【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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ゆるゆると「ゴジラ」映画の見直しは続いて行きます。
20周年記念作品ということで予算も潤沢。
返還間際の沖縄ロケを敢行し、久々に見応えのある怪獣同士の激突を描いている…のかと思いきや、実は沖縄ロケはタイアップで、実のところ予算規模は大して変わらないのだとか。

それでも「ゴジラ対ヘドラ」「ゴジラ対ガイガン」「ゴジラ対メガロ」より豪華な感じがするのは、偏に異国情緒あるれる絵作りと、平田昭彦、小泉博、睦五郎、岸田森、佐原健二といった助演陣の頑張りがあったからでしょうね。

で、久しぶりに見ましたけれど、うーん、面白くない…。

e0033570_19491714.jpg<チャンピオンまつり>世代なので本来なら一番馴染めそうなゴジラなんですけど、ダメですねえ。
第二次怪獣ブーム、変身ブームも末期を迎え、粗製乱造のツケがまわり、それにオイルショックが追い打ちをかけて、と低迷期の作品だということもあるんでしょうが――時期的には「ウルトラマンタロウ」から「ウルトラマンレオ」へ、「仮面ライダーアマゾン」から「仮面ライダーストロンガー」へ、そして「秘密戦隊ゴレンジャー」がスタートしようとするタイミングです――、子供だましとか手抜きだとか、そんな言葉が頭を過ってきてしまいます。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/10482098/


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by odin2099 | 2017-04-12 19:51 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
「キングコング/髑髏島の巨神」を見て盛り上がったので、その余勢を駆って「シン・ゴジラ」をBlu-rayで鑑賞。
といってもリリースされたソフトに収録されているのは、案の定手直しを施された再編集版。
カットを差し替えたり、テロップの内容を修正したり、位置を調整したり、CGエフェクトを調整したり、音量を調整したり、台詞の位置を調整したり、とシーン数にして11カ所と、更にエンドロールの内容も修正してるんだそうで。
まあ、余程熱心に何度も見た人じゃなければその違いは気付かないでしょうね。
私?全くわかりませんでした。

e0033570_22462743.jpgしかし今回のが<ver,2.0>と銘打たれているということは、いずれ地上波などテレビ放送される際や、別媒体で再リリースされる時にはまた手を入れる可能性が大ってことですよね。「エヴァンゲリオン」も何ヴァージョンあるのかわからなくなってますけれど…。

さて、劇場の大スクリーンでこそ!という作品ではありますが、手軽に家で繰り返し見られるのは嬉しいもの。
特に劇場では早すぎて読めなかったテロップを静止画や戻るボタンを駆使して確認したり、これまた細かいカット割りを静止画や戻るボタンを駆使して堪能したり、チラっチラっと映る俳優さんを静止画や戻るボタンを…ってもういいですか? 繰り返しの視聴に耐える作品は、手元で色々と操作できてこそ、ですね。

2時間があっという間でした。
これからしばらくの間、何度も見直すことになりそうです。
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by odin2099 | 2017-03-27 22:47 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(2)
レジェンダリー・ピクチャーズというと、金かけたB級映画を量産している会社、というイメージがある。
そのフィルモグラフィーは「バットマン・ビギンズ」、「ダークナイト」、「ダークナイト・ライジング」の<ダークナイト・トリロジー>、リブートに失敗した「スーパーマン・リターンズ」、新たなリブート「マン・オブ・スティール」から始まり、「バットマンVSスーパーマン」、「スーサイド・スクワッド」、「ワンダーウーマン」、「ジャスティスリーグ」と続く<DCフィルムズ>、新たな三部作の幕開けとされる「ジュラシック・ワールド」、それに「タイタンの戦い」や「パシフィック・リム」、「クリムゾン・ピーク」、「300」、「インセプション」、「エンジェル・ウォーズ」、「インターステラー」、「ドラキュラZERO」、「ウォークラフト」、「グレートウォール」etcと実に見事なもの。
そして今度は「GODZILLAゴジラ」に続いて、この作品で<モンスターバース>構築を打ち出した。

最近はチャイナマネーが流入したなと思ったら、事実上それに乗っ取られてしまった感があって先行きに不安を覚えはするものの、変に芸術性に走った高尚な作品を作ることなく、愛すべきB級映画をドンドン作り続けて欲しいものである。

キングコングが出てくる映画は幾つかあるが、基本ストーリーは未開の地で発見されたコングが都会に連れてこられ、大暴れしたものの憐れな最後を遂げるというもの。
その中には美女との交流が描かれ、悲劇的なラブロマンスの味付けがされている、というのが定番。

e0033570_18434728.jpgところがこの作品は終始島の中でドラマが進む。
序盤から出し惜しみすることなくコングが大暴れ。そして島は文字通りの「怪獣島」で、陸海空(あ、海じゃなくて川か)至る所に恐るべき怪獣がウジャウジャ。
ひたすらその魔の島へ足を踏み入れてしまった人間たちのサバイバルが繰り広げられるという、正に息つく暇もないくらいの大冒険活劇と化しているのだ。

最初は単なるヒールかと思われていたコングが、実は島に暮らす現地人にとっては神と崇められており、島の秩序を守る存在だということが明らかにされ、最終的にはヒーローとしての立ち位置を確保できるほどの交流は描かれるものの、凡そラブロマンスとは程遠いのもよろし。
人間側のドラマといえば、コング擁護派とコング殲滅派に分かれて対立するくらいで、前作「GODZILLA」では結構くどくどと苦悩やら葛藤やら家族愛やらを描写していたのとは好対照に、全編バトルに次ぐバトルで見せ場てんこ盛りなのである。

メインキャラの中にモナークの人間がいることを除けば、劇中ではムートーの名前くらいしか出てこないが(これって「未確認巨大陸生生命体」の略称ってことは、アノ怪獣の固有名詞じゃないってことなんだね)、エンドロール後のオマケシーンでは他にもあれやこれやの存在が語られ、時系列的には前作の「GODZILLA」を経て”Godzilla: King of Monsters”、そして”Godzilla vs. Kong”へと続いて行く、というのがレジェンダリーの<モンスターバース>の構想だ。一時は「パシフィック・リム」とも世界観を共有?なんていう話もあったけど、そっちはどうなることやら。

今回は3D吹替版で鑑賞したが、覚悟していたとはいえ酷いもの。
タレント枠は3人だが、一人はこもり声で聴きとりづらいのはともかく、決定的にキャラクターに合わないし、もう一人は感情の起伏や緩急をつけることを知らない全力発声演技。会話する相手との距離感も全く無視で、何とか台詞を読みましたというレベル。今一人は…何の役だったかさえもわからなかった。
オリジナル作品を冒涜する行為はもういい加減にしてもらいたい。

【ひとこと】
タンクトップ姿のブリー・ラーソンはグッとくる。
彼女、今度は<MCU>でキャプテン・マーベルを演じるので、またサミュル・ジャクソンやトム・ヒドルストンとの共演があるのかも?


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by odin2099 | 2017-03-26 18:45 |  映画感想<カ行> | Trackback(11) | Comments(2)
世間は「シン・ゴジラ」のBlu-rayが発売されたと騒いでますが(一部では「大怪獣モノ」も!)、それとは別に2014年に公開されたレジェンダリー版を見直してます。
これ、週末から公開される「キングコング/髑髏島の巨神」と世界観を共有しているというので予習復習というワケです。

この作品、公開からずっと後になってからは色々と批判的な声も出るようになりましたけど、公開時は煩型のファンからも絶賛の嵐でしたねえ。それが正直、不思議で不思議で…。
「ゴジラ/FINAL WARS」から10年経ち、ファンのみんなが飢えていたのかもしれませんが、「こんな作品でいいの?」というのがファンに対して感じたことです。
今回見直してみても、それほどの面白さだとは思えませんでした。

e0033570_23421001.jpg約2時間の映画で、ゴジラが出てくるのは約半分、1時間近くが経過した後です。
その前に「ゴジラ」という固有名詞は出てきますが、ここで珍しいのはゴジラ出現の前に予兆めいたものが何もないことです。

もちろん映画の最初から「何か」が起きて、それを調査する形で物語は進んでいきます。
でもその「何か」はゴジラが引き起こしているのではなく、ムートーの仕業なんですよね。
2体めのムートーの存在が確認された後に、そのカウンターパートとしてゴジラが出てくるのです。
なのでムートーはありがちなゴジラの前座怪獣ではなく、むしろ物語進行上の主役ともいうべき立場にあります。
それに対してゴジラはデウス・エクス・マキナだと言っても良いかもしれません。

劇中の登場人物同様、見ている観客にもゴジラが敵か味方かがわかりません。
そのために見ていてゴジラを応援していいものかどうか、破壊っぷりを愉しんでいいものかどうか、判断が付きかねます。
そのラストはどうやらゴジラは生態系の守護神的な存在なのかもしれないと匂わせますが(これも劇中人物の仮設の域を出ません。平成ガメラのように明確に描いているのであれば、感情移入しやすいのですが)、それでもハッピーエンドと受け取って良いものか迷います。

また人間側のドラマも有機的に結びついていきません。
物語のキーパーソンかと思いきや、序盤で結局は何も知ることなく散っていくブロディの父は憐れすぎますし、主人公であるフォードとエルのブロディ夫妻も行き当たりばったりに行動しているだけです(余談ですが、演じているアーロン・テイラー=ジョンソンとエリザベス・オルセンは「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」では双子の姉弟役で共演してるのは面白いですね。全然気付きませんでしたけれど)。
かなり大きな役に見える芹沢博士の渡辺謙も、自発的に何かをするというよりは傍観者で、しかも始終同じ表情を浮かべるのみ。
デザイン的にはこちらの方がオリジナルのゴジラに近いものの、一本の独立した娯楽映画として見た場合は、ひょっとすると悪名高いトライスター版「GODZILLA」の方が面白いのかもしれませんね。

ともあれ次回作の製作は決定し、2019年にはモスラ、ラドン、キングギドラが出てくるという噂の”Godzilla: King of Monsters”を経て、2020年には頂上決戦の”Godzilla vs. Kong”が準備中の<モンスターバース>構想には期待しています。
まずは新生「キングコング」、どんな具合になっているのでしょう?

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/22235380/


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by odin2099 | 2017-03-23 23:44 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
第二次怪獣ブームは変身ブームとも呼ばれていますが、その渦中に作られたこの13作目の「ゴジラ」にもその影響が色濃く表れています。
それがジェットジャガー!

しかしこのジェットジャガーはヒーローとして中途半端。
ロボットなのに巨大化するし、最初は悪者に操られ、途中で自我に目覚め、ってキカイダーみたいなシチュエーションも。

e0033570_20452720.jpgこの映画が公開されてから約2週間後には、テレビシリーズ「流星人間ゾーン」が始まります。
ガロガバラン星人に襲われ地球へと逃れた平和な星ピースランド星人の一家が、地球をも侵略のターゲットにしたガロガから地球を守るために立ち上がるというストーリーで、ゴジラやキングギドラ、ガイガンら映画で活躍する東宝怪獣のゲストが売りでしたが、どうせならそのパイロット的な作品でも良かったんじゃないのかなあと常々思っておるのです。

テレビの第1話の拡大版、あるいはその前史的なお話や、テレビに先行して前後編エピソードを再編集して公開するとか、新ヒーローのゾーンファイターを売り込むと同時に、従来の「ゴジラ」映画に新風を吹き込むことが出来たんじゃなかたのかなと妄想するのですが、これは今日的な発想ですかね。

いやあ、出来上がったこの「ゴジラ対メガロ」があまりにも詰まらなくて……。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/10457670/


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by odin2099 | 2017-03-16 20:47 |  映画感想<カ行> | Trackback(1) | Comments(2)
「ゴジラ」シリーズ12作目。
テレビに「スペクトルマン」「帰ってきたウルトラマン」「仮面ライダー」が登場し、怪獣やヒーローがようやく復権し始めた時期で、映画界は斜陽だったけれど「ゴジラ」は安定した興行成績を残していたのかな。

e0033570_20274999.jpgタイトルは「ゴジラ対ガイガン」だけれど、実際は「ゴジラ・アンギラス対ガイガン・キングギドラ」、2対2のタッグマッチだ。
唯一の新怪獣ガイガンは鋭角的なデザインで、これまでの東宝怪獣にはちょっとないライン。刃物や飛び道具を実装しているけれど、大映怪獣ともまた一味違った味がある。
サイボーグ怪獣との設定だが、モノアイもメカっぽさを醸し出している。

で、このガイガンが結構暴れてくれる。
ここのところ派手なぶっ壊しとは無縁だった「ゴジラ」シリーズだけに、頑張ってるなあという感じは伝わってくる。
相棒のキングギドラはそれ以上の大破壊シーンを見せてくれるが、残念ながらこれは全て過去作からの流用。予算縮小だから仕方ないけど、子どもをなめるなよ!とも言いたくなる。年に一回か二回のゴジラを楽しみにしてくる子どもに対して、使いまわしの映像ばっかりというのはねえ。

子ども、といえばこの映画、やたら煙草を吸うシーンが多い。ヒロイン格のひし美ゆり子も劇中で吸ってるし、ゴジラタワーの中と外で合図するのにも使っている。
これは子ども向けとしてはどうなんだろう? 今ならちょっと作れないシーンかも。

またM宇宙ハンター星雲人が巨大なゴキブリっていうのも身近な恐怖を与えるけれど、SF映画のオチとしては少々安易な気もするなあ。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/9578847/


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by odin2099 | 2017-03-13 20:34 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
カルト的人気を誇る「ゴジラ」シリーズの11作目。
ですが、前にも書きましたけど、この映画はどこが面白いのかわからない~。
サイケデリックな映像は斬新かもしれませんけど、ぶっちゃけお話が面白くないんですな。

e0033570_00021383.jpg主人公は冴えないオジサンで、途中からは寝たきり…ではないですが、活動に制限がかかっちゃうし、一見主人公っぽい柴俊夫は無軌道な若者の象徴? 
本筋には絡まないままだし、最後はあれ、死んじゃったの?
そのガールフレンドだかはこの映画の主題歌を歌ってる歌手ですが、これも紅一点の割に魅力薄。

理科の実験レベルにしか見えない研究と、その割にやたら理屈っぽい説明台詞(さっぱりチンプンカンプン)、人の息遣いの感じられない都市部でのゴジラとヘドラの戦い。ギャグにしか見えない自衛隊のやりとり…と挙げだすとキリがないですなあ。
出演者に東宝特撮のお馴染みさんが全然いないのも盛り上がらない要因です。
真鍋理一郎の音楽も、なんだか気の抜けた、しまらないファニーなものですし。

僕らの世代だとこの作品が劇場での「ゴジラ」初体験という人が少なくないと思うんですが、当時のみんなは愉しめたのかなあ。
同時上映だった、グドンとツインテールが出てくる前後編を一本にまとめた劇場版「帰ってきたウルトラマン」の方が、遥かに怪獣映画らしくて面白いと思うんですが。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/9446028/


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by odin2099 | 2017-03-05 00:04 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
人気怪獣が続々と登場する「ゴジラ」映画10本目の記念作品!
――のような雰囲気を漂わせてはいますが、見終ってそういう気持ちになる人は少数派でしょうな。
なんせゴジラもミニラも架空の存在、少年の心の中に住んでいる、そういった世界観なんですから。
シリーズ唯一のメタフィクションですねえ。

だからなのか、出てくる怪獣は殆ど流用フィルムでの登場。
e0033570_22101516.jpgそう、映画の中に出てくる少年は僕らと同じで、きっと映画館やテレビでゴジラの勇姿を応援しているのでしょう。
でも少年の分身=ミニラと向き合う場面は当然新作。
そのミニラがいじめっ子怪獣ガバラと戦うシーンも新作。ガバラというのも、自分をいじめるガキ大将のアバターですからね。
「ガバラなんて怪獣、いたっけ?」と死神博士、じゃない発明家のおじさんに突っ込まれちゃうことからもこれは明白。ゴジラやラドンはきちんと認知されてるんですからねえ。

実際のところは予算がなくて旧作からの使いまわし前提でお話組み立ててるんでしょうけど、それにしちゃあよくやってると思います。
知らないで見れば、確かに色々な怪獣が出てくる豪華な映画だと思ったかもしれません。
ただこの<東宝チャンピオンまつり>時期の「ゴジラ」映画を続けて見ると、ものすごーく辛い、というか飽きる。
なんせ怪獣大暴れ、都市破壊シーンの大半が見たことのある映像、しかも前作、前々作でも使っていたものだったりで、ホントにお金がなかったんだなあ。

ところで最後、いじめを克服した一郎くんが、今度は悪ガキの仲間入りしたのはハッピーエンドと受け取って良いのかいな?
「やったぜベイビー!」とか浮かれてる場合じゃございやせん。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/8925959/


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by odin2099 | 2017-03-03 20:16 |  映画感想<カ行> | Trackback(1) | Comments(0)
世界の脅威だった怪獣たちが一か所に集められ、コントロールされる未来(「20世紀の終わり」とナレーションにある)が舞台。
ということでこの作品を「ゴジラ」サーガの最終章と呼んでる人もいました。
実際この作品でシリーズ打ち止めという意向もあったという話ですし、変な例えですがこの怪獣ランドが怪獣たちの老人ホームや姥捨て山に見えてしまうことも…。

e0033570_20092518.jpg「ゴジラ対ガイガン」や「ゴジラ対メガロ」の頃ですと、ゴジラは怪獣島(怪獣ランドのこと?)から出撃するというパターンが出来上がり、怪獣島はいわばゴジラの基地のような扱いになるのですが、それを当然のようにこの作品以降の話として見るのではなく、前史なのだという見方をしてるのが最終章と呼んでいる人たちなんですね。
怪獣たちがやってきたといっては、都市部だろうがなんだろうが郊外にあると思われる基地から容赦なくミサイル攻撃をかけたり(ハッキリ言って怪獣よりも破壊してる)、その都市部も何やら武装している軍事国家みたいな日本は、これは実現して欲しくない未来ですが。

今回も宇宙から飛来するのはキングギドラ。
もう一体ファイヤードラゴンという未知の新怪獣も出てくるのですが、実は…と些か拍子抜けする正体が明かされるので除外しますが、最初はゴジラ・モスラ・ラドンの3怪獣、続いてゴジラ・ラドンの2怪獣を相手にハンディキャップマッチで善戦したキングギドラも、流石に地球怪獣連合軍相手には分が悪く、今回だけは逃げ帰ることが出来ずに絶命です。
そう、「ゴジラ対ガイガン」に出てくるキングギドラは2匹めなんですよね。怪獣図鑑の類でも明記してないケースが多いようですが。
その後は「流星人ゾーン」で、ゾーンファイターと前後編で死闘を繰り広げます。

怪獣は沢山出てくるし、地球の主要都市は派手にぶっ壊されるし、宇宙空間を舞台に宇宙人とのドッグファイトもあるし、お馴染みの俳優さんもそれなりに出てくるし、久々の本多猪四郎・円谷英二・伊福部昭のトリオ揃い踏みだし、東宝の怪獣映画・SF映画の集大成の趣き。
そんな詰め込み過ぎの豪華さもあって、昭和期ゴジラでは好きな作品の一本です。

【ひとりごと】
この作品で最初のゴジラの対戦相手アンギラスが復活。
以後の作品では何故かラドンに代わってゴジラのタッグパートナーを務めることに。

【ひとこと】
万能すぎる小松崎茂デザインのスーパーメカSY-3だが、劇中では「エスワイスリー」とか「エスワイサン」とか呼び方まちまち。統一しろよ~。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/9974400/


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by odin2099 | 2017-02-17 20:10 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
8作目となった「ゴジラ」シリーズ、転換期(と呼んでいいのかな?)の作品。

始まって1分足らずでゴジラ登場は、これまでの最短記録。
このシーンではハヤタ隊員:黒部進がチラっと出てくるけど、当時の子どもたちは劇場ですぐに気付いたのかな。
またその相棒として出てくるのが、前作では主役級の一人だった当銀長太郎というのがなんとも…。
まあこの人はバイプレーヤーとして活躍した方ですがね。

e0033570_19190255.jpgそして主役は高島忠夫、そして久保明、平田昭彦、佐原健二、土屋嘉男と東宝特撮お馴染みの顔ぶれがズラリでオールスターキャストの趣き。
トータルの出演者が少ないだけに可能となった配役、と考えるのは早計だろうけれど、各人がそれぞれの持ち味を発揮し、要するにイメージ通りのキャラクターを演じているのもファンには嬉しいところ。例外は高島忠夫だろうけれど、これはこれで希少価値だろう。
グアム島ロケを行ったとのことなので、それなりに予算は潤沢だった?

それにしてもミニラはキモい。
キモカワイイ、なんて言えない。ホントにキモい。
またカマキラスやクモンガは生理的嫌悪感を抱かせる。
従来の東宝怪獣にはない感覚、といっても怪獣じゃなくて大きな虫なんだけどね。
面白い映像にはなっているのだけれど、クモやカマキリ相手のゴジラはちょっとねぇ。もっと怪獣らしい相手と戦わせてあげたかったかったもの。

そして今回も最後は「ゴジラ可哀想」なのは違和感あります。
怖がられる対象からアイドルに。
ということで最初に書いたように、ゴジラも転換期なワケです。

【ひとこと】
今回のゴジラも、幾つかのショットで視線が上の方を彷徨っておるな。
まあ同じ着ぐるみの流用なんだろうけれど。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/7080119/


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by odin2099 | 2017-02-08 19:19 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

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