【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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第1作目の「ゴジラ」が作られたのは1954年のこと。
その後次々と続編が作られましたが9年間の休息期間に入り、久々に作られたこの16作目は30年後の1984年に公開されました。
全ての作品が繋がっていたとは言い切れない部分もありますが、一応緩やかな流れがあったシリーズですが、この時に2作目から15作目は無かったことにされ、1作目に直結するお話としてリブートされたのです。

しかし気が付くとこの16作目公開から既に33年、1作目から16作目まで以上の時間が流れています。
クライマックスの舞台となっている新宿の高層ビル群も今とは異なる様相を呈していますが(まだ都庁も出来る前ですし)、不思議と古さが感じられません。自分にとって馴染みある新宿の原風景だから、ということもあるのかもしれませんが。

e0033570_22203108.jpgゴジラというと敵怪獣と戦ってナンボ、というイメージが特に<東宝チャンピオンまつり>世代には強いと思いますが、そんな中でのゴジラ単独主演作。もし実際に怪獣が現れたら、政府は、マスコミはどう対応するのか?というシミュレーション要素を前面に押し出したこの映画は、当時のファンにはなかなか受け入れられなかったようで、ゴジラ復活の機運がかなり高まっていたタイミングだった割に期待していたほどの興行成績は上げられなかったんでしょうね。「次」が作られるまで5年程要しました。

前にも書きましたが、自分はこの作品は映画館ではなくテレビ放送の時が初鑑賞なんですが、その時はやはりどっちかというと詰まんないかも、という感想でした。それが今ではシリーズ中、かなり上位の「好きな作品」になっているのですから面白いものです。
昨年公開された「シン・ゴジラ」も、怪獣シミュレーション映画、ポリティカル・サスペンスとして作られていて、この作品との類似性も指摘され注目度が上がっている様子なので、この機会に多くの人から再評価されると嬉しいな、と思っております。

それにしても自衛隊の誤射やゴジラによって倒壊の恐れもあるビル内で、エレベーターで避難しようとする主人公たちの行動は何度見ても不可解…。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/10526034/


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by odin2099 | 2017-06-11 22:22 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
<メカゴジラ・シリーズ>第2弾!、と銘打たれておりまして、タイトルから「ゴジラ」の名前が消えました。
「怪獣大戦争」とか「怪獣総進撃」とか、単独主役じゃない作品での例はありますけど、これは異例なこと。
当時の東宝が、如何にメカゴジラに力を入れていたのかがわかります。

しかも今回はメカゴジラ&チタノザウルス対ゴジラのハンディキャップマッチ。ゴジラが数においても劣勢に立たされるのも初めてですね。
久々に都市部でのぶっ壊し、逃げ惑う群衆、という図が見られますが、クライマックスはいつの間にか人里離れた郊外に移動してます???

e0033570_21224119.jpgで、このハンディキャップマッチをどう乗り越えるのかと思うと、メカゴジラもチタノザウルスもどちらもコントロール型の怪獣だというのがミソです。
どれだけゴジラが痛めつけられようが、このコントロール装置さえ排除してしまえばこっちのもの。ゴジラに敵うわけもありません。
まあ、色々と考えた末のアイディアなんでしょう。

そのメカゴジラのコントロール装置となってしまった憐れなヒロイン・桂さん。
作り物とはいえ<チャンピオンまつり>のスクリーンで堂々とおっぱいが映し出され、当時の少年たちはどれだけ衝撃を受け、引率のお父さんお母さんは気まずい思いをしたのでしょうか。
実際のところ、わざわざ作り物のおっぱいを映す必然性はなく、別にお腹でも頭でも、体内のメカニックさえ見せれば良かったんじゃないかと思うのですが…。

その後も、銀ラメの入った体にフィットしたボディスーツを着てる図というのもドキドキものだったんじゃないかと思いますが(その身体に触れる平田昭彦の手つきとか)、リアルタイムで劇場で体験したという人の話を聞いてみたいものです。

その彼女、最後には「私を殺して」じゃなく「私を壊して!」と叫び、自らに銃を向けて自決。これによってコントロールを失ったメカゴジラはゴジラの前に敗れるのですが、シリーズ中随一の、後味の悪い、重たく救いようのないラストですねえ。なので、やっぱり好きにはなれない作品です。

しかしゴジラだ、宇宙人だ、という世界観で、恐竜が生き残ってたぐらいで大騒ぎになりますかねえ。

【ひとこと】
「ゴジラ助けて!」と叫ぶ少年、よくよく見ると”ウルトラ6番目の弟”ダンくんじゃないの。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/10507988/


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by odin2099 | 2017-05-23 21:23 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
渡辺宙明コンサートも順調に回を重ねていますが、伊福部昭コンサートも続行です。
今回も場所は渋谷区文化総合センター大和田4階のさくらホール。
駅から微妙な距離、そしてちょっとわかりづらい場所にあるのが玉に瑕ですね。
いや、何度も行ってる癖に毎回迷ってるのは自分だけ?
確かに新宿池袋はOKだけど、渋谷は苦手なんだよねー、昔から。

さて今回も演奏はオーケストラ・トリプティーク、指揮は松井慶太さん。
主催である伊福部昭百年紀実行委員会の実行委員長に名を連ねているのは、おおっと、中野昭慶監督?!
だからこの方が(客席から)開会宣言をしてたのね。
ムトウユージ監督とのプレトークもグダグダでしたけど…。

e0033570_19515951.jpgプログラム前半は「PR映画」組曲「大魔神」組曲「キングコングの逆襲」組曲
「PR映画」組曲というのは伊福部先生が担当した複数のPR映画から構成されたもの。CM音楽ということではなく、あくまで企業PRの為に作られた映画に付けられた音楽ということらしいです。
どこかで聴いたようなメロディが連発するので聴いていて飽きませんが、元々どんな映像に音楽が付いていたのかは気になりますね。

「大魔神」組曲はこのコンサートでは初めての大映映画からのセレクト。楽譜が残っていない曲を復元しての演奏、というのも本コンサートシリーズでは初めてのことかもしれません。
「キングコングの逆襲」組曲の演奏前にはゲストとして宝田明さん登場。
司会の小林淳さん曰く「ゴジラとキングコング、両方と戦った唯一の人」。そういえばそうでした。
話し足りなくて残念そうな宝田さんでしたが、演奏終了後のサプライズ、なのかな?ゴジラのテーマを絡めてのハッピーバースデーの演奏(昨日がお誕生日)には感極まって涙ぐむ一幕も。
御本人も乗り気でしたが、ハリウッドで作られるという”GODZILLA VS KONG”、出来れば出て頂きたいものです。

プログラム後半は「怪獣総進撃」組曲から。
客席にはこの作品のヒロイン真鍋杏子を演じた小林夕岐子さんのお姿も。
そして最後は「伊福部昭百年紀」組曲
これは「シン・ゴジラ」劇中に流用された伊福部音楽をメドレーで演奏しようという今回の目玉商品。
しかも台本には明記されながら実際には使われなかった「宇宙大怪獣ドゴラ」の「航空隊攻撃開始」も入れ込んでの特別ヴァージョンとのこと。そうかあ、ヤシオリ作戦中にこのメロディが流れる可能性もあったんですねえ。それはそれで聴いてみたかったものです。

アンコールは2曲を用意し、客席の拍手の大きさによって決めるという新しい趣向。
1曲は「怪獣総進撃」組曲からマーチ、そしてもう1曲は「伊福部昭百年紀」組曲の中の「怪獣大戦争」マーチからの「ゴジラVSメカゴジラ」というメドレー。
自分は前者に一票を投じましたが、実際に演奏されたのは後者でした。

今回は早めにチケットを取った関係で、前の方の真ん中の席が取れてしまいましたが、周りは関係者と思しき方々ばかりでした。後ろには某画伯夫妻がいらっしゃいましたし(そういえば宙明先生のコンサートの時は、後ろの席が某漫画家兼アニメーターの方でしたが)、宙明先生ご自身もいらっしゃいましたねえ。
これはどちらの先生のコンサートも、まだまだ続くぞ、という解釈で宜しいでしょうか?
その節はオーケストラ・トリプティークの皆さん、また素晴らしい演奏をお願いします!

さて、次は佐藤勝音楽祭だ。
e0033570_20165249.jpg
【ひとこと】
演奏中に携帯電話を鳴らす、という失態をやらかした人が近所にいました。
ライヴCDで音を拾われてなけりゃいいんですが。


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by odin2099 | 2017-04-30 19:54 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
ゆるゆると「ゴジラ」映画の見直しは続いて行きます。
20周年記念作品ということで予算も潤沢。
返還間際の沖縄ロケを敢行し、久々に見応えのある怪獣同士の激突を描いている…のかと思いきや沖縄ロケはタイアップで、実のところ予算規模は大して変わらないのだとか。

それでも「ゴジラ対ヘドラ」「ゴジラ対ガイガン」「ゴジラ対メガロ」より豪華な感じがするのは、偏に異国情緒あるれる絵作りと、平田昭彦、小泉博、睦五郎、岸田森、佐原健二といった助演陣の頑張りがあったからでしょうね。

で、久しぶりに見ましたけれど、うーん、面白くない…。

e0033570_19491714.jpg<チャンピオンまつり>世代なので本来なら一番馴染めそうなゴジラなんですけど、ダメですねえ。
第二次怪獣ブーム、変身ブームも末期を迎え、粗製乱造のツケがまわり、それにオイルショックが追い打ちをかけて、と低迷期の作品だということもあるんでしょうが――時期的には「ウルトラマンタロウ」から「ウルトラマンレオ」へ、「仮面ライダーアマゾン」から「仮面ライダーストロンガー」へ、そして「秘密戦隊ゴレンジャー」がスタートしようとするタイミングです――、子供だましとか手抜きだとか、そんな言葉が頭を過ってきてしまいます。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/10482098/


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by odin2099 | 2017-04-12 19:51 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
「キングコング/髑髏島の巨神」を見て盛り上がったので、その余勢を駆って「シン・ゴジラ」をBlu-rayで鑑賞。
といってもリリースされたソフトに収録されているのは、案の定手直しを施された再編集版。
カットを差し替えたり、テロップの内容を修正したり、位置を調整したり、CGエフェクトを調整したり、音量を調整したり、台詞の位置を調整したり、とシーン数にして11カ所と、更にエンドロールの内容も修正してるんだそうで。
まあ、余程熱心に何度も見た人じゃなければその違いは気付かないでしょうね。
私?全くわかりませんでした。

e0033570_22462743.jpgしかし今回のが<ver,2.0>と銘打たれているということは、いずれ地上波などテレビ放送される際や、別媒体で再リリースされる時にはまた手を入れる可能性が大ってことですよね。「エヴァンゲリオン」も何ヴァージョンあるのかわからなくなってますけれど…。

さて、劇場の大スクリーンでこそ!という作品ではありますが、手軽に家で繰り返し見られるのは嬉しいもの。
特に劇場では早すぎて読めなかったテロップを静止画や戻るボタンを駆使して確認したり、これまた細かいカット割りを静止画や戻るボタンを駆使して堪能したり、チラっチラっと映る俳優さんを静止画や戻るボタンを…ってもういいですか? 繰り返しの視聴に耐える作品は、手元で色々と操作できてこそ、ですね。

2時間があっという間でした。
これからしばらくの間、何度も見直すことになりそうです。
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by odin2099 | 2017-03-27 22:47 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(2)
レジェンダリー・ピクチャーズというと、金かけたB級映画を量産している会社、というイメージがある。
そのフィルモグラフィーは「バットマン・ビギンズ」、「ダークナイト」、「ダークナイト・ライジング」の<ダークナイト・トリロジー>、リブートに失敗した「スーパーマン・リターンズ」、新たなリブート「マン・オブ・スティール」から始まり、「バットマンVSスーパーマン」、「スーサイド・スクワッド」、「ワンダーウーマン」、「ジャスティスリーグ」と続く<DCフィルムズ>、新たな三部作の幕開けとされる「ジュラシック・ワールド」、それに「タイタンの戦い」や「パシフィック・リム」、「クリムゾン・ピーク」、「300」、「インセプション」、「エンジェル・ウォーズ」、「インターステラー」、「ドラキュラZERO」、「ウォークラフト」、「グレートウォール」etcと実に見事なもの。
そして今度は「GODZILLAゴジラ」に続いて、この作品で<モンスターバース>構築を打ち出した。

最近はチャイナマネーが流入したなと思ったら、事実上それに乗っ取られてしまった感があって先行きに不安を覚えはするものの、変に芸術性に走った高尚な作品を作ることなく、愛すべきB級映画をドンドン作り続けて欲しいものである。

キングコングが出てくる映画は幾つかあるが、基本ストーリーは未開の地で発見されたコングが都会に連れてこられ、大暴れしたものの憐れな最後を遂げるというもの。
その中には美女との交流が描かれ、悲劇的なラブロマンスの味付けがされている、というのが定番。

e0033570_18434728.jpgところがこの作品は終始島の中でドラマが進む。
序盤から出し惜しみすることなくコングが大暴れ。そして島は文字通りの「怪獣島」で、陸海空(あ、海じゃなくて川か)至る所に恐るべき怪獣がウジャウジャ。
ひたすらその魔の島へ足を踏み入れてしまった人間たちのサバイバルが繰り広げられるという、正に息つく暇もないくらいの大冒険活劇と化しているのだ。

最初は単なるヒールかと思われていたコングが、実は島に暮らす現地人にとっては神と崇められており、島の秩序を守る存在だということが明らかにされ、最終的にはヒーローとしての立ち位置を確保できるほどの交流は描かれるものの、凡そラブロマンスとは程遠いのもよろし。
人間側のドラマといえば、コング擁護派とコング殲滅派に分かれて対立するくらいで、前作「GODZILLA」では結構くどくどと苦悩やら葛藤やら家族愛やらを描写していたのとは好対照に、全編バトルに次ぐバトルで見せ場てんこ盛りなのである。

メインキャラの中にモナークの人間がいることを除けば、劇中ではムートーの名前くらいしか出てこないが(これって「未確認巨大陸生生命体」の略称ってことは、アノ怪獣の固有名詞じゃないってことなんだね)、エンドロール後のオマケシーンでは他にもあれやこれやの存在が語られ、時系列的には前作の「GODZILLA」を経て”Godzilla: King of Monsters”、そして”Godzilla vs. Kong”へと続いて行く、というのがレジェンダリーの<モンスターバース>の構想だ。一時は「パシフィック・リム」とも世界観を共有?なんていう話もあったけど、そっちはどうなることやら。

今回は3D吹替版で鑑賞したが、覚悟していたとはいえ酷いもの。
タレント枠は3人だが、一人はこもり声で聴きとりづらいのはともかく、決定的にキャラクターに合わないし、もう一人は感情の起伏や緩急をつけることを知らない全力発声演技。会話する相手との距離感も全く無視で、何とか台詞を読みましたというレベル。今一人は…何の役だったかさえもわからなかった。
オリジナル作品を冒涜する行為はもういい加減にしてもらいたい。

【ひとこと】
タンクトップ姿のブリー・ラーソンはグッとくる。
彼女、今度は<MCU>でキャプテン・マーベルを演じるので、またサミュル・ジャクソンやトム・ヒドルストンとの共演があるのかも?


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by odin2099 | 2017-03-26 18:45 |  映画感想<カ行> | Trackback(11) | Comments(2)
世間は「シン・ゴジラ」のBlu-rayが発売されたと騒いでますが(一部では「大怪獣モノ」も!)、それとは別に2014年に公開されたレジェンダリー版を見直してます。
これ、週末から公開される「キングコング/髑髏島の巨神」と世界観を共有しているというので予習復習というワケです。

この作品、公開からずっと後になってからは色々と批判的な声も出るようになりましたけど、公開時は煩型のファンからも絶賛の嵐でしたねえ。それが正直、不思議で不思議で…。
「ゴジラ/FINAL WARS」から10年経ち、ファンのみんなが飢えていたのかもしれませんが、「こんな作品でいいの?」というのがファンに対して感じたことです。
今回見直してみても、それほどの面白さだとは思えませんでした。

e0033570_23421001.jpg約2時間の映画で、ゴジラが出てくるのは約半分、1時間近くが経過した後です。
その前に「ゴジラ」という固有名詞は出てきますが、ここで珍しいのはゴジラ出現の前に予兆めいたものが何もないことです。

もちろん映画の最初から「何か」が起きて、それを調査する形で物語は進んでいきます。
でもその「何か」はゴジラが引き起こしているのではなく、ムートーの仕業なんですよね。
2体めのムートーの存在が確認された後に、そのカウンターパートとしてゴジラが出てくるのです。
なのでムートーはありがちなゴジラの前座怪獣ではなく、むしろ物語進行上の主役ともいうべき立場にあります。
それに対してゴジラはデウス・エクス・マキナだと言っても良いかもしれません。

劇中の登場人物同様、見ている観客にもゴジラが敵か味方かがわかりません。
そのために見ていてゴジラを応援していいものかどうか、破壊っぷりを愉しんでいいものかどうか、判断が付きかねます。
そのラストはどうやらゴジラは生態系の守護神的な存在なのかもしれないと匂わせますが(これも劇中人物の仮設の域を出ません。平成ガメラのように明確に描いているのであれば、感情移入しやすいのですが)、それでもハッピーエンドと受け取って良いものか迷います。

また人間側のドラマも有機的に結びついていきません。
物語のキーパーソンかと思いきや、序盤で結局は何も知ることなく散っていくブロディの父は憐れすぎますし、主人公であるフォードとエルのブロディ夫妻も行き当たりばったりに行動しているだけです(余談ですが、演じているアーロン・テイラー=ジョンソンとエリザベス・オルセンは「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」では双子の姉弟役で共演してるのは面白いですね。全然気付きませんでしたけれど)。
かなり大きな役に見える芹沢博士の渡辺謙も、自発的に何かをするというよりは傍観者で、しかも始終同じ表情を浮かべるのみ。
デザイン的にはこちらの方がオリジナルのゴジラに近いものの、一本の独立した娯楽映画として見た場合は、ひょっとすると悪名高いトライスター版「GODZILLA」の方が面白いのかもしれませんね。

ともあれ次回作の製作は決定し、2019年にはモスラ、ラドン、キングギドラが出てくるという噂の”Godzilla: King of Monsters”を経て、2020年には頂上決戦の”Godzilla vs. Kong”が準備中の<モンスターバース>構想には期待しています。
まずは新生「キングコング」、どんな具合になっているのでしょう?

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/22235380/


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by odin2099 | 2017-03-23 23:44 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
第二次怪獣ブームは変身ブームとも呼ばれていますが、その渦中に作られたこの13作目の「ゴジラ」にもその影響が色濃く表れています。
それがジェットジャガー!

しかしこのジェットジャガーはヒーローとして中途半端。
ロボットなのに巨大化するし、最初は悪者に操られ、途中で自我に目覚め、ってキカイダーみたいなシチュエーションも。

e0033570_20452720.jpgこの映画が公開されてから約2週間後には、テレビシリーズ「流星人間ゾーン」が始まります。
ガロガバラン星人に襲われ地球へと逃れた平和な星ピースランド星人の一家が、地球をも侵略のターゲットにしたガロガから地球を守るために立ち上がるというストーリーで、ゴジラやキングギドラ、ガイガンら映画で活躍する東宝怪獣のゲストが売りでしたが、どうせならそのパイロット的な作品でも良かったんじゃないのかなあと常々思っておるのです。

テレビの第1話の拡大版、あるいはその前史的なお話や、テレビに先行して前後編エピソードを再編集して公開するとか、新ヒーローのゾーンファイターを売り込むと同時に、従来の「ゴジラ」映画に新風を吹き込むことが出来たんじゃなかたのかなと妄想するのですが、これは今日的な発想ですかね。

いやあ、出来上がったこの「ゴジラ対メガロ」があまりにも詰まらなくて……。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/10457670/


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by odin2099 | 2017-03-16 20:47 |  映画感想<カ行> | Trackback(1) | Comments(2)
「ゴジラ」シリーズ12作目。
テレビに「スペクトルマン」「帰ってきたウルトラマン」「仮面ライダー」が登場し、怪獣やヒーローがようやく復権し始めた時期で、映画界は斜陽だったけれど「ゴジラ」は安定した興行成績を残していたのかな。

e0033570_20274999.jpgタイトルは「ゴジラ対ガイガン」だけれど、実際は「ゴジラ・アンギラス対ガイガン・キングギドラ」、2対2のタッグマッチだ。
唯一の新怪獣ガイガンは鋭角的なデザインで、これまでの東宝怪獣にはちょっとないライン。刃物や飛び道具を実装しているけれど、大映怪獣ともまた一味違った味がある。
サイボーグ怪獣との設定だが、モノアイもメカっぽさを醸し出している。

で、このガイガンが結構暴れてくれる。
ここのところ派手なぶっ壊しとは無縁だった「ゴジラ」シリーズだけに、頑張ってるなあという感じは伝わってくる。
相棒のキングギドラはそれ以上の大破壊シーンを見せてくれるが、残念ながらこれは全て過去作からの流用。予算縮小だから仕方ないけど、子どもをなめるなよ!とも言いたくなる。年に一回か二回のゴジラを楽しみにしてくる子どもに対して、使いまわしの映像ばっかりというのはねえ。

子ども、といえばこの映画、やたら煙草を吸うシーンが多い。ヒロイン格のひし美ゆり子も劇中で吸ってるし、ゴジラタワーの中と外で合図するのにも使っている。
これは子ども向けとしてはどうなんだろう? 今ならちょっと作れないシーンかも。

またM宇宙ハンター星雲人が巨大なゴキブリっていうのも身近な恐怖を与えるけれど、SF映画のオチとしては少々安易な気もするなあ。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/9578847/


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by odin2099 | 2017-03-13 20:34 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
カルト的人気を誇る「ゴジラ」シリーズの11作目。
ですが、前にも書きましたけど、この映画はどこが面白いのかわからない~。
サイケデリックな映像は斬新かもしれませんけど、ぶっちゃけお話が面白くないんですな。

e0033570_00021383.jpg主人公は冴えないオジサンで、途中からは寝たきり…ではないですが、活動に制限がかかっちゃうし、一見主人公っぽい柴俊夫は無軌道な若者の象徴? 
本筋には絡まないままだし、最後はあれ、死んじゃったの?
そのガールフレンドだかはこの映画の主題歌を歌ってる歌手ですが、これも紅一点の割に魅力薄。

理科の実験レベルにしか見えない研究と、その割にやたら理屈っぽい説明台詞(さっぱりチンプンカンプン)、人の息遣いの感じられない都市部でのゴジラとヘドラの戦い。ギャグにしか見えない自衛隊のやりとり…と挙げだすとキリがないですなあ。
出演者に東宝特撮のお馴染みさんが全然いないのも盛り上がらない要因です。
真鍋理一郎の音楽も、なんだか気の抜けた、しまらないファニーなものですし。

僕らの世代だとこの作品が劇場での「ゴジラ」初体験という人が少なくないと思うんですが、当時のみんなは愉しめたのかなあ。
同時上映だった、グドンとツインテールが出てくる前後編を一本にまとめた劇場版「帰ってきたウルトラマン」の方が、遥かに怪獣映画らしくて面白いと思うんですが。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/9446028/


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by odin2099 | 2017-03-05 00:04 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

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