【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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e0033570_22214376.jpgフェーズ1もいよいよ大詰め。これまでの作品群は巧みに、あるいはあからさまに「次」を期待させるシーンを盛り込んできましたが、この映画のラストには直球勝負で次回作「アベンジャーズ」の予告編をアタッチ。

その前のスティーブとフューリーの会話も殆どそのまま「アベンジャーズ」に使われているので、この終盤だけ見てしまうと「アベンジャーズ0.8」か「0.9」くらいには感じられてしまいます。
今度の「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」もこんな感じになるのでしょうか。

しかしオープニングとこのエンディングを除けば、第二次世界大戦を舞台にしたスーパーヒーロー物という、ちょっと変わったテイスト、かつスティーブ・ロジャースという純真な若者の成長譚として手堅くまとめられた娯楽作品になっていると思います。
いや、その後の展開を踏まえると、スティーブとバッキーの友情物語の序章でもありますね。
<DCフィルムズ>の次回作「ワンダーウーマン」は、現代から始まって回想形式にするのか、それともラストで時間を進めて現代に繋げるのか、あるいはその両方なのかわかりませんが、メインとなる時代背景は第一次大戦との由。どう差別化を図るのかも興味深いところです。

この作品で燃えるシーンといえば、それまで軍の広報担当、平たく言えば道化役だったキャプテンが、バッキーが捕虜になったと聞いて仲間を救出に向かう件で、これで彼はフィリップス大佐はじめ皆に求められ、仲間が出来て真の”キャプテン・アメリカ”になるわけですが、考えてみるとこれが後の悲劇の始まりでもあったんですよね。
その結果バッキーは数奇な運命を辿るようになってしまったのですから…。
この時点でどこまで先の展開を考えてきたのかはわかりませんが、これは色々と考えられているなあと感心せざるを得ません。

ところで現代に復活したスティーブが目を覚ました時に傍らにいた女性、演じているのはアマンダ・リゲッティという女優さんですが、彼女の役名をシャロン・カーターとしている資料もあるんですが、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」以降はエミリー・ヴァンキャンプが演じるエージェント13がシャロンとされています。途中で設定変更があったんでしょうかね。

【ひとこと】
バッキーは長髪より短髪がいいな。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/24045198/


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by odin2099 | 2016-11-21 06:19 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_08120343.jpg「エピソード3」から続けて見ると、やはり作品のムードがガラっと違います。同じシリーズとは思えない、作品世界の断絶感が強いですねぇ。

「エピソード1」も必ずしも明るく楽しいという展開ではありませんでしたが――クワイ=ガンの死が「エピソード4」のオビ=ワンより重く描かれてることもありますが、全体的に落日、黄昏といった雰囲気が漂ってますので――、「エピソード2」「3」と悲劇に向かってまっしぐら。
それに比べてこの「エピソード4」の健全な明るさは良いものです。まさに「新たなる希望」、という感じです。

またシリーズ全体を見ても、この作品だけ浮いているんですよね。
元々(続編の構想はあったにしても)これだけで完結するように作られているので当然と言えば当然ですが、続く「エピソード5」と「6」は前後編と呼んでも差し支えないですし、<プリクエル・トリロジー>も文字通り三部作、三本まとめて一つのお話です(「エピソード1」はこの「4」と同じような立ち位置と言えなくもないですが、伏線だらけで「次に続く」という作風はやはり三分の一だと思います)。
「エピソード7」以降の新たな三部作も三本で一つのお話という構成でしょうから、やはり特異性が際立ちますね。だからこそ何度でも楽しめるし、個人的にも一番好きなんですが。

e0033570_08122047.jpgただ、「オビ=ワンという名前は君(ルーク)が生まれるずっと前から使ってない」とか、「オーウェンは(ルークの父が)戦争に行くのを反対した」とか、R2-D2を見ても知らんぷりしてるオビ=ワンとか、久々の師弟対面なのに他人行儀な?オビ=ワンとダース・ヴェイダーとか、他の作品見てると色々気になる点も。
その意味でもこの作品だけ特に浮いてるような…?

お母さんのパドメ・アミダラに比べるとルックス面では色々と言われてしまうレイア姫ですが、ラストの式典での姿はなかなか可愛いと思います。
「エピソード6」の奴隷姿ほどではないですが、胸元がチラチラ覗いたドレス姿。ここだけはお母さんにはない魅力ですよね?

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/23000220/
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by odin2099 | 2016-11-20 08:15 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21052225.jpg<プリークエル・トリロジー>の中では比較的評価の高い「エピソード3」。
アナキンの変心の件とか、パドメの死(ルークとレイアの回想と矛盾する!)とか、色々と残念に思う場面もあるものの、自分的にも概ね高評価ですね。
シリーズの中では「エピソード4」がマイベストなんですが、その次に来るのがこの「エピソード3」。特に序盤のオビ=ワンとアナキンのやり取りは最高。この時の二人は最強のコンビでしょう。この時のムードで独自のドラマを組み立てたのが「クローン・ウォーズ」とも言えそうですね。

それにしてもパドメの件然り、オビ=ワンがベン・ケノービを名乗る経緯といい、なんで辻褄合わせをしなかったんでしょうかね、ルーカス御大は。「エピソード3」と「4」を続けて見ると矛盾点が気になる気になる。

e0033570_19215068.jpgヨーダがダゴバに降り立つシーンやモン・モスマの出番が削られたこと、当初は何らかの形でクワイ=ガンの再登場も考えられていたという噂もあったりと残念な要素は他にもありますが、そこのところをきちんと描いてくれさえすれば絶賛したのですが…。
しかしなんでこの展開でヨーダとオビ=ワンは死んだと思ったのかなあ、パルパティーンは。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/22976881/
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by odin2099 | 2016-11-19 08:04 |  映画感想<サ行> | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_22510510.jpg「アイアンマン」のラストにニック・フューリーが出てきたり、「インクレディブル・ハルク」のラストにトニー・スタークが出てくるのは、次につながる「何か」を期待させる役目を担ってましたが、「アイアンマン2」のラストはモロに本作のワンシーン。ワクワクはしたものの、その一方であんまりフェアではないなあ、という気もしていました。予告をおしまいに付けるのとはワケが違いますしね。

本編開始後、約30分経つとこの「アイアンマン2」のラストに繋がるシーンが出てきます。
既に「アイアンマン2」を見ていて、特にこれといって情報を仕入れていない観客ならば「おおっ!」と思うところでしょう。
いや、そんな人は少数派かな。
事前にガンガン情報入れてる人か、逆にそういうことに無頓着だったり前作見てない人の方が多くて、「ふーん」と流されてしまったかも…?

そして物語が進むと、最後に盛り上がるのがソーが自らビフレストを破壊するシーンでしょうか。
アスガルドを救い、ロキの野望を防ぐための最後の手段。しかしそれは同時に、ジェーンと二度と会えないかもしれないという苦渋の決断。
でも案外あっさりとソーは行動に移っちゃいますね。もうちょっと葛藤があるかと思いましたが。

それにその後の「アベンジャーズ」にしろ「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」にしろ、ソーは何事もなかったかのようにミッドガルド(地球)へとやってきちゃいますが、なんだ、勿体ぶってるけどぶっちゃけビフレストって大したもんじゃないんじゃん。ヘイムダルの任務もそんなに重たくなさそうだねえ…。

そのジェーンですが、「スター・ウォーズ」見た後だと流石にナタリー・ポートマンが老けて見えますね。
まあ「エピソード2」の頃からでも10年近く経っているので致し方ないですが、声は同じ坂本真綾で安心。
そのジェーンからデータを取り上げるコールソンさん、いくら何でもやりすぎでしょう。
基本コールソンさん好きなんですが、この一件だけは本気で憎ったらしく思えます。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/24039557/


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by odin2099 | 2016-11-18 06:05 |  映画感想<マ行> | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_22551875.jpg「エピソード1」よりは好意的に受け止められてるようですが、ダメな人にはとことんダメらしい「エピソード2」。
草原でゴロゴロしながらイチャつくアナキンとパドメがダメ、と言われましても「そういう映画だから」「それがないと後でルークとレイアが生まれない」としか言いようがないですが…。

ただアナキンとパドメの再会からラブラブまでは随分と早いなあ、とは思ってます。
というか、その間の時間経過が分かりにくいんですが。
パドメってば、コルサントにどれくらい滞在していたのやら。数日くらい?

で、その再会時には「すぐに僕だとわからなかった」と不貞腐れるアナキンくんですが、ジャージャーが紹介したから先にオビ=ワンに挨拶しただけで、すぐにアナキンに気付いてるように見えるし、これは僻みというか自意識過剰というか…要は真っ先に(オビ=ワンじゃなく)自分に駆け寄って欲しかったってだけのことでしょう。

まあパダワンになったアナキンは、それこそ「エピソード1」のラストシーン以来の再会だったかもしれませんが、議員となったパドメとジェダイマスターになったオビ=ワンは何度か顔を合わせる機会があったとしても不思議じゃないですしね。

e0033570_19213782.jpgそのオビ=ワン、さんざんアナキンに「慎重すぎる」だのなんのと言われますけど、パドメの暗殺者を追いかけての咄嗟の判断やカミーノやジオノーシスの行動を見てると、言うほど慎重派には思えませんね。「エピソード5」でルークが無鉄砲すぎると非難するヨーダに対し、「かつては私もそうでした」というシーンがありますけど確かにね。
次の「エピソード3」では少し落ち着いて見えますけど、この辺はアナキンに引きずられたのかな。

<プリークエル・トリロジー>の中では、ナタリー・ポートマンが一番綺麗に見えます。
撮影中、アナキン役のヘイデンくんとはオフでもラブラブだったという噂は本当だったんでしょうかね。
その彼女には負けますが、ちょっと注目したいのがデックスのダイナーにいるちょいと太めのウエイトレス。ハーマイオニー・パグワという名前は、某魔法少女(!)から付けたそうですが、彼女も露出度高めだし、この作品に限ってはパドメも露出度高めで、シリーズ中で一番エロい作品かも?

ところでジオノーシスに集結するジェダイ騎士たち。
メイス・ウィンドゥはじめ腰が引けてるんですが、皆さん剣術の達人でしょ?
これじゃあバトルドロイド軍には勝てませんて。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/22974560/


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by odin2099 | 2016-11-17 21:13 |  映画感想<サ行> | Trackback(1) | Comments(0)
トニーが衝撃的な「私がアイアンマンだ」発言してから半年。
といってもその間にアントン・ヴァンコは死に、息子イワンは復讐の鬼と化し、一方のトニーもアークリアクターの悪影響で余命幾許もなく、というところから始まる続編。

e0033570_22521364.jpgコールソンさんの出番は減ったけれども、それを補って余りあるエージェント・ロマノフの大活躍。
また前作のカメオから堂々と出張ってきたボスのフューリー長官。
相手方もイワン・ヴァンコにジャスティン・ハマーとキャラクターが増え、かなり賑やかに。
でもその反面、お話がとっ散らかった印象もなくはなし…(^^;

ところでこの作品の中で、自分として納得がいかないのはトニーがスターク・エキスポの模型から新元素を発見する件。
まずあの新元素はハワードが発見して隠していたのか、それともたまたまトニーが模型を見ていてヒントにして見つけ出したのかということ。
もしハワードが隠していたのだとすると、それは何のためだったのでしょう?
成長したトニーに対する宿題みたいなつもりだったんですかね。トニー自身は「再発見」と表現してましたけれどね。

またその「再発見」した新元素が、都合よくアークリアクターに作用してトニーの命を救ったのは偶然なんでしょうか。
元々アークリアクター開発に伴って発見されたか、あるいは新元素ありきでアークリアクターが開発されたのかはわかりませんが、もし不可分の関係だったならばあんな形で隠さなくても良かったでしょうし(悪用を恐れた?)、たまたま上手く行ったのならばご都合主義すぎるなあと思っているのですが。

まあ映画を観ている分には、勢いで押し切られて何となく釈然としないものの、「面白かったからいいや」という気分にもなるんですけどね。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/24036415/
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by odin2099 | 2016-11-16 19:12 |  映画感想<ア行> | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_20391104.jpg<マーベル・シネマティック・ユニバース>の第二弾でありながら、どことなく他作品との関係性が希薄なのは、第一に主人公のブルース・バナーを演じたエドワード・ノートンが、以降の作品では降板してしまってマーク・ラファロに交代しているということが大きいんでしょうね。
ラファロ自身は嫌いじゃないですが、やはりノートン演じるブルースと同一人物として見るのは無理なので、どうしてもお話そのものが「なかったこと」になりかねません。「アイアンマン」→「アイアンマン2」でローディ役が交代になったのと同列には語れませんし、ノートン版ハルクの方がラファロ版ハルクよりハンサムですしねぇ。

またこの作品に登場したキャラクターや、続編へ向けての伏線と思われるものが殆どスルーされてしまっているのも残念な話。
ようやっと「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」では本作のロス将軍が国務長官に転じて再登場してきますが、ブルースの恋人ベティはどこへ行ってしまったものやら。
彼女の経歴や能力を考えるなら、シールドが放っておくとは思えないのですが、ブルースは彼女に未練がなくなったのかエージェント・ロマノフとイチャイチャ…。

他にもアボミネーションことエミル・ブロンスキーはあれで死んだのかとか、傷口からブルースの血液が入り込んだ”Mr.ブルー”ことサミュエル・スターンズ博士はあの後どうなったのかとか、気になる点が多々残ったまま。一応はオフィシャルなスピンオフで「その後」について多少は触れられてはいるんですけどね。
この「インクレディブル・ハルク」の続編が無理なら、いっそ「エージェント・オブ・シールド」とかそういう作品で回収してくれても良いんですが。

さて、お色気シーンとは殆ど無縁の<MCU>ですが、唯一と言ってもいい色っぽいシーンがあるのがこの作品。
ブラジル潜伏中のブルースの元に迫りくる軍の魔手。ロープを伝わって建物の外へと逃亡しようとすると、なんと階下の女性が入浴中。慌ててまとったタオル越しに乳首がチラホラ見えます。
他にもベティ役のリヴ・タイラーが雨でぐしょぬれでブルースと抱き合うシーンとか、逃亡中にブルースに迫るシーンとか、何気にエッチモード全開。そういやシャワーシーンでノートンのオールヌードもありましたね。
それ以降の作品だと、思いつくのは「アイアンマン2」でのエージェント・ロマノフの車内での着替えシーンくらいかしらん。

ところでベティと一緒に逃亡したハルクが雷に向かって吼えてるのは、ムニョムニョ君に反応してるっていうのは公式設定なんですか?
単に原始的な恐怖心じゃないのかね、と思うんですけど…???

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/23986945/


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by odin2099 | 2016-11-14 21:38 |  映画感想<ア行> | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_09510699.jpgこちらも「何度目だ?」の再観賞記事です。
新作「ドクター・ストレンジ」の公開が先送りになって、モヤモヤしてるので<マーベル・シネマティック・ユニバース>もおさらい。
ホントは早く「エージェント・オブ・シールド」のシーズン2と3や、やっとBDが出た「デアデビル」のシーズン1を見て、あわよくばNetflixに加入して配信作品をコンプリートしなきゃ、なんですけどね。

一見すると「その他大勢」っぽいポジションなんですが、実は要所要所に出てくるフィル・コールソン捜査官。
まさかこの時はこの世界の「超重要キャラクター」になるなんて思いもしませんでしたが、そのコールソンさんが所属する「戦略国土調停補強配備局」。
「長い名前」とさんざん言われて、最後に「略して<シールド>」と決めてくれますが、あれれ?
「アントマン」とか見ると、昔っから<シールド>と呼称してたみたいなんですけど……(^^;
内々で使ってた呼び名を、この機会に正式な”公称”にしたんですかねえ。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/23951225/


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by odin2099 | 2016-11-13 09:55 |  映画感想<ア行> | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_21073753.jpgまた「スター・ウォーズ」が見たい季節?がやってきました。
この作品に関する記事アップする何回目だよ?とお思いの諸兄もいらっしゃるでしょうが、「エピソード1」を一年半ぶりくらいに見直しました。
もちろん新作公開に合わせてのことで、きっと来年の今ごろも見直してることでしょう(^^;

賛否両論というよりは多分「否」の方が多そうな「エピソード1」、というか<プリークエル・トリロジー>ですけれど、アナキン・スカイウォーカー=ダース・ヴェイダーの物語として「スター・ウォーズ」という物語を捉えるならば、決して悪くはないと思うんですけれどねえ。
どうやら自分は少数派みたいですけど…。

e0033570_19212194.jpgただこれで今後<九部作>、<十二部作>…となった時に、全体の始まりとしての「格」を保ち続けるのかどうかは難しいところですが。それとも<スター・ウォーズ・ストーリー>と題されたスピンオフ群の中で、「エピソード1」より前を描く作品を作る可能性があるのでしょうか。
スローン大提督が正史に戻ってきたのに倣って、ウリック・ケル=ドローマとかエグザ・キューンといったキャラクターたちも復権する機会を与えられたりしたりして…?

<過去記事>
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/fjk78dead/1867401
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by odin2099 | 2016-11-12 21:09 |  映画感想<サ行> | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_21591035.jpgロアルド・ダールの「オ・ヤサシ巨人BFG」をウォルト・ディズニー社が映画化、しかも監督はスティーブン・スピルバーグ。
ファンタジー映画としてはこれ以上ないくらいのコラボレーションで、これをスピルバーグの”同志”フランク・マーシャル&キャスリーン・ケネディがサポートし、「ナルニア国物語」以来のウォルデン・メディア社も一枚噛み、音楽はもちろんジョン・ウィリアムズ。
脚本はこれが遺作となった「E.T.」のメリッサ・マシスン(献辞が出る)とくれば正に盤石の体制。

養護施設で暮す少女ソフィーは、眠れないある晩に巨人を目撃してしまい、「巨人の国」へと浚われてしまった。
初めは激しく反発するソフィーだったが、次第にその巨人――BFGと心を通わせるようになる。
だが他の巨人はBFGと違って凶暴で、子どもを捕まえては食べてしまうという恐ろしい存在だった。
何とかしなくては。一計を案じたソフィーは英国女王に援けを求めることをBFGに提案する。
はたしてソフィーは凶暴な巨人たちをやっつけることが出来るのか?!

手堅くまとめてあるなあという印象は受けるものの、この手の作品に欠かせないワクワク感がどこにも感じられなかった。
おそらく往年のスピルバーグなら少女ソフィー(演じているのは新人のルビー・バーンヒルでとっても可愛い。吹替の本田望結も最初のうちはアレレと思っていたけれど、全体的に悪くない)をしっかり中心に据えて、ハラハラドキドキの冒険活劇として描いてくれたのではないかと思うのだけれども、もう彼の視点は自分に近い年齢のBFGに移ってしまっているので、異世界の異生物(人間と似てはいるけれども別種の巨人族)との交流を描くのではなく、単に老人と少女の交流に留まってしまっていて面白みがない。
しかも少女のエロティシズムを感じさせる描写が付け加えられているのが何ともはや。

思えば大人になったピーター・パンを描いた「フック」も傑作とは言い難かったので、スピルバーグにとってファンタジーは実は鬼門なのかも知れない。
意図せず(もしくはそれを主眼とせず)作った「未知との遭遇」「E.T.」は素晴らしいと思うが、結果的にファンタジー映画になった作品に比べ、正面からファンタジー映画に挑んだ作品は今一つ。

それともこれがスピルバーグの「老い」なのだろうか。


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by odin2099 | 2016-10-04 06:07 |  映画感想<ハ行> | Trackback(8) | Comments(1)

by Excalibur
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