【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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e0033570_1823267.jpg二回目となる<東宝チャンピオンまつり>の目玉作品として、オープニングタイトルの前にゴジラとコングが戦うハイライトシーンを組み込むなど、怪獣同士の対決に絞って構成した再編集版。

春夏年二回の<東映まんがまつり>に対して、<チャンピオンまつり>は春夏冬の三回興行。その全てにゴジラが大暴れする新作映画を付けたくても、それはどだい無理な話。そこで新作は年一本とし、残りは旧作のリバイバルとなったが、複数作品の興行ということや対象年齢が下がったことなどから、怪獣メインの短縮再編集版を作成。それでもオリジナルを知らなかった我々の世代などは、新作同様の期待を持って喜んで観に行ったクチである。
実際、『オール怪獣大進撃』などよりも、当時の子供たちは(今の我々も?)夢中になったんじゃなかろうか。

この作品も97分の<オリジナル版>に対して、74分というダイジェスト版。
もはや別物と言っても良いくらいだが、テンポ良く刈り込まれたこともあって、なかなか楽しめる作品になっている。

怪獣の対決メインということで、前回書かなかったコングとゴジラの対戦について触れておくと、両雄の激突は2回。
1回戦はゴジラの圧勝。ゴジラが口から吐く放射能火炎にコングはタジタジで、火傷を負ってしまったコングはすごすごと引き下がる。
その後コングは、高圧電流を浴び耐電体質に変化。
2回戦も序盤はゴジラ優位で進められるが、途中で落雷のショックでコングがパワーアップ!電気が苦手(らしい)ゴジラに電気ショック攻撃を見舞って形勢は逆転。
ところがゴジラも然るもので、最後は二大怪獣揃って海にドッボーン!
両者リングアウトの痛み分けで終わりだが、ラストシーンで故郷の南の島へと泳いでいくコングが目撃されるものの、ゴジラは消息不明のまま幕を下ろす。一応コングの判定勝ちというところか。

ちなみにこの作品がアメリカで公開された時には、結末が逆(ゴジラが勝つ)の日本公開ヴァージョンが別に存在すると、あちらのファンの間では実しやかに囁かれたとか。
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by odin2099 | 2008-11-12 18:30 |  映画感想<カ行> | Trackback(1) | Comments(4)
ゴジラ親子と新怪獣ガバラとの対決をメインに、アンギラス、ゴロザウルス、カマキラス、クモンガ、エビラ、マンダ、大ワシがズラリと顔をそろえたシリーズ10作目の超大作!
・・・と書くと、「嘘付け、この野郎!」と言われてしまうだろーなー、やっぱり(苦笑)。

e0033570_17464144.jpgえーと、主人公の一郎くんは鍵っ子で、いつも”ガバラ”という仇名のガキ大将にいじめられております。
そんな彼の友だちは、夢の中で出会った怪獣ミニラ。
ミニラも、怪獣島では怪獣のガバラにいじめられているのだけれども、ゴジラの特訓や一郎の励ましもあって、遂にはガバラをやっつけるまでに成長。
偶然免許証を拾ったことから、現金強盗の二人組に誘拐されてしまった一郎くんでしたが、ミニラの頑張りを思い出して二人を出し抜き、見事に犯人は逮捕。そしてまた、いじめっ子の”ガバラ”にも勇気を持って立ち向かうようになる、という心温まるファンタジー作品であります。

ただ、シリーズで人気投票をやれば、おそらくワーストの上位に名を連ねるのは間違いないでしょうな。
それをして「不当に評価の低い作品」、「良質のジュブナイル作品」という意見があるのも承知してますが、やっぱりゴジラが大暴れしてナンボだと思いますねー。

先ずこの作品、ゴジラやミニラは架空の存在として捉えられています。怪獣が出てくるのは何れも一郎くんの夢の中だけ。
しかも予算やスケジュールの関係でしょうが、ガバラと戦うゴジラやミニラのシーンを除けば、その大半は旧作からのフッテージの流用。「オール怪獣」と題名だけは勇ましいですが、みんな使いまわしです。これでは一郎くんとは逆に、観ている我々としてはちっとも夢の世界で遊べません。
これだけ沢山作られたシリーズの一本としては大目にみますけど、”怪獣映画”としては邪道でしょうね。

ちなみにこの作品、栄えある<東宝チャンピオンまつり>の第一回作品だったりもします。
ゴジラ原体験がこの作品だという人は、はたしてこの作品をどう思ってるんでしょうか。
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by odin2099 | 2008-11-08 17:48 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(6)
キラアク星人の地球侵略に対抗して、11大怪獣が激突するという「東宝怪獣映画」の集大成!
実際、昭和29年の『ゴジラ』に始まり約15年、人気にもかなり陰りが見えてきたところなので、この作品で打ち止め、という予定だったそうだ。この2年前にはTVに『ウルトラQ』が登場し、以後も『マグマ大使』や『ウルトラマン』など怪獣の活躍の場もスクリーンからブラウン管へと移ってきており、それも更に下火になってきていたところだったので、その判断もやむを得なかったのだろう。
そこで最後に、と派手な花火を上げたところ、皮肉なことに大ヒットとなって「怪獣映画」路線は続行されることになった、という経緯がある。まぁそれが良かったのか悪かったのか・・・(苦笑)。

e0033570_14505155.jpg20世紀も終わりに近付き、人類に脅威をもたらした怪獣たちも小笠原諸島のとある島に集められ、集中管理されていた。ところがキラアク星人がその島を占拠し、怪獣をコントロールして世界各国の主要都市を攻撃。自らの圧倒的な科学力を背景に、地球への一方的な移住を宣言した。はたして人類は、キラアク星人の野望を打ち砕くことが出来るのか――?!・・・というのがお話。

出てくる怪獣は、ゴジラ、ラドン、モスラ、アンギラス、ミニラ、クモンガ、ゴロザウルス、バラゴン、バラン、マンダ、そしてキングギドラ。なかなか豪華な顔触れではあるものの、バランなんか殆ど映っていないし、角のないマンダはマンダに見えないし、バラゴンはゴロザウルスに取り違えられてるし、という具合にちょっと無謀な集め方。むしろ怪獣の存在感は作品全体の中でかなり希薄である。それは殆どのシーンで、キラアクの手先か人類の味方、つまり操り人形としてしか出て来ないからだろう。一番活躍してるのも、空に地中にと大活躍するスーパー・ウェポンSY-3号だし(月ロケットの割りに活躍の場が広すぎるけど)。

それでもやはり怪獣が一杯出てくるのは楽しいし、伊福部音楽も健在。キャストも久保明、田崎潤、佐原健二、土屋嘉男、田島義文、伊藤久哉らが顔を揃えているので安心感がある。
そういえば今回三度目のお勤めとなったキングギドラは、憐れ地球怪獣連合軍にタコ殴りにされて、敢無く絶命してしまうのでありました・・・。
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by odin2099 | 2008-07-12 14:52 |  映画感想<カ行> | Trackback(2) | Comments(2)
アイルランド沖で、海底火山の噴火の影響で目覚めた怪獣が捕らえられた。ロンドンに連れてこられサーカスの見世物となるが、実はこれは幼獣であり、子どもを捜しに親怪獣が上陸、都市は壊滅状態になるというイギリス製の怪獣映画。

e0033570_9411142.jpg監督のユージン・ローリーは、『ゴジラ』の前年に製作され多大な影響を与えたと思われる『原子怪獣現わる』を監督した人だが、そちらではレイ・ハリーハウゼンと組んでパペットアニメで怪獣を表現しているのに、数年後に作られたこの作品では逆に『ゴジラ』を意識してか欧米では珍しいスーツメーション(着ぐるみ)怪獣に挑戦。それ以外にも東宝特撮怪獣からの影響は顕著で、日本の怪獣ファンにも違和感なく受け入れられそう。
ローリー監督は他にも怪獣映画を撮っているらしいが、日本で言えば本多猪四郎や福田純のような存在なのかな。

物語は未開の地から都会へ連れて来られた怪物が暴れだすという、『ロスト・ワールド』『キング・コング』でも御馴染みのものだけれども、親子の情愛(?)を盛り込んでいるのが新味。但し思わせぶりなキャラクターが結局何もせずに退場したり、主人公が中途半端に自己反省したりとドラマ部分は迷走が続く。

特撮場面もミニチュア造型や合成には見るべき点が多く、時折「おおっ!」と思わせるショットもあるものの、やはりノウハウのない悲しさか、東宝怪獣を見慣れた目にはかなり劣って映ってしまう。それに中島春雄のような名人がいないため、ゴルゴの目線が死んでいるのも残念。
戦闘機の発進シーンや駆逐艦などのシーンでは軍のライブラリー映像を使っているようで、それはそれでホンモノの迫力があるのだけれども、昼夜お構いなしに繋いでいるので観ていて非常に気になる。それ以外のシーンでも晴れたり曇ったり、ショットとショットで合わせようという配慮は皆無。比較的金は掛かってそうなのだけれど、案外低予算だったのかも。
それでもこれで二本目、三本目と続けていけば結構イイ線行ったかも知れないが、着ぐるみ巨大怪獣は日本の専売特許のままのようだ。
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by odin2099 | 2008-02-02 09:42 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
ゴジラの息子ミニラが初登場するシリーズの8作目で、国連の気象実験チームが訪れたゾルゲル島は、巨大カマキリや巨大クモ、さらにはゴジラまで出現する”怪獣島”だった!というお話。
前作『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』に引き続いてゴジラは南海の孤島に出現、都市破壊のスペクタクルは今回もおあずけで、そちらは『フランケンシュタイン対地底怪獣』『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』の2本の”フランケンシュタイン物”や『キングコングの逆襲』が担った格好だ。二本柱というほどじゃないけど、ちゃんと色分けはしたってことだろう。
スタッフも入れ替えがあってベテランは主に新路線を担当、「ゴジラ」シリーズの方は、”息子”とまではいかないけれど世代交代が図られている。

e0033570_91607.jpg映画が始まってすぐにゴジラが現れるのはシリーズ最短。この頃は怪獣映画も各社乱立状態だし、TVでも『ウルトラQ』、『マグマ大使』、『ウルトラマン』なんかが活躍していたから、いきなり観客の、というより子供たちのハートをガッチリと掴もうという戦法か。
高島忠夫は老け役に挑戦してるし、他の研究者メンバーには平田昭彦、佐原健二、土屋嘉男ら御馴染みの面々が並んでいるし、『ウルトラマン』のハヤタ隊員・黒部進もチラっと顔を見せるサービスぶり。主人公のジャーナリストは久保明で、ヒロインには前田美波里を起用、と他社には真似の出来ない安定感。怪獣だってゴジラ親子に加えてカマキラス(3体も!)にクモンガと頭数は揃ってる。

閉鎖された環境を逆手にとって、土屋嘉男は精神に異常をきたすし、現地人の娘として前田美波里は野生的なコスチュームを着せられるし(だけど実は日本人という設定なんだな、これが。随分とバタ臭いルックスだけど)、密室劇とまではいかないがそれなりの閉塞感やサスペンス描写もふんだんには盛り込まれているのだけれども、ただ操演チームの演技力によって表現されたリアルな動きは充分に評価するにしても、やはり単なる大きなクモやカマキリじゃ”怪獣の格”としては物足りないか。
それでも、ラストの雪に包まれて眠るゴジラ親子の姿は美しい絵となっていて、怪獣映画の名シーンの一つに数え上げてもいいだろう。
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by odin2099 | 2008-01-12 09:15 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
大映は『ガメラ』と『大魔神』、東映も『海底大戦争』や『ワタリ』、『黄金バット』で特撮メインの作品を送り出し、TVでは『ウルトラQ』、『マグマ大使』、『ウルトラマン』が大活躍!という<怪獣ブーム>真っ只中に作られた作品。
「ゴジラ」物としては7本目となるが、一方で『フランケンシュタイン対地底怪獣』や『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』のようなアダルト・テイストの怪獣映画も作っていたので、差別化を図るためなのかガラッと路線変更。監督は福田純に、音楽は佐藤勝に、それに特技監督も実質的には有川貞昌が指揮を執るという具合にスタッフも世代交代。従来とは大きくその趣を異にしている。

e0033570_22455995.jpg南海の孤島が舞台ということで、都市破壊のスペクタクルを楽しむことは出来ず、エビラは単なる巨大なエビだし、モスラは顔見世程度の客演。しかも切っても切り離せぬ存在のはずの小美人が、ザ・ピーナッツからペア・バンビというやはり双子の歌手に切り替わったことで大きくイメージダウン。
肝心のゴジラにしてから、眠っていたところを人間の都合で勝手に起され、利用されるだけという為体。挙句の果てに「あいつもそんなに悪いヤツじゃない」みたいに言われてしまうとは、怪獣王も地に堕ちたものだ。
そのゴジラに、前作では『おそ松くん』に出てくるイヤミに倣って「シェーッ!」をやらせたスタッフは、今度は加山雄三を意識したのか鼻をこすらす仕草をさせた。そんなこんなでこの作品、ゴジラ版『若大将』なんぞと揶揄されたりもしている。

物語上の敵役としては”赤イ竹”なる秘密組織を設定。どうやら武装テロを目論む革命集団らしいのだが、その目的や背景、組織の規模が劇中で明かされておらず、主人公たちに相対するには兎も角、ゴジラ相手には力不足なのは否めない。怪獣映画としても特撮映画としても、周囲のライバルたちに比べると大きく見劣りする印象だ。
インファント島の娘を演じた水野久美を見るのだけが楽しみ?
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by odin2099 | 2007-08-17 22:47 |  映画感想<カ行> | Trackback(4) | Comments(2)
ここから発生します、ブログバトン!

トトに! ←これがバトン名です!!

1番好きな怪獣は?
その理由
1番好きな怪獣特撮映画(TV番組)は?
その理由

このバトンは、「小さき勇者たち ~GAMERA~ 」にちなんで、こちらから誰かにバトンを手渡すのではなくて、心がつながった誰かが、自ら受け取ってくれるバトンです!

トトに!

てか、誰か受け取ってよねぇ、、、心配だぁ、、、


ということなので、猫姫さまのサイトから、バトンを勝手に頂いてきました(笑)

「トトに!」

1番好きな怪獣は?
 アーストロン(『帰ってきたウルトラマン』)

その理由
 正統派のデザイン、青のボディ・カラー、リアルタイムで見ている初の新怪獣(?)

1番好きな怪獣特撮映画(TV番組)は?
 うーん、一つと言われると難しいなぁ。
 平成ガメラ三部作なんかかなり好きだし、観ている回数で言えば『ウルトラマンZOFFY』がダントツのような気もするし・・・。
 強いてあげるなら『三大怪獣 地球最大の決戦』かな。

その理由
 ゴジラ、ラドン、モスラと特色の異なる怪獣の見せ場がきちんと描かれていること。
 そして、それに対抗する新怪獣キングギドラが出色の存在なこと。
 加えて人間側のドラマが、これでもか!と詰め込まれていながら破綻していないこと。

・・・こんなんで良かったのかなぁ???
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by odin2099 | 2007-07-11 23:02 | 映画雑記 | Trackback(5) | Comments(6)
新たに発見された木星の衛星・X星には、地球人類より優れた科学力を持ったX星人が住んでいたが、彼らはキングギドラの猛威にさらされていた。癌の特効薬のデータを見返りに、X星人はギドラ撃退のためゴジラとラドンを借りたいと地球に申し入れて来、ゴジラとラドンはX星へと運ばれる。X星での戦いで、見事にギドラを敗退させたゴジラとラドン。だが全てはX星人の罠だった。ギドラは元々彼らがコントロールしており、今度はゴジラとラドンをもコントロール下におき、地球を征服しようと企んでいたのだった。

e0033570_2359023.jpg「ゴジラ」物としては6本目で、従来の怪獣映画の路線と、『地球防衛軍』や『宇宙大戦争』などの侵略SF物の流れをミックスさせた娯楽作品。
主演は宝田明と、海外セールスを意識してか、『フランケンシュタイン対地底怪獣』のニック・アダムスをコンビで起用。引き続いて吹替を担当した納谷悟朗の好演もあるが、どことなく欧米のSF映画っぽさ、グローバル性とでもいったものを醸し出し、シリーズに新風を吹き込んでいる。また、X星人・統制官を無表情に演じた土屋嘉男、悲劇のヒロイン・浪川女史を演じた水野久美、とぼけた味を出した久保明らも忘れがたい。
伊福部昭作曲の軽快な”怪獣大戦争マーチ”の魅力もあって、シリーズ最高傑作に推す人も少なくないようだし、加山雄三の”若大将シリーズ”の一本『エレキの若大将』との2本立ては、最強の組み合わせだとの声も。

ただ、ゴジラたちの出番は案外少なく、それも侵略者の手先として暴れるシーンが主というのは、怪獣映画としては些か物足りないし、特撮カットも、『空の大怪獣ラドン』や『三大怪獣 地球最大の決戦』等からの流用が目立つのも興醒め。それに前作では、ゴジラとラドンにモスラを加えた地球怪獣連合軍が辛うじて宇宙へ追い返した感のあるキングギドラが、X星人のコントロールが切れるというアクシデントの下とはいえ、簡単にゴジラとラドンの前に敗退してしまうのも納得がいかないのである。
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by odin2099 | 2006-12-18 22:43 |  映画感想<カ行> | Trackback(3) | Comments(10)
2007年のお正月映画の公開が始まりましたが、そのラインアップを眺めてみても何となく物足りなさを感じてしまいます。
その理由は、やはり東宝の特撮映画が公開されないからですね(苦笑)。

1991年公開の『ゴジラVSキングギドラ』以降、『ゴジラVSモスラ』、『ゴジラVSメカゴジラ』、『ゴジラVSスペースゴジラ』、『ゴジラVSデストロイア』、『モスラ』、『モスラ2/海底の大決戦』、『モスラ3/キングギドラ来襲』、『ゴジラ2000/ミレニアム』、『ゴジラ×メガギラス/G消滅作戦』、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ/大怪獣総攻撃』、『ゴジラ×メカゴジラ』、『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ/東京SOS』、『ゴジラ/FINAL WARS』、そして昨年暮れに公開された『超星艦隊セイザーX/戦え!星の戦士たち』に至るまで15年間、毎年新作映画が公開されていたんですよね。

全て劇場に足を運んで観ていますので、これがないとどうにも年末年始の気分にならないのですが、これも時代の流れなんでしょうかねぇ・・・。
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by odin2099 | 2006-12-08 23:38 | 映画雑記 | Trackback | Comments(0)
真冬だというのに夏のような異常気象に見舞われ、各地で流星雨が降り注ぐ。そんな中、極秘で来日しようとしていたサルジナ王国のサルノ王女を乗せた飛行機は、反対派によって爆破されてしまう。彼女の護衛を命ぜられていた新藤刑事は落胆するが、放送局に勤める彼の妹の直子が取材してきた、地球の危機を訴える金星人と名乗る予言者の写真を見て、それが死んだはずのサルノ王女だと確信する。彼女はラドンの復活、次いでゴジラの出現を予言するが誰も耳を貸さない。しかし来日中だったインファント島の小美人は密かに船を下り、九死に一生を得、以後行動を共にする。
一方、北アルプス山中に落下した隕石を調べていた村井教授を始めとする大学の調査団は、その異常性に気付き警戒の念を強めていたが、遂に隕石からキングギドラが誕生。かつて金星の文明を滅ぼした恐るべき大怪獣の出現。予言者が唱えていた地球の危機とはこのことだったのである。
その頃新藤は、サルノ王女を精神医学の権威・塚本博士の研究所に連れて行き、彼女を元に戻そうと試みる。しかしセルジナ王国から派遣された暗殺団は、執拗に彼女を付け狙っていたのだった・・・!

e0033570_23581358.jpgゴジラ、ラドン、モスラの三大怪獣が初めて一堂に会し、宇宙からの侵略者キングギドラに立ち向かうという、ゴジラ物としては5本目にあたる作品。短縮版が再公開されたときには『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 地球最大の決戦』と改題されてしまったが、三大怪獣には本来ラドンが含まれており、それに対抗するゲスト怪獣がキングギドラなのである。
三大怪獣を相手に一歩も引けを取らずに人気怪獣となったキングギドラは、その後何回か地球に飛来してくるが、そのいずれもが宇宙人の手先と化しているので、縦横無尽に暴れまわっているのは実はこの作品だけ。即ち、キングギドラがキングギドラらしくある、唯一の作品でもあるのだ。

それにしてもこの作品の詰め込みぶりは凄まじい
主人公である新藤刑事とサルノ王女暗殺団との攻防、そして何故金星人と称しているかの謎解きだけでも手一杯なはずなのに、妹の直子が新藤とサルノ王女を引き合わせ、次いで取材を通じて村井教授ら隕石調査団、ひいてはキングギドラ関連の事件との橋渡しをし、一見バラバラの要素がいつの間にかきちんと繋がっているのには驚きを禁じえない
ラストには元に戻ったサルノ王女と新藤との間に『ローマの休日』風の淡いラブロマンスを描くなど、ドラマは盛り沢山、怪獣映画としての見所はタップリ、とあたかも贅沢なフルコースのような作品である。
強大なキングギドラを前にしてモスラがゴジラとラドンを説得する際に、その会話の内容を小美人が通訳するなど怪獣の擬人化を嫌う向きがあることは承知しているが、それで作品全体の良さが失われるわけでは決してないと思う。

ちなみに主役の夏木陽介は前作『宇宙大怪獣ドゴラ』に続いての登板だが、同じ刑事役、そして演技も同じパターンと言うことで何かシリーズ物のような感じを受けてしまうのはご愛嬌。なお、冒頭部分でサルノ王女が金星人として目覚めるシーンは、後にソックリ平井和正+石ノ森章太郎のコミック『幻魔大戦』に引用されているのは有名な話だろう。
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by odin2099 | 2006-09-21 23:32 |  映画感想<サ行> | Trackback(5) | Comments(4)

by Excalibur
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