【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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e0033570_19501537.jpg今年は新しいアーサー王伝説にまつわる映画が観られそうですが、現時点で最新の大作として作られたアーサー王物を久々に見直しました。中世の騎士物語ではなく、ローマ帝国に使えたサルマート騎士団のお話です。
時代設定は西暦467年、実在のアーサー王にはこれが一番近いんだそうです。

華やかさとは無縁で、アーサー率いる円卓の騎士たちも煌びやかイメージはなく、泥臭く、無骨。
マーリンは魔法使いではなく蛮族の指導者、グウィネヴィアも貴族のお姫様ではなく蛮族の娘です。
そして出演しているのも大スターではなく、地味な役者さんたち。
おそらくヒットはしなかったんでしょうね。

でもこの出演者、今考えると何気に豪華。
円卓の騎士を演じているのはアーサー/クライヴ・オーウェン、ランスロット/ヨアン・グリフィズ、ボース/レイ・ウィンストン、ガラハッド/ヒュー・ダンシー、ガウェイン/ジョエル・エドガートン、トリスタン/マッツ・ミケルセン、ダゴネット/レイ・スティーヴンソンと何れもその後の活躍が目覚ましいです。
グウィネヴィアは「パイレーツ・オブ・カリビアン」に続いてヒロインに起用されたキーラ・ナイトレイですし、サクソン軍を率いるセルディックにはステラン・スカルスガルドという布陣。
今このメンバーを揃えようとすると、出演料だけでなくスケジュール調整などかなりの困難を伴いそうです。

最初から死亡フラグ、全員玉砕フラグが立ちまくりの物語なのですが、7人の円卓の騎士中で亡くなるのは3人だけということは、かなり高い生存率と言えるでしょうか。
最後はアーサーとグウィネヴィアの結婚式で、これでブリテンが統一されたというハッピーエンドを迎えるのですが、実はDVDには「もうひとつのエンディング」というものが収録されていて、これがなかなか良いムード。
テスト試写の際の反応を見てハッピーエンドの方を採用したそうですが、これはちょっと勿体なかったと思います。

またハッピーエンドを選んだということは、物語の最後で誕生した「キング・アーサー」を主人公とした物語が真に始まるということを意味しますが、続編などの声も聞こえてきませんし(そもそも企画があったのかどうかもわかりませんが、それを匂わせる終わり方ではあります)、なおさらしんみりムードで終わった方が感銘を与えたように思います。

公開当時はかなり期待値が高かっただけに失望も大きかったのですが、改めて見直してみると、結構好きな映画かもしれません。
主題歌含めてハンス・ジマーの音楽も傑作の一言。
もっと色々な人に見て頂きたかったなあ。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/5508960/


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by odin2099 | 2017-01-18 19:53 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
今日は「海の日」なので、それに相応しいアルバムをご紹介。
これ、2年ぐらい前に出たのかな、NAXOSレーベルのコンピレーション盤です。

e0033570_09292433.jpgたまたまCDショップで見かけて即買い。
ドビュッシーやらラヴェルやら、リムスキー=コルサコフにメンデルスゾーンなどなど有名な曲も沢山入ってますが、こんなアルバムでなければまず聴く機会もなさそうな曲も色々あるのが楽しみで。
楽曲名だけで惹かれるものもありますし。

ただ、決め手となったのはアルバム1枚目(2枚組です)の1曲目。
ティンタジェル城…って、あそこ?

もちろん聴いたことない曲だったのですが、題名からしてこれはきっと「アーサー王伝説」に所縁のあるものに違いない!
――とあたりをつけたのですが、その通りでした。
途中でワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」からの引用もあったりして…。

では、のんびりゆっくりと良い休日を!

<収録曲>

【Disc1】
1.アーノルド・バックス:交響詩「ティンタジェル城」
2.フランク・ブリッジ:交響組曲「海」- 第1曲 シースケープ
3.クロード・ドビュッシー:交響詩「海」- 第3楽章 風と海の対話
4.クロード・ドビュッシー:小組曲 - 第1曲 小舟にて(H. ビュッセルによる管弦楽編)
5.エドワード・エルガー:海の絵 Op. 37 - 第3番 海で迎える安息日の朝
6.ジョン・アイアランド:海ヘの情熱
7.フェリックス・メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」 Op. 26
8.モーリス・ラヴェル:鏡 - 第3曲 海原の小舟
9.ニコライ・アンドレイェヴィチ・リムスキー=コルサコフ:組曲「皇帝サルタンの物語」 Op. 57 - 第2曲 樽に入れられて海に捨てられた皇后
10.レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第1番 「海の交響曲」- 第3楽章 スケルツォ 「波」
11.アントニオ・ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 変ホ長調 「海の嵐」Op. 8 No. 5, RV 253 - 第1楽章 アレグロ・エ・プレスト
12.ヘンリー・ウッド:イギリスの海の歌による幻想曲(抜粋)

【Disc2】
1.エルネスト・ブロッホ:海の詩 - 第3楽章 海で(アレグロ・ヴィーヴォ)(ピアノ版)
2-3.ベンジャミン・ブリテン:歌劇「ピーター・グライムズ」- 4つの海の間奏曲 Op. 33a (抜粋)
4.クロード・ドビュッシー:前奏曲集 第1集 - 第10曲 沈める寺(P. ブレイナーによる管弦楽編)
5.フェリックス・メンデルスゾーン:序曲「静かな海と楽しい航海」 Op. 27
6.ニコライ・アンドレイェヴィチ・リムスキー=コルサコフ:シェエラザード Op. 35 (抜粋)第1曲 海とシンドバッドの船
7.ニコライ・アンドレイェヴィチ・リムスキー=コルサコフ:シェエラザード Op. 35 (抜粋)第4曲 バグダッドの祭り - 海
8.ジャン・シベリウス:交響詩「大洋の女神(波の乙女)」 Op. 73
9.ヘンリー・ウッド:イギリスの海の歌による幻想曲(抜粋)
10.リヒャルト・ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」- 序曲
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by odin2099 | 2016-07-18 09:43 | 音楽 | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_1924185.jpg「魔法使いの弟子」といえば、勿論デュカの管弦楽曲。でもこの曲をウォルト・ディズニーが『ファンタジア』で使い、ミッキーマウス扮する”魔法使いの弟子”が、中途半端な魔法を使って大騒動をやらかすという短編作品に仕上げたことでも有名になった。

今度はウォルト・ディズニー・ピクチャーズが、このアニメをベースに実写映画化。
ジェリー・ブラッカイマー・フィルムズをパートナーに、SFX満載のマジカル・アドベンチャーに再構成したのがこの作品で、”魔法使いの師匠”を演じるニコラス・ケイジがプロデューサーも兼ね、アルフレッド・モリナ、テリーサ・パーマー、モニカ・ベルッチらが共演。主人公である”魔法使いの弟子”には、ジェイ・バルチェルを起用した。
ちゃんとデュカの曲をバックに、未熟な弟子が魔法を濫用しててんやわんやというシーンも用意されていて、原典を知っていればニヤリ。ただ知らないと些か唐突に映るかもしれないけど。

物語の背景には、1000年の昔より続く善と悪の魔法使いたちの戦いが・・・ということだが、善の魔法使いがマーリンで悪の魔法使いがモルガナ・ル・フェイ。
なるほどねー。一から因縁話を作るよりは、アーサー王伝説を再利用する方が楽だし知名度もある、ってことかな。

e0033570_1924366.jpg主人公が物理ヲタクのヘタレなお兄ちゃんというのも面白いんだけれど、彼が何故”選ばれし者”なのか、そして如何にして”偉大な魔法使い”として覚醒するのかが語られないのは何だかなあ。
それに”魔法”と”科学”が対立するでもなく、かといって共存するでもないという中途半端な描き方なのもどうかと思うけれど、スケール感がないことを除けば2時間弱は退屈しないで済みそう。続編を匂わせるラストだったけれど、さてシリーズ化されるんでしょうか。

出演者に目を向ければ、せっかくの<イタリアの宝石>モニカ・ベルッチの出番が少ないのは許せないが、主人公のガールフレンドを演じたテリーサ・パーマーはなかなか可愛いし、アルフレッド・モリナのほどほどの悪役ぶりも良し。
それと、吹替版で観たせいかニコラス・ケイジが実に頼りがいがあってメチャメチャ格好良い。ある意味じゃニコラス・ケイジの声に大塚明夫って反則だなあとも思えてくる(定番キャストなんだけど)。120%ぐらい魅力をアップさせてるような気がするし。
ただ、主人公は吹替共々ちょっとねぇ・・・。
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by odin2099 | 2010-09-17 19:25 |  映画感想<マ行> | Trackback(41) | Comments(2)
講談社から出ている<痛快 世界の冒険文学>というシリーズ物の一冊。
このシリーズは10年ほど前に刊行されたのですが、存在を知ったのは最近のこと。基本的には世界の名作文学を、子ども向けにリライトしたという良くある体裁のものですが、その執筆陣がなかなか興味深いのです。菊地秀行、藤本ひとみ、佐藤さとる、大沢在昌、宗田理、眉村卓、山中恒、田中芳樹、伊集院静・・・と並ぶと、ちょっと意外で贅沢な顔触れだと思いませんか? 
内、何冊かはソフトカバーや文庫本に形を変えて出版もされています。

この本はその第12巻(全部で24巻まで)。
e0033570_1354499.jpg他のシリーズと違って、サー・トーマス・マロリーの『アーサー王の死』など先行する書物のリライトではなく、伝承そのものを作者が取捨選択してまとめなおしたもの、と言ったほうが良さそうです。読んだことはありませんが、確かこの人の著作にはギリシャ神話や聖書などの入門書などもあったはず。その流れの一冊とみることも出来るのかも知れません。

お話の方は、アーサーが鋼の台から剣を引き抜くエピソードに始まり、エクスカリバーを手に入れる話、トリスタンとイゾルデの悲恋話、ガウェインと緑の騎士、そしてクライマックスの聖杯探索や最後の決戦へと進んで行きます。
子ども向けということもあってか、どのエピソードも短いのが玉に瑕ですが、それでもトリスタンやガウェインの話などはコンパクトにまとめられているなぁと感じました。
ただ、ラーンスロットとグウィネビアの不倫などは流石にまずいと思ったのでしょうかね、描写もかなり抑えられていますので、これを読んだ子どもは人間関係が良くわからないんじゃないかな、という気もします。

文体も平易ですし、分量もそれほどありませんので、大人が”アーサー王と円卓の騎士”物の入門書として読んでも充分楽しめるかと思いますが(自分は、イラストが加藤直之だと気付いた時点で購入を決定しました)、一般に知られている伝承とは幾分か異なった展開、描写になっている箇所も少なからず見受けられます。
例えば魔術師マーリン。彼は途中で姿を消してしまうのですが、この物語では比較的最後の方まで登場します。
またモルドレッドの出自も明確にはされていませんし、何よりもアーサーとラーンスロット、それにグウィネビアの最後もかなり印象の違ったものになっていますね。もっともそのあたりは、元が古い伝承なだけにどうアレンジしようが構わないとは思いますが、この本で初めてアーサーの物語に触れた人が、他の本を読んだりした際には若干の違和感を覚えるかも知れません。
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by odin2099 | 2009-01-31 13:07 | | Trackback | Comments(2)
本屋さんで見つけたときは「なんじゃ、こりゃ?!」と思ってそのまんまスルーしていたのだけれども、最近になって妙に気になりだして結局買っちまいました。

e0033570_2329278.jpgメディア・テック出版という所から出ている”MO-L”「萌える大百科」というシリーズの一冊で、キャラクターや伝説が萌え系のイラストと共に紹介されております。

しかもキャラがみんな女の子に!

正に『燃えろアーサー』ならぬ『萌えろアーサー』と言ったところでしょうか。実は苦手なんだよな、この手のイラストは。

ところが内容はバカにしたものじゃなく、キャラクターやアイテムの解説にしろ、色々な伝承の紹介にしろ、結構細かいところにまで触れているのだ。
見た目と裏腹に、その中身は初心者向けではないあたりがこの手の本の恐るべきところ。一端の専門家気取りで専門書を苦心惨憺して読破し、さて一席ぶとうとしたら、実はそのネタはトリビアでもなんでもなかった、てなことも充分に予想しうる。
逆にこういった本を先にチェックしておいて、更に深みにはまる(?)方が賢いのかも知れない。

ところで帯には「ミニシリーズ・中世騎士百科 vol.1」と書かれているが、今では「vol.2」として『シャルルマーニュ大百科』も発売中♪
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by odin2099 | 2008-06-17 23:32 | | Trackback | Comments(2)
e0033570_919493.jpgスーザン・クーパーの<闇との戦い>4部作の第1弾、『光の六つのしるし』の映画版です。
序章となる『コーンウォールの聖杯』だけは読んだんですが、4部作に手を出す前に上映終了が近付いてきましたので急いで観てきました。
それにしても単館上映みたいな扱いになっているし、肝心の本国でもヒットしたとは聞いていませんので、残り3作の映画化は絶望的、なんでしょうかねぇ。

14歳の誕生日を迎えた日に、ウィルは古より続く<光>と<闇>の戦いに巻き込まれ、<闇>から世界を守るために六つの<しるし>を探す役目を担わされ、時空を越えた冒険をするというファンタジー物です。
とはいうものの、結局ウィルが守るのは家族や隣人といった身近な人々なのが今ひとつスケールを感じさせない要因でしょうか。<しるし>も何だか良くわかりませんし、対する<闇>の勢力も黒騎士や魔女などこじんまりしたもの。
原作は『指輪物語』や『ゲド戦記』、或いは『ハリー・ポッター』などと比較して語られたりもするのですが、その壮大さは残念ながら映画からは伝わってきません。舌足らずというか説明不足というか、これはやはり原作をきちんと読まないと駄目なんでしょうね。

ただ、映画を観ている1時間半の間は幻想的な雰囲気に浸れますので、首尾よく4部作全てが映画化されればそれなりのスケール感を味わうことが出来るのではないかなぁとは思うのですが、さてそこまで続きますやら。


<追記>
DVDリリースタイトル 『ザ・シーカー/光の六つのしるし』e0033570_23204623.jpg
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by odin2099 | 2008-01-14 09:19 |  映画感想<ハ行> | Trackback(10) | Comments(5)
『マビノギオンの世界/ウェールズに物語の背景をたずねて』 写真:加藤忠興/紀行文:加藤公惠/物語解説:中野節子

『マビノギオン』というのは、ウェールズの吟遊詩人たちの口承による物語群を、書物の形で残した際に便宜的に付けられた名前なんだそうです。アーサー王と円卓の騎士たちの物語の原型も、この中には納められています。といいつつ、自分もダイジェストなどの形でしか知りません。『マビノギオン/中世ウェールズ幻想物語集』という題名で中野節子の手になる完訳版も出てはいるのですが、残念ながら手にとったこともありません。
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この本は、その物語に魅せられたカメラマン夫妻が完訳本を携え、2000年春、2000年夏秋、2001年春、2001年夏、2002年夏、そして2005年夏の5回に亘り物語の舞台となったウェールズ地方を訪れて、物語背景を収めた写真集です。
こういう本は珍しいですし、細かい物語を知らなくても、写真を眺めているだけでその世界に浸れそうなのが嬉しいですね。
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by odin2099 | 2007-12-22 10:32 | | Trackback | Comments(2)
e0033570_1084346.jpg病に倒れた国王から、後を継ぐように遺言されたシュレック。しかしそんなのは絶対に無理だと、ドンキーや長靴をはいた猫と一緒にもう一人の王位継承者アーサーを探す旅に出発。一方、王位乗っ取りに執念を燃やすチャーミング王子は、おとぎ話の悪役たちを唆し「遠い遠い遠い国」へ攻め込み、フィオナ姫らを捕らえてしまう。はたしてシュレックは無事にアーサーを探し出し、王国を救うことが出来るのか?!

劇場で見よう、劇場で見よう、と思いつつ、遂に3作全部DVDでの鑑賞と相成ってしまった『シュレック』シリーズ。それは自分の油断と怠慢もあるのだけれども、上映劇場の大半が日本語吹替版ばかりというのも大きな原因。基本的に吹替版は好きなんだけれども、タレント吹替は大反対!今回もレギュラーの濵田雅功、藤原紀香、竹中直人以下、橘慶太、大沢あかね、星野亜季、光浦靖子、大久保佳代子・・・と色々並んでますねぇ。
まぁ竹中直人は実績ありますけれど、後はちょっと・・・。個人的には藤原紀香好きなんですが、”声優”としてはね・・・。

e0033570_109159.jpgそれはさておき、今回は白雪姫、シンデレラ、眠れる森の美女、ピーターパンらのパロディも盛り込まれているものの、メインはアーサー王と円卓の騎士のお話。メイン格でアーサーが出てくるが、他にもチョイ役でランスロット、グウィネビア、モルガン、ガウェインらも登場。更にキー・キャラクターで魔法使いマーリンまで出てくる徹底振り。そろそろネタ切れかなぁとは思うものの、深いこと考えずに単純に楽しめるのが良いところ。
長靴をはいた猫を主人公にしたスピンオフ企画はどうなったのかわからないけれど、まだ続編は作るらしいので、次回こそ劇場で!
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by odin2099 | 2007-12-16 10:10 |  映画感想<サ行> | Trackback(10) | Comments(4)
亡くなった祖父の友人であるメリイおじさんが借りてくれた古い屋敷で夏休みを過ごすため、サイモン、ジェイン、バーニイの三人兄弟は両親とともにコーンウォール地方へとやって来た。その屋根裏部屋で三人は七百年前に書かれたと思われる地図を発見するのだが、それはアーサー王伝説にまつわる聖杯を探す手掛かりになるものだった。三人はメリイおじさんに、人間界を支配しようとする「闇」の勢力とそれを阻止しようとする「光」の勢力との長く続いている戦いのことを聞き、その秘密を解き明かして聖杯を見つけ出そうとするのだが、聖杯を狙っているのは兄弟たちだけではなかったのだ・・・!

e0033570_8223514.jpg原書は40年以上前に書かれ、翻訳版も35年ほど前に出版されたものの絶版になり”幻の名作”扱いになっていたものが、多くの復刊を望む声に支えられ数年前に改訂版として再発売されたというもの。同じ作者の<闇の戦い>シリーズの序章にあたるいうことだが、その<闇の戦い>シリーズの第1巻『光の六つのしるし』は映画化され、まもなく日本でも公開の運びとなる。そこで映画を見る前に、ということで手に取った次第。
ファンタジー作品として評価が高いのだが、殊この作品に関して言えばファンタジー色は強くはない。アーサー王伝説とも直接の関わりはなく、少年少女が宝探しをするという冒険物という方が正しいだろう。
ただ子ども達の言動にイライラさせられたり、結末があっけないというか、全ての謎が解ける大団円には程遠いので個人的には若干の消化不良。執筆当時には続編の構想はなかったという話だが、それならば尚更のことである。ということで些か期待はずれではあるのだが、とりあえず<闇の戦い>シリーズは読み進めていこうかと思っている。
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by odin2099 | 2007-12-01 08:24 | | Trackback | Comments(2)
シャーロック・ホームズにシェイクスピア、アーサー王伝説、ロンドン塔、ストーンヘンジ、バイロン卿、シェリー夫妻、ロビン・フッド、ジーキル博士とハイド氏、竜、魔女に妖精、そしてネス湖のネッシーetcと、イギリスは不思議と怪奇の宝庫と言っても良いのでしょう(著者は「幻想王国」と表現しています)。そんな側面からイギリスを扱った、ちょっと異色なガイドブックが本書です。
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元々は1980年に『イギリス怪奇物語』として出版されたものを、手を加えて文庫化したものですが、初版から既に13年が経過し今では絶版になっているようですね。購入したことすら忘れていたのですが、先日蔵書の整理をしていて見つけたので読んでみたのですが、なかなか興味深く読みました。いつか実際にこの目で確かめてみたい場所ばかりです。
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by odin2099 | 2007-11-27 22:31 | | Trackback | Comments(2)

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