【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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2014年7月に横浜アリーナで行われたBⅰS(プー・ルイ、ヒラノノゾミ、カミヤサキ、テンテンコ、ファーストサマーウイカ、コショージメグミ)の解散コンサートに密着したドキュメンタリー映画。
という体裁で製作は進んでいくものの、その実態は…

e0033570_20412038.jpg以前見た「テレクラキャノンボール2013」と同工異曲、カンパニー松尾、バクシーシ山下、ビーバップみのる、タートル今田、梁井一、嵐山みちるの6人のAV監督が、電話番号をゲットしたら何点、寝顔を撮影したら何点、ハグしたら何点、という具合に本人たちに知らせずポイントを稼ぎ、あわよくば最終的にはアイドルとハメ撮りしてしまおう(!)というトンデモなもの。

全裸のPVが話題になったり、解散直前に「週刊プレイボーイ」でヌードを披露したりと、過激なパフォーマンスで知られるアイドルグループとはいえ(自分の持ってる知識はこの程度)、こりゃ無謀すぎるんじゃなの?と思ったものの、仕掛け人の一人はマネージャーの渡辺淳之介だというのだから恐れ入る。

さすがに「何かがおかしい」と気付いたメンバーから抗議が入ったりで、おそらく当初の目論見からは大幅に外れた内容になってはいるのだけれど、一風変わったドキュメンタリーになっているのは事実。
とくにメンバーが皆「夢を追い続けて」とか「何が何でもアイドルに」といったギラギラした部分を持っていないだけに、畑違いのAV監督たちが段々と牙をもがれていく様は面白いと思う。

ただ、最初で最後、大切にしたい解散コンサートの場で、これをやるか?!
単なるコンサートに密着しつつのキャノンボールなら、もしかするととんでもないハプニングもシャレで済むかもしれないけれど、流石にTPOは弁えろ、とスタッフには言いたくなる。
だからこそやりたくなる、というのもあからなくはないのだが。

結局BiSは解散から2年後に新メンバーでBiSHとして再結成。
旧メンバーたちもそれぞれ単独で、あるいはユニットで活躍している。


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by odin2099 | 2017-05-08 20:44 |  映画感想<ハ行> | Trackback(1) | Comments(4)
アラスカの過酷な自然の中で暮す若い母親クマのスカイと、母親べったりの甘えん坊アンバーに好奇心旺盛でやんちゃなスカウトという2頭の子グマに密着したディズニー製のドキュメンタリー映画。

e0033570_23082943.jpgここでは生まれた子グマのうち、三分の一しか成長して大人になることが出来ないというのだそうです。
スカイは一生懸命に、自分の持つ生きるための知識を子どもたちに伝えようとしますが、スカウトもアンバーも好き勝手に行動するので目が離せません。
そして子グマたちをつけ狙う多くの目。時にはそれはお腹をすかせた同胞のクマの場合もあります。スカイはそういった危険からも子どもたちを守らねばなりません。

撮影は2年間に亘って行われたようですが、その中で2頭の子グマが少しずつ成長していく過程が捉えられています。
ただこういうドキュメンタリー映画を見る時にいつも思うのが、はたして同一の個体をずっと追い続けているのだろうか、という疑問。
撮影スタッフはどうやって同一個体を追い続けることが出来るのか、スタッフ自身にはきちんと他の個体との識別は出来ているのかということと、例え何頭かの映像を繋ぎ合わせて思うようなストーリーに仕立てても、素人の観客にはわからないだろうから、そこに作為が入り込む余地はないのか、ということの二点。

まあ疑いだせばきりがないですが、次々と忍び寄る魔手をかいくぐる親子にはハラハラドキドキさせられますし、のんびりくつろいでいる姿は実に可愛らしく、癒されます。
それだけでもこういったドキュメンタリー映画の存在意義はあるのかな、と思う次第です。


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by odin2099 | 2017-01-15 23:09 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19043280.jpgヒマラヤ山脈のメルー中央峰にそびえる「シャークスフィン」と呼ばれる岸壁。多くのトップクライマーたちの挑戦をはねのけてきた難所に、今3人のクライマーが挑戦する。

この3人に密着したドキュメンタリー映画ではあるものの、第三者の視点で描かれたものではない。
実は3人のうちの1人はナショナル・ジオグラフィック誌で活躍する山岳カメラマンでもあるからだ。これは彼の監督作品である。

一度目はあと少しのところで涙を飲んだ3人は再度の登頂を期すが、その前に多くの試練が降りかかる。
それを乗り越え3人は大きな決断を下す。
そこに至るまでの彼ら3人のバックボーン、そしてかれらを支える家族たち。
宣伝コピーの中に「登山の映画ではない、登山家の映画だ」というものがあったが、まさにその通り。
過酷な環境下でのギリギリの挑戦、肌に伝わる臨場感。
従来の山岳ドキュメンタリーとは一線を画す作品である。


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by odin2099 | 2017-01-13 19:06 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
原生林に住むシマリスの子供と、砂漠に生きるスコーピオンマウス(バッタネズミ)の子供にスポットを当てた、BBCアース製作のネイチャー・ドキュメンタリー。
しかも今回はあのピクサー・スタジオと組んで、新たに<ドラマティック・ドキュメンタリー>という新ジャンルを開拓した、とのこと。

e0033570_22261459.jpgカメラは徹頭徹尾、彼ら体長数十センチの小動物に密着。常に小動物の視点で周囲を捉え、小さな彼らが亜酷な自然の中で逞しく成長していく姿を描いている。
44分の小品乍ら巧みにストーリーは組み立てられ、些か仰々しくはあるもののBGMやSEが効果的に盛り上げていて感動的だ。
とにかく「どうやって撮影したんだろう?」と驚く映像の数々が飛び込んでくるのだが、これは多くのネイチャー・ドキュメンタリーを送り出したBBCならではのノウハウの蓄積の賜物だろう。

ただピクサーが製作に加わっていることからわかるように、やはり純粋なドキュメンタリーではなく、実景とセットを組み合わせた合成ショットや、CGで描かれたシーンもあるらしい。ここまでくると、どこまで実景でどこから作り物か、もうわからない。
作品の完成度を高める上で良かれと思って手を加えているのだろうが、果たして作為的な構築物を「ドキュメンタリー」と呼んで良いものかどうか、判断に悩むところだ。

【ひとりごと】
日本版のナレーションは斎藤工だが、声のトーンや喋り方がちょっと石坂浩二っぽい?


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by odin2099 | 2016-12-15 22:28 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_20282182.jpgこのDVD、持っていたことすら忘れていた…。
6年ぐらいほったらかしだったものを発掘して鑑賞。

以前観た『スプラウト』と同じトーマス・キャンベル監督の、サーフィンを題材としたドキュメンタリー映画。
サーフィンは全くやったことないけれど、サーフィン映画はボーっと見てるのが楽しくて他にも何本か見ているけれど、その中では『スプラウト』は自分に合わずに辛い思いをしたんだっけ。
そしてこの『ザ・プレゼント』も同じくらいダメだった…。

e0033570_20283210.jpg仮装したサーファーたちがパフォーマンスを見せる件は面白いなあと思ったのだけれど、サーファーたちのクレイジーぶりを紹介したいのか、サーファーたちのライディング・テクニックを見せたいのか、サーフィンの歴史を語りたいのか、エコを主張したいのか、せめて柱をしっかり立てて欲しかったなあ。

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by odin2099 | 2016-02-14 20:06 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_09071173.jpg登山者の10人に4人が命を落とすというヒマラヤ山脈のアンナプルナ南壁。
2008年5月、その魔のルートを選んで山頂を目指していたベテランの登山家が、高山病で倒れたとの緊急連絡が同行者から入った。

「友の危険を見捨てておけない」とその救難要請に世界各国の登山家10人以上が即座に応じ、自らの危険も顧みず山に向かってゆく。
その中には遭難者と親しい者もいれば、面識がある程度の付き合いという者もいるが、それでも当然のように彼らは躊躇なく過酷な山に挑んでゆく。
決死の救出劇の関係者たちの証言を集め、当時の貴重な映像を織り交ぜたドキュメンタリー。

もしかすると自分も死ぬことになるかもしれないが、「人として当然のこと」と語る彼らのメッセージが熱い。
また当事者たちのコメントにもあるが、これを単純な「美談」仕上げにしなかった姿勢には好感が持てる。
ただ実際の山での映像が少なく、どういう場所や状況だったのかが見ている側に伝わりにくいのが残念。


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by odin2099 | 2016-02-11 09:10 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
氷河期が終わり、森に生命が芽生え、全ての生き物が共存し栄えている。
しかしそこへ人類が現れ、自然界の微妙なバランスは崩れ森が姿を消し、生き物たちは山に、大地の外れにと追われてしまう。
やがて人類は自然の大切さにようやく気付きはじめるのだが――。

e0033570_18435320.jpg『WATARIDORI』『オーシャンズ』を手掛けたジャック・ペランとジャック・クルーゾのコンビによるネイチャー・ドキュメンタリー最新作。
ここ10年ぐらいで公開されたネイチャー・ドキュメンタリー作品は結構観ているが、その中でも異色に感じるのはドキュメンタリーでありながら「物語」を持っていること。
そのために人間の出演者が演技をし、また動物たちの映像も「あるがまま」を撮影する従来のドキュメンタリー作品と違い、「演技」が求められているのだ。勿論のこと、「撮影で野生動物を傷つけてはいない」という断り書きも出る。

個々の映像は斬新だったり迫力があったとしても、全体を通してどことなく退屈に感じられる部分もあった他の作品より、各段に映画の中に入り込みやすい構成になっている。
逆に純粋な学術的要素を求める人からすると、あからさまに作為的な部分があるので納得しがたいという人もいるのではないかと思う。

しかし毎度のことながら、どうしてこの手の作品には日本独自のテーマソングというものが付けられ、なおかつ本職とは言い難い人がナレーターとして起用されるのだろう。
耳障りの良いとは言えない声の関西弁のナレーションを入れるなど、作品のムードを変容させてしまう結果を一体誰が求めているのだろうか。
DVDなりBlu-rayなりが発売されたら、是非それを購入して字幕スーパー版でじっくりと観直したい。


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by odin2099 | 2016-01-16 18:48 |  映画感想<サ行> | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_19543139.jpgヴァチカン美術館のアントニオ・パオルッチ館長を案内役に、ダ・ヴィンチ、ジオット、カラヴァッジオ、ミケランジェロ、ラファエロ、ゴッホ、シャガール、ダリらの代表的な作品を3D映像で見せてくれるという逸品。
残念ながら劇場公開時にタイミングを逸し、今回WOWOWでオンエアーされたものを観たので2Dだったのだが、それでも従来は写真、静止画としてしか見たことのなかった作品を動画で見られるというのは貴重な体験だった。

いつ頃誰が、という諸作品に対する基本的情報は与えられ、特にラファエロとミケランジェロに関しては創作時の逸話も紹介されてはいたものの、美術館全体としてどんな収蔵物があるのかとか、美術史的にはどうなのかとか、その辺りも含めもう少し初心者向けの解説が加えられているとなお嬉しかった。

上映時間66分は美術ファンからすると物足りないだろうが、一般観客には退屈しない適度な長さかと思う。


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by odin2099 | 2015-10-27 19:59 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

予告編などでチェックしていて「これ、観たいなあ」と思っていたのに、いざその時が来ると上映館数の少なさにうっかり見落とし、最近になってようやく近場で公開していることに気付いて慌てて観に行ってきました。

e0033570_21471478.jpgドイツ、オーストリア、フランス、イタリア、スロベニア、リヒテンシュタイン、そしてスイスと七か国に跨るアルプス山脈を空撮したドキュメンタリー映画ですが、これは凄い映像です。
アメリカの諜報局が開発した特殊カメラを搭載したヘリコプターで撮影したそうですが、振動による画面のブレは殆どなくズーム撮影もスムーズ。まるで自分が空を飛んでいるかのような気分を味わえます。


ネイチャードキュメンタリーにありがちな「自然破壊への警鐘」といったようなメッセージ性も強くなく、また極力人類の営みを排した自然賛美な演出も見られないため、人跡未踏の地と思いきやそこで暮らす人々、あるいはそこで遊ぶ観光客の姿もカメラはしっかりと捉え、戦争の爪痕や開発の手が入った惨たらしい姿もそのまま映しだし、大いなる山のあるがままを見せてくれる構成になっています。


この手の作品は途中で退屈したり、時折眠気をもたらすことも少なくないですが、この作品に関しては1時間半があっという間でした。
この監督には他にも日本未公開の航空映像ドキュメンタリー映画があり、ドイツ本国では大ヒットを記録したそうですが、是非そちらも観てみたいものです。


【ひとこと】
日本版はナレーションを小林聡美が担当。
好きな女優さんではあるものの、ナレーション向きの声質、喋り方ではないことを認識させられた次第…。


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by odin2099 | 2015-06-25 21:48 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_22282684.jpgデニス・クロスビーを案内役にした(彼女は製作側にも一枚噛んでいる)『スター・トレック』ファンを題材にしたドキュメンタリー映画で、レナード・ニモイ、デフォレスト・ケリー、ウォルター・ケーニッグ、ジョージ・タケイ、ニシェル・ニコルス、ブレント・スパイナー、ジョン・デ=ランシー、ケイト・マルグルーら出演者のインタビューも収録。


ファン大会の会場レポや、そのイベントに参加している内の何人かのコアでディープなファンへの密着取材を敢行。
コスプレでファン大会へ乗り込むなんざ可愛い方で、自分の診療所を内装から衣装までスタートレック一色に染めてしまった歯科医師、裁判に宇宙艦隊の制服のまま臨む女性、クリンゴン語講座に集う人々、親子二代のファンら何れも常軌を逸した人たち。出演者たちもファンとの「ちょっといい話」を披露したりと、意外にも(?)好意的な反応が寄せられている。


こういったファン活動を羨ましがる気持ちもないではないが、自分には無理だ。それにアメリカならでは、かなあとも思う。日本でもたまにニュースやワイドショー、ドキュメンタリー番組などでヲタクを取り上げることがあるけれども、やはりスケールが違う。


もし仮に日本で、例えば「ガンダム」ファンを追いかけたドキュメンタリー映画を作ったとしたら、ここまで愛すべきものにはならず、もっと「痛い」作品になってしまいかねない。
せいぜい『非公認戦隊アキバレンジャー』みたいにフィクションに留めておくのが無難そう。あれだって笑えない人は決して少なくなかっただろうけれど。


【ひとこと】
レナード・ニモイ、ハーブ・ベネットと、このところシリーズ関係者の訃報が続いて寂しい。
オリジナル・クルーも鬼籍に入った人が増えて来たなあ…。


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by odin2099 | 2015-03-11 22:32 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)

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