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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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<DCフィルムズ>第三弾「スーサイド・スクワッド」のDVD&Blu-rayが発売になりました。
セル版のBlu-rayには、「バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生」に続いて長尺の<エクステンデッド・エディション>を収録、ということでこちらを鑑賞。

e0033570_20511176.jpg劇場版123分に対してエクステンデッド版は135分、大した違いじゃないかなと思いきや、作品の印象が随分と変わります。
軍団の個々のメンバーの描写がかなり増え、キャラクターに幅が増えました。ジョーカーも、ちょこちょこ出てくるワケわからんヤツではなくなっています。
なかでもやはり出番が多くなったのはハーレイ・クイン
物語上の中心にいるのはデッドショットですけれど、作品全体のイコンは彼女ですねえ。
ウザいながらもキュートで、これで彼女のファンが更に増えそうな予感。

にしてもなんで最初からこちらのヴァージョンを公開しなかったのでしょう。
たかだかランニングタイム十数分の違いなら一日の上映回数にも大した影響は及ばさないだろうし、劇場公開時の不満の声もかなり抑えられたはずです。

前作「バットマンVSスーパーマン」も劇場版ではなくアルティメット版が「真の姿」という感じでしたが、こちらもエクステンデッド版が完成形だと感じました。
ワーナー・ブラザーズ、判断ミスが続いているんじゃないですかねえ。

【ひとりごと】
ハーレイ・クインの初登場シーンに流れる曲、あれを聴くとどうしても つちやかおり のデビュー曲を思い出してしまう。
「恋と涙の17才」、カバー曲で彼女はデビューしたんだよね。
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by odin2099 | 2016-12-27 20:55 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
「マン・オブ・スティール」「バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生」に続く<DCフィルムズ>の3作目。
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スーパーマン亡き今、未曾有の脅威に立ち向かうのは誰か?
米国政府高官アマンダ・ウォラーはタスク・フォースXの結成を決定する。
死刑や終身刑を言い渡されている極悪人たちを、減刑を条件に危険な任務に送りだそうというのだ。もちろん裏切ることを想定して体内に超小型の爆弾を埋め込み、もしもの時には瞬時に抹殺出来るような仕掛けを施して。
選ばれたのは凄腕のスナイパー、デッドショット、ジョーカーの恋人のメンヘラ美女、ハーレイ・クイン、発火能力者のディアブロ、ワニのような肌を持つ怪力のキラー・クロック、身勝手で残忍なブーメラン、世界最高のロープの使い手スリップノットら。そしてこれらアウトロー集団を率いるのは戦闘のプロ、リック・フラッグ。そして彼のボディガードを務める女暗殺者カタナもメンバーに同行する。
最初のミッションは、武装したテロ集団が立て籠もるビルからの要人救出。しかし彼らの前に現れたのは人外の怪物たちだった。
実はリックの恋人に憑依していた古代の魔女エンチャントレスが、自らの野望を叶えるために暴走を始めたのだ。
更にハーレイ・クイン奪還を狙い、ジョーカーも暗躍を始める!

e0033570_21143200.jpgこれで3本目になるけれど、今のところ<DCフィルムズ>で満足出来た作品が1本もないぞ。<マーベル・シネマティック・ユニバース>は殆どの作品に満足しているのに、この差はなんだ?
まあ端から期待はしてなかったとはいえ、自分には<DC>世界は合わないんだろうか???

悪を持って悪を征する、というアイディアなんだけど、実のところスーサイド・スクワッドの面々がそれほどの悪人には見えない。
デッドショットは口は悪いけどなかなかの男っぷりだし、ディアブロが見せる侠気にはグっとくるものがあるし、キラー・クロックも見た目はアレだけどやる時はやるというプロっぽさを垣間見せてくれるし、日和見だったブーメランもなんだかんだで最後は仲間と行動を共にするし、エロ可愛いハーレイ・クインは稚気のかたまり。

結局一番悪いのは、正義の味方の親玉然としていたアマンダじゃん。彼女がヘンな考え起こして、しかも諸刃の剣を振り回すから事態がややこしくなり、さらにリーダー面して偉ぶってたリックがそれに輪をかける大失態で、魔女を解き放って火に油を注ぐ始末。いわばその自業自得の尻拭いをさせられる面々が少々お気の毒だ。
強大な外敵を倒すためにはヴィランの力を借りざるを得ない、ヴィランと言えども自分たちの住む世界を守るためには立ち上がらざるを得ない、というならカタルシスも得られようが、火遊びの度が過ぎて気付いたら大火事になってしまい、慌てて消火活動するんじゃしょぼすぎる。しかもこれだけの大惨事に至りながら、アマンダに反省の色なしと救いようがない結末。なんなんだろう、この居心地の悪さ。

決してつまんなくはないからこそ色々と言いたいこともあるワケで、バットマンやフラッシュがチラチラっと顔見せ出演したり、ブルース・ウェインが仲間集めに奔走してるシーンを見ると今後の<DCフィルムズ>作品群への期待が高まるし、なんだかんだでクライマックス・バトルはそれなりに燃える展開なので見どころは一杯とは言える。

もっともそのクライマックスも、例えば先に「スーパーマン」なり「バットマン」なりの単独作を作ってその中でヴィランたちを紹介しておけば、この映画に出て来た時に「おお、こいつかあ」という気分に浸れるんだけど、みんな新顔ばかりなので(一応キャラクター紹介シーンはあるけど)強者集結ムードが皆無なのが勿体ない。
これで「バットマンVSスーパーマン」に出てきたレックス・ルーサーJr.がメンバーにいたら、ちょっとは違ったかもしれないけどね、この作品に合う合わないは別にして。
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さて、<DCフィルムズ>の次回作は「ワンダーウーマン」。
早くもエンドロール後に予告編を付ける力の入れようだけど、今度は期待していいよね?
来夏が愉しみだ。
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【ひとりごと】
それにしてもジョーカー、ウザかった。これで相当削ったってことは、最初はどんだけ出番が多かったんだ?


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by odin2099 | 2016-09-13 21:19 |  映画感想<サ行> | Trackback(22) | Comments(8)
『バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生<アルティメット・エディション>』(2016)

e0033570_13090112.jpg何かと評判の良くない「バットマンVSスーパーマン」ですが、152分の劇場公開版に対し、この<アルティメット・エディション>は183分とボリュームアップ!
さて、その出来栄えは如何に?

まずは「マン・オブ・スティール」と劇場公開版の「バットマンVSスーパーマン」を再観賞。
これ、なかなかキツかったです。
この2本だけで5時間。
<MCU>のイッキミならやる気はあっても、<DCフィルムズ>はゴメンだな…。

ただ今回改めて見て思ったのは、「マン・オブ・スティール」を無理して予習せずに「バットマンVSスーパーマン」を単独で見ても、案外大丈夫なのかな?ということ。
バットマン=ブルース・ウェイン視点で「スーパーマンは何者だ?」は色々語られますからね。

そしていよいよ<アルティメット・エディション>ですが、結論から言ってしまうと
こっちの方が良い!

劇場公開版に不満のある人・わかりづらいと感じた人は是非ともこちらを観るべし!
もっともお話自体がダメだったという人には、いくら補足があるとはいえ同じものですからねえ。

まず発端部分でジミー・オルセンの出番が増えてます。
公開版だとロイスとずっと行動を共にしていたような印象を受けましたが、ロイスとは現地で初対面なんですね。おそらく本来同行するはずだったカメラマンの代わりに、CIAが送り込んだ人材かと。
そして正体の知られたジミーが殺されると、民間人の救出を進言する現場と、構わず攻撃命令を下す軍の上層部との対立があり、発射されたミサイルの撃墜がスーパーマンの初登場シーンとなります。
いきなりロイスを助けに来たスーパーマンも如何にもヒーローっぽくて格好良いですが、これによって何者かによって罠にはめられたことが既に明確になりますのでその後のストーリー展開はスムーズになります。

クラークがゴッサムを訪れ、市民はバットマンをどう考えているかを取材するシーンが追加されたことで、彼が何故バットマンを危険視し、執拗に記事にしようとしていたのかの理由がわかりますし、砂漠の一件で非難を浴びて揺れる心情を養母マーサに電話して吐露する場面も加わり、クラークの人間臭さが強調されてもいます。

レックス・ルーサーの周到ぶりも協調されています。
砂漠の一件はルーサーの罠ですが、冒頭で証言する女性も実はルーサーに脅迫されて偽証していたことが判明。公聴会の前にフィンチ議員にそのことを話しますが(つまり公聴会開催の時点で、フィンチはルーサーの陰謀に気付いていたということ)、そのために彼女は始末されてしまいます。
またバットマンの仕業に見せかけて犯罪者を処刑するなど、スーパーマン、バットマン双方の不信感を募らせていくのです。
またルーサー邸でのパーティーの取材にデイリー・プラネット社からはクラークを指名したのも彼自身で、何故二人の正体を掴んでいたのかはともかく、ここで両雄を引き合わせることも目的だったようです。

砂漠でロイスたちを襲った銃弾の調査には謎の美女?の協力があったり(銃弾とウォレスが乗っていた車椅子には同じ金属が使われていたことや、スーパーマンの透視を防ぐために鉛が使われていたことも彼女の調べでわかります)、追加シーンの重要性を上げて行ったらキリがありません。
個人的にはラストの葬儀のシーンで、ペリー編集長やクラークの元クラスメイトの姿が見られたこと。編集長ってばこのシリーズではガミガミ怒鳴ってるだけの分からず屋に見えてしまうこともしばしばなので、こういうシーンは貴重。

――とまあ「良い良い」言ってきましたが、やはりネックは上映時間。
3時間は長すぎます・だれます・疲れます。
なのでシーンを追加した分、他を削って頂きたいですね。

例えば、バットマンがレックス・コーポレーションの連中からクリプトナイトを奪おうと追跡するシーン。あれ、しつこすぎません?
それにバットマンとスーパーマンの対決シーンももっと短くても良いと思うし、バットマンがマーサを救出する件やクライマックスのドゥームズデイとの戦いも。
バットマンの役立たずっぷりとワンダーウーマンのチートぶりはある意味快感ではありますが、この3人のパワーバランスが上手く描けていないので何がどうなってるのかサッパリなんですよね。ここらへん、本当に「アベンジャーズ」をもっと研究しろよ!と言いたいところです。

そして、細かくつまんで行けば、元の上映時間に少しは近づけるんじゃないですか。
といっても2時間半でもまだ長いと思いますけど。

さて、<DCフィルムズ>の次回作「スーサイド・スクワッド」の日本上陸まであと一カ月弱。
こちらも賛否両論というか否の方が多い印象ですけど、大丈夫なんでしょうか。
第四弾「ワンダーウーマン」は撮影終了で、第五弾「ジャスティス・リーグPART1」は現在撮影中だからここまではやるでしょうが、その後が続くのかどうか少々心配になってきましたぞ。

一方で「フラッシュ」、「アクアマン」、「シャザム」、「ジャスティス・リーグPART2」、「サイボーグ」、「グリーン・ランタン・コアズ」と当初発表されていた作品群の他に、バットマンの単独作、「マン・オブ・スティール2」、それに「スーサイド・スクワッド2」等々を追加という景気の良い話も聞こえてきて…?


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by odin2099 | 2016-08-14 13:15 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
週末再び劇場へ。
まだ入場者特典のクリアファイルを貰えたけど、作り過ぎて余ってるのか、それとも思ったより客足が伸びてないのか、どっちだろ?気になるなあ。

さて前回は<3D吹替版>で見たので、今度は<2D字幕版>を選択。
字幕も吹替翻訳もどちらも担当者が同じなので、双方のイメージの乖離はない。
ただ字幕だと一言足りなかったり、微妙なニュアンスが落ちてしまっている部分があるので、オリジナルの俳優さんの声がどーしても聞きたい、日本語で喋りだされたらイメージダウン、というんじゃなければ吹替版をオススメ。
それに字幕版だと、せっかくのロイスの入浴シーンがちょいちょい隠れるという弊害が…!

e0033570_21550168.jpg二度目ということで気負いもなく、かなりリラックスした状態で鑑賞。あまりにリラックスしすぎたのか、途中で若干睡魔に襲われかけたが何とか回避。
スーパーマンとバットマンの対決がやっぱり無理矢理っぽいのと、色々なことをやりすぎて結局何をやりたかったのか不明確になっちゃったレックス・ルーサーとか、ドラマ部分にはかなり不満あり。
それに唐突に挿入されるイメージシーン、幻覚シーンetcにはかなり閉口。
しかもそのショットは予告編でも幾つか使われ、観客をあからさまにミスリードしようとしているのも興醒めだ。

ワンダーウーマンの登場が唐突過ぎるという声も多いが、ピンチのバットマンの前に颯爽と立ちはだかる初登場シーンは鳥肌が立つほどの格好良さ(バーバリズムに彩られたテーマ音楽の妙!)。
それにドゥームズデイに対してバットマンはあまりに非力だから、パワーバランスを取るためのワンダーウーマン投入と考えれば得心がいく。
そういやドゥームズデイが「ハリー・ポッター」や「ロード・オブ・ザ・リング」、「ホビット」に出てくるトロールに見えてしまうの自分だけ?

前作の「マン・オブ・スティール」も本作も、自分好みかというとちょっと違う。
今のところ<マーベル・シネマティック・ユニバース>には満足できても、<DCフィルムズ>にはちょっと不満が残る状態だけど、これで作品数を重ねて行ってパズルのピースが埋まっていけば最終的には納得出来るかも。

ところで、スーパーマン=クラーク・ケントは、アルフレッドとの無線のやりとりからバットマン=ブルース・ウェインに気付いたと思われるが、レックス・ルーサーはどうやって二人の正体に勘付いたんだろうか。

【ひとこと】
幼いブルース・ウェインが両親と観に行った映画は、なんで「エクスカリバー」なんだ?


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by odin2099 | 2016-04-25 21:58 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_18160285.jpgゴッサム・シティのアーカム収容所から、ブルース・ウェインに恨みを抱く科学者イソップ博士が密かに脱獄した。言葉巧みに甥のローリー少年を騙すと、彼の発明したドローンを改造しメトロポリスとゴッサム・シティの支配に乗り出す。バットマンはイソップ博士を追い詰めるが、ローリーとその母を人質に取られてしまう。
一方メトロポリスの大惨事の後で犯罪者が大量にゴッサム・シティに流れていることを取材中だったクラーク・ケントは、その過程でイソップ博士に辿り着いていた。ローリーの危機を察知したクラークはその救出に向かう。

「マン・オブ・スティール」の後日談かつ「バットマンVSスーパーマン」の前日譚で、バットマンとスーパーマン初めての共闘となった事件を描いたオリジナルノベル。
もちろん両者が直接顔を合わせる場面はなく、お互いの活躍が結果的に一つの事件の解決に繋がったという展開だ。

ローリーという少年が中心になったジュニア小説ではあるものの、メトロポリスのエイリアン襲撃の一件以来、心に大きな傷を負ったブルース・ウェインや、デイリー・プラネットで働く新米記者クラーク・ケントの奮闘ぶりといった日常生活の描写もふんだん。
ロイス・レインは当然のことながらレックス・ルーサーも登場し、二つの映画の橋渡しもしっかりと行うなど読み応えも十分。

また子ども同士の会話レベルではあっても、「バットマンとスーパーマンが戦ったらどっちが強いんだろう?」という、映画ではバッサリ切り捨てられてしまった素朴な発言もあったりで、来るべき両雄の激突へと期待は高まってゆく。

【ひとこと】
さすがにワンダーウーマンや他のメタヒューマンについて触れる余裕はなかったようで…。


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by odin2099 | 2016-04-02 18:19 | | Trackback | Comments(0)
e0033570_19361608.jpgゾッド将軍の野望を阻止したスーパーマンは救世主として崇められたが、一方で多くの犠牲者を出すことにもなった。
その戦いによって何人もの部下や友人を喪くしたブルース・ウェインも、スーパーマンを危険視する一人。正義を追求するあまり過激な手段を取ることもある<闇の騎士>バットマンの顔を持つ彼は、地球を滅ぼしかねない力を持つスーパーマンを阻止するべく立ち上がる。
またスーパーマン、クラーク・ケントも自らの行動が与える影響力について戸惑いを覚えていた。そしてスーパーマンの存在の是非について、遂に公聴会が開かれることになる。
だがその陰で巨大企業を率いるレックス・ルーサーは、クリプトン人がもたらした未知のテクノロジーに強い関心を寄せ、政府に働きかけ独自の研究を続けていた。果たして彼の真の目的は何か――?

『マン・オブ・スティール』の続編で<DCフィルムズ(DCエクステンディッド・ユニバース)>の第一弾。
今後『スーサイド・スクワッド』、『ワンダーウーマン』、『ジャスティス・リーグPart1』、『ザ・フラッシュ』、『アクアマン』、『シャザム』、『ジャスティス・リーグPart2』、『サイボーグ』、『グリーン・ランタン』と2020年までに年二本のペースでの新作公開が予定されており、他にも「バットマン」の単独作なども噂されている。
ライバルとなるマーベル・コミックの<マーベル・シネマティック・ユニバース>に対抗して、こちらでも複数の作品を連携させて一つの世界を構築しようという試みだ。

『マン・オブ・スティール』の続編ではあるものの、今回の主人公はスーパーマンではなくバットマン。
勿論クラークの恋人ロイス・レインやクラークの養母マーサ・ケント、編集長のペリー・ホワイトらは続投だが、物語の比重はブルースや執事のアルフレッドの方に移っている。
更に謎の美女ダイアナ・プリンスも登場し、物語世界が一気に拡大。「次」への期待を嫌でも掻き立てるものになっている。

ただ最初からバットマンとスーパーマンの対決ありきで、その理由付けも弱い。
そもそも両者の力の差は歴然なのだが、バットマンは武装強化とクリプトナイトで優位に立とうとし、スーパーマンは手加減することでパワーバランスを取ろうとしているのだが、それを上手く画で見せてくれていない。
これはクライマックスのドゥームズデイとの対決における共闘シーンでもそうなのだが、2人が別々の場所で別々の相手と戦っているように見えてしまうのだ。

またバットマンがあの世界でどの程度認知されているのかが不明確なので、せっかくの両者の激突も「世紀の一戦」には見えない。バットマンの活躍が広く喧伝され、スーパーマンを快く思わない人たちがバットマンに期待しているというようなシーンでもあれば別なのだが。
それとも人知れず戦ってきた、一般には知られざる存在なのだろうか。もしくはゴッサムでは有名でもメトロポリスでは無名なのか。

全体的に重苦しいトーンに覆われていることも二大ヒーロー激突というビッグイベントが盛り上がらない一因で、しかもあっけない理由で両者が和解から共闘へと至るのでカタルシスも得られない。
ただその後、突如として参戦してきたワンダーウーマンが場を見事に浚っていくので、映画としてのボルテージは一気にヒートアップするので結果オーライではあるのだ。

そのワンダーウーマン、普段のダイアナの姿の時はさほど魅力的とも思われなかったのだが、アクションシーンとなると俄然輝いて見える。ただワンダーウーマンの能力はスーパーマンに匹敵するほどなので、ここでもバットマンが矮小に映ってしまうという欠点も。
こういったパワーバランスの見せ方はやはり<マーベル・シネマティック・ユニバース>に一日の長があり、特に「アベンジャーズ」であれだけ戦力比のある連中を一堂に会した上で過不足なく出番を割り振った手腕は敬服に値すると改めて思う。

しかしスーパーマン、バットマンとワンダーウーマンとの邂逅、フラッシュ、アクアマン、サイボーグらのさり気ないどころか堂々たる出演宣言、そして衝撃的な結末を経て高まる「次」への期待感。
決して秀作ではないどころかもしかすると壮大なる失敗作なのかも知れないが、<DCフィルムズ>のブリッジとして見事に襷を渡したとは言えるだろう。
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【ひとりごと】
前半に出てくるロイス・レイン=エイミー・アダムスの入浴シーンが良かったなぁ…


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by odin2099 | 2016-03-29 19:39 |  映画感想<ハ行> | Trackback(20) | Comments(2)

e0033570_21441054.jpgレックス・ルーサーが作ったスーパーマンのクローン、ビザロは、周囲に迷惑かけてばっかりの困りもの。そこでスーパーマンは別の星へ連れて行き、ビザロワールドを作りあげた。そして一年後、突然ビザロが地球に舞い戻りレックスのコピー銃を奪い取り、バットマン、ワンダーウーマン、グリーンランタン、フラッシュ、サイボーグら<ジャスティスリーグ>のコピーを作りだした!
混乱を食い止めようとする本家の<ジャスティスリーグ>の活躍や如何に。そしてビザロの真の目的は何か?!


レゴの長編アニメ作品(といっても50分程度だけど)で、新作映画ってことになってるみたいだけど多分ビデオ用作品。
<ジャスティスリーグ>には他にホークマンとかいるんだけど、ランタンとサイボーグは新加入メンバーらしく半人前扱いだし、バットマンは終始スーパーマンを疑ってるし、でどうにもこうにもまとまりが悪い。
複製ヒーローたちの<ビザロリーグ>も個人的には悪趣味だなあとしか思えず、ちょっと期待して観ていただけにガッカリ。
これなら先日観た『LEGOバットマン』の方が遥かに面白かった。


【ひとこと】
スーパーマンの花田光、バットマンの山寺宏一はどうやら定番キャストみたいだね。


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by odin2099 | 2015-04-07 21:46 | ビデオ | Trackback | Comments(0)

レックス・ルーサーがジョーカーと手を組んだ。立ち向かうバットマンとロビンだったが苦戦は続き、スーパーマンの手助けで何とか難を逃れる。彼らの野望を阻止するためにはスーパーマンの協力が必要だと説くロビンだったが、「頼れるのは自分だけだ」とバットマンは頑として受け入れない。しかしバットマンを罠に嵌めたルーサーとジョーカーは、遂に秘密基地バットケイブを突き止め襲撃、二人は絶体絶命の危機に陥る…!


e0033570_22561503.jpgタイトルに「ムービー」とあるが(原題も”LEGO BATMAN:THE MOVIE DC SUPER HERO UNITE”)おそらくOVA作品。登場するヴィランは他にリドラー、トゥーフェイス、キャットウーマン、ペンギン、ベイン、ハーレークィンらで、終盤ではバットマンからの要請を受けたマーシャン・マンハンターの命令の下、ワンダーウーマン、グリーンランタン、フラッシュ、サイボーグら<ジャスティス・リーグ>も勢揃いとキャラクター面は充実。


レゴということからコミカルなものを想像しがちだけれど、意外にも物語は結構シリアスでハード。頑固一徹のバットマン、親切だけどお節介焼のスーパーマン、子ども扱いに反発するロビンらの会話が微笑ましく、一方の生真面目なルーサーに悪ふざけなジョーカーというコンビも面白い。


そして何といっても特筆すべきは、ダニー・エルフマン作曲のバットマンのテーマと、ジョン・ウィリアムズ作曲のスーパーマンのテーマが全編を彩っていることだろう。この2曲は正にヒーローテーマとして名曲。そしてオープニングタイトルは、ティム・バートン監督作品『バットマン』のものをそっくりレゴで再現したものになっている。


ラストシーンからすると今度はグリーンランタンを中心にした(?)続編の構想もありそうだが、これとは別に長編劇場用映画として「レゴ バットマン」の企画も『LEGOムービー』の続編共々上がっているようなのでそちらも楽しみ。
それと、ゲームだけじゃなく映像でも『LEGO マーベル スーパー・ヒーローズ』を作って欲しいもの。アベンジャーズにスパイダーマン、シルバーサーファー、X-MENにファンタスティック・フォーまで共演してるのだから。


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by odin2099 | 2014-11-25 22:59 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
『バットマン・ビギンズ』に続いて『ダークナイト』を見たのは良いんですが・・・なっかなか『ダークナイト・ライジング』を見に行く気分にならなくて・・・。
行くなら吹替版だよなあ、なーんて思っていたら吹替版の上映は終わっちゃってるし、サイアクこのままDVD&Blu-ray待ちかも?という気分になってきました。
それだけこのシリーズ、自分には心理的ハードルが高いんですよね。今度のだってハッピーエンドの大団円はまず望めないだろうし・・・。

さて『ビギンズ』は試写会で字幕版を見て、劇場で吹替版を見て、で『ダークナイト』も吹替版を見よう!と思っているうちに今回同様上映が終わってしまったので、仕方なく字幕版を見に行ったという経緯があるもんで、今度は吹替版をチョイス。
これまた短期間に2種類作られてますけど、今回は劇場公開&DVD、Blu-ray搭載ヴァージョン。ちなみにメインキャストをTV放送版と並べてみると――

 ブルース・ウェイン(バットマン):檀臣幸/藤真秀
 ジョーカー:藤原啓治/大塚芳忠
 ハービー・デント(トゥーフェイス):木下浩之/井上和彦
 レイチェル・ドーズ:本田貴子/岡寛恵
 アルフレッド・ペニーワース:小川真司/糸博
 ジェームズ・ゴードン:納谷六朗/立木文彦
 ルーシャス・フォックス:池田勝/坂口芳貞

これまた味のある配役になってますね。もうタレント吹替なんて入り込む余地もないくらい。やはりこうでなくては。

e0033570_1539204.jpgで、今回吹替で見て、初めてジョーカーの真の狙いが理解出来ました。字幕追っかけてる時は単なる愉快犯にしか見えなかったんですけど、そっか、なるほどね。
デントを「光の騎士」と持ち上げておいて、その対比でバットマンを「闇の騎士(ダークナイト)」としている意味も良くわかりました。

またマイケル・ケインとモーガン・フリーマンの存在感ったら半端じゃないです。ブルースがしっかりしているように見えて、あれで案外根無し草みたいなキャラなので、執事のアルフレッドと社長のルーシャスのサポートがなければ、バットマンは存在しえないですね。
ところで今回レイチェル・ドーズの配役が交代してますが、個人的にはマギー・ギレンホールの方が好みだったりします。
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by odin2099 | 2012-08-28 06:35 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(2)
三部作完結編の『ダークナイト・ライジング』が現在公開中。
どうも「バットマン」シリーズとの相性が悪いんですが、どうやら絶賛している人が少なくないとなれば、気にせざるを得ません。せっかくですから見に行く前に前作、前々作のおさらいを。

ということでまずは一作目から。
試写会と劇場、2回見てましてこのブログでも試写会のトピは立ててありますが、今回は本家サイトの「しねま宝島」から引用・転載します。

e0033570_8135673.jpg
8年ぶりのシリーズ5作目というよりも、今までの設定をリセットした新章の開幕といった趣です。
主人公の内面描写に重きを置いたバットマン誕生秘話で、己の恐怖を克服した主人公が今度は他者に恐怖を与えようと決意する件は、これまでのバットマンとは一味違ったパラノイアぶりを見せてくれます。時系列をあえてぶれさせた導入部は観客を限定する嫌いもありますが、主人公を多角的多面的に捉えようという試みの一環でしょうか。さらに、2時間20分の尺が長く、少々冗漫に感じられるのは娯楽作品としてはマイナスですが、キャスティングを含めた全体のゴージャスさが、それを補っているので退屈はしません。

4代目バットマン=ブルース・ウェインはクリスチャン・ベール。歴代のバットマンが、比較的濃い面々だったのに比べると随分と透明感がありますが、回を重ねる毎に良くなっていきそうな予感がしますのでシリーズの継続が楽しみです。
ウェインの幼馴染ケイティ・ホームズは、今トム・クルーズとの交際で話題になっていますが、彼女ってそんなに魅力的ですか。この作品では可もなく不可もなくといったところですが、こちらも今後に期待でしょうか。そもそも、ヒロインというほど出番は多くありません。というよりも全般的に登場人物が多く、そのいずれも大物俳優が演じているので、オールスター・キャストの顔見せ興行的楽しみがある反面、若手には些か分が悪い状況でもあるのですが。

その、脇を固めるのがマイケル・ケイン、リーアム・ニーソン、ルドガー・ハウアー、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマン、そして渡辺謙といった錚々たる顔触れです。
要注目!の渡辺謙は、バットマン誕生のきっかけを与えた重要なキャラクターとの触れ込みですが、その出演場面は短く、なおかつ前半(というよりも序盤)に集中してしまっているために、あっけなく退場してしまいます。これが同じ出演時間でも、出番が前半と後半に割り振られていたならば印象も強くなったのでしょうが、これでは「チョイ役」と言っても過言ではなく、たかが一本の作品で注目されたくらいでは、ハリウッドは東洋人俳優に決して甘くはないということでしょう。

同じように、序盤の中心キャラクターとなったのがリーアム・ニーソン。こちらは後半に再登場するのでだいぶ印象度合いが違います。やはりハリウッド・スターとして評価されているということなんでしょうね。ただバットマンの導師的存在という設定だけに、『スター・ウォーズ/エピソード1~ファントム・メナス~』や『キングダム・オブ・ヘブン』の影がちらつくのは致し方ないでしょう。

モーガン・フリーマンは、ポイントポイントに出てきて場を攫う儲け役。ゲイリー・オールドマンは珍しや(?)一度もキレない善人役で、実質後半中心の活躍ですが、それでも中盤から少しずつ露出しているのでトータルで出ていた印象は残ります。
満遍なく出ていたといえるのはマイケル・ケイン。前任者マイケル・ガフのイメージが強かったので、最初のうちこそ違和感残りましたが、最終的には一番のお気に入りキャラクターになりました。

これらアンサンブル・キャストで魅せるシリーズ再開の烽火は高々と掲げられましたが、問題はこれからでしょうね。ラスト・シーンは次回作を想定したものでしたが、シリーズ続行に当ってどこまでこのアンサンブルの質を維持出来るかどうか。期待して待ちましょう。


吹替版も同時公開されるということで、「さて字幕版と吹替版、どちらを見ようかな」と前売券買いながら迷っていたんですが、思いがけずに試写会で字幕版を見るチャンスを貰いました。
それじゃ今度は吹替版を。夏の大作だから9月上旬くらい、いや少なくても8月一杯くらいまでは上映しているだろうから、ほとぼりが冷めた頃にのんびりと見に行こうかな、なーんて考えていたんですが、公開一ヶ月足らずで上映規模がどんどん縮小、しかも真っ先に吹替版が打ち切りということなので大慌てで見てきました。どうも人気は今ひとつのようですね。

正直言うと、自分も完全に楽しんだとは言えません。主人公のクリスチャン・ベールは映る度に顔が違って別人に見えちゃうし(苦笑)、ゴデゴテしたデザインのバッドモービルも好きになれないし・・・という具合。それでも2回目、しかも吹替版だと作品世界への没入の度合いもかなり高まりましたので、最初から気負いなしに楽に見ればいいんでしょうね。ゲイリー・オールドマンの居心地の悪そうな演技(?)も、ハイテク苦手な真っ正直で不器用なオヤジが右往左往していると見れば好感度もアップ。

アメリカではヒットしているそうなので、続編の製作は決定と報じられています。クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマンらの続投も決まりのようです(多分ゲイリー・オールドマンも)。ただケイティ・ホームズだけは、一連のトム・クルーズとの結婚騒動がスタッフ側に敬遠されたのか、どうやら降板の見込みだとか。早くもブルース・ウェインには新恋人が登場することになるみたいですが、まぁ彼女が演じたレイチェルというキャラクターは、原作にない映画オリジナルのキャラクターだそうですから自由度は高いのでしょう。またラストで登場が”予告”されているジョーカー役には、ショーン・ペンの名前が挙がっているんだとか。この作品の延長線上にあるのか、それともまた別の方向性を持たせるのかはわかりませんが、公開を楽しみに待ちたいと思います。


もっと否定的な感想を書いているかと思いきや、思いの外好意的な意見を述べてますね、私や(苦笑)。確かにつまんないワケじゃないんですよね。登場人物は多いですが、時間をかけてじっくり描いていますし。
でも、やっぱり長過ぎて苦痛だし、”活劇”としてはどうなのかなあというのが素直な気持ちです。好きな人にはこのこってり感、たまらないのでしょうが。

さて次は『ダークナイト』ですが、こちらは一作目以上に見直すのが辛いなあ・・・。

【追記】
短期間に3ヴァージョンも吹替版が作られた作品も珍しいですね。
劇場公開(DVD&Blu-ray)版、日テレ版、フジ版全てを聴き比べてみるのも一興かと。

 ウェイン:檀臣幸、東地宏樹、高橋広樹
 デュカード:佐々木勝彦、津嘉山正種、若本規夫
 レイチェル:小島幸子、高橋理恵子、木下紗華
 アルフレッド:小川真司、中村正、岩崎ひろし
 ゴードン:納谷六朗、山路和弘、大塚芳忠
 フォックス:池田勝、坂口芳貞、阪脩
 クレイン:遊佐浩二、関俊彦、内田夕夜
 ラーズ:大川透、緒方文興、てらそままさき
 ファルコーニ:稲葉実、石田太郎、楠見尚己
 アール:石田太郎、小川真司、小川真司

こうして並べるとフジ版がやや異色?
また石田太郎や小川真司が別役で出演しているのが面白いですね。
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by odin2099 | 2012-08-11 08:15 |  映画感想<ハ行> | Comments(0)

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