【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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「ゴジラ」もこれが6作目。
そしてシリーズとしても一区切りで、次回作からスタッフやキャストの入れ替わりがあったり、作風の変化があったりで、これまでの「ゴジラ」物に親しんだ目からするとちょっと違和感があるんじゃないかと思います。

さて今回の作品、リバイバル公開の時には「キングギドラ対ゴジラ」なんていう風に改題されちゃいましたが、前作に出て来たキングギドラとのリターンマッチ戦となっております。

e0033570_18491237.jpgところでキングギドラっていうのは、「ゴジラ+ラドン+モスラ」なんだと思うんですよね、三つ首ですし。この三大怪獣に拮抗しうる、あるいは凌ぐ強さ、キャラクター性などを求められて誕生した存在なのだと。
前作「三大怪獣 地球最大の決戦」でも、ゴジラやモスラ単独では勝てないかもしれない相手だから団結が必要、というのが後半では執拗に説かれ、はたして三大怪獣が共闘出来るのかがサスペンスを盛り上げる要素になっていました。
結果は抜群のコンビネーションを発揮した地球怪獣連合軍の前にキングギドラは撤退しますが、それでも完敗というわけではありませんでした。

そんなキングギドラが再び登場するのが本作ですが、対するのはゴジラとラドンの二大怪獣。明らかに格落ちです。
その前に再び屈してしまうキングギドラ。ゴジラやラドンが強かったというより、キングギドラが弱体化したなあという印象の方が残ってしまうのですが。

地球人相手に一芝居打って、キングギドラのみならずゴジラとラドンを手中に収め、宣戦布告するX星人たち。
見るからに胡散臭そうな連中ですが、そのネタバラシはもう少し引っ張って、サスペンス要素を加味してミスリードを誘っても良かったような…?。子どもへの配慮なのか、わかりやすさを優先したんでしょうけれども、ちょっと勿体ないような気もします。
ただ今一つわからないのが、X星での最初のキングギドラ襲撃シーン。
あの慌てぶりは二人に見せつけるための芝居? それとも一時的にコントロールを失うという想定外の事象の発生?

ラストシーンではもう一回X星に行け、徹底的に調査せよと命令されちゃう富士とグレンですけれど、この物語後のX星はどうなっちゃったんでしょうかねえ。
X星人の残党を始末し逆に地球の植民地化し、優れたテクノロジーを我が物にしてしまったのかしらん?

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/9409056/


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by odin2099 | 2017-01-21 18:51 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
「ゴジラ」シリーズの5作目で、単独主演作からゲスト主役を招くようになり、この作品ではグループのセンターという位置付けになりました。
年に2回もゴジラ映画が封切られたのはこの時が唯一ですね。
<東宝チャンピオンまつり>は春夏冬の年3回興行でしたが、新作は1本で残りはリバイバル作品の上映でしたから。

この作品は明らかに前作「モスラ対ゴジラ」の続きとなっています。
モスラが過去にゴジラと対決し、勝利を収めていること。
その時の勝者である双子だったモスラの片割れが死んでしまったこと。
これを前提にお話は進んでいきます。

ただし共通する登場人物などはいません。
なまじっか小泉博とか別の役で続けて出てきますのでややこしいややこしい。
まあ「モスラといえば小泉博」といったところで、「モスラ」「モスラ対ゴジラ」そしてこの「三大怪獣」と3作連続で出演。さらにその後「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ/東京SOS」にも律儀に出てきてくれています。

e0033570_19442511.jpgそれにしてもこの作品、以前にも何度か書いてると思いますが、これでもかこれでもかという詰め込み具合が凄まじいですね。
しかもその一見何の繋がりもなさそうな要素が、後に有機的に繋がっていく様は圧巻。快感すら覚えます。
場面転換も小道具の使い方も見事で、関沢脚本・本多演出恐るべし!といったところでしょうか。
見せ場もタップリで、怪獣映画の全てがここにある!
…というのは言い過ぎでしょうか。

【ひとりごと】
モスラの代理人、小美人役のザ・ピーナッツは本作がシリーズへの最後の出演(小美人自体は設定を変えたり、俳優さんを変えたりで後の作品にも出てきますが)。それもあってか宮川泰センセの新曲を引っ提げて登場します。
宮川メロディと伊福部大先生の音楽には相容れるものがなさそうなのですが、最初のうちこそ違和感あるものの、徐々に馴染んでくるのはさすが稀代のメロディメーカー!

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/9541676/


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by odin2099 | 2017-01-19 19:47 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
「ゴジラ」4作目。この辺から毎年新作が作られるようになりますので、ゴジラ絶頂期と呼んでも差し支えないのだろうと思います。

「キングコング対ゴジラ」ラストで熱海城をぶっ壊した二大怪獣はそのまま海へ転落。コングは泳ぎ去って行きますが、ゴジラは消息不明なままでした。
今回のゴジラは倉田浜干拓地から出現しますが、モスラの卵が漂着した静之浦海岸は静岡県らしいので、一応は連続性がありそうです。

また単独作品「モスラ」の続編という側面もあり、今回最初に登場するのは「モスラ」で幼虫から成虫になった個体だろうと思われますが、登場人物の反応を見るとどうもモスラが既知の存在なのか未知の存在なのかがハッキリしませんね。モスラという怪獣は(一部では)知られているとしても、あの作品のように東京を蹂躙したワケではないのかも。

e0033570_20091139.jpgこの作品ではインファント島からやってきた小美人の懇願を受け、新聞記者の酒井、カメラマンの純子、それに三浦博士が説得したにもかかわらず、虎畑や熊山はモスラの卵を返さない。その一方でゴジラの脅威から日本を守るため、モスラの助力を請おうと酒井たちがインファント島を訪れるが、一旦は拒絶される、という展開が描かれます。

が、なんで酒井たちが責められるのかがどうも納得いかないんですよね。
卵を返せなかったのは彼らの責任じゃないし、度重なる水爆実験でインファント島が荒廃したのは酒井たち、否日本人のせいではないのですから。
唯一の被爆国である日本人だから免罪符がある、とは考えてませんが、全ての代表を彼ら3人に重ねるのはちょっと無理があったんじゃないのかなあと思うのです。如何でしょう?

ところで本作の予告では「モスラ親子の共同作戦なるか?!」というナレーションが被り、空中から成虫モスラが、地上からは幼虫モスラがそれぞれゴジラに対して攻撃を仕掛けているように見せてますが、実際は成虫が死んだ後で卵から幼虫が孵るので親子の対面はなし。
これ、過剰広告じゃありませんかねぇ???

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/19493361/

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by odin2099 | 2017-01-17 20:12 |  映画感想<カ行> | Trackback(1) | Comments(0)
「ゴジラ」の第3弾です。
この作品の存在を知ったのはラウレンティス版「キングコング」がやって来たころだったのですが、まだシリーズの製作順とかを知らなかったので、ゴジラは色んな怪獣と戦った上で言わば頂上決戦としてキングコングと対決したに違いないと思っていたものですが、意外にもアンギラスに続く2戦目の対戦相手でした。
その後でゴジラはモスラやラドンやキングギドラと激闘、一方のキングコングは他の対戦相手がいない(ゴロザウルスやメカニコングは除く)と知った時は驚きました。
「日米怪獣王者の激突」…というほどじゃないじゃん。
もっとも当時のキングコングの知名度とか興行価値は今とは比べ物にならないくらい凄かったんでしょうけれども。

さて、前作「ゴジラの逆襲」のラストで神子島で氷漬けにされたゴジラは北極海の氷山から復活します。
神子島って多分北方領土あたりか、さもなきゃもろにロシア領にありそうですが、辻褄があってるんだかあってないんだか。
そして「巨大なる魔神」キングコングはソロモン諸島のファロ島から日本に連れてこられます。
北から南から二大怪獣の激突!

しかし人間側のドラマが濃すぎて(そしてコメディ色が強すぎて)、映画としては面白くても怪獣映画としてはイマイチ、というのは過去にも書きましたね。昔からファンの間で評価が高いようなので、そんなことを言うのは申し訳ないんですが。
とにかく高島忠夫、藤木悠、有島一郎のトリオは濃すぎます。準主役の佐原健二も霞んじゃうくらい。

e0033570_00101724.jpgそしてヒロインの浜美枝も、川に浸かってびしょ濡れになったり、コングに浚われたりでかなりボロボロにされているので強く印象に残ります。あのスクリーミングヒロインっぷりはお見事。
もっとも個人的には友人役の若林映子の方が好み。
どちらかというと妖艶なイメージのある女優さんですが、この作品では可愛らしい女の子を好演してます。
どうせならただの友人じゃなく、高島忠夫の恋人役かなんかにして、もっと出番を上げても良かったんじゃないかなあ、なんて思ってしまうほどです。

ともあれ作品は大ヒット。
「ゴジラ」はドル箱シリーズとなるのでした。

【ひとりごと】
「巨大なる魔神」を「きょだいなるましん」と呼ぶのは「どーもピンとこねえなあ」。
「ましん」じゃなくて「まじん」でしょ、普通。
麻疹じゃないんだから…。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/8958172/


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by odin2099 | 2017-01-15 00:11 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
「ゴジラ」の続編です。
前作のキーパーソン、山根恭平博士が再登場して両作品の橋渡しをしますが、ゴジラに対する打つ手なし、オキシジェンデストロイヤーはもうないよ、というだけの役回り。それ以外に連続性をうかがわせるものは特別ありません。
前作と違い、今回のゴジラは割と早めに顔を出します。

前作の「東京篇」に対して本作は「大阪篇」とされますが、クライマックスが神子島というところへ移るのであんまり大阪が舞台という感じはしませんね。
ゴジラとアンギラス(勝手にアンキロサウルスを略すなよ)の戦いのとばっちりで大阪城が破壊されちゃいますが、ミニチュアが意外にしょぼいです。
これならTV番組とはいえカラーだし、ウルトラマンとゴモラの舞台の方がしっかりと作ってるなあという気がしないでもありません。

e0033570_08045918.jpg専門家やジャーナリストがお話の中心にいた前作と違い、今回は素人というか民間人が中心で差別化を図っていますが、肝心のお話は今一歩。粗製乱造とは言いませんが、もう一つか二つ工夫が欲しかったかなあ。

小林が残した写真に写っていたのは誰だったんでしょう?
劇中に出て来ている人ならもグッと来るところですが、伏線も何もなく急に知らない人を出されましても、ねぇ?

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/2890831/
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by odin2099 | 2017-01-14 08:05 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19454622.jpg「君の名は。」もそうですが、夏公開の映画をまだ劇場で観ることが出来るというのは凄いことです。
Blu-rayが出たら定期的に見直してしまいそうですが、劇場ではこれがおそらく最後の機会、都合で4回目の観賞となりました。

しかしこの映画の情報量の多さは、5回や10回見ただけでは消化しきれないんじゃないかなという気がします。
今回も新たな発見がありました。
一作目を否定しているようで、実は完全に寄り添っているこの最新作。
続編を期待する声も大きいようですが、次回作をひとまず初めてのアニメーション作品としたのはある種の先見の明だったのかも?

今回で相当ハードル上げてますので、そんじょそこらの生半可な姿勢では失笑を買うどころか炎上しかねません。
アニメでクッションを入れ、場合によっては更にレジェンダリー版の続編を挟み、改めて国産ゴジラを仕切り直しする、それが一番の得策かもしれないですね。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/24561344/
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by odin2099 | 2017-01-12 19:47 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
久しぶりにスクリーンで観直した時は「おお、面白いな」と思ったのですが、やっぱりホームシアターでは限界があるみたいですね。
というより自分がこの1作目をそんなに好きじゃないというのが原因なのかしらん。
またまた「古くて怠い映画」という印象になりました。
なまじこの1作目をトレースしてアップトゥデートされた「シン・ゴジラ」が面白かった、ということもあるんでしょうね。同じようなシーンなら現代版の方が好み、ってことみたいです。

e0033570_21210416.jpg主役のゴジラは映画が始まってもなかなか姿を見せません。姿は見せないものの存在感は発揮し、次々と怪異が起って「なんだなんだ?」と焦らし、待ってましたとばかりにようやく出てくるのは、ミステリー、サスペンス、ホラーといったジャンルのお約束。
しかしここまでの展開、結構エグイです。
立て続けに3隻の船が犠牲になり、その唯一の生存者も結局は上陸したゴジラによって絶命、と容赦ないです。
だからこそ恐怖感が余計に煽られるんでしょうけれども。

クライマックスは超兵器オキシジェンデストロイヤーによって解決しますが、途中で伏線を張るものの、些か唐突に映るのは自分が捻くれてるからでしょうかね。急に都合よく便利グッズが出て来たなあと思ってしまうのです。
そもそも芹沢博士は何のためにオキシジェンデストロイヤーなんぞ作ったんでしょうか?
なんか酸素をあらゆる角度から研究していてその副産物かなんかってことですけど、その前に山根博士と芹沢博士って師弟と言う割に専門分野違い過ぎませんかねえ。

e0033570_22243933.jpg後の「ゴジラVSデストロイア」で再登場した山根恵美子は、結局尾形とは結ばれなかったということですが、この1作目を見ていてもフラグが幾つも立ってる感じがします。何か良いムードになろうとすると妨害が入るし、尾形と山根博士の関係も何かギクシャクしてそうだし、いくら芹沢博士に「幸福に暮らせよ」と言われても「はい、わかりました」とはいかないですよねぇ。

ラストシーン、愛弟子の芹沢の死よりもゴジラの死を悼む山根博士の姿が印象的。
そして中盤以降は台詞がなくなるけれども、画面上ではしっかりと存在感を示す村上冬樹演じる田辺博士も。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/22092094/


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by odin2099 | 2017-01-08 21:21 |  映画感想<カ行> | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_21372318.jpg初作「ゴジラ」から最新作「シン・ゴジラ」まで、シリーズ作品に関わった作曲家を紹介し、作品の音楽を一作ずつ語るという、これまでありそうでなかった「ゴジラ」本。

もちろん音楽解説だけでなく、ストーリー紹介にとどまらず各作品評も読むことが出来る。
従来の「ゴジラ」研究本とは一味違った着眼点、切り口が楽しめるという点でも、ファンなら一読の価値あり、だろう。

紙幅の都合上だろうが、例えば伊福部昭が手掛けた「ゴジラ」以外の作品など、シリーズを語る上では切り離せない関係にある諸作品には殆ど触れられていないのが残念で、いずれ「東宝特撮映画音楽ヒストリア」のような増補改訂版の刊行を望みたいところだが、取り上げる作品数が増えてしまうと全体像がぼやけてしまうという弊害をもたらす可能性もあるのかも知れない。


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by odin2099 | 2016-09-27 21:38 | | Trackback | Comments(0)
e0033570_10154637.jpg異常気象に地殻変動、そして遂に巨大怪獣が目覚めた。あらゆる電子機器を無力化するその能力に、人類は打つ手がない。
だがかつて万能細胞「セタップX」捏造疑惑で学会を追われた西郷博士とその娘・美和は、密かにそれを完成させていたのだ。
助手の新田に「セタップX」を注入して人体実験を行った結果、新田の細胞は急激に分裂と増殖を繰り返し、彼を強靭な肉体を持つ巨人へと変貌させた!

河崎実監督が「シン・ゴジラ」に便乗して作った巨大怪獣モノ。
ちなみに「モノ」は「物」かと思ったら、なんと怪獣の名前だった!
さすが人の発想の斜め上を行くセンスだ。
ただ「シン・ゴジラ」に便乗していても、その元になってるのはゴジラではなく「フランケンシュタイン対地底怪獣」。ある意味ウルトラマンのルーツとも言える「怪獣対巨人」の構図を現代に蘇らせた。

出演は飯伏幸太、斉藤秀翼、鈴木みのる、真夏竜、河西美希、赤井沙希、古谷敏、きくち英一、筒井巧、堀田眞三それに毒蝮三太夫(本人役)。
斉藤秀翼に万能細胞を注入すると飯伏幸太になり、最後にはパワーアップして鈴木みのるになる…と書くとなんのこっちゃ?と思うだろうけど、そういうキャスティングなのだから仕方ない。プロレスラーに怪獣と戦わせるというビジュアルイメージがそもそもの発端なのだろう。

万能細胞の効力は2分40秒という中途半端なものだが、これは博士役が真夏竜だからこそだろう。また滝を切るなんていう特訓シーンもあり、これに異常に拒否反応を示すというのもお遊びだ。
防衛長官と副長官が初代ウルトラマンと帰ってきたウルトラマンのスーツアクターというのもお遊びで…って、基本この監督の作品はそういったノリで作られてるから、いちいち上げてるときりがない。
その割に「セタップX」に関してはSTAP細胞のパロディ以上の言及がないけれど…これって仮面ライダーXじゃないの?

前作「アウターマン」はかなり面白かったのだけれども、今回はいつもの監督の作風に逆戻り。マムシさんの扱いなんて正にそれ。「ギララの逆襲」の時のビートたけしみたいなもんかな。
それはそれで想定内だったけど、また新しい面が見られるかなとちょっぴり期待した自分がいけなかった。

【ひとりごと】
堀田眞三の存在感(と声のデカさ)は圧巻。もっともっと活躍して欲しいけれど、今のライダーや戦隊にはそぐわない演技なんだろうな。
萩原佐代子と牧野美千子はすっかり隠れレギュラー?
渡洋史も出てたし、真夏竜と筒井巧もお気に入りなのかな。


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by odin2099 | 2016-08-11 10:16 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
ゴジラシリーズ29作目、今日から公開なので早速見てきました。
庵野+樋口でゴジラ?と製作発表の段階で期待値は低かったのに、試写や最速上映では絶賛の嵐。
かえって不安に駆られていたのですが……。

e0033570_23085717.jpg2作め以降の「ゴジラ」は直接間接問わず1作目の続編としての位置付けでしたが、今回初めて1作目はなかったことになってます。これは大英断ですね。
そして「もし現代に怪獣が現れたら」というシミュレーション映画になっています。

怪獣のシミュレーション映画としては、1984年版「ゴジラ」を皮切りに「ガメラ/大怪獣空中決戦」「ガメラ2/レギオン襲来」といった秀作がありますが、今回はよりシミュレーション度合いが強く、怪獣を描くことよりも怪獣出現に右往左往する政府首脳を描くことに主眼が置かれてるようです。
事件発生から次々と情報が集まり、それが錯綜し誤った判断を下し、それに対してあたふたと対応する閣僚メンバーなどはポリティカル・サスペンスの趣き。
その辺りが好物の自分にとっては、正に「どストライク」な展開でした。

首都を舞台にした戦争映画の側面もあります。
これもポリティカル・フィクションの範疇かと思いますが、特に近年の作品としては「パトレイバー/首都決戦」に近いというか、同じような匂いを感じます。
庵野総監督は次に「機動警察パトレイバーREBOOT」を手掛けるそうですが、然もありなん。
日本で戦争映画をやりたければ怪獣映画にするしかない、と言っていたのは金子修介監督でしたっけ。

e0033570_23090906.jpgその怪獣が起こす災害描写は、阪神淡路や東日本、最近の熊本といった実際の災害を経てよりリアルに進化しています。もはやこれらを単なる絵空事として割り切って表現することは許されないのだろうと思います。
ここら辺もディザスター・ムービー好きの自分にとってはツボでした。

「ゴジラ」だけでなく数々の東宝特撮映画へのオマージュ、意外にも大量に流用された伊福部昭メロディー。
いや東宝特撮だけじゃないですね。多分この監督&総監督コンビと同世代で趣味趣向が近い人なら、見ていて大笑いするかもしれません。あ、こんなとこから持ってきてら~という感じに。
そして、それを知らない人には新鮮に映るんだろうと思います。
「エヴァンゲリオン」からの音楽流用は、セルフパロディとはいえやりすぎだと感じる人も少なくないでしょうが。

ただ、怪獣映画としては面白いと思うんですけど、ゴジラ映画としてはかなーりの疑問符。
ゴジラ映画のベストに挙げる人がいる一方で、ワースト扱いする人がいるのも頷けます。
ぶっちゃけこの映画、ゴジラそのものの描写をオミットし、人間側の受けの芝居だけでも十分に成立しちゃうんです(その方がカルト映画として後年まで残るかも)。
ゴジラが出てくるのに、ちっともゴジラ映画を見た気分にならない。
ーーそれがこの映画の最大の欠点でした。

公開初日なので、まずはこれまで。
もう一回見に行く気になったら補記するかも。

【ひとこと】
これ、政治風刺コメディにもなってるのね。


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by odin2099 | 2016-07-29 23:15 |  映画感想<カ行> | Trackback(39) | Comments(10)

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