【徒然なるままに・・・】

odin2099.exblog.jp

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

タグ:ゲド戦記 ( 17 ) タグの人気記事

土曜日の「日本経済新聞」、その「NIKKEIプラス1」の「何でもランキング」はファンタジー小説のベスト10特集。
ファンタジー、ファンタジー騒いでる割に読んだことのない本ばっかなんですが(汗)、これって妥当な結果なんですかねぇ?

 1.「守り人」シリーズ(上橋菜穂子)
 2.トムは真夜中の庭で(フィリパ・ピアス)
 3.クラバート(プロイスラー)
 4.ゲド戦記(ル=グウィン)
 5.ホビットの冒険(J・R・R・トールキン)
 6.指輪物語(J・R・R・トールキン)
 7.モモ(ミヒャエル・エンデ)
 8.ナルニア国物語(C・S・ルイス)
 9.「勾玉」シリーズ(荻原規子)
 10.二分間の冒険(岡田淳)

流石に「世界三大ファンタジー」と呼ばれてる作品はみんなランクインしてますね。
しかし読んだことがあるの、半分しかないや。。。
e0033570_2112332.jpg

[PR]
by odin2099 | 2012-10-08 21:02 | 雑感 | Trackback | Comments(2)
e0033570_10182743.jpg公開から既に一年以上経ちましたが、最近になってようやくDVDがリリースされましたのでご覧になったという方、或いはこれから見るよという方もいらっしゃることでしょう。

原作はさておき、映画版の内容とその製作の裏側についてコンパクトにまとめられているのはこの一冊だと思います。角川書店からの出版物ですが、母体ともいえる徳間書店ではない分自由度も高いのかもしれません。公式(?)書籍のロマンアルバムよりは充実度が高いように感じます。

繰り返しますが原作版ではなく、映画版『ゲド戦記』を補完する書籍をお探しの方には、是非とも候補に入れておいて下さい。まだ店頭に置いてある書店も少なくないようですし。
[PR]
by odin2099 | 2007-09-02 10:19 | | Trackback(1) | Comments(2)
スタジオジブリのアニメーション映画『ゲド戦記』のDVDがまもなく発売になるが、その宣伝のために作られたのがコレ。
総ページ数は208ページ、「文庫本のかたちのフリーペーパー」とのことで、表紙のカラーは黄・黒・青・赤・ピンクの5色。
今月6日から書店、レコード店、レンタルビデオ店、コンビニエンスショップ、大型家電量販店等々で100万部が配布されたとのことだが、初日に出遅れたら目ぼしい所では全く目にせず入手を諦めかけていたところ、先週ようやくGET!

e0033570_22213425.jpg内容は、作品の解説(”『ゲド戦記』の愉しみ方”)、名言・名台詞集(”『ゲド戦記』のなかの心に染みることば”)、それにあちらこちらから再録された『ゲド戦記』論(”いくつかの重要な『ゲド戦記』論”)の三部構成。
プロデューサーは糸井重里。

第三部で再録されている論文・インタビュー・対談は、宮崎駿、河合隼雄、清水真砂子、上橋菜穂子、中村うさぎ、佐藤忠男、宮崎吾朗各氏のものだが、その殆どが原作論で映画版そのものについて触れているものは少ない。
また触れている場合も肯定的なものばかり(宣伝だから当たり前だが)なので、読んでいて違和感を感じる部分も少なくない。大半が映画公開前に書かれたものだし、公開後には酷評を浴びたことから考えればもっと多様な意見を取り上げてくれりゃ良かったのだけど、そこまで開き直れないか(苦笑)。
再録なので、幾つか既に読んだことがある文章だったのもガッカリ。まぁ無料だから文句言う筋合いじゃないんだけど。

ということで一番のヒットは、第一部の中沢新一の手になる”『ゲド戦記』の愉しみ方”で、これは初心者の入門書としても充分に面白いと思う。
もっともこの”愉しみ方”、あくまでも原作に対するものだ。アニメしか知らない、あるいはどちらも知らないという人が、これをきっかけに原作を読み始め、その世界に浸れるようになれば良いのだけれども・・・?
[PR]
by odin2099 | 2007-06-26 22:22 | | Trackback | Comments(6)
アースシーの島々が誕生した頃、世界は邪悪な”名無き者”に支配されていた。
巫女たちの一団が平和の腕環を作り、その力でアチュアン島の神殿の奥深く幽閉し平和が訪れたが、やがて腕環は割れ、強大なカルガド帝国が各地に侵攻、アースシー全域は戦乱の渦に巻き込まれることになってしまう。今や”名無き者”を抑えているのは、アチュアンの巫女たちの祈りのみ。
しかしここに古より伝えられる予言があった。
若い魔法使いが現れて腕環を修復し、再び平和を取り戻すであろう、と。
e0033570_1095100.jpg

と概略を紹介しただけで首を傾げるファンも少なくないであろう、これがアーシュラ・K・ル=グウィンの『ゲド戦記』の実写版の発端部分である。1巻目「影との戦い」と2巻目「壊れた腕環」のストーリーをミックスし、同時進行で描いたホールマーク・エンターテインメント製作のTVドラマで、前後編で放映された正味3時間弱の大作である。
放送直後からファンからの苦情が殺到し、原作者自身も激怒したと伝わるのも頷ける話だ。

カルガド帝国が野望に燃える王の手によって、ゴントを、アチュアンを、ロークを侵略していく様はまるで『ロード・オブ・ザ・リング』だし、ロークにある魔法学校でカラスノエンドウやヒスイらと共に色々な魔法を学んでいく過程は、あたかも『ハリー・ポッター』シリーズのよう。
”ゲド”が通り名で、”ハイタカ”が真の名であるという改変も謎だし、ここには原作の精神はどこにも感じられない。
そもそも白人のショーン・アシュモアがゲドを演じているという段階で、熱心なファンならオカンムリだろう(おまけにかなり軽い性格だし)。せっかくオジオンを黒人のダニー・グローヴァーに演じさせる配慮があったのに勿体無いことだ(因みにテナー役のクリスティン・クルックは、役柄に相応しいかどうかは兎も角可愛くて好感が持てるが、チョイ役のノコギリソウを演じた娘もなかなかである)。

しかしシチュエーションやキャラクター設定は原作とはまるで違うものの、意外にも大筋はある程度原作に則ったものだし、TVドラマということを考えればVFXも頑張っている。何よりもアースシーが、海で繋がれた世界であることをきっちりと描いてくれている点で、スタジオジブリ製作の劇場用アニメとは雲泥の差。原作ファンを敵に回すことを厭わずに言えば、アドベンチャー物としては充分に楽しめる作品だった
ということで、一ファンタジー・ドラマとしては及第点を与えたい。
但し、熱心な原作ファンならば、こちらも観ないほうが良いだろう、とだけは言っておく。
[PR]
by odin2099 | 2006-08-05 16:48 | テレビ | Trackback(6) | Comments(6)
e0033570_15213.jpgスタジオジブリファンの人は安心して良いでしょう。立派な後継者の誕生です。例えて言えば、山田康雄亡き後、栗田貫一が『ルパン三世』を引き継いでいるようなものです。
ついでに原作が、『指輪物語』や『ナルニア国ものがたり』と並んで<世界三大ファンタジー>と称されている程の作品だということも忘れた方が良いでしょうね。「ジブリだ~い好き♪」という人、「ジブリ作品に駄作などあり得ない」と信じている人は劇場に足を運んで下さい。

一方、「あのアーシュラ・K.ル=グウィンの『ゲド戦記』の映画化である!」ということに期待している人、つまり平たく言ってしまえば原作のファンの人は、出来ればお止めになった方が宜しいかと・・・。これ以上は申しませんので、怖いもの見たさが勝った方は、ご自分の目でお確かめ下さい。

e0033570_15281.jpg今回は「第一回監督作品」ということを強調しておりますが、普通なら「第二回」なんかありそうもなさそうな内容です。
とは言うもののおそらく作品はヒットするでしょうし、ブランド・イメージもありますからそのうち次回作も発表されることでしょう。その際には、是非とも監督にはオリジナリティで勝負して頂きたいと思います。
[PR]
by odin2099 | 2006-07-29 12:30 |  映画感想<カ行> | Trackback(84) | Comments(40)
「カワウソ」、「ダークローズとダイヤモンド」、「地の骨」、「湿原で」、「トンボ」の5編の短編と、「アースシー解説」を収めた文字通りの番外編。
本編の5巻が出る前に書かれていたのだが、翻訳版は本編を優先した為にシリーズとしては最終巻として刊行された。

e0033570_1043501.jpg
「カワウソ」は本編より300年ほど遡った時代を舞台に、ロークの学院がどのように誕生したのかを伝える物語である。というよりも、後に学院を設立することになる人物にまつわる物語と表現した方が良いだろうか。

「ダークローズとダイヤモンド」は、裕福な商人の息子と魔女の娘との一風変ったラブ・ストーリーで、「カワウソ」共々『ゲド戦記』本編とはかなり違った味わいを持っている。

「地の骨」は、ゲドの師の若かりし頃を題材にしたもので、これを読むとキャラクターの幅が広がって感じられるはずである。例えは悪いが、ちょっと『スター・ウォーズ』の新三部作の雰囲気に近い、というとファンは気を悪くするだろうか。

「湿原で」は外伝中、唯一ゲドが登場するエピソード。大賢人として活躍しているので、本編でいえば3巻の直前にあたるのではないだろうか。とはいうもののゲドは決して主役ではなく、一歩下がった立場から全体を見回す役回りとなっている。

「トンボ」は5巻でのキー・キャラクターであるアイリアンが初登場するストーリーで、4巻と5巻のブリッジとなっている。本来ならば5巻を読む前に読んでおいた方が、より作品が楽しめることと思う。

「アースシー解説」は、この世界の歴史、文化、風土、生き物などの解説。物語仕立てではなく、あくまでも”解説”という体裁をとっている。知らなければ物語が楽しめない、ということもないが、頭の片隅にでも留めておけば、それだけ作品世界に遊びやすくなることだろう。

ということで、本編とは直接関わってこない番外編や、逆に密接にリンクしている物語など多様な構成を見せるこの一冊。無理してでも読まなければいけない、という性質のものではない。ただ、ファンならば押さえておいて損はないはずである。
[PR]
by odin2099 | 2006-07-25 23:50 | | Trackback(3) | Comments(0)
やはり出ましたね、「別冊宝島」の『ゲド戦記』本。予想通りでした(笑)。
これで≪世界三大ファンタジー≫と呼ばれる『指輪物語』、『ナルニア国ものがたり』、そして『ゲド戦記』の三作品が、仲良く「別冊宝島」に並ぶこととなりました。

e0033570_23192873.jpg今回も体裁は同じで、シリーズ全作のストーリー・ダイジェストに、キャラクター紹介、用語辞典がメインで、それに他のル=グウィン作品(『闇の左手』、『空とび猫』など)や、ファンタジー系の作品(『山月記』、『エルリック・サーガ』から『アルスラーン戦記』、『デルトラ・クエスト』、『グイン・サーガ』、『陰陽師』、はては『スター・トレック』なんかまで!)のガイド、そして『風の谷のナウシカ』との比較、更には翻訳家・清水眞砂子のインタビュー等々と、なかなかバラエティーに富んでいます。ホールマーク社製作の実写版TVシリーズや、今度公開されるスタジオジブリ製作のアニメ映画について触れていないのはちょっと残念ですが・・・。

いきなりの初心者にはちょっとキツイかもしれませんが、昔読んだんだけど忘れちゃったよ~というような方にはお勧めです。
[PR]
by odin2099 | 2006-07-14 21:53 | | Trackback(1) | Comments(2)
今夏公開される映画『ゲド戦記』の関連本としては一番乗りでしょうか。
「ジブリアニメを10倍楽しめる究極のガイド!」と惹句にも謳われていますが、中身は原作のガイドで映画については殆ど触れられていません。
ストーリー・ダイジェスト、人名事典、用語辞典等々で構成されていますが、原作未読者が映画を見る際に楽しめるように知識を授けるというよりも、これから原作を読もうとしている人にとって、手元に置いておいてパラパラめくるのに良さそうな内容です。
e0033570_111465.jpg
そういえば映画版の『ゲド戦記』には「原作:アーシュラ・K・ル=グウィン」と並んで、「原案:宮崎駿『シュナの旅』」というクレジットが追加されてしまいましたね。
映画を観た後で起こるであろう、ファンからの「原作と違う!」という抗議をかわす意味でもあるのかなと邪推してしまいますが(苦笑)、『シュナの旅』は『シュナの旅』で大好きなので、どうせならこちらをきちんと映画化して欲しいものです
e0033570_23201891.jpg
それにしても『ゲド』+『シュナ』=? 一体どんな作品に仕上がっているのやら、不安は益々募るばかりです・・・(汗)。
[PR]
by odin2099 | 2006-07-09 00:35 | | Trackback | Comments(4)
『指輪物語』、『ゲド戦記』、『ナルニア国ものがたり』などの昨今話題のファンタジー小説の魅力について語られた岩波新書の新刊。
ただ著者は氾濫するアニメやゲームには否定的で、どちらかというと古典的作品が「教育上好ましい」と考えていると受け取れる節もあり、また『ハリー・ポッター』を始めとする現在流行っているタイプの作品には一切触れておらず(題名すら紹介していない)、ブームには敢えて背を向けている感がある。

e0033570_14141311.jpg今持て囃されている作品には「暴力的な傾向が強い」とか、「安易な願望達成のために魔法が使われている嫌いがある」といった考察には頷ける面もあるのだが、それだけで作品そのものを否定してしまって良いものかどうか。「面白ければ何でも良い」とするのは大いなる誤りだ、と断言しているのも、今ひとつ肯首しかねる。

単純に「昔は良かった」式な内容にはなっていないのだが、どうも現在のブームへの戸惑い、そして理解出来ないものへの拒否反応が強く感じられてしまうのが残念でもある。
今話題の作品も良いけれど、「他にももっと良いものがあるのだよ」というスタンスであったならば、もう少し共感出来たのだが・・・。
[PR]
by odin2099 | 2006-06-01 06:15 | | Trackback(1) | Comments(4)
<最後の書>と記した第4巻から10年以上経ち、アーシュラ・K.ル=グウィンは第5巻を書き上げました。

e0033570_035113.jpg時間経過は置かれているものの、第3巻からこの第5巻までは一続きの物語になっていますが、もはやゲドは殆ど登場せず、重要な脇役というか、物語の背景上のキャラクターとなってしまった感があります。もっとも最後の最後はゲドとテナーの会話で締めくくられるのですから、やはりゲドが主人公だったということになるのでしょうか。
ただそれは、物語がようやっと大団円を迎えたというよりも、所詮はその後のカーテンコールに過ぎないというような、一抹の寂しさを覚えてしまいます。1巻、2巻の物語をワクワクしながら楽しんだ人の中には、残念ながら3巻以降、殊に4巻と5巻は楽しめないという人が少なくないと思います。かくいう自分も読んでいる間は楽しんでいるのですが、読み終わると戸惑いばかりが残ってしまいました。

既に<ゲド戦記>という邦題はシリーズに相応しくなくなっていますが、結局このシリーズを要約すると、どんな話だったと言えば良いのでしょうかね。

ところで『ゲド戦記』のTVドラマ版のDVDが、7月7日に発売されることになったようです。
ファンならば「見てはいけない」と言われている代物ですが(苦笑)、やはり見てしまうでしょう。
[PR]
by odin2099 | 2006-03-11 19:10 | | Trackback(2) | Comments(0)

by Excalibur
ブログトップ