇中のフッテージが公開された時、いずれも嫌な予感がしたものですが、結論から言うと、控えめに言っても面白くありません。

実在を疑われてる伝説の人物なんだから、どんなアーサー像があっても良いとは思いますが、これ、アーサー王である必要、なくね?
逆に伝説に引っ張られて変な枷が出来ちゃってる分、完全オリジナルストーリーにした方が面白くなったんじゃないのかしらん?

主役をはじめ、登場人物たちにみな華がないし(画面が暗くて表情がよく見えないってこともありますが)、音楽はうるさくがなり立てるだけだし、時代設定がいつ頃なのか知りませんけど「ナポレオン」なんて名前、出しちゃっても良かったのかねえ。
途中でジュード・ロウが渡辺謙に見えてきちゃって、最後の最後までモヤモヤが…。

e0033570_19550931.jpg監督は以前、六部作構想をぶち上げてましたけど、あちらでは大コケしたらしく、全世界の興行成績をかき集めても続編製作にゴーサインは出なさそうな状況だとか。
続編作るなら、グウィネヴィアとかランスロットとか、今回はシルエットのみだったマーリンとかが出てくるのかしらん?
でも黒人のトリスタンとか、アジア系のカンフーマスターは出てくるアーサー王物語ってやっぱり違和感ありすぎ。このまま封印した方が良いんじゃないの?

【ひとこと】
そういやベッカム出てたんだよね。全然わかんなかったけど(というか気にしてなかったけど)。


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by odin2099 | 2017-07-02 19:57 |  映画感想<カ行> | Trackback(5) | Comments(2)
e0033570_19501537.jpg今年は新しいアーサー王伝説にまつわる映画が観られそうですが、現時点で最新の大作として作られたアーサー王物を久々に見直しました。中世の騎士物語ではなく、ローマ帝国に使えたサルマート騎士団のお話です。
時代設定は西暦467年、実在のアーサー王にはこれが一番近いんだそうです。

華やかさとは無縁で、アーサー率いる円卓の騎士たちも煌びやかイメージはなく、泥臭く、無骨。
マーリンは魔法使いではなく蛮族の指導者、グウィネヴィアも貴族のお姫様ではなく蛮族の娘です。
そして出演しているのも大スターではなく、地味な役者さんたち。
おそらくヒットはしなかったんでしょうね。

でもこの出演者、今考えると何気に豪華。
円卓の騎士を演じているのはアーサー/クライヴ・オーウェン、ランスロット/ヨアン・グリフィズ、ボース/レイ・ウィンストン、ガラハッド/ヒュー・ダンシー、ガウェイン/ジョエル・エドガートン、トリスタン/マッツ・ミケルセン、ダゴネット/レイ・スティーヴンソンと何れもその後の活躍が目覚ましいです。
グウィネヴィアは「パイレーツ・オブ・カリビアン」に続いてヒロインに起用されたキーラ・ナイトレイですし、サクソン軍を率いるセルディックにはステラン・スカルスガルドという布陣。
今このメンバーを揃えようとすると、出演料だけでなくスケジュール調整などかなりの困難を伴いそうです。

最初から死亡フラグ、全員玉砕フラグが立ちまくりの物語なのですが、7人の円卓の騎士中で亡くなるのは3人だけということは、かなり高い生存率と言えるでしょうか。
最後はアーサーとグウィネヴィアの結婚式で、これでブリテンが統一されたというハッピーエンドを迎えるのですが、実はDVDには「もうひとつのエンディング」というものが収録されていて、これがなかなか良いムード。
テスト試写の際の反応を見てハッピーエンドの方を採用したそうですが、これはちょっと勿体なかったと思います。

またハッピーエンドを選んだということは、物語の最後で誕生した「キング・アーサー」を主人公とした物語が真に始まるということを意味しますが、続編などの声も聞こえてきませんし(そもそも企画があったのかどうかもわかりませんが、それを匂わせる終わり方ではあります)、なおさらしんみりムードで終わった方が感銘を与えたように思います。

公開当時はかなり期待値が高かっただけに失望も大きかったのですが、改めて見直してみると、結構好きな映画かもしれません。
主題歌含めてハンス・ジマーの音楽も傑作の一言。
もっと色々な人に見て頂きたかったなあ。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/5508960/


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by odin2099 | 2017-01-18 19:53 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
今日は「海の日」なので、それに相応しいアルバムをご紹介。
これ、2年ぐらい前に出たのかな、NAXOSレーベルのコンピレーション盤です。

e0033570_09292433.jpgたまたまCDショップで見かけて即買い。
ドビュッシーやらラヴェルやら、リムスキー=コルサコフにメンデルスゾーンなどなど有名な曲も沢山入ってますが、こんなアルバムでなければまず聴く機会もなさそうな曲も色々あるのが楽しみで。
楽曲名だけで惹かれるものもありますし。

ただ、決め手となったのはアルバム1枚目(2枚組です)の1曲目。
ティンタジェル城…って、あそこ?

もちろん聴いたことない曲だったのですが、題名からしてこれはきっと「アーサー王伝説」に所縁のあるものに違いない!
――とあたりをつけたのですが、その通りでした。
途中でワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」からの引用もあったりして…。

では、のんびりゆっくりと良い休日を!

<収録曲>

【Disc1】
1.アーノルド・バックス:交響詩「ティンタジェル城」
2.フランク・ブリッジ:交響組曲「海」- 第1曲 シースケープ
3.クロード・ドビュッシー:交響詩「海」- 第3楽章 風と海の対話
4.クロード・ドビュッシー:小組曲 - 第1曲 小舟にて(H. ビュッセルによる管弦楽編)
5.エドワード・エルガー:海の絵 Op. 37 - 第3番 海で迎える安息日の朝
6.ジョン・アイアランド:海ヘの情熱
7.フェリックス・メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」 Op. 26
8.モーリス・ラヴェル:鏡 - 第3曲 海原の小舟
9.ニコライ・アンドレイェヴィチ・リムスキー=コルサコフ:組曲「皇帝サルタンの物語」 Op. 57 - 第2曲 樽に入れられて海に捨てられた皇后
10.レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第1番 「海の交響曲」- 第3楽章 スケルツォ 「波」
11.アントニオ・ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 変ホ長調 「海の嵐」Op. 8 No. 5, RV 253 - 第1楽章 アレグロ・エ・プレスト
12.ヘンリー・ウッド:イギリスの海の歌による幻想曲(抜粋)

【Disc2】
1.エルネスト・ブロッホ:海の詩 - 第3楽章 海で(アレグロ・ヴィーヴォ)(ピアノ版)
2-3.ベンジャミン・ブリテン:歌劇「ピーター・グライムズ」- 4つの海の間奏曲 Op. 33a (抜粋)
4.クロード・ドビュッシー:前奏曲集 第1集 - 第10曲 沈める寺(P. ブレイナーによる管弦楽編)
5.フェリックス・メンデルスゾーン:序曲「静かな海と楽しい航海」 Op. 27
6.ニコライ・アンドレイェヴィチ・リムスキー=コルサコフ:シェエラザード Op. 35 (抜粋)第1曲 海とシンドバッドの船
7.ニコライ・アンドレイェヴィチ・リムスキー=コルサコフ:シェエラザード Op. 35 (抜粋)第4曲 バグダッドの祭り - 海
8.ジャン・シベリウス:交響詩「大洋の女神(波の乙女)」 Op. 73
9.ヘンリー・ウッド:イギリスの海の歌による幻想曲(抜粋)
10.リヒャルト・ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」- 序曲
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by odin2099 | 2016-07-18 09:43 | 音楽 | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_1924185.jpg「魔法使いの弟子」といえば、勿論デュカの管弦楽曲。でもこの曲をウォルト・ディズニーが『ファンタジア』で使い、ミッキーマウス扮する”魔法使いの弟子”が、中途半端な魔法を使って大騒動をやらかすという短編作品に仕上げたことでも有名になった。

今度はウォルト・ディズニー・ピクチャーズが、このアニメをベースに実写映画化。
ジェリー・ブラッカイマー・フィルムズをパートナーに、SFX満載のマジカル・アドベンチャーに再構成したのがこの作品で、”魔法使いの師匠”を演じるニコラス・ケイジがプロデューサーも兼ね、アルフレッド・モリナ、テリーサ・パーマー、モニカ・ベルッチらが共演。主人公である”魔法使いの弟子”には、ジェイ・バルチェルを起用した。
ちゃんとデュカの曲をバックに、未熟な弟子が魔法を濫用しててんやわんやというシーンも用意されていて、原典を知っていればニヤリ。ただ知らないと些か唐突に映るかもしれないけど。

物語の背景には、1000年の昔より続く善と悪の魔法使いたちの戦いが・・・ということだが、善の魔法使いがマーリンで悪の魔法使いがモルガナ・ル・フェイ。
なるほどねー。一から因縁話を作るよりは、アーサー王伝説を再利用する方が楽だし知名度もある、ってことかな。

e0033570_1924366.jpg主人公が物理ヲタクのヘタレなお兄ちゃんというのも面白いんだけれど、彼が何故”選ばれし者”なのか、そして如何にして”偉大な魔法使い”として覚醒するのかが語られないのは何だかなあ。
それに”魔法”と”科学”が対立するでもなく、かといって共存するでもないという中途半端な描き方なのもどうかと思うけれど、スケール感がないことを除けば2時間弱は退屈しないで済みそう。続編を匂わせるラストだったけれど、さてシリーズ化されるんでしょうか。

出演者に目を向ければ、せっかくの<イタリアの宝石>モニカ・ベルッチの出番が少ないのは許せないが、主人公のガールフレンドを演じたテリーサ・パーマーはなかなか可愛いし、アルフレッド・モリナのほどほどの悪役ぶりも良し。
それと、吹替版で観たせいかニコラス・ケイジが実に頼りがいがあってメチャメチャ格好良い。ある意味じゃニコラス・ケイジの声に大塚明夫って反則だなあとも思えてくる(定番キャストなんだけど)。120%ぐらい魅力をアップさせてるような気がするし。
ただ、主人公は吹替共々ちょっとねぇ・・・。
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by odin2099 | 2010-09-17 19:25 |  映画感想<マ行> | Trackback(41) | Comments(2)
講談社から出ている<痛快 世界の冒険文学>というシリーズ物の一冊。
このシリーズは10年ほど前に刊行されたのですが、存在を知ったのは最近のこと。基本的には世界の名作文学を、子ども向けにリライトしたという良くある体裁のものですが、その執筆陣がなかなか興味深いのです。菊地秀行、藤本ひとみ、佐藤さとる、大沢在昌、宗田理、眉村卓、山中恒、田中芳樹、伊集院静・・・と並ぶと、ちょっと意外で贅沢な顔触れだと思いませんか? 
内、何冊かはソフトカバーや文庫本に形を変えて出版もされています。

この本はその第12巻(全部で24巻まで)。
e0033570_1354499.jpg他のシリーズと違って、サー・トーマス・マロリーの『アーサー王の死』など先行する書物のリライトではなく、伝承そのものを作者が取捨選択してまとめなおしたもの、と言ったほうが良さそうです。読んだことはありませんが、確かこの人の著作にはギリシャ神話や聖書などの入門書などもあったはず。その流れの一冊とみることも出来るのかも知れません。

お話の方は、アーサーが鋼の台から剣を引き抜くエピソードに始まり、エクスカリバーを手に入れる話、トリスタンとイゾルデの悲恋話、ガウェインと緑の騎士、そしてクライマックスの聖杯探索や最後の決戦へと進んで行きます。
子ども向けということもあってか、どのエピソードも短いのが玉に瑕ですが、それでもトリスタンやガウェインの話などはコンパクトにまとめられているなぁと感じました。
ただ、ラーンスロットとグウィネビアの不倫などは流石にまずいと思ったのでしょうかね、描写もかなり抑えられていますので、これを読んだ子どもは人間関係が良くわからないんじゃないかな、という気もします。

文体も平易ですし、分量もそれほどありませんので、大人が”アーサー王と円卓の騎士”物の入門書として読んでも充分楽しめるかと思いますが(自分は、イラストが加藤直之だと気付いた時点で購入を決定しました)、一般に知られている伝承とは幾分か異なった展開、描写になっている箇所も少なからず見受けられます。
例えば魔術師マーリン。彼は途中で姿を消してしまうのですが、この物語では比較的最後の方まで登場します。
またモルドレッドの出自も明確にはされていませんし、何よりもアーサーとラーンスロット、それにグウィネビアの最後もかなり印象の違ったものになっていますね。もっともそのあたりは、元が古い伝承なだけにどうアレンジしようが構わないとは思いますが、この本で初めてアーサーの物語に触れた人が、他の本を読んだりした際には若干の違和感を覚えるかも知れません。
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by odin2099 | 2009-01-31 13:07 | | Trackback | Comments(2)
本屋さんで見つけたときは「なんじゃ、こりゃ?!」と思ってそのまんまスルーしていたのだけれども、最近になって妙に気になりだして結局買っちまいました。

e0033570_2329278.jpgメディア・テック出版という所から出ている”MO-L”「萌える大百科」というシリーズの一冊で、キャラクターや伝説が萌え系のイラストと共に紹介されております。

しかもキャラがみんな女の子に!

正に『燃えろアーサー』ならぬ『萌えろアーサー』と言ったところでしょうか。実は苦手なんだよな、この手のイラストは。

ところが内容はバカにしたものじゃなく、キャラクターやアイテムの解説にしろ、色々な伝承の紹介にしろ、結構細かいところにまで触れているのだ。
見た目と裏腹に、その中身は初心者向けではないあたりがこの手の本の恐るべきところ。一端の専門家気取りで専門書を苦心惨憺して読破し、さて一席ぶとうとしたら、実はそのネタはトリビアでもなんでもなかった、てなことも充分に予想しうる。
逆にこういった本を先にチェックしておいて、更に深みにはまる(?)方が賢いのかも知れない。

ところで帯には「ミニシリーズ・中世騎士百科 vol.1」と書かれているが、今では「vol.2」として『シャルルマーニュ大百科』も発売中♪
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by odin2099 | 2008-06-17 23:32 | | Trackback | Comments(2)
e0033570_919493.jpgスーザン・クーパーの<闇との戦い>4部作の第1弾、『光の六つのしるし』の映画版です。
序章となる『コーンウォールの聖杯』だけは読んだんですが、4部作に手を出す前に上映終了が近付いてきましたので急いで観てきました。
それにしても単館上映みたいな扱いになっているし、肝心の本国でもヒットしたとは聞いていませんので、残り3作の映画化は絶望的、なんでしょうかねぇ。

14歳の誕生日を迎えた日に、ウィルは古より続く<光>と<闇>の戦いに巻き込まれ、<闇>から世界を守るために六つの<しるし>を探す役目を担わされ、時空を越えた冒険をするというファンタジー物です。
とはいうものの、結局ウィルが守るのは家族や隣人といった身近な人々なのが今ひとつスケールを感じさせない要因でしょうか。<しるし>も何だか良くわかりませんし、対する<闇>の勢力も黒騎士や魔女などこじんまりしたもの。
原作は『指輪物語』や『ゲド戦記』、或いは『ハリー・ポッター』などと比較して語られたりもするのですが、その壮大さは残念ながら映画からは伝わってきません。舌足らずというか説明不足というか、これはやはり原作をきちんと読まないと駄目なんでしょうね。

ただ、映画を観ている1時間半の間は幻想的な雰囲気に浸れますので、首尾よく4部作全てが映画化されればそれなりのスケール感を味わうことが出来るのではないかなぁとは思うのですが、さてそこまで続きますやら。


<追記>
DVDリリースタイトル 『ザ・シーカー/光の六つのしるし』e0033570_23204623.jpg
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by odin2099 | 2008-01-14 09:19 |  映画感想<ハ行> | Trackback(10) | Comments(5)
『マビノギオンの世界/ウェールズに物語の背景をたずねて』 写真:加藤忠興/紀行文:加藤公惠/物語解説:中野節子

『マビノギオン』というのは、ウェールズの吟遊詩人たちの口承による物語群を、書物の形で残した際に便宜的に付けられた名前なんだそうです。アーサー王と円卓の騎士たちの物語の原型も、この中には納められています。といいつつ、自分もダイジェストなどの形でしか知りません。『マビノギオン/中世ウェールズ幻想物語集』という題名で中野節子の手になる完訳版も出てはいるのですが、残念ながら手にとったこともありません。
e0033570_10313926.jpg
この本は、その物語に魅せられたカメラマン夫妻が完訳本を携え、2000年春、2000年夏秋、2001年春、2001年夏、2002年夏、そして2005年夏の5回に亘り物語の舞台となったウェールズ地方を訪れて、物語背景を収めた写真集です。
こういう本は珍しいですし、細かい物語を知らなくても、写真を眺めているだけでその世界に浸れそうなのが嬉しいですね。
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by odin2099 | 2007-12-22 10:32 | | Trackback | Comments(2)
e0033570_1084346.jpg病に倒れた国王から、後を継ぐように遺言されたシュレック。しかしそんなのは絶対に無理だと、ドンキーや長靴をはいた猫と一緒にもう一人の王位継承者アーサーを探す旅に出発。一方、王位乗っ取りに執念を燃やすチャーミング王子は、おとぎ話の悪役たちを唆し「遠い遠い遠い国」へ攻め込み、フィオナ姫らを捕らえてしまう。はたしてシュレックは無事にアーサーを探し出し、王国を救うことが出来るのか?!

劇場で見よう、劇場で見よう、と思いつつ、遂に3作全部DVDでの鑑賞と相成ってしまった『シュレック』シリーズ。それは自分の油断と怠慢もあるのだけれども、上映劇場の大半が日本語吹替版ばかりというのも大きな原因。基本的に吹替版は好きなんだけれども、タレント吹替は大反対!今回もレギュラーの濵田雅功、藤原紀香、竹中直人以下、橘慶太、大沢あかね、星野亜季、光浦靖子、大久保佳代子・・・と色々並んでますねぇ。
まぁ竹中直人は実績ありますけれど、後はちょっと・・・。個人的には藤原紀香好きなんですが、”声優”としてはね・・・。

e0033570_109159.jpgそれはさておき、今回は白雪姫、シンデレラ、眠れる森の美女、ピーターパンらのパロディも盛り込まれているものの、メインはアーサー王と円卓の騎士のお話。メイン格でアーサーが出てくるが、他にもチョイ役でランスロット、グウィネビア、モルガン、ガウェインらも登場。更にキー・キャラクターで魔法使いマーリンまで出てくる徹底振り。そろそろネタ切れかなぁとは思うものの、深いこと考えずに単純に楽しめるのが良いところ。
長靴をはいた猫を主人公にしたスピンオフ企画はどうなったのかわからないけれど、まだ続編は作るらしいので、次回こそ劇場で!
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by odin2099 | 2007-12-16 10:10 |  映画感想<サ行> | Trackback(10) | Comments(4)

by Excalibur
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